JPS6039779B2 - 自動横編機の減らし目装置 - Google Patents
自動横編機の減らし目装置Info
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- JPS6039779B2 JPS6039779B2 JP2889779A JP2889779A JPS6039779B2 JP S6039779 B2 JPS6039779 B2 JP S6039779B2 JP 2889779 A JP2889779 A JP 2889779A JP 2889779 A JP2889779 A JP 2889779A JP S6039779 B2 JPS6039779 B2 JP S6039779B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動横編機の減らし目装鷹、特に針床上をキャ
リジが自走横行し、その針床に列袋された各編針毎に対
応する移行位置に於て各編針が夫々電子制御手段を介し
て進退の制御を与えられると共に、該針進退の間に同じ
く電子制御される糸口転回手段を介して給糸の制御を受
けて編成作用をなす自動横編機に於て、該糸口転回手段
の近傍に装着され、針床側編針の進退の被制御と関連し
て相互に針フックを接合解離させる動作により、互に緑
目を受け渡しして、編幅の端にて減らし目の作用をなし
亦、編幅内ではしース模様編を共に自動編成する減らし
目編成の技術手段に関するものである。
リジが自走横行し、その針床に列袋された各編針毎に対
応する移行位置に於て各編針が夫々電子制御手段を介し
て進退の制御を与えられると共に、該針進退の間に同じ
く電子制御される糸口転回手段を介して給糸の制御を受
けて編成作用をなす自動横編機に於て、該糸口転回手段
の近傍に装着され、針床側編針の進退の被制御と関連し
て相互に針フックを接合解離させる動作により、互に緑
目を受け渡しして、編幅の端にて減らし目の作用をなし
亦、編幅内ではしース模様編を共に自動編成する減らし
目編成の技術手段に関するものである。
多数の編針を列袋した針床上を、キャリジが自身の走行
駆動手段によって自動で横行し、その編針列設の各対応
位置にて、キャリジ上に設けた針バット駆動用リニアモ
ータが各針を順次進退駆動し、それによって前進した針
フックに対して、同じくキャリジに設けた転回糸口装遣
を駆動して糸を巻付けるように給糸し、そして、キヤリ
ジの自走駆動から給糸迄の全動作を、電子制御回路によ
りシーケンス制御を与えて自動編成させる技術は、先に
本出願人より出願した特願昭53−158364号明細
書に開示されている。
駆動手段によって自動で横行し、その編針列設の各対応
位置にて、キャリジ上に設けた針バット駆動用リニアモ
ータが各針を順次進退駆動し、それによって前進した針
フックに対して、同じくキャリジに設けた転回糸口装遣
を駆動して糸を巻付けるように給糸し、そして、キヤリ
ジの自走駆動から給糸迄の全動作を、電子制御回路によ
りシーケンス制御を与えて自動編成させる技術は、先に
本出願人より出願した特願昭53−158364号明細
書に開示されている。
また之様にキャリジの下側に編成諸カムを持たず、自身
の駆動手段にて自走するキャリジが編針列設の対応位置
で各編針と転回糸口手段とを、電子回路からのシーケン
ス制御にて順次に駆動して自動編成を進行させるシステ
ムに於て、此の転回糸口手段中の編糸担持部分が、編糸
を嫁ることなく針フックの周りを全回転して巻き目を形
成させ得る手段の付加に依り、編幅の端部に増し目を同
じく自動的に作る改良技術は、同様に本出願人の開示し
た特願昭54一014696号明細書にて説明されてい
る。本発明は之等の先願技術を更に改良したもので、キ
ャリジ上の針バット進退駆動手段の手前側で、それによ
って進退駆動を受ける縁針のフックに対して、自身のフ
ック部を係合させ互の交叉状態にて進退し、また此の交
叉を解消して起立沈降する等の動作によって、相互の間
で編目の可逆的受渡しの作用をなす進退起伏動作針の手
段を付加することにより、同機に減らし目を自動編成さ
せ、亦同じくレース編みの穴あき模様編みをもさせ得る
技術手段を提供することを目的とすものである。図に就
て実施例を説明すると、本発明の制御システムを略示し
た第1図に於て、常法の如く多数の縞針3を列設した針
床2上を、図の左右方向に往返穣行摺動すべ〈素載した
キヤリジ1には、の左右移行につれて編針3を順次進退
さす為の、すぐ後述する針バット駆動モータの手段と、
減速ギャ6を介して其の出力軸端に支着したピニオン5
を駆動する目走用モータ7等が装着されている。
の駆動手段にて自走するキャリジが編針列設の対応位置
で各編針と転回糸口手段とを、電子回路からのシーケン
ス制御にて順次に駆動して自動編成を進行させるシステ
ムに於て、此の転回糸口手段中の編糸担持部分が、編糸
を嫁ることなく針フックの周りを全回転して巻き目を形
成させ得る手段の付加に依り、編幅の端部に増し目を同
じく自動的に作る改良技術は、同様に本出願人の開示し
た特願昭54一014696号明細書にて説明されてい
る。本発明は之等の先願技術を更に改良したもので、キ
ャリジ上の針バット進退駆動手段の手前側で、それによ
って進退駆動を受ける縁針のフックに対して、自身のフ
ック部を係合させ互の交叉状態にて進退し、また此の交
叉を解消して起立沈降する等の動作によって、相互の間
で編目の可逆的受渡しの作用をなす進退起伏動作針の手
段を付加することにより、同機に減らし目を自動編成さ
せ、亦同じくレース編みの穴あき模様編みをもさせ得る
技術手段を提供することを目的とすものである。図に就
て実施例を説明すると、本発明の制御システムを略示し
た第1図に於て、常法の如く多数の縞針3を列設した針
床2上を、図の左右方向に往返穣行摺動すべ〈素載した
キヤリジ1には、の左右移行につれて編針3を順次進退
さす為の、すぐ後述する針バット駆動モータの手段と、
減速ギャ6を介して其の出力軸端に支着したピニオン5
を駆動する目走用モータ7等が装着されている。
本図は正面に見たとき、其の下方側が操作者の位置する
前側であり、以下、それによって装置の前後関係を言う
と、針床2の後部には、その長手方向に沿ってラック4
が固着され、之に自走用モータ7のピニオン5が噛合っ
ている。また自走用モータ7は可逆回転制御されるサー
ボモータの類であって、本実施例に於てはパルスモータ
を使用して、之に接続したパルスモータ駆動回路8の出
力により制御されるものを示している。なお自走用モー
タ7のステッピング駆動による其の1ステップ当りのキ
ャリジーの移動量は、編針3の列設ピッチより細かく設
定するのが、モータ容量を小型の物にて足りるようにす
る立場から実際的である。第2図〜第4図を併せ参照し
て針バット駆動モータの手段を説明すると、第2図に被
線で示すように、左右各方向に拡開する受口9aと、該
受□9aをつなぐバット通路9b及び「其の中央で第4
図の如く編針3の前後進退方向に沿うガイドスロット9
cとを形成されたガイドブロック9が、キヤリジーの下
面に装着されている。
前側であり、以下、それによって装置の前後関係を言う
と、針床2の後部には、その長手方向に沿ってラック4
が固着され、之に自走用モータ7のピニオン5が噛合っ
ている。また自走用モータ7は可逆回転制御されるサー
ボモータの類であって、本実施例に於てはパルスモータ
を使用して、之に接続したパルスモータ駆動回路8の出
力により制御されるものを示している。なお自走用モー
タ7のステッピング駆動による其の1ステップ当りのキ
ャリジーの移動量は、編針3の列設ピッチより細かく設
定するのが、モータ容量を小型の物にて足りるようにす
る立場から実際的である。第2図〜第4図を併せ参照し
て針バット駆動モータの手段を説明すると、第2図に被
線で示すように、左右各方向に拡開する受口9aと、該
受□9aをつなぐバット通路9b及び「其の中央で第4
図の如く編針3の前後進退方向に沿うガイドスロット9
cとを形成されたガイドブロック9が、キヤリジーの下
面に装着されている。
ガイドスロット9cを案内レールとして前後に摺動可能
の可動ヘッド10が、次のようなリニアアクチュェー夕
式のモ−夕手段により吊架支承されている。即ち、可動
ヘッド10は、キャリジ1の上面にガイドスロット9c
と平行に支着されたガイドコア14に跨座して且つ之に
摺動案内されるボビン13の下側に固着され、ボビン1
3は之に巻装した可動コイル15に通電されるとき、可
動ヘッド10を伴いガイドコア14に沿って摺動する。
ボビン13に之様な直線的駆動力を生じさす為の界磁と
して、可動コイル15を両側から挟んで位置し、図の例
のように対向して着磁せしめる一対の磁石17を、ガイ
ドコア14と共に前後のブリッジ14aで連結して、一
個のリニアモー夕が構成される。なお此のIJニアモー
タには、其のボビン13の動作位置をサーボアンプ16
を介して制御するためのフィードバック信号を得る手段
として、上緑の一側にリニアポテンショメータ18が取
付けられ、そのスライダアーム18aがボビン13に連
結されている。ガイドブロック9の受□9aは、編針3
のバット3aを案内してバット通路9bの位置に整列さ
せるもので、自走用モー夕7が駆動されるとき、キャリ
ジ1は、その下部の前後縁のスラィダla,lbが、針
床2の側のレール2a,2bに沿って左右方向に摺動し
て、此のとき編針3は順次にバット3aがバット通路9
bに導入されるものであり、之様にしてガイドスロット
9cの位置に至った針バット3aが、各々順に可動へッ
ドー01こ捕捉された状態で、此のIJニァモータによ
る進退の動作制御を与えられるものである。そして此の
際針バット3aが可動ヘッド10に杷持駆動され得る同
期位置を検出する手段として、ガイドスロット9cの左
右にて、各々バット通路9bを挟んで光源11aとフオ
トトランジスタ11bが対向して、該対向間隙内に針バ
ット3aが到釆したことを検出するバットセンサ11が
、其の検出出力を生ずるとき他の針バット3aが可動ヘ
ッド10の中央部に位直すべく、編針3の列設ピッチと
の相対関係を設定して、その一対がガイドブロック9内
に装着されている。そしてバットセンサ11の検出出力
は、信号波形整形器12を介して後述の制御回路38に
伝えられる。本発明のキャリジーに於ては、通例型式の
編機の編成用諸カムに相当するものとして、上託したよ
うに針バット3aをリニアモータに導入するガイドブロ
ック9と、導入された針バット3aを把持して進退駆動
を与える可動ヘッド10のみの構成にて、キャリジ下面
は著しく簡単な機構である。そして之による編成の動作
は、第3図に例示のように、縞針3が実線示イの準備位
置から口及びハのように、前進せしめられたところにて
給糸を受けてすぐ1位置に後退し、次いでキャリジ1が
一針分移動して次針を前進さすものである。此処で若し
も、可動ヘッド10が作動を休止する制御を与えられた
ときは、此の時の編針3は前進せず給糸を受けないスベ
リ目編みに制御されるものであり、また口位置のように
その中途迄の前進制御のときは、当該総針にはタック編
みの制御が与えられる。之様なりニアモータを介した編
針の前進位置制御による編成制御に関しては、先に本出
願人より出願した前出の特願昭53−158364号明
細書にその詳細が開示されている。前進した編針のフッ
クに給糸を与える手段として、キャリジーの前方側に転
回糸口機構が設けられている。該糸口機構を支承するブ
ラケット19は、本発明の主要部であるところの、続い
て後に説明される進退起伏動作針機構をも支持するもの
で、その側面形状を短銃の把床部に例えると、第2〜第
3図及び第5〜6図に示すように、つ)先部分が前記針
バット駆動リニアモータの動作中心に対向するようにし
てキャリジーの前緑に支着され、撃鉄部相当個所に転回
糸口機構が装置され、そして握りの部分に進退起伏動作
針(以下、舞針という)機構が担持されている。そこで
先ず糸口機構について述べると、針床2側にて、リニア
モータの駆動を受けて前後に進退する編針(以下、主針
という)3の前進方向延長上で、その前進位置の針フッ
ク3bの前方で、其れ自身の鞄心延長線が斜め上方から
対向交叉するようにしている。ルーパ軸20が、ブラケ
ット19の前頂部内にサブスティ19aを介して回動自
在に枢支されている。ルーバ軸20の主針対向端には、
其の先端が、主針3の針フック3bの前進を迎へる位置
で之を囲線する周上転回をなす糸口ルーパ21が支着さ
れている。糸口ルーパ21の回動端部には編糸を挿通す
糸目孔21aが突設されている。ルーパ軸20の池端部
には、之と一体的に歯輪20aが構成され「歯輪20a
の周上歯部は、ブラケツト19の頂部前端に支着した糸
口モータ22の出力軸に固着したピニオン22aに噛合
っている。そしてブラケツト19には、糸口ルーパ21
の糸目孔21aが針フック3bの上方にあるときに之を
検出すべ〈、歯論20aを挟んでそれに穿設の孔20b
がその挟む間に在るとき出力信号を生ずるフオトセンサ
23を設られている。次に針床2側の主針3に対して互
のフックを接合離隔させて編目の授受を行なう舞針の構
成について、更に第7図及び第8図をも加えて説明する
。
の可動ヘッド10が、次のようなリニアアクチュェー夕
式のモ−夕手段により吊架支承されている。即ち、可動
ヘッド10は、キャリジ1の上面にガイドスロット9c
と平行に支着されたガイドコア14に跨座して且つ之に
摺動案内されるボビン13の下側に固着され、ボビン1
3は之に巻装した可動コイル15に通電されるとき、可
動ヘッド10を伴いガイドコア14に沿って摺動する。
ボビン13に之様な直線的駆動力を生じさす為の界磁と
して、可動コイル15を両側から挟んで位置し、図の例
のように対向して着磁せしめる一対の磁石17を、ガイ
ドコア14と共に前後のブリッジ14aで連結して、一
個のリニアモー夕が構成される。なお此のIJニアモー
タには、其のボビン13の動作位置をサーボアンプ16
を介して制御するためのフィードバック信号を得る手段
として、上緑の一側にリニアポテンショメータ18が取
付けられ、そのスライダアーム18aがボビン13に連
結されている。ガイドブロック9の受□9aは、編針3
のバット3aを案内してバット通路9bの位置に整列さ
せるもので、自走用モー夕7が駆動されるとき、キャリ
ジ1は、その下部の前後縁のスラィダla,lbが、針
床2の側のレール2a,2bに沿って左右方向に摺動し
て、此のとき編針3は順次にバット3aがバット通路9
bに導入されるものであり、之様にしてガイドスロット
9cの位置に至った針バット3aが、各々順に可動へッ
ドー01こ捕捉された状態で、此のIJニァモータによ
る進退の動作制御を与えられるものである。そして此の
際針バット3aが可動ヘッド10に杷持駆動され得る同
期位置を検出する手段として、ガイドスロット9cの左
右にて、各々バット通路9bを挟んで光源11aとフオ
トトランジスタ11bが対向して、該対向間隙内に針バ
ット3aが到釆したことを検出するバットセンサ11が
、其の検出出力を生ずるとき他の針バット3aが可動ヘ
ッド10の中央部に位直すべく、編針3の列設ピッチと
の相対関係を設定して、その一対がガイドブロック9内
に装着されている。そしてバットセンサ11の検出出力
は、信号波形整形器12を介して後述の制御回路38に
伝えられる。本発明のキャリジーに於ては、通例型式の
編機の編成用諸カムに相当するものとして、上託したよ
うに針バット3aをリニアモータに導入するガイドブロ
ック9と、導入された針バット3aを把持して進退駆動
を与える可動ヘッド10のみの構成にて、キャリジ下面
は著しく簡単な機構である。そして之による編成の動作
は、第3図に例示のように、縞針3が実線示イの準備位
置から口及びハのように、前進せしめられたところにて
給糸を受けてすぐ1位置に後退し、次いでキャリジ1が
一針分移動して次針を前進さすものである。此処で若し
も、可動ヘッド10が作動を休止する制御を与えられた
ときは、此の時の編針3は前進せず給糸を受けないスベ
リ目編みに制御されるものであり、また口位置のように
その中途迄の前進制御のときは、当該総針にはタック編
みの制御が与えられる。之様なりニアモータを介した編
針の前進位置制御による編成制御に関しては、先に本出
願人より出願した前出の特願昭53−158364号明
細書にその詳細が開示されている。前進した編針のフッ
クに給糸を与える手段として、キャリジーの前方側に転
回糸口機構が設けられている。該糸口機構を支承するブ
ラケット19は、本発明の主要部であるところの、続い
て後に説明される進退起伏動作針機構をも支持するもの
で、その側面形状を短銃の把床部に例えると、第2〜第
3図及び第5〜6図に示すように、つ)先部分が前記針
バット駆動リニアモータの動作中心に対向するようにし
てキャリジーの前緑に支着され、撃鉄部相当個所に転回
糸口機構が装置され、そして握りの部分に進退起伏動作
針(以下、舞針という)機構が担持されている。そこで
先ず糸口機構について述べると、針床2側にて、リニア
モータの駆動を受けて前後に進退する編針(以下、主針
という)3の前進方向延長上で、その前進位置の針フッ
ク3bの前方で、其れ自身の鞄心延長線が斜め上方から
対向交叉するようにしている。ルーパ軸20が、ブラケ
ット19の前頂部内にサブスティ19aを介して回動自
在に枢支されている。ルーバ軸20の主針対向端には、
其の先端が、主針3の針フック3bの前進を迎へる位置
で之を囲線する周上転回をなす糸口ルーパ21が支着さ
れている。糸口ルーパ21の回動端部には編糸を挿通す
糸目孔21aが突設されている。ルーパ軸20の池端部
には、之と一体的に歯輪20aが構成され「歯輪20a
の周上歯部は、ブラケツト19の頂部前端に支着した糸
口モータ22の出力軸に固着したピニオン22aに噛合
っている。そしてブラケツト19には、糸口ルーパ21
の糸目孔21aが針フック3bの上方にあるときに之を
検出すべ〈、歯論20aを挟んでそれに穿設の孔20b
がその挟む間に在るとき出力信号を生ずるフオトセンサ
23を設られている。次に針床2側の主針3に対して互
のフックを接合離隔させて編目の授受を行なう舞針の構
成について、更に第7図及び第8図をも加えて説明する
。
此の舞針なる名称は、主針3の進退だけの静的な挙動に
対して能動的な踊りの如き作動をなすところより呼ぶも
ので、その作用は云わば、棒状柄の先に、先端側に目孔
の有る一本の針を固着した通常「うつし一と呼ばれる器
具を用いて手編機操作者が行なう目移し作業を自動化し
たものと云うことができ、次のような機構から成ってい
る。即ち、ブラケット19は前述の如く、その前端が短
銃の握りの如く下方に垂下する部分を有し、該垂下部の
平行な両側板19b,19cの面に各形成した、平行の
レール24に沿って、膚勤案内されるよう構成したトラ
ベラ25に支着の舞針26に対し、該トラベラ25を回
動腕先端に把持して、其様な運動を与える為の舞針モー
夕27が一方のブラケツト側板19bに装着されている
。此の舞針モータ27も前述の糸口モータ22と同じく
パルスモータを用いるが、ギヤボツクス27aを介して
トルクを増した出力軸にスイングアーム28を支着し、
その揺動端側に形成したスロット28aにて、トラベラ
25の両側に各二宛突出させたガイドポスト25aの一
個を把持して、運動を伝達する。トラベラ25の該運動
を案内するレール24は、連続した三部分から成ってい
る。それは先ず主針3の進退方向に平向な上部の水平部
24aと、該水平部24aの主針フック3bに近ず〈先
端より、下方に且つ主針フック3bの下側に沈むように
円弧状に下降する円弧部24bと、また該円弧部24b
が、一個の円の約1/4の円弧を経て其の切線方向が水
平に近ずく下方端より、下方に向い且つ下降につれて前
進状態の主針フック3bの直下位置より手前側に僅かに
退く傾斜を持つ昇降部24cとから成り、その内の水平
部24a及び昇降部24cは、トラベラ25の両側に各
二個有するガイドポスト25aを、各直列のタンデム方
向である舞針26の長手方向と平行に摺動案内する溝幅
のものであり、そして円弧部24bはガイドポスト25
aの上記タンデム方向の延長が円弧部24bの半径中心
を向く姿勢を保って摺敷案内される溝幅のものである。
ここで円弧部24bの半径中心の位置は、針床2の前緑
に通例の手編機のように列設したシンカ針29の手前に
て、主針3がタック編みのときの前進駆動を与えられた
場合の針フック3bの占める位置に、ほ)、相当する位
置となるよう設定するもので、之の位置は後に説明する
ように、舞針26が第3図にイと示す主針3の休止位置
の針フック8bに接近して、互のフック間で編目の授受
をなすときの舞針26の転回中心となる。舞針26に対
して之様な転回動作をさすべく、レールの円弧部24b
を摺動中のトラベラ25に、上記した姿勢を執らせる為
の煩勤ガイド手段が設けられている。即ち、ブラケット
の両側板19b,19cの更に両側に、前記レール24
を貫通するトラベラのガイドポスト25aの突出頂部に
触れないだけ離隔して一対のガイドプレート30が添談
され、弓型形状の該ガイドプレート3川こは、前記レー
ル円弧部24bに平行で、側面視のとき同じ半径中心で
円弧が重合するようにして、ガイドスロット31が刻設
されている。但し、該ガイドスロット31の弧長はしー
ル円弧部24bよりも長く、その上端より更に上方にお
よそ五割増し程も延びたものである。其の両側に各一対
槽設したガイドピン32を此のガイドスロット31によ
って摺敷案内されるスイングキヤリジ33が、両側板1
9b,19cの夫々とガイドプレート30とのスペース
間を、其等と平行に移動可能に設けられている。該スイ
ングキヤリャ33は、上記ガイドピン32が其の両側で
同様に各タンデムにガイドスロット31に沿う案内を受
けることから、此の情敷に伴って、其れ自体主針フック
3bに対向する伸仰角を変ずる揺動をなす。そして該揺
動による傾きをそのままトラベラ25に与えるように、
ガイドピン32がガイドスロット31に沿う昇降の上端
位置でレール水平部24aと平行重合し、そして同様に
下端位置でレール昇降部24cと平行重合して、夫々の
レール側からトラベラ25が之に接近してくるとか、ガ
イドポスト25aの進入を受入れるフオーク33aを形
成されている。それによってフオーク33aのスリット
にガイドポスト25aが鉄り込んだ状態にて、なおスイ
ングアーム28が引続いてトラベラ25にその時の運動
を伝達し続ける際、トラベラ25はスイングキャリャ3
3によって保持され、前記円弧運動に伴う懐動を与えら
れつつレール円弧部24bの他端に至り、更に引続くス
イングアーム28の運動により、今後はフオーク33a
より脱すべ〈移動して、例えばレール昇降部24cの下
部を始点とする際のトラベラ25の運動は、先ず上昇し
て舞針26のフック26aを突き上げ、次に舞針26が
そのフックより下部のシンカ針29の直前で主針3の前
進経路と交わる付近を中心として回動して、トラベラ2
5が転回上昇し、そして舞針26が水平姿勢をとった状
態にて、レール水平部24aに沿ってトラベラ25が手
前側に酒動するものであるが、以上の如き舞針動作気構
に於て、舞針26はトラベラ25への支着に際し、其の
水平姿勢のとき、自身のフック26aの銅が、上向きか
ら一方へ約450の懐きとなるように予め設定しておく
ものであって、従って、レール24に沿って上昇したト
ラベラ25が、その水平部24aへの摺動を始めるとき
、該上昇中は舞針フック26aがその突き上げた姿勢か
ら主針フック30の側に倒伏重合して、互の鈎形状が向
き合う状態となっているところから、此の舞針26の手
前側への摺動々作は、互のフック3b,26aをからま
せて、主針3を牽引前進さす作用を与える。そしてトラ
ベラ25の運動が以上と逆にレール水平部24aの前端
から始動するときは、先ず舞針26が主針3を押し戻す
形となるが、後述するように、舞針26が主針3と同一
線上で対向交叉状態で進退するときは、主針3の針バッ
ト3aはリニアモータによってイ位置に保持される制御
下にあるが舞針26の前進によって曳き出されるときは
、それを妨げないように、イ位置での保持力を弱勢化す
べく同期して制御する。そして後退時には、頚勢したま
までも良いが、後述する作動説明の例に於ては、保持力
を復勢して、両針のフック交叉状態が緊密で主針3の側
が舞針26を引き戻すようにして始動する。そのように
してレール24の水平部24aの行程終端にて、舞針フ
ック26aは主針フック3bの後退終端より若干行き過
ぎることにより、互の金句係合より解放され、トラベラ
25がスイングキャリャ33に抱持された形で引続いて
、円弧部24bの行程にて舞針26は其のフック26a
を起立させる転回をなし、次いで昇降部24cの行程に
て起立状態のまま沈降する。そしてブラケット側板19
cの下部には、該沈降終点に於けるトラベラ25の所在
を検知し出力信号を生ずるリミットスイッチ34が支着
されている。第1図に戻って、糸口モータ22と舞針モ
ータ27とのドライブ回路35は、前述の自走用モ−夕
7のパルスモータ駆動回路8と同じく、正負の各入力制
御端の何れの側に入力信号が与えられるかに応じて、負
荷の各パルスモータに正逆転の各入力数値に応じた角度
の転回作用を生じさす公知のものである。
対して能動的な踊りの如き作動をなすところより呼ぶも
ので、その作用は云わば、棒状柄の先に、先端側に目孔
の有る一本の針を固着した通常「うつし一と呼ばれる器
具を用いて手編機操作者が行なう目移し作業を自動化し
たものと云うことができ、次のような機構から成ってい
る。即ち、ブラケット19は前述の如く、その前端が短
銃の握りの如く下方に垂下する部分を有し、該垂下部の
平行な両側板19b,19cの面に各形成した、平行の
レール24に沿って、膚勤案内されるよう構成したトラ
ベラ25に支着の舞針26に対し、該トラベラ25を回
動腕先端に把持して、其様な運動を与える為の舞針モー
夕27が一方のブラケツト側板19bに装着されている
。此の舞針モータ27も前述の糸口モータ22と同じく
パルスモータを用いるが、ギヤボツクス27aを介して
トルクを増した出力軸にスイングアーム28を支着し、
その揺動端側に形成したスロット28aにて、トラベラ
25の両側に各二宛突出させたガイドポスト25aの一
個を把持して、運動を伝達する。トラベラ25の該運動
を案内するレール24は、連続した三部分から成ってい
る。それは先ず主針3の進退方向に平向な上部の水平部
24aと、該水平部24aの主針フック3bに近ず〈先
端より、下方に且つ主針フック3bの下側に沈むように
円弧状に下降する円弧部24bと、また該円弧部24b
が、一個の円の約1/4の円弧を経て其の切線方向が水
平に近ずく下方端より、下方に向い且つ下降につれて前
進状態の主針フック3bの直下位置より手前側に僅かに
退く傾斜を持つ昇降部24cとから成り、その内の水平
部24a及び昇降部24cは、トラベラ25の両側に各
二個有するガイドポスト25aを、各直列のタンデム方
向である舞針26の長手方向と平行に摺動案内する溝幅
のものであり、そして円弧部24bはガイドポスト25
aの上記タンデム方向の延長が円弧部24bの半径中心
を向く姿勢を保って摺敷案内される溝幅のものである。
ここで円弧部24bの半径中心の位置は、針床2の前緑
に通例の手編機のように列設したシンカ針29の手前に
て、主針3がタック編みのときの前進駆動を与えられた
場合の針フック3bの占める位置に、ほ)、相当する位
置となるよう設定するもので、之の位置は後に説明する
ように、舞針26が第3図にイと示す主針3の休止位置
の針フック8bに接近して、互のフック間で編目の授受
をなすときの舞針26の転回中心となる。舞針26に対
して之様な転回動作をさすべく、レールの円弧部24b
を摺動中のトラベラ25に、上記した姿勢を執らせる為
の煩勤ガイド手段が設けられている。即ち、ブラケット
の両側板19b,19cの更に両側に、前記レール24
を貫通するトラベラのガイドポスト25aの突出頂部に
触れないだけ離隔して一対のガイドプレート30が添談
され、弓型形状の該ガイドプレート3川こは、前記レー
ル円弧部24bに平行で、側面視のとき同じ半径中心で
円弧が重合するようにして、ガイドスロット31が刻設
されている。但し、該ガイドスロット31の弧長はしー
ル円弧部24bよりも長く、その上端より更に上方にお
よそ五割増し程も延びたものである。其の両側に各一対
槽設したガイドピン32を此のガイドスロット31によ
って摺敷案内されるスイングキヤリジ33が、両側板1
9b,19cの夫々とガイドプレート30とのスペース
間を、其等と平行に移動可能に設けられている。該スイ
ングキヤリャ33は、上記ガイドピン32が其の両側で
同様に各タンデムにガイドスロット31に沿う案内を受
けることから、此の情敷に伴って、其れ自体主針フック
3bに対向する伸仰角を変ずる揺動をなす。そして該揺
動による傾きをそのままトラベラ25に与えるように、
ガイドピン32がガイドスロット31に沿う昇降の上端
位置でレール水平部24aと平行重合し、そして同様に
下端位置でレール昇降部24cと平行重合して、夫々の
レール側からトラベラ25が之に接近してくるとか、ガ
イドポスト25aの進入を受入れるフオーク33aを形
成されている。それによってフオーク33aのスリット
にガイドポスト25aが鉄り込んだ状態にて、なおスイ
ングアーム28が引続いてトラベラ25にその時の運動
を伝達し続ける際、トラベラ25はスイングキャリャ3
3によって保持され、前記円弧運動に伴う懐動を与えら
れつつレール円弧部24bの他端に至り、更に引続くス
イングアーム28の運動により、今後はフオーク33a
より脱すべ〈移動して、例えばレール昇降部24cの下
部を始点とする際のトラベラ25の運動は、先ず上昇し
て舞針26のフック26aを突き上げ、次に舞針26が
そのフックより下部のシンカ針29の直前で主針3の前
進経路と交わる付近を中心として回動して、トラベラ2
5が転回上昇し、そして舞針26が水平姿勢をとった状
態にて、レール水平部24aに沿ってトラベラ25が手
前側に酒動するものであるが、以上の如き舞針動作気構
に於て、舞針26はトラベラ25への支着に際し、其の
水平姿勢のとき、自身のフック26aの銅が、上向きか
ら一方へ約450の懐きとなるように予め設定しておく
ものであって、従って、レール24に沿って上昇したト
ラベラ25が、その水平部24aへの摺動を始めるとき
、該上昇中は舞針フック26aがその突き上げた姿勢か
ら主針フック30の側に倒伏重合して、互の鈎形状が向
き合う状態となっているところから、此の舞針26の手
前側への摺動々作は、互のフック3b,26aをからま
せて、主針3を牽引前進さす作用を与える。そしてトラ
ベラ25の運動が以上と逆にレール水平部24aの前端
から始動するときは、先ず舞針26が主針3を押し戻す
形となるが、後述するように、舞針26が主針3と同一
線上で対向交叉状態で進退するときは、主針3の針バッ
ト3aはリニアモータによってイ位置に保持される制御
下にあるが舞針26の前進によって曳き出されるときは
、それを妨げないように、イ位置での保持力を弱勢化す
べく同期して制御する。そして後退時には、頚勢したま
までも良いが、後述する作動説明の例に於ては、保持力
を復勢して、両針のフック交叉状態が緊密で主針3の側
が舞針26を引き戻すようにして始動する。そのように
してレール24の水平部24aの行程終端にて、舞針フ
ック26aは主針フック3bの後退終端より若干行き過
ぎることにより、互の金句係合より解放され、トラベラ
25がスイングキャリャ33に抱持された形で引続いて
、円弧部24bの行程にて舞針26は其のフック26a
を起立させる転回をなし、次いで昇降部24cの行程に
て起立状態のまま沈降する。そしてブラケット側板19
cの下部には、該沈降終点に於けるトラベラ25の所在
を検知し出力信号を生ずるリミットスイッチ34が支着
されている。第1図に戻って、糸口モータ22と舞針モ
ータ27とのドライブ回路35は、前述の自走用モ−夕
7のパルスモータ駆動回路8と同じく、正負の各入力制
御端の何れの側に入力信号が与えられるかに応じて、負
荷の各パルスモータに正逆転の各入力数値に応じた角度
の転回作用を生じさす公知のものである。
またサーボアンプ16は、制御回路88からの針バット
進退制御信号を受けるD/Aコンバータ37を介して、
与えられるアナログ量の入力とりニアポテンショメータ
18からのフィードバック信号とを比較して、その出力
によりリニアモータのボビン13に進退及び各位暦保持
の制御を与え、可動ヘッド10を介して編針3を指定さ
れた位置に各駆動し、また保持する。サ−ボアンプ16
の回路は、例えば第9図のように、比較回路16aとそ
の判断出力を増中回路とから構成して、その出力で可動
コイル15に駆動力を生じさせる。ところで既述のよう
に、舞針26とのフック係合から編針3が曳出されると
きは、第3図イ位置での針バット保持作用は一時的に弱
勢されるものであり、そのためのパワーダウン回路36
が併置されている。即ち、可動コイル15には直列に滅
力抵抗39が接続され、IJレー40の常閉接点によっ
て、常には此の滅力抵抗39は短絡されているが、上記
したりニアモー夕の減勢されるべきタイミングにて制御
回路38からの制御出力に応じて該リレー40が作動す
ると、滅力抵抗39によって可動コイル15の駆動電流
が減衰され、リニアモータの針バット保持力が弱められ
る。制御回路38への他の力としての、糸口ルーパ21
の上中央位置に在るときのフオトセンサ23の出力と、
トラベラ25がレール昇降部24cの下端に在るときの
りミットスイッチ34の出力とは、共に波形整形器12
aを介して制御回路38に伝えられる。制御回路38は
、入出力ボート38a、中央処理ユニット38b、講出
し専用メモリ(以下、ROMという)38c、読書きメ
モリ(以下RAMという)38d及び電池バックアップ
回路38eとで構成されており、ROM38cには、前
述したりニアモータと転回給糸機構並に舞針機構とを編
成準備状態に設定する初期設定プログラム、及び糠針3
の前進位置並に糸口ルーパ21の給糸動作と舞針モータ
27の作用を指令制御して諸種の編成を選択制御する各
編成プログラム、並に之等の編成の編段毎の各針の編目
データの組合せを、例えば縦軸と機軸とを粗合せる記憶
態様でメモリする編成シ−ケンスプログラム、そのシー
ケンス議出しプログラム、模様の左右鏡像反転プログラ
ム、更に操作者が編成の進行に伴い随時に編種類を指定
すべ〈操作盤41のキーを押すと、それに応じて編種類
を変更するプログラムなどがストアされる。
進退制御信号を受けるD/Aコンバータ37を介して、
与えられるアナログ量の入力とりニアポテンショメータ
18からのフィードバック信号とを比較して、その出力
によりリニアモータのボビン13に進退及び各位暦保持
の制御を与え、可動ヘッド10を介して編針3を指定さ
れた位置に各駆動し、また保持する。サ−ボアンプ16
の回路は、例えば第9図のように、比較回路16aとそ
の判断出力を増中回路とから構成して、その出力で可動
コイル15に駆動力を生じさせる。ところで既述のよう
に、舞針26とのフック係合から編針3が曳出されると
きは、第3図イ位置での針バット保持作用は一時的に弱
勢されるものであり、そのためのパワーダウン回路36
が併置されている。即ち、可動コイル15には直列に滅
力抵抗39が接続され、IJレー40の常閉接点によっ
て、常には此の滅力抵抗39は短絡されているが、上記
したりニアモー夕の減勢されるべきタイミングにて制御
回路38からの制御出力に応じて該リレー40が作動す
ると、滅力抵抗39によって可動コイル15の駆動電流
が減衰され、リニアモータの針バット保持力が弱められ
る。制御回路38への他の力としての、糸口ルーパ21
の上中央位置に在るときのフオトセンサ23の出力と、
トラベラ25がレール昇降部24cの下端に在るときの
りミットスイッチ34の出力とは、共に波形整形器12
aを介して制御回路38に伝えられる。制御回路38は
、入出力ボート38a、中央処理ユニット38b、講出
し専用メモリ(以下、ROMという)38c、読書きメ
モリ(以下RAMという)38d及び電池バックアップ
回路38eとで構成されており、ROM38cには、前
述したりニアモータと転回給糸機構並に舞針機構とを編
成準備状態に設定する初期設定プログラム、及び糠針3
の前進位置並に糸口ルーパ21の給糸動作と舞針モータ
27の作用を指令制御して諸種の編成を選択制御する各
編成プログラム、並に之等の編成の編段毎の各針の編目
データの組合せを、例えば縦軸と機軸とを粗合せる記憶
態様でメモリする編成シ−ケンスプログラム、そのシー
ケンス議出しプログラム、模様の左右鏡像反転プログラ
ム、更に操作者が編成の進行に伴い随時に編種類を指定
すべ〈操作盤41のキーを押すと、それに応じて編種類
を変更するプログラムなどがストアされる。
之様な通例のコンピュータの如く構成された制御回路3
8の、前記の編成用諸作動要素に対する制御機能をフロ
ーチャートにて説明すると、先ず第10図に於て、本発
明装置の使用開始に際して行なう編成準備のための初期
設定は、キャリジーを針床2の一方端へ寄せること、及
び糸口ルーパ21を上中失位置に保持すること、それに
トラベラ25をレール24の昇降部24c下部の舞針沈
降位置に各設定準備するシーケンスであり、今キャリジ
ーの之様な初期設定待機位置を針床左側と定めて説定す
ると、本フローのスタート指令に応じてリニアモータの
可動コイル15をサーボアンプ16で駆動して、編針3
の後退休止である第3図イ位置となるように可動ヘッド
10を保持する。そして次にリミットスイッチ34の出
力によってトラベラ25がレール昇降部24cの下端に
あるかどうかを判定し、もしも否定のときは舞針モータ
27を駆動してトラベラ25を下降させる。次いで糸口
のフオトセンサ23の出力信号によって、糸口ルーパ2
1が上中央位置に在るか否かを判断し、もし判断が否定
のときは、肯定となる迄糸ロモ−夕22にて駆動転回さ
す。ここで自走用モー夕7を駆動してキャリジ1を針床
2上横行させて左端へ寄せるには、可動ヘッド10の右
側に設けたバットセンサー1に針バット3aが感知され
るかどうかにより、その否定のとき及び、若しも肯定な
らば、左側のバットセンサの感知状態も検して、後者の
肯定のときをも合せて、自走用モータ7を一パルス宛、
キャリジーの左方向駆動側に回動させ、左右の両バット
センサ11の検知出力が次々にANDで反復出現してく
る間は、キャリジーの左走行を続けさせ、そして針床2
の左端部に於て、右バットセンサに検知出力が有るが左
側のそれにはもはや針バット3aが検知されなくなった
とき、キヤリジ1の自走を停止する。之に依り初期設定
が完了する。そこで編成のスタートを指令操作すると、
ROM38cからのデータ及びシーケンス読出しに従っ
て、先ずキャリジ1が指示された編成型の開始位置針迄
空送りの目走をなし、その空送りの間はリニアモータ及
び糸口モ−夕22等は休止のままである。
8の、前記の編成用諸作動要素に対する制御機能をフロ
ーチャートにて説明すると、先ず第10図に於て、本発
明装置の使用開始に際して行なう編成準備のための初期
設定は、キャリジーを針床2の一方端へ寄せること、及
び糸口ルーパ21を上中失位置に保持すること、それに
トラベラ25をレール24の昇降部24c下部の舞針沈
降位置に各設定準備するシーケンスであり、今キャリジ
ーの之様な初期設定待機位置を針床左側と定めて説定す
ると、本フローのスタート指令に応じてリニアモータの
可動コイル15をサーボアンプ16で駆動して、編針3
の後退休止である第3図イ位置となるように可動ヘッド
10を保持する。そして次にリミットスイッチ34の出
力によってトラベラ25がレール昇降部24cの下端に
あるかどうかを判定し、もしも否定のときは舞針モータ
27を駆動してトラベラ25を下降させる。次いで糸口
のフオトセンサ23の出力信号によって、糸口ルーパ2
1が上中央位置に在るか否かを判断し、もし判断が否定
のときは、肯定となる迄糸ロモ−夕22にて駆動転回さ
す。ここで自走用モー夕7を駆動してキャリジ1を針床
2上横行させて左端へ寄せるには、可動ヘッド10の右
側に設けたバットセンサー1に針バット3aが感知され
るかどうかにより、その否定のとき及び、若しも肯定な
らば、左側のバットセンサの感知状態も検して、後者の
肯定のときをも合せて、自走用モータ7を一パルス宛、
キャリジーの左方向駆動側に回動させ、左右の両バット
センサ11の検知出力が次々にANDで反復出現してく
る間は、キャリジーの左走行を続けさせ、そして針床2
の左端部に於て、右バットセンサに検知出力が有るが左
側のそれにはもはや針バット3aが検知されなくなった
とき、キヤリジ1の自走を停止する。之に依り初期設定
が完了する。そこで編成のスタートを指令操作すると、
ROM38cからのデータ及びシーケンス読出しに従っ
て、先ずキャリジ1が指示された編成型の開始位置針迄
空送りの目走をなし、その空送りの間はリニアモータ及
び糸口モ−夕22等は休止のままである。
但し、此の空送りは、メモリデータによらずに操作盤4
1のキー操作によって針数を設定するようにもなし得る
ことは云う迄もない。ひら編み及びタック編みの編目形
成の作動は、その各針毎に与えられたデータに応じてリ
ニアモータの可動ヘッド10が編針3をハ位置もしくは
口位置に前進駆動し、次いで前進位置の針フック3bに
対して、糸口モータ22が駆動されて、其の編段に於け
るキャリジーの進行方向の側へ糸口ルーパ22が約1ノ
3回転の転回動作をなすことにより、縄糸を巻き掛ける
ように給糸し、その状態にてリニアモータが後退作動し
て縞目を形成させ、そして糸口ルーパ22が上中央に復
帰駆動制御されて一針分のシーケンスを完了するもので
、前述の特糠昭53−158364号にも示されている
通りでありこのような減らし目作動を伴わない制御中は
、舞針26は下部に休止状態であって編成動作に関与し
ないものであり、この部分の詳細説明は省略して、次に
本発明の主題としての舞針26の作用につき、第11〜
12図に拠り、第13a〜13e図に示す端の一目減ら
し目のシーケンス制御を説明する。その編段の終端にて
減らすべき端の一目のひら編み編成の後、減らし目のス
タート指令に応じて、先ず編幅の左右何れの端であるか
の判断に依り、何れの場合にも縞幅の内に向って二針分
のキャリジ空送りをさせる。
1のキー操作によって針数を設定するようにもなし得る
ことは云う迄もない。ひら編み及びタック編みの編目形
成の作動は、その各針毎に与えられたデータに応じてリ
ニアモータの可動ヘッド10が編針3をハ位置もしくは
口位置に前進駆動し、次いで前進位置の針フック3bに
対して、糸口モータ22が駆動されて、其の編段に於け
るキャリジーの進行方向の側へ糸口ルーパ22が約1ノ
3回転の転回動作をなすことにより、縄糸を巻き掛ける
ように給糸し、その状態にてリニアモータが後退作動し
て縞目を形成させ、そして糸口ルーパ22が上中央に復
帰駆動制御されて一針分のシーケンスを完了するもので
、前述の特糠昭53−158364号にも示されている
通りでありこのような減らし目作動を伴わない制御中は
、舞針26は下部に休止状態であって編成動作に関与し
ないものであり、この部分の詳細説明は省略して、次に
本発明の主題としての舞針26の作用につき、第11〜
12図に拠り、第13a〜13e図に示す端の一目減ら
し目のシーケンス制御を説明する。その編段の終端にて
減らすべき端の一目のひら編み編成の後、減らし目のス
タート指令に応じて、先ず編幅の左右何れの端であるか
の判断に依り、何れの場合にも縞幅の内に向って二針分
のキャリジ空送りをさせる。
この際は舞針26は下部沈降姿勢のをまま休止中であり
、なお糸口ルーパ21の機構は、この減らし自制御中に
は、その作用に一切関与せず、上中央状態に編糸42の
担特のまま保持される。リニアモータが端から三本目の
縄針3を駆動し得るよう同期したところで、舞針モータ
27を作動させ、トラベラ25を休止位置からしール2
4に沿う運動を起させて、第11図々示の状態を経由し
て舞針26を上昇から倒伏して、第12図の如く針床2
個の主編針3の主針フック3bと互のフックが向き合う
ようフック同士を重合さす。次いでリニアモー夕の可動
コイル15の第3図イ位置保持の制御電流を、前述のパ
ワーダウン回路36の作用により減衰させて保持力を弱
め、そして舞針モータ27を更に同方向に回転駆動の続
行をさせることにより、舞針26を手前側に退かせ、主
針3を第3図ハ位置に曳き出す。この時、主針フック3
bにかかっていた編目はべラ越しする。次に上記パワー
ダウン回路36の作用を解除してリニアモータのイ位置
保持作用力を復勢すると共に、舞針モータ27をそれ迄
と逆転方向に駆動して、舞針26を主針3の後退に追随
させ、このとき主針3上の綿目はノックオーバして、主
針フック3bが舞針フック26aをからませていること
から、ノックオーバした編目は舞針26のフック26a
側へ移る。舞針フック26aは主針フック31のイ位置
より少し行き過ぎたところで互のフック係合を脱し、更
に舞針モータ27の回転が続くにつれて、トラベラ25
がレール円弧部241の行程に移ることにより、舞針2
6はフックを起す起立動作をなし、その間に編目は、舞
針フック26aよりべラ越ししてステムにかかった状態
とる。第13a図に示すここまでの過程で、減らし目の
第1工程としての、端から三本目の編目を舞針26に移
し取ることが終了し、次いで此の縞目を端から二本目の
主針に一日移して、其の針フックの持つ緑目と重ねてか
ら、此の重ね合せた二つの緑目を一緒にして舞針26に
移し取ることが第13b図に示される。即ち、先ずキャ
リジ1が端針側へ一針分移動し、次いで舞針モータ27
が作動して舞針26を倒伏させ、同じくリニアモータを
減勢して主針3とのフック係合から曳出し、このとき端
二本目の此の主針3の持つ縞目と共に、舞針26の持つ
編目も主針3のフック側に移って両者同時にべラ越しす
る。そして次に舞針モータ27を逆転作動し、第1工程
の際と同様にして、主針3が位置に後退する際に其のス
テム上の二つの編目が一緒にノックオーバして舞針26
側に移り、その起立動作により舞針上もべラ越しする。
第13c図の工程に入って、起立状態の舞針26が二つ
の綿目を把持した状態で、キャリジが端三本目の空き針
へ戻るように一針分目走制御され、次いで舞針26が倒
伏動作を与えられて空き針の主針フック3bとフック重
合する。そして引き続いてリニアモータの減勢の下に舞
針26が此の主針3を曳き出すとき、舞針ステムより二
つの縫目がノックオーバして主針フック3b側に移る。
但し「此のときは、レール水平部24aに沿う舞針26
の前進ストロークは、中途迄で健るように制御が与えら
れ、それに依り主針3は、第3図口位置迄の前進で蟹り
、その為に主針3に移った二つの編目はべラ越しするこ
となく、フック3bの部分に留まる。そこで舞針モータ
27が逆転制御され、両針後退するが編目は主針フック
3bに把持されたままであり、そのまま舞針26が起立
動作に移るとき、舞針26は縞目を持たず、即ち、これ
で端より三本目の針に二本目の持つ編目を移して重ねた
ことになる。そこでシーケンスは第13d図の工程に入
り、キャリジーの端針の側へ自走制御を受け、そして舞
針26の倒伏より主針3の曳き出し動作により、此の端
針の持つ綿目がべラ越しして、次いでイ位置に復帰のと
き、舞針26に編目が移って、端の主針3は空き針とな
る。舞針26は第3e図の工程にて、端の編目を持った
状態で、空き針となっている端二本則こ向き合うように
キャリジ1が自走制御され、そこで舞針26の倒伏より
主針3の口位置への中途前進制御によって、主針フック
3bへ端の編目が移る。そして舞針26は起立し、起立
し終った姿勢にて、引続いて舞針モータ27の駆動続行
によって沈降して、初期の下部休止位置に帰り、リミッ
トスイッチ34の信号によって停止する。以上にて、此
方側の端の一目の滅し目のシーケンスが一通り実行され
たことになる。舞針26の起伏進退制御による上記した
減らし目の作用を、縄幅内の所望の位置で実行させるこ
とによって、所謂レース編みと呼ばれる孔あき、模様の
編成をさせることができる。
、なお糸口ルーパ21の機構は、この減らし自制御中に
は、その作用に一切関与せず、上中央状態に編糸42の
担特のまま保持される。リニアモータが端から三本目の
縄針3を駆動し得るよう同期したところで、舞針モータ
27を作動させ、トラベラ25を休止位置からしール2
4に沿う運動を起させて、第11図々示の状態を経由し
て舞針26を上昇から倒伏して、第12図の如く針床2
個の主編針3の主針フック3bと互のフックが向き合う
ようフック同士を重合さす。次いでリニアモー夕の可動
コイル15の第3図イ位置保持の制御電流を、前述のパ
ワーダウン回路36の作用により減衰させて保持力を弱
め、そして舞針モータ27を更に同方向に回転駆動の続
行をさせることにより、舞針26を手前側に退かせ、主
針3を第3図ハ位置に曳き出す。この時、主針フック3
bにかかっていた編目はべラ越しする。次に上記パワー
ダウン回路36の作用を解除してリニアモータのイ位置
保持作用力を復勢すると共に、舞針モータ27をそれ迄
と逆転方向に駆動して、舞針26を主針3の後退に追随
させ、このとき主針3上の綿目はノックオーバして、主
針フック3bが舞針フック26aをからませていること
から、ノックオーバした編目は舞針26のフック26a
側へ移る。舞針フック26aは主針フック31のイ位置
より少し行き過ぎたところで互のフック係合を脱し、更
に舞針モータ27の回転が続くにつれて、トラベラ25
がレール円弧部241の行程に移ることにより、舞針2
6はフックを起す起立動作をなし、その間に編目は、舞
針フック26aよりべラ越ししてステムにかかった状態
とる。第13a図に示すここまでの過程で、減らし目の
第1工程としての、端から三本目の編目を舞針26に移
し取ることが終了し、次いで此の縞目を端から二本目の
主針に一日移して、其の針フックの持つ緑目と重ねてか
ら、此の重ね合せた二つの緑目を一緒にして舞針26に
移し取ることが第13b図に示される。即ち、先ずキャ
リジ1が端針側へ一針分移動し、次いで舞針モータ27
が作動して舞針26を倒伏させ、同じくリニアモータを
減勢して主針3とのフック係合から曳出し、このとき端
二本目の此の主針3の持つ縞目と共に、舞針26の持つ
編目も主針3のフック側に移って両者同時にべラ越しす
る。そして次に舞針モータ27を逆転作動し、第1工程
の際と同様にして、主針3が位置に後退する際に其のス
テム上の二つの編目が一緒にノックオーバして舞針26
側に移り、その起立動作により舞針上もべラ越しする。
第13c図の工程に入って、起立状態の舞針26が二つ
の綿目を把持した状態で、キャリジが端三本目の空き針
へ戻るように一針分目走制御され、次いで舞針26が倒
伏動作を与えられて空き針の主針フック3bとフック重
合する。そして引き続いてリニアモータの減勢の下に舞
針26が此の主針3を曳き出すとき、舞針ステムより二
つの縫目がノックオーバして主針フック3b側に移る。
但し「此のときは、レール水平部24aに沿う舞針26
の前進ストロークは、中途迄で健るように制御が与えら
れ、それに依り主針3は、第3図口位置迄の前進で蟹り
、その為に主針3に移った二つの編目はべラ越しするこ
となく、フック3bの部分に留まる。そこで舞針モータ
27が逆転制御され、両針後退するが編目は主針フック
3bに把持されたままであり、そのまま舞針26が起立
動作に移るとき、舞針26は縞目を持たず、即ち、これ
で端より三本目の針に二本目の持つ編目を移して重ねた
ことになる。そこでシーケンスは第13d図の工程に入
り、キャリジーの端針の側へ自走制御を受け、そして舞
針26の倒伏より主針3の曳き出し動作により、此の端
針の持つ綿目がべラ越しして、次いでイ位置に復帰のと
き、舞針26に編目が移って、端の主針3は空き針とな
る。舞針26は第3e図の工程にて、端の編目を持った
状態で、空き針となっている端二本則こ向き合うように
キャリジ1が自走制御され、そこで舞針26の倒伏より
主針3の口位置への中途前進制御によって、主針フック
3bへ端の編目が移る。そして舞針26は起立し、起立
し終った姿勢にて、引続いて舞針モータ27の駆動続行
によって沈降して、初期の下部休止位置に帰り、リミッ
トスイッチ34の信号によって停止する。以上にて、此
方側の端の一目の滅し目のシーケンスが一通り実行され
たことになる。舞針26の起伏進退制御による上記した
減らし目の作用を、縄幅内の所望の位置で実行させるこ
とによって、所謂レース編みと呼ばれる孔あき、模様の
編成をさせることができる。
編地上に之様な孔を形成さす仕方には、隣接する編目の
どちらから他方へ移すかにより、複数種の態様があるが
、其のシーケンス制御の実行は、何れも制御フ。ログラ
ムを之に合せて作成するだけでなし得るもので、そして
実際の模様編みでは、之等の左右の目移し手順が異る孔
が多数配置組合されて全体として模様となるものである
。以下、その基本的なシーケンスを第14a図〜第14
d図にて説明する。
どちらから他方へ移すかにより、複数種の態様があるが
、其のシーケンス制御の実行は、何れも制御フ。ログラ
ムを之に合せて作成するだけでなし得るもので、そして
実際の模様編みでは、之等の左右の目移し手順が異る孔
が多数配置組合されて全体として模様となるものである
。以下、その基本的なシーケンスを第14a図〜第14
d図にて説明する。
レース編みでは、通常は地編みのキャリジ一往復の作業
をなした後に、編成なしの目移しのみの一段作業をはさ
み、そして地編み一往復の剰に反復するものである。
をなした後に、編成なしの目移しのみの一段作業をはさ
み、そして地編み一往復の剰に反復するものである。
之に対して本発明の装置では、キャリジの一段毎の走行
の間に、同時に目移しと地編みとをなすもので、これに
は、キヤリジ走行につれて編目形成して、直ぐ続けて目
移しをなし、キャリジ通過の後に空き針を残してゆくシ
ーケンスと、前段の糠目を目移しして直ぐ続けてその孔
を薪しい編目で閉じて、完成された孔を残してゆくシー
ケンスとの二通りのプログラムが考えられるが、ここで
は後者の例を紹介するものである。先ずキャリジ1の一
針分目走の後編目形成に先立って、その次の編針で実行
すべき作業内容をROM38cからのデー外こより判断
し、禾だ次針が孔あげ作業でないときは、ひら編みのシ
ーケンスを続行させる。
の間に、同時に目移しと地編みとをなすもので、これに
は、キヤリジ走行につれて編目形成して、直ぐ続けて目
移しをなし、キャリジ通過の後に空き針を残してゆくシ
ーケンスと、前段の糠目を目移しして直ぐ続けてその孔
を薪しい編目で閉じて、完成された孔を残してゆくシー
ケンスとの二通りのプログラムが考えられるが、ここで
は後者の例を紹介するものである。先ずキャリジ1の一
針分目走の後編目形成に先立って、その次の編針で実行
すべき作業内容をROM38cからのデー外こより判断
し、禾だ次針が孔あげ作業でないときは、ひら編みのシ
ーケンスを続行させる。
そこで次針に孔あげの命令の有るとき、続いてその孔は
前段の脇目を左右何れの側に移して作るものであるかの
判断に基づいて、それがキャリジの走行方向に一致する
場合は、現在針つまり孔の前隣りで先ず一目のひら編み
を実行させ、之と逆に戻る側に目移しをなす命令のとき
は、第14b図のフローにジャンプ、つまり現在針は編
成動作を後廻しにして、孔あげすべき次針の側へキャリ
ジを一針分移す。そこで第13a図のフローと全く同様
にして、舞針モータ27を駆動して舞針26を上昇倒伏
したのち主針タフックを曳出してべラ越しさせ、次いで
両針交叉のまま戻してその編目を舞針26上に移しとり
、その状態で舞針26を起立する。そこで第14c図の
フローに移り、再度目移し方向の判断に依り、その指令
方向にキャリジ1を一針分目定さ0す。そして舞針26
の倒伏より主針フック3bとの重合係合から、之を第3
図口位置迄曳き出すことにより、舞針26より王針フッ
ク3b側へ編目を移し、それより共に後退して、フック
係合を解放して舞針26は起立の後端で続けて休止位置
迄下降の制御を受ける。次いで第14b図のフローに於
て、今一度只今の目移しがどちらの側からのものである
かの判断により、この脇段のキャリジ走行と逆方向に移
した場合には、対応主針3は自身のフックに二個の編目
を持つ状態のまま、リニアモータを作動して前進し、糸
口ルーパ21を転回して給糸するひら編みの制御を与え
、二個の縞目を一つに束ねて新しい編目を形成させた後
キャリジを一針分移動させる。また只今の目移しが編成
方向に実行された場合には、キャリジ1を一針分戻る方
向に移動させる。以上にて、目移しが左右何れの側に行
なわれたときも、リニアモータは孔位置つまり空き針に
対応する。そこでひら編みの制御と全く同様にして、こ
の空き針を前進させ、次いで糸口ルーパ21を同機に約
1′3回転することにより、之に担持した編糸42を巻
き掛け、この給糸を受けた主針3は、編目のない緑糸を
くわえた状態で後退制御を与えられ、ここで一個の孔あ
げ作業のシーケンスが完了したことになる。操作盤41
には、ROM38cにストアされている。
前段の脇目を左右何れの側に移して作るものであるかの
判断に基づいて、それがキャリジの走行方向に一致する
場合は、現在針つまり孔の前隣りで先ず一目のひら編み
を実行させ、之と逆に戻る側に目移しをなす命令のとき
は、第14b図のフローにジャンプ、つまり現在針は編
成動作を後廻しにして、孔あげすべき次針の側へキャリ
ジを一針分移す。そこで第13a図のフローと全く同様
にして、舞針モータ27を駆動して舞針26を上昇倒伏
したのち主針タフックを曳出してべラ越しさせ、次いで
両針交叉のまま戻してその編目を舞針26上に移しとり
、その状態で舞針26を起立する。そこで第14c図の
フローに移り、再度目移し方向の判断に依り、その指令
方向にキャリジ1を一針分目定さ0す。そして舞針26
の倒伏より主針フック3bとの重合係合から、之を第3
図口位置迄曳き出すことにより、舞針26より王針フッ
ク3b側へ編目を移し、それより共に後退して、フック
係合を解放して舞針26は起立の後端で続けて休止位置
迄下降の制御を受ける。次いで第14b図のフローに於
て、今一度只今の目移しがどちらの側からのものである
かの判断により、この脇段のキャリジ走行と逆方向に移
した場合には、対応主針3は自身のフックに二個の編目
を持つ状態のまま、リニアモータを作動して前進し、糸
口ルーパ21を転回して給糸するひら編みの制御を与え
、二個の縞目を一つに束ねて新しい編目を形成させた後
キャリジを一針分移動させる。また只今の目移しが編成
方向に実行された場合には、キャリジ1を一針分戻る方
向に移動させる。以上にて、目移しが左右何れの側に行
なわれたときも、リニアモータは孔位置つまり空き針に
対応する。そこでひら編みの制御と全く同様にして、こ
の空き針を前進させ、次いで糸口ルーパ21を同機に約
1′3回転することにより、之に担持した編糸42を巻
き掛け、この給糸を受けた主針3は、編目のない緑糸を
くわえた状態で後退制御を与えられ、ここで一個の孔あ
げ作業のシーケンスが完了したことになる。操作盤41
には、ROM38cにストアされている。
上述の減らし目及びレース編みを伴う各編成段のデータ
を積み重ねた編成断続のシーケンスプログラム其の他の
編成プログラムから、選択指令する操作キーならびに、
編成シーケンスを作成して入力させるキーを具えるもの
で、操作者は此のキー群41aを操作することにより、
該キーに割当てられた総種類を指令することができる。
またキー操作により、RAM38dに数種類の編成を組
合せ入力ストアして編成シーケンスを作成するか、或は
カード、テープなどを〆モリ担体とした編成データをR
AM38dに読込ますことにより、多様な編成パターン
を切替選択可能にして、複雑な自動編成制御を実行さす
ことができる。以上説明したように、本発明のキャリジ
には、其の目走の駆動手段と、針床上一針毎の該自走の
ステップ毎に、一連のシーケンス制御の中でメモリから
の読出しデータに応じて関連制御される針パット進退駆
動手段、並に、前進位置の針フックに臨んで其の周囲を
転回して、之に担持した編糸を給糸する糸口ルーパの転
回駆動手段、更に、針床側の上記進退制御される編針位
置に対応して、その手前側で互の針フックを重合離脱さ
すように、起劉進退の作動によって編目の授受を行なう
舞針の支持案内並にその駆動機構とを具え、之等をコン
ピュータによってシーケンス制御するようにしたもので
、キャリジの目走に伴って各種編成が自動的に行なわれ
、特に編幅の端に於ての移し目‘こよる減らし目と、亦
、同じ機構による、単なるシーケンスプログラムの組立
ての違いだけで、編地上に孔を配してレース編みをなす
こととを、共に自動制御することを可能としたものであ
り、本発明技術を用いた横編機は、取扱い操作が著しく
容易で、各編目裏に編み種類を変ずる複雑な編成にも誤
りが少〈、そして従来の横織機の如くレースキャリジな
るし操作装置を必要としない簡素な構成にて、多様な編
成機能を発揮するところから、勝れた利点の多いもので
ある。
を積み重ねた編成断続のシーケンスプログラム其の他の
編成プログラムから、選択指令する操作キーならびに、
編成シーケンスを作成して入力させるキーを具えるもの
で、操作者は此のキー群41aを操作することにより、
該キーに割当てられた総種類を指令することができる。
またキー操作により、RAM38dに数種類の編成を組
合せ入力ストアして編成シーケンスを作成するか、或は
カード、テープなどを〆モリ担体とした編成データをR
AM38dに読込ますことにより、多様な編成パターン
を切替選択可能にして、複雑な自動編成制御を実行さす
ことができる。以上説明したように、本発明のキャリジ
には、其の目走の駆動手段と、針床上一針毎の該自走の
ステップ毎に、一連のシーケンス制御の中でメモリから
の読出しデータに応じて関連制御される針パット進退駆
動手段、並に、前進位置の針フックに臨んで其の周囲を
転回して、之に担持した編糸を給糸する糸口ルーパの転
回駆動手段、更に、針床側の上記進退制御される編針位
置に対応して、その手前側で互の針フックを重合離脱さ
すように、起劉進退の作動によって編目の授受を行なう
舞針の支持案内並にその駆動機構とを具え、之等をコン
ピュータによってシーケンス制御するようにしたもので
、キャリジの目走に伴って各種編成が自動的に行なわれ
、特に編幅の端に於ての移し目‘こよる減らし目と、亦
、同じ機構による、単なるシーケンスプログラムの組立
ての違いだけで、編地上に孔を配してレース編みをなす
こととを、共に自動制御することを可能としたものであ
り、本発明技術を用いた横編機は、取扱い操作が著しく
容易で、各編目裏に編み種類を変ずる複雑な編成にも誤
りが少〈、そして従来の横織機の如くレースキャリジな
るし操作装置を必要としない簡素な構成にて、多様な編
成機能を発揮するところから、勝れた利点の多いもので
ある。
第1図は本発明実施例の機構要部の概略平面図に制御部
をブロック線図を加えて示した制御系統図、第2図はそ
の機構部の平面図、第3図はその部分断面をもつ側面図
、第4図は第3図のW−N線に沿う一要部の拡大断面図
、第5図は第3図の一部分のみの部分断面図、第6図は
他の要部構成を説明する為の部分々解斜視図、第7図は
第2図に対応する正面図、第8図は更に他の要部構成を
説明する部分々鯛斜視図、第9図は制御部の−要部の回
路図、第10図は制御シーケンスの一部である初期設定
のフローチャート、第11図及び第12図は夫々作動状
態説明図で、第13a図〜第13e図は制御シーケンス
の内の減らし目の動作制御のフローチャートであり、第
14a図〜第14d図は同じくレース編みのフローチヤ
−トである。 1・・…・キャリジ、2・・・・・・針床、3・・・・
・・編針、3a・・・・・・針バット、3b・・・…(
主)針フック、4・・・…ラック、5……ピニオン、7
……自走用モータ、8・・…・パルスモー夕駆動回路、
9・・・・・・(リニアモータの)ガイドブロック、1
0……(リニアモータの)可動ヘッド、11・・・・・
・バットセンサ、13……(リニアモー夕の)ボビン、
14……(リニアモ−夕の)ガイドコア、15……(リ
ニアモータの)可動コイル、16・・・・・・サーボア
ンプ、17・・・・・・(リニアモータの)磁石、18
・・・・・・リニアポテンシヨメータ、19……ブラケ
ツト、19b,19c・・・・・・プラケツト側板、2
0・・・…ルーパ軸、21…・・・糸口ルーパ、22・
・・・・・糸口モ−夕、23・・・・・・フオトセソサ
、24・・・・・・(舞針トラベラの)レール、25…
…トラベラ、26……舞針、26a・・・・・・舞針フ
ック、27・・・…舞針モータ、28……スイングアー
ム、29……シン力針、30……ガイドプレート、31
……ガイドスロット、33……スイングキヤリヤ、34
……リミットスイッチ、35・・・・・・ドライド回路
、36……パワーダウン回路、37……D/Aコンバー
タ、38・・・・・・制御回路、39・・・…減力抵抗
、40・・・・・・リレー、41・・・・・・操作盤、
42……編糸。 第2図第4図 第5図 第7図 第1図 第3図 第14,d図 第6図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13a図 第13b図 第13,d図 第14a図 第140図
をブロック線図を加えて示した制御系統図、第2図はそ
の機構部の平面図、第3図はその部分断面をもつ側面図
、第4図は第3図のW−N線に沿う一要部の拡大断面図
、第5図は第3図の一部分のみの部分断面図、第6図は
他の要部構成を説明する為の部分々解斜視図、第7図は
第2図に対応する正面図、第8図は更に他の要部構成を
説明する部分々鯛斜視図、第9図は制御部の−要部の回
路図、第10図は制御シーケンスの一部である初期設定
のフローチャート、第11図及び第12図は夫々作動状
態説明図で、第13a図〜第13e図は制御シーケンス
の内の減らし目の動作制御のフローチャートであり、第
14a図〜第14d図は同じくレース編みのフローチヤ
−トである。 1・・…・キャリジ、2・・・・・・針床、3・・・・
・・編針、3a・・・・・・針バット、3b・・・…(
主)針フック、4・・・…ラック、5……ピニオン、7
……自走用モータ、8・・…・パルスモー夕駆動回路、
9・・・・・・(リニアモータの)ガイドブロック、1
0……(リニアモータの)可動ヘッド、11・・・・・
・バットセンサ、13……(リニアモー夕の)ボビン、
14……(リニアモ−夕の)ガイドコア、15……(リ
ニアモータの)可動コイル、16・・・・・・サーボア
ンプ、17・・・・・・(リニアモータの)磁石、18
・・・・・・リニアポテンシヨメータ、19……ブラケ
ツト、19b,19c・・・・・・プラケツト側板、2
0・・・…ルーパ軸、21…・・・糸口ルーパ、22・
・・・・・糸口モ−夕、23・・・・・・フオトセソサ
、24・・・・・・(舞針トラベラの)レール、25…
…トラベラ、26……舞針、26a・・・・・・舞針フ
ック、27・・・…舞針モータ、28……スイングアー
ム、29……シン力針、30……ガイドプレート、31
……ガイドスロット、33……スイングキヤリヤ、34
……リミットスイッチ、35・・・・・・ドライド回路
、36……パワーダウン回路、37……D/Aコンバー
タ、38・・・・・・制御回路、39・・・…減力抵抗
、40・・・・・・リレー、41・・・・・・操作盤、
42……編糸。 第2図第4図 第5図 第7図 第1図 第3図 第14,d図 第6図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13a図 第13b図 第13,d図 第14a図 第140図
Claims (1)
- 1 多数の編針を列装した針床に沿つてキヤリジを走行
させ、該走行に伴つて該編針を順次進退させて、該進退
の間に該編針に給糸して編目を形成させる横編機に於て
、前記キヤリジ上に、キヤリジ自走の駆動力手段と、前
記編針のバツトを各個順次に把持駆動して進限させるリ
ニアモータと、該リニアモータによつて前進駆動された
編針のフツクに臨んで其の周りに転回することによつて
之に担持した編糸を巻掛けるように給糸する糸口ルーパ
、及び該糸口ルーパの転回駆動手段と、前記リニアモー
タにより駆動される編針のフツクに対して自身のフツク
を向き合せ重合して互の係合状態で牽引することにより
該編針を曳出しそして互の後退位置で該向き合せ重合よ
り自身のフツクを起すことにより離脱して該編針の前方
で起立する舞針の起倒進退の支持案内機構、並に、該超
倒進退の駆動手段とを具え、編成データ及び制御シーケ
ンスプログラムをストアしたメモリを具える制御回路に
より、前記キヤリジを一針毎自走送り制御し各送り位置
にて前記リニアモータにより前記編針を進退させる間に
前記糸口ルーパによる給糸を与えて編み目形成さす編成
シーケンス制御と、また、前記編針が前記舞針のフツク
との前記向き合せ重合状態で進退する間に相互に編目を
授受しそして舞針が該編目を受とり起立した状態で前記
キヤリジの自走を経て他の編針に対向して該編目を移し
与える目移しのシーケンス制御とを自動的に実行するこ
とを特徴とする自動横編機の減らし目装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2889779A JPS6039779B2 (ja) | 1979-03-13 | 1979-03-13 | 自動横編機の減らし目装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2889779A JPS6039779B2 (ja) | 1979-03-13 | 1979-03-13 | 自動横編機の減らし目装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55122055A JPS55122055A (en) | 1980-09-19 |
JPS6039779B2 true JPS6039779B2 (ja) | 1985-09-07 |
Family
ID=12261181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2889779A Expired JPS6039779B2 (ja) | 1979-03-13 | 1979-03-13 | 自動横編機の減らし目装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039779B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57106749A (en) * | 1980-12-24 | 1982-07-02 | Brother Ind Ltd | Linking knitting method and apparatus in knitting machine |
IT1163524B (it) * | 1983-06-15 | 1987-04-08 | Mecmor Spa | Dispositivo di trasmissione di segnali ed impulsi di comando o pilotaggio tra parti di macchina girevoli l'una rispetto all'altra, in particolare in una macchina circolare per maglieria |
-
1979
- 1979-03-13 JP JP2889779A patent/JPS6039779B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55122055A (en) | 1980-09-19 |
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