JPS6036965Y2 - 電気鉄道車両の第三軌条集電装置 - Google Patents

電気鉄道車両の第三軌条集電装置

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JPS6036965Y2
JPS6036965Y2 JP18121580U JP18121580U JPS6036965Y2 JP S6036965 Y2 JPS6036965 Y2 JP S6036965Y2 JP 18121580 U JP18121580 U JP 18121580U JP 18121580 U JP18121580 U JP 18121580U JP S6036965 Y2 JPS6036965 Y2 JP S6036965Y2
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JP18121580U
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信 佐藤
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株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電気鉄道車両の第三軌条集電装置に関するも
のである。
最近、地上鉄道と地下鉄道の相互乗り入れが行なわれる
ようになり、その相互乗り入れ車両は地上走行時に使用
するパンタグラフと、地下鉄の走行時に使用する第三軌
条集電装置を備えている。
ところで、この第三軌条集電装置は地下鉄を走行する時
には走行レール(第1、第2軌条)と並行するように敷
設された導電用の第三軌条に摺接して集電を行なう(こ
の場合パンタグラフは折畳んでいる)が、地上走行時に
は第三軌条がなくパンタグラフを使った集電に切替えら
れるから、第三軌条集電装置は不要となり、地上走行に
邪魔にならないように上方に回動起立させておく必要が
ある。
このため、従来の第三軌条集電装置は第1図、第2図に
示すように構成されていた。
即ち、車両走行台車(図示せず)に、側面部に波形の保
合部1aを有する支持梁1を固定し、この支持梁1に係
合部1aとの凹凸嵌合部2aをもった保持枠2を上下方
向の高さ調整後に図示しない取付固定部材によって装着
腰且つこの保持枠2の下端突出軸承部2b、2bにピニ
オン3を固着した回転支軸4を支承させ、この回転支軸
4に第三軌条6と摺接する集電靴5を共軸一体に軸装固
定している。
上記ピニオン3には垂直方向に移動するラック7が噛合
腰このラックは保持枠2に取付けたシリンダ装置8のピ
ストン棒8aと連結ピン9により結合されて、シリンダ
ポート11,12からの圧力流体の出入によるシリンダ
作動でもって上下動される。
上記シリンダ装置8にはピストン棒8aを上方に押上げ
るように付勢して集電靴5を第三軌条6に圧接させるコ
イルばね10が内蔵されている。
従って、この集電装置は上記シリンダ装置8を作動停止
の状態にしておくと、コイルばね10によるラック7の
押下刃がピニオン3を介して集電靴5を第三軌条6に圧
接させる力に変換され、地下鉄走行時の集電を行なうこ
とができる。
また上記シリンダ装置8を運転席からの指令によって下
降作動させると、ピストン棒8aが伸張性のあるコイル
ばね10の弾力にうちかつて下降し、ラック7と噛合す
るピニオン3を第1国名回り方向に回転せしめ、集電軸
5を地上走行に邪魔にならない上方位置に回動起立させ
ることができる。
従来の第三軌条集電装置は以上述べたようなものである
が、これには次のような欠点があった。
(1)地上鉄道用車両Aの幅方向に対する車両限界aが
地下鉄用車両Bの幅方向車両眼界すより第1図の如く狭
いにもかかわらず、台車固定支持梁1及び第三軌条6の
位置が一定であると、集電軸5を小形軽量化した場合に
は地下鉄用車両Bの場合は問題ないにしても、それより
も幅の狭い地上鉄道用車両Aの場合において、その車両
限界a内に集電軸5を起立格納させることができなくな
る。
(2)集電軸5が第三軌条6のエンドアプローチ及び継
目部に当った場合、ピニオン3とラック7の歯に負荷が
作用してこの歯がかけてしまうおそれがある。
(3)車輪が摩耗した場合の集電軸5の高さ調整は支持
梁1と保持枠2のセレーション部で行なうため、装置全
体の重量が重く調整に困難を極める。
この考案は上記従来の欠点を解消する目的でなされたも
ので、以下その具体的構造を第3図乃至第6図の図面に
従い説明する。
図中21は車両の走行台車(図示せず)にサイドフレー
ム側に位置して固定した支持梁で、この側面部にはアー
ム保持枠22とアクチェータ取付台23が幅の狭い車両
限界a内に位置してボルトにより取付けられている。
上記アーム保持枠22は支持梁21の下側に突出する下
端両側部分に軸承部22a、22aを有し、且つこの軸
承部間にボルト取付部22bとばね取付部22cが設け
られている。
34は上記軸承部22 a、 22 a間に回転自在
に支承されたアーム支軸で、該支軸と一体に上下回動す
るようにアーム35の基端部が固着されている。
このアーム35はその回動下降限で前記車両眼界aより
外方に突出する長さ有し、先端両側部分には軸承部35
a、 35 aが設けられ且つこの軸承部間にボル
ト取付部35bとばね取付部35cが設けられていると
共に、支軸34側の基端部には前記ボルト取付部22b
の裏側に延出するストッパ係合部35dが設けられてい
る。
36は上記アーム保持枠22のボルト取付部22bに螺
着された出没調整できるストップボルトで、該ボルト先
端に上記アーム35のストッパ保合部35dが衝合する
ことにより、該アーム35の回動下降限を規制するよう
にしている。
なお、このアーム回動下降限の高さ調整は上記ストップ
ボルト36を出没調整することにより行なうことができ
る。
37は上記アーム35を下降回動力向(ストッパ係合部
35dがストップボルト36に衝合する方向)に回動付
勢するねじりばねで、アーム支軸34に巻装されて、一
端が該支軸34に固定され且っ他端がアーム保持枠22
のばね取付部22cに固定されている。
25は上記アーム35の先端軸承部35a、35aに上
下揺動可能に支軸24で取付けられた集電軸で、ねじり
ばね38の付勢力によって先端下面部が第三軌条26に
圧接されるようになっている。
この集電軸25は従来装置の集電軸5よりも小形軽量化
されており、支軸24側端にはアーム35のボルト取付
部35bの裏側に延出するストッパ係合部25aが設け
られている。
なお、このストッパ係合部25aは集電軸25が第三軌
条26に当った第4図、第5図の状態で、該軌条面の高
さ変化に関係して下方に例えば30rrrm位下がり得
るようにアーム35のボルト取付部35bに螺着された
ストップボルト39と離隔しているが、第6図のような
起立格納時にはねじりはね38の付勢力でストップボル
ト39に衝合し、アーム35と集電軸25が略直行に伸
びた状態を維持するようになる。
この集電軸25を回動付勢スる上記ねじりばね38は支
軸24に巻装されて、一端が該支軸24に固定され他端
がアーム35のばね取付部35cに螺着されたばね力調
節用ねじ40に取付けられている。
41はアクチェータ取付台23の下側に取付けられたロ
ータリアクチェータで、その回転軸41aは絶縁性のカ
ップリング42を介してアーム回転支軸34に連結され
ている。
このロークリアクチエータ41は運転席からの指令によ
り作動されるもので、電気信号から変換される作動流体
が第3図実線矢印のように流れると、アーム支軸34を
第4固層回り方向に回動させて該支軸と一体のアーム3
5及びその先端に軸着されている集電部25を第6図の
ように上方に回動起立させ車両限界a内に格納すること
ができ、また運転席の切替指令により作動流体が第3図
点線矢印で示すように流れると、起立格納状態にあるア
ーム・集電部35,25がアーム支軸34の左回り方向
の回転によって下方に倒れるように回動し、第4図のよ
うな集電状態にすることができる。
43は上記アーム・集電部35,25の起立格納状態を
ロックする自動ロック装置を示し、これは上記アーム支
軸34のカップリング42近くに固着した飛車44と、
この飛車44に係脱するラチェツト爪45aを有してア
ーム保持枠22の側面部に中間屈曲部をピン46で取付
けた1形状の回動レバ45と、このレバ45を爪係合方
向に回動付勢するスプリング47と、アーム保持枠22
の側面ブラケット48にシリンダ端がピン支され且つシ
リンダロンド端が上記回動レバ45の反爪側端にピン支
されたレバ回動用シリンダ49とから構成され、このシ
リンダ49を運転席からの指令により作動させることに
より、レバ先端爪(ラチェツト爪)45aの飛車44に
対する係脱、即ちロック及びロック解除が行なえるよう
になっている。
而して、このロック装置43はアーム35が下降回動し
且つ集電部25が第三軌条26に摺接している第4図の
状態(集電装置使用状態)では飛車44とラチェツト爪
45aが離脱したロック解除の状態になっている。
従って、この状態では集電部25の支軸24を中心とし
た上下揺動は勿論のこと、アーム支軸34を中心とした
アーム35の上方向への回動も行なえる。
ここで、アーム・集電部35.25を上方に回動起立さ
せ第6図のように車両限界a内に格納する場合について
述べると、先ず運転席からの指令でロークリアクチエー
タ41を作動させ、アーム支軸34をねじりばね37の
ばね力に抗して第4国名回り方向に回転させる。
そうすると、このアーム支軸34と一体のアーム35と
、その先端の集電部25がアーム支軸34を中心として
上方に回動し、第6図のような状態になって幅方向の狭
い車両限界a内に起立格納される。
この格納動作が終了したら、ロータリアクチェータ41
の作動停止と同時に、或いはその停止後にロック装置4
3を作動させ、ロータリアクチェータ41の作動流体が
なくなる等の異常事態でも、集電部25が下降しないよ
うに飛車44とラチェツト爪45aの係合によりロック
する。
なお、このロックは集電部25を下降させる時に運転席
からの指令で外されること前に述べた通りである。
この考案の電気鉄道車両の集電装置は以上述べたような
構造と作動をなすものであるから次の如き効果を奏する
(1)アームと集電部の2段構成にしたので、集電部の
小形軽量化を計ることができると共に、幅方向の狭い車
両限界内にアーム集電部を安全に起立格納させることが
できる。
(2) 集電部の第三軌条に対しる押付力はねじりば
ねのばね力で得ているので、押付力が一定になると共に
、従来のピニオン・ラック歯の欠損傷という問題が解消
される。
(3)車輪が摩耗した時の集電部の高さ調整はアーム保
持枠に螺着したストップボルトにより行なえるので、従
来装置に比べ調整作業が簡単且つ容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の集電装置を示す要部中央縦断面図、第2
図は第1図の■−■線に沿う矢視横断平面図、第3図は
この考案の一実施例による集電装置の使用状態を示す正
面図、第4図及び第5図は第3図のIV−IV線及び■
−■線に沿う縦断面図、第6図はアーム・集電部の起立
格納状態を示した第4図対応の側面図である。 21・・・・・・支持梁、22・・・・・・アーム保持
枠、23・・・・・・アクチェータ取付台、24・・・
・・・支軸、25・・・・・・集電部、26・・・・・
・第三軌条、34・・・・・・アーム支軸、35・・・
・・・アーム、35d・・・・・・ストッパ係合部、3
6・・・・・・ストップボルト、37,38・・・・・
・ねじりばね、39・・・・・・ストップボルト、41
・・・・・田−タリアクチエータ、42・・・・・・カ
ップリング、43・・・・・田ツク装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台車固定の支持梁に取付けられたアーム保持枠と、この
    保持枠に軸支され該支軸の回転によって上下方向に回動
    されるアームと、上記アーム保持枠のアーム回動部近く
    に螺着されてアームのストッパ係合部が衝合することに
    よりアームの回動下降限を規制する出没調整可能なスト
    ップボルトと、上記アーム支軸部に軸装されてアームを
    下降方向に回動付勢するねじりばねと、前記アームの先
    端部に上下揺動可能に軸支されて先端下面部が導電用の
    第三軌条に摺接する集電靴と、この集電靴の支軸部に軸
    装されて集電靴を第三軌条に圧接させるねじりばねと、
    上記支持梁に取付けられ運転席からの指令によりアーム
    支軸を回動させてアーム・集電靴を幅の狭い車両限界内
    に起立格納させるロークリアクチエータとを具備してな
    る電気鉄道車両の第三軌条集電装置。
JP18121580U 1980-12-17 1980-12-17 電気鉄道車両の第三軌条集電装置 Expired JPS6036965Y2 (ja)

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JPS57104701U JPS57104701U (ja) 1982-06-28
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