JPS6038254Y2 - 高圧可変抵抗器 - Google Patents

高圧可変抵抗器

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Publication number
JPS6038254Y2
JPS6038254Y2 JP1978124703U JP12470378U JPS6038254Y2 JP S6038254 Y2 JPS6038254 Y2 JP S6038254Y2 JP 1978124703 U JP1978124703 U JP 1978124703U JP 12470378 U JP12470378 U JP 12470378U JP S6038254 Y2 JPS6038254 Y2 JP S6038254Y2
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JP
Japan
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resistor
slider
variable resistor
grease
voltage variable
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Expired
Application number
JP1978124703U
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English (en)
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JPS5540600U (ja
Inventor
捷夫 池田
Original Assignee
三洋電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばテレビジョン受像機のフォーカス可変抵
抗器の如き高圧可変抵抗器に関するものである。
断種抵抗器は第1図、第2図に示すように基板1に抵抗
体2を印刷且つ焼成したものを摺動子3とその調整ツマ
ミ4を有する絶縁ケース5に納めると共に樹脂6でモー
ルドし、前記抵抗体2の両端に接続された外部接続端子
7,8及び上記摺動子3に結合する外部接続端子9を前
記ツマミ4と共に外部に突出させた構造となっている。
このような可変抵抗器の電気回路は第3図に示されてい
るが、ここで摺動子3が低損B□、R2,Rvを形成す
る抵抗体2の円形状部2aの端部位置イ又は口に至ると
イ点と0点の電位差は最大となるのでピックアップ線路
10とそれらの点との間でコロナ放電が生じる虞れがあ
る。
例えば摺動子3がイ点にあるとき、ピックアップ線路1
0はイ点と電位と同一であり、この電位と0点の電位と
は先に述べたように可変範囲において最も大きな溝をも
つのに拘わらずピックアップ線路10と0点とが近接し
ているため両者間でコロナ放電が生じ易いのである。
このことは、摺動子3が口に至ったときにもピックアッ
プ線路10とイ点との間で同様に問題になる。
この対策として従来は第4図に示すように抵抗体の円形
状部2aと他の必要箇所を除きエポキシ系の樹脂等をコ
ーティングして絶縁物11の隔壁を作りコロナを生じに
<<シていた。
しかしながら、この場合には第5図に示すように一定以
上の高電圧差になると絶縁物11の表面に沿ってコロナ
放電12を生じるという不都合が生じる。
実験によればエポキシ系の樹脂で前記絶縁物を形成した
場合、コロナ臨界電圧は2.4KV/閣という比較的低
い値であった。
本考案は斯る点に鑑み、簡単な手段によりコロナ臨界電
圧を上げるように工夫した高電圧可変抵抗器を提案する
ものである。
本考案は少なくとも一部が円形状をした抵抗体2を有す
るアルミナ(Al2O2)基板1にジメチルシリコーン
オイルと二酸化ケイ素(Sin2) nとの混合により
得られたグリース13を第6図の如く抵抗体2の円形状
部2aをも含めて0.5醜〜1.0順の厚さで塗布して
いる。
また、前記第6図では端子?、 8. 9との接続部
分14,15,16には塗布していないが、この部分に
も同様に前記グリースを塗布してもよい。
尚、前記グリースを摺動子が摺動する空間に充填するこ
とも考えられるが、その場合調節ツマミの回動操作が重
くなり、調節困難となって実用的でないばかりか、多量
のシリコーンオイルを必要とするのでコスト的にも不利
である。
従って上述の如く前記グリースの膜厚としては0.5斜
〜1.Omが妥当であり、このように比較的薄い膜厚で
塗布するるようにすれば、基板の抵抗体が施されている
面上の略全体の亘ってジメチルシリコーンオイルを塗布
しても、その使用量が少なくて済み、コスト的に有利で
あるとともに調節ツマミ4の回動操作が容易に行なえる
また、斯かる場合第6図のように円形状部2aにグリー
スが塗布されていても摺動子3の鋭突な先端と前記円形
状部2aとの間では導電性が実現される。
前記グリースは勿論絶縁物であるが、尖鋭な摺動子先端
と抵抗体2との密着当接の場合にはその間に介在した前
記グリースは油が周囲に偏よって絶縁性を示さないため
と考えられる。
以上のように本考案では抵抗体に施す絶縁物がグリース
であるので、基板の抵抗体上に塗布することができ、し
かも抵抗体の円形状部を含めて前記基板の抵抗体が施さ
れている面上の略全体に亘って塗布するようにしている
ので、その絶縁作業性が極めて良い。
また、前記グリースの膜厚は0.5TrrIn〜1.o
rIrIrLにしているので前記基板の抵抗体が施され
ている面上の略全体に亘って塗布しても、その使用量が
少なくて済みコスト的に有利である。
しかも、前記グリースを上記膜厚にしているので調節ツ
マミの回動が阻害されることもない。
更に、抵抗体に当接する摺動子の先端が鋭突であるとと
もに上記の如き膜厚でグリースを塗布しているので、摺
動子と抵抗体との間において良好な導電性が得られ、摺
動子と抵抗体との当接部以外の基板の抵抗体形成面はグ
リースで覆われるので絶縁性が極めて良好になるという
効果がある。
このように本考案によればコロナ発生臨界電圧を著しく
高めることができ、実験によれば3.2KV/rrrr
n以上の良結果を得ることができた。
可変抵抗器全体としては従来の8KV−9KVから16
KV〜17KVに向上させることができ本考案は極めて
有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は高圧可変抵抗器の分解斜視図であり、第2図は
その完成状態の斜視図、第3図はその電気回路図である
。 第4図は従来の高圧可変抵抗器の要部平面図であり、第
5図はその断面図である。 第6図は本考案を実施した高圧可変抵抗器の要部平面図
である。 1・・・・・・基板、2・・・・・・抵抗体、3・・・
・・・円形状部、4・・・・・・ツマミ、5・・・・・
・ケース、7,8,9・・・・・・外部接続端子、13
・・・・・・グリース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一部が円形状をした抵抗体を有する基板と前
    記基板に対向して設けられ前記基板の円形状部を摺動す
    る摺動子とを1つのケース中に配し、前記抵抗体の両端
    及び摺動子に接続された外部接続用端子と上記摺動子に
    連結したツマミを外部に露出した高圧可変抵抗器におい
    て、前記摺動子の鋭突な先端が当接する抵抗体の円形状
    部上をも含めて、前記基板の抵抗体が施されている面上
    の略全体に亘って、ジメチルシリコーンオイルに二酸化
    ケイ素を混合したグリースを0.5TIIJrt〜1.
    0Tra1tの厚さで塗布したことを特徴とする高圧可
    変抵抗器。
JP1978124703U 1978-09-08 1978-09-08 高圧可変抵抗器 Expired JPS6038254Y2 (ja)

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JP1978124703U JPS6038254Y2 (ja) 1978-09-08 1978-09-08 高圧可変抵抗器

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JP1978124703U JPS6038254Y2 (ja) 1978-09-08 1978-09-08 高圧可変抵抗器

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JPS5540600U JPS5540600U (ja) 1980-03-15
JPS6038254Y2 true JPS6038254Y2 (ja) 1985-11-15

Family

ID=29084938

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JP1978124703U Expired JPS6038254Y2 (ja) 1978-09-08 1978-09-08 高圧可変抵抗器

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3437609A1 (de) * 1984-07-03 1986-01-16 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Elektrisches potentiometer

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5073171A (ja) * 1973-11-01 1975-06-17

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JPS5069247U (ja) * 1973-10-27 1975-06-19

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JPS5073171A (ja) * 1973-11-01 1975-06-17

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JPS5540600U (ja) 1980-03-15

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