JPS6040083B2 - ト−ンア−ム装置 - Google Patents

ト−ンア−ム装置

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Publication number
JPS6040083B2
JPS6040083B2 JP4580077A JP4580077A JPS6040083B2 JP S6040083 B2 JPS6040083 B2 JP S6040083B2 JP 4580077 A JP4580077 A JP 4580077A JP 4580077 A JP4580077 A JP 4580077A JP S6040083 B2 JPS6040083 B2 JP S6040083B2
Authority
JP
Japan
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tone arm
height
fulcrum
record
tip
Prior art date
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Expired
Application number
JP4580077A
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English (en)
Other versions
JPS53131803A (en
Inventor
光男 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPS53131803A publication Critical patent/JPS53131803A/ja
Publication of JPS6040083B2 publication Critical patent/JPS6040083B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、レコードプレーヤに用いられるトーンアーム
装置に関する。
レコード盤の表面は平坦であることが好ましいが、現実
としては、包装、輸送あるいはレコード店での陳列等を
経て消費者に渡るレコード盤には多少のそり等の変形が
生じており、さらに消費者が自宅で保管している場合、
特にレコードラック等のレコード専用収納器具を用いず
に、単にたてかけたりして保管している場合には、上記
しコード盤のそり等の変形は相当に大きくなっている。
このような変形の生じたレコード盤をレコードプレーャ
で再生すると、ピックアップカートリッジの針がレコー
ド盤の表面に対して垂直方向(上下方向)に変動する。
この変動により、再生音には種々の悪影響が生じ、良好
な再生音が得られない。すなわち、上記悪影響の一つと
して、第1図に原理的に示すように、垂直方向の変動分
△yにともなう水平方向の変動分△xによる位相変調歪
がある。
この第1図で点Pはトーンアーム(実効長をxとする)
の支点を示し、点Qはピックアップカートリッジの針先
を示している。いま、レコード盤の変形により、再生針
先端が垂直方向に△yだけ変動すると、トーンアームは
支点Pを中心として回転するから再生針先端は点Q′に
移動する。したがって水平方向(レコード盤の表面と平
行な方向)には△×だけ変動することになる。この変動
分△xはトーンアームの変動角を△ひとするとき、△x
=x.(1−cos△8) …■と表わせ、
またl△0lが非常に小さく、△yがxに比較して非常
に小さいことより、△×=×・{1−ノ1一si〆△8
} =X・{1−ノ1−(学)2} 二×・季.羊 ,..△X子.半 .・・■ と表わせる。
この■式により、△xは△yの2乗に比例し、アームの
実効長xに反比例することがわかる。この水平方向の変
動により、ピックアップカートリッジの再生針がレコー
ド盤の音溝をトレースする速度が変化することになり、
再生音には位相変調歪が生じて音質が劣化する。また、
他の悪影響としては、ピックアップの垂直トラッキング
角の変動による変調歪や左右チャネルのクロストークが
ある。
すなわち、一般にピックアップカートリツジをトーンア
ームに適正に取付けておれば、トーンアームが水平に支
持されたときに適正な垂直トラッキング角が得られるよ
うに構成されている。したがって上記トーンア−ムが、
レコード盤表面に平行な水平位置からずれると、上記垂
直トラッキング角も変動し、左右チャネルのクロストー
ク発生等により再生音が劣化する。本発明は、上記実情
に鑑みてなされたものであり、レコード再生時において
レコード盤のそり等の変形により生じる再生針の垂直方
向の変動を、トーンアームの支点の高さを変えることに
より補償し、上記位相変調歪やクロストーク歪を除去す
ることによって良好な再生音が得られるように改善した
トーンアーム装置を提供することを目的とする。
.次に本発明に係る好まし
い実施例について図面を参照しながら説明する。
第2図および第3図は本発明の実施例を示しており、プ
レーャポード1に設けられた貫通孔2には、トーンアー
ム支持用としての支柱3が挿入され、図中上下方向(矢
印A方向)に摺動自在に支持されている。
この支柱3の図中上端には軸受部4が取り付けられ、こ
の軸受部4にはトーンア−ム5が支点Pを中心として矢
印B方向に回転自在に支持されている。上記トーンアー
ム5の後端(図中右方端)にはカウンタウェィト6が、
先端(図中左方端)にはコネクタ部7を介してヘッドシ
ェル8がそれぞれ取り付けられている。このヘッドシェ
ル8には、ピックアップカートリッジ9がビス等により
固定されており、このピックアップカートリッジ9から
はカンチレバを介し再生針10が突出している。この再
生針10はしコード盤11の音溝をトレースするもので
あり、レコ−ド盤11はターンテーブル12のゴムマツ
ト13上に戦層され回転駆動される。上記トーンアーム
を支持している支柱3の図中下端には環状あるいは円柱
状の永久磁石14が取り付けられている。この永久磁石
14は、上記プレーャボード1の裏面に固定された円筒
ケース15内で、上記矢印A方向に移動自在に配置され
ている。上記永久磁石14の底面に対応して、他の永久
磁石16が上記円筒ケース15内に固定配置されており
、これら2個の永久磁石14,16の互いの対向面は等
しし・磁極に着磁されている。さらに、上記他の永久磁
石16の近傍には電磁石としてのコイル17が固定配置
されている。これらの永久磁石14,16およびコイル
17によりトーンアーム5の支点Pの高さ可変機構が構
成されている。すなわち、永久磁石14,16のそれぞ
れの対向面が等しい磁極であることから、通常時にはこ
れらの永久磁石14,16が互いに反発しあい、永久磁
石14は他の永久磁石16の表面から一定の距離間隔t
を介して浮きあがっている。
このときコイル17を流れる電流を変化させ、上記永久
磁石14,16間の磁気的反発力を変化させてやれば、
上記間隔tが変化し、支点Pが矢印A方向、すなわち高
さ方向に変化することになる。次に上記コイル17に流
す電流値を、再生針10の先端Qの支点Pに対する高さ
に応じて変化させ、上記点P,Qの相対的な高さを一定
に保っための制御系について第3図を参照しながら説明
する。まず、再生針10の先端Qの高さを直接検出する
ことは困難であるため、本実施例では上記軸受部4に第
3図の角度検出器18を設け、支点Pのまわりのトーン
アーム5の回転角度、すなわち矢印B方向の回転角度を
検出することにより、支点Pに対する上記先端Qの高さ
を検出している。
この角度検出器18からの検出信号は電圧変換回路19
に送られ、以下の制御動作を行なうに適した電圧信号に
変換される。すなわち、この電圧変換回路19から得ら
れた電圧は、電圧比較回路20において、基準電圧発生
回路21からの基準電圧と比較される。電圧比較回路2
0からの制御信号は、電流増幅回路22で増幅されて、
上記電磁石としてのコイル17に送られる。このコイル
17を流れる電流の変化に応じて磁気的反発力が変化す
るため、上記永久磁石14,16間の距離tが変化し、
トーンアーム5の支点Pの高さが変化する。したがって
トーンアーム5の矢印B方向の回転角度が変化し、これ
が再び上記角度検出器18により検出される(第3図破
線参照)ことにより、全体として開ループ制御系が構成
されている。なお、上記電磁石のコイル17には、予め
一定の定常電流を、第3図の仮想線で示す電流源23か
ら供給するように構成してもよい。
またこのような電流源23を用いることにより、上記永
久磁石16を省略することも可能である。また、上記永
久磁石14,16等を用いた高さ可変機構の代りに、第
4図に示すような高さ可変機構を用いてもよい。
この第4図では、上記トーンアーム5を支持しているト
ーンアーム支柱3の下部に雄ネジ部31を設け、この雄
ネジ部31を、プレーャポード1の裏面に設けられた支
持片33の雌ネジ部32に噛み合わせている。ここで上
記雄ネジ部31は、外周面にらせん状の歯が設けられて
おり、たとえばウオームギア装置のウオームを用いても
よい。雌ネジ部32は内周面に上記雄ネジ部31の歯と
噛み合うらせん状の歯が設けられており、たとえば歯の
ピッチ精度が高いナットを支持片33として用いること
ができる。さらに上記雄ネジ部31の下端にはプーリ3
4が取り付けられており、このプーリ34は、サーボモ
ータ35の出力軸に取り付けられたプーリ36とベルト
37で結合されている。上記サーボモータ35の制御系
としては、上記第3図に示す制御系が使用でき、たとえ
ば電流増幅器22からの出力電流により上記サーボモー
タ34を駆動すればよい。サーボモータ35が回転駆動
されればプーリ34が回転して雄ネジ部31を回転する
ので、この回転角度とネジのピッチとに応じた距離だけ
トーンアーム支柱3が矢印A方向に移動し、支点Pも同
距離だけ同方向に移動するわけである。他の部分は第2
図と同様であるため同等の部分には同一の参照番号を付
し説明を省略する。以上の構成を有するトーンアーム装
置によれば、そり等の変形が生じたレコード盤を再生す
るときにおいて、再生針10の先端Qが高さ方向に変動
すれば、トーンアーム5は支点Pを中心として矢印B方
向に微小角度回転し、この回転角度が軸受部4に設けら
れた角度検出器18により検出され、上記した制御動作
、すなわち支点Pが高さ方向に移動し、トーンアーム5
を水平にもと、すような動作が行なわれる。
したがって先端Qが高さ方向に変動しても、支点Pもこ
れに追従して同方向に変動するため、トーンアーム5は
水平の状態で維持され、上記したような再生針10の水
平方向の変動による位相変調ひずみや、垂直トラッキン
グ角の変動による左右チャネルのクロストーク等を除去
でき、良好な再生音が得られる。なお本発明は、上記実
施例のみに限定されるものではなく、たとえば制御系の
構成としては、再生針先端Qの支点Pに対する高さを検
出した信号に応じて、周期的信号の周波数を変化させる
可変周波数発振器と、この発振器の出力信号を基準とな
る周波数の信号と位相比較して制御信号を得るような、
いわゆるPLL(PhaseゆckedWop)制御型
の構成を用いても、何ら本発明の要旨を逸脱するもので
はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は再生針先端Qの高さ方向の変動△yによる水平
方向の変動△xを説明するための図、第2図は本発明の
実施例の機構部を説明するための一部切欠正面図、第3
図は該実施例の制御系の一例を示すブロック図、第4図
は他の実施例の機構部を説明するための一部切欠正面図
である。 3・・・・・・トーンアーム支柱、4・・・・・・軸受
け部、5・・・・・・トーンアーム、10・・・・・・
再生針、11・・・・・・レコード盤、14,16・・
・・・・永久磁石、17・・・・・・電磁石のコイル、
18・・・・・・角度検出器、19・・・・・・電圧変
換回路、20・・・・・・電圧比較回路、21・・・・
・・基準電圧発生回路、31・・・・・・雄ネジ部、3
2・・…・雌ネジ部、34,36・・・・・・プーリ、
35・・・・・・サーボモータ。 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 トーンアームの支点に対するピツクアツプカートリ
    ツジの再生針先端の高さを検出する手段と、上記検出さ
    れた高さに応じた信号を基準となる信号と比較し制御信
    号を得る比較回路と、上記制御信号に応じて上記トーン
    アームの支点の高さを変化させる手段とを備え、上記支
    点と上記再生針先端との相対的な高さを一定に保つよう
    に構成されることを特徴とするトーンアーム装置。
JP4580077A 1977-04-22 1977-04-22 ト−ンア−ム装置 Expired JPS6040083B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4580077A JPS6040083B2 (ja) 1977-04-22 1977-04-22 ト−ンア−ム装置

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JP4580077A JPS6040083B2 (ja) 1977-04-22 1977-04-22 ト−ンア−ム装置

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Publication Number Publication Date
JPS53131803A JPS53131803A (en) 1978-11-17
JPS6040083B2 true JPS6040083B2 (ja) 1985-09-09

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ID=12729336

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JP4580077A Expired JPS6040083B2 (ja) 1977-04-22 1977-04-22 ト−ンア−ム装置

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JPS53131803A (en) 1978-11-17

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