JPS6037090Y2 - 電気掃除機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気掃除機に関する。

従来、電気掃除機において、砂戒分等の細塵の吸引性能
を向上させる目的で、肉厚のポリウレタンフォーム等か
らなる２次フィルターを主フィルターの前段に設けたも
のが多くある。

この構成であると、確かに多孔質のポリウレタンフォー
ムを使用し、立体的な捕塵をするため、吸塵性能は向上
するが、その反面、一度捕塵された砂成分等の細塵かな
かなか除塵できず、手で２次フィルターをはたいたりし
て除塵しているが、これでは非常に非衛生的である。

また除塵効果を上げるため、洗濯をおこなうことがある
が、この場合、数回の洗濯でぼろぼろになり、再使用が
できなくなって耐久性に問題がある。

そこで本考案はかかる問題点を解消した電気掃除機を提
供するものである。

以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。

第１図において、１は電動送風機２を内蔵する本体で、
尾錠３により集塵箱４が取外し自在に取付けられている
。

５は吸気口、６は不織布等からなる主フイルタ−７はポ
リウレタンフォーム等からなる２次フィルターで、集塵
箱４の底面および天井に突設されたリブ１０を支持され
た箱体８内に挿入されである。

またこの２次フィルター７には、上面からのフィルター
７の高さのほぼ２１３まで互いに一定間隔をおいて一対
の切欠き７ａを形威しである。

９は２次フィルター７の吸気口対向面に配設された目の
荒い粗塵捕集用のプレフィルタ−で、前記リブ１０によ
り支持されている。

上記箱体８の天板から弾性を有する二股状の振動板１１
を一対垂下してあり、この各振動板１１は箱体８内に配
設された上記２次フィルター７の切欠き７ａ内に挿入さ
れている。

なお振動板１１としては版ばねなどが考えられる。

また振動板１１の両側面は吸気口５から吸引される含塵
気流の流れの方向Ａに沿っている。

８ａは箱体８の把手である。

１３は前輪、１４は後輪である。また、上記箱体８には
細塵離脱用の穴部８ｂを形威しである。

上記構成において、吸気口５から集塵箱４内に吸引され
た含塵気流は、プレフィルタ−９に当たって、まずこの
プレフィルタ−９により粗塵が捕捉され、次に２次フィ
ルター７により砂戊分等の細塵が捕捉され、次に主フイ
ルタ−６により微塵が捕捉されるものである。

次にごみ捨てをおこなう場合には、尾錠３を外して集塵
箱４を本体１から外し、集塵箱４内から主フイルタ−６
を取出すと共に箱体８を取り出し、この箱体８の把手８
ａを持って、第３図に示すごとく箱体８を床面等に打ち
つける。

するとその衝撃力によって振動板１１がたわみ、この振
動板１１によって箱体８内の２次フィルター７がたたか
れて、この２次フィルター７に付着している細塵が落下
するものである。

以上述べたごとく本考案の電気掃除機によれば次のよう
な効果がある。

■ 箱体を床面等に打ちつけることにより、その衝撃力
によって振動板がたわませられ、この振動板によって２
次フィルターがたたかれて、この２次フィルターに付着
している砂威分等の細塵が落下させられるものである。

したがって２次フィルターに付着している細塵を手を汚
さずに容易に離脱させることができ、非常に衛生的であ
る。

■ 除塵性能を向上させる場合においても、箱体に２次
フィルターをセットした状態で水洗いをすれば、形くず
れせず、その耐久性が非常に向上する。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は一部切欠き側面
図、第２図は要部の分解斜視図、第３図は除塵状態を示
す要部の斜視図である。 ４・・・・・・集塵箱、５・・・・・・吸気口、６・・
・・・・主フイルタ−，７・・・・・・２次フィルター
、７ａ・・・・・・切欠き、訃・・・・・箱体、９・・
・・・・プレフィルタ−１１１・・・・・・振動板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 集塵箱内に主フィルターを設け、この主フィルターの吸
   込側にポリウレタンフォーム等からなる肉厚の２次フィ
   ルターを設けた電気掃除機において、上記２次フィルタ
   ーに適宜の切欠きを形成し、該２次フィルターを支持す
   る箱体を設け、該箱体に基端部が固着されると共に先端
   部が上記２次フィルターの切欠き内に挿入された弾性を
   有する振動板を設けたことを特徴とする電気掃除機。