JPH0217701Y2 - - Google Patents

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JPH0217701Y2
JPH0217701Y2 JP15722885U JP15722885U JPH0217701Y2 JP H0217701 Y2 JPH0217701 Y2 JP H0217701Y2 JP 15722885 U JP15722885 U JP 15722885U JP 15722885 U JP15722885 U JP 15722885U JP H0217701 Y2 JPH0217701 Y2 JP H0217701Y2
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roll
holding arm
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holding
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は薄鋼板としての被成形板を湾曲して
円筒管に成形するベンデイングロール機に関する
ものである。
(2) 従来の技術 この種のベンデイングロール機として例えば特
公昭51−29710号公報に開示された、第8,9図
に示すものがある。図面で101は本体、10
3,104は本体101に小間隔をおいて水平軸
支された前後1対の下部ロール、112は下部ロ
ール103,104間の上方において、本体10
1の両側に立設した支持フレーム110,110
間に水平軸支された上部ロール、114は上部ロ
ール112の両端部を支持する軸受部材、117
は支持フレーム110,110内において、軸受
部材114を昇降する油圧シリンダ、118は一
方の支持フレーム110を横向きに転倒する油圧
シリンダである。
そして、前記のようなベンデイングロール機で
は、両下部ロール103,104と上部ロール1
12間に被成形板を通過させることにより、被成
形板を湾曲して略円筒管に成形する。一方、成形
した管は、油圧シリンダ117,117を作動し
て軸受部材114を介して上部ロール112を上
昇するとともに、油圧シリンダ118を作動して
一方の支持フレーム110を鎖線のように転倒し
た後、片持ち状態となる上部ロール112から、
転倒支持フレーム側に引き抜かれる。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記ベンデイングロール機において
は、成形した管を引き抜く際、管の抜き方向に支
持フレーム110が転倒するため、該支持フレー
ム110が邪摩になつて引き抜き作業が面倒で、
時間がかかるのに加え、成形時に上部ロール11
2にかかる反力を軸受部材114を介して油圧シ
リンダ117,117で直接支持するため、油圧
シリンダはこの反力に見合う能力を必要とし、装
置が大型化して高価となつてしまうという問題点
あつた。
この考案は前記した問題点に鑑み、成形した管
の引き抜き作業を短時間で、容易に行なうことが
でき、かつ装置が大型化せず、しかも安価にでき
るベンデイングロール機を提供することを目的と
する。
(4) 問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するため、この考案のベンデ
イングロール機は次のような手段を採つたことを
特徴とする。すなわち、上部ロールの両端部上部
に逆U字状の保持アームを、ロール軸線と直交す
る向きに配置し、この保持アームは一端部に係合
部を、かつ中間部に上部ロールを上から押えて保
持する保持部を有して、他端部が本体に枢支さ
れ、該枢支部を中心として前記保持部が上部ロー
ルに当接して保持する下方位置と、上部ロールか
ら離間して保持しない上方位置との間を揺動可能
となつており、前記保持アームを揺動するシリン
ダを設け、また前記保持アームが下方位置となつ
たとき、保持アームの係合部と離脱可能に係合す
る係合部材を本体に、保持アームの揺動方向と直
交する向きに移動可能に設け、この係合部材を移
動する作動部材を設けたことである。
(5) 作用 成形した管を引き抜くときは、保持アーム用シ
リンダを作動し、保持アームを揺動して上方位置
とした後、上部ロールを上昇したうえで、該上部
ロールから引き抜くが、この際保持アームがロー
ル軸線と直交する方向に揺動し、引き抜き方向に
揺動しないため、作業に邪摩になるようなことが
ない。また、成形時に上部ロールにかかる反力は
保持アームの保持部、係合部を経て、該係合部と
係合する本体側の係合部材で直接支持され、係合
部材用作動部材に直接加わることがない。
(6) 実施例 この考案の好適な一実施例を図面を参照して具
体的に説明する。
第1〜4図において1は本体で、この本体1の
上方には、前後1対の下部ロール3,4が、本体
1の両側部に設けた軸受部材5,6で小間隔をお
いて回転可能に水平軸支されている。軸受部材
5,6は第5,6図に示すように本体1に立設し
た支持部材7,8にボルト9,10によつて固定
されている。
下部ロール3,4間の上方には、上部ロール1
2が、本体1の軸受部材5側に立設した支持フレ
ーム13の軸受部材14で回転可能に片持ち水平
軸支され、該上部ロール12と両下部ロール3,
4との間に被成形板Wの通過間隙を形成するよう
になつている。
下部ロール3,4間の下方には、調整ロール1
8が、本体1の両側部に設けた軸受部材20,2
1で回転可能に水平軸支されている。軸受部材2
0,21は支持部材7,8に突設したブラケツト
24,25に、調整用ボルトナツト26,27に
よつて上下に位置調整可能に配設されている。調
整ロール18と両下部ロール3,4間には第7図
に示すようにウレタンゴム製の無端ベルト28が
巻装されている。上部ロール12を支持する軸受
部材14は第4図に示すように支持フレーム13
の外側面に設けた1対のガイド部材30に沿つて
昇降可能となつている。軸受部材14には支持フ
レーム13の頂部に設けたシリンダ31のロツド
32の先端が固定され、該シリンダ31を作動す
ることにより軸受部材14を昇降して、上部ロー
ル12を第1図のストロークSぶん昇降できるよ
うになつている。このストロークSは後記パンチ
ングロールの最大径のものを上部ロール12に嵌
挿した状態で、パンチングロールが無端ベルト2
8より上方に若干離間する程度に設定される。
下部ロール3,4の軸受部材5から突出した軸
端には、歯車33,34が装着され、かつ該歯車
33,34には軸受部材5と軸受部材35で軸支
した回転軸36上の歯車37が噛合されている。
軸受部材35はボルトナツト38によつて支持部
材7に固定されている。
39は本体1の支持フレーム13側後部におけ
る支持台40に設置された駆動モータで、このモ
ータ39の回転軸に装着されたスプロケツト41
と、前記回転軸36に装着されたスプロケツト4
2との間にはチエーン43が張架されている。し
たがつて、モータ39を駆動すると、スプロケツ
ト41,42、チエーン43、及び歯車群37,
33,34を介して下部ローラ3,4が互いに同
方向に回転駆動されるようになつている。
45,46は上部ロール12の両端部上方に、
ロール軸線と直交する向きに配置された逆U字状
の保持アームで、この保持アーム45,46はそ
れぞれ2枚の平板48間の一端部及び他端部にラ
イナ50,51を介設するとともに、中間部に1
対の保持ローラ52を介設してなつている。な
お、前記保持ローラ52は図示省略したが、調整
ねじを介して保持アーム48に取付け、後記パン
チングロールの厚み分だけ上下に調節可能とする
こともできる。また保持アーム45,46は一端
部に係合突部53を有し、かつ他端部が本体1に
立設したブラケツト54,55間に架設した回転
軸56に支持されている。
保持アーム46の他端部側外縁にはブラケツト
60が設けられ、該ブラケツト60にはシリンダ
61のロツド先端に設けた取付部片63が枢支さ
れている。シリンダ61はその長さ方向中間部が
枢支ピン65で枢支されて、本体1に設けたブラ
ケツト66に揺動可能に設置されており、このシ
リンダ61を作動することにより、保持アーム4
5,46を第3図で実線で示すように保持ローラ
52が上部ロール12に当接して保持する下方位
置と、鎖線で示すように保持ローラ52が上部ロ
ール12から離間して保持しない上方位置との間
を揺動させることができるようになつている。
67,68は本体1の両側前面に設けた支持プ
レートで、この支持プレート67,68の上部後
面にはガイド溝40を形成するガイド部材71,
72が上下に間隔をおいて、かつガイド部材71
の中間部に保持アーム45,46の一端部が通過
可能な間隙74,75を形成して固定されてい
る。ガイド溝70には両プレート67,68間に
わたり摺動板77が摺嵌され、この摺動板77に
は下方位置にある保持アーム45,46の係合突
部58と離脱可能に係合するくさび部材78,7
9が固定されている。
支持プレート67の前面には横向きシリンダ8
1が、そのロツドを取付部片82及びブラケツト
83を介して摺動板77に連結して設置されてお
り、このシリンダ81を作動することにより、摺
動板77を第1図の左右方向に摺動させ、くさび
部材78,79を第1図の点線で示す保持アーム
45,46の係合突部58と係合しない後退位置
と、鎖線で示す係合突部58と係合する前進位置
との間を進退させることができるようになつてい
る。
尚、第2,3図で85,86は保持アーム4
5,46の一端部を位置決めする位置決め片、第
7図で88はパンチングロールであり、成形に際
し上部ロール12に嵌挿するものである。また、
前記シリンダ31,61,81は油圧、エアのい
ずれでもよい。
前記実施例の作用を説明する。
管の成形について まず、シリンダ31を作動して、上部ロール1
2を第1図鎖線で示す位置まで上昇させ、この状
態で成形すべき管径と見合う径のパンチングロー
ル88を該ロール12の支持されない端部側から
嵌挿する。しかる後、上部ロール12をシリンダ
31により下降させ、上部ロール12をパンチン
グロール88とともに、下部ロール3,4に巻装
した無端ベルト28に載置し、シリンダ31の圧
は解放する。
次に、シリンダ61を作動して、第3図鎖線で
示す上方位置にある保持アーム45,46を下向
きに揺動し、実線で示す保持ローラ52が上部ロ
ール12に当接する下方位置とする。保持アーム
45,46が下方位置となると、保持アーム4
5,46は係合突部53側端部が位置決め片8
5,86に入まり込み、位置決めされる。次に、
シリンダ81を作動して、摺動板77をガイド溝
70に沿つて摺動し、摺動板77に設けたくさび
部材78,79を前進させることによつて、くさ
び部材78,79を係合突部53と係合するよう
に位置させる。これによつて保持アーム45,4
6はロツクされた状態となり、上部ロール12は
保持アーム45,46の保持ローラ52を介して
ベルト28を凹ませて所定の張力で押圧保持され
た状態となる。
前記のようにした後、モータ39を駆動して、
下部ロール3,4を互いに同方向に回転させる
と、無端ベルト28が回転移動する一方、該ベル
ト28と接触する上部ロール12がパンチングロ
ール88とともに下部ロール3,4と反対方向に
従動回転される。このような無端ベルト28とパ
ンチングロール88との間に、第7図に示すよう
に被成形板Wを投入すると、被成形板Wは前記通
過間隙を通過する間にパンチングロール88に沿
つて湾曲され、パンチングロール88径と見合う
円筒管に成形される。パンチングロール88の径
を変えることによつて種々の口径の円筒管を成形
することができる。
成形管の引き抜きについて 管成形後、シリンダ81によつてくさび部材7
8,79を後退させ、係合突部53から離脱する
ように位置させる。これによつてロツクが解除さ
れた保持アーム45,46をシリンダ61によつ
て上向きに揺動し、上方位置とする。次に、シリ
ンダ31を作動して、上部ロール12を第1図鎖
線で示す位置まで上昇させ、上昇停止後、成形管
を上部ロール12上のパンチングロール88か
ら、ロール12の支持されない端部側から引き抜
く。この引き抜きはパンチングロール88の上部
ロール12への嵌挿、引き抜きとともに、手動又
は機械的な手段で行なわれる。成形管の管径を変
更するときは、パンチングロール88も同様に引
き抜き、他のパンチングロールを上部ロール12
に嵌挿する。
尚、前記実施例は好適な一実施例を示したにす
ぎず、構成各部材を含め、要旨を変更しない範囲
ん適宜別の設計としたり、ほかの実施例を採用す
ることができることは言う迄もない。
(7) 考案の効果 この考案は前記のようであつて、成形した管を
引き抜くとき、引き抜き方向に従来の支持フレー
ムのような邪摩になるようなものがないので、作
業が極めて容易であるとともに、作業を短時間で
行なうことができる。また、成形時に上部ロール
にかかる反力を保持アームの保持部、係合部を経
て、該係合部と係合する本体側の係合部材で直接
支持するようになしたので、係合部材用作動部材
をさほど能力の大きいものにする必要がなく、し
たがつて装置全体もコンパクトにでき、経済的で
あるなどのすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第
2図は同上の平面図、第3図は同上の右側面図、
第4図は同上の左側面図、第5,6図はロール軸
支部を示す要部拡大縦断正面図、第7図は管成形
工程を示すロール部の拡大概略側面図、第8,9
図は従来例のそれぞれ端部を示す正面図である。 1……本体、3,4……下部ロール、5,6,
14,20,21,35……軸受部材、7,8…
…支持部材、12……上部ロール、13……支持
フレーム、18……調整ロール、28……無端ベ
ルト、31,61,81……シリンダ、39……
駆動モータ、45,46……保持アーム、52…
…保持ローラ、53……係合突部、67,68…
…支持プレート、70……ガイド溝、71,72
……ガイド部材、74,75……間隙、77……
摺動板、78,79……くさび部材、88……パ
ンチングロール、W……被成形板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体に所望の間隔をおいて回転可能に水平軸支
    した前後1対の下部ロールと、この両下部ロール
    間上方の本体に、下部ロールとの間に被成形板を
    通過させる間隙を形成し、かつ片持ちして回転可
    能に水平軸支した上部ロールとを具え、この上部
    ロールが下部ロールに対して昇降自在となつてい
    るベンデイングロール機において、前記上部ロー
    ルの両端部上方に逆U字状の保持アームを、ロー
    ル軸線と直交する向きに配置し、この保持アーム
    は一端部に係合部を、かつ中間部に上部ロールを
    上から押えて保持する保持部を有して、他端部が
    本体に枢支され、該枢支部を中心として前記保持
    部が上部ロールに当接して保持する下方位置と、
    上部ロールから離間して保持しない上方位置との
    間を揺動可能となつており、前記保持アームを揺
    動するシリンダを設け、また前記保持アームが下
    方位置となつたとき、保持アームの係合部と離脱
    可能に係合する係合部材を本体に、保持アームの
    揺動方向と直交する向きに移動可能に設け、この
    係合部材を移動する作動部材を設けたことを特徴
    とするベンデイングロール機。
JP15722885U 1985-10-14 1985-10-14 Expired JPH0217701Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15722885U JPH0217701Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

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JP15722885U JPH0217701Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

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Publication Number Publication Date
JPS6267610U JPS6267610U (ja) 1987-04-27
JPH0217701Y2 true JPH0217701Y2 (ja) 1990-05-17

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ID=31079579

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JP15722885U Expired JPH0217701Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

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JPS6267610U (ja) 1987-04-27

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