JPS6036268Y2 - 歯科用ゴシツク・ア−チ・トレ−サ - Google Patents

歯科用ゴシツク・ア−チ・トレ−サ

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Publication number
JPS6036268Y2
JPS6036268Y2 JP10086381U JP10086381U JPS6036268Y2 JP S6036268 Y2 JPS6036268 Y2 JP S6036268Y2 JP 10086381 U JP10086381 U JP 10086381U JP 10086381 U JP10086381 U JP 10086381U JP S6036268 Y2 JPS6036268 Y2 JP S6036268Y2
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JP
Japan
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attached
tracer
plate
temporary
needle
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Expired
Application number
JP10086381U
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English (en)
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JPS589113U (ja
Inventor
須弥也 保母
Original Assignee
株式会社 塩田歯科器械製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 塩田歯科器械製作所 filed Critical 株式会社 塩田歯科器械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は歯科用ゴシック・アーチ・トレーサに関するも
のである。
ゴシック・アーチ・トレーサとは、総義歯を製作する場
合に必要な、最も理想的な咬合状態である下顎の位置(
セントリック)関係を決定するために使用する器具であ
る。
有歯類補綴あるいは部分床義歯の場合には、歯牙の存在
により最も理想的な咬合位置における下顎の状態は自ず
から明確であるが、総義歯を製作する場合には、前記咬
合位置は残存歯牙がなく不明であるため、これを決定す
る必要がある。
ところで、顎関節は所定の遊びを有しているが、下顎の
顆頭が、上顎の関節窩内の最上方で、かつ、後方位置近
傍にある状態(セントリンクという)をもって下顎の最
も理想的な咬合位置であるとされている。
従来、このセントリンクを決定するには種々の方法があ
る。
たとえば、従来周知の手法で製作した、人工歯を配列す
る部分である仮義歯(ロウ提とも云う)の相対向する当
接部に、上下顎用プレートをそれぞれ装着し、上顎用プ
レートの先端に描記針を、下顎用プレートの先端部に煤
煙を付着させた描記板をそれぞれ取付け、この上下仮義
歯を患者の顎に装着する。
(前記器具をゴシック・トレーサという)。
ついで、患者独自の前記セントリンクを印記し、その後
下顎を前方に、また、左右側にそれぞれ誘導させ、前記
描記板上に描記針でその運動路を描かせて真のセントリ
ンクであることを確認する。
この運動路は、第1図に示すような形状であり(この形
状が、ゴシック寺院の屋根の形に似ているところから、
ゴシック・アーチと呼ばれている)、A点が、下顎がセ
ントリックな状態にある点である。
このように、セントリンク点Aが見つかれば、その状態
を保持して上下仮義歯を石膏で固着する。
ついで、予め製作された無歯顎模型、特に、フェイス・
ポウ等で正確に位置決めされた咬合器の上弓に固定され
た上顎模型に、一体化された仮義歯の上顎仮義歯を嵌合
し、その後、下顎模型を下顎仮義歯と嵌合するように咬
合器の下弓に石膏で固定する。
その後、仮義歯を取外腰各上下顎仮義歯に分解して周知
の手法で咬合器で咬合状態を再現しつつ、仮義歯に人工
歯を配列し、総義歯を製作するものである。
このように、石膏が固化する間、上下仮義歯をセントリ
ック状態に保持していなければならないが、これは患者
にとって苦痛であり、や)もすれは各筋肉の働きにより
下顎が移動することになる。
したがって、従来、下顎が移動しないように、術者が目
視したりしているが、この移動は微少なものであり、十
分満足なチェックを行なうことはむずかしいという欠点
がある。
本考案は、前記従来の欠点を除去するためになされたも
ので、一旦セントリツクが定まれば、下仮義歯がその位
置の状態にあれば、ライトが点灯しており、移動すれば
消灯するようにして、術者は勿論、患者もセントリック
状態を保持しているか否かを容易に目視可能とし、患者
も自己管理できるようにした歯科用ゴシック・アーチ・
トレーサを提供することを目的とする。
つぎに本考案を一実施例である図面にしたがって説明す
る。
第2図は、本考案にか)るゴシック・アーチ・トレーサ
を示し、アッパートレーサ1、ロウトレーサ6およびラ
イト14とからなる。
前記アッパートレーサ1は、上顎仮義歯に装着されるプ
レート2と、このプレート2の先端に、ネジ3により着
脱可能であるとともに、上下に微調整可能に取付けた、
電極を兼用した描記針5を備えた基台4とからなる。
なお、描記針5自体の基台4への取付けは従来周知の構
成としている。
一方、ロウトレーサ6は、下顎仮義歯に装着されるプレ
ート7と、このプレート7の先端に、ネジ8により着脱
可能である基台9と、その上面に調整ネジ10により前
後進可能とした描記板11とからなり、さらに、描記板
11には電極を形成する、たとえば、直径0.3mmの
一本の銅線12が描記板11と面一に、かつ、左右方向
に設けられている。
なお、13は下顎用プレート7に突出量を調節自在に取
付けられたスクリューで、下顎用プレート7を前記上顎
用プレート2に対して容易に移動させるためのものであ
る。
また、前記ライト14は内部に電源を内蔵するとともに
、そのリード線15a、15bは前記電極である描記針
5と銅線12とに接続されるものである。
なお、前記プレート2,7等の形状は必ずしも図面のも
のに限定されないことは勿論である。
したがって、従来同様、上下顎用プレート2゜13を上
下仮義歯の下面および上面に取付けて下顎を誘導し、描
記板11上にゴシック・アーチを描記する。
その後、調整ネジ10を調整して描記板11を移動する
ことによりセントリック点を電極12上に位置させ、ラ
イト14を点灯する。
この状態で、上下顎仮義歯を、従来同様、石膏により固
着する。
前記石膏の固化中に、患者が下顎を移動させたとすると
、ライト14が消灯し、患者は勿論、術者も容易に移動
があったことを知り、直ちに元の状態に下顎を復帰させ
ることができる。
以上の説明で明らかなように、従来、仮義歯、特に下顎
用仮義歯のセントリンク位置での、上顎用仮義歯との固
着時における下顎移動のチェックは極めて困難であった
が、本考案によれば、位置の移動をライトの点灯、消灯
で患者および術者も容易に確認することができ、かつ、
患者はライトが点灯すれば、下顎を元の位置に復帰させ
ることができるから、上下仮義歯を正確にセントリック
の状態を保持して一体化することができる。
なお、描記針および描記板はともにプレートと一体とし
てもよいが、実施例のように、プレートから分離可能と
すれば、上下仮義歯の咬合器への取付は時にリード線が
邪魔にならなくて実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はゴシック・アーチの説明図で、第2図は本考案
にか)るゴシック・アーチ・トレーサの分解斜視図であ
る。 1・・・・・・アッパートレーサ、 2・・・・・・プレート、 ・・・・・・描記針(電極)、 6・・・・・・ロアトレーサ、 7・・・ ・・・プレート、 10・・・・・・調整ネジ、 1・・・・・・描記 板、 12・・・・・・電極、 14・・・・・・ライト。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)仮義歯に取付け、上下顎のセントリンクを一方に
    取付けた記述針で、他方に取付けた描記板上に描記する
    歯科用ゴシック・アーチ・トレーサにおいて、前記トレ
    ーサを、上顎仮義歯に取付けるプレートの先端に電極を
    兼用した上下動可能な描記針を備えたアッパートレーサ
    と、下顎仮義歯に取付けるプレートの先端に一本の線状
    電極を左右方向に有するとともに、前後移動可能に取付
    けた描記板を備えたロアトレーサと、前記各電極に接続
    するライトと、から構成したことを特徴とする歯科用ゴ
    シック・アーチ・トレーサ。
  2. (2)前記描記針部分と描記板部分とを各プレートに着
    脱可能とたことを特徴とする前記実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の歯科用ゴシック・アーチ・トレーサ。
JP10086381U 1981-07-06 1981-07-06 歯科用ゴシツク・ア−チ・トレ−サ Expired JPS6036268Y2 (ja)

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JP10086381U JPS6036268Y2 (ja) 1981-07-06 1981-07-06 歯科用ゴシツク・ア−チ・トレ−サ

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JPS589113U JPS589113U (ja) 1983-01-21
JPS6036268Y2 true JPS6036268Y2 (ja) 1985-10-28

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JPS6014393A (ja) * 1983-07-04 1985-01-24 国際化工株式会社 信号筒の点火装置

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JPS589113U (ja) 1983-01-21

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