JPS6038717A - 情報再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技五分厭 この発明は、磁気テープ等の情報記録媒体上の情報記録
トラックを磁気ヘッド等の情報再生手段によってトレー
スして、該トラックに記録されている情報を再生する情
報再生装置に関し、特に、その情報再生手段のトラッキ
ング制御に関する。

ここで情報再生装置とは、少なくとも情報再生手段を備
えている装置を意味し、再生専用の装置に限らず記録再
生可能な装置をも含むものである。

従米技権 例えば、データレコーダのような情報記録再生装置にお
いては、情報の記録密度を高めるために、情報記録媒体
（一般には磁気テープであるので以下単に［テープ」と
もいう）に多数の情報記ｔ？！１〜ラックを形成する。

そのため、情報記録ヘッドと情報再生ヘッドの各ヘッド
ギャップのテープの幅方向に対する位置関係を常に一致
させるようにトラッキングをとらないと、ヘッドの各ギ
ャップによる情報再生信号のレベルが大きく変動したり
、再生信号におけるトランク間のクロスト−りが大きく
なって、甚だしい場合には記録時と異なるトラックの情
報を再生してしまったりすることがあり、正確な情報の
再生ができなくなる。

そこで、最も簡単にトラッキングをとる方法としては、
一般にテープの走行中における幅方向の動きを規制する
硬質材料製のガイドを設けることが行なわれているが、
テープのエツジ部分が常にガイドと接触しているため傷
み易く、精度よ＜　ｌ−ラッキングをとることはできな
かった。

そのため、トラッキング用のテープガイドによらずにト
ラッキングをとる方法として、ウオブリングによる方法
や専用のトラックに制御用の信号を記録しておく方法に
よって、トラッキングの修正を行なうことが試みられて
いる。

ウオブリングによる方法は、例えば特開昭５６−１１７
３２８号公報に記録されているように、情報再生ヘッド
を情報記録トラックの幅よりも小さい幅で一定の周期で
揺動（ウオブリング）しながら情報を再生し、その再生
信号をエンベロープ検波した信号のウオブリング周波数
成分の振幅と位相から、トラッキング誤差の大きさと方
向を検出して、そのトラッキング誤差を修正するように
再生ヘッドをトラックの幅方向に駆動する方法である。

しかしながら、この方法では、情報再生中は常に情報再
生用のヘッドがトラックの幅方向にトラック幅を越える
一定振幅で振動しているため、１へランク間隔を小さく
して高密度記録を行なうには本質的に不向きである。

また、専用のトラックに制御用の信号を記録しておく方
法は、情報再生用のヘッドに、制御用の信号を記録した
トラックを幅方向に２分した半幅ずつをトレースして信
号を再生する一勾のへラドギャップを併設し、その各ヘ
ッドギャップによって検出される信号の大小関係によっ
てトラッキング誤差の大きさと方向を検出して、そのト
ラッキング誤差を修正するように再生ヘッドをトラック
の幅方向に駆動する方法である。

しかしながら、この方法も、情報の記録に使用できない
トラッキングのための専用トラックを設けること自体が
、高密度記録の要求に反している。

且−煎 この発明は、」二記のような情報再生装置における従来
のトラッキング修正方法による欠点を解消し、情報記録
密度を犠牲にすることなく、記録されている情報の再生
信号を利用して１−ラッキング誤差を容易かつ正確に修
正し得るようにした情報再生装置を提供することを目的
とする。

璽−疾 そこで、この発明による情報再生装置は、パルス発生器
によって発生されるパルスに同期して磁気ヘッド等の情
報再生手段を情報記録トラックの幅方向にトラック幅よ
り小さい一定量ずつ移動させるようにすると共に、情報
再生手段による再生信号の振幅をエンベロープ検出回路
によって検出し、その検出出力の増減を情報再生手段の
上記一定量移動ごとに判別し、その判別結果に応じて情
報再生手段の次の移動方向を、エンベロープ検出回路の
出力が増加した時は前回と同方向にし、増加しない時は
前回と逆方向にするように切換えることにより、トラッ
キング誤差を修正するようにしたものである。

実施例 以下、この発明の実施例を添付図面を参照して説明する
。

第１図は、この発明の実施例を示すブロック構成図であ
り、１は情報記録媒体である磁気テープ、２は情報再生
手段である情報再生ヘッド、６は磁気テープ１上の情報
記録トラックの幅方向に可動なヘッド台、４はヘッドア
ンプ、５は信号処理回路、Ｓはエンベロープ検出回路、
７は増減判別手段、８は所定の微少な時間間隔でノ（ル
スを発生するパルス発生器、９はパルス発生器から入力
するパルスを増減判別手段７からの判別（ｉ号に応じて
りＪ換えて出力する切換回路、１０は切換回路Ｓ力＼ら
パルスが入力するごとにヘッド台６をトランク幅より小
さい一定量ずつ上昇又は下降させる駆動装置である。

この情報再生装置において、磁気テープ１上の情報記録
トラックを情報再生ヘッドによってトレースして再生さ
れる信号は、ヘッドアンプ４によって増幅されたのち、
通常の信号処理回路５によって復調等の信号処理をされ
て情報再生出方となる。

また同時に、ヘッドアンプ４の出力はエンベロープ検出
回路６によってエンベロープ形成されてその振幅が検出
され、増減判別手段７によってその振幅の情報再生ヘッ
ド２の一定量移動ごとの増減が判別される。

増減判別手段７は、例えば第２図に示すように２個の記
憶回路１１．１２と、比較回路１３ど、パルス発生手段
８からのパルスＰを情報再生ヘッド２が一定量微少移動
するのに要する時間だけ遅延させる遅延回路１４とによ
って構成され、パルスＰが発生するごとに、情報ヘッド
２が移動する前のエンベロープ検出回路６の出力ＳＡを
記憶回路１１に、移動後の出力ＳＯを記憶回路１２にそ
れぞれ記憶し、その記憶したＳＡとＳＢの大きさを比較
回路１６によって比較し、Ｓ　Ｂ＞Ｓ　Ａのときは判別
信号Ｇを正にし、ＳＢ≦ＳＡのときは判別信号Ｇを負に
する。

切換え回路９は、パルス発生器８からのパルスＰを出力
ラインａ又はｂに出力するが、始動時にはいずれかの出
力ライン例えばａに出力し、その後は増減判別手段７か
らの判別信号Ｇに応じて、Ｇが正のときは前回と同じ出
力ラインに、Ｇが負のときは前回と異なる出力ラインに
パルスＰを出力するように回路を切換える。

駆動装＠１０は、切換回路日の出力ラインａから端子Ｕ
ＰにパルスＰが入力すると、ヘッド台６を一定微少量上
昇させて情報再生ヘッド２を情報記録トラックの幅方向
に微少量上昇させる。同様に、出力ラインｂから端子Ｄ
ＷにパルスＰが入力すると、ヘッド台乙を介して情報再
生ヘッド２を微少量下降させる。

このようにして、情報再生ヘッド２が情報記録媒体１の
情報記録トラックをｌ−レースして情報を再生している
とき、情報が例えば一定レベルのデジタル信号で記録さ
れていると、トラッキングがと肛ていれば再生信号の振
幅は一定であり、トラッキングずれが生ずると振幅が小
さくなる。

したがって、情報再生ヘッド２を情報記録トラックの幅
方向に一定の微少量移動（上昇又は下降）させて、その
前後の再生信号の振幅を示すエンベロープの大きさの増
減を判別し、増加したときは情報再生ヘッド２を再び同
方向へ移動させ、増加しない（減少又は同じ）ときは次
に逆方向へ移動させる制御をパルス発生器８によるパル
スＰの周期で連続して行なうことにより、第３図に示す
ように１−ラッキング誤差が最少となるように情報記録
トラック１ａに対する情報再生ヘッド２のヘッドギャッ
プ２ａの位置を収束させることができる。

すなわち、再生信号のエンベロープ（振幅）が大きくな
る方向に、情報再生ヘッド２の位置が常時修正され、そ
れによりトラッキング誤差は最少となるのである。

増減判別手段７は、第４図に示すように、第２図の記憶
回路１２に代えて比較回路１′５の出力信号を記憶する
記憶回路１５を設けて構成してもよい。

この場合は、パルスＰの発生ごとに、情報再生ヘッド２
が移動する前の再生信号のエンベロープの大きさを記憶
回路１１に記憶し、移動後のエンベロープの大きさくｓ
ｎ）と記憶回路１１に記憶された値（ＳＡ）とを比較回
路１６によって比較し、その結果を記憶回路１５に記憶
して判別信号Ｇとして出力する。

さらに、この増減判別手段を第４図に示すように、微分
回路１６と記憶回路１７と遅延回路１８（遅延回路１４
の延遅時間より短い遅延時間をもつ）とによって構成し
、情報再生ヘッド２の移動時の再生信号のエンベロープ
の変化を微分回路１６によって微分し、その出力を記憶
回路１７に記憶して判別信号Ｇとして出力するようにし
てもよい。

要するにこの増減判別手段７は、情報再生ヘッド２の微
少移動に対する時間的に前後のエンベロ−プ検出回路６
の出力の大きさの増減を判別し、情報再生ヘッド２の次
の移動の方向を決定すると同時に、その移動に対しても
時間的に前後のエンベロープ出力の大きさの増減の判別
ができるように枯成さＪしてい九ばよい。

駆動装置１０は、予め設定した微少量を単位としてヘッ
ド台３をステップ移動させるものであり、例えばマイク
ロモータを使用してもよいし、弾性体で支えられたヘッ
ド台に階段的にカを与えるような機構であってもよい。

ところで、この駆動装置１０において予め設定する微少
移動量を、情報記録トラック幅より充分小さくすること
が可能である。

特に、情報記録トラックの幅と情報再生ヘッドの有感帯
幅に差のある場合には、トラッキング誤差と再生信号の
エンベロープ出方との関係は、第６図の（ｂ）に対して
（ａ）のようになり、トラッキング誤差ゼロイ］近では
エンベロープ出方の変化しない帯域が発生する。

そこで、上記微少移動量をその領域内の移動量より小さ
く設定すれば、トラッキング位置がその領域内に納まる
ことは上述した動作原理から明らかである。

すなわち、この発明によれば、情報記録トラック幅と情
報再生ヘッドの有感帯幅に微少差を設け、駆動装置１０
による情報再生ヘッド２の１ステツプ移動量をその差に
ほぼ等しいかそれ以下にすることにより、トラッキング
誤差をほぼゼロに収束させることが可能である。

これに対して、従来技術として前述したウオブリングに
よる１〜ラツキング誤差修正方法においては、情報再生
ヘッドの基本振動幅が、少なくとも上記領域より充分大
きくないと感度が得られないため、トラッキング誤差が
ない時でも情報再生ヘッドが大きく振動しており、１〜
ラック密度が増加した場合極めて不利になる。

なお、上記実施例において、少なくとも増減判別手段７
と駆動装置１０は、パルス発生器８によって発生さ才り
るパルス列によって時間的管理がなされ、でおり、この
パルス列の周期を短くする程精度が高くなり、情報が一
定レベルの信号によって記録されていない場合でも有効
に実施できる。

また、切換回路９は増減判別手段７又は駆動装置１０の
内部に含ませることもできる。そして。

駆動装置１０によって情報再生ヘッド２を段階的にステ
ップ移動する際に、メカニカル動作や回路定数によって
多少の過度状況が生じても差支えなＩｔ’１１ 効果 以上述べたように、この発明による情報再生装置におい
ては、情報再生手段を一定時間ごとに、情報記録トラッ
クの幅方向に予め定めた微少量ずつ移動させ、その移動
の前後における再生信号の振幅の増減を判別して、その
判別結果に応じて情報ヘッドの次の移動方向を切換える
ことにより、容易にトラッキング誤差を修正することが
できる。

したがって、従来ラッキング制御を行なうために必要で
あった専用の１−ラックや専用ヘッドが不要になる上、
情報再生手段の１ステツプの移動量を充分小さく設定す
ることにより、トラック密度の高い場合にも安定した情
報再生が可能になる。

さらに、情報再生ヘッドの移動及び再生信号の振幅の増
減判別の時間間隔を短くすることによって、応答速度も
速くすることができる。

なお、この発明は記録方式は問わず、磁気方式に限らず
光学方式や静電方式のものなどにも適用できるが１例え
ば光学方式の情報再生装置に適用する場合は、情報再生
手段としてレーザピックアップ等を使用するので、その
光ビームの検出端を移動させること、つまり光ビームの
照射角度を移動させることによって同様の効果が得ら九
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示すブロック拵ｌ戊図
、 第２図は、同じくその増減判別手段の一例を示すブロッ
ク構成図、 第６図は、この発明によるトラッキング誤差修正動作の
説明図、 第４図及び第５図は、増減判別手段のそれぞれ他の異な
る例を示すブロック構成図、 第６図は、エンベロープ出力とトラッキング誤差との関
係を示す説明図である。 １・・・情報記録媒体　２・・・情報再生ヘッド３・・
・ヘッド台　６・・・エンベロープ検出回路７・・・増
減判別手段　８・・・パルス発生器９・・・切換回路　
１０・・・駆動装置第１図 第２図 第３図 第４図 ５ 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　情報記録媒体上の情報記録トラックを情報再生手段
   によって１〜レースして、該トラックに記録されている
   情報を再生する情報再生装置において、所定の時間間隔
   でパルスを発生するパルス発生器と、該パルス発生器に
   よって発生されるパルスに同期して前記情報再生手段を
   情報記録トラックの幅方向に該トラックの幅より小さい
   一定量ずつ移動させる駆動装置と、前記情報再生手段に
   よる再生信号の振幅を検出するエンベロープ検出回路と
   、該エンベロープ検出回路の出力の前記情報再生手段の
   移動ごとの増減を判別する増減判別手段と、該増減判別
   手段の判別結果に応じて前記駆動装置による前記情報再
   生手段の次の移動方向を、前記エンベロープ検出回路の
   出力が増加した時は前回と同方向にし、増加しない時は
   前回と逆方向にするように切換える切換回路とを設けた
   ことを特徴とする情報再生装置。