JPS6037178Y2 - 電極チツプの研磨装置 - Google Patents

電極チツプの研磨装置

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JPS6037178Y2
JPS6037178Y2 JP16318082U JP16318082U JPS6037178Y2 JP S6037178 Y2 JPS6037178 Y2 JP S6037178Y2 JP 16318082 U JP16318082 U JP 16318082U JP 16318082 U JP16318082 U JP 16318082U JP S6037178 Y2 JPS6037178 Y2 JP S6037178Y2
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JP
Japan
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polishing
electrode
electrode tip
sponge
disk
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JP16318082U
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JPS5968685U (ja
Inventor
悦郎 西條
Original Assignee
日産車体株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は抵抗溶接機の電極チップを研磨するための研
磨装置に関するものである。
自動車のホデイ、パネル等でみられるように、一般に工
業的に使用される鋼板には防錆、防食のための塗装が施
されていることが多い。
そのような塗装鋼板に抵抗溶接を行なう場合、抵抗溶接
機の電極チップの端部に塗料やその炭化物が付着するた
め、適宜電極チップの端部を研磨して付着物を除去する
ことにより、通電不良を防止し、常に完全な溶接作業が
行なわれるようにされている。
ところで、従来、電極チップの端部を研磨する装置とし
ては、例えばグラインダが使用されていた。
ところが、グラインダの場合、そお砥石に電極チップを
押しつけて研磨する際の押圧力の調整が難しく、電極チ
ップを過剰研磨したり、砥石を破損したりすることが多
かった。
さらに砥石は目づまりしやすく、研磨能力寿命が短いと
いう問題点もあった。
。他に、ワイヤブラシより研磨することもあったが、寝
ぐせかついて研磨できなくなるという問題点があった。
この考案は以上のような問題点に鑑みてなされたももの
であり、難しい調整を行なわな(とも電極チップの過剰
研磨や研磨工具の破損が起こらないようにするとともに
、研磨工具の目づまりを防止し、長期の使用に耐え得る
ようにした電極チップの研磨装置を提供することを目的
としている。
この目的を遠戚するため、この考案は、電極チップの研
磨装置を、板状の芯材の両面に研磨面を形成するスポン
ジ状研磨材が貼付されてなる研磨盤と、研磨面を抵抗溶
接機の一対の電極チップの端部に対向させて研磨盤を両
電極チップ間で回転させる回転駆動装置と、研磨盤を両
電極チップのそれぞれに選択的に押圧させる押圧装置と
から構成している。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図はこの考案の一実施例に係る図であ
る。
第1図は電極チップの研磨装置を示す正面図であって図
中1は研磨盤である。
この研磨盤1は板状の芯材2の両面にスポンジ状研磨材
3を貼付したものであって、ここでは円板状になってい
る。
芯材2は可撓性を有する材料、例えば硬質ゴムからなっ
ている。
また、スポンジ状研磨材3は合成繊維を接着剤で結合し
た不織布に砥粒をまぶしたものであり、その一例として
スコッチブライト(商品名)と称する製品がある。
第2図はスポンジ状研磨材3の構造を示す拡大図であつ
て、3aが合成繊維、3bがレジンで、砥粒3cはレジ
ン3bに付着している。
かかる構造のため、スポンジ状研磨材3は弾力性を有し
ている。
4は、研磨盤1を挿通固定する軸で、ねじ部4aにナツ
ト5を螺入して頭部4bとの間で研磨盤1を締めつけて
固定]、ている。
また、6は回転駆動装置であって、その回転軸6aには
研磨盤1に固着された軸4が、連結部材7を介して取り
付けられており、回転軸6aの軸心と軸4の軸心は一致
している。
8はピストン8aが進退動する押圧装置であって、この
ピストン8aには押圧力に応じて伸縮する押圧力調整用
イコライザ9を介して回転駆動装置6が取り付けられて
おり、軸4の軸心方向がピストン8aの進退動方向D1
.D2に一致するようになっている。
10は横送り装置であって、押圧装置8をD□、D2方
向と直交する方向、すなわちD3.D4方向に移動させ
ることにより、研磨盤1を軸4の軸心方向と直交する方
向に移動させるものである。
さらに、11はリミットスイッチであって抵抗溶接機の
一種であるスポットガンSが研磨装置にセットされたこ
とを検知するためのものである。
なお、スポットガンSが研磨装置にセットされたときは
研磨盤1は一対の電極チップE1.E2間に挿入された
状態にあり、研磨面A1.A2はそれぞれ電極チップE
□、E2の端部に対向している。
このようなスポットガンSはロボットあるいは組立治工
具に組込まれたものでよい。
次に作用を説明する。
まず、スポットガンSが研磨装置にセラI・されると、
リミットスイッチ11が作動して、電気信号が研磨装置
に送られる。
この電気信号を受けて回転駆動装置6が作動して研磨盤
1を回転させるとともに、押圧装置8がピストン8aを
D1方向へ前進させるように作動して研磨盤1を研磨面
A、の外周部で電極チップE□に当接させ、押圧状態に
保持する。
このとき、スポンジ状研磨材3は、弾力性を有するとと
もに、芯材2は硬質ゴム製で可撓性を有するので、研磨
盤1を電極チップE1に十分に当接させることができ、
かつ研磨盤1と電極チップE1との間に急激な押圧力が
生じたり、ピストン8aの移動量に誤差が生じたりして
も、電極チップE1が過剰に研磨されたり、研磨盤1が
破損されたすることはない。
さらに、この実施例においてはピストン8aと回転駆動
装置6との間に伸縮自在の押圧力調整用イコライザ9を
介在させてその効果を一層高めている。
なお、スポンジ状研磨材3が十分な厚みを有していて、
研磨盤1と電極チップE□との間に過剰な押圧力が生ず
る虞れがないような場合には芯材2の可撓性および押圧
力調整用イコライザ9の取付けは不要である。
次に、横送り装置10が作動して、押圧装置10をD3
方向にゆっくりと移動させる。
これにより研磨盤1が電極チップE□と当接する位置は
研磨面A□の外周部からしだいにその内周部に向かって
移動していく。
このため、研磨盤1の研磨面A□は全面が有効に使用さ
れ、かつ均等に摩耗する。
電極チップE□が研磨面A、の内局部まで達すると、横
送り装置10が停止するとともに、押圧装置8がピスト
ン8aをD2方向に後退させるように作動して研磨盤1
を研磨面A2の内周部で電極チップE2に当接させ、押
圧状態に保持する。
このときも前述の場合と同様に、スポンジ状研磨材3の
弾力性、芯材2の可撓性、および押圧力調整用イコライ
ザ9の伸縮性により、研磨盤1と電極チップE2との間
に過剰な押圧力が生ずることはない。
次に横送り装置10が作動して、押圧装置8をり、方向
にゆっくりと移動させる。
これにより、研磨盤1が電極チップE2と当接する位置
は、研磨面A2の内周部からしだいにその外周部に向か
って移動していき、前述の場合と同様に、研磨盤1の研
磨面A2は全面が有効に使用され、かつ均等に摩耗する
電極チップE2が研磨面A2の外周部まで達すると、横
送り装置10が停止するとともに、押圧装置8がピスト
ン8aをD1方向に少しだけ前進させるように作動して
研磨盤1を両電極チップE□、E2から離間させた位置
で保持する。
しかる後、回転駆動装置6が停止してスポットガンSが
研磨装置からはずれて一連の研磨作業が終了する。
上述のごとき一連の研磨作業は一定の時間間隔をおいて
繰り返されるが、研磨盤1の研磨面A□、A2は第2図
のごとき構造のスポンジ状研磨材3で形成されていて、
合成繊維3aどおしの間隔が大きいため、研磨くずによ
る目づまりが生ずことがなく、また表面の砥粒3cが摩
耗すると、表面に出ていた合成繊維3aはすり切れてそ
の下にある砥粒3cが表面に現われるので次々と新しい
研磨面A1.A2が形成されることになり、長期の使用
が可能である。
また、上述の実施例からも明らかなように、ロボットに
組込まれたスポットガンSと組合わせれば、研磨作業を
溶接作業とともに容易に自動化することが出来るので、
研磨作業の度にラインを停止させる必要がなくなり、ラ
イン稼動率が向上する。
以上、説明してきたように、この考案は、電極チップの
研磨装置を、板状の芯材の両面に研磨面を形成するスポ
ンジ状研磨材が貼付されてなる研磨盤と、研磨面を抵抗
溶接機の一対の電極チップの端部に対向させて研磨盤を
両電極チップ間で回転させる回転駆動装置と、研磨盤を
両電極チップのそれぞれに選択的に押圧させる押圧装置
とから構成したため、難しい調整を行なわなくとも電極
チップの過剰研磨や研磨工具の破損が起こらなくなると
ともに、研磨工具の目づまりもなくなり、長期の使用が
可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例に係るもので
あって、第1図は電極チップの研磨装置を示す正面図、
第2図はスポンジ状研磨材の構造を示す拡大図である。 1・・・・・・研磨盤、2・・・・・・芯材、3・・・
・・・スポンジ状研磨材、6・・・・・・回転駆動装置
、8・・・・・・押圧装置、A1.A!・・・・・・研
磨面、S・・・・・・スポットガン(抵抗溶接機)、E
l、E2・・・・・・電極チップ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板状の芯材の両面に研磨面を形成するスポンジ状研磨材
    が貼付されてなる研磨盤と、 前記研磨面を抵抗溶接機の一対の電極チップの端部に対
    向させて前記研磨盤を前記両電極チップ間で回転させる
    回転駆動装置と、 前記研磨盤を前記両電極チップのそれぞれに選択的に押
    圧させる押圧装置とからなることを特徴とする電極チッ
    プの研磨装置。
JP16318082U 1982-10-29 1982-10-29 電極チツプの研磨装置 Expired JPS6037178Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16318082U JPS6037178Y2 (ja) 1982-10-29 1982-10-29 電極チツプの研磨装置

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JP16318082U JPS6037178Y2 (ja) 1982-10-29 1982-10-29 電極チツプの研磨装置

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Publication Number Publication Date
JPS5968685U JPS5968685U (ja) 1984-05-09
JPS6037178Y2 true JPS6037178Y2 (ja) 1985-11-05

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ID=30358127

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