JPS6037490Y2 - ボ−ルねじ - Google Patents
ボ−ルねじInfo
- Publication number
- JPS6037490Y2 JPS6037490Y2 JP13772981U JP13772981U JPS6037490Y2 JP S6037490 Y2 JPS6037490 Y2 JP S6037490Y2 JP 13772981 U JP13772981 U JP 13772981U JP 13772981 U JP13772981 U JP 13772981U JP S6037490 Y2 JPS6037490 Y2 JP S6037490Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole nut
- spiral groove
- screw shaft
- ball
- pole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、2つのホールナツトを特殊な結合体により
結合し転動体に予圧を与えるようにしたボールねじに関
する。
結合し転動体に予圧を与えるようにしたボールねじに関
する。
ねじ軸とポールナツトの間に転動体であるボールを介在
させたボールねじは、ねじの効率が従来のすべり対偶の
ねじに比べて非常にすぐれているが、ボールねじは一般
に価格が高価であるという問題がある。
させたボールねじは、ねじの効率が従来のすべり対偶の
ねじに比べて非常にすぐれているが、ボールねじは一般
に価格が高価であるという問題がある。
このような問題に対しては、転造ねじを用いた低廉なボ
ールねじを提供している。
ールねじを提供している。
このような転造ボールねじは安価であるという利点を有
するが、現在のところねじ軸の精度を研削加工したボー
ルねじ程度まで精密化することは困難であるので精度を
あまり重要としない用途に限って使用されている。
するが、現在のところねじ軸の精度を研削加工したボー
ルねじ程度まで精密化することは困難であるので精度を
あまり重要としない用途に限って使用されている。
このような転造ボールねじをより精密を要する用途に使
用するためには、ポールナツトをダブルナツト式としボ
ールねじのバックラッシュを排除することが望ましいが
、研削加工したボールねじを用いているような定位置予
圧(間座予圧)方式を採用した場合はどうしても回転ト
ルクむらが発生してしまうという不具合がある。
用するためには、ポールナツトをダブルナツト式としボ
ールねじのバックラッシュを排除することが望ましいが
、研削加工したボールねじを用いているような定位置予
圧(間座予圧)方式を採用した場合はどうしても回転ト
ルクむらが発生してしまうという不具合がある。
このような不具合を回避するため定圧予圧力式の採用が
考えられるが、従来の定圧予圧方式としては、2つのポ
ールナツトの円周方向の相対回転をキー等により阻止す
ると共に2つのポールナツトの間にばねを介在させたり
、加圧流体を用いて2つのボールナフトを軸方向に付勢
するものが知られている。
考えられるが、従来の定圧予圧方式としては、2つのポ
ールナツトの円周方向の相対回転をキー等により阻止す
ると共に2つのポールナツトの間にばねを介在させたり
、加圧流体を用いて2つのボールナフトを軸方向に付勢
するものが知られている。
しかし、従来の定圧予圧方式は、使用する部品点数が多
く、また部品加工、組立等に多大な工数を必要とするの
で、いずれもボールねじが高価となり、ボールねじを安
価に提供できないという欠点があった。
く、また部品加工、組立等に多大な工数を必要とするの
で、いずれもボールねじが高価となり、ボールねじを安
価に提供できないという欠点があった。
この考案は、特に転造ホールねじの低廉という特徴を損
うことなく前記従来の転造ボールねじをより精密な用途
に使用可能となしたホールねじを提供することを目的と
する。
うことなく前記従来の転造ボールねじをより精密な用途
に使用可能となしたホールねじを提供することを目的と
する。
この目的を遠戚するため、この考案は、ポールナツトの
内面に形成された螺旋溝に螺合する凸条を両端部に設は
胴部に軸方向の弾性変形を可能とした屈曲部を設けた1
つの結合体により2つのポールナツトを結合するように
したものである。
内面に形成された螺旋溝に螺合する凸条を両端部に設は
胴部に軸方向の弾性変形を可能とした屈曲部を設けた1
つの結合体により2つのポールナツトを結合するように
したものである。
次に、この考案に係るボールねじの実施例を図面を参照
して説明する。
して説明する。
ねじ軸1は、断面円弧状の螺旋溝2を外面に設けた軸で
ある。
ある。
第1のボールナツト3及び第2のポールナツト4は、ね
じ軸の螺旋溝2に対応する断面円弧状の螺旋溝5,6を
夫々内面に有し、一方の端面の円周の1個所に浅い凹所
7,8が夫々設けられている。
じ軸の螺旋溝2に対応する断面円弧状の螺旋溝5,6を
夫々内面に有し、一方の端面の円周の1個所に浅い凹所
7,8が夫々設けられている。
第1のポールナツト3及び第2のポールナツト4は、夫
々凹所7,8を形成した端面を対向させた配置とされ、
その内孔にはねじ軸1が挿通され、ねじ軸の螺旋溝2と
第1のポールナツトの螺旋溝5との間及びねじ軸の螺旋
溝2と第2のポールナツトの螺旋溝6との間には、多数
のボール9又は10が転動自在に配され、第1のポール
ナツト3及び第2のポールナツト4は、ねじ軸1に対し
ボール9又は10の転動を介して螺旋運動可能とされて
いる。
々凹所7,8を形成した端面を対向させた配置とされ、
その内孔にはねじ軸1が挿通され、ねじ軸の螺旋溝2と
第1のポールナツトの螺旋溝5との間及びねじ軸の螺旋
溝2と第2のポールナツトの螺旋溝6との間には、多数
のボール9又は10が転動自在に配され、第1のポール
ナツト3及び第2のポールナツト4は、ねじ軸1に対し
ボール9又は10の転動を介して螺旋運動可能とされて
いる。
結合体11は、ねじ軸1の外径より大径の内孔12を有
する環状の部材で、胴部に内面側より2つの円周溝13
,14と外面側よりの円周溝15とが交互に設けられ内
方に突出する断面コの字状の環状部分により屈曲部が形
成されている。
する環状の部材で、胴部に内面側より2つの円周溝13
,14と外面側よりの円周溝15とが交互に設けられ内
方に突出する断面コの字状の環状部分により屈曲部が形
成されている。
結合体11の軸方向の端部には、第1のポールナツトの
螺旋溝5又は第2のポールナツトの螺旋溝6に螺合する
螺旋状の凸部16.17が夫々形成されている。
螺旋溝5又は第2のポールナツトの螺旋溝6に螺合する
螺旋状の凸部16.17が夫々形成されている。
また、結合体11の端部には、第1のポールナツト及び
第2のポールナツトの凹所7,8に夫々係合する突起1
8.19が形成されている。
第2のポールナツトの凹所7,8に夫々係合する突起1
8.19が形成されている。
この結合体11は、プラスチックスを用い型成形により
安価に作ることができ、屈曲部により軸方向に所定の力
により所定の弾性変形が得られるようにされている。
安価に作ることができ、屈曲部により軸方向に所定の力
により所定の弾性変形が得られるようにされている。
結合体11と第1のポールナツト3との組付は、結合体
の凸条16を第1のポールナツトの螺旋溝5に螺合し、
第1のボニルナツトの凹所7に結合体の突起部分の弾性
変形により突起18を係合させることにより行なわれる
。
の凸条16を第1のポールナツトの螺旋溝5に螺合し、
第1のボニルナツトの凹所7に結合体の突起部分の弾性
変形により突起18を係合させることにより行なわれる
。
第2のポールナツト4に対する組付も同様に、第2のポ
ールナツトの螺旋溝6に凸条17を螺合し第2のポール
ナツトの凹所8に結合体の突起19を係合させることに
より行なわれる。
ールナツトの螺旋溝6に凸条17を螺合し第2のポール
ナツトの凹所8に結合体の突起19を係合させることに
より行なわれる。
第1のポールナツト3と第2のポールナツト4は、結合
体の凸条16,17に螺合結合され、結合体の突起18
.19に夫々の凹所7,8を係合し円周方向の相対回転
を阻止されている。
体の凸条16,17に螺合結合され、結合体の突起18
.19に夫々の凹所7,8を係合し円周方向の相対回転
を阻止されている。
結合体11は、第1のポールナツト3と第2のポールナ
ツト4を屈曲部の弾性により軸方向に付勢しポールナツ
トとねじ軸1との間に配されたボール9,10には、所
定の予圧が与えられるようにされている。
ツト4を屈曲部の弾性により軸方向に付勢しポールナツ
トとねじ軸1との間に配されたボール9,10には、所
定の予圧が与えられるようにされている。
この実施例では、角形断面の円周溝を交互に3つ形成し
て屈曲部を形成したものを示したが、屈曲部の円周溝の
断面形状は台形状又は■形状等の形状であっても良く、
円周溝の形状も3個にかぎるものでない。
て屈曲部を形成したものを示したが、屈曲部の円周溝の
断面形状は台形状又は■形状等の形状であっても良く、
円周溝の形状も3個にかぎるものでない。
また結合体11は、軽合金等を用いて製作することもで
きる。
きる。
さらには、円周溝を螺旋状の溝としても同様の作用を得
ることができる。
ることができる。
しかし、断面をコの字形とした円周溝を用いると、軸方
向の力に対して変形し易い屈曲部が構成でき、所定の予
圧力を得る場合に肉厚を厚くできるのでねじり剛性が他
の形状のものよりも大きくできるという利点がある。
向の力に対して変形し易い屈曲部が構成でき、所定の予
圧力を得る場合に肉厚を厚くできるのでねじり剛性が他
の形状のものよりも大きくできるという利点がある。
以上のように構成したこの考案のボールねじは、ポール
ナツトの螺旋溝を利用し単に1つの結合体によりポール
ナツトを互いに結合するのみで結合体の弾性変形により
ねじ軸とポールナツトとの間に配されたボールに定圧的
な予圧を与えるものであるので、バックラッシュを排除
した作動の良いボールねじをきわめて安価に得ることが
できるという効果を有する。
ナツトの螺旋溝を利用し単に1つの結合体によりポール
ナツトを互いに結合するのみで結合体の弾性変形により
ねじ軸とポールナツトとの間に配されたボールに定圧的
な予圧を与えるものであるので、バックラッシュを排除
した作動の良いボールねじをきわめて安価に得ることが
できるという効果を有する。
この考案を転造ボールねじに適用した場合は、転造ボー
ルねじを従来よりより高い精度で使用でき、転造ボール
ねじの低廉という特長を損うこともないという利点を有
する。
ルねじを従来よりより高い精度で使用でき、転造ボール
ねじの低廉という特長を損うこともないという利点を有
する。
第1図は、この考案に係るボールねじの実施例の縦断面
図、第2図は、第1図の部品である結合体の斜視図であ
る。 1・・・・・・ねじ軸、2.5.6・・・・・・螺旋溝
、3,4・・・・・・ポールナツト、7,8・・・・・
・凹所、9.10・・・・・・ボール、11・・・・・
・結合体、16,17・・・・・・凸条、18.19・
・・・・・突起。
図、第2図は、第1図の部品である結合体の斜視図であ
る。 1・・・・・・ねじ軸、2.5.6・・・・・・螺旋溝
、3,4・・・・・・ポールナツト、7,8・・・・・
・凹所、9.10・・・・・・ボール、11・・・・・
・結合体、16,17・・・・・・凸条、18.19・
・・・・・突起。
Claims (2)
- (1)螺旋溝を外面に有するねじ軸と、このねじ軸の螺
旋溝に対応する螺旋溝を内面に有し端面に凹所を設けた
2つのボールナツトと、このポールナツトの螺旋溝と前
記ねじ軸の螺旋溝との間に転勤自在に配された多数のボ
ールと、前記ねじ軸より大径の内径を有する胴部に屈曲
部を有し前記胴部の両端部に前記ポールナツトの端面の
凹所に係合する突起を有し且つ前記ポールナツトの螺旋
溝に螺合する凸条を設けた結合体とを具え、この結合体
の屈曲部の弾性変形により前記ボールに予圧を与えるこ
とを特徴とするボールねじ。 - (2)前記屈曲部は、内方に突出する断面コの字形の環
状部分である前記実用新案登録請求の範囲第1項記載の
ボールねじ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13772981U JPS6037490Y2 (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | ボ−ルねじ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13772981U JPS6037490Y2 (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | ボ−ルねじ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5844558U JPS5844558U (ja) | 1983-03-25 |
JPS6037490Y2 true JPS6037490Y2 (ja) | 1985-11-08 |
Family
ID=29930986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13772981U Expired JPS6037490Y2 (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | ボ−ルねじ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6037490Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI491819B (zh) * | 2013-01-30 | 2015-07-11 | Hiwin Tech Corp | 可調式預壓裝置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2646537B2 (ja) * | 1986-12-10 | 1997-08-27 | 日本精工株式会社 | ボールねじ |
EP1900970B1 (en) | 2005-06-17 | 2012-04-25 | Thk Co., Ltd. | Screw device and method of manufacturing the same |
JP5713857B2 (ja) * | 2011-09-27 | 2015-05-07 | 株式会社岩田鉄工所 | 電動伸縮杖 |
-
1981
- 1981-09-18 JP JP13772981U patent/JPS6037490Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI491819B (zh) * | 2013-01-30 | 2015-07-11 | Hiwin Tech Corp | 可調式預壓裝置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5844558U (ja) | 1983-03-25 |
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