JPS603669Y2 - 自励発電機の回転子 - Google Patents

自励発電機の回転子

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JPS603669Y2
JPS603669Y2 JP6825078U JP6825078U JPS603669Y2 JP S603669 Y2 JPS603669 Y2 JP S603669Y2 JP 6825078 U JP6825078 U JP 6825078U JP 6825078 U JP6825078 U JP 6825078U JP S603669 Y2 JPS603669 Y2 JP S603669Y2
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JP
Japan
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rotor
field core
core
ferrite magnet
field
Prior art date
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Expired
Application number
JP6825078U
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English (en)
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JPS5594166U (ja
Inventor
和夫 大野
Original Assignee
沢藤電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 沢藤電機株式会社 filed Critical 沢藤電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本願考案は回転軸と、この回転軸に多数積層して嵌着し
た凸極型界磁鉄心と、該界磁鉄心に巻装した界磁コイル
とを備えた自励発電機の回転子に関するもので、とくに
この発電機の初期出力電圧の立上りを容易にするため前
記界磁鉄心の極性と同極性のフェライト磁石を装着した
回転子の改良に関するものである。
従来この種回転子は第1図乃至第3図に示すように、回
転軸1に第3図イに示すような凸極型の界磁鉄心2と、
第3図口に示すように凸極部3A、3Bを切断した界磁
鉄心3とを適当に多数積層して嵌着し、この界磁鉄心3
の凸極部3A、3Bに半月状のフェライト磁石4A、4
Bを当接し、この磁石4A、4Bが回転子の回転中にお
ける大なる遠心力で分離破壊されることのないようにす
るため図示のようにバインド線5を巻回して固着するよ
うにしていた。
そこで、この従来の回転子は半月状のフェライト磁石4
A、4Bを固着するため第3図イ9口に示すように2種
類の界磁鉄心2,3を多数枚、軟鉄板よりプレス機械で
打ち抜いたものを用意しなければならないので、そのプ
レス機械の高価な打ち抜き型も2種類必要となるなど製
造コストが高価となる欠点があり、また、半月状のフェ
ライト磁石4A、4Bをバインド線5を巻回して固着す
る作業は図示のように界磁コイル6A、6Bの保護体7
を4個も挿着して行うものであるから、著るし煩雑であ
り、量産には不向で製造コストが大巾に高価となる欠点
を有するものであった。
なお、本出願人は昭和51年5月10日付で実願昭51
−5762涛(実開昭52−14920峰)において、
回転子の界磁鉄心に永久磁石を固着する手段として、界
磁鉄心の凸極部周縁に所望数の鳩尾型凹部を設け、該鳩
尾型凹部に鳩尾型の永久磁石を挿入するようにしたもの
を提案した。
しかし、これは前述の著しく煩雑なバインド線の巻回作
業が不要となるという利点はあるが、界磁鉄心を二種類
用意しなければならないので、プレス機械の高価な打ち
抜き型が二種類必要となるなどの欠点は全く解消されな
いものであった。
本考案は上記の欠点を解消することを目的として、とく
に工夫をこらしたもので、以下、第4図乃至第7図に示
す本考案−実施例について説明する。
この図において、11は回転子軸でこの回転子軸11に
は第6図に示すような凸極型の界磁鉄心12を多数積層
して嵌着すると共に、スリップリング14に接続された
界磁コイル13A、13Bが界磁鉄心12のコイル巻装
部12Aに巻装されている。
しかして、本考案−実施例の回転子においては前記回転
軸11に多数積層され嵌着した界磁鉄心12の凸極部1
2Bの軸方向側部に半月状の空間が存在していることに
着目し、この界磁鉄心12の凸極部12Bの一方の軸方
向側部に径方向に着磁した半月状のフェライト磁石15
A、15Bを当接し、このフェライト磁石15A、15
Bの前記界磁鉄心12の当接部を除いた外周をアルミ合
金またはステンレス鋼などの非磁性板で形成され、回転
軸11に嵌着した磁石取付板16で包囲するようにして
固着しである。
そこで、このように固着されたフェライト磁石15A、
15Bの近傍にある界磁鉄心12には第7図に矢印で示
すように磁束が通るようになるので、この回転子が発電
機に装着されて回転させた場合上記磁束により発電機の
固定子に巻装された発電コイル(図示せず)に初期の出
力電圧を発生することができる。
また、前述のように回転軸11に嵌着された磁石取付板
16でフェライト磁石15A、15Bの界磁鉄心12の
当接部を除いた外周を包囲するようにしであるで、その
フェライト磁石15A、15Bは非常に硬く、脆い性質
を有するものであるが、回転子の回転中における大なる
遠心力が加えられても分離破壊されることは全くない。
以上の説明で明らかなように本考案回転子においては回
転軸に多数積層され嵌着した界磁鉄心の凸極部の軸方向
側部に半月状の空間が存在していることに着目し、この
空間に半月状のフェライト磁石をとくに工夫をこらして
装着するようにしたものである。
すなわち、界磁鉄心の凸極部の一方の軸方向側部に径方
向に着磁した半月状のフェライト磁石を当接し、このフ
ェライト磁石の前記界磁鉄心当接部を除いた外周を、非
磁性板で形成され回転軸に嵌着した磁石取付板で包囲す
るようにしたものであるから、従来のようにフェライト
磁石を回転子の鉄心に固着するのに2種類の界磁鉄心を
プレス機械で打ち抜いて用意することなく、1種類の界
磁鉄心でよいので、そのプレス機械の高価な打チ抜き型
が一種類不要となると共に、その打ち抜き作業工数およ
び積層作業工数など大巾に低減できる。
また、半月状のフェライト磁石を従来のようにバインド
線を巻回して固着するという著るしく煩雑な量産に不向
な作業は全く不要となり、量産に好適であるので、その
製造コストを大巾に安価とすることができるからその工
業的顕著な効果大なるものがある。
なお、本考案−実施例においては界磁鉄心の凸極部の一
方の軸方向側部にフェライト磁石を当接して固着したも
のを示したが、両方の軸方向側部にフェライト磁石を当
接して固着してもよいことは説明するまでもなく明らか
であり、そのフェライト磁石の外周の全部または一部に
接着剤を適当に塗布して接着し、前述の磁石取付板で固
着するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来この種回転子の一部断面側面図、第2図は
第1図X 、X線に沿った断面図、第3図イ9口は同回
転子に用いられている界磁鉄心の平面図、第4図は本考
案−実施例回転子の一部断面側面図、第5図は第4図Y
−Y線に沿った断面図、第6図は同回転子に用いられて
いる界磁鉄心の平面図、第7図は同回転子に固着された
フェライト磁石の磁束を説明するための要部断面図であ
る。 図中、11は回転軸、12は界磁鉄心、13A、13B
は界磁コイル、15At15Bは半月状のフェライト磁
石、16は磁石取付板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転子軸と、該回転子軸に多数積層して嵌着した凸極型
    の界磁鉄心と、該鉄心に巻装した界磁コイルとを備えた
    自動発電機の回転子において、前記界磁鉄心の凸極部の
    少なくとも一方の軸方向側部に径方向に着磁した半月状
    のフェライト磁石を当接し、このフェライト磁石の前記
    界磁鉄心当接部を除いた外周を非磁性板で形成され前記
    回転軸に嵌着した磁石取付板で包囲するようにしたこと
    を特徴とする自励発電機の回転子。
JP6825078U 1978-05-19 1978-05-19 自励発電機の回転子 Expired JPS603669Y2 (ja)

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JP6825078U JPS603669Y2 (ja) 1978-05-19 1978-05-19 自励発電機の回転子

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JP6825078U JPS603669Y2 (ja) 1978-05-19 1978-05-19 自励発電機の回転子

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Publication Number Publication Date
JPS5594166U JPS5594166U (ja) 1980-06-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2865092B2 (ja) * 1997-03-13 1999-03-08 株式会社デンソー 交流発電機
JP2865091B2 (ja) * 1997-03-13 1999-03-08 株式会社デンソー 交流発電機およびその製造方法

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JPS5594166U (ja) 1980-06-30

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