JPS6038889Y2 - ボ−ル等の把持アタツチメントを備えた甲被を有する運動靴 - Google Patents

ボ−ル等の把持アタツチメントを備えた甲被を有する運動靴

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JPS6038889Y2
JPS6038889Y2 JP18273982U JP18273982U JPS6038889Y2 JP S6038889 Y2 JPS6038889 Y2 JP S6038889Y2 JP 18273982 U JP18273982 U JP 18273982U JP 18273982 U JP18273982 U JP 18273982U JP S6038889 Y2 JPS6038889 Y2 JP S6038889Y2
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JP
Japan
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protrusions
ball
polyurethane
gripping attachment
utility
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JP18273982U
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JPS5986103U (ja
Inventor
良夫 田中
Original Assignee
株式会社アシックス
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主としてサッカー、ラグビー等の如き球技用の
運動靴の甲被部の前部辺及び側部辺の改良に関するもの
である。
従来の球技用の運動靴はその甲被部が主として天然皮革
、所謂人工(若しくは合成)皮革等でなる外表面にボー
ルを把持することができる多数の凹部若しくは凸部を形
成したものがあり、これは前記甲皮を加熱加圧して型押
し成形したり、前記甲被を表板としこれと内板との間に
多数の突起を設けた若しくは格子状部分と該格子状の交
点部分に小突起を設けたゴム若しくは芯板を挟着したり
、或いは多数の透孔を設けた表皮と裏皮との間に多数の
突起を設けたコム若しくは合成樹脂の芯板を挾持し、か
つこの芯板の各突起を前記表板の各透孔内に嵌合し更に
各突起を外表面側に突出形成したもの等が提供されてい
た。
然しなから最初の甲皮を加熱加圧して所望凸部若しくは
凹部を型押し成形したものは、加熱によって特に天然皮
革材が特有の柔軟性や風合を損うのみならず天然皮革材
等のみであるから繰返すボール等との接触によって摩損
し、このため表板を破損せしめ易い。
次に表皮と内皮との間に多数の突起を設けた或いは格子
部分と該格子の交点部分から小突起を突出した芯板を挟
着したものはその挟着した芯板の厚みだけ甲皮が柔軟性
を喪失してボールとの接触感が鈍化してボール把持、コ
ントロールを充分に発揮し難いのみならず、小突起等で
押圧された表板の小突起状等の隆起部がボール等との繰
返す接触摩擦によって摩損腰この摩損部分からボールを
把持する甲皮を破損せしめ易い。
更にまた多数の透孔を設けた表板と内板の間に多数の突
起を設けた芯板を挾持しかつこの芯板の各突起を前記表
皮の各透孔内に嵌合し更には各突起を外表面側に突出せ
しめたものは、同様にその挟着した芯板の厚みだけ甲被
の柔軟性を喪失してボールとの接触感が鈍化してボール
等の把持やコントロールを充分発揮し難いのみならず各
透孔と各突起等の間から砂等が侵入してこれが侵入して
来た各透孔の孔縁等から表板が破損し易い等の欠陥があ
った。
本考案の運動靴は前述の甲被の主として前部辺、及び側
部辺にホール等の把持及びコントロールをしようとする
突起若しくは透孔を備えた運動靴の欠陥を克服するため
にポリウレタンの被膜を外表面に有する所謂人工皮革の
甲皮でなる甲被部の前部辺または側部辺或いは両部辺例
えば主として紐締め部の前方部辺または側方部辺或いは
両部辺に前記ポリウレタン被膜とは若布結合性のよいポ
リウレタンの突条を運動靴の横方向若しくは縦方向或い
は前記紐締め部の前端部辺より放射状に一体的に結合密
着せしめ、ボール等との把持及びコントロールを良好に
できるのみならず、この場合の接触感を損うことがなく
、各突条と甲皮との結合を強化して前記ボール等との把
持及びコントロール作用を永く維持しかつ各ポリウレタ
ンにより耐摩耗性も良好なものとして提供しようとする
ものである。
本考案の運動靴の構成等について図面に従って説明する
とつぎのとおりである。
本考案に係るボール等の把持アタッチメントを備えた甲
被を有する運動靴は甲被部Aとその底面側に結合した底
部から成るものである。
前記甲被部Aの甲皮aは、第3図で示すように基布、不
織布、ポリウレタンフォーム若しくは床皮等の如き基部
4の外表面にポリウレタン樹脂を付着せしめて成るポリ
ウレタン被膜1を形成してをり、更に該甲皮aは、その
外表面のポリウレタン被膜1上において、第1図及び第
第2図で示されているように紐締め部イの側方部辺へを
含みそれより前方部辺の一部即ち、紐締め部イの側方部
辺ハ若L <は前方部週日或いはこれらの両部週日及び
ハにおいて、前記ポリウレタン被膜1とは密着結合性の
よいポリウレタンの厚さく或いは高さ)は凡そ0.5m
mから1.5m程度と比較的薄くかつ幅もまた凡そ37
rrInから6rrrIn程度と比較的狭い多数の突条
2,2を突設形成している。
従って前記甲皮aのポリウレタン被膜1の各突条2は、
ボール等を滑らないように把持して自由にコントロール
できるのみならず、ポリウレタン被膜1及びポリウレタ
ンの各突条2はこのポリウレタンの強靭性と耐摩耗性に
より耐久力がよいのみならずまた突設している各突条2
の先端が地面に接して甲皮aが直接接触しないようにし
ているので甲皮aの耐久力を一層強化できる。
また前記甲皮aの各突条2は第1図I乃至■で示すよう
に、前記甲皮aを縫製形成してなる甲被部Aの外表面側
における主として、紐締め部イの側方部辺を含む前部辺
において、運動靴の横方向に多数並べ若しくは縦方向に
多数並べ或いは前記紐締め部イの前端部辺より前方部辺
中コ向い放射状に配在成形している。
従って本考案の運動靴は、前述の突設した各突条2,2
によってホール等を滑らないよう把持しかつコントロー
ルできるのみならず前記各突条2,2が甲皮aの外表面
であるポリウレタン被膜1から突出しているので該ポリ
ウレタン被膜1がボール等若しくは地面等と直接摩擦す
ることによって生ずる摩損を抑止できる。
また前記各突条2,2は前記ポリウレタン被膜1とは密
着結合性のよいポリウレタンの成形特であるからボール
若しくは地面等との摩擦或いは衝撃によっても容易に剥
離脱落することがないので前記突条2,2を有する甲皮
の作用効果を長く維持することができる。
また前記甲皮aは、第2図I乃至■て示すように、前述
の長い帯状の各突条2,2の他に切れ目3.3によって
多数の鎖線若しくは点線による長く配列成形された突条
2,2で同様に横方向若しくは縦方向に並べ或いは放射
状等に配列形成することもできる、この場合切れ目3,
3によりボール等の滑り止めによる把持、コントロール
作用をより一層強化できる。
前述の各突条2,2若しくは2’、2’または2.2′
を、前記甲皮aの外表面側のポリウレタン被膜1に密着
結合する場合は、例えば前記人工皮革甲皮aの基部4の
外表面側のポリウレタン皮膜1の表面をMEKの如き溶
剤で表面処理をするか或いはポリウレタン系接着剤を薄
く塗布等してその後これを乾燥させ、このような表面処
理等し乾燥した人工皮革でなる甲皮aのポリウレタン被
膜1上に非粘着性の薄板状のシートを載せ、更に該非粘
着性の薄板状のシートの上面側からその各小透孔等内に
予め作成した液状ポリウレタン配合物を注流充填する。
このときの該ウレタンプレポリマー配合物は、例えば液
状ウレタンプレポリマ、硬化剤、触媒、色素の溶融若し
くは可及的少量の共通溶剤に溶解混和した配合物でもよ
いが、最も作業性がよくかつ最も結合性、及びボール把
持性が良好なポリウレタンエラストマーとなるのは、硬
化剤と触媒をアセトンの如き前記2者及び粘稠液体で液
状ウレタンプレポリマーと相溶性のある液状クマロンイ
ンデン樹脂、液状ロジエンエステル等の如き粘着付与剤
に対して溶解性を有する低沸点の有機溶剤の可及的少量
で溶解して第一次硬化剤溶液を作成し、該第−次硬化剤
溶液と前記粘着付与剤の適量とを混和して均一な第二次
硬化剤溶液を作威し、これを室温又は低温下に於て放置
して前記低沸点の有機溶剤の一部若しくは全部を蒸発せ
しめて第三次硬化剤液を作成しこれを7M状ウレタンプ
レポリマーに加えて混和して形成したものであればよい
前述の如く、人工皮革の甲皮aのポリウレタン被膜1上
の非粘着性の薄板状のシートの各溝状等の透孔内に注流
し充填された各液状ポリウレタン配合物は反応し硬化し
てポリウレタンエラストマー成形物である突条2,2若
しくは突条2′。
2′等に成形される。
また前述のようにして成形された突条2,2若しくは2
’、2’は、第4図I乃至■で示するようにその横断面
が円柱状のもの、台形状のもの或いは円錐状のものに成
形できる。
また上面が平坦なもの或いは凹弧状の凹みのあるものに
も成形できるし、更にはポリウレタン被膜1との密着結
合面が拡張しているもの等にも成形できる。
このような各突条2,2若しくは2’、2’或いはこれ
らの組合せからなるボール等の把持アタッチメントを備
えた甲皮を有する運動靴は、ラグビー、サッカー等のフ
ットボール用として極めて優れた作用効果のあるものと
して提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図I乃至■及び第2図I乃至■は本考案のボール等
の把持アタッチメントを備えた甲皮を有する運動靴の主
としてその前部辺及び側部辺のみの平面略図の例示であ
る。 第3図は同じくその甲皮の一部拡大断面略図である。 第4図I乃至■は同じく前記甲皮における突条結合部の
一部拡大横断面略図である。 図面の符号、A・・・・・・甲被部、a・・・・・・甲
皮、1・・・・・・ポリウレタン被膜、2,2′・・・
・・・突条、3・・・・・・切れ目、4・・・・・・基
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ ポリウレタン皮膜1を有する人工皮革の甲皮aにお
    ける主として紐締め部イの側方部辺へを含みそれより前
    方部辺の一部に、ポリウレタンでなる多数の任意幅比較
    的高さの低い突条2゜2を前記ポリウレタン皮膜1と一
    体的に結合成形したことを特徴とするボール等の把持ア
    タッチメントを備えた甲被を有する運動靴。 2 前記各突条2は切れ目3,3のない一体の長い条状
    のものに成形されたことを特徴とする実用新案登録範囲
    第1項記載のボール等の把持アタッチメントを備えた甲
    被を有する運動靴。 3 前条各突条2は、切れ目3,3によって鎖線状に長
    く配列形成されたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲の第1項記載のボール等の把持アタッチメントを備
    えた甲被を有する運動靴。 4 前記帯状の長い突条2と鎖線若しくは点線状に配列
    の任意幅で比較的高さの低い突条2,2の組合せのもの
    をポリウレタン被膜1と一体的に密着結合してなること
    を特徴とする甲皮aを備えた、実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のボール等の把持アタッチメントを備えた甲
    被部を有する運動靴。
JP18273982U 1982-12-01 1982-12-01 ボ−ル等の把持アタツチメントを備えた甲被を有する運動靴 Expired JPS6038889Y2 (ja)

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JPS5986103U JPS5986103U (ja) 1984-06-11
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