JPS6037948A - ジペプチド甘味料組成物 - Google Patents

ジペプチド甘味料組成物

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JPS6037948A
JPS6037948A JP58145482A JP14548283A JPS6037948A JP S6037948 A JPS6037948 A JP S6037948A JP 58145482 A JP58145482 A JP 58145482A JP 14548283 A JP14548283 A JP 14548283A JP S6037948 A JPS6037948 A JP S6037948A
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dipeptide sweetener
dipeptide
glucono delta
emulsifier
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勇三 岡田
Toshiyuki Ozawa
小澤 敏之
Takahisa Kojima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、蒲鉾、ソーセージ等の練製品の製造において
、熱や分解酵素に対し、ジペプチド刊味料を安定に保持
するジペプチド甘味料組成物に閃する。
練製品の製造において甘味料として、α−L−アスパル
チルーL−フェニルアラニンメチルエステル(以下、ア
スパルテームと略記する。)に代表されるジペプチド甘
味料を直接添加すると、その殆どが分解されて、甘味を
呈さなくなる。
その主な理由は、練製品では、その特有の物性(いわゆ
る“足”等)を発現するため、厄料すり分類がpH8,
8〜7.5程度の比較的高p IIの領域で加1@(蒲
鉾の場合で、pH7,oイ4近、85℃、40分間程度
)されるためと推察される。即ち、ジペプチド甘味料は
pH4,0〜5.θ付近で最も安定であり、中性乃至は
アルカリ性では不安定で、特にこの比較的高P H値と
加熱とが組合された場合、アスパルテームが極めて不安
定な条件に置かれ、急速に甘味力を失うことが考えられ
る。
一方、ジペプチド甘味料、例えば、アスパルテームは蔗
糖の約300〜500倍(食塩合作食品)の甘味強度で
、甘味の持続性を存することから、練製品においては、
加熱終了時点でのジペプチド甘味料残存率の15〜30
%の増加であっても、甘味付与効果としては一定の満足
な結果をもたらす。
上述のように、ジペプチド甘味料の残存率の向上は、p
Hの関与が大きいと考えられるため、−定のI) H低
下によるジペプチド甘味料の安定化がを効な方法として
想定できるが、この方法には、練製品にとって極めて重
大な別の問題を生じてしまう。
即ち、本発明者らがp I−1低下の最も一般的方法で
ある、クエン酸、フマール酸等の固型仔機酸を用いて蒲
鉾のp l−1低下を試みたところ、アスパルテーム残
存率の向上は認められたものの、物性劣化、白斑現象発
現、酸味発現等の新たな重大なデメリットの発生がみら
れたのである。
本発明者らは、上記の一般には相反するものと思料され
る二つの効果、即ち、ジペプヂドl°味料の安定化と練
製品の物性、官能等の維持を同時に満足する方法につき
鋭意検討した結果、先ず、白斑現象については、グルコ
ノデルタラクトンを用いるか、又は、固型存機酸を水溶
液で用いれば解消可能であり、特に、グルコノデルタラ
クトンを用いてpl−IG、5〜6.0に調整すると、
白斑現象解消の他に物性劣化や酸味発現がかなり押えら
れるとの知見を得た。
本発明者らは、かかる知見に基づき更に鋭意研究を重ね
た結果、グルコ/デルタラクトンと油脂、乳化剤、更に
必要に応じ多糖類とを一定の比率で組合せることにより
、練製品中におけるジペプチド甘味料組成物を向−トさ
せ、白斑現象は勿論・物性劣化及び酸味発現のない練製
品等用ジペプチド甘味料組成物が得られることを見出し
、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、本発明は、(I)グルコノデルタラクト715〜
6011m%、(2)MJノMb、FL 化剤、#JJ
fIrt −’IL 化剤又は曲脂−乳化剤−多糖類3
0〜80重量%及び(3)ジペプチド甘味料20重量%
以下から成ることを特徴上するジペプチド甘味料組成物
であり、練製品のI) Hを6.7〜5.5程度に規制
する量の本組成物を添加することにより、白斑現象、ゲ
ル強度低下及び酸味発現がなく、ジペプヂドIJ°味料
の残存率が向上し、ジペプチド1]゛味料の練製品への
実用化が可能となる。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明に使用するグルコノデルタラクトンは、粉末、顆
粒等の固型品の使用が望ましく、本発明のジペプチド甘
味料組成物に占める割合は、重量比で15〜60%、好
ましくは20〜40%である。
グルコノデルタラクトンが60重量%を越える場合、官
能(甘味)を1tlJ足させる本ジペプチド甘味料組成
物の添加量範囲では、pHが 5.5以下に低下するの
で、物性の劣化や酸味の発現を生じる。逆に15%より
少ないと、ジペプチド甘味料の残存率向上効果に欠け、
所期の目的は達成し得なくなる。 従って、グルコノデ
ルタラクト/が15〜60重量%である本#I成物を用
い、練製品のp Hを6.7〜55に調整することが好
ましく、更に望ましくは、グルコノデルタラクト/含量
20〜40重量%の本組成物により、練製品のpHをC
】、5〜6.0に調整すれば最大の効果を奏することか
できる。
グルコノデルタラクトンと組合せる第2成分は、油脂、
乳化剤、i’lll脂−乳化剤又は油脂−乳化剤−多糖
類である。
油脂類は液体油脂、硬化油、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、ヘッド、ろう、樹脂等が挙げられる。
好ましくは融点50°C以」二のもので、具体例として
硬化ナタネ油、ステアリン酸がある。
乳化剤としてはグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステル、シ9トウ脂肪酸ニスデル、ダイズリン
脂質等の常用の乳化剤を使用出来るがソルビタン脂肪酸
エステル、シ9トウ脂肪酸エステルが好ましい。
多糖類としてV粉、デキストリン、β−シクロデキスト
リ/、デルタ/、ペクチン、カラゲーナン、タマリンド
等が挙げられるがモヂトウモロコシn粉、β−シクロデ
キストリ/が好ましい。
411脂、乳化剤、油脂−乳化剤又は油脂−乳化剤−多
糖類のジペプチド甘味料組成物に占める割合は重量比3
0〜80%で、好ましくは60%前後である。80%以
上では目的量のグル′j/デルり□ラクトンやアスパル
テームが含有されず、30%以下ではアスパルテーム残
存率向上が旧れない。
尚、油脂−乳化剤の構成割合は重量比で2:1、油脂−
乳化剤−多糖類のそれは2:1:1が好ましい。
本発明のジペプチド甘味料組成物は前記グルコノデルタ
ラクト/、油脂、乳化剤、多糖類及びジペプチド旧味料
を均一に混合することにより調製できる。
具体的には、例えば、低融点の油脂又は乳化剤使用の場
合は、油脂、乳化剤、多糖類、ジペプチド甘味料、グル
コノデルタラクト/を順次混合してペースト状のものを
得るか、11.p、 50 ”C以上の/111脂又は
乳化剤使用の場合は加熱溶融した固型油脂、乳化剤、固
型411脂−乳化剤に多糖類、ジペプチド甘味料、グル
コノデルタラクトンを順次混合し、冷却した後、ミキサ
ー等で粉砕する。又、いずれの場合も溶融混合物をスプ
レードライヤーにかけて乾燥粉末化してもよい。粉末粒
子の大きさは好ましくは12メツシユ以下とする。
」−記で得られたジペプチド甘味料組成物は、練製品は
勿論、加熱を要する食品乃至酵素を失活I−でない食品
、例えば練製品類、漬物類、つくた煮類、くん製魚介類
・肉類、和菓子・l「菓子類、ガム類、パン類、各種調
味r1類などに配合されるこ七により、その効果を最大
限に発現するものである。
以下、実験例、実施例により、本発明を更に説明する。
(尚、実験例、実施例中のAPはアスパルテームである
。) 比較実験例1 クエ/Wi又はグルコノデルタラクトン添加蒲鉾を下記
により試作し、評価した。
レシピ−;冷凍スリミ (SA) 0.04kg1食塩
0.18kg1 r味の素I O’、OG kg1r新
エスサ7 Ft!6)J O,60kg1水水2 、1
2 kg 1al’ 9.00kg ) A P 3.
0 g使用。
製造方法;玲凍スリミ→解凍→ミノヂ→荒ズリ10分→
塩ズリ15分→「味の素J、AP、氷水添加→本ズリ2
0分→ケーシング詰→加M85°C40分→冷却。
結果を表−11表−2に示す。
尚、A1分析は液体クロマトグラフィー法による。
表−1クエン酸添加蒲鉾 ※611鉾9.00kgに対し ※110%;1、モゲナイズ物 ※2 初期All添加量33.33報%※3 不動工業
kkレヲメーター使用、25°C操作。
表−1の如く、固型のを懺酸使用では白斑8I!象があ
る。固型「機酸を水溶液にして使用すれば白斑現象はな
いが物性劣化等により適当でない。
表−2グルコノデルタラクトン添加蒲鉾表−2の如く、
グルコノデルタラクトン使用により、白斑現象が解消し
、物性劣化も比較的せず、酸味も比較的感ぜられずクエ
ン酸の場合より比較的P I−1をより下げることがで
き、AP残存率の向上が計られる。
尚、表−1の固型有機酸使用の場合、AI)残存率が高
い傾向にあるが、これは白斑現象との関連と考えられる
比較実験例2 固型有機酸使用による白斑現象解消の為に親水性賦形剤
、疎水性賦形剤によるS−*酸−APのコーティングを
行った。
親水性賦形剤使用の場合は混合物に同量の水を加えてホ
モゲナイズし、40℃、24時間減圧乾燥後、粉砕し、
粒子の大きさを65〜・150メツシユとした。疎水性
賦形剤使用の場合はその油脂又は乳化剤を加熱溶融し、
フマール酸とAPを十分混練し、冷却後粉砕し、粒子の
大きさを65〜150メツシユとした。
賦形剤コーティング組成物 組 成 物 (A) アラビアゴム 50.0%ffi量 フマール酸 35.7n AI) 14.3 1) 組成物(n) モチトウモロコシ源粉 50.0%重量フマール酸 3
5.7// AP 14.3# 絹成物(C) β−シクロデキストリン 50.0%宙量フマール酸 
35.7// AP 14.371 組成物(D) ショトウ脂肪酸エステル 66.7%重量フマール酸 
23.8// AP 9.5// 組成物(E ) ステアリン酸 66.7%正量 フマール酸 23.8// AP 9.5/1 組成物(A)〜(E)につき比較実験例1と同様にして
蒲鉾を試作し、評価した。
尚、組成物中のAP分析は困難な為に組成物使用の場合
のA I)残存率は全て組成物調製物時と蒲鉾製造時を
加味したものである。
結果は表−3に示す。
表−3賦形剤コーティング組成物添加蒲鉾表−3の如く
、賦形剤でコーティングしても白斑現象は解消できない
。しかし、賦形剤がモヂトウモロコシ澱粉、β−シクロ
デキストリン、ショトウ脂肪酸エステル、ステアリ/酸
の場合AP残存率の向上が認められる。
実施例1 を機酸材としてグルコノデルタラクトンを用い、これを
APと共に疎水性賦形剤でコーティングした。その調製
方法は比較実験例2の場合と同様である。
親水性賦形剤(組成物(F)の場合)についてはグルコ
ノデルタラクトンは永存圧下でグルコン酸に分解するの
でβ−シクロデキストリンコーティングA I)のみを
採り」二げ、グルコノデルクラクト/を別添とした。
又、疎水性賦形剤使用でグルコノデルタラクトン別添の
例を組成物(J)に示した。
グルコノデルタラクトン含を組成物 組成物(F) β−シクロデキストリフ 80.0%重量AP 20,
0// (β−シクロデキストリン及びAPの総重量15部に対
し、グルフッデルタラクトンを 23.1部の比率で併
用) 組成物(G) シJトウ脂肪酸エステル 66.7%fftffiグル
コノデルタラクトン 29.5//Al) 9.8 n 組成物(H) 硬化ナタネ油 66.7%重量 グルコノデルタラクトン 29.5//AP 3.8/
/ 組成物(1) 米ぬかろう 66.7%重量 グルコノデルタラクトン 29.51)AP 3.8/
/ 組成物(J) ステアリン酸 40.0%重量 ソルビタン脂肪酸エステル 20.0#モヂトウモロコ
シ澱わ) 20.O〃 AP 20.011 (グルコノデルタラクト/は別添) 組成物(K) ステアリン酸 44.4%重量 ソルビタン脂肪酸ニスデル 22.3//グルコノデル
タラクト7 20,5//AP 3.8// 組成物(L) ステアリ/酸 33.3%重量 ソルビタン脂肪酸エステル 16.7 〃モチトウモロ
コシp粉 1B、7 〃 グルコノデルタラクトン 29.5//AI’ 3.8
// 組成物(F)〜(L)につき、実験例1の場合と同様に
して蒲鉾を試作し、評価した。
結果を表−4に示す。
表−4グルコ/デルタラクト/含有組成物添加蒲鉾暑 表−4からステアリン酸使用の場合は蒲鉾1) IIが
 6.5より若干低くなることもあってAP残存率が高
い。又、f)I−1が低(なる割合には物性劣化もない
特に(L)の場合が最もAP残存率が高く、蒲鉾物性も
よい。
(I、)の場合のAP残存率 30.4%蒲鉾は蔗糖3
.74%含有蒲鉾に相当(AP甘味度369対蔗糖 1
.0)L、、甘味の持続性もあって、蒲鉾へのU゛味付
与の目的は充分達せられるものである。
特許出願人 味の索株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 以下の組成から成るジペプチド甘味料組成物。 (1) グルコノデルタラクトン15〜60重量%(2
    ) 油脂、乳化剤、油脂−乳化剤又は油脂−乳化剤−多
    糖類30〜80重量% 及び (3) ジペプチド甘味料20重量%
JP58145482A 1983-08-09 1983-08-09 ジペプチド甘味料組成物 Granted JPS6037948A (ja)

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JPH0461623B2 JPH0461623B2 (ja) 1992-10-01

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6156795A (en) * 1997-12-22 2000-12-05 Oklahoma Medical Research Foundation N-L-alpha-aspartyl-L-phenylalanine 1-methyl ester and its derivatives for appetite enhancement
US6326400B1 (en) 1999-08-27 2001-12-04 Allen B. Edmundson N-L-alpha-aspartyl-L-phenylalanine 1-methyl ester and its derivatives for appetite enhancement

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6156795A (en) * 1997-12-22 2000-12-05 Oklahoma Medical Research Foundation N-L-alpha-aspartyl-L-phenylalanine 1-methyl ester and its derivatives for appetite enhancement
US6326400B1 (en) 1999-08-27 2001-12-04 Allen B. Edmundson N-L-alpha-aspartyl-L-phenylalanine 1-methyl ester and its derivatives for appetite enhancement

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