JPS6037024B2 - 幅出し装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は走行する帯状材料、特に紙のための幅出し装置
に関し、該装置のローラーは、断片状になった鞠片上に
支承されている多数の断片的ローラー片から成り立ち、
その際隣接するローラー片の隣接している鞄片のため、
轡曲度を調節する二×こ分れた軸支えがその都度設けら
れているものである。

上記した種類の公知となっている（ドイツ連邦共和国特
許第２１３９１５少号）幅出し装置を用いて、紙、箔、
布地等がしわになるのを避けることが可能であり、その
方法はローラー片が夫々の軸支えによって個々の轡曲位
置に存在する如く調整され、そのことによって一定の幅
の帯状材料の範囲の緑部のたるみやその他の個々のたる
みの発生する場所を除去することができる。

更に二部分に分れた軸支えは、幅出し装置としての全体
のローフーを取りはずすことなしに、個々のローラー片
を取りはずし取り付けることの可能性を提供する。この
ため隣接する鞠片はその両端に位置し、断面が四角形の
連結部分を備え、該部分は、これに対応する如く夫々の
軸支え都材に設けられている凹みに囲まれる。組み込ま
れた状態では軸支え部は上記連結部分を形状拘束的な結
合を形成する女く掴んでいる。上記した様な結合方式で
は、使用中に藤支え部材と連結部分との間の狭い嫁合坐
が摩滅する。

何故ならば、軸支えの高さの調整の際および個々のロー
ラー片の取りはずしおよび取り付けの際、連結部分は軸
支え部材の凹みの中で傾斜運動又はこじる様な運動を行
い、この運動により材料の変形が惹起される。この結果
帯状材料の走行が不安定となり振動が発生する様になる
。本発明の目的は、冒頭に述べた種類の幅出し装置にお
いて、長時間の使用の後でも軸支えの鉄合坐の範囲に如
何なるガ夕付きも発生せずしかも個々のローラ−片が、
幅出し装置としての全体のローラーを取りはずすことな
しに交換可能であることが保証される如き幅出し装置を
創成することである。

上記の目的は本発明により次の様にして達成される。

即ち夫々の軸片のための個有のボールジョイント部が設
けられておりそして隣接する鞠片のボールジョイント部
は軸支えの両側面に隣接して配置されており、その際二
部分に分れた軸支え部村が夫々隣接するボールジョイン
ト部の１つを担持しており、軸支え部村がそれぞれ軸片
に併設されていて、それぞれの自由端部で且つ回転軸に
関して軸片の同一の側面に配設されていることにより達
成される。個々のローラー片を、幅出しロ−ラーの一方
又は他方の側方に取りはずしてやることを容易にするた
め、ボールジョイント部と軸支え部材との配置に一定の
組み合わせを定めるのが合目的である。

上言己の組み合わせによれば１つの軸片の両端に付設さ
れているボールジョイント部を担持する軸支え部材は軸
片の同じ側方に配置される。特に１つの軸片に付設され
たボールジョイント部は夫々、付設された軸支え部材の
該ローラー側の側面上に固着され、かくして２つの軸支
え部材はローラー片の間の分離面に沿って互に衝き合わ
される。このことにより安定した軸支えの坐が得子られ
る。本発明の別の形成によればすべての軸片の各々はそ
れに付設されているポールジョイント部に回転不能に保
持されている。

この目的のためボールジョイント部の支承論は半径方向
を向いた切り込みを有し、その中に、付設されている軸
片に固定されているピンが挿入されている。このことに
よりボールジョイント部と軸片との間の相互の回転運動
が阻止される。本発明は一つの実施例を示す添付図面に
より次に詳細に説明される。

幅出し装置１は、軸２により旋回可能に支承されている
桁３上に弧状に配置されている。

該幅出し装置は隣接して配置されているローラー片４，
４′から成り立っている。桁３には引張り棒５が取り付
けられており、該引張り棒により幅出し装置１が幅を張
り出すべき紙の通路に接触させられる様に旋回可能とな
っている。個々のローラー片４，４′は二部分に分れた
平たい軸支え７によって担持されており、該軸支えは隣
接するローラー片４．４′の間にその都度挿入される。
軸支え７の二部分に分れた部材は、それの下縁部分が共
通な桟１０１こ、桟の切片１０′とねじ１１とによって
締め付けられることで一緒に保持されている。枝１０お
よび軸支え７は、桁３にねじ込まれている位置決めボル
ト６によって担持されている。位置決めボルト６によっ
て個々のローラー片４，４′は、幅出し装置１の個々の
誉曲に合わせて位置を調整することができる。組み付け
完了状態では二部分に分れた軸支え７の２つの部材８，
９はそれらの正面１５，１６で衝き合わされ、共通な分
離線を形成している。

２つの形成部材８，９は夫々ボールジョイント部の支承
輪１３，１４を担持しており、該支承輪は例えば溶接に
よって夫々所属の部村８，９に固着されている。

第４図に示した如くボールジョイント部の支承輪１３，
１４は夫々半分の部分のみが軸支え７の所属の部材８，
９に固着され、かくして組み付け完了状態ではこれら支
承論の軸は相互に合致する。特に第３図に示されている
如く、隣接しているローラー片４，４′の側面は軸支え
７に密接する如く接近しており、かくしてロ−ラ−片は
紙の流れに一様に接触するとが保証される。

各々のローう−片４，４′は球軸承１２を介して鞠片１
７，１７′上で自由に回転可能に支承されており、該軸
片の両端の栓状部分１８はボールジョイント１９に収容
されている。ボ−ルジョィントは夫々凸面の表面を有す
る内部リング２０と該凸面に合致する如く轡曲した凹面
の内面を有する外部リング２１から成り立っている。外
部リング２１‘ま夫々ボールジョイントの支承論１３又
は１４の１つに収容され、該支承輪は前述の如く軸支え
７の都村８又は９に固着されている。部材１３，１９又
は１４，１９は夫々ボールジョイント部２４又は２５を
形成する。ボールジョイント部の支承論１３，１４は夫
々半径方向を向いた切り込み２２を有し、この切込みの
中に、軸片１７，１７′に固定されているピン２３が差
し込まれ、該切り込みは位置決めボルト６が作用しても
変形が惹起されない方向に配置されている。この様にし
て各々の軸片１７，１７′は回転しない様に抑止されて
いるけれども隣接する２つの軸片１７，１７′は、位置
決めボルト６の作用方向に動くことが可能であり、かく
して軸支え７は自由に調節可能となっている。運転に際
して幅出し装置１は先づ桁３を引張り榛５で旋回するこ
とで幅を張り出すべき紙の流れの上に接触させられる。

幅出し装置１の轡曲が紙の流れを平らにするのに充分で
ない８寺には、軸支え７の位置決めボルト６によって個
々の調節がなされている。個々のローラー片４又は４′
を取りはずそうとする場合には、該軸片４，４′を支え
ている軸支え部村７ａ，７ｂの固定ねじ１１と桟の切片
をはずすのみで充分である。鞠片４，４′が一方の側又
は別の側に、即ち第５図に示した矢印Ａ又はＢの方向に
容易に取りはずすことができる様にするため、軸支え部
材８，９とボールジョイント部の支承輪１３，１４の配
置の一定の組み合わせが用意されている。第５図に示さ
れている如く、麹片１７に付設されているボールジョイ
ント部の支承論１３は軸支えの部村８に固着されており
、該軸支えの部村８は鞄片１７の同じ側方に位置してお
り、一方隣接する軸片１７′に付設されているボールジ
ョイント部の支承論１４は軸片１７′の別の側方に配置
されている。上記した如き部村配置の組み合わせは、ロ
ーラー片４を矢印Ａの方向に、そしてローラー片４′を
矢印Ｂの方向に取りはずすことを可能にし、そのため何
等の無理も傾斜も惹起されない。

【図面の簡単な説明】

第１図は幅出し装置の平面図、第２図は第１図に示した
０−ロ線による断面図、第３図は第１図に示したｍ−ｍ
線による軸断面図、第４図は軸支えの斜視図、第５図は
幅出し装置のローラーの一部分を示す平面図である。 図において、７・・・・・・軸支え、８，９・・・・・
・軸支え部材、１７，１７′…・・・鞄片、２４，２５
・・・・・・ボールジョイント部である。 ＦＩＧ．ｌ ＦＩＧ２ ＦＩＧ．３ ＦＩＧ・ム ＦＩＧ．５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 断片状になつた軸片上に支承されている多数の断片
   的ローラー片から成り立ち、隣接するローラー片の隣接
   している軸片のため、彎曲度を調整する二部分に分れた
   軸支えがその都度設けられている、走行する帯状材料、
   特に紙のための幅出し装置において、それぞれの軸片１
   ７，１７′のための個有のボールジヨイント部２４，２
   ５が設けられており、そして隣接する軸片１７，１７′
   のボールジヨイント部２４，２５は軸支え７，８，９の
   両側面に隣接して配置されており、二部分に分れた軸支
   え部材８，９がそれぞれ隣接するボールジヨイント部２
   ４，２５の１つを担持しており、軸支え部材８，９がそ
   れぞれの軸片１７，１７′に併設されていて、それぞれ
   の自由端部で且つ回転軸に関して軸片１７，１７′の同
   一の側面に配設されていることを特徴とする幅出し装置
   。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の幅出し装置において、
   軸片１７，１７′の各々はそれに付設されているボール
   ジヨイント部２４，２５に回転不能に保持されている、
   幅出し装置。