JPS6039081B2 - 光硬化型樹脂組成物 - Google Patents
光硬化型樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS6039081B2 JPS6039081B2 JP3737278A JP3737278A JPS6039081B2 JP S6039081 B2 JPS6039081 B2 JP S6039081B2 JP 3737278 A JP3737278 A JP 3737278A JP 3737278 A JP3737278 A JP 3737278A JP S6039081 B2 JPS6039081 B2 JP S6039081B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acrylate
- resin composition
- photocurable resin
- meth
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明、紫外線などの活性エネルギー源の作用により容
易に架橋硬化する光硬化型樹脂組成物にかかり、特にこ
の組成物中にはグリシジルメタクリレートとジアリルフ
タレートプレポリマーが併用していることを特徴として
ものである。
易に架橋硬化する光硬化型樹脂組成物にかかり、特にこ
の組成物中にはグリシジルメタクリレートとジアリルフ
タレートプレポリマーが併用していることを特徴として
ものである。
．近年、電子部品などの樹脂被覆において、従来の加熱
燐付け、常温乾燥等の手段を紫外線等の照射による硬化
方法で置き換える試みが多くなされている。
燐付け、常温乾燥等の手段を紫外線等の照射による硬化
方法で置き換える試みが多くなされている。
この種の光硬化型樹脂組成物としては、特に不飽和ポリ
エステル系、アクリル系またはメタクリル系などの組成
物が実用という点から主流となりつつあり、これに光重
合開始剤としてペンゾインアルキルヱーテル、Ｑーメチ
ルベンゾイン、ベンジル、メチルアントラキノン、ベン
ゾフェノン、ミヒラーケトンなどが使用されている。し
かしながら、紫外線による硬化方法においては、硬化時
間が短いために、被覆された硬化樹脂中に内部歪が緩和
されずにそのまま残存し、その結果、たとえば熱衝撃を
加えた場合、クラックが発生するなどの種々のトラブル
の要因となっている。これは一つには被覆樹脂の光硬化
の際の収縮が大きいことに起因しているものと推測され
る。また、電子部品などの被覆樹脂としては、一般に下
地が見えなくなるよう着色された樹脂が要望されている
。このためには、従来より着色顔料が用いられているが
、それら着色顔料の分散をよくするために着色樹脂製造
時にロールあるいはボールミルの使用を必要とし、その
ために仕上がり樹脂のコストが高価なものになってしま
うという問題があった。本発明の第１の目的は、光硬化
時に樹脂が白濁化し、外観上それ以上着色化を必要とし
ない電子部品等の被覆に適した光硬化型樹脂組成物を提
供することにある。
エステル系、アクリル系またはメタクリル系などの組成
物が実用という点から主流となりつつあり、これに光重
合開始剤としてペンゾインアルキルヱーテル、Ｑーメチ
ルベンゾイン、ベンジル、メチルアントラキノン、ベン
ゾフェノン、ミヒラーケトンなどが使用されている。し
かしながら、紫外線による硬化方法においては、硬化時
間が短いために、被覆された硬化樹脂中に内部歪が緩和
されずにそのまま残存し、その結果、たとえば熱衝撃を
加えた場合、クラックが発生するなどの種々のトラブル
の要因となっている。これは一つには被覆樹脂の光硬化
の際の収縮が大きいことに起因しているものと推測され
る。また、電子部品などの被覆樹脂としては、一般に下
地が見えなくなるよう着色された樹脂が要望されている
。このためには、従来より着色顔料が用いられているが
、それら着色顔料の分散をよくするために着色樹脂製造
時にロールあるいはボールミルの使用を必要とし、その
ために仕上がり樹脂のコストが高価なものになってしま
うという問題があった。本発明の第１の目的は、光硬化
時に樹脂が白濁化し、外観上それ以上着色化を必要とし
ない電子部品等の被覆に適した光硬化型樹脂組成物を提
供することにある。
本発明の第２の目的は、光硬化時における収縮性の改善
された光硬化型樹脂組成物を提供することにある。
された光硬化型樹脂組成物を提供することにある。
本発明者らは、光重合性化合物への種々の添加剤を検討
するなかで、その組成物にグリシジルメタクリートとジ
アリルフタレートプレボリマーとを共存させることによ
って、光硬化時に各樹脂の相溶性の低下から白濁化を生
じ、しかもジアリルフタレートプレポリマーの添加のた
めに禾添加に比べて収縮が小さくなることを見し、出し
た。
するなかで、その組成物にグリシジルメタクリートとジ
アリルフタレートプレボリマーとを共存させることによ
って、光硬化時に各樹脂の相溶性の低下から白濁化を生
じ、しかもジアリルフタレートプレポリマーの添加のた
めに禾添加に比べて収縮が小さくなることを見し、出し
た。
本発明においてグリシジルメタクリレートと混合して使
用しうる光重合性化合物としては、ウレタン（メタ）ア
クリレート系、ェポキシ（メタ）アクリレート系、ポリ
エステル（メタ）アクリレート系またはポリェーテル（
メタ）アクリレート系などの不飽和二重結合をもつ各種
公知の樹脂あるいはそれらの変性物が挙げられ、またブ
チル（メタ）アクリレート、２−エチルヘキシル（メタ
）アクリレート、２−ヒドロキシエチル（メタ）アクリ
レート、テトラヒドロフルフリール（メタ）アクリレー
ト、メトキシエチル（メタ）アクリレート、メトキシジ
エチレングリコール（メタ）アクリレート、エチレング
リコール（メタ）アクリレート、１・４−ブタンジオー
ルジ（メタ）アクリレート、ネオベンチルグリコールジ
（メタ）アクリレート、トリメチロールプロパントリ（
メタ）アクリレートなどの光硬化性稀釈剤を併用して用
いることもできる。こ）で、たとえばェポキシ（メタ）
アクリレート系とは、エポキシアクリレート系とヱポキ
シメタアクリレート系の総称である。本発明の光硬化型
樹脂組成物における各成分の構成割合は、全組成中にグ
リシジルメタクリレートが２０〜７の重量％の範囲で、
ジアリルフタレートが１０〜６の重量％の範囲であるの
が好ましい。
用しうる光重合性化合物としては、ウレタン（メタ）ア
クリレート系、ェポキシ（メタ）アクリレート系、ポリ
エステル（メタ）アクリレート系またはポリェーテル（
メタ）アクリレート系などの不飽和二重結合をもつ各種
公知の樹脂あるいはそれらの変性物が挙げられ、またブ
チル（メタ）アクリレート、２−エチルヘキシル（メタ
）アクリレート、２−ヒドロキシエチル（メタ）アクリ
レート、テトラヒドロフルフリール（メタ）アクリレー
ト、メトキシエチル（メタ）アクリレート、メトキシジ
エチレングリコール（メタ）アクリレート、エチレング
リコール（メタ）アクリレート、１・４−ブタンジオー
ルジ（メタ）アクリレート、ネオベンチルグリコールジ
（メタ）アクリレート、トリメチロールプロパントリ（
メタ）アクリレートなどの光硬化性稀釈剤を併用して用
いることもできる。こ）で、たとえばェポキシ（メタ）
アクリレート系とは、エポキシアクリレート系とヱポキ
シメタアクリレート系の総称である。本発明の光硬化型
樹脂組成物における各成分の構成割合は、全組成中にグ
リシジルメタクリレートが２０〜７の重量％の範囲で、
ジアリルフタレートが１０〜６の重量％の範囲であるの
が好ましい。
その他、光硬化型樹脂組成物中には、その貯蔵安定性を
増すために、たとえばｔーブチルヒドロキノン、フェノ
チアジン等の安定剤の配合が有効であり、また光硬化時
において光源より放射される熱を有効に利用するため少
量のたとえば有機過酸化物等の熱硬化触媒をも配合する
ことができる。本発明をさらに具体的に説明するために
、以下にその実施例を示す。
増すために、たとえばｔーブチルヒドロキノン、フェノ
チアジン等の安定剤の配合が有効であり、また光硬化時
において光源より放射される熱を有効に利用するため少
量のたとえば有機過酸化物等の熱硬化触媒をも配合する
ことができる。本発明をさらに具体的に説明するために
、以下にその実施例を示す。
実施例 １
オリゴェステルアクリし−ト（東亜合成化学工業株式会
社製「アロニックスＭ−８０６０」）７の重量部に対し
てグリシジルメタクリレート１００重量部、光重合開始
剤としてのペンジル４重量部および熱硬化触媒としてＢ
ＰＯペースト３重量部をそれぞれ添加し、かきまぜて透
明な樹脂液を得た。
社製「アロニックスＭ−８０６０」）７の重量部に対し
てグリシジルメタクリレート１００重量部、光重合開始
剤としてのペンジル４重量部および熱硬化触媒としてＢ
ＰＯペースト３重量部をそれぞれ添加し、かきまぜて透
明な樹脂液を得た。
この樹脂液に対してジアリルフタレートプレポリマー（
大阪曹達株式会社製「ダップＡ」）を、全組成中の割合
が第１表に示す割合となるように加えて透明な樹脂液と
した。これらの樹脂液の硬化物の特性を調べるため、深
さ２肋のアルミニウム製カップに樹脂液を入れ、ＩＫＷ
の高圧水銀灯を用いて１０肌の距離より１分間照射して
硬化させた。
大阪曹達株式会社製「ダップＡ」）を、全組成中の割合
が第１表に示す割合となるように加えて透明な樹脂液と
した。これらの樹脂液の硬化物の特性を調べるため、深
さ２肋のアルミニウム製カップに樹脂液を入れ、ＩＫＷ
の高圧水銀灯を用いて１０肌の距離より１分間照射して
硬化させた。
得られた硬化物の特性結果を第１表に示す。第１表
実施例 ２
ジアリルフタレートプレポリマー（大阪曹達株式会社製
「ダップＡＪ５０重量部をテトラヒドロフルフリールア
クリレート５の重量部に溶かし、さらにオリゴェステル
アクリレート（東亜合成化学工業株式会社製「アロニッ
クスＭ−８０６０」）３０重量部およびペンジル３重量
部を加えてかきまぜ透明な樹脂液を得た。
「ダップＡＪ５０重量部をテトラヒドロフルフリールア
クリレート５の重量部に溶かし、さらにオリゴェステル
アクリレート（東亜合成化学工業株式会社製「アロニッ
クスＭ−８０６０」）３０重量部およびペンジル３重量
部を加えてかきまぜ透明な樹脂液を得た。
得られた樹脂液に対してグリシジルメタクリレートを、
全組成中の割合が第２表に示す割合となるように添加し
、かきまぜて透明な樹脂液とした。これらの樹脂液の硬
化物の特性を調べるため、深さ２側のアルミニウム製カ
ップに樹脂液を入れ、ＩＫＷの高圧水銀灯を用いて１０
弧の距離より１分間照射して硬化させた。
全組成中の割合が第２表に示す割合となるように添加し
、かきまぜて透明な樹脂液とした。これらの樹脂液の硬
化物の特性を調べるため、深さ２側のアルミニウム製カ
ップに樹脂液を入れ、ＩＫＷの高圧水銀灯を用いて１０
弧の距離より１分間照射して硬化させた。
得られた硬化物の特性結果は第２表に示す。第２表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ グリシジルメタクリレートを２０〜７０重量％含む
光重合性化合物と、光重合開始剤とからなる樹脂液に、
ジアリルフタレートプレポリマーを添加含有させてなる
光硬化型樹脂組成物。 ２ ジアリルフタレートプレポリマーの添加割合は全組
成中の１０〜６０重量％の範囲とした特許請求の範囲第
１項記載の光硬化型樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3737278A JPS6039081B2 (ja) | 1978-03-29 | 1978-03-29 | 光硬化型樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3737278A JPS6039081B2 (ja) | 1978-03-29 | 1978-03-29 | 光硬化型樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54127952A JPS54127952A (en) | 1979-10-04 |
| JPS6039081B2 true JPS6039081B2 (ja) | 1985-09-04 |
Family
ID=12495680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3737278A Expired JPS6039081B2 (ja) | 1978-03-29 | 1978-03-29 | 光硬化型樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6039081B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6147703A (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 電子部品被覆用樹脂組成物 |
-
1978
- 1978-03-29 JP JP3737278A patent/JPS6039081B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54127952A (en) | 1979-10-04 |
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