JPS596144Y2 - 自励発電機の回転子 - Google Patents

自励発電機の回転子

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JPS596144Y2
JPS596144Y2 JP8027278U JP8027278U JPS596144Y2 JP S596144 Y2 JPS596144 Y2 JP S596144Y2 JP 8027278 U JP8027278 U JP 8027278U JP 8027278 U JP8027278 U JP 8027278U JP S596144 Y2 JPS596144 Y2 JP S596144Y2
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JP
Japan
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magnetic pole
rotor
self
field core
core
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Expired
Application number
JP8027278U
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JPS54180908U (ja
Inventor
十四正 石井
保博 角田
Original Assignee
沢藤電機株式会社
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Publication date
Application filed by 沢藤電機株式会社 filed Critical 沢藤電機株式会社
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  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転軸と、この回転軸に多数積層して嵌着した
凸極型の界磁鉄心と、該鉄心に巻装した界磁コイルとを
備えた自励発電機の回転子に関するもので、とくにこの
発電機の初期出力電圧の立上りを良好にするため、前記
界磁鉄心に、該鉄心の極性と同極性のフエライト磁石を
装着した回転子の改良に関するものである。
従来この種回転子は第1図乃至第3図に示すように、回
転軸1に第3図イに示すような凸極型の界磁鉄心2と、
第3図口に示すように凸極部3A,3Bを切断した界磁
鉄心3とを適当に多数積層して嵌着し、この界磁鉄心3
の凸極部3A,3Bに半月状のフエライト磁石4A,4
Bを当接し、この磁石4A,4Bが回転子の回転中にお
ける大なる遠心力で分離破壊されることのないようにす
るため図示のようにバインド線5を巻回して固着するよ
うにしていた。
そこで、この従来の回転子は半月状のフエライト磁石4
A,4Bを固着するため第3図イ,口に示すように2種
類の界磁鉄心2,3を多数枚、軟鉄板よりプレス機械で
打ち抜いたものを用意しなければならないので、そのプ
レス機械の高価な打ち抜き型も2種類必要となるなど製
造コストが高価となる欠点があり、また、半月状のフエ
ライト磁石4A,4Bをバインド線5を巻回して固着す
る作業は図示のように界磁コイル6A,6Bの保護体7
を4個も挿着して行うものであるから、著るしく煩雑で
あり、例えばコンベアを利用した量産工程には全く不向
で、製造コストが大巾に高価となる欠点を有するもので
あった。
本考案は上記の欠点を解消することをその目的として、
とくに工夫をこらしたもので、以下図面に示す本考案一
実施例について説明する。
第4図は本考案一実施例回転子の一部断面側面図、第5
図は第4図Y−Y線に沿った断面図、第6図は同回転子
に用いられる界磁鉄心単体の平面図、第7図は同磁極片
の斜視図、第8図は同フエライト磁石および非磁性板の
斜視図であり、図中11は回転軸、12は回転軸11に
嵌着された凸極型の界磁鉄心で、この鉄心12の単体は
第6図に示すような形状のものを多数積層してあり、そ
のコイル巻装部12A,12Bにはスリップリング14
に接続された界磁コイル13A,13Bが巻装されてい
ると共に、その凸極部12Cに軸方向に貫通するように
形戒した凹溝12Dには径方向に着磁したフエライト磁
石15A,15Bがその両側部にアルミ合金などの非磁
性板16を介在させて挿入され、この磁石15の外周に
は磁極片17の磁極部17Aが当接されている。
そして、この磁極部17Aの軸方向端部に前記界磁鉄心
12の軸方向側部を扶持するように形威された取付部1
7Bで界磁鉄心12がリベット18により固着されてい
る。
この場合、前記径方向に着磁したフエライト磁石15A
,15Bの磁束は前記磁極片17の取付部17Bを介し
て鉄心12に漏洩するという不利な点がある。
しかし、この漏洩磁束の量は磁極片17の厚さにほぼ比
例して増減するものであるから、その磁極片17の厚さ
を後述する機械的な強度を考慮してなるべく薄く設計す
ることによりその漏洩磁束を少なくすることができるが
、考案者等の実,@によると前記漏洩磁束の量は全磁束
量の約30%以下とすることができ、大部分(約70%
以上)が有効磁束となることが証明されているが、さら
に、この磁極片17の取付部17Bと界磁鉄心12の間
に非磁性板(図示せず)を介在させることにより前記漏
洩磁束をより少なくすることができることは説明するま
で゛もなく明らかで゛ある。
なお、前記界磁鉄心12の凹溝12Dにフエライト磁石
15A,15Bおよび非磁性板16を挿入するときには
これらの接触部に適当な接着剤を塗布してもよいが、そ
の接着剤を塗布することなく挿入したときは、その挿入
後、第5図に矢印a1,a2で示す部をコーキングする
ことにより、その非磁性板16は界磁鉄心12および、
磁極片17に強固に固着される。
しかして、このように固着されたフエライト磁石15A
,15Bは界磁コイル13A,13Bに励磁電流が流れ
たときに生ずる界磁鉄心12の極性と同極性となるよう
に径方向に着磁されているので、この回転子を発電機に
装着されて回転させた場合、このフエライト磁石15A
,15Bの磁束により発電機の固定子に巻装された発電
コイル(図示せず)に初期の出力電圧を有効に立ち上が
らせることができる。
また、前述のようにフエライト磁石15A,15Bはそ
の外周部は磁極片17の磁極部17Aで被われ、その磁
極部17Aの軸方向端部に界磁鉄心12の軸方向側部を
扶持するように形威された取付部17Bで該界磁鉄心1
2に固着するようにしてあるので、非常に硬く、脆い性
質を有するそのフエライト磁石15A,15Bに回転子
の回転中における大なる遠心力が加えられても分離破壊
されることは全くない。
以上の説明で明らかのように、本考案によれば界磁鉄心
の凸極部に軸方向に貫通した凹溝を形威し、この凹溝に
径方向に着磁したフエライト磁石を両側部に非磁性板を
介在させて挿入し、この磁石の外周に磁極片の磁極部を
当接し、この磁極片は該磁極部の軸方向端部に前記界磁
鉄心の軸方向側部を扶持するように形威された取付部で
該界磁鉄心に固着するようにしたものであるから、従来
のようにフエライト磁石を固着するのに2種類の界磁鉄
心をプレス機械で打ち抜いて用意する必要がなくなり、
第6図に示すような1種類の界磁鉄心でよいことになる
ので、そのプレス機械の高価な打ち抜型は1種類だけで
よいと共に、その打ち抜き作業工数および積層作業工数
など大巾に低減できる。
また、従来のようにフエライト磁石を半月状として界磁
鉄心に取り付け、これにバインド線を巻回して固着する
という着るしく煩雑で、コンベアなどを利用した量産工
程には全く不向な作業は全く不要となり、その量産に好
適となるので、その製造コストを大巾に安価とすること
ができる。
なお、本考案一実施例の回転子においてはスリップリン
グを装着したブラシ付の自励発電機の回転子で説明した
が、スリップリングなど装着してないいわゆるブラシレ
スの自励発電機の回転子についても本考案は適用できる
ことは説明するまでもなく明らかで゛ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来この種回転子の一部断面側面図、第2図は
第1図X−X線に沿った断面図、第3図イおよび口は同
回転子に用いられている界磁鉄心単体の平面図、第4図
は本考案一実施例回転子の一部断面側面図、第5図は第
4図Y−Y線に沿った断面図、第6図は同回転子に用い
られている界磁鉄心単体の平面図、第7図は同磁極片単
体の斜視図、第8図は同フエライト磁石および非磁性板
の斜視図である。 図中、11は回転軸、12は凸極型の界磁鉄心、12A
,12Bはコイル巻装部、12Cは凸極部、12Dは凸
極部12Cに形威した凹溝、13A,13Bは界磁コイ
ル、15A,15Bはフエライト磁石、16は非磁性板
、17は磁極片、17Aは磁極部、17Bは取付部であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸と、該回転軸に多数積層して嵌着した凸極型の界
    磁鉄心と、該鉄心に巻装した界磁コイルとを有する自励
    発電機の回転子において、前記界磁鉄心の凸極部に軸方
    向に貫通した凹溝に径方向に着磁したフエライト磁石を
    両側部に非磁性板を介在させて挿入し、この磁石の外周
    に磁極片の磁極部を当接し、この磁極片磁極部の軸方向
    両端を径方向に折り曲げて形威した取付部を前記界磁鉄
    心の軸方向側部に当接して固着したことを特徴とする自
    励発電機の回転子。
JP8027278U 1978-06-12 1978-06-12 自励発電機の回転子 Expired JPS596144Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8027278U JPS596144Y2 (ja) 1978-06-12 1978-06-12 自励発電機の回転子

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JP8027278U JPS596144Y2 (ja) 1978-06-12 1978-06-12 自励発電機の回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54180908U JPS54180908U (ja) 1979-12-21
JPS596144Y2 true JPS596144Y2 (ja) 1984-02-24

Family

ID=28999026

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JP8027278U Expired JPS596144Y2 (ja) 1978-06-12 1978-06-12 自励発電機の回転子

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2865093B2 (ja) * 1997-03-13 1999-03-08 株式会社デンソー 交流発電機
JP2018038221A (ja) * 2016-09-02 2018-03-08 東芝三菱電機産業システム株式会社 同期回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54180908U (ja) 1979-12-21

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