JPS6039079A

JPS6039079A - 電動ドライバ

Info

Publication number: JPS6039079A
Application number: JP14662483A
Authority: JP
Inventors: 氏家　睦男; 羽鳥　俊二
Original assignee: Nippon Electric Industry Co Ltd
Current assignee: Nippon Electric Industry Co Ltd
Priority date: 1983-08-12
Filing date: 1983-08-12
Publication date: 1985-02-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は電動式スクリュードライバ（以下電動ドライバ
と略称する）に関する。

従来の一般的な電動ドライバは、ねじの締付は完了時に
電動機を含めた回転部分の慣性による反力が作業者の手
首に加わり、それによる手・腕の疲労の発生や１作業能
率の低下等という問題が生じている。

そこで例えば実開昭５６−４８４７２号公報には、電動
機とドライバビットとの間の動力伝達機構中に、ねじの
締付は完了時に自動的に外れるクライバが開示されてい
る。それによれば１回転部分の慣性が大幅に減少するの
で、前述の如き問題は解消する。

しかし該公報の電動ドライバは、電動機の起動及び停止
にそれぞれ専用の二個のスイッチを用いなければならな
い上に、ねじ締完了時には電動機を電気的に停止状態に
保たせるために複雑な自己保持回路を必要とするので、
製品の価格が上昇しかつ寿命及び品質が低下しかつ大形
化するという新たな問題を生じている。またクラッチ機
構が切れ、停止スイッチが動作しない限９．電動機は急
停止しないだめ２インチング動作（仮締め作業）が不完
全になり易いという欠点もある。

それ故に本発明の目的は、自動クラッチ機構を有した電
動ドライバにおいて、電動機の起動・停止を一個のスイ
ッチで行なうことができるようにし。

しだがって自己保持回路を不要となし、これにより上述
の問題や欠点を解消することにある。

本発明によれば、フレームと、該フレームに回転可能に
かつ軸方向で可動に支持され、ビット取付端側へ向けて
付勢されたビットホルダと、該ビットホルダに回転力を
与えるために上記フレームに組みつけた電動機と、該電
動機と上記ビットホルダとの間の動力伝達機構と、該動
力伝達機構中に介在し、上記ビットホルダの過負荷を検
出すると外れるクラッチ機構と、上記ビットホルダと同
一の軸心上に長手方向で可動に支持されかつ上記ビット
ホルダと同じ向きに付勢されたパイロット棒と、該・や
イロット棒と上記ビットホルダとの間に介在して該・や
イロソト棒の付勢向きへの移動を゛係止しており、上記
クラッチ機構の外れによって解除される係止機構と、上
記・ぐイロット棒の位置を検出して上記電動機の起動お
よび停止を決定するスイッチとを含むことを特徴とする
電動ドライバが得られる。

本発明による電動ドライバにおいては、ビットホルダに
取り付けたビットをねじの頭に押しつけると・ぐイロッ
ト棒が一方へ押され、−！、たねじの締付けが完了して
過負荷状態になるとクラッチ機構が外れるとともにパイ
ロット棒が復帰することになるので、一つのスイッチに
よってそのパイロット棒の位置を検出して電動機の起動
・停止を行なうことができ、したがって上述した目的が
達成される。

以下図面を参照しながら２本発明の実施例につき説明す
る。

第１図は本発明の一実施例を示している。第１図を参照
して、調整ねじ２３．締伺管２４およびフレームハンド
ル２５によって円筒状のフレームが構成されている。こ
のフレームの一端のビットホルダ２９は、玉軸受１９に
よって調整ねじ２３中に回転可能に支持されている。ビ
ットホルダ２９はさらに軸方向でも可動に支持され、し
かもスプリング１７および２８によってフレーム外ニ向
けて（即ち矢印Ａ方向に）付勢されている。ビットホル
ダ２９のフレーム外方への移動は、その周面に設けた止
め輪１８が玉軸受１９に係合することで停止される。こ
のようなビットホルダ２９には一端にビット２０が取シ
付けられる。ビット２０の軸方向への抜けは、リングば
ね２２で保持されたポール２１によって防止されている
。

フレーム−・ンドル２５の内部にハ、ヒツトホルダ２９
に回転力を与えるだめの電動機１が備えられている。電
動機１は玉軸受４に支持されたカム（５）３を減速ギヤ部２を介して回転させるものである。

ビットホルダ２９とカム３との間には、ボールホルダ５
が設けられている。ボールホルダ５の一端はビットホル
ダ２９の他端に、軸方向では移動可能であるが回転方向
では係止されるように嵌合している。さらにボールホル
ダ５とビットホルダ２９との間には圧縮スプリング２８
が介在させられている。が−ルホルダ５の他端は円筒部
とされ。

ここに−カム３の一端の角状部が第２図にも示す如く嵌
入している。またこのボールホルダ５の円筒部に形成し
た貫通孔に？−シル６半径方向で可動に嵌入されている
。ここでボール６の径はボールホルダ５の円筒部の肉厚
よシも十分に大寸とされている。

ビットホルダ２９にはさらに外周にチー・ぐリング７と
スライドリング１０とが軸方向で夫々可動に嵌合してい
る。そしてチーｉ９リング７はスプリング９によって矢
印Ｂ方向へ付勢され、またスライドリング１０はスプリ
ング１７によって矢印Ｂ方向へ付勢されている。チー／
９１Ｊング７の矢印Ｂ（６）方向への移動は、その一端の内面に形成しだチーｉＰ面
７１がボール６に係合することにより阻正されている。

またスライドリング１０の矢印Ｂ方向への移動はチー・
ｌ　１，１ング７に軸方向で当接することにより阻止さ
れている。なお８はチー・ぐリング７に回転を許すだめ
のスラスト軸受である。

サラニビットホルダ２９およびチー・ぐリング７の中心
には・ぐイロットＪ２が軸方向で可動に嵌合配置されて
いる。ノ＜’イロット１２はその一端の斜面１２′が、
ビットホルダ２９の中間部の貫通孔に半径方向で可動に
保持されているボール１１に係止されている。このとき
ゾール１１の放射方向外側への動きは、スライドリング
１０の内面によって阻止されている。まだスライドリン
グ１０の内面には、ゴール１１が放射方向外側へ動くこ
とを許す大径内面部１０′が形成されている。この結果
。

スライドリング１０の大径内面部１０′がボール１１に
対応したときには、ボール１１が外側へ動くことによっ
て、パイロット１２の斜面１２′とボール１１との保合
が解放される。

・ぐイロット１２の他端には、電動機１．減速ギヤ部２
およびカム３を貫通した軸方向で可動なパイロット棒１
３が対向している。・やイロット棒］３はスプリング１
５によって矢印Ａ方向に付勢されている。かくして・ぐ
イロノト棒１３はパイロット１２に連動して軸方向に移
動する。

・やイロット棒１３の先端近傍にはコマ１４が固定され
ている。またフレームハンドル２５の内面には、コマ１
４によって作動させられるスイッチ１６が固定されてい
る。なお電源コード２７はプツシ−２Ｇで保持されつつ
引き出されている。

次に動作について説明すると第１図において。

ビット２０の先端にねじの頭（図示せず）をセリトン９
本体をビット側に押し下げると、第３図の如くビットホ
ルダー２９がスプリング２８に抗して矢印Ｂ方向に移動
する。この時ビットホルダー２９に保持されているボー
ル１１．及Ｕ　ノ４　（０ツト１２も同様に移動し、又
パイロット棒１３も同様に移動する。この為パイロット
棒１３に固定されたコマ１４が第４図の如くスイッチ１
６の接触子を押し、その結果、スイッチＩ６が通電状態
となって電動機１の回転が始まる。回転は減速ギヤ部２
を介してカム３に伝達される。ゾール６は、Ｉ？ボール
ホルダの穴部で保持されながら、スプリング９の軸方向
の押し圧力にょシ、チー・やリング７のテーパ面７′に
押され、カム３の角状面を押し付けている・従ってカム
３の回転はぎ一ル６を介して＋Ｎ−ルホルタゝ５に伝わ
シ、又このボールホルダ５と軸方向に移動可能な接続構
造（例えばキー溝）で組合わされているビットホルダ２
９も回転する。

しかして、ねじのねじ込み作業が開始する。ねじ込み過
程においては９以上述べた回転部分にはそれ程大きな負
荷はかからない為、カム３とボール６はほぼ第２図の位
置状態で回転している。

第５図において、ねじ込みが進行し、所定の締付はトル
クに達すると、ビット２０．ビットホルダ２９、及びボ
ールホルダ５は、ねじと共に回転を停止する。この時、
電動機Ｉの回転続行によりカム３も回転し、第６図の如
くが一ル６がカム３の凸部３′にょシ円周方向外側へ押
し上げられる。この？−ル６（９）の移動に従い、チー・ぐ部７′の作用でチーｉ８１７ン
グ７及びスライドリング１０が矢印Ａ方向に移動する。

スライドリング１０が矢印Ａ方向に移動するとボール１
１がスライドリング１０の空間部１０′に逃げる為、ス
プリング１５により・ぐイロット１２が矢印Ａ方向に移
動する。パイロット１２の移動に従って・母イロット棒
１３も同方向に移動し。

第７図に示すように、コマ１４がスイッチ１６の接触子
からはなれた瞬間１発電制動回路により。

電動機１が瞬間的に停止する。との時スプリング９の戻
し圧力によりテーパリング７．及びボール６を介してボ
ールホルダ５は第２図の様に元の状態に戻る。

又第８図の如くスライドリング１０は斜面１０〃部にボ
ール１１が当っている為、スプリング１７の押し力に抗
して、その位置に留っている。従ってスイッチ１６とコ
マ１４の相互位置は、第７図の状態を保持し続ける。

第８図においてビット２０の停止、つまりねじの締付け
が完了し、電動機の停止を感知して、ド（１０）ライパ本体を上方に引上げるとビットホルダ２９が？−
ル１１とスライドリング１０を伴って矢印Ａ方向に移動
する。この過程においてボール１１が・ぐイロット１２
の斜面１２′に近ずくに従い、ぎ−ル１１が中心軸方向
に移動可能となると、スライドリング１０は初期状態、
つまり第１図の位置に戻る。

尚ねじの締付トルクの変更は調整ねじ２３で。

ばね９の取付は長さを変えることによシ、あるいはばね
９を交換するととにより簡単に行なうことが出来る。

上述では特定の実施例を用いて説明したが、各種の設計
変更が可能なことはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電動ドライバの一実施例を示す断
面図、第２図は第１図における■−■線に沿った内部機
構のみの断面図、第３図は同電動ドライバの始動状態を
示すドライバの先端部の断面図、第４図は同じくスイッ
チ部の断面図、第５（１１）図はねじの締付は完了時のドライバ先端部の断面図、第
６図は第５図の■−■線に沿った内部機構のみの断面図
、第７図は同じくスイッチ部の断面図、第８図は電動機
の停止時のドライバ先端部の断面図、第９図は内部配線
図である。 ■・・・電動機、２・・・減速ギヤ部、３・・・カム、
３′・・・カム３の凸部、４・・・玉軸受、５・・・ボ
ールホルダ。６・・・ゾール、７・・・チーツクリング、７′・・・
チーツクリング７の斜面、８・・・スラスト軸受、９・
・・ばね、１０・・・スライドリング、１０′・・・ス
ライドリング１ｏの空間、１０〃・・・スライドリング
ＩＯの斜面、１１・・・ボール、　１２−・ノぐイロッ
）　、　１２’・・・ノクイロット１２（７）斜面、１
３・・・バイロン）Ｆ！、１４・・・コマ。１５・・・ばね、１６・・・スイッチ、１７・・・スプ
リング。１８・・・止め輪、１９・・・玉軸受、２０・・・便ッ
ト。２１・・・ボール、２２・・・リングばね、２３・・・
調整ねじ、２４・・・締付管、　２５・・・フレームハ
ンドル。２６・・・コードブツシュ、２７・・・電源コード、２
８第５図第７図６

Claims

【特許請求の範囲】

■、　フレームと、該フレームに回転可能にかつ軸方向
で可動に支持され、ビット取付端側へ向けて付勢された
ビットホルダと、該ビットホルダに回転力を与えるため
に上記フレームに組みつけた電動機と、該電動機と上記
ビットホルダとの間の動力伝達機構と、該動力伝達機構
中に介在し、上記ビットホルダの過負荷を検出すると外
れるクラッチ機構と、上記ビットホルダと同一の軸心上
に長手方向で可動に支持されかつ上記ビットホルダと同
じ向きに付勢された・母イロット棒と、該・母イロット
棒と上記ビットホルダーとの間に介在して該パイロット
棒の付勢向きへの移動を係止しておシ、上記クラッチ機
構の外れによって解除される係止機構と、上記パイロッ
ト棒の位置を検出して上記電動機の起動および停止を決
定するスイッチとを含むことを特徴とする電動ドライバ
。