JPS6039971Y2 - 筒形アルカリ電池 - Google Patents

筒形アルカリ電池

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Publication number
JPS6039971Y2
JPS6039971Y2 JP1976116641U JP11664176U JPS6039971Y2 JP S6039971 Y2 JPS6039971 Y2 JP S6039971Y2 JP 1976116641 U JP1976116641 U JP 1976116641U JP 11664176 U JP11664176 U JP 11664176U JP S6039971 Y2 JPS6039971 Y2 JP S6039971Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyvinyl alcohol
soluble polyvinyl
fibers
alcohol fibers
separator
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976116641U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5333816U (ja
Inventor
喜三 郡
浩二 小出
Original Assignee
日立マクセル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日立マクセル株式会社 filed Critical 日立マクセル株式会社
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Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Cell Separators (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、アルカリマンガン電池やニッケル・亜鉛電
池などの筒形アルカリ電池に用いるセパレータの改良に
係り、安定性の良い電池を提供することを目的とするも
のである。
従来この種電池に用いられたセパレータはコツトンリン
ターなどの天然セルロース繊維からなる吸液紙を円形に
打ち抜いた底紙を円柱状の治具の頂面に載置して、底紙
の周縁にカルボキシメチルセルローズなどの水溶性接着
剤の溶液を塗布し、これより別に前記の底紙と同材質の
長尺状の吸液紙を筒状に折り曲げ、両側縁を重ね合せて
水溶性接着剤で貼着して筒体をつくり、その筒体を前記
の治具に嵌入し、筒体の一方の開口端を内方へ折曲して
、底紙の周縁と筒体の内方折曲部とを貼着してコツプ状
にしていた。
組立にあたっては上述のセパレータを筒状に成形された
正極の中空部に挿入し、このセパレータの内側に亜鉛活
物質とゲル電解液の混練物からなるペースト状の負極剤
を充填する際、セパレータを負極剤のなじみを良くする
ため、負極剤を充填する前に電解液をセパレータに注入
して放置し、電解液の一部をセパレータに吸収させ、そ
ののちに吸収されなかった余剰の電解液をセパレータの
内側から吸引ノズルを挿入して底紙の上に載置すること
により吸い出し、次に注入ノズルをセパレータの内側に
挿入して所定量の負極剤を充填して電池を組立てている
ところが前述の筒体および底紙は天然セルロース繊維か
らなる電解液を吸収して膨潤しやすい材質で形成されて
いるため、吸引ノズルを底紙に当て、セパレータ構造体
内の余剰の電解液を吸引する際過剰に吸引しすぎるとせ
っかく筒体の側壁に吸収させた電解液が、底紙を介して
吸引されてしまい、放電反応に最も寄与する筒体部分の
電解液が不足して安定した性能が得られないという欠点
を有する。
この考案はこれらの諸種の欠点を解消したもので、以下
実施例を図面とともに説明する。
二酸化マンガンとリン状黒鉛の混合粉末を筒状に加圧成
形した正極合剤1を正極缶2に挿入し、その正極合剤1
の中空部に後述するコツプ状のセパレータ3を介して、
ゲル状のアルカリ電解液と亜鉛粉末の混練物からなる負
極剤4を所定量充填し、正極缶2の開口部は合成樹脂製
のガスケット5と負極端子板6で封口され、金属外装缶
7によって締着されている。
セパレータ3は第2図に示すようにビスコースレイヨン
繊維と難溶解性ポリビニルアルコール繊維を、易溶解性
ポリビニルアルコール繊維で無方向不規則状に結着した
長尺状の混抄紙を円筒状に巻いて筒体8をつくり、その
筒体8の一方の開口端を内方へ折り曲げて内方折曲部9
を形成する。
これより別個に、難溶解性ポリビニルアルコール繊維を
易溶解性ポリビニルアルコール繊維で無方向不規則状に
結着した不織布を円形に打ち抜いて底紙10をつくり、
この底紙10を前記の内方折曲部9に載置して両者をカ
ルボキシメチルセルローズなどの水溶性接着剤で貼着し
てコツプ状に形成する。
難溶解性ポリビニルアルコール繊維は、部分ケン化した
ポリビニルアルコールあるいは完全ケン化したポリビニ
ルアルコールを紡糸したのち、延伸、熱処理して配向度
ならびに結晶化度を高めたものである。
易溶解性ポリビニルアルコール繊維は、ポリビニルアル
コールを紡糸したままのもの、あるいはこれに軽く延伸
、熱処理を施したもので、結晶化度が比較的低いため水
中ではよく膨潤するが繊維形態を保ち、約50〜80℃
の温水に溶解する性質を有している。
したがって易溶解性ポリビニルアルコール繊維と他の繊
維を水中に分散させ、これを抄いて得た湿紙を加熱乾燥
すると、易溶解性ポリビニルアルコール繊維は他の繊維
とからみ合った状態で一部溶解して繊維間を強固に結着
する。
この考案は前述のような構成になっており、ビスコース
レイヨン繊維と難溶解性ポリビニルアルコール繊維を、
易溶解性ポリビニルアルコール繊維で結着した混抄紙か
らなる筒体は、電解液を吸収しても過度に膨潤すること
がなく放電反応に必要な電解液を保持できるので安定し
た性能が得られる。
また難溶解性ポリビニルアルコール繊維ヲ易溶解性ポリ
ビニルアルコールで結着した不織布からなる底紙は電解
液によって膨潤しにくいため吸引ノズルを挿入して余剰
の電解液を吸い出す際にも、底紙を介して筒体側に保持
されている電解液が吸引されるという問題が生じること
がないため優れた電池性能が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による筒形アルカリ電池の半裁断面図
、第2図はこの電池に用いるセパレータの断面図である
。 3・・・・・・セパレータ、訃・・・・・筒体、9・・
・・・・内方折曲部、10・・・・・・底紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ビスコースレイヨン繊維と難溶解性ポリビニルアルコー
    ル繊維を、易溶解性ポリビニルアルコール繊維で結着し
    た混抄紙からなる筒体8の一方の開口端を内方へ折曲さ
    せ、難溶解性ポリビニルアルコール繊維を易溶解性ポリ
    ビニルアルコール繊維で結着した不織布からなる底紙1
    0を、前記筒体8の内方折曲部9に貼着したセパレータ
    3を用いる筒形アルカリ電池。
JP1976116641U 1976-08-30 1976-08-30 筒形アルカリ電池 Expired JPS6039971Y2 (ja)

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JPS5333816U JPS5333816U (ja) 1978-03-24
JPS6039971Y2 true JPS6039971Y2 (ja) 1985-11-30

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4883334A (ja) * 1972-02-14 1973-11-07
JPS512635B2 (ja) * 1971-11-30 1976-01-27

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316575Y2 (ja) * 1973-03-27 1978-05-02
JPS5425611Y2 (ja) * 1974-06-20 1979-08-27

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512635B2 (ja) * 1971-11-30 1976-01-27
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JPS5333816U (ja) 1978-03-24

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