JPS6038481B2 - 分岐装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は中央案内方式軌道車両の分岐装置に関するもの
である。

中央案内方式軌道車両は第１図に示すように車体イ左右
に車軸口を介して走行タィャハが取付けられ、中央部に
一対の案内車輪へが案内車輪軸ホを介して取付けられて
いる。

一方軌道はその左右に走行軌道二が設けられ、中央部に
は案内レールトが設けられている。車体イは走行タィヤ
ハが走行軌道ニ上を転勤することで走行し、案内車輪へ
，へが案内し−ルトに案内されて操行する。

従来、この中央案内方式軌道車両の分岐装置としては第
２図及び第３図に示すものがある。

第２図イ，口に示すものは分岐部に直線用及び曲線用の
走行軌道と案内レールの組を並設して一体に設け、全体
を摺動させることにより分岐装置を行なうものである。
これは第２図イ，口からわかるように軌道外方に大きく
突出し、そのため無駄なスペースが広く必要である。ま
た、移動重量が大きいので分岐に大き駆動力が必要であ
るし、分岐時間が長くなる。

一方第３図イ，口に示すものは分岐部に直線用及び曲線
用共用の軌道を設け、同分岐部軌道を合流側固定軌道に
枢支したものである。

これは軌道外方に無駄なスペースは少なくなるが案内レ
ールがどうしても不連続曲線となり、そこで車両に対す
るショックが大きく乗心地がよくない。又、移動重量は
前記のものに比べると４・さくなるが、それでも絶対量
としては大きく、分岐用騒動力が大きくなるし、分岐時
間も長くなる。本発明は、車体中央の一対の案内車輪が
軌道中央に設けられた案内レールを侠持して、同案内レ
ールに案内されて走行する中央案内方式軌道車両のＹ型
分岐装置において、分岐部の室内レールがそれぞれの分
岐側の固定案内レールの先端に枢支されるとともにそれ
ぞれの合流側部分が軌道を横切る方向に摺敷可能な摺動
子に連結され、かつ分岐部の走行軌道の一部が前記摺動
子の移動に運動してそれぞれの走行軌道を形成すべく前
記案内レールとりンクで連結されていることを特徴とし
、その目的とするところは前記従来の欠点を解消して軽
量でかつ案内レールが滑かに連続する分岐装置を提供し
ようとするものである。

本発明は前記のように構成され、分岐する場合には摺動
子を軌道を横切る方向に摺動させれぱ案内レールが揺動
して切換り、又案内レールの移動をリンク機構を介して
受けて走行軌道の一部が切換り分岐が完了する。

このように本発明によると分岐動作はほとんど軌道面内
で行なわれるので軌道外方に無駄なスペースをあまり必
要としない。

又可動部分が分岐部の案内レールと走行軌道の一部だけ
なので分岐時の移動重量が４・さく分岐に必要な駆動力
が小さくてよい。さらに分岐部の案内レールがそれぞれ
専用ののとなるので案内レールは滑らかに連続し、車両
の乗心地がよい。以下、本発明を第４図及び第５図に示
す最も好ましい図示実施例について詳細に説明する。

図において、１はモータ、２，４，１３，１６，１７及
び１８はリンク、３，５，７，８，１１，１２，１４，
１５，２１，２３，２４，２５，２６，２７及び２８は
ピン、６は糟動子、９は曲線用案内レール、１川ま曲線
用案内レール、１，２０及び２２は可動走行軌道、２９
は鎖錠装置、３０，３０′は固定走行軌道、３１はスト
ッパ受、３２はガイド、３３はストツパ、３４，３６は
分岐側の固定案内レール、３６は合流側の固定案内レー
ルである。リンク２，４はピン３，５により情動子６と
モーターを連結している。曲線用案内レール９はピン１
１により固定案内レール３４に枢支され、一方ピン７に
より鷹動子６に取付けられている。直線用案内レール１
川まピン１２により固定案内レール３５に枢支され、ピ
ン８で沼勤子６に取付けられている。可動走行軌道１９
，２０，２２はそれぞれピン２１，２７，２３を中心に
揺動自在に支持されている。摺動子６はガイド３２に案
内されて移動する。リンク１３は直線用案内レール１０
に固着されており、その先端にリンク１６，１７がピソ
２８で取付けられている。リンク１６の他端はピン１５
で可動走行軌道２０に、また、リンク１７の他端はピン
１４で可動走行軌道１９に取付けられている。リンク１
８は可勤走行軌道１９と可動走行軌道２２にそれぞれピ
ン２５，２４で取付けられ両者を連結している。またリ
ンク１８はピン２６で固定案内レール３５に回動自在に
支持されている。本実施例は前記のように構成され、第
４図の曲線走行が出来る状態から第５図に示す直線走行
が出釆る状態への分岐動作を説明する。

まず鎖錠装置２９を解錠して固定案内レール３６と案内
レール９の連結を開放する。この状態、でモー夕１を矢
印Ａの方向に回すと、リンク２，４を介して摺動子６が
糟勤し、案内レール９，１０はそれぞれピン１１．１２
を中心に揺動し、案内レールが第５図の状態に切換る。
同時にリンク１３を介してリンク１６，１７がそれぞれ
矢印Ｂ，Ｃの方向に動き、可動走行軌道２０，１９、が
それぞれピン２７，２１を中心に揺動し第５図の状態に
なる。更に可動走行軌道１９の揺動によりリンク１８が
ピン２６を中心に矢印○方向に回転し、それにより可動
走行軌道２２はピン２３を中心に揺動して第５図の状態
になる。この状態で鎖状装置２９を作動して固定案内レ
ール３６と案内レール１０を固着すると分岐が完了する
。

なお、沼教子６の動き量はストッパ３３とストッパ受３
１により調整される。

また直線走行出来る状態から曲線走行出来る状態への分
岐動作はモータ１を逆回転させ、前記とは逆の動作にて
行なわれる。このように本実施例によると分岐部に直線
用、曲線用の２本の案内レールがあるので、案内レール
が滑らかにつながり、車両にショックを与えることがな
く、乗心地もよくなる。

また、分岐部の軌道外方への張り出し‘ま可動走行軌道
の一部でありほとんどスペースを取らない。更に、可動
部が４・型軽量であるので分岐駆動力が小さくてよく、
分岐時間も短かくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は中央案内方式軌道車両の概略構成を示す説明図
、第２図イ，口は従来の分岐装置の概略構造を示す説明
図、第３図イ，口は従来の他の分岐装置の概略構造を示
す説明図、第４図及び第５図は本発明の一実施例の分岐
装置を示し、第４図は曲線走行可能な状態を示す平面図
、第５図は直線走行可能な状態を示す平面図である。 へ・・・・・・案内車輪、９，１０・・・・・・案内レ
ール、６・・…・摺敷子、１３，１６，１７，１８……
リンク、１９，２０，２２・・・・・・可動走行軌道、
３４，３５・・・・・・分岐側の固定案内レール。 繁′図第２図 鰭２図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 車体中央の一対の案内車輪が軌道中央に設けられた
   案内レールを狭持して、同案内レールに案内されて走行
   する中央案内方式軌道車両のＹ型分岐装置において、分
   岐部の案内レールがそれぞれの分岐側の固定案内レール
   の先端に枢支されるとともにそれぞれの合流側部分が軌
   道を横切る方向に摺動可能な摺動子に連結されかつ分岐
   部の走行軌道の一部が前記摺動子の移動に連動してそれ
   ぞれの走行軌道を形成すべく前記案内レールとリンクで
   連結されていることを特徴とする分岐装置。