JPH03142164A - 研削砥石の成形方法および装置 - Google Patents
研削砥石の成形方法および装置Info
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- JPH03142164A JPH03142164A JP27861489A JP27861489A JPH03142164A JP H03142164 A JPH03142164 A JP H03142164A JP 27861489 A JP27861489 A JP 27861489A JP 27861489 A JP27861489 A JP 27861489A JP H03142164 A JPH03142164 A JP H03142164A
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Landscapes
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は研削砥石のツルーイングやドレッシングを放電
加工によって行う場合の方法と装置に関する。特許請求
の範囲を含め、以下においても、ツルーイングやドレッ
シングを全て含む意味において成形という言葉を使用す
る。
加工によって行う場合の方法と装置に関する。特許請求
の範囲を含め、以下においても、ツルーイングやドレッ
シングを全て含む意味において成形という言葉を使用す
る。
研削加工に使用されている研削砥石の成形は、該研削砥
石が結合材(ボンド)を母材として、硬い砥粒を分散結
合させているという構成上の特徴を有し、一般にはダイ
ヤモンドドレッサのような接触形のドレッサによって行
われる。しかしながら、セラミックスや超硬合金の研削
加工に用いられるメタルボンドダンヤモンド砥石等は、
結合材(3) が鋳鉄等のメタル材であって硬い為に、ダイヤモンドド
レッサによる成形が困難であり、一般に放電加工によっ
ている。この放電加工においては、成形対象物である研
削砥石を冷却し、また放電加工屑を除去するために加工
液を使用する。この加工液は一般に電解液であり、その
電解作用によって研削砥石の表面に不働態酸化皮膜が生
ずる。この皮膜が生ずると放電が継続できず、その皮膜
を除去しない限り能率的な成形ができない。作業能率を
向上させるため放電電流値を上昇させると砥石の成形面
が荒れ、成形精度が低下する。
石が結合材(ボンド)を母材として、硬い砥粒を分散結
合させているという構成上の特徴を有し、一般にはダイ
ヤモンドドレッサのような接触形のドレッサによって行
われる。しかしながら、セラミックスや超硬合金の研削
加工に用いられるメタルボンドダンヤモンド砥石等は、
結合材(3) が鋳鉄等のメタル材であって硬い為に、ダイヤモンドド
レッサによる成形が困難であり、一般に放電加工によっ
ている。この放電加工においては、成形対象物である研
削砥石を冷却し、また放電加工屑を除去するために加工
液を使用する。この加工液は一般に電解液であり、その
電解作用によって研削砥石の表面に不働態酸化皮膜が生
ずる。この皮膜が生ずると放電が継続できず、その皮膜
を除去しない限り能率的な成形ができない。作業能率を
向上させるため放電電流値を上昇させると砥石の成形面
が荒れ、成形精度が低下する。
また、特開昭62−39175号公報には、対電極によ
る放電加工によって難加工の研削砥石を能率的に成形す
る方法を開示している。然しなから、この場合において
も加工液を使用すると研削砥石の表面に不働態酸化皮膜
が生ずることは前述の場合と同様であり、この皮膜を除
去しない限り、能率的な放電加工を行うことができなく
なる。
る放電加工によって難加工の研削砥石を能率的に成形す
る方法を開示している。然しなから、この場合において
も加工液を使用すると研削砥石の表面に不働態酸化皮膜
が生ずることは前述の場合と同様であり、この皮膜を除
去しない限り、能率的な放電加工を行うことができなく
なる。
以上の様な不働態酸化皮膜の除去を考慮した一般の被研
摩物に対する研摩加工方法が、特開昭(4) 53−1395号公報に開示されている。
摩物に対する研摩加工方法が、特開昭(4) 53−1395号公報に開示されている。
然しなから上記特開昭53−1395号公報における皮
膜の除去方法は、砥粒を利用しつつパフによる研摩力で
金属等の表面凸部の皮膜を削り取る方式であるため、こ
れを研削砥石の成形にそのまま適用すると、研削砥石表
面の凸部は砥粒部分であり、砥粒部分しか擦過できない
ことになる。研削砥石を成形するには砥粒を支持してい
る結合材部分を溶かしてその砥粒を脱落させなければな
らず、結局、研削砥石にある程度くい込ませて、自分も
研削されながら研削砥石の結合材部分の凸部を擦過する
ものでなければならない。従って、この方式を研削砥石
の成形に応用することを考えた場合、成形作業の能率と
成形精度の向上のためには最良の方法とはいえない。
膜の除去方法は、砥粒を利用しつつパフによる研摩力で
金属等の表面凸部の皮膜を削り取る方式であるため、こ
れを研削砥石の成形にそのまま適用すると、研削砥石表
面の凸部は砥粒部分であり、砥粒部分しか擦過できない
ことになる。研削砥石を成形するには砥粒を支持してい
る結合材部分を溶かしてその砥粒を脱落させなければな
らず、結局、研削砥石にある程度くい込ませて、自分も
研削されながら研削砥石の結合材部分の凸部を擦過する
ものでなければならない。従って、この方式を研削砥石
の成形に応用することを考えた場合、成形作業の能率と
成形精度の向上のためには最良の方法とはいえない。
依って本発明は、斯かる課題の解決を図るべく、研削砥
石の成形を能率良く、かつ、精度良く行うことを第1の
目的とする。
石の成形を能率良く、かつ、精度良く行うことを第1の
目的とする。
(5)
また、研削砥石を成形するコンパクトな装置の提供を第
2の目的とする。
2の目的とする。
上記第1の目的に鑑みて本発明は、研削砥石の凸部を優
先的に除去すべく、固体物による擦過方法を採用する。
先的に除去すべく、固体物による擦過方法を採用する。
詳述すると、成形対象である研削砥石を回転駆動させな
がら該研削砥石と電極との間で放電加工を行わせて前記
研削砥石を成形する方法において、該放電加工を行いな
がら前記研削砥石の被成形面における凸部のみを固体物
により擦過し、該擦過した凸部を優先的に放電除去する
ことを特徴とする研削砥石の成形方法を提供する。
がら該研削砥石と電極との間で放電加工を行わせて前記
研削砥石を成形する方法において、該放電加工を行いな
がら前記研削砥石の被成形面における凸部のみを固体物
により擦過し、該擦過した凸部を優先的に放電除去する
ことを特徴とする研削砥石の成形方法を提供する。
また、固体物の擦過部材を使用した成形装置を提供する
。詳述すると、成形対象である研削砥石を回転駆動させ
る駆動装置と、電極と前記研削砥石との間に電流を供給
する電源装置とを有して前記研削砥石を放電加工により
成形する装置において、前記研削砥石に押し付けられて
前記研削砥石の回転に伴い前記研削砥石の被成形面にお
ける凸(6) 部のみを擦過する固体物である擦過部材を具備し、前記
研削砥石の前記擦過部材によって擦過された凸部を優先
的に放電除去することを特徴とする研削砥石の成形装置
を提供する。
。詳述すると、成形対象である研削砥石を回転駆動させ
る駆動装置と、電極と前記研削砥石との間に電流を供給
する電源装置とを有して前記研削砥石を放電加工により
成形する装置において、前記研削砥石に押し付けられて
前記研削砥石の回転に伴い前記研削砥石の被成形面にお
ける凸(6) 部のみを擦過する固体物である擦過部材を具備し、前記
研削砥石の前記擦過部材によって擦過された凸部を優先
的に放電除去することを特徴とする研削砥石の成形装置
を提供する。
更に、第2の目的に鑑みて本発明は、1組の電極間に擦
過部材を挟持した構成を採用する。詳述すると、成形対
象である研削砥石を回転駆動させ、前記研削砥石に互い
に極性の異なる1組の電極を接触させ、該1組の電極に
電源装置からの電流を供給して前記研削砥石との間で放
電を発生させ前記研削砥石を成形する装置において、前
記研削砥石に押し付けられて前記研削砥石の回転に伴い
前記研削砥石の被成形面における凸部のみを擦過する擦
過部材を前記1組の電極の間に挟持して構威し、前記研
削砥石の前記擦過部材によって擦過された凸部を優先的
に放電除去することを特徴とする研削砥石の成形装置を
提供する。
過部材を挟持した構成を採用する。詳述すると、成形対
象である研削砥石を回転駆動させ、前記研削砥石に互い
に極性の異なる1組の電極を接触させ、該1組の電極に
電源装置からの電流を供給して前記研削砥石との間で放
電を発生させ前記研削砥石を成形する装置において、前
記研削砥石に押し付けられて前記研削砥石の回転に伴い
前記研削砥石の被成形面における凸部のみを擦過する擦
過部材を前記1組の電極の間に挟持して構威し、前記研
削砥石の前記擦過部材によって擦過された凸部を優先的
に放電除去することを特徴とする研削砥石の成形装置を
提供する。
上記第1の目的に係る成形方法又は成形装置に(7)
よれば、固体物から成る擦過部材を研削砥石の中心軸か
らの距離を維持しつつ回転中の研削砥石に押し当てるた
め、被成形面の凸部のみが擦過される。この凸部に不働
態酸化皮膜が生じていれば、該皮膜が優先的に削り取ら
れ、放電加工がそこだけ行われることとなる。
らの距離を維持しつつ回転中の研削砥石に押し当てるた
め、被成形面の凸部のみが擦過される。この凸部に不働
態酸化皮膜が生じていれば、該皮膜が優先的に削り取ら
れ、放電加工がそこだけ行われることとなる。
また第2の目的に係る成形装置によれば、1組の電極と
擦過部材とが一体化されているため、これらを研削砥石
に対して接近或いは退避させる機構が1つで済みコンパ
クトになり、また、それらを駆動制御する煩雑さも相当
に低減され得る。
擦過部材とが一体化されているため、これらを研削砥石
に対して接近或いは退避させる機構が1つで済みコンパ
クトになり、また、それらを駆動制御する煩雑さも相当
に低減され得る。
以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて更に詳細
に説明する。本発明に係る研削砥石の成形装置24を設
けたNC工作機械を第3図に略示している。研削砥石1
0はその砥石軸16の保持部12をNC工作機械20の
工具主軸14に装着、固定されている。この保持部12
は一般の工具シャンク形状と同様のシャンクを有し、テ
ーパ係合(8) によって工具主軸14に装着固定されている。常時はテ
ーブル18上に被研削部材を取り付けてその研削加工を
行うのであるが、研削砥石10が形状修正の必要性や目
づまり等を生じた場合にその成形を行う必要が生ずる。
に説明する。本発明に係る研削砥石の成形装置24を設
けたNC工作機械を第3図に略示している。研削砥石1
0はその砥石軸16の保持部12をNC工作機械20の
工具主軸14に装着、固定されている。この保持部12
は一般の工具シャンク形状と同様のシャンクを有し、テ
ーパ係合(8) によって工具主軸14に装着固定されている。常時はテ
ーブル18上に被研削部材を取り付けてその研削加工を
行うのであるが、研削砥石10が形状修正の必要性や目
づまり等を生じた場合にその成形を行う必要が生ずる。
その場合、研削砥石10を自動工具交換装置17によっ
て工具主軸14から取り外して、他の成形専用機によっ
て成形してもよいが、そうした研削砥石■0の取り外し
、及び取り付けの作業時間を省き、また、研削砥石10
をNC工作機械20の工具主軸14に再装着後に発生す
る取付寸法誤差による加工精度不良をなくすため、本実
施例ではテーブル18の側方に研削砥石の成形装置24
を取り付けている。
て工具主軸14から取り外して、他の成形専用機によっ
て成形してもよいが、そうした研削砥石■0の取り外し
、及び取り付けの作業時間を省き、また、研削砥石10
をNC工作機械20の工具主軸14に再装着後に発生す
る取付寸法誤差による加工精度不良をなくすため、本実
施例ではテーブル18の側方に研削砥石の成形装置24
を取り付けている。
この成形装置24にはパルス電流を発生させる電源22
を接続している。
を接続している。
まず、本発明装置の説明に先立ち、1組の電極を研削砥
石に接触させて該研削砥石を放電加工により成形する原
理を簡単に説明しておく。第6図を参照すると、研削砥
石10はダイヤモンド砥粒10bと、それらを結合する
、例えば、メタル結合(9) 材10aから成る。この研削砥石IOに対して、例えば
、一方の電極40を接触させると、該電極40は研削砥
石10のダイヤモンド砥粒10bによって削られ、その
研削切屑43が研削砥石10の結合材10aの表面11
に接触して放電電流が結合材10aに流れ、この電極4
0に近接して設けられている他方の電極42と研削砥石
10との間の微小間隙で放電が行われる。つまり切屑が
次々と研削砥石の結合材に近接または接触分離して、研
削砥石と画電極との間で放電が起こり、この時に研削砥
石10の結合材10aの表面11が溶融蒸発させられる
。こうしてドレッシング等の成形が可能となる。また、
放電電流は上述の如く隣接した電極間に流れるので、研
削砥石10の砥石軸を介して機械側へ漏電することはな
い。
石に接触させて該研削砥石を放電加工により成形する原
理を簡単に説明しておく。第6図を参照すると、研削砥
石10はダイヤモンド砥粒10bと、それらを結合する
、例えば、メタル結合(9) 材10aから成る。この研削砥石IOに対して、例えば
、一方の電極40を接触させると、該電極40は研削砥
石10のダイヤモンド砥粒10bによって削られ、その
研削切屑43が研削砥石10の結合材10aの表面11
に接触して放電電流が結合材10aに流れ、この電極4
0に近接して設けられている他方の電極42と研削砥石
10との間の微小間隙で放電が行われる。つまり切屑が
次々と研削砥石の結合材に近接または接触分離して、研
削砥石と画電極との間で放電が起こり、この時に研削砥
石10の結合材10aの表面11が溶融蒸発させられる
。こうしてドレッシング等の成形が可能となる。また、
放電電流は上述の如く隣接した電極間に流れるので、研
削砥石10の砥石軸を介して機械側へ漏電することはな
い。
この方式による放電加工に際し、研削切屑を流し、また
発生熱を除去するため研削液を使用する。
発生熱を除去するため研削液を使用する。
この場合に結合材の表面に生成される不働態酸化皮膜は
放電加工の能率を低下させるのでそれを擦過する必要が
あり、本発明ではその擦過手段としく10) て固体物から成る擦過部材を使用する。外周が円形であ
る研削砥石の成形においては、真円形状から偏心した外
周の最も凸な部分から優先的に除去、成形していくこと
が成形作業を効率的に進める方法である。この観点から
、回転している成形対象体である研削砥石に固体物から
成る擦過部材を押し当てる手法を採用したのである。
放電加工の能率を低下させるのでそれを擦過する必要が
あり、本発明ではその擦過手段としく10) て固体物から成る擦過部材を使用する。外周が円形であ
る研削砥石の成形においては、真円形状から偏心した外
周の最も凸な部分から優先的に除去、成形していくこと
が成形作業を効率的に進める方法である。この観点から
、回転している成形対象体である研削砥石に固体物から
成る擦過部材を押し当てる手法を採用したのである。
上記擦過部材を研削砥石に押し当てる手法の1例を第1
図に図示している。この例は、研削砥石10の保持部1
2に一方の、例えば、陽極の電極30を押し当て、研削
砥石10を陽極とし、他方の陰極電極32を接近させて
研削砥石IOをその軸線CLを中心として回転させなが
ら放電させる。
図に図示している。この例は、研削砥石10の保持部1
2に一方の、例えば、陽極の電極30を押し当て、研削
砥石10を陽極とし、他方の陰極電極32を接近させて
研削砥石IOをその軸線CLを中心として回転させなが
ら放電させる。
この放電加工中に、一般のWA砥石やGC砥石、又は鉄
材等の擦適用ブロック34を、研削砥石表面のうち、放
電加工によって成形している領域に軸線CLからの距離
を保って押し当て、擦適用ブロック部材34自体が研削
砥石10によって研削摩耗させられながらも該研削砥石
10の前記領域の最も凸なる部分を優先的に擦過してそ
の部分の(11) 不働態酸化皮膜を削り取り、これにより放電加工の作業
効率を維持することができる。上記陰極電極32は研削
砥石10に対してその軸線CLの方向に相対移動しなが
ら研削砥石10の全体を成形していくが、この移動に合
わせて擦適用ブロック部材34も移動させる必要がある
ため、装置の機構が複雑となると共にコンパクトさには
欠ける。
材等の擦適用ブロック34を、研削砥石表面のうち、放
電加工によって成形している領域に軸線CLからの距離
を保って押し当て、擦適用ブロック部材34自体が研削
砥石10によって研削摩耗させられながらも該研削砥石
10の前記領域の最も凸なる部分を優先的に擦過してそ
の部分の(11) 不働態酸化皮膜を削り取り、これにより放電加工の作業
効率を維持することができる。上記陰極電極32は研削
砥石10に対してその軸線CLの方向に相対移動しなが
ら研削砥石10の全体を成形していくが、この移動に合
わせて擦適用ブロック部材34も移動させる必要がある
ため、装置の機構が複雑となると共にコンパクトさには
欠ける。
この欠点を克服した成形装置を部分的に図示したものが
第2図に示す本発明の他の実施例である。
第2図に示す本発明の他の実施例である。
この装置の特徴は、擦適用ブロック部材38を1組の電
極40と42との間に絶縁をして挟持したことであり、
研削砥石10との相対移動制御装置は1つで済み、機構
全体がシンプルでコンパクトになるという大きな利点を
有している。即ち、サンドイッチ構造をした1組の電極
36を研削砥石10に接触させつつ、軸線C’Lの方向
に往復移動させればよい。
極40と42との間に絶縁をして挟持したことであり、
研削砥石10との相対移動制御装置は1つで済み、機構
全体がシンプルでコンパクトになるという大きな利点を
有している。即ち、サンドイッチ構造をした1組の電極
36を研削砥石10に接触させつつ、軸線C’Lの方向
に往復移動させればよい。
この第2図に示した本発明装置の1つの原理を応用した
装置の外観を前述の第3図に示してあり、その主要部の
断面を図示したものが第4図である。
装置の外観を前述の第3図に示してあり、その主要部の
断面を図示したものが第4図である。
(12)
以下、第5図をも併せて参照しながら装置の説明をする
。成形装置の基台56の上部に突設して、絶縁性のコの
字形部材54が固定されている。該部材54には上下に
分かれて給電板48.50が取り付けられており、夫々
の板はパルス電流を発生させる電源22と電気的に接続
されている。前述のサンドイッチ構造の1組の電極36
を2つの給電板48と50の間に挟持させて、各電極4
0・42に通電させ、また、基台56に対して固定すべ
く、1組の電極36をねじ部材52によって給電板48
.50間に固定する。第4図に示す実施例においては、
研削液を1組の電極36間のその長手方向に設けた流路
44内を流してその放電加工領域へ確実に給送すること
を可能としている。ここでは、放電加工部へ供給する加
工液として研削液を流用している。外部の研削液供給装
置(図示せず)から管路46を通して流路44へ送り込
み、1組の電極36の先端部から流出するよう構成して
いる。この実施例では流路44は1組の電極36の上部
に設けており、研削砥石10は図示の矢印線の方向(1
3) に回転させて成形する。即ち、研削液は研削砥石10の
回転に引かれて下方に供給され、放電加工部分を十分に
冷却することができる。この様に、研削液を1組の電極
36内を貫流させてその先端から供給する手法として、
擦過ブロック部材38を多孔質の研削砥石を使用する方
法もある。
。成形装置の基台56の上部に突設して、絶縁性のコの
字形部材54が固定されている。該部材54には上下に
分かれて給電板48.50が取り付けられており、夫々
の板はパルス電流を発生させる電源22と電気的に接続
されている。前述のサンドイッチ構造の1組の電極36
を2つの給電板48と50の間に挟持させて、各電極4
0・42に通電させ、また、基台56に対して固定すべ
く、1組の電極36をねじ部材52によって給電板48
.50間に固定する。第4図に示す実施例においては、
研削液を1組の電極36間のその長手方向に設けた流路
44内を流してその放電加工領域へ確実に給送すること
を可能としている。ここでは、放電加工部へ供給する加
工液として研削液を流用している。外部の研削液供給装
置(図示せず)から管路46を通して流路44へ送り込
み、1組の電極36の先端部から流出するよう構成して
いる。この実施例では流路44は1組の電極36の上部
に設けており、研削砥石10は図示の矢印線の方向(1
3) に回転させて成形する。即ち、研削液は研削砥石10の
回転に引かれて下方に供給され、放電加工部分を十分に
冷却することができる。この様に、研削液を1組の電極
36内を貫流させてその先端から供給する手法として、
擦過ブロック部材38を多孔質の研削砥石を使用する方
法もある。
サンドイッチ構造の1組の電極36を準備する段階にお
いては、他の研削砥石によってその先端面36aを研削
砥石10の外周形状に沿った形に形成しておく。これを
研削砥石10に接触させて該研削砥石10を成形する間
に、1組の電極36は擦過ブロック部材38も電極40
.42も全て摩耗する。また、1組の電極36は研削砥
石10に対してその長手方向に移動させる必要がある。
いては、他の研削砥石によってその先端面36aを研削
砥石10の外周形状に沿った形に形成しておく。これを
研削砥石10に接触させて該研削砥石10を成形する間
に、1組の電極36は擦過ブロック部材38も電極40
.42も全て摩耗する。また、1組の電極36は研削砥
石10に対してその長手方向に移動させる必要がある。
従って1組の電極36を固定した基台56を研削砥石1
0に対して相対移動させる機構が必要であるが、これは
周知技術によって可能である。場合によっテハ、マシニ
ングセンタがもともと有しているx、y、zの送り軸の
いずれか1軸を流用できる。
0に対して相対移動させる機構が必要であるが、これは
周知技術によって可能である。場合によっテハ、マシニ
ングセンタがもともと有しているx、y、zの送り軸の
いずれか1軸を流用できる。
こうして研削砥石の成形に使用して、摩耗により(14
) 使用不可能な程度にまでその寸法が短くなれば、ねじ部
材52によって使用済の1組の電極36を取り外し、新
しいものと交換することができる。
) 使用不可能な程度にまでその寸法が短くなれば、ねじ部
材52によって使用済の1組の電極36を取り外し、新
しいものと交換することができる。
また、擦過部材38は一般の鉄材等で構成してもよいが
、WA砥石やGC砥石の様な砥石を用いると放電加工に
よる成形加工の効率の良いことが実験(こよって確言忍
された。
、WA砥石やGC砥石の様な砥石を用いると放電加工に
よる成形加工の効率の良いことが実験(こよって確言忍
された。
また、マシニングセンタにおいて研削砥石を成形する際
の手順を第3図を参照しながら概略説明する。まず、成
形装置24に新しい1組の電極を取り付けると共に、自
動工具交換装置■7を使用してタッチセンサー(図示せ
ず〉を工具主軸14に取り付ける。このタッチセンサー
によって成形装置24に取り付けられた1組の電極の先
端の座標を検知し、これにより該1組の電極の使用可能
長さ寸法を測定しておく。その次に、自動工具交換装置
17によって上述のタッチセンサーを取り外すと共に1
組の電極の先端を加工するための専用砥石(図示せず)
を工具主軸14に装着する。
の手順を第3図を参照しながら概略説明する。まず、成
形装置24に新しい1組の電極を取り付けると共に、自
動工具交換装置■7を使用してタッチセンサー(図示せ
ず〉を工具主軸14に取り付ける。このタッチセンサー
によって成形装置24に取り付けられた1組の電極の先
端の座標を検知し、これにより該1組の電極の使用可能
長さ寸法を測定しておく。その次に、自動工具交換装置
17によって上述のタッチセンサーを取り外すと共に1
組の電極の先端を加工するための専用砥石(図示せず)
を工具主軸14に装着する。
そしてNCプログラムに応じて1組の電極の先端(15
) を、被成形対象体である研削砥石の外形に沿った円弧状
に研削加工する。そして再び自動工具交換装置17を使
用して専用砥石を取り外し、被成形対象体である研削砥
石10を工具主軸14に取り付ける。この後1組の電極
を研削砥石10にアプローチし、放電によって成形する
。この放電成形に際して1組の電極は徐々に消耗するが
、その消耗量が上述した使用可能寸法に対して所定値に
なれば、新しい1組の電極と交換をする。
) を、被成形対象体である研削砥石の外形に沿った円弧状
に研削加工する。そして再び自動工具交換装置17を使
用して専用砥石を取り外し、被成形対象体である研削砥
石10を工具主軸14に取り付ける。この後1組の電極
を研削砥石10にアプローチし、放電によって成形する
。この放電成形に際して1組の電極は徐々に消耗するが
、その消耗量が上述した使用可能寸法に対して所定値に
なれば、新しい1組の電極と交換をする。
以上の説明から明らかな様に本発明によれば、被成形体
である研削砥石の凸部を、擦過部材によって優先的に擦
過除去するので、たとえ擦過前の表面に不働態酸化皮膜
が生じていても放電を継続することが可能となり、成形
作業の効率が高くなると共に、成形精度も向上する。ま
た、放電に使用する1組の電極内に擦過部材を組み込む
構造を採用すると、駆動機構が1つで済むため装置全体
がコンパクトになり、その駆動制御方法も簡単に(16
) なる。
である研削砥石の凸部を、擦過部材によって優先的に擦
過除去するので、たとえ擦過前の表面に不働態酸化皮膜
が生じていても放電を継続することが可能となり、成形
作業の効率が高くなると共に、成形精度も向上する。ま
た、放電に使用する1組の電極内に擦過部材を組み込む
構造を採用すると、駆動機構が1つで済むため装置全体
がコンパクトになり、その駆動制御方法も簡単に(16
) なる。
第1図は本発明に係る実施例を示す部分斜視図、第2図
は本発明に係る他の実施例を示す部分斜視図、 第3図は本発明に係る成形装置を設けたNC工作機械の
部分斜視図、 第4図は第2図に対応した本発明に係る装置の要部断面
図、 第5図は第4図の矢視線V−■による横断面図、第6図
は本発明装置を用いた放電加工の原理説明図。 10・・・研削砥石、 14・・・工具主軸、2
2・・・電源、 24・・・成形装置、30、
32.40.42・・・電極、 34.38・・・擦過用ブロック部材、36・・・1組
の電極、 44・・・研削液流路、46・・・研削液
供給管路、48.50・・・給電板、52・・・ねじ部
材。 (17〉 第 1 図 第 図 第 図
は本発明に係る他の実施例を示す部分斜視図、 第3図は本発明に係る成形装置を設けたNC工作機械の
部分斜視図、 第4図は第2図に対応した本発明に係る装置の要部断面
図、 第5図は第4図の矢視線V−■による横断面図、第6図
は本発明装置を用いた放電加工の原理説明図。 10・・・研削砥石、 14・・・工具主軸、2
2・・・電源、 24・・・成形装置、30、
32.40.42・・・電極、 34.38・・・擦過用ブロック部材、36・・・1組
の電極、 44・・・研削液流路、46・・・研削液
供給管路、48.50・・・給電板、52・・・ねじ部
材。 (17〉 第 1 図 第 図 第 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、成形対象である研削砥石を回転駆動させながら該研
削砥石と電極との間で放電加工を行わせて前記研削砥石
を成形する方法において、該放電加工を行いながら前記
研削砥石の被成形面における凸部のみを固体物により擦
過し、該擦過した凸部を優先的に放電除去することを特
徴とする研削砥石の成形方法。 2、成形対象である研削砥石を回転駆動させる駆動装置
と、電極と前記研削砥石との間に電流を供給する電源装
置とを有して前記研削砥石を放電加工により成形する装
置において、前記研削砥石に押し付けられて前記研削砥
石の回転に伴い前記研削砥石の被成形面における凸部の
みを擦過する固体物である擦過部材を具備し、前記研削
砥石の前記擦過部材によって擦過された凸部を優先的に
放電除去することを特徴とする研削砥石の成形装置。 3、成形対象である研削砥石を回転駆動させ、前記研削
砥石に互いに極性の異なる1組の電極を接触させ、該1
組の電極に電源装置からの電流を供給して前記研削砥石
との間で放電を発生させ前記研削砥石を成形する装置に
おいて、前記研削砥石に押し付けられて前記研削砥石の
回転に伴い前記研削砥石の被成形面における凸部のみを
擦過する擦過部材を前記1組の電極の間に挟持して構成
し、前記研削砥石の前記擦過部材によって擦過された凸
部を優先的に放電除去することを特徴とする研削砥石の
成形装置。 4、前記擦過部材を挟持した前記1組の電極の間に貫通
した流路を設け、該流路を通して前記研削砥石の放電加
工領域に加工液を供給して成る請求項3に記載の研削砥
石の成形装置。 5、前記1組の電極の間に挟持された擦過部材が多孔質
の研削砥石から成り、加工液を前記多孔質の研削砥石の
内部を流して放電加工領域に供給して成る請求項3に記
載の研削砥石の成形装置。 6、前記擦過部材を挟持した前記1組の電極が、前記電
源装置と接続された給電部に対して着脱自在に取り付け
られている請求項3に記載の研削砥石の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27861489A JPH03142164A (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 研削砥石の成形方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27861489A JPH03142164A (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 研削砥石の成形方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03142164A true JPH03142164A (ja) | 1991-06-17 |
Family
ID=17599735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27861489A Pending JPH03142164A (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 研削砥石の成形方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03142164A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002006008A1 (fr) * | 2000-07-14 | 2002-01-24 | Japan Science And Technology Corporation | Procede de centrage/dressage par decharge au contact et dispositif associe |
-
1989
- 1989-10-27 JP JP27861489A patent/JPH03142164A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002006008A1 (fr) * | 2000-07-14 | 2002-01-24 | Japan Science And Technology Corporation | Procede de centrage/dressage par decharge au contact et dispositif associe |
US6939457B2 (en) | 2000-07-14 | 2005-09-06 | Japan Science And Technology Corporation | Contact-discharge truing/dressing method and device therefor |
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