JPS603824A - パツフア形ガス遮断器 - Google Patents
パツフア形ガス遮断器Info
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- JPS603824A JPS603824A JP11116383A JP11116383A JPS603824A JP S603824 A JPS603824 A JP S603824A JP 11116383 A JP11116383 A JP 11116383A JP 11116383 A JP11116383 A JP 11116383A JP S603824 A JPS603824 A JP S603824A
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- piston
- time
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の属する技術分野〕
この発明は圧油系を介して駆動される可動接触子と共動
してSF6ガスなどの消弧性ガスを圧縮するバッファ装
置を有し、このバッファ装置によって固定接触子と可動
接触子との開離間隙にバッファ圧力が与えられるガス遮
断器に関するものであって、遮断可能なアーク時間の最
小値と最大値との間の時間幅すなわちいわゆるアーク時
間幅を広げるための可動部の駆動方法に関する。
してSF6ガスなどの消弧性ガスを圧縮するバッファ装
置を有し、このバッファ装置によって固定接触子と可動
接触子との開離間隙にバッファ圧力が与えられるガス遮
断器に関するものであって、遮断可能なアーク時間の最
小値と最大値との間の時間幅すなわちいわゆるアーク時
間幅を広げるための可動部の駆動方法に関する。
第1図に本発明の対象とするバッファ形ガス遮断器の構
造例を示す。図において1は遮断部を収容する接地金属
容器、2,3は遮断部への接続導体2a、3aをそれぞ
れ接地金属容器に絶縁支持するブッシング、2b、3b
はそれぞれブッシング2,3の頂部に設けられた遮断器
の主端子、4は固定接触子5の支持台、6は遮断器の開
路位置において固定接触子5の先端の電界を緩和する静
電遮蔽リング、7はこの静電遮蔽リング6を支持台4か
ら支持する複数の棒状または壁面に複数の貫通孔を有す
る円筒状の金属製支持部材、8は固定接触子と同軸に設
けられ、直線状に進退してこれに接離する可動接触子、
9はこの可動接触子が取り付けられ遮断時に固定ピスト
ン10との間で消弧性ガスを圧縮してバッファ圧力を発
生するバッファシリンダであって、このバッファシリン
ダ9と固定ピストン10とによってバッファ装置11が
形成される。12は可動接触子8をとり囲むとともにバ
ッファ装置11によって圧縮された消弧性ガスを固定接
触子5と可動接触子8との開離間隙に導く絶縁体であっ
て固定接触子5が出入りする開口13が消弧ノズルを形
成している。9aは通電筒、14は絶縁操作棒であって
、後述の油圧駆動機構の駆動ロッド23と結合される。
造例を示す。図において1は遮断部を収容する接地金属
容器、2,3は遮断部への接続導体2a、3aをそれぞ
れ接地金属容器に絶縁支持するブッシング、2b、3b
はそれぞれブッシング2,3の頂部に設けられた遮断器
の主端子、4は固定接触子5の支持台、6は遮断器の開
路位置において固定接触子5の先端の電界を緩和する静
電遮蔽リング、7はこの静電遮蔽リング6を支持台4か
ら支持する複数の棒状または壁面に複数の貫通孔を有す
る円筒状の金属製支持部材、8は固定接触子と同軸に設
けられ、直線状に進退してこれに接離する可動接触子、
9はこの可動接触子が取り付けられ遮断時に固定ピスト
ン10との間で消弧性ガスを圧縮してバッファ圧力を発
生するバッファシリンダであって、このバッファシリン
ダ9と固定ピストン10とによってバッファ装置11が
形成される。12は可動接触子8をとり囲むとともにバ
ッファ装置11によって圧縮された消弧性ガスを固定接
触子5と可動接触子8との開離間隙に導く絶縁体であっ
て固定接触子5が出入りする開口13が消弧ノズルを形
成している。9aは通電筒、14は絶縁操作棒であって
、後述の油圧駆動機構の駆動ロッド23と結合される。
第2図に圧油系中に配され遮断器の可動部を開閉駆動す
る油圧駆動機構の従来の構造例を示す。
る油圧駆動機構の従来の構造例を示す。
図において21はピストン、22はシリンダ、23は遮
断器の可動部と結合された駆動ロッド、24はシリンダ
22の遮断方向側(図の下方)端面を形成するヘッドブ
ロック、25は開閉駆動時に作動油が出入シする給排油
口、26は逆止弁、27は投入方向側(図の上方)端面
を形成するヘッドブロック、28は油密パッキン、29
は気密パッキンであって主として塵挨の侵入を防ぐもの
、31は油圧源すなわち油圧アキュムレータに通じ、常
時油圧がかかっている油日、32は上下のヘッドブロッ
ク24.27をシリンダ22のそれぞれの端面に押圧す
る締結部材であってスタッド33とナット34とからな
る。図はピストン21が遮断器の可動部の開路位置に相
当する位置にある場合を示すが、この位置から遮断器を
投入する際に社給排油口25からこのピストン21の背
後に作動油を送シ込み、ピストン21に突設された緩衝
ピストン21aの端面Fと、逆止弁6を経由してピスト
ン21のリング状受圧面Gとに圧力をかける。
断器の可動部と結合された駆動ロッド、24はシリンダ
22の遮断方向側(図の下方)端面を形成するヘッドブ
ロック、25は開閉駆動時に作動油が出入シする給排油
口、26は逆止弁、27は投入方向側(図の上方)端面
を形成するヘッドブロック、28は油密パッキン、29
は気密パッキンであって主として塵挨の侵入を防ぐもの
、31は油圧源すなわち油圧アキュムレータに通じ、常
時油圧がかかっている油日、32は上下のヘッドブロッ
ク24.27をシリンダ22のそれぞれの端面に押圧す
る締結部材であってスタッド33とナット34とからな
る。図はピストン21が遮断器の可動部の開路位置に相
当する位置にある場合を示すが、この位置から遮断器を
投入する際に社給排油口25からこのピストン21の背
後に作動油を送シ込み、ピストン21に突設された緩衝
ピストン21aの端面Fと、逆止弁6を経由してピスト
ン21のリング状受圧面Gとに圧力をかける。
一方図示されていない油圧アキュムレータからの圧力が
油口31を介してピストン21の前面にかかっているが
、この前面の受圧面積は背面側の受圧面積よりも小さい
からピストンは投入方向に駆動されながら速度をを増し
、そのストローク終端に近づくと、シリンダの投入方向
側(図の上方)に突設された緩衝ピストン21bがヘッ
ドブロック27に設けられた貫通孔27aに挿入され、
この貫通孔の内周面と緩衝ピストン21bの外周面との
間く形成されたリング状細隙からこのピストン前面(図
の上方)の作動油が排出される際の抵抗力によって減速
され、滑らかに閉路位置に到達する。
油口31を介してピストン21の前面にかかっているが
、この前面の受圧面積は背面側の受圧面積よりも小さい
からピストンは投入方向に駆動されながら速度をを増し
、そのストローク終端に近づくと、シリンダの投入方向
側(図の上方)に突設された緩衝ピストン21bがヘッ
ドブロック27に設けられた貫通孔27aに挿入され、
この貫通孔の内周面と緩衝ピストン21bの外周面との
間く形成されたリング状細隙からこのピストン前面(図
の上方)の作動油が排出される際の抵抗力によって減速
され、滑らかに閉路位置に到達する。
つぎに投入位置からの遮断は、給排油口25からシリン
ダ21の背後にある作動油を排出することにより行なわ
れる。ピストン21は開離ストロークの終端において緩
衝ピストン21aの外周面と駆動シリンダ22の端面を
形成するヘッドブロックに設けられた貫通孔25aとの
間に形成されるリング状の細隙から駆動ピストン背後の
作動油が排出される際の抵抗力によって滑らかに開路位
置に到達する。
ダ21の背後にある作動油を排出することにより行なわ
れる。ピストン21は開離ストロークの終端において緩
衝ピストン21aの外周面と駆動シリンダ22の端面を
形成するヘッドブロックに設けられた貫通孔25aとの
間に形成されるリング状の細隙から駆動ピストン背後の
作動油が排出される際の抵抗力によって滑らかに開路位
置に到達する。
このときの遮断器の可動部の開離ストロークと時間との
関係を第3図の実線40によって示す。図において時間
軸の原点は遮断器に引外し指令が与えられた時点であり
、t1は遮断器の可動部が動き始めた時点である。遮断
器が第1図に示すようなバッファ形ガス遮断器の場合に
は、バッファ圧力は第4図に示すように可動部の始動時
点t1において上昇しはじめ、可動部のストロークとと
もに実線41のように変化する。第3図の右側に前記ス
トローク特性曲線40と対応してこのバッファ形ガス遮
断器の遮断部における固足部と可動部との相対的な位置
関係を示す。第3図のストローク特性曲線上の点Aは開
極位置を示し、点Bはバッファ圧力が第4図の曲線41
のように変化するときの遮断可能な最小開離距離を与え
る位置を示す点である。
関係を第3図の実線40によって示す。図において時間
軸の原点は遮断器に引外し指令が与えられた時点であり
、t1は遮断器の可動部が動き始めた時点である。遮断
器が第1図に示すようなバッファ形ガス遮断器の場合に
は、バッファ圧力は第4図に示すように可動部の始動時
点t1において上昇しはじめ、可動部のストロークとと
もに実線41のように変化する。第3図の右側に前記ス
トローク特性曲線40と対応してこのバッファ形ガス遮
断器の遮断部における固足部と可動部との相対的な位置
関係を示す。第3図のストローク特性曲線上の点Aは開
極位置を示し、点Bはバッファ圧力が第4図の曲線41
のように変化するときの遮断可能な最小開離距離を与え
る位置を示す点である。
この点Bを越えて可動接触子のストロークがさらに進む
ときのバッファ圧力がある一定値△P1以上に維持され
ている限り、電流は零点を通るときに遮断され得るから
、最大アーク時間と最小アーク時間との差すなわちアー
ク時間幅は図のT1によって与えられる。この時間幅T
1は、遮断器が設置される電力系統の中性点が直接接地
されている場合には、少なくとも商用周波の半サイクル
、非接地の場合には詳細な説明は省略するが5/12サ
イクルを必要とし、これより小さいとある相の電流の零
点が点Bの直前に生じたとき、直接接地の系統ではその
電流の次の零点が時間幅T1を越えた時点で生じ、また
非接地系統ではその電流に先行する相の電流の零点が時
間幅T1中に生じて遮断された後、残り2相の零点が時
間幅T1を越えた時点で生ずるので、これらの電流が遮
断されなくなる。
ときのバッファ圧力がある一定値△P1以上に維持され
ている限り、電流は零点を通るときに遮断され得るから
、最大アーク時間と最小アーク時間との差すなわちアー
ク時間幅は図のT1によって与えられる。この時間幅T
1は、遮断器が設置される電力系統の中性点が直接接地
されている場合には、少なくとも商用周波の半サイクル
、非接地の場合には詳細な説明は省略するが5/12サ
イクルを必要とし、これより小さいとある相の電流の零
点が点Bの直前に生じたとき、直接接地の系統ではその
電流の次の零点が時間幅T1を越えた時点で生じ、また
非接地系統ではその電流に先行する相の電流の零点が時
間幅T1中に生じて遮断された後、残り2相の零点が時
間幅T1を越えた時点で生ずるので、これらの電流が遮
断されなくなる。
いま第1図に示される遮断器の定格遮断時間す々わち第
3図における原点からt3までの時間と所要アーク時間
幅(非接地系統の場合には商用周波の5/12サイクル
)との和が5サイクル(商用周波の)の場合、この遮断
時間を短縮して定格遮断時間が3サイクルの遮断器を得
るものとする。このときには通常油圧駆動機構を含む圧
油系中の部品の仕様や構造を変更することにより引外し
指令の付与から遮断器が動き始めるまでの時間(第3図
。
3図における原点からt3までの時間と所要アーク時間
幅(非接地系統の場合には商用周波の5/12サイクル
)との和が5サイクル(商用周波の)の場合、この遮断
時間を短縮して定格遮断時間が3サイクルの遮断器を得
るものとする。このときには通常油圧駆動機構を含む圧
油系中の部品の仕様や構造を変更することにより引外し
指令の付与から遮断器が動き始めるまでの時間(第3図
。
第4図の0からt1までの時間)を短縮するとともに油
圧駆動機構を強化して遮断器の可動接触子の開離速度を
増大せしめ、t1からt3までの時間を短縮する。この
増大された速度はt3すなわち電流の遮断が可能な最小
開離距離の時点を過ぎても継続されるので、バッファ圧
力の時間変化を表わす曲線は、第4図の曲線41に比し
て立上がりの急峻なピーク値の高い、立下がりの部分が
左の方に寄せられた幅の挟い曲線とする。このようにピ
ーク値が高いと、一定の流出断面をもつ消弧ノズル(第
1図の13)からのガス排出量が大となり、限られた容
積をもつバッファ室(第1図の11a)内に残留するガ
ス量がすみやかに減少するため、一定圧力△P1以上の
圧力が保持される時間幅が短くなり、前記最小開離距離
の位置に対する電流零点の位置によって拡電流が遮断さ
れない場合を生ずる。従ってこの時間幅を広げる1つの
方法として消弧ノズルの流出断面を小さくすると、同じ
バッファ圧力におけるガス排出量は減少するが、アーク
に対する冷却力が小さくなるため電流遮断能力が低下し
、遮断され得る電流値が小さくなる。この能力を復活さ
せるためには消弧ノズルからのカス排出量を再び増大さ
せる必要があり、このためにはバッファ圧力を第4図の
△P1より大としなければならない。経験によれば消弧
ノズルの流出断面の縮小の程度によっては、アークによ
り消弧ノズルが閉塞されて有効なガス排出が不可能とな
り、電流の遮断ができなくなることがある。このことは
必要とするガス排出量を得るに要するバッファ圧力が異
常に高くなり、これに対してバッファ室の圧力がこの圧
力まで上昇しなかつたこと、すなわち前記時間幅が得ら
れなかったことを意味し、この方法は通常逆の効果をも
たらす。また消弧ノズルの流出断面を大とすれば、遮断
が可能となるバッファ圧力は第4図の△P1より小さく
なる傾向があるが、同時にアークの冷却に対して効果的
でない無駄なガス排出を伴うため、前記の時間幅を広げ
ることは結局困難となる。また前記時間幅を広げるのに
バッファ室11aの容積を大とすると、バッファシリン
ダ9の内径も大となるから、同一のバッファ圧力におけ
る可動部の駆動力も大なるを要し、駆動機構が大形とな
るという欠点があった。
圧駆動機構を強化して遮断器の可動接触子の開離速度を
増大せしめ、t1からt3までの時間を短縮する。この
増大された速度はt3すなわち電流の遮断が可能な最小
開離距離の時点を過ぎても継続されるので、バッファ圧
力の時間変化を表わす曲線は、第4図の曲線41に比し
て立上がりの急峻なピーク値の高い、立下がりの部分が
左の方に寄せられた幅の挟い曲線とする。このようにピ
ーク値が高いと、一定の流出断面をもつ消弧ノズル(第
1図の13)からのガス排出量が大となり、限られた容
積をもつバッファ室(第1図の11a)内に残留するガ
ス量がすみやかに減少するため、一定圧力△P1以上の
圧力が保持される時間幅が短くなり、前記最小開離距離
の位置に対する電流零点の位置によって拡電流が遮断さ
れない場合を生ずる。従ってこの時間幅を広げる1つの
方法として消弧ノズルの流出断面を小さくすると、同じ
バッファ圧力におけるガス排出量は減少するが、アーク
に対する冷却力が小さくなるため電流遮断能力が低下し
、遮断され得る電流値が小さくなる。この能力を復活さ
せるためには消弧ノズルからのカス排出量を再び増大さ
せる必要があり、このためにはバッファ圧力を第4図の
△P1より大としなければならない。経験によれば消弧
ノズルの流出断面の縮小の程度によっては、アークによ
り消弧ノズルが閉塞されて有効なガス排出が不可能とな
り、電流の遮断ができなくなることがある。このことは
必要とするガス排出量を得るに要するバッファ圧力が異
常に高くなり、これに対してバッファ室の圧力がこの圧
力まで上昇しなかつたこと、すなわち前記時間幅が得ら
れなかったことを意味し、この方法は通常逆の効果をも
たらす。また消弧ノズルの流出断面を大とすれば、遮断
が可能となるバッファ圧力は第4図の△P1より小さく
なる傾向があるが、同時にアークの冷却に対して効果的
でない無駄なガス排出を伴うため、前記の時間幅を広げ
ることは結局困難となる。また前記時間幅を広げるのに
バッファ室11aの容積を大とすると、バッファシリン
ダ9の内径も大となるから、同一のバッファ圧力におけ
る可動部の駆動力も大なるを要し、駆動機構が大形とな
るという欠点があった。
この発明はバッファ装置や駆動機構を大形化することな
く、可動接触子が遮断可能な最小開離距離を越えてその
開離距離を増して行くときの遮断可能な最大アーク時間
とこの最小開離距離までのアーク時間すなわち最小アー
ク時間との差、すなわちアーク時間幅を広けることを目
的とする。
く、可動接触子が遮断可能な最小開離距離を越えてその
開離距離を増して行くときの遮断可能な最大アーク時間
とこの最小開離距離までのアーク時間すなわち最小アー
ク時間との差、すなわちアーク時間幅を広けることを目
的とする。
この発明は圧油系を介して駆動される可動接触子と共動
して消弧性ガスを圧縮するバッファ装置を有し、このバ
ッファ装置によって固定接触子と可動接触子との開離間
隙にバッファ圧力が与えられるガス遮断器において、前
記開離間隙が遮断可能最小開離距離を越えたときの可動
接触子の動作と連動して所定期間絞り動作する絞りを前
記圧油系に備えることにより、可動接触子の前記最小開
離距離からの一定区間の開離速度を抑制し、この最小開
離距離の時点からのバッファ圧力の上昇を緩慢ならしめ
てガス排出量を減少させることにより、バッファ室に残
留するガス量をできるだけ長時間保有するとともに、所
定期間が過ぎた後は絞りが解除されて可動接触子が再び
加速され、バッファ圧力の降下過程におけるバッファ装
置の圧縮速度を大として圧力の降下を小さくすることに
よυ遮断に必要なバッファ圧力が維持されている時間を
長くしてアーク時間幅を広げようとするものである。
して消弧性ガスを圧縮するバッファ装置を有し、このバ
ッファ装置によって固定接触子と可動接触子との開離間
隙にバッファ圧力が与えられるガス遮断器において、前
記開離間隙が遮断可能最小開離距離を越えたときの可動
接触子の動作と連動して所定期間絞り動作する絞りを前
記圧油系に備えることにより、可動接触子の前記最小開
離距離からの一定区間の開離速度を抑制し、この最小開
離距離の時点からのバッファ圧力の上昇を緩慢ならしめ
てガス排出量を減少させることにより、バッファ室に残
留するガス量をできるだけ長時間保有するとともに、所
定期間が過ぎた後は絞りが解除されて可動接触子が再び
加速され、バッファ圧力の降下過程におけるバッファ装
置の圧縮速度を大として圧力の降下を小さくすることに
よυ遮断に必要なバッファ圧力が維持されている時間を
長くしてアーク時間幅を広げようとするものである。
第5図に本発明の一実施例を示す。ここで第3図、第4
図中の曲線40.41を、定格遮断時間を短縮するため
に開離速度を増大させた遮断器のそれぞれ開離ストロー
ク特性曲線とバッファ圧力特性曲線とであると読みかえ
る。
図中の曲線40.41を、定格遮断時間を短縮するため
に開離速度を増大させた遮断器のそれぞれ開離ストロー
ク特性曲線とバッファ圧力特性曲線とであると読みかえ
る。
この実施例は圧油系中に配されて遮断器の可動部を開閉
駆動する油圧駆動機構を示すものであって、35がこの
油圧駆動機構中にあって所定期間絞シ動作するように形
成されたピストンである。このピストンは遮断方向側に
突設された緩衝ピストン35aを有する。この緩衝ピス
トン35aには軸方向の中間に直径の小なる区間が設け
られ、両側の直径がそれぞれD1、D2の大径部が形成
されている。
駆動する油圧駆動機構を示すものであって、35がこの
油圧駆動機構中にあって所定期間絞シ動作するように形
成されたピストンである。このピストンは遮断方向側に
突設された緩衝ピストン35aを有する。この緩衝ピス
トン35aには軸方向の中間に直径の小なる区間が設け
られ、両側の直径がそれぞれD1、D2の大径部が形成
されている。
図の左半分は遮断時に緩衝ピストン35aの先端がヘッ
ドブロック36の貫通孔36aの入口に到達した状態を
示し、この位置が第3図のストローク曲線40上の点B
に対応する。この位置において緩衝ピストン先端部の直
径D1と貫通孔36aの内径との間に絞りがリング状細
隙g1として形成され、この絞りを経由して空間Qにあ
る作動油が排出される。
ドブロック36の貫通孔36aの入口に到達した状態を
示し、この位置が第3図のストローク曲線40上の点B
に対応する。この位置において緩衝ピストン先端部の直
径D1と貫通孔36aの内径との間に絞りがリング状細
隙g1として形成され、この絞りを経由して空間Qにあ
る作動油が排出される。
このとき空間Qの作動油を排出しようとする力が反力と
してピストン35に作用し、このピストンと連結された
バッファ装置11および可動接触子8の開離速度を抑制
する。この抑制作用は緩衝ピストンの大径部D1が貫通
孔36aから抜は出るまでの一定区間L3に相当した期
間継続する。このときの可動接触子の開離ストローク特
性は第3図の点線で示す曲線42上の点Bと点Cとの間
の曲線のように推移する。ここで点Cは緩衝ピストンの
大径部D1が貫通孔36aから抜け出た位置に対応する
。このようにして開離速度を抑制することによりバッフ
ァ圧力は点Bを越えた開離方向のストロークとともにそ
の上昇速度が緩慢となり、第4図の点線43のように変
化する。ここでt4は点Cに対応する時点である。この
時点においてもしも絞りを解除せず、開離速度の抑制を
つづけるならばバッファ圧力は急速に降下して△P1以
上の時間幅をさほど広けることができない。従って所定
期間の絞り動作を緩衝ピストン35aによって行なった
後はこの緩衝ピストンの軸方向の中間の小径部によって
絞り作用を解除し、バッファ装置11と可動接触子8と
を再加速してバッファ室11aのガスを再圧縮すること
により前記時間幅をさらに広げる。この時間幅を最大限
に広げるためには、絞りの強さすなわち開離速度に対す
る抑制作用の強さと関連して絞りをかける期間が適切で
なければならない。この期間は第5図において細隙g1
の大きさど絞り区間長L3との組合わせを種種変更しな
がら試験を繰り返すことによってきめられる。なお第3
図の曲線42上の点りは開離ストローク終端における可
動部の機械的衝撃を緩和するために再度絞りがかけられ
る位置を示す。この絞りはこの実施例では第5図におけ
るリング状細隙g2として形成され、また絞りの区間長
はL4によって与えられる。従って遮断器の可動部の速
度は開離ストローク中において2度にわたって抑制され
ることとなり、緩衝ピストン35aもこれに伴いこの実
施例では2重緩衝ピストンとして形成されている。第5
図の右半分にピストン35が開路位置に到達した状態を
示す。
してピストン35に作用し、このピストンと連結された
バッファ装置11および可動接触子8の開離速度を抑制
する。この抑制作用は緩衝ピストンの大径部D1が貫通
孔36aから抜は出るまでの一定区間L3に相当した期
間継続する。このときの可動接触子の開離ストローク特
性は第3図の点線で示す曲線42上の点Bと点Cとの間
の曲線のように推移する。ここで点Cは緩衝ピストンの
大径部D1が貫通孔36aから抜け出た位置に対応する
。このようにして開離速度を抑制することによりバッフ
ァ圧力は点Bを越えた開離方向のストロークとともにそ
の上昇速度が緩慢となり、第4図の点線43のように変
化する。ここでt4は点Cに対応する時点である。この
時点においてもしも絞りを解除せず、開離速度の抑制を
つづけるならばバッファ圧力は急速に降下して△P1以
上の時間幅をさほど広けることができない。従って所定
期間の絞り動作を緩衝ピストン35aによって行なった
後はこの緩衝ピストンの軸方向の中間の小径部によって
絞り作用を解除し、バッファ装置11と可動接触子8と
を再加速してバッファ室11aのガスを再圧縮すること
により前記時間幅をさらに広げる。この時間幅を最大限
に広げるためには、絞りの強さすなわち開離速度に対す
る抑制作用の強さと関連して絞りをかける期間が適切で
なければならない。この期間は第5図において細隙g1
の大きさど絞り区間長L3との組合わせを種種変更しな
がら試験を繰り返すことによってきめられる。なお第3
図の曲線42上の点りは開離ストローク終端における可
動部の機械的衝撃を緩和するために再度絞りがかけられ
る位置を示す。この絞りはこの実施例では第5図におけ
るリング状細隙g2として形成され、また絞りの区間長
はL4によって与えられる。従って遮断器の可動部の速
度は開離ストローク中において2度にわたって抑制され
ることとなり、緩衝ピストン35aもこれに伴いこの実
施例では2重緩衝ピストンとして形成されている。第5
図の右半分にピストン35が開路位置に到達した状態を
示す。
以上に説明したように開離間隙が遮断可能最小開離距離
を越えたときの可動接触子の動作と連動して所定期間絞
り動作する絞りを、可動接触子を開閉駆動する圧油系に
備えることにより、前記最小開離距離を越えたストロー
クの一定区間中の開離速度を抑制し、かつ所定期間経過
後は前記絞り動作を解除して可動接触子を再加速し、こ
れと共動するバッファ装置の圧縮速度を大とすることに
より所要バッファ圧力が維持される時間を長くしてアー
ク時間幅を広けるようにしたので、ほとんど経済的負担
の増加を伴うことなく目的が達せられるという効果が得
られる。
を越えたときの可動接触子の動作と連動して所定期間絞
り動作する絞りを、可動接触子を開閉駆動する圧油系に
備えることにより、前記最小開離距離を越えたストロー
クの一定区間中の開離速度を抑制し、かつ所定期間経過
後は前記絞り動作を解除して可動接触子を再加速し、こ
れと共動するバッファ装置の圧縮速度を大とすることに
より所要バッファ圧力が維持される時間を長くしてアー
ク時間幅を広けるようにしたので、ほとんど経済的負担
の増加を伴うことなく目的が達せられるという効果が得
られる。
第1図は本発明の対象とするバッファ形ガス遮断器の一
例の縦断面図、第2図は圧油系中に配された従来の油圧
駆動機構の縦断面図、第3図社第1図に示されたバッフ
ァ形ガス遮断器の開離時のストローク特性曲線と、これ
に対応する可動部の位置とを示す図、第4図は第3図中
の各特性曲線に対応するバッファ圧力の時間変化を示す
図、第5図は本発明による油圧駆動機構の一実施例の縦
断面図である。 2・・・シリンダ、5・・・固定接触子、8・・・可動
接触子、11・・・バッファ装置、35・・・ピストン
、L3・・・所定期間の絞り動作に対応した絞り動作区
間長、g1・・・絞り、T1、T2・・・アーク時間幅
。 第2図 第3図 叶問
例の縦断面図、第2図は圧油系中に配された従来の油圧
駆動機構の縦断面図、第3図社第1図に示されたバッフ
ァ形ガス遮断器の開離時のストローク特性曲線と、これ
に対応する可動部の位置とを示す図、第4図は第3図中
の各特性曲線に対応するバッファ圧力の時間変化を示す
図、第5図は本発明による油圧駆動機構の一実施例の縦
断面図である。 2・・・シリンダ、5・・・固定接触子、8・・・可動
接触子、11・・・バッファ装置、35・・・ピストン
、L3・・・所定期間の絞り動作に対応した絞り動作区
間長、g1・・・絞り、T1、T2・・・アーク時間幅
。 第2図 第3図 叶問
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)圧油系を介して駆動される可動接触子と共動して消
弧性ガスを圧縮するバッファ装置を有し、このバッファ
装置によりて固定接触子と可動接触子との間離間隙にバ
ッファ圧力が与えられるガス遮断器において、前記開離
間隙が遮断可能最小開離距離を越えたときの可動接触子
の動作と連動して所定期間絞シ動作する絞りを前記圧油
系に備え、アーク時間幅を広げたことを特徴とするバッ
ファ形ガス遮断器。 2、特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、前記絞
りが、前記可動接触子と連結されピストンとシリンダと
よりなる油圧駆動機構の該ピストンとシリンダとの間に
形成された細隙として設けられたことを特徴とするバッ
ファ形ガス遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11116383A JPS603824A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | パツフア形ガス遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11116383A JPS603824A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | パツフア形ガス遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS603824A true JPS603824A (ja) | 1985-01-10 |
Family
ID=14554069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11116383A Pending JPS603824A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | パツフア形ガス遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603824A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5305037A (en) * | 1989-08-02 | 1994-04-19 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Strobe device of camera |
-
1983
- 1983-06-21 JP JP11116383A patent/JPS603824A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5305037A (en) * | 1989-08-02 | 1994-04-19 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Strobe device of camera |
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