JPS6040449B2 - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JPS6040449B2
JPS6040449B2 JP1623178A JP1623178A JPS6040449B2 JP S6040449 B2 JPS6040449 B2 JP S6040449B2 JP 1623178 A JP1623178 A JP 1623178A JP 1623178 A JP1623178 A JP 1623178A JP S6040449 B2 JPS6040449 B2 JP S6040449B2
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JP
Japan
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epoxy resin
vinyl polymer
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resin composition
weight
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JP1623178A
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JPS54108852A (en
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初雄 杉谷
吉之 向山
光雄 小原
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はすぐれた可トウ性および電気特性を持つェポキ
シ樹脂硬化物を得るための、ェポキシ樹脂組成物に関す
るものである。
酸無水硬化ェポキシ樹脂は不飽和ポリエステル樹脂と比
較し、電気特性、機械特性、耐水性にすぐれ、他の物質
との接着性がよく、硬化時の収縮率が低いという特徴を
有することから、電気絶縁材料として広く応用されてい
る。
一方酸無水物硬化ェポキシ樹脂を法型材料として用いる
場合、硬化時の反応収縮および硬化歪がァミン硬化ェポ
キシより若干大きいという欠点を有すると同時に注型す
る内部素子との熱膨張係数の差により硬化物にクラック
が発生することがある。これらのクラッチを防止する方
法として、内部熱ストレスを緩和するため樹脂を可トウ
化することや、充てん剤を混入し、内部素子の熱膨張係
数に近ずける方法がとられている。しかしながらレジン
の熱蝿髪張係数を小さくす方法は充てん剤を多量に混合
するため、硬化前の粘度が高く、洋型作業が困難である
などの欠点を有する。本発明はこれら酸無水物硬化ェポ
キシ樹脂の欠点とされる特性を平均分子量1000〜5
0000のビニル重合体を使用することで改良したもの
である。
すなわち、本発明は、‘a}ェポキシ樹脂、‘b’平均
分子量1000〜50000でカルボキシル基を有する
エチレン性不飽和単量体を3の重量%以下使用して得ら
れるビニル重合体、{c}酸無水物モノマー(以下、単
に「酸無水物」という)および{d}反応性希釈剤、【
b}成分のビニル重合体は全体に対して5〜45重量%
および{d}成分の反応性希釈剤は【a’成分のェポキ
シ樹脂に対して0〜20重量%になるように、含有して
なるェポキシ樹脂組成物に関する。上記ェポキシ樹脂と
は、一分子中に二個以上のェポキシ基を有する化合物で
あり、例えばェピクロルヒドリンとピスフェノールAと
の縮合によって得られるもの(例えばシェル社のヱピコ
ート828 ダウケミカル社のD,E,R,332,チ
バ社のGY25拍等)、ノボラツク型のもの(例えば住
友化学工業■社のEPR5101等)、脂環式のもの(
例えばユニオンカーバイト社のチッソノツクス2002
11等)ポリグリコール型のもの(例えばダウケミカル
社のD,E,R,732等)グリセリン型のもの(例え
ばシェル社のヱビコート812等)などがある。酸※水
物としては、無水フタル酸,メチルテトラヒドロ無水フ
タル酸〔3(or4)ーメチルー1,2,6−テトラヒ
ドロ驚水フタル酸〕,3(or4)メチル−2,5ーエ
ンドメチレンー1,6ージヒドロ無水フタル酸,1,2
,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸、1,2,3,4
,5,6ーヘキサヒドロ無水フタル酸,無水トリメツト
酸,無水ピロメリット酸HY905(チバ社製)などが
ある。
本発明に使用するビニル重合体の製造法については特に
制限はない。
しかし、可トウ性を付与するためにはビニル重合体の平
均分子量は1000〜50000であるのが好ましい。
50000を越えると可トウ性付与の効果が小さくなり
、ビニル重合体を含まない、酸無水物硬化カルボキシル
基と同等になる。
上記ビニル重合体とは、例えばスチレン、Q−メチルス
チレン、ピニルトルエン、Q−エチルスチレン、Qーク
ロルスチレン等のスチレン系不飽和化合物、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、プチルアクリレート、
プロピルアクリレート、オクチルアクリレート、2ーエ
チルヘキシルアクリレート、デシルアクリレート、ラウ
リルアクリレート等のアルキルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、プチルメタクリ
レート、プロピルメタクリレート、オクチルメタクリレ
ート、デシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート
等のアルキルメタクリレート、2ーヒド。キシエチルア
クリレート、2ーヒドロキシブロピルアクリレート、3
ーヒドロキシプロピルアクリレート、ジエチレングリコ
ールモ/アクリレート等のヒドロキシアルキルアクリレ
ートおよびヒドロキシアルコキシアルキルアクリレート
、同様のヒドロキシアルキルメタクリレートおよびヒド
ロキシアルコキシメタクリレート、アクリルアミド、N
ープロピルアクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド
等のアクリルアミド化合物および同様のメタクリルアミ
ド化合物、ジェチルアミノエチルアクリレート、t−ブ
チルアミノェチルアクリレート等のアルキルアミノアル
キルアクリレートおよび同機のアルキルアミ/アルキル
メタクリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル等の不飽和ニトリル等の重合体または共重合体がある
。メタクリル酸、アクリル酸、マレイン酸、フマール酸
等のカルボキシル基を有するエチレン不飽和化合物を使
用してもよいがそのときは、3の重量%以下使用される
。3の重量%を越えると可トゥ性付与の効果が小さくな
る。
上記ビニル重合体は、全成分〔【a}〜側成分〕に対し
て5〜45重量%、特に10〜4の重量%使用されるの
が好ましい。5重量%未満では添加することによる可ト
ウ性付与の効果が小さく、45重量%を越えると他の成
分と相溶性が低下する。
上記反応性希釈剤としては、nーブチルグリシジルエー
テル、スチレンオキシド、フエニルグリシジルエーテル
、グリシジルメメタクリレート、オレフインオキシド、
2ーエチルヘキシルグリシジルェーテル、クレジルグリ
シジルェーテル等があり、ェポキシ樹脂に対して2の重
量%以下、特に12重量%以下使用されるのが好ましい
ェポキシ樹脂,酸無水物及びビニル重合体三者の混合の
方法に制限はない。したがって三者を同時に混合しても
、適当な二者を混合後、残り一者を加えてもかまわない
。また酸水物中でビニル重合体を合成し、これをェポキ
シ樹脂と混合硬化させてもよい。以上のように本発明に
より得られた樹脂組成物は可トウ性、電気絶縁性にすぐ
れためもので、含浸用ワニスや洋型用ワニスとして広範
囲に使用できる。本発明において全成分〔{aー〜剛成
分〕は、ェポキシ基/カルボキシル基(当量比)が0.
7〜1.1になるように配合される。
この比は、ェポキシ樹脂組成物において一般的な範囲で
あり、この範囲以外では、硬化性が劣る。なお、本発明
において、平均分子量とは数平均分子量であり、ゲルパ
ーミェーションクロマトグラフィーにより求めたもので
ある。
次に本発明の実施例を示す。
以下部とあるのは重量部を意味する。合成例 1〔ビニ
ル重合体の製造〕 キシロール128部を2その四つ口フラスコにとり、不
活性ガスを通じかくはんしながら10000まで加熱し
、これにスチレン105部、アゾビスィソブチルニトリ
ル4.森部の混合液を1時間で滴下する。
滴下後、反応温度を140℃に上げ、さらに2時間反応
を進めたのち終点とする。
このようにして製造したポリスチレンの平均分子量は約
8000である。樹脂合成成後、キシロールはェバポレ
ータを用いて除去した。合成例 2〔ビーニル重合体の
製造〕 キシロール128部を2その四つ口フラスコにとり、不
活性ガスを通じ、かくはんしながら100℃まで加熱し
、これにメタクリル酸エチル4礎郡、メタクリル酸1戊
郡、ピニルトルェン15部、スチレン36部およびアゾ
ビスィソプチルニトリル4.2部の混合液を1時間で滴
下する。
滴下後、反応温度を140午0に上げ、さらに2時間反
応を進めたのち終点とする。このようにして製造したビ
ニル重合体の平均分子量は約10000である。
樹脂合成後、キシロールはヱバポレータを用いて除去し
た。合成例 3〔ビニル重合体の製造〕 メチルテトラヒドロ無水フタル酸5の郡を1その四つ口
フラスコにとり、不活性ガスを通じかくはんしながら1
30oCまで加熱し、これにスチレン40部、メタクリ
ル酸1碇郡及びターシャリーブチルパーヲキシド2部の
混合液を2時間で滴下する。
滴下後、反応温度を15000に上げ、さらに2時間反
応を進めたのち終点とする。実施例 1〔ェポキシ樹脂
の硬化〕 エピコート8289庇部、nーブチルグリシジルェーテ
ル1礎部の混合物にメチルテトラヒドロ無水フタル酸8
碇都と合成例1で合成したスチレンオリコマー3の部を
加え型枠に注入し、120午0で4時間の加熱硬化をお
こなった。
実施例 2〔ェポキシ樹脂の硬化〕 エピコート8289$郭、nーブチルグリシジルェーテ
ル1礎部の混合物にメチルテトラヒドロ無水フタル酸8
礎部と合成例2で合成したビニル重合体3碇部を加え型
枠に注入し、12000で4時間の加熱硬化をおこなっ
た。
実施例 3〔ェポキシ樹脂の硬化〕 エピコート828 9碇部、nーブチルグリシジルェー
テル1の郡の混合物に合成例3で合成したメチルテトラ
ヒドロ無水フタル酸とビニル重合体の混合物18礎部を
加え型枠に注入し、120ooで4時間の加熱硬化をお
こなった。
比較例 1〔ェポキシ樹脂の硬化〕 エピコート828 9礎都、n−ブチルグリシジルェー
テル1碇部の混合物にメチルテトラヒドロ無水フタル酸
90部を加え型枠に注入し、120ooで4時間の加熱
硬化をおこなった。
次に実施例1〜3及び比較例1についての耐クラック性
及び電気特性を比較し、表1に示す。
電気特性の試験方法はJIS−K6911(1967)
に準じておこなった。耐クラック性試験用試料は600
の金属シャーに1インチのワツシヤーを入れ、樹脂を加
えて80qoで3時間、120q0で6時間加熱硬化し
て作った。試験は−1ooC/1時間〜80q0/1時
間を1サイクルとして何サイクルでクラツクが発生する
かを調べた。
表1 耐クラック性及び雷復気特性 比較例 2 エビコート8289傍部、nーブチルグリシジルエーテ
ル1の部の混合物にメチルテトラヒドロ無水フタル酸9
0部とポリスチレン(平均分子量137,000)3の
部を加え、型枠に注入し、12ぴ0で4時間加熱硬化さ
せたが、ポリスチレンが均一に溶解せず、型枠から取り
出した時に、クラックが生じており、正常な洋型成形品
が得られなかった。
本発明に係るェポキシ樹脂組成物を用いて成型された製
品は従来のェポキシ樹脂組成物に比べ、特に可トゥ性、
及び電気特性にすぐれている。しかも可トゥ性、電気特
性とも、ェポキシ樹脂に混合するビニル重合体の割合や
平均分子量を変化させることにより調整することができ
、目的にあつた特性を持つ樹脂組成物を簡単に作ること
ができるというすぐれた効果を有する。本発明に係るェ
ポキシ樹脂組成物は、特に電気絶縁用として優れたもの
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)エポキシ樹脂、(b)ビニル重合体、(c)
    酸無水物および(d)必要に応じて反応性希釈剤を含有
    してなるエポキシ樹脂組成物。 2 (a)〜(d)成分をエポキシ基/カルボキシル基
    (当比量)が0.7〜1.1になるように、(b)成分
    のビニル重合体は(a)〜(d)成分総量に対して5〜
    45重量%および(d)成分の反応性希釈剤は(a)成
    分のエポキシ樹脂に対して20重量%以下配合される特
    許請求の範囲第1項記載のエポキシ樹脂組成物。 3 ビニル重合体が平均分子量1000〜50000で
    あり、カルボキシル基を有するエチレン性不飽和単量体
    を30重量%以下使用して得られるビニル重合体である
    特許請求の範囲第1項または第2項記載のエポキシ樹脂
    組成物。
JP1623178A 1978-02-15 1978-02-15 エポキシ樹脂組成物 Expired JPS6040449B2 (ja)

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JPS54108852A JPS54108852A (en) 1979-08-25
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