JPS6035947Y2 - 電磁接触器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コイル枠１にコイル巻線２を巻回して形成し
たコイルＡを電磁接触器本体Ｂの上部に取外し自在に納
装し、コイル枠１のフランジ部５にコイル端子嵌入部６
を設けると共に略コ字型のコイル端子７をコイル端子嵌
入部６に弾性的に挟着してコイル巻線２の端部とコイル
端子７とを接続し、電磁接触器本体Ｂのハウジング上縁
部のコイル端子７に対応する部分に上方および側方に開
口した切欠１７を設け、上記切欠１７を介してコイル端
子７を露出せしめたものであり、その目的とするところ
は、コイルの交換を容易に行うことができ、しかも、構
成部品が少なく組み立てが容易でコストを安くすること
ができる電磁接触器を提供するにある。

以下本考案を実施例により詳述する。

コイルＡは内周に上下に開口する挿入通孔８を設けたコ
イル枠１にコイル巻線２を巻回することにより形成して
あり、コイル枠１の一方のフランジ５には両端部にコイ
ル端子嵌入部６が設けである。

コイル端子嵌入部６は上面形状略コ字形のガイド片６ａ
とガイド片６ａ間の被挟着片６ｂとより形成しである。

コイル端子７は側面形状略コ字型の弾性を有する挟着片
７ａと挟着片７ａ下面に突設した端子片７ｂとから形成
しである。

しかして、上記のように形成したコイルＡを電磁接触器
本体Ｂに納装するものであるが、第１図中９は可動鉄心
、１０は固定鉄心、１１は可動鉄心９に連動する可動枠
、１２は可動枠１１に取付けた可動接点板、１３は可動
接点、１４は固定接点、１５は端子ねじ、１６は復帰ば
ねでこれらにより電磁接触器本体Ｂが形成される。

コイルＡはコイル枠１の挿入通孔８に可動鉄心９と固定
鉄心１０とを嵌挿して電磁接触器本体Ｂのハウジング内
上部に納装され、コイル端子７は、電磁接触器本体Ｂの
ハウジング上縁部のコイル端子７に対応する部分に設け
られた上方および側方に開口した切欠１７を介した露出
され、このコイル端子７を介して外部電源とコイルＡと
を電気的に接続するもので、コイル枠１の上フランジ部
５に取着されたコイル端子７は電磁接触器本体Ｂの上部
に設けた切欠１７を介して露出させである。

今、コイルＡに電流を通ずると可動鉄心９が下動し、こ
れに連動して可動枠１１が下動することにより可動接点
１３と固定接点１４とが閉じる。

またコイルＡを電磁接触器本体Ｂにより取り外すにあた
っては、第３図に示すように、ハウジング本体Ｃ□と上
カバーＣ２とで構成されている電磁接触器本体Ａのハウ
ジングの上カバー０２を外してコイルＡは上方に引き抜
けば簡単に取り外すことができる。

本考案は上述のように、コイル枠にコイル巻線を巻回し
て形成したコイルを電磁接触器本体のノ＼ウジング内上
部に取外し自在に納装し、コイル枠の上フランジ部にコ
イル端子嵌入部を設けると共に略コ字型のコイル端子を
コイル端子嵌入部に弾性的に挟着してコイル巻線の端部
とコイル端子とを接続し、電磁接触器本体の上縁部のコ
イル端子に対応する部分に上方および側方に開口した切
欠を設け、上記切欠を介してコイル端子を露出せしめた
ものであり、コイル端子を介して外部電源とコイルとを
電気的に接続することができ、コイル端子には電源接続
端子をも兼用しているので、電気的接続を外すことなく
コイルだけを容易に取り外すことができ、また、電源接
続端子を別に設ける必要がなく、構成部品が少なくなっ
て組み立てが容易になるとともにコストを安くすること
ができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案−実施例の断面図、第２図は同上のコイ
ル部分の分解斜視図、第３図は同上のコイルＡの取り外
し動作を示す要部分解斜視図である。 １はコイル枠、２はコイル巻線、５はフランジ部、６は
コイル端子嵌入部、７はコイル端子、Ａはコイル、Ｂは
電磁接触器本体、１７は切欠である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コイル枠にコイル巻線を巻回して形成したコイルを電磁
   接触器本体のハウジング内上部に取外し自在に納装し、
   コイル枠の上フランジ部にコイル端子嵌入部を設けると
   共に略コ字型のコイル端子をコイル端子嵌入部に弾性的
   に挟着してコイル巻線の端部とコイル端子とを接続し、
   電磁接触器本体のハウジング上縁部のコイル端子に対応
   する部分に上方および側方に開口した切欠を設け、上記
   切欠を介してコイル端子を露出せしめて成る電磁接触器
   。