JPS6036332B2 - ストツパ−装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は圧延機の強力入口案内押込装置に関し、特に被
圧延材を案内押込装置の上、下押付片で押付け、水平移
動を行ない、圧延ロールへ噛込ませるためのストッパー
装置に係る。

従来、この種の圧延機の強力入口案内押込装置としては
、上、下の被圧延材押え片および側方案内ガイドを装着
したフレーム本体を圧延機スタンド‘こ、該スタンド｝
こ支点を設けた平行リンクを介して連結し、液圧シリン
ダーにて案内フレーム本体を前後に揺動させる構造のも
のが一般的に知られている。

前記装置において、前面ピンチロールにより送り込まれ
た被圧延材を圧延ロールの手前で停止させ、前記装置に
上、下に対向するようにして配置した、上、下押え片で
被圧延材を押付けた状態で、別のフレームに取付けた液
体シリンダーで押込み圧延ロールに噛込ませるものであ
る。

ところが前記装置での被圧延材を圧延ロール噛込ませる
上で次のような問題点がある。前面ピンチロールで被圧
延材を圧延ロールの手前の定位層で停止させる時に、前
面ピンチロールの回転数から、被圧延材の送り込み距離
を一定にする方法があるが、上記方法でロール表面と被
圧延材との接触摩擦抵抗の変動により、ロール回転始動
時にロールが回転しても、被圧延材が水平移動しないこ
とが発生し、圧延ロールに被圧延材を押込む時に被圧延
材の送り込み距離が不足すると圧延ロールに噛込まなか
ったり、送り込みすぎると、圧延ロールにあたり、ロー
ル表面を傷つけたり、被圧延材が湾曲したりして、何回
か同じ動作を繰り返しながら、押込むことになり、圧延
作業能率が著しく低下することになる。

また、被圧延材の先端を電気的な検出器等によって停止
位置を検出する方法もあるが、圧延。ール周辺の雰囲気
が悪く、長期にわたって、機能を維持することは難しく
、実現に至っていない。本発明は以上の問題点を鑑み、
被圧延材の先端を強力入口案内押込装置の圧延ロ−ル側
に機械的なストッパーを装置して、被圧延材を定位暦に
停止させることを特徴とするものである。

以下本発明の一実施例を図によって説明する。

第１図は側断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ平面図、第
３図は第１図のＢ−Ｂ断面図を示している。図において
、１，２は圧延上、下ロール、３は圧延機ハウジングを
示し、圧延上、下ロール１，２の前面側に圧延機ハウジ
ング３内を水平移動する強力入口案内押込装置を設置す
る。

強力入口案内押込装置は上、下に対向するように配置し
た上、下押え木片４，５に、該上、下押え木片４，５を
保持する上、下フレーム６，７を取付け、さらに上フレ
ーム６はクランプヘッド８‘こ支持され、流体シリンダ
ー９によって上、下移動される。下フレーム７は機枠８
に取付られ、上、下フレーム６，７と一諸にバスラィン
方向へ水平移動する。１川ま強力入口案内押込装置の圧
延ロール側へ装着したストッパーヘッドで、移動フレー
ム１１とピン１２で接合している。

さらに、ストッパーヘッド１０の池端を支持フレーム１
３とピン１４接合し、ストッパーヘッド１０はピン１２
を中心にして回動自在になっている。支持フレーム１３
の池端はスプリング１５によって移動フレーム１１に固
着しているスプリング支持金物１６との間で常時押しつ
づけ、移動フレーム１１を装着したガイドフレーム１７
の１端の突起物１８に押しつけて上方への移動を阻止し
ている。該突起物１８は移動フレーム１１に固着して取
付けた突起したフロック１９で移動フレーム１１が下降
する時に支持フレーム１３を同時に下降させるものであ
る。ガイドフレーム１７は強力入口案内押込装置本体フ
レームの下部の水平移動した時に圧延ロール１，２等と
干渉しない箇所に取付ける。２０１ま流体シリンダーで
移動フレーム１１の上、下移動をさせるものである。

以下本発明の作動例について説明する。

被圧延材２１を圧延機の圧延上、下ロールー，２に押込
むにあたり、次の待機姿勢をとる。

強力入口案内押込装置を待機位置まで後退させ、上、下
に対向した上フレーム６は流体シーＪンダ−９によって
上昇されている。その時ストッパーヘッド１川ま第１図
に示すように流体シリンダー２０‘こよって上昇した位
置で保持しておく。前面ピンチロール（図示していない
）によって、送り込まれてきた被圧延材２１がストッパ
ーヘッド１０１こあたった所を目視確認後、前面ピンチ
ロールの送りを停止させ、強力入口案内押込装置の上フ
レーム６を下降させ、被圧延材２１を上、下押え木片４
，５で挟持すると共にストッパーヘッド１０を引下げる
。その時に被圧延材２１の停止位置を変えることなく、
また被圧延材２１の先端形状を損なわないように移動さ
せるようにしたものである。流体シリンダー２０で移動
フレーム１１を引下げる時、ストッパーヘッド１０と支
持フレーム１３とを接合しているピン１４の位置は移動
フレーム１１に取付けたブロック１９が支持フレーム１
３にあたるまでは定位層で保持している。そのため、移
動フレーム１１が下降するとストッパーヘッド１０は時
計方向に回動する。その時、被圧延材２１と干渉しない
所まで回動できるようにしておく。そのため当然スプリ
ング１５の伸縮量はフロック１９が支持フレーム１３に
あたるまで押し続けるものでなければならない。従って
ストッパーヘッド１０は倒れた状態のま）流体シリンダ
ー２川こよって下げられる。最下位瞳までストッパーヘ
ッド１０が下降したことを検出器（図示していない）で
検知し、上、下押付木片４，５で被圧延材２１を侠持し
た状態で押込むことにより、被圧延材２１を圧延ロール
ー，２に噛込ませることができる。その時前面ピンチロ
ールは開放されている。圧延が終了すると強力入口案内
装置を後退させ、上フレーム６を上昇させると共に移動
フレーム１１を上昇させて、下降前の状態に復帰させる
。ストッパーヘッド１０は上昇位置直前において、下降
時の逆動作により、反時計万向に回動し、元の状態とな
る。本発明により被圧延材を確実に定位層に停止させ押
込みが可能となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は側断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ平面図、第
３図は第１図のＢ−Ｂ断面図を示している。 １・・・…圧延上ロール、２・・・・・・圧延下ロール
、３・・・・・・圧延機ハウジング、４・・…・上押え
木片、５・・・・・・下押え木片、６・・・・・・上フ
レーム、７・・・・・・下フレーム、８・・・・・・ク
ランプヘッド、９・・・・・・流体シリンダー、１０・
・・・・・ストッパーヘッド、１１・・・・・・移動フ
レーム、１２……ピン、１３……支持フレ−ム、１４…
…ピン、１５……スプリング、１６……スプリング支持
金物、１７・・・・・・ガイドフレーム、１８・・・・
・・突起物、１９・・・・・・フロック、２０・・・・
・・流体シリンダー、２１・・・・・・被圧延材。 第１図第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 主フレームに複数個のフレームを上下動可能に相対
   設しそれぞれのフレームに被圧延材の押え片を装着して
   水平移動自在とした圧延機入口案内装置において、該圧
   延機入口案内装置に流体圧シリンダーを配置し、この流
   体圧シリンダーのロツド部先端に移動フレームを配設し
   、該移動フレームに弾性体を介して支持フレームを配置
   し、移動フレームと支持フレームの先端側にそれぞれ軸
   を配置して該二本の軸にストツパーを回動自在に取付け
   たことを特徴とするストツパー装置。