JPS6038271B2 - 耐チツピング性複合塗膜 - Google Patents

耐チツピング性複合塗膜

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JPS6038271B2
JPS6038271B2 JP17295881A JP17295881A JPS6038271B2 JP S6038271 B2 JPS6038271 B2 JP S6038271B2 JP 17295881 A JP17295881 A JP 17295881A JP 17295881 A JP17295881 A JP 17295881A JP S6038271 B2 JPS6038271 B2 JP S6038271B2
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polyester resin
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光男 鶴田
和宏 保科
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Nippon Paint Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車用耐チッピング性複合塗膜に関する。
最近、自動車産業分野において塗膜の耐久性、特に衝撃
剥離による塗膜の耐食性低下ならびに基材の腐食の進行
の問題が発生している。
特に北米、カナダ、北欧等の寒冷地では、冬期に自動車
道路の路面凍結を防止するために、比較的粗粒に粉砕し
た岩塩を多量混入した砂利あるいは砂や塩化カルシウム
が道路に大量に散布されている。この散布された岩塩と
砂利あるいは砂との混合物、塩化カルシウム、砂利等の
4・さし、石が走行中に跳ね上げられて、自動車の車体
のフロントエプロン、フロア下面、サイドシル、外板等
に衝突し、この衝撃により塗膜は表層部分において部分
的に剥離または損傷し、あるいは被塗物基材である鋼板
面まで全部剥離する衝突剥離現象、いわゆるチッピング
を起す。この現象により前記損傷部分から塩分等を含ん
だ腐蝕性液体が侵入して下塗り塗膜を浸蝕して車体鋼板
を浸蝕し、あるいは露出した鋼板面を直接発錆させてこ
の発錆が進行し、他方によっては僅かに一冬で前記した
車体部分の鋼板が、局部的とはいえ完全に腐食あるいは
錆びてしまう例が見受けられる。このような問題に対す
る解決法として、外板部に塗布される塗膜、特に中塗り
塗膜を改質したり、あるいは下塗り塗膜と中塗り塗膜と
の間または中塗り塗膜と上塗り塗膜との間もしくはその
両方に新たな塗膜を形成させる試みが提案されている。
例えば、形成する中塗り塗膜の硬度を下地塗膜および仕
上げ塗膜より軟かくする方法(英国特許第116180
6号)、ウレタン樹脂からなる弾性塗膜を中塗り塗膜と
して形成させるに際し、下地塗膜としてポリビニルブチ
ラール樹脂、防錆顔料、リン酸系化合物およびアルコー
ル系溶剤を主成分とするウオッシュフ。ラィマーを塗装
する方法(特公昭51−8181号)、中塗り塗膜とし
て超微粒子絹雲母を塗料の全固形分に対75〜1の重量
%配合してなる塗料を用いる方法(特公昭52−436
57号)、一次中塗り塗料として平均粒蓬約10〜約2
0ミクロンのタルク粉20〜5の重量%を塗膜形成樹脂
10の重量部に対して配合してなる塗料を塗装し、その
表面にタルク粉を配合しない二次中塗り塗膜を塗装する
方法(特公昭53−4班13号)等が提案されている。
しかしながら、このような方法によっても、耐チッピン
グ性能は未だ十分でなく、またより大さし・耐チッピン
グ性能を顕現せしめるために改質した中塗りまたは耐チ
ッピング層を100〜200山肌という厚膜に形成せし
めるに際し、塗り重ねとその都度行なわれる塗膜の乾燥
とを必要とするので、一回の塗装で厚勝かられ、そかも
ワキタレ等の欠点のない塗料および塗装方法は得られな
かった。
本発明は、叙上の点に鑑みてなされてものであり、その
目的とするところは、上記難点ないし欠点を解決するに
あり、その特徴とするところは、数平均分子量2000
〜4000、水酸基価25〜80および酸価3〜20を
有するポリエステル樹脂をバインダーとして含む単独塗
膜の伸び率が10〜100%でかつ静的Tgが8〜20
である膜厚20〜80山肌の中塗り塗膜を、基材上の下
塗り塗膜と上塗り塗膜との間に形成させ、かつ該下塗り
塗腹から上塗り塗膜までの総合膜厚が80〜130ぶれ
である自動車用耐チッピング性複合塗膜である。本発明
による中塗り塗膜を構成する耐チッピング性塗料におい
てバインダーとして使用されるポリエステル樹脂とは、
飽和二塩基酸またはそのェステル形成誘導体と多価アル
コールまたはそのェステル形成性議導体との縮合物を主
体とするポリエステル樹脂である。
該ポリエステル樹脂の製造に使用される二塩基酸または
そのヱステル形成性誘導体としては、無水フタル酸、ィ
ソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸
、テトラクロロ無水フタル酸、アジピン酸、セバシン酸
、無水コハク酸等があり、これらはその1種または2種
以上が使用され、その一部を無水マレィン酸、フマル酸
、ィタコン酸、無水トリメリット酸で層換えてもよい。
また、こ塩基酸としては、合成されたまたは天然の油脂
を変性した脂肪酸を併用できることはもちろんである。
また、多価アルコールとしては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−
ブタンジオール、ネオベンチルグリコール、1,6−へ
キサンジオール、トリメチロールプロ/ゞン、ベンタエ
リスリトール、ソルビトール、シクロヘキサンジメタノ
ール、トリメチルベンタンジオール、トリメチロールヱ
タン、グリセリン、ジグリセリン等がある。
このポリエステル樹脂は、数平均分子量が2000〜4
000好ましくは200〜3000であり、水酸基価が
固形分換算で25〜8Q好ましくは40〜70であり、
酸価が3〜20好ましくは4〜15であることが必要で
ある。
すなわち、数平均分子量が4000を超えると、良好な
仕上り外観が得られず、一方、20氏未満では耐水性が
低下するので好ましくない。また、水酸基価が25未満
では、後述するアミノ樹脂との反応が充分に行なわれな
くなり、仕上り外観不良、硬度耐水性不良を生じ易く、
一方80を超えると、耐水性が低下するので好ましくな
い。さらに、酸価が3禾満では、後述するァミノ樹脂の
反応性がなくなり、硬度不足になり、一方20を超える
と反応性が上がり、オ−バーベーク時の塗膜が脆くなり
やすく好ましくない。本発明において中塗り塗膜を構成
する耐チツピング性塗料には、前記バインダーとなるポ
リエステル樹脂の他に、アミノ樹脂、ェポキシ樹脂等を
配合させることができる。
しかして該ァミノ樹脂は、例えば尿素、メラミン、ベン
ゾグアナミン、スピログアナミン等のアミノカ合物にホ
ルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド等のアルデヒド
を付加反応または付加縮合反応させて得られるものであ
り、これらの炭素原子数1〜4の一価アルコールでエー
テル化して得られるアルキルェーテル化ァミノ樹脂も使
用できる。アミノ樹脂としては、メチル化メラミン樹脂
、nーブチル化メラミン樹脂、ィソブチル化メラミン樹
脂、ベンゾグアナミン樹脂、尿素樹脂等がある。これら
のアミノ樹脂の配合割合は、ポリエステル樹脂/アミノ
樹脂の比(固形分重量比)が75/25〜95/5、好
ましくは80/20〜85/15の範囲にあるのがよい
この比が75/25未満ではポリエステル樹脂の水酸基
価が相対的に低くなるため、過Qのメチロール基同志の
自己縮合反応が進んでグリコールが硬くなり、密着性が
悪化すると共にポIJヱステル樹脂とアミノ樹脂との相
漆性に問題が生ずる場合もある。一方前記比が95/5
を超えると、耐緑性が低下するので好ましくない。
ェボキシ樹脂としては種々あるが、一例をあげると例え
ばェピクロルヒドリンとビスワェノールAとかち得られ
るポリグリシジルエーテル(ビスフェノールA型)、ビ
スフェノールFとェピロルヒドリンとから得られるビス
フェノールF型、/ポラック型、末端にェポキシ基の2
個以上ついたもの等がある。
これらのェポキシ樹脂は、中塗り塗腰の物性教質(例え
ば、付着性の付与、硬度の付与、柔軟性の付与、耐水性
の改良等)のために3碇部以下で適時、適正な量を選定
し、使用することができる。このようにして得られる耐
チツピング性塗料には、必要により充填剤成分を配合す
ることができる。
該充填剤成分としては、従来公知のものとして広く使用
されているものであってもよく、例えば炭酸カルシウム
、バイト、タルク、シリカ、アェロジル(日本アオロジ
ル社製)、マイカ、石英、酸価チタン等を始めとする各
種着色顔料が通常用いられる。本発明によれば、耐チッ
ピング性塗料は、被塗物である基材に下地塗料として硬
イG乾燥させたのち、その塗膜上の塗装され、1200
0以上、好ましくは140〜16ぴ0の焼付温度、5〜
60分、好ましくは15〜30分間焼付乾燥を行なって
、膜厚20〜80仏のの中塗り塗膜を形成させる。
このときの該耐チッピング性塗料の単独塗膜はその伸び
率が10〜100%(好ましくは20〜50%)で、そ
の静的Tgが8〜20午0である。これらの物性は、チ
ッピング性の評価結果、外観品質および一般的塗膜品質
から定められてものである。すなわち、伸び率が10%
未満のものはエネルギーの吸収能力が劣り、一方、伸び
率が100%を超えるものは耐湿性が劣る。また、静的
Tgが20ooを超えるものは、寒冷地での低温チツピ
ングを考えた−3ぴ○での耐チッピング性に結果が劣り
、一方、静的Tgが8℃未満では総合塗膜の硬度が低く
なり、塗膜にキズがつき易くなる。このようにして形成
された中塗り塗膜の表面には、上塗り塗腰を塗装し、1
2000以上、好ましくは140〜16ぴ0温度で15
〜6び分間、好ましくは20〜30分暁付乾燥を行なう
。なお、上塗り塗膜としては、例えばメラミンアルキッ
ド樹脂塗料、熱硬化型アクリル樹脂等がある。その結果
得られる下塗り塗膜から上塗り塗膜までの総合膜厚は、
乾燥膜基準で80〜130r肌である。本発明者らは、
塗膜の耐ピッチング性を評価するに当って、北米等での
塗膜のスキャブコロージョンの現われ方をよりよく再現
できる評価を行なうために、従来から同じ目的で使用し
ていたグラベロメーターに代えてダイヤモンドショット
法を発明し、該方法を用いて本発明による塗膜の評価を
行なった。
従釆一般に用いられるグラベロメーターによる評価、試
験板の破損状態をその程度によってランクづけをし、点
数評価が行なわれているが、材料によってはそのキズの
大きさや数が異なり、相対評価する困難な場合が多い。
本発明者らは、この点に着目してダイヤモンドショット
法を発明するに至った(特関昭56−67735号)。
この方法の原理は、パイプ中を1個のダイヤモンド粒(
0.01〜0.05夕)を圧搾空気を供試塗膜面に吹付
け、そのダイヤモンド粒の飛行速度(空気圧)(自動的
に測定可能)を変えて試験でき、一つの試験片に対して
1〜20回同一条件で試験し、すべてのキズの状態を顕
微鏡観察し、試験片に到達したキズの確率を出し、統計
的処理を行なうものである。この方法で行なった評価結
果は、極めて精度の高い数値比ができ、再現性が良好で
ある。ダイヤモンド粒は正八面対であり、衝突した時に
尖った面が当る場合や平面部が当る場合があり、それに
よって塗膜面のキズも異なってくる。そこで、10〜2
の司の繰り返し試験を実施して試験結果の統計的処理を
行なうのである。しかるに、従来のグラベロメーターで
は1回で100〜500夕の砕石を吹付けて全体として
のキズをを判定するので、数値比が困難である。これに
対し、ダイヤモンドショット法の利点は、ダイヤモンド
粒の飛行速度が明確であるため、自動車の走行速度との
開運も把握しやすく定量的な評価ができる。また、この
ようにして評価したキズのつき方は、市場で石バネで発
生したキズに似ており、かつ比較的少ない面積の試験板
で多くの情報が得られることもあり、極めて優れた試験
方法である。次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明する。なお、下記実施例および比較例における「
部」および「%」は、特にことわらない限り重量による
。実施例 1 脱水縮合反応が可能はデカンタ−/還流冷却器を備えた
2そのフラスコに10礎都のキシレンを供給したのち、
ィソフタル酸395部、アジピン酸197部、エチレン
グリコール55部、ジェチレングリコール364部およ
びペンタェリスリトール2部を160〜210ooの温
度に加熱して生成する縮合水を連続的に除去しながら6
時間反応を行ない、セロソルブアセテートで希釈して、
数平均分子量260u水酸基価60かつ酸価7のポリエ
ステル樹脂(ポリエステル樹脂A)が得られた。
このポリエステル樹脂A(不揮発分60%、キシレンノ
セルソルブアセテート=247ノ232)5碇部‘こ、
イソブチル化メラミン樹脂(日本ラィヒホールド株式会
社製、「ス−パーベッカミンG−821一60」)12
.5部、チタン白35部、カーボンブラック0.5部お
よびn−ブタノール2部を配合して耐チツピング性塗料
を得た。一方、板厚0.8側、幅10伽、長さ15弧の
鉄板(SPC−1)をリン酸亜鉄処理液(日本ペイント
株式会社製、「グラジノン1洲」)中に浸潰して化成処
理したのち水洗を行ない、ついでカチオン電着塗料(日
本ペイント株式会社製カチオン性ェポキシ樹脂系塗料、
「パワートップU−30」)を用いてカチオン電着塗装
を行ない、水洗後180午○で20分間焼付けを行なっ
て20仏肌の乾燥膜厚を有する霞着塗膜を下塗り塗膜と
して形成させた。この露着塗膜上に前記耐チツピング性
塗料をェアスプレーを用いて塗装し、140午0の温度
で20分間競付けを行ない膜厚40仏机の中塗り塗膜を
形成させた。
この中塗り塗膜の物性は第1表に示すとおりであった。
ついで、この中塗り塗膜にメラミンアルキッド系上塗り
塗料(日本ペイント株式会社製、「オルガG−25ホワ
イト」を塗装し、140qoの温度てせ20分間焼付け
を行なって膜厚30A仇の上塗り塗膜を形成させた。前
記電着塗膜、中塗り塗膜および上塗り塗膜に対して行な
った試験結果は、第2表のとおりであつた。
実施例 2 実施例1と同様なフラスコに100部のキシレンを供給
したのち、ィソフタル酸576部、ジェチレングリコー
ル413部およびトリメチロールプロパン13部を16
0〜20び0の温度に加熱して生成する縮合水を連続的
に除去しながら5時間反応を行ない、セロソルブアセテ
ートで希釈して数平均分子量3000、水酸基価75か
つ酸価5のポリエステル樹脂(ポリエステル樹脂B)が
得られた。
このポリエステル樹脂B(不揮発分60%、キシレンノ
セロソルブアセテート=250/233)斑.$部‘こ
、nーブチル化メラミン樹脂(三井東庄株式会社製、「
ューバン2偽E」)9.6部、ェポキシ樹脂(シェルケ
ミカル社製「ェピコート1001」)50%溶液(キシ
レンノブチルセロソルブノメチルイソブチルケトン=2
0/10/20)4.8部、チタン白4礎郭、セロソル
ブアセテート5部およびキシレン4.5部を配合して耐
チッピング性塗料を得た。実施例1と同様の方方法で作
成した函着塗膜上に前記耐チツピング性塗料をェアスプ
レーを用いて塗装し、140qoの温度で20分間焼付
けを行ない膜厚35Amの中塗り塗膜を形成された。
この中塗り塗膜の物性は第1表に示すとおりであった。
ついで、この中塗り塗膜上に実施例1と同一の上塗り塗
料を同様な方法で塗装して競付けを行なって膜厚35仏
のの上塗り塗膜を形成させた。前記電着塗膜、中塗り塗
膜および上塗り塗膜に対して行なった試験結果は、第2
表のとおりであった。実施例 3実施例1と同様なフラ
スコに100部のキシレンを供給したのち、アジピン酸
323部、無水フタル酸325部、トリメチロールプロ
パン17部およびプロピレングリコール422部を16
0〜200℃の温度に加熱して生成する縮合水を連続的
に除去しながら6時間反応を行ない、セロソルブアセテ
ートで希釈して数平均分子量3500、水酸基価30か
つ酸価5のポリエステル樹脂(ポリエステル樹脂C)が
得られた。
このポリエステル樹脂C(不揮発分60%、キシレンノ
セロソルブアセテート=252/235)45部に、メ
チル化メラミン樹脂(日本カーバィド株式会社製、「ニ
カラックMX−40」)11.25部、チタン白3礎部
、沈降性硫酸バリウム1の部およびブチルセロソルブ3
.75部を配合して耐チッピング性塗料を得た。実施例
1と同様の方法で作成した亀着塗膜上に前記耐チッピン
グ性塗料をェアスプレーを用いて塗装し、14000の
温度で20分間暁付けを行ない膜厚60仏肌の中塗り塗
膜を形成ざせた。
この中塗り塗膜の物性は第1表に示すとおりであった。
この中塗り塗膜上に実施例1と同一の上塗り塗料を同様
な方法で塗装して焼付けを行なって膜厚45仏肌の上塗
り塗膜を形成させた。前記電着塗膜、中塗り塗膜および
上塗り塗膜に対して行なった試験結果は、第2表のとお
りであった。実施例 4 実施例1と同様なフラスコに100部のキシレンを供給
したのち、無水フタル酸253部、無水マレイン酸25
4部、ネオベンチルグリコール10碇都および1,6−
へキサンジオール403部を150〜190ooの温度
に加熱して生成する縮合水を連続的に除去しながら5時
間反応を行ない、セロソルブアセテートで希釈して数平
均分子量4000、水酸基価40かつ酸価15のポリエ
ステル樹脂(ポリエステル樹脂D)が得られた。
このポリエステルD(不揮発分60%、キシレン/セロ
ソルブアセテート=269/246)5の織こ、実施例
1と同一のィソブチル化メラミン樹脂12.5部、チタ
ン白35部、カーボンブラック0.5部およびn−ブタ
ノール2部を配合して耐チッピング性塗料を得た。実施
例1と同一の方法で作成した亀着塗膜上に前記耐チッピ
ング性塗料をェアスプレーを用いて塗装し、140℃の
温度で20分間蛾付けを行ない膜厚25山肌の中塗り塗
膜を形成させた。
この中塗り塗膜の物性は第1表に示すとおりであった。
この中塗り塗膜上に実施例1と同一の上塗り塗料を同様
な方法で塗装して焼付けを行なって膜厚25山肌の上塗
り塗膜を形成させた。前記電着塗膜、中塗り塗膜および
上塗り塗膜に対して行なった試験結果は、第2表のとお
りであった。実施例 5 実施例1と同様なフラスコに100部のキシレンを供給
したのち、ィソフタル酸237部、セバシン酸423部
、エチレングリコール29袋部、トリメチルベンタンジ
オール54部およびペンタェリスリトール9部を160
〜210COの温度に加熱して生成する縮合水を連続的
に除去しながら6時間反応を行ない、セロソルブアセテ
ートで希釈して数平均分子量3300、水酸基価50か
つ酸価7のポリエステル樹脂(ポリエステル樹脂E)が
得られた。
このポリエステル樹脂E(不揮発分60%、キシレン/
セロソルブアセテート=247/231)5碇部‘こ、
実施例1と同一のィソブチル化メラミン樹脂12.5部
、チタン白35部、カーボンブラック0.5部およびn
−フタノール2部を配合して耐チッピング性塗料を得た
。実施例1と同一の方法で作成した露着塗腰上に前記耐
チッピング性塗料をェアスプレーを用いて塗装し、14
000の温度で20分間競付けを行ない膜厚25ム仇の
中塗り塗膜を形成させた。
この中塗り塗腰の物性は第1表に示すとおりであった。
この中塗り塗膜上に実施例1と同一の上塗り塗料を同様
な方法で塗装して暁付けを行なって膜厚35仏肌の上塗
り塗膜を形成させた。前記電着塗膜、中塗り塗膜および
上塗り塗膜に対して行なった試験結果は、第2表のとお
りであった。比較例 1 実施例1と同機なフラスコに100部のキシレンを供聯
合したのち、無水フタル酸572部、ネオベンチグリコ
ール379およびペンタエリスリトール101部を16
0〜200qoの温度に加熱して生成する縮合水を連続
的に除去しながら4時間反応を行ない、セロソルプアセ
テートで希釈して数平均分子量2000水酸基価110
かつ酸価25のポリエステル樹脂(ポリエステル樹脂F
)が得られた。
このポリエステル樹脂F(不揮発分60%、キシレンノ
セロソルブアセテート=273/248)5碇織こ、イ
ソブチル化メラミン(日立化成工業株式会社製、「メラ
ン27」)12.55部、チタン白35部、カーボンブ
ラック0.5部およびnーブタノール2部を配合して耐
チッピング性塗料を得た。実施例1と同様の方法で作製
した蚕着塗膜上に前記耐チツピング性塗料をェアスプレ
ーを用いて塗装し、140℃の温度で20分間暁付けを
行ない膜厚25山肌の中塗り塗膜を形成させた。
この中塗り塗膜の物性は第1表に示すとおりであった。
この中塗り塗膜上に実施例1と同一の上塗り塗料を同様
な方法で塗装して蛾付けを行なって膜厚50山川の上塗
り塗膜を形成させた。前記電着塗膜、中塗り塗膜および
上塗り塗膜に対して行なった試験結果は、第2表のとお
りであった。比較例 2 実施例1と同様なフラスコに100部のキシレンを供給
したのち、イソフタル酸646部、エチレングリコール
243部およびトリロチロールプロパン168部を17
0〜210ooの温度に加熱して生成する縮合水を連続
的に除去しながら5時間反応を行なし、、セロソルブア
セテートで希釈して数平均分子量3000、水酸基価1
40かつ酸価15のポリエステル樹脂(ポリエステル樹
脂G)が得られた。
このポリエステル樹脂G(不揮発分60%、キシレン/
セロソルブアセテート=246/230)38.森織こ
、実験例2と同一のnーブチル化メラミン樹脂9.6部
およびポキシ樹脂4.8部、チタン白9.6部、セリク
ロン(村上粘土工業株式会社製)28.7部、セロソル
ブァセテート4.7部およびキシレン4.3部を配合し
て耐チッピング性塗料を得た。実施例1と同様の方法で
作製した亀着塗膜上に前記耐チッピング性塗料をェアス
プレーを用いて塗装し、140℃の温度で20分間競付
けを行ない膜厚30仏肌の中塗り塗膜を形成させた。
この中塗り塗膜の物性は第1表に示すとおりであった。
この中塗り塗膜上に実施例1と同一の上塗り塗料を同機
な方法で塗装して競付けを行なって膜厚45仏のの上塗
り塗膜を形成させた。前記電着塗膜、中塗り塗膜および
上塗り塗膜に対して行なった試験結果は、第2表のとお
りであった。 卒第1表これらの物性値は、中
塗り塗料を乾燥膜厚が60〜80払肌になるように塗装
し、14000で20分間焼付けたものを単独塗膜とし
て測定した。測定には、伸び率および抗張力は東洋ボー
ルドウィン社製テンシロン引張り試験機を用い、引張り
速度33%/分、測定温度20〜25qoにて行なった
。静的Tgは理学電機株式会社製の微小定荷重熱膨脹計
により測定した。比較例 3 比較例2の方法において中塗り塗膜上にウェット・オン
・ウェットで比較例1の中塗り塗料を塗って4コート3
べークでビスフェノールを形成させた。
その結果は、第2表のとおりであった。2 表 上表において、耐グラベロ性試験は、スガ試験機株式会
社製の飛石試験機を用い、6号砕石250夕を噴射空気
圧5k9で10&肋×15物肋サイズのパネルに塗装乾
燥した塗膜面に吹きつけたあと、塩水蹟霧試験器にて1
2餌時間試験したとき、塗面に発生した錆の数を目視で
測定した。
また、液溢(一30q0)における耐グラベロ性とは、
一30ooに冷却した試験片を常温(20oo)に取出
し、3硯砂以に上記の方法でグラベロ試験を実施したあ
と前記の同様の方法で処理したものである。
次に、実施例1〜3および比較例1〜2で得られた露着
塗膜から上塗り塗膜に至る複合塗膜について、ダイヤモ
ンドショット法により評価を行なったところ、第1図に
示す結果が得られた。
第1図から明らかなように、従来品である比較例1〜2
のものは、ダイヤモンドショットの速度が早くなると、
全て素地到達キズとなることが判り、極めて脆い塗膜で
あることが判る。これに反し、実施例1〜3のものは、
中塗り塗膜の部分で衝撃エネルギーの吸収により電着塗
膜と中塗り部分での剥離または中塗り塗膜の破壊の確率
が高くなる。以上述べたように、本発明による耐チツピ
ング性複合塗膜は、数平均分子量2000〜4000、
水酸基価25〜80および酸価3〜20を有するポリエ
ステル樹脂をバインダーとして含む単独塗膜の伸び率が
10〜100%でかつ静的Tgが8〜2000である膜
厚20〜80り肌の中塗り塗膜を、基材上の下塗り塗膜
と上塗り塗膜との間に形成させ、かつ該下塗り塗膜から
上塗り塗膜までの総合膜厚が80〜120山のであるも
のであるから、前記中塗り塗膜における衝撃エネルギー
の吸収により下塗り塗膜と中塗り塗膜での剥離または中
塗り塗膜の凝集破壊の確率が高くなる。したがって、耐
チツピング性が向上するとともに、従来のように多数層
を必要としないので塗装工程が簡略化され、また膜厚を
大きくする必要がないので軽量化に寄与するという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による耐チッピング性複合塗腰ならびに
従来の耐チッピング性複合塗膜のダイヤモンドショット
法による性能を示す図面である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 数平均分子量2000〜4000、水酸基価25〜
    80および酸価3〜20を有するポリエステル樹脂をバ
    インダーとして含む単独塗膜の伸び率が10〜100%
    でかつ静的Tgが8〜20℃である膜厚20〜80μm
    の中塗り塗膜を、基材上の下塗り塗膜と上塗り塗膜との
    間に形成させ、かつ該下塗り塗膜から上塗り塗膜までの
    総合膜厚が80〜130μmであることを特徴とする自
    動車用耐チツピング性複合塗膜。
JP17295881A 1981-10-30 1981-10-30 耐チツピング性複合塗膜 Expired JPS6038271B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63317484A (ja) * 1987-06-19 1988-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液体容器
JPS6423453U (ja) * 1987-07-31 1989-02-08
DE102017216650A1 (de) 2017-04-17 2018-10-18 Mitsubishi Electric Corporation Steuerung und Steuerverfahren für Verbrennungsmotor

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