JPS6039260Y2 - インクジエツト記録装置 - Google Patents

インクジエツト記録装置

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JPS6039260Y2
JPS6039260Y2 JP6648183U JP6648183U JPS6039260Y2 JP S6039260 Y2 JPS6039260 Y2 JP S6039260Y2 JP 6648183 U JP6648183 U JP 6648183U JP 6648183 U JP6648183 U JP 6648183U JP S6039260 Y2 JPS6039260 Y2 JP S6039260Y2
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JP
Japan
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ink
air
pressure
nozzle
inkjet recording
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Expired
Application number
JP6648183U
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English (en)
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JPS59112644U (ja
Inventor
清司 山森
真芳 三浦
一史 鈴木
昭 溝口
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気信号に応じて微少インク液滴を吐出、停止
させ、記録紙に液滴による画像を記録するインクジェッ
ト記録装置に関するものである。
空気流をインク液滴に付加する方式のインクジェット記
録装置は本出願人による特開昭51−109738号な
どにより知られている。
このようなインクジェット記録装置における空気供給系
としては第1図に示すようなものが使用されている。
第1図において、1は電歪素子および振動板から戒り、
加えられる電気信号に応じてインク室内の圧力を生じさ
せる圧力上昇装置である。
インク室は圧力上昇装置1に隣接した内方の室2と、イ
ンク流入通路6に連結した外方の室3とに分割されてい
る。
これら両方の室2,3は通路5で連結されている。
通路5はインクノズル4と一直線上に配されている。
インクノズル4の外側には空気ノズル9が設けられ、イ
ンクノズル4との間に空気室8が形成されている。
10は空気流入通路である。
インク流入通路6には、インク袋1B内のインク17が
インク供給管20を介して供給される。
19はインクケースである。空気流入通路10およびイ
ンクケース19には空気供給管12を介して空気流が加
えられる。
空気流は次のようにして作られる。
空気供給源16には圧縮空気ボンベを用い、圧力計15
、調圧弁17によって所定の圧力に調整し空気供給管1
2およびエア分岐管13によって二方向に分割し、ヘッ
ドの空気流入通路10およびインクケース19に連結し
ている。
この空気供給装置はボンベのような大型の装置であり、
空気容量が一定であるため、時々ボンベを交換しなけれ
ばならず、また長時間一定圧力を保つことがむずかしい
などの欠点があった。
第2図は上記欠点を除去した本考案を適用するのに好適
なインクジェット記録装置の一例で、空気供給源16に
ダイヤフラムポンプを用い、脈流を除去し、空気中のゴ
ミホコリを除去し、安定かつ清浄な空気を供給する例を
示すものであり、図中第1図と同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
エアポンプ16より吐出された空気は脈流を伴うのが通
常である。
この脈流のある空気を直接ヘッドおよびインクケース1
9に供給するとインク粒吐出が不安定になるばかりか、
飛翔方向も乱れるため記録画像を著しく悪くする原因と
なるので脈動除去装置が必要である。
第2図のインクジェット記録装置において、22は付加
した脈流除去装置であり、その構造の一具体例を第3図
および第4図に示す。
本装置は脈流防止とフィルターを兼ね備えたものであり
フィルタ21、空気だめ30、空気入口管23、出口管
24および脈流除去弁膜25より構成されている。
ポンプ16より供給された脈流のある空気は調圧弁14
で所定の圧力に調整され、空気入口管23より空気だめ
30内に導入されフィルタ21を経て空気出口管24よ
り排出される。
この過程においてゴムまたは可とう性のあるプラスチフ
スフィルムでつくられた脈流除去弁膜25は空気圧の変
化を自分の弾性で吸収し脈流を除去することができる。
なおフィルタの存在も脈流除去の作用に関与している。
一般に脈流を除去するためには系の間に大きな容積を持
った容器を介在させることは知られているか本装置は小
容積で脈流を除去できるものであり、空気供給源である
ダイヤフラムポンプを使用することによってエア供給装
置のコンパクト化が可能である。
第5図〜第7図は空気供給系のブロック図を示している
第5図は1本の空気供給管12より分配器13を用いて
インクケースに供給する方法であり、第6図はインクケ
ースを通してヘッドへ供給する方法であり、さらに第7
図は前記両者を組合せた空気供給方法である。
図中の各部の符号は第2図の各部の符号と同一である。
ところで、本インクジェットヘッドの重要なポイントは
空気ノズル9およびインクノズル4付近の圧力バランス
である。
インクノズル4側の圧力が高い場合、駆動停止時でも、
ノズル部で形成されているインクメニスカスから空気流
の補助によりインクを吐出させる状態となり、常時イン
クが噴出している状態となる。
また一方、空気ノズル側の圧力が高い場合、ノズルにお
けるインクメニスカスを破り空気が外方の室3およびイ
ンク流入通路6まで逆流し駆動時におけるインク粒吐出
が不能になる。
たとえ常時インクが噴出またはインクメニスカスが破壊
されないまでも、記録画質が低下することはさけられな
い。
このような状態にならしめないためには、空気ノズルに
かける圧力とインクケース19へかける圧力を調整する
必要がある。
第5図ないし第7図の空気供給系ではインク吐出口より
インク液面迄の最適高さhは、空気供給管の径、長さの
比を調整することによって一定にすることができ、空気
圧の調整は空気調圧弁14のみで行うことができる。
しかしインクノズル4の径、空気室8の厚さ、および空
気ノズル9の径などの特性の異なるヘッドを使用する場
合は、再度、空気圧のバランスを調整しなければならな
い欠点がある。
一般にヘッドへ通じる空気供給管12とインクケース1
9へ通ずる空気供給管12の径および長さが同一ならば
空気ノズル9より空気流11が流出するためインクノズ
ル8付近の空気圧Phはインクケース19にかかる空気
圧P1より低い。
もう少し具体的に説明すると、第8図は空気ノズル9の
径を150PrrL1 インクノズル4の径を40〜5
0μ汎、インクケース19にかける圧力P1を0.05
ka/−とした場合の空気室厚みとPhの関係を示すも
のであり、信号応答性が良く、実用的な空気室厚みは、
40〜200Pmの範囲である。
今、仮にインクノズル8とインク液面の高さが同一、す
なわちh=oならば、インクは常時流出することになる
すなわち、空気室の厚みが200pmのヘッドでは+0
.002kg/af、同様に空気室の厚みが40μmの
ヘッドでは+0.027kg/c71!P、が高くなり
インクは常時流出することになる。
そのため、正常な記録を行うためには、ヘッドの特性に
よって、インクケース19の位置をかえてhを大きくし
なければならなかった。
しかし装置に組込む場合、最適なインク高さhがヘッド
特性によって異なるのでは非常に不都合である。
第9図は、インクケース19の位置を変えずにインク高
さhを一定に設定し、インクつぼの近傍またはインクケ
ース19にバリアプルリークバルブ26を設けPhとP
rとの最適圧力差を設定できるようにしたものである。
バリアプルリークバルブ26を調節することによりイン
クケース19内の空気圧力が制御され、等価的にインク
高さhを制御することができる。
ところが、このようにしてインクノズル近傍と空気ノズ
ル近傍の圧力バランスを保った場合でもポンプの作動時
および停止時にこの圧力バランスがくずれ、インクが流
出したり、空気が外方の室3に逆流したりすることがあ
った。
これはヘッド側およびインク側の空気系の容量の差、す
なわち圧力上昇、下降の時間差があるためである。
本考案は上記欠点を改良し、ポンプ作動時および停止時
の圧力バランスのくずれがないようにしたインクジェッ
ト記録装置を提供するものである。
以下図面により詳細に説明する。第10図は本考案によ
るインクジェット記録装置の実施例を示す構成国である
図において、第9図と同一部分には同一符号を付して説
明を省略する。
本考案においては1、ヘッド側とインクつぼ側の空気容
量を同一にするため、ヘッドへ通ずる空気供給管12に
空気圧緩衝器27を連結する。
この空気圧緩衝器27はインクケース19とほぼ同等の
容積の容器に流入口と流出口を形成したもので構成され
る。
容器の形状についての制限はなく、取付ける機器のスペ
ースに合せて任意に形成てきる。
空気流入口の口径を適当に選ぶことによりインクケース
19の圧力上昇時間および圧力降下時間と空気圧phの
上昇時間および圧力降下時間をほぼ同じように選定する
ことができる。
この空気圧緩衝器27を組込むことによって、空気供給
源の作動時における空気の逆流および停止時におけるイ
ンクの流出を防止することができる。
上記の効果をもう少し具体的に説明すると、第11図は
第5図に示した空気供給装置を用いた場合における圧力
と時間の関係を示す特性例である。
第5図において、ポンプ16が作動すると、脈流除去装
置22、空気分配管13および空気供給管12を経て一
方はヘッド空気ノズル9に、一方はインクケース19に
送られPhおよびPlが上昇し、一定時間後に定圧にな
る。
通常、インクケース19の容量はヘッドのそれに比較し
て著しく大きいため、圧力上昇の過程で両者に圧力差(
Ph> P r )を生じる。
この時、インクノズル4のメニスカスはインク側に引き
こまれた状態になり、インクケース19の位置、インク
の物性およびインクノズル4の径によっては、メニスカ
スが破れて、インクノズル4から空気が逆流しヘッドと
しての機能を停止してしまうことである。
また、逆に、ポンプ停止後の圧力降下の過程では同様に
圧力差(Pi>Ph)を生じる。
この時、インクノズル4のメニスカスは空気室側にふく
らんだ状態となり、インクケース19の位置、インクの
物性おヨヒインクノズル4の径によっては、メニスカス
が破れて、インク液滴が飛び出し、機器を汚損したりす
ることがある。
これに対し第12図は第10図に示した本考案によるイ
ンクジェット記録装置を用いた場合の圧力と時間の関係
を示す例である。
第12図において、ポンプ16が作動すると、脈流除去
装置22、空気分配管13および空気供給管12を経て
一方はインクケース19へ、一方は、インクケース19
とほぼ同等の容積を有する空気溜である空気圧緩衝器2
7を経てヘッド空気ノズル9に送られ、PhおよびP+
が上昇し、一定時間後に定圧になる。
本装置においては、インクケース19側の空気容量とヘ
ッド側の空気容量の差が小さくなり、I)5およびP、
上昇速度および下降速度は第12図に示すようにほぼ等
しくなる。
このため、PhおよびP+の圧力差によるインクノズル
4からの空気の逆流および吐出による問題は、生じない
以上のように、本考案によれば、空気流を利用したイン
クジェット記録装置において、インクヘッドへの空気供
給系に空気圧力の上昇および下降時間を遅延させる手段
を設けることによって、安定な記録装置を提供すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインクジェット記録装置の一部断面概略
図、第2図は本考案を適用するのに好適なインクジェッ
ト記録装置の一例を示す一部断面概略図、第3図は第2
図の装置に使用する脈流除去装置の正面図、第4図は同
斜視図、第5図〜第7図は第2図の構成の空気供給配管
方法を示すブロック図、第8図は第2図のヘッドの圧力
バランス特性図、第9図は本考案を適用するのに好適な
他のインクジェット記録装置の一例を示すプロツり図、
第10図は本考案の一実施例のインクジェット記録装置
のブロック図、第11図は第5図の装置の動作特性図、
第12図は本考案によるインクジェット記録装置の動作
特性図である。 1・・・・・・圧力上昇装置、2・・・・・・内方の室
、3・・・・・・外方の室、4・・・・・・インクノズ
ル、6・・・・・・インク流入通路、7・・・・・・ヘ
ッド本体、8・・・・・・空気室、9・・・・・・空気
ノズル、10・・・・・・空気流入通路、11・・・・
・・空気流、12・・・・・・空気供給管、13・・・
・・・空気分配管、14・・・・・・調圧弁、15・・
・・・・圧力計、16・・曲空気供給源、17・・・・
・・インク、18・・・・・・インク袋、19・・・・
・・インクケース、20・・曲インク供給管、21・・
・・・・エアフィルタ、22・・・・・・脈流防止器本
体、23・・・・・・空気流入口、24・・曲空気流出
口、25・・・・・・脈流除去弁膜、26・・・・・・
バリアプルリークバルブ、27・・・・・・空気圧緩衝
器、3o・・・・・・空気だめ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)加えられる電気信号に応じてインク室内のインク
    に圧力を与えインク滴を吐出させるインクジェットのイ
    ンク吐出ノズルの前方に、インク吐出ノズルのインク吐
    出口に対向して開口を有する空気ノズルを設け、この空
    気ノズルおよびインクケースに空気流供給装置が連結さ
    れ、空気ノズルへの空気供給通路に空気圧力の上昇また
    は下降時間を遅延させる手段を設けたことを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. (2) 遅延手段がインクケースとほぼ同等の容積を
    もつ空気圧緩衝器である実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のインクジェット記録装置。
JP6648183U 1983-05-02 1983-05-02 インクジエツト記録装置 Expired JPS6039260Y2 (ja)

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JP6648183U JPS6039260Y2 (ja) 1983-05-02 1983-05-02 インクジエツト記録装置

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JP6648183U JPS6039260Y2 (ja) 1983-05-02 1983-05-02 インクジエツト記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59112644U JPS59112644U (ja) 1984-07-30
JPS6039260Y2 true JPS6039260Y2 (ja) 1985-11-25

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ID=30196690

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