JPS6039942Y2 - 通信用線心束を含む平型給電ケ−ブル - Google Patents

通信用線心束を含む平型給電ケ−ブル

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JPS6039942Y2
JPS6039942Y2 JP14156881U JP14156881U JPS6039942Y2 JP S6039942 Y2 JPS6039942 Y2 JP S6039942Y2 JP 14156881 U JP14156881 U JP 14156881U JP 14156881 U JP14156881 U JP 14156881U JP S6039942 Y2 JPS6039942 Y2 JP S6039942Y2
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JP
Japan
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wire
power supply
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core
supply cable
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JP14156881U
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JPS5852722U (ja
Inventor
洋治 坪内
喜久二 大川
Original Assignee
株式会社フジクラ
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、エレベータなどの移動機械の給電用ケーブ
ルなどに用いられて好適な通信用線心束を含む平型給電
ケーブルに関する。
移動機械に連結されるケーブルは一般に移動用ケーブル
と呼ばれ、架設後の使用時には機械の移動に伴って屈曲
、ねん回等の各種の機械的作用を反覆して受けることに
なるため、屈曲特性の優れた平型給電ケーブルが広く用
いられる。
特にエレベータ用のケーブルにおいては、狭い昇降路内
をひんばんに上下動するため、もしこの給電ケーブルに
右または左回りのねじれが発生すると、このケーブルが
、エレベータの昇降路壁から突出している各種の構造突
起物に引掛ったり、あるいは昇降路壁面やケージの側壁
に対して衝撃的にぶつかったりしてケーブルの外被が損
傷し、あるいは線心が断線する等の重大な事故を招く恐
れを生ずる。
このような移動用ケーブル、特にエレベータ用ケーブル
においては、屈曲特性のほかに、容易にねじれが発生し
ないいわゆる非ねん回性、さらには誘導障害を防止でき
ることなどが強く要求されている。
そこで、本出願人はすでに、これらの点を考慮したもの
として、第1図a、 b〜第2図a、 bに示す平型給
電ケーブルを提案した。
これは、第1図a、 bに示すように、多数本の素線の
撚り合わせからなる導体の上に絶縁体を施してなる線心
21.22,23.24の複数本を撚り合わせた線心束
2と、前記線心と同様の線心21,22および絶縁体上
にじゃへい層4を施した通信用の線心31.32を撚り
合わせてなる線心束3とをそれぞれ偶数本ずつ準備し、
これらを第2図a、 bに示すように一平面上に互いに
平行に配列した状態で全体を可撓性に富む外被6で被覆
して戒るもので、断面を左右に2分割する中心線CCに
関して前記線心束2,3を同数本づつ左右対称位置に配
置し、かつ線心束2,3のうちの半数のものを右撚り(
S撚り)に残り半数のものを左撚り(2撚リ)にするこ
とによって、平型給電ケーブル全体をその断面中心Pの
まわりに回転させようとする各線心束のねじり弾性復元
力(回転モーメント)の代数和をゼロとなし、また、前
記しゃへい層4を第1図すに示すように軟銅線のような
金属線41とたとえばナイロンのような繊維線42とを
互いに巻回方向の異なるつるまき状に組み合わせたいわ
ゆる中空円柱状の編組構造とすることによって、しやへ
い層4本来の機能(誘導障害防止機能)のほかにさらに
可撓性をも与えてケーブルの屈曲特性の低下を招かない
ようにしたものである。
しかしながら、このような平型給電ケーブルにおいては
、屈曲特性を考慮して前記しゃへい層4を前述の如く金
属線41とじやへい効果のない繊維線42とで構成して
いるため、現実にはしやへい層としての導電体の密度が
非常に粗くなり、そのためしやへい層4本来の機能が充
分に発揮されなくなる弱点があり、また、しやへい層4
のつるまき状とされた金属線41は一方の繊維線42に
比較して剛性が断然大きく、したがって中空円柱状をな
すじゃへい層4自体における金属線41の多数のつるま
き線はその巻回方向と反対の方向に自らゆるもうとする
ねじり復原力、つまり回転モーメントを発生しているた
め、第2図aに示すように左右に位置させた線心束にお
けるじゃへい層の5巻側と2巻側とのトルクバランスを
完全なものにしないとケーブル全体にねじれが生じる恐
れがあった。
この考案は、以上のような点を考慮してなされたもので
、その目的とするところは、屈曲特性が良好でかつ充分
なしゃへい効果を備え、また容易にねじれたりすること
のない通信用線心束を含む平型給電ケーブルを提供しよ
うとするものである。
以下、この考案の一実施例を添付の第3図〜第4図を参
照して説明する。
この実施例によるケーブルにおいても、基本的には先の
第2図a、 bで示したものと同様に、3対6本の線心
束が互いに平行にかつ実質的に一平面上に並べられ、こ
れら各線心束全体が可撓性に富む材料から戒る外被6に
よって一括被覆されている。
そして、3対6本の線心束のうち、通常のつまりしやへ
い層の設けられていない線心だけからなる線心束2が2
対4本あり、これらは中心線CC線に関し左右対称位置
にそれぞれ位置する一方の線心束2が右撚り(S撚り)
に、他方の線心束2が左撚り(Z撚り)に撚り合わされ
ている。
この考案では、残りの1対2本の線心束を、すなわち、
前述のしゃへい層4を有する通信用の線心を含む線心束
3に対応する通信用線心束5を第4図に示すように構成
とした点に特徴がある。
この第4図を参照して説明すると、符号51は軟銅線な
どの導電性および可撓性に優れた多数本の素線の撚合わ
せからなる接地用導線であり、この接地用導線51の周
囲には複数本(図示例では4本)の線心52が互いに撚
り合わせ配置されている。
これら各線心52は、多数本の素線の撚り合わせからな
る導体55の上に絶縁体53を施し、さらにその上に前
記絶縁体53に対し親和性および熱融着性のないプラス
チック、例えばポリエチレンまたはEVA (エチレン
ビニルアセテート)などに金属粉やカーボン粉を適当量
混入して半導電性をもたせたいわゆる半導電性プラスチ
ックを押出機等により直接被覆してじやへい層54を形
成して成るものからなり、そしてこれら各線心52の前
記しゃへい層54が前記接地用導線51にそれぞれ外接
し、これによって全てのしゃへい層54と導線51とが
電気的に接続されている。
なお、この通信用線心束5における各線心52は、接地
用導線51を中心介在芯として第3図aに示すように対
をなす一方の通信用線心束5が右撚り(S撚り)に、ま
た他方の通信用線心束5が左撚り(Z撚り)に撚り合わ
されている。
そして、さらにこの実施例構成においては、この1対2
本の通信用線心束5および前記2対4本の通常の線心束
2において隣り合う線心束同志は互いにS撚りとZ撚り
とで構成されている。
このように構成された平型給電ケーブルにおいては、通
信用線心束5を構成する各線心のしゃへい層54がポリ
エチレンまたは、EVAに金属粉やカーボン粉などを混
入させて導電材の密度を細かくかつ均一化した半導電性
プラスチックからなり、しかもこれら各しゃへい層54
は接地用導線51にそれぞれ外接して電気的に接続され
ているので、しやへい層本来の機能が充分に発揮され、
また、このように各しゃへい層54は線心中心部の各線
心に対して共通の1本の接地用導線51にそれぞれ電気
的に接続されているので、この接地用導線51を接地す
るだけで済む。
また、前記各しゃへい層54の主たる素材は、ポリエチ
レンまたはEVAなとのそれ自体柔軟性に富むプラスチ
ックであるから、各しゃへい層54は当然可撓性に優れ
ており、したがって、ケーブル全体の屈曲特性も非常に
良好なものとなるだけでなく、これら各しゃへい層54
は従来の金属線と繊維線とを組み合わせて編組構造とし
たじやへい層のように方向性(ねじれ復原力)を持たな
いので、ケーブルのねじれ特性に悪影響を及ぼす要件が
初めから存在しない構造となる。
ところで、しやへい層をこのように半導電性プラスチッ
クで形威する場合には、ケーブルの接続作業やしやへい
層の接地作業時などにおいて、しやへい層だけをその下
にある絶縁被覆から剥ぎ取るいわゆる日出性を良好に保
持させておく必要があり、このため一般には、線心絶縁
体上に剥離剤としてのシリコンオイルを塗布してから押
出し被覆しやへい層を形成するよう配慮する必要が生じ
るが、しかし、シリコンオイルはそれ自体絶縁性を有し
、かつケーブル製造後、しやへい層としての半導電層に
浸透する性質があるため、前述のように目出性保持のた
めにシリコンオイルを塗布するとじやへい層の抵抗値が
予め定めておいた基準値よりも大きくなってしまい、そ
のためしやへい効果が著しく低下してしまうという問題
が生じるものであった。
しかるに、この考案では、しやへい層54の主たる素材
がポリエチレン、EVAなとの絶縁体53に対して親和
性および熱融着性を有さない特性を持つものからなって
いるので、絶縁体53上にシリコンオイル等を塗布する
ことなく目出性の良好な押出し被覆しやへい層を形成す
ることができるものである。
以上詳述したように、この考案によれば、通信用線心束
を含む平型給電ケーブルにおいて、通信用線心束を接地
用導線とこの接地用導線の周囲に外接するように配した
複数本の撚り合わせ線心とで構成するとともにこれら各
線心の最外層をその線心の絶縁体に対して非融着性の半
導電性プラスチックで形威し、さらにこの通信用線心束
を含む各線心束が持つねじり弾性力による回転モーメン
トが全体として釣り合うように配置したので、屈曲特性
およびねじれ特性が共に良好で、しかも充分なしゃへい
効果ならびに目出性を有する平型給電ケーブルを得るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a、 bおよび第2図a、 bはそれぞれ従来例
を示すもので、第1図aは通常の線心束を示す斜視図、
第1図すはしやへい層を有する線心を含む線心束の斜視
図、第2図aは平面図、第2図すは横断面図、第3図a
、 bおよび第4図はこの考案の一実施例を示すもので
、第3図aは平面図、第3図すは横断面図、第4図は通
信用線心束の拡大断面図である。 2・・・・・・線心束、5・・・・・・通信用線心束、
51・・・・・・接地用導線、52・・・・・・線心、
53・・・・・・絶縁体、54・・・・・・しやへい層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通信用線心束を含み、互いに同等な線心束の対のn組か
    らなるか本の線心束が実質的に一平面上に互いに平行に
    配列され、それらの線心束が可撓性に富む材料からなる
    外被によって一括被覆されている全体としての断面形状
    が扁平な平型給電ケーブルにおいて、前記加水の線心束
    が平型給電ケーブル全体としての断面の中心位置を中心
    として左右各側に0本ずつ左右対称位置に配置され、前
    記同等な線心束のうち半数のものが右撚りに、残り半数
    のものが左撚りに形成されていると共に前記通信用線心
    束は接地用導線と、この接地用導線の周囲に外接するよ
    うに配された複数本の撚り合わせ線心とからなり、かつ
    これら各線心の最外層がその線心の絶縁体に対して非融
    着性の半導電性プラスチックで形成されていることを特
    徴とする通信用線心束を含む平型給電ケーブル。
JP14156881U 1981-09-24 1981-09-24 通信用線心束を含む平型給電ケ−ブル Expired JPS6039942Y2 (ja)

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JPS5852722U JPS5852722U (ja) 1983-04-09
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