JPS6035847B2 - 高効率軽量のオ−ディオ増幅器 - Google Patents

高効率軽量のオ−ディオ増幅器

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JPS6035847B2
JPS6035847B2 JP50209579A JP50209579A JPS6035847B2 JP S6035847 B2 JPS6035847 B2 JP S6035847B2 JP 50209579 A JP50209579 A JP 50209579A JP 50209579 A JP50209579 A JP 50209579A JP S6035847 B2 JPS6035847 B2 JP S6035847B2
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    • H03F1/0205Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers
    • H03F1/0211Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers with control of the supply voltage or current
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    • HELECTRICITY
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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    • H04B1/1607Supply circuits

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明はオーディオ信号増幅のための増幅回路及び電
源装置に関するものである。
背景技術 ソリッドステート回路要素はオーディオ増幅回路のサイ
ズ、重量及びコストにおける画期的な縮小低下をもたら
すとともに、旧世代の真空管技術に比較してサウンドの
再生における高い忠実度を達成した。
ソリツドステート回路の電圧における制約を取り払うた
めの試みにおいてオーディオ関係の技術者はユーザーに
対し電力定格が高く、かつ歪みレベルの小さいものを提
供する努力を払ってきた。これらの努力は称賛に値する
程度に成功したが、重量、コスト及び電力消費を増大す
るという基本的に望ましくない副次的効果をもたらすも
のであった。たとえば現在の技術分野において、商業的
に入手可能な400Wの増幅器は、特定の設計及び材料
の選択に応じて16k9から38k9以上もの重量を占
めるものである。このような増幅器は通常は負担しなけ
ればならないピーク負荷にとって、必要なコストの高い
要素を採用し、要素の損傷を避けるためには放散しなけ
ればならない重大な熱量を発生する。トランスの重量問
題について自明な一つの試みは巻線数を減少すること、
又はトランスのコイルを形成する巻線の寸法を減少する
ことである。
しかしながら、巻線数の減少は一次コイルにおけるィン
ダクタンスの減少をも生じ、その結果、コイルを通る浪
費電流を増大させ、発熱及び大きな電力消費の原因とな
る。一方、一次コイルにおける浪費電流を小さくするた
めの通常の方法は、多数の巻線を用いることである。し
かしこの試みは二次巻線における電圧を正常なしベルに
維持するためにその二次巻線数をも多くしなければなら
ないことを意味する。トランス重量の減少のための他の
自明な選択は、すなわち巻線サイズを減少することであ
るが、これは各コイルの内部抵抗が増大し、トランスに
課される高い電力要求に基づく多大な熱発生及び電力損
失をもたらすため、満足な解決策とはならない。常識的
にはトランス給電型の増幅器が、定格電力を高めるため
に再設計される限り、そのトランスのサイズ及び重量の
増大が必要となる。結局、オーディオ増幅器の全重量、
サイズ及びコストを減少するために留意すべきことは出
力電力の容量を減少することである。
このような増幅器効率における向上はコストの低い軽量
の電源装置の使用を許容する。そしてこれは増幅器の出
力段における出力トランジスタの常套的な使用に伴なう
電力浪費を減少することによっても実現される。このよ
うな電力浪費の減少が達成されると、増幅器における出
力トランジスタにより普通に要求される放熱又は冷却の
ための重量、サイズ及びコストが減少されるので、電源
装置において達成されるもの以上の付加的な重量及びコ
ストの抑制を達成することができる。ジェンセンに対す
る米国特許第342629ぴ号‘ま増幅器の出力トラン
ジス外こ対し、出力電圧レベルにきわめて近い電圧を供
給することにより増幅器効率を向上させるための周知の
試みの代表的なものであり、これにより出力トランジス
タをすべての時点においてわずかに飽和状態からはずれ
た条件において作動させることができる。この条件にお
いて作動すると、出力トランジスタの両端に現れる動作
電圧降下はきわめて低く維持され、又、トランジスタに
より消費される電力(トランジスタの電圧掛けるそれを
通る電流の値に等しい)はこれに対応して減少する。ジ
ェンセンの回路においては出力トランジスタに対し所望
の電圧供給を維持するため、むしろ複雑なしギュレータ
が採用される。このため、エネルギーはオーディオ入力
信号から引き出された制御信号に応答した高い速度にお
いて作動するスイッチングトランジス外こより、謙導容
量性回路に蓄積される。増幅器出力トランジスタへの所
望の電圧供給を維持するために、スイッチングトランジ
スタを完全オン又は完全オフで作動させることにより、
レギュレータ及び出力トランジスタの結合回路に消費さ
れるエネルギーは、常套的な固定電圧源により作動する
出力トランジスタに消費されるエネルギー以上に減少す
る。増幅器効率における定まった利益を生ずる一方にお
いて、ジェンセンの回路はスイッチングトランジスタが
高い周波数で作動する場合においてのみ効果的であり、
これは増幅器出力信号における過渡干渉歪みを生ずるも
のである。ハナダに対する米国特許第4054843号
はジェンセン特許において開示されたと類似の回路を教
示するものである。改良された増幅器効率を達成するた
めの選択的な試みは、ドライデンに対する米国特許第3
319176号において開示されている。
これは増幅器出力の電圧レベルに応答して作動するステ
ップ電圧供給からなるものであり、これにより所望の増
幅を実現するに十分な実施可能な電圧源からの最低の電
圧が電力増幅素子に印加される。ドライデンの米国特許
では、開示された目的のためには有効であるが、出力電
圧の各樋性に対して電力増幅素子として単一のトランジ
スタのみを採用する。したがって負荷電圧に接続された
電源電圧との全体の差は出力トランジスタに現れる。し
たがって多数の不連続な供給電圧が電源回路により提供
されない限り、重大な電力損失が生ずることとなる。こ
のような各不連続な電圧はセパレート型の振幅比較器及
び関連するスイッチング装置を要求し、そのため、電源
装置のコストを高めることとなる。従来技術において開
示されたさらに別の試みは、ェルゼンバーグに対する米
国特許第3622899号に説明されている。
この米国特許において低電力消費の増幅回路は、負荷端
子と直列に結合された複数のトランジスタを用いるもの
であり、これらのトランジスタは異なった大きさを有す
る各電圧源により付勢されるとともに、高められた大き
さの入力信号に応答した順序において増幅器として作動
するようバイアスされている。この型の回路は各出力ト
ランジスタをして、次のより高い電力のトランジスタが
作動するときに飽和状態となるように作動させる。これ
により増幅器出力ステージにおける全電圧降下(すなわ
ち供給電圧と負荷あるいは出力電圧との電位差)はいず
れか一時点において単一の出力トランジスタの両端にの
み現れる。この回路構成は比較的多数の出力トランジス
タ及び不連続な供給電圧を採用しない限り実質的な定格
電力を有する出力トランジスタを要求する。いずれの試
みも増幅器コストを高めるものである。ウーナーに対す
る米国特許第3772606号及びサンベィその他に対
する米国特許第3961280号はェルゼンバーグの米
国特許に関して前述したと類似の回路構成を開示するも
のである。シェィド、ジュニアに対する米国特許第 3887878号は、出力ステージにおける複数のシリ
ーズ接続されたトランジスタが出力ステージにおける全
電圧降下を分担するようにバイアスされ、その結果低価
格の要素(トランジスタ)が用いられるようにするもの
である。
しかしながら、この米国特許はこれらトランジスタの全
電力消費を減少するという技術を開示するものではない
。増幅器の電力供給のコストを減少するためのさらに別
の技術は、従釆技術においてやはり開示されている。た
とえばミュンチ、ジュニアに対する米国特許第3542
953号における技術は、単一の電力供給により同じオ
ーディオ信号を増幅すべく設計された2つのB級増幅回
路を作動させるものである。これは1つの増幅器への入
力位相を反転することにより、増幅器が電源装置から交
互にピーク電流を引き出すようにしたものである。しか
しながら、ミュンチジュニアの米国特許は2つの分離さ
れた信号を増幅するための複増幅器(ステレオシステム
におけるような)において、どのような技術を採用する
かを開示するものではない。上述した従釆技術のシステ
ムは、いずれもコストの低い軽量の要素を用いて電源そ
れ自体を変形するとともに、増幅器回路により要求され
る電源の容量を維持することによって、電源の重量を減
少する問題の解決に迫るものではない。
そこで、再び電源トランスの軽量化について検討すると
、交流電源の周波数を高くすれば、理論上トランスの一
次及び二次巻線のィンダクタンスが大きくなり、その分
だけトランスの銅量及び鉄量を少くすることが可能であ
り、しかもその電源電圧を常套的に直流のスイッチング
(直一交変換)によるパルス列として得る場合には、こ
れをオーディオ信号の振幅に従ってパルス幅変調するこ
とも可能である。しかしながら、従来のこの種の試みに
おいては、スイッチング素子の周波数特性、すなわち立
上がり及び立下がり勾配(周波数が高くなると相体的に
緩やかとなる)にもとづき、トランスからオーディオ信
号のピーク電力が取出せないというのが実情であり、現
実にはまった〈具体化されなかつた。チャンに対する米
国特許第3466527号は変圧器の一次巻線のAC電
源回路において、デューテイサィクル制御スイッチを用
いるトランスベース型電圧源回路のコスト及びサイズを
減少するための回路を開示するものである。
このスイッチは二次巻線からの出力電圧を調整する機能
を有する。しかしながら、このチャンの米国特許におい
て開示されたものは直流安定化電源そのものであり、そ
れによって蓮せられる低コスト及び軽量性は単に1/4
サイクルの電圧・時間(ボルトータィム)積分のみにわ
たりデューティサイクル制御スイッチを作動させること
により得られるものである。しかもそのような回路設計
における制御スイッチを入来したオーディオ信号の特性
に基づいて制御することにより電源重量及びコストの減
少を、達成しようとすることについて何ら教示するもの
ではない。発明の開示 この発明の一般的な目的は増幅器出力ステージの効率を
向上するとともに、増幅される信号の特性に応答して増
幅器電源の付勢を変調することにより蓮せられる軽量か
つ低価格の増幅回路及び電源装置を提供し、これにより
従来技術の不備を克服することである。
上記の目的を達するため、本発明において、トランスの
一次巻線はスイッチ手段に結合された交流電源に接続さ
れる。
スイッチ手段は制御手段に動作的に接続され、所定の制
御信号に応答して交流を周期的に遮断するようになって
いる。これによりスイッチ手段は、入力端電力手段から
の電力サイクルにおける選択された部分で導適する。制
御手段はこのスイッチ手段を増幅装置の比較的低い電力
要求のためにより短い時間周期の間、導通させるととも
に、増幅装置のより高い電力要求のために比較的長い時
間周期の間導通させる。制御手段は望ましくはスイッチ
手段を前記入力端電源手段からの各電流パルスの後方の
部分において導通させる。1つの実施例においては入力
機電源手段及び一次巻線に動作的に接続された整流手段
が設けられる。
これにより一次巻線には正の電流パルスのみが導かれる
。スイッチ手段は電圧応答スイッチ手段であって、電流
パルスの所定の電圧レベルにおいて導適状態となる。こ
の実施例の好ましい形態において、スイッチ手段は入力
端電源手段とトランスの一次巻線との間に直列接続され
たシリコン制御整流器からなっている。トランスベース
型電源の別の実施例において、入力端電源手段は一次巻
線に接続され、その一次巻線に交流を通ずる。
このスイッチ手段は電圧応答手段であって、それ自身電
流パルスの後方の部分中における所定の電圧レベルで導
適する。この電源装置の付加的な実施例の好ましい形態
において、スイッチ手段は一次巻線に直列接続された第
1のトライアツクからなっている。この第1トライアッ
クの動作は増幅される信号の大きさとトランスの二次巻
線からの電圧出力の値の双方に応答する回路により制御
される。このトライアツクはデューテイサイクルの厳密
に定められた部分中において駆動するようになっており
、トランスの一次巻線を流れる電流を調整するとともに
、トランス二次巻線へのエネルギーの対応した伝達を調
整する。トランスベース型電源の別の形態において、上
述したトライァックスィッチ手段はごうに交流電源の通
常の波形がゼロに復帰するまでにトランスの一次巻線を
流れる電流を遮断するためのカットオフ回路を有する。
このようなカットオフ回路は第1のトライアックを非導
適状態となるように転流するための第2のトライアック
を有する。この発明の別の目的は、各ステップ電圧レベ
ルに接続された直列トランジスタを含む高効率オーディ
オ増幅器を提供することである。この増幅器において、
トランジスタは互いに接続されたトランジスタ間にわた
って比較的均等に電圧降下を分担するように制御される
。したがって、電力定格の要求が減少し、その結果、増
幅器出力における歪みを小さくする。オーディオ増幅器
の一実施例において、複数の直列接続された出力トラン
ジスタがヱミッタフオロワー構成において、増幅器の出
力に接続される。
この出力に最も近いトランジスタは、そのベースを介し
て信号入力手段に接続される。残りのトランジスタは前
記増幅装置が所定の大きさ以下の振幅を有する信号を増
幅しているという条件下において、前記直列接続された
残りのトランジスタのすべてを非導適状態とするように
設計されたトランジスタ制御手段によりそれらのベース
電極を介して制御される。このトランジスタ制御手段は
第2のトランジスタを、入力信号がより高い大きさであ
るときに導通するようにする。この結果、より高い電圧
における電流が出力端子に導かれ、電流は第2及び第1
トランジス外こ対するより高い電圧の点から出力端子に
流入する。好ましい形態において、トランジスタ制御手
段は第1トランジスタから負荷端子への出力電圧に応答
するようになっている。さらにトランジスタ制御手段は
第2トランジスタのベース電極に動作的に接続される。
その接続の態様は第2トランジスタのベース電極への制
御電流が、出力電圧が所定の電圧レベルに達したときに
流れ始めるようにし、この結果、第2トランジスタを導
通させるとともに、前記第1及び第2トランジスタを介
し、より高い電圧の点から出力端子に向けて電流を流通
する。望ましくは、トランジスタ制御手段は第1制御手
段が出力端子における出力電圧の関数に従って第2トラ
ンジスタのベース電極にベース電流を供給するようにな
っている。これは第2トランジスタのベース電極に供給
される電流の電圧が出力電圧の大きさの関数として変化
するように行なわれ、さらに第2トランジスタへのベー
ス電流の電圧がより高い電圧の点における電圧と出力電
圧との中間レベルにある電圧となり、したがって第2及
び第1トランジスタ間の電圧降下がこの第2及び第1ト
ランジスタ間に分担されるようにする。トランジスタ制
御手段は特に第2トランジスタのベース電極に接続され
た第1の主電流支持電極を有する制御トランジスタを含
んでいる。この制御トランジスタもまた前記出力端子及
び閑適するより高い電圧源との間に接続された分圧手段
に接続された第2の主電流支持電極を有する。制御トラ
ンジスタのベース電極は一対の分圧抵抗の間の結節点に
接続され、さらにより高い電圧源及びより低い電圧源と
の間に接続される。より低い電圧源を第1トランジスタ
の第2電極に接続するために、あるダイオード手段が配
置される。これにより信号電圧がこのより低い電圧点に
おける電圧レベルより高いレベルであるときに、このよ
り低い電圧点がより高い電圧点から遮断される。好まし
い構成においては2組のトランジスタセットがプッシュ
ブル関係において配置される。
そして各セットにおいては少なくとも2個のトランジス
タが用いられる。トランジスタセットの1つは信号電圧
の正の部分の間に導通し、他方のトランジスタセットは
信号電圧の負のサイクル部分において導適する。前記第
1セットはトランスの−次巻線における比較的高い正の
電圧点及び比較的低い正の電圧点に接続され、他方のト
ランジスタセットはトランス二次巻線における比較的高
い負の電圧点及び比較的低い負の電圧点に接続される。
この第1及び第2の制御手段はすでに述べた通りの態様
において作動する。本発明の装置において、信号は第1
トランジスタのベース電極に導かれることにより増幅さ
れる。
この第1トランジスタは負荷端子に接続された第1電流
支持電極及び比較的低い電圧源に接続された第2主電流
支持電極を有する。電流は信号の振幅が比較的低い所定
の範囲内にある期間中、第1トランジスタを介して比較
的低い電圧源から流通する。信号が比較的高い所定の範
囲にある周期中において、制御電流は第2トランジスタ
のベース電極に導かれる。
この第2トランジスタは第1トランジスタの第2主電流
支持電極に接続された第1主電流支持電極及び比較的高
い電圧源に接続された第2主電流支持電極を有する。前
記の方法はさらに次のことを特徴としている。
すなわち、第2トランジスタのベース電極に導かれたベ
ース電流は、比較的高い電圧の端子における電圧と負荷
端子における電圧との中間レベルにある電圧を生ずる。
したがって第2及び第1トランジスタの電圧降下はこれ
ら第2及び第1トランジスタによって分担される。本発
明のさらに別の実施例においてオーディオ増幅器は第1
出力トランジスタを有する。
このトランジスタのベースはオーディオ信号に応答し、
このトランジスタのェミッターコレクタ回路は第1の電
圧源及び増幅器出力の間に接続される。第2及びび第3
のトランジスタは第1トランジスタのコレクタにダイオ
ードを介して接続されたェミッタを有するとともに、そ
れぞれ第1電源電圧よりも高い第2及び第3の電源電圧
に接続されたコレクタを有する。この実施例においては
増幅器出力に応答して第2及び第3のトランジスタをそ
れそれ第1及び第2の電源電圧を超えた増幅器からの出
力電圧に応答して順次導通を開始させるように構成され
た制御回路手段を有する。この構成により増幅器の出力
段における電圧降下は次の3つの態様のいずれかにおい
て発生するものである。{a} 第1のトランジスタの
みに生じる。【b)第1及び第2トランジスタ間にわた
って生じる。{c} 第1及び第3のトランジスタ間に
わたって生じる。
この発明の一つの特徴は、トランスの一次コイルがソリ
ツドステ−トスイツチによりデユーテイサィクル変調さ
れたAC電流によって付勢されるようにしたオーディオ
増幅器のためのトランスベース型電力供給回路を提供す
ることである。
そしてこのソリッドステートスィッチは相シフト量が、
電源の出力電圧及び増幅されているオーディオ信号の関
数となるようにした相シフト回路により制御される。こ
の相シフト回路は、たとえば光子結合リンクにより電源
の出力電圧及び増幅されているオーディオ信号を追跡す
る信号に応答する制御回路に接続される。この構成によ
り、トランスの一次巻線に加えられるAC信号のデュー
ティサィクルは一次巻線に流通する電流を増幅器の電力
要求を満たすに十分な量となるように調整すべ〈変調さ
れる。したがって一次コイルの浪費電流は実質的に減少
する。好ましい実施例において電源回路は次の条件のい
ずれかに応答して自動的に遮断するように構成されてい
る。すなわち増幅器出力における過電流又は過電圧ある
いは増幅器回路における欠陥としての直流電流に応答す
る。この発明のさらに別の実施例において、デューティ
サィクル制御型電源回路は二次巻線と一次巻線との比が
1.0以下であり、一次インダクタンスが30mH以上
及びコイル巻線の直径が1箱費以上であり、トランスが
最大士75VD.C.において約1000Wを生じ、そ
れが通常の117〜125V、60サイクルの交流電源
から出力されるようにしたトランスを有する。この発明
のさらに他の、そして特別の目的は次に述べる図面の簡
単な説明並びに本発明の最適実施モードの説明により明
確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従って構成されたステップ電圧電源の
回路図、第2A,2B及び2C図は第1図の電源におけ
る一次巻線を流通する種々の電流サイクル波形を示す図
、第3A図は本発明に従って構成されたステップ電圧電
源の選択的な実施例を示す図、第3B図は第3A図のス
テップ電圧電源の動作を制御するためのスイッチング回
路の第1の変形例を示す図、第3C図は第3A図のステ
ップ電圧電源の動作を制御するためのスイッチング回路
における第2の変形例を示す図、第4A図〜4C図は第
3A図の電源における一次巻線を流通する種々の電流サ
イクル波形を示す波形図、第5A図〜5C図は第3B図
又は3C図の回路に従ってスイッチされる電源の一次巻
線を流通する種々の電流のサイクル波形図、第6A図は
通常の電源及びオーディオ増幅器の回路図、第6B図は
第6A図に示された形式の常套的なトランス二次巻線の
典型的な導通周期を示す図、第6C図は本発明に従って
構成されたトランス二次巻線の典型的な導通周期を示す
線図、第6D図は本発明に従って構成されたトランス二
次巻線のピーク負荷導通周期を示す線図、第7図は本発
明に従って構成され、本発明の電源からステップ電圧を
受けるようにしたプッシュブル増幅器の選択的な実施例
を示す図、第8A,8B及び8C図は第7図の増幅器に
おいて採用されたプッシュブルトランジスタにわたる電
圧降下を示す線図、第9図は本発明に従って構成された
増幅器の別の実施例を示す図、第10図は第9図に示さ
れた増幅器の電圧出力を示す線図、第11A及び11B
図は本発明に従って構成された増幅器の左側チャネルの
好ましい実施例を示す回路図、第11C図はそれらの合
成図、第12図は本発明に従って構成された増幅器の右
側チャネル部分を示す図、第13図は本発明の好ましい
実施例における電源であって、種々の安全制御構成が取
り入れられたものの回路図、第14図は本発明の基本概
念を図解する略図である。 発明を実施するための最良の形態 第14図を参照すると、本発明に従って設計された増幅
回路2及び電源回路4のきわめて簡略化した線図が示さ
れている。 電気エネルギーは電源6によりシステムに供給される。
この電源は、通常の117〜125V、60サイクルの
交流電源からなっている。特別に設計された軽量のトラ
ンスー01こおける一次コイル8は、デューティサィク
ル制御回路12により電源6に接続される。このデュー
ティサィクル制御回路は一次コイル8に供給されるエネ
ルギー量をスピーカ14により音響に変換されるための
、このシステムで増幅されるべきオーディオ信号の特性
に、少なくとも部分的に従うように変調される。オーデ
ィオ信号の特性はオーディオ入力信号導体16により直
接的に供給されるか、又はオーディオ増幅器出力2川こ
接続された帰還ライン18を介して提供されることがで
きる。後に詳述することであるが、一次コイル8への電
源供給回路にデューテイサィクル制御回路12を設ける
ことは今日までに用いられたものよりもより軽量のトラ
ンスを用い得ることを可能とするものである。トランス
の二次コイル22は増幅器2に直流の電源電圧を提供す
るように設計された整流器及び増幅器電源24に接続さ
れる。 この直流電源電圧は入力オーディオ信号の振幅変化にか
かわらず比較的一定な出力電圧となるものである。した
がって、デューティサィクル制御回路12には一次コイ
ル8に供給される電力量が増幅器電源回路24からの出
力電圧を一定に維持できるように調整するための電圧レ
ベル帰還ライン26が接続される。以下に詳述すること
であるが、増幅器2は低コスィ低電力定格のトランジス
タ要素を使用できるように特別に設計されている。 この発明に従って設計された増幅器は、増幅器の出力段
において放熱器により放散されるべき熱量を極小化する
ように作動するものである。この動作はまた、比較的電
力出力の大きい従来型の増幅器において要求されたより
も小型で軽量の放熱手段を用いることができるため、増
幅器及び電源システムの重量を減少させるものである。
特にB級のブッシュプル型の増幅器の場合、ライン16
に供給され、各ベース電極に送られるオーディオ信号を
増幅するために、少なくとも一対の出力トランジスタ3
0及び32を有する。この発明の一実施例において増幅
器2はそれぞれトランジスタ30及び32と直列に接続
された付加的なトランジスタ34及び36を有し、これ
により必要なときに増幅器出力20に対し比較的高い絶
対供給電圧レベルを提供する。これらの高電圧が不必要
であるときにはトランジスタ34及び36はそれぞれ供
給電圧制御手段38及び40により非導適状態に維持さ
れる。トランジスタ34及び36が非導適状態であれば
、電圧はそれぞれダイオード42及び44を介してトラ
ンジスタ30及び32のコレクタに供給される。これら
のダイオードはそれぞれ増幅器電源24の低電圧レベル
アップ46及び48に接続される。トランジスタ30〜
36のための電力定格の要求をさらに減少するために制
御手段38及び40は、トランジスタの対30,34及
び32,36にわたる電圧降下をトランジスタ34又は
36がそれぞれ導適している限り、これらに等しく分担
させるように設計される。このことが達成され、好まし
い結果を得るための態様は後に詳述する。本発明の実施
例においては、オーディオ入力信号の大きさに応答する
トランスの一次及び二次巻線間におけるエネルギー伝達
を制御するために、オーディオ増幅器トランスに電力出
力帰還回路を用いるという基本概念が、二次巻線にわた
る固定的な電力出力を生成しようとするトランスにおい
て効果的に採用され得る。 更に固定的な出力のトランスを含む場合、電力出力帰還
回路は電圧出力を一定に維持するための補助にも用いら
れる。第1図は本発明のこのようなシステムの実施例を
示すものである。主電力トランス500(すなわち磁界
コイル)は、それぞれ一次及び二次巻線500a及び5
00bを有する。第7図以下に関連してより完全に説明
するため、二次巻線500bは25〜75Vの範囲で2
5Vのインクリメントにおいてステップされた複数の正
及び負の電圧を提供すべくタップされているものとする
。 正の端子はそれぞれEI〜E3で指示され、負の端子は
それぞれE4〜E6で指示されている。一次巻線500
aの両端は整流ダイオードを介して502で示す通常型
の電源の両端子に接続される。 この電源は60HZ、120Vからなる電流を提供する
壁ソケットでよい。電源502からの2本のりード線5
04及び506はそれぞれ整流ダイオードD501及び
D503を介して接続され、シリコン制御整流器508
と直列にトランス一次巻線500aの上端51川こ導び
かれる。リード線504及び506はそれぞれ関連する
第二の整縦ダイオードD505及びD507を介して一
次巻線500aの下端512に接続される。ダイオード
D501,D503,D505及び○507は整流ブリ
ッジ回路として配列され、したがって電源の各半サイク
ルにおいてシリコン制御整流器508には正の電圧が導
びかれ、同様にトランスの一次巻線500aの上端51
0に正の電圧が印加される。シリコン制御整流器508
は後に完全に説明する通り、オーディオ入力信号によっ
て制御される。 このオーディオ入力信号は入力端子514したがって結
節点516に導びかれる。抵抗R501及びR503は
結節点516及び適当な電圧源(すなわち75V電源)
との間に接続され、例えば0.7Vのレベルのベース電
圧を提供する。この電圧はR503及びR501の結節
点から接地電位に接続されたダイオードD509により
生成される。この電圧は演算増幅器518に導びかれる
。演算増幅器への帰還はトランス二次巻線におけるコン
デンサ522及びダイオードD515の結節点520か
ら行われる。結節点520は2個の分圧抵抗R505及
びR507を介して後地電位に接続される。2個の抵抗
R505及びR507の結節点526において演算増幅
器518への帰還接続が形成される。 演算増幅器518の出力は528で示す適宜の制御装置
に導びかれる。この制御装置528はシリコン制御整流
器508の制御端子に接続される。この接続の態様は演
算増幅器518からの比較的高い出力レベルにおいて整
流器508が各半サイクルの後方の部分における比較的
高い電圧レベルにおいて導適するようになっている。同
様に演算増幅器518の出力が比較的低い場合シリコン
制御整流器508は比較的低い電圧レベルにおいて初動
する。二次巻線500bの中央は、530で示すように
接地電位にタップ接続され、巻線500bの上半分は2
つの中間位置532及び5341こおいてタップを形成
され、それぞれパワー端子E,及びE2のための正の2
5V及び50Vの出力を提供し、巻線500bの上部端
子524は端子E3のための正の75V出力を提供する
。同様にして二次巻線500bの下半部は中間位置53
6及び538においてタップを形成され、端子E4及び
E5においてそれぞれ−25及び−50Vの中間電圧レ
ベルを提供する。また二次巻線の下端540の端子E6
のための−75V出力を提供する。これら3つの点53
2,534及び524は各々ブロックダイオードD51
1,D513及びD515を介してそれぞれの出力端子
に接続される。 接地電位と低電圧出力端子(すなわち正の25V端子)
との間には第1のコンデンサ542が接続される。また
正の25V出力端子及び正の50V出力端子との間には
第2のコンデンサ544が接続される。更に正の50V
出力端子と正の75V出力端子との間には同様に第3の
コンデンサ522が接続される。コンデンサ542,5
44及び522は関連する出力端子からの何らかの急激
な電力要求を補償し、出力電圧端子を比較的一定の電圧
レベルに維持するに十分な容量を有する。二次巻線50
0bの下半部は3個のブロックダイオード○517,D
519及び○521を介してその負出力端子E4,E5
,E6に接続される。 コンデンサ546,548及び550はそれぞれ一次巻
線の上半部のための対応する要素と同じ態様で実質的に
負の出力端子間に接続される。しかしながらブロックダ
イオードD517〜〇521は負の電流のみを出力端子
E4〜E6に流通させるように反転される。第1図の電
源の動作において巻線500bにおける出力電圧はシリ
コン制御整流器508を制御する回路により完全に調整
される。 このSCR制御回路508はオーディオ入力信号に支配
される。その態様は入力信号が比較的大きい振幅を有す
る場合、シリコン制御整流器508が各電源の半サイク
ルの比較的大きい部分の間に導通して、より大きい電流
を一次巻線500aに伝達するものである。この動作モ
−ド‘ま第2a,2b及び2c図に関して最もよく図解
されている。第2A図において電源502から2個のダ
イオードD501及びD503を介してシリコン制御整
流器508に供給される電圧の代表例が示されている。 この図から明らかな通り、ダイオードD501〜D50
7の作用に基づいて各半サイクルの正の正弦波電圧パル
スがシリコン制御整流器508に供給される。増幅器へ
のオーディオ入力信号が比較的低い振幅であれば、増幅
回路の電力要求は全く低いものとなる。この条件におい
てシリコン制御整流器508は各半サイクルのきわめて
後方においてのみ導適する各半サイクルの導通点600
で示され、整流器508は電流が点602で示すゼロの
値に達するまで導通する。したがって電流はきわめて短
時間において低い電圧レベルで一次巻線に供給される。
オーディオ入力信号がより大きい振幅に達すると、シリ
コン制御整流器508は第2B図に示す通り各半キィク
ルの後半部分において比較的高い電圧レベルで導適する
。 この導通点は604で生じ、各遮断される点は606で
示されている。これは電圧がより高いだけでなく各電流
パルスの時間増分(タイムインクリメント)がより長く
、従って一次巻線500aにより大きい電力が供給され
る。最後に第2C図においてはオーディオ入力信号が最
大の振幅を有し、したがってトランスからの最大電力の
要求に見合う条件が示されている。 この状況においてシリコン制御整流器508は第2C図
において608で示す各半サイクルの後半部分の開始時
におけるピーク電圧の付近で導通し、点601において
遮断される。したがって電流はより高い電圧において各
半サイクルのより長い期間にわたり供給されることが明
らかである。電流の各半サイクルの後部中において一次
巻線500aに流れる電流が増大するとき、二次巻線5
00bには何らの電流も流れない。これはブロックダイ
オードD511〜D521の配列があるからである。し
かしながら一次巻線500aを通る電流の各半サイクル
の終りにおいて電流が遮断された後、一次巻線500a
の周りにおける磁界は二次巻線500bに電圧降下を生
ずるように衰滅し、これにより二次巻線から電源への電
流を6個のコンデンサ522及び542〜550と6個
の出力端子EI〜E6に向かって流通させる。すでに指
摘した通り、オーディオ入力信号の振幅がより高いレベ
ルにあれば、トランス5001こおける電力要求はより
大きくなる。これらの周期中において電流はより長いイ
ンクリメント時間を通じて一次巻線500aを流通し、
一次巻線500aの磁界においてより多くのエネルギー
を貯える。各半サイクルの終端において一次巻線電流が
遮断されると一次巻線における磁界は衰滅し、これによ
り、二次巻線500bにフライバック電圧を誘起する。
ダイオードD511〜D521は、二次巻線を通る電流
がコンデンサ542,544,522,546,548
及び550を充電し、パワー端子EI〜E6に妥当なし
ベルにおける電圧を維持するように配置される。第3A
図は本発明に従って構成されたステップ電圧源の別の実
施例を示している。 第1図における実施例と同様2本のりード線704及び
706を含む壁面プラグ702のような電源装置が配置
されている。リード線704はトライアック708に接
続される。トライアツク708の池端はトランス700
の一次巻線700aにおける上端71川こ接続される。
電源702の他方のリード線706は一次巻線700a
の下端712に接続される。トライアック708はシリ
コン制御整流器すなわちSCR508の機能と同様の機
能を有するが、これは電源702からの電流における正
、負各半サイクルのいずれにおいても導通するものであ
る。スイッチング回路はトライアック708を制御する
が、その態様は電流の各半サイクルの後部においてトラ
イアツク708が増幅器の電力要求に応じてより長くあ
るいはより短い時間周期の間導適するようにさせるもの
である。このスイッチング回路は実質上本発明の第1図
のSCR508のスイッチング回路と同様に作動するも
のであり、したがって回路要素についてはこれ以上の説
明を省略する。トランス700の二次巻線700bはそ
の中間点714において、接地電位に接続されたタップ
を有する。 二次巻線700bの上半分は2つの中間位置716及び
718においてタップを有し、パワー端子EI及びE2
のための正の25V及び50Vの出力を提供する。二次
巻線700bの上端への接続720はパワー端子E3の
ための正の75V出力を提供する。同様に二次巻線の下
半分は3個の異なった位置722,724及び726に
おいてタップを有し、それぞれ負の25、50及び75
Vの出力を端子E4,E5及びE6のために提供する。
正及び負の75Vリード線720及び726は概括して
728で示す第1のブリッジ整流器の両端に接続される
。 このブリッジ整流器728の正の出力はIJ−ド線73
川こより、正の75Vパワー端子E3に後続され、負の
出力はリード線732により負の75Vパワー出力端子
B6に、正及び負の50Vリード線718及び724は
第2のブリッジ整流器734の両端に接続される。ブリ
ッジ整流器734の正の出力端子はリード線736によ
り正の50Vパワー端子E2に接続され、負の出力端子
はリード線738を介して負の50Vパワー端子E5に
接続される。更に正及び負の25Vリード線716及び
722は第3のブリッジ整流器740の両端に接続され
る。このブリッジ整流器740の出力リード線742及
び744は、それぞれ正及び負の25Vパワー端子E1
及びB4に接続される。第1図の実施例におけると同様
、6個のコンデンサ746〜756がパワー出力端子E
I〜E6の間に配列され、関連する出力端子における何
らかの突発的な電力要求を補償して出力電圧端子を比較
的一定な電圧レベルに維持するものである。 第3A図の実施例の動作を説明するために第4A,4B
及び4C図をも参照する。一次巻線700aを通ずる電
流は整流されず、したがって交流のままである。トライ
アツク708は正又は負のいずれかの各半サイクルの後
部において導適するようになっている。増幅器の電力要
求が低いときには制御装置はトライアック708を各半
サイクルの終端部におけるきわめて短い時間周期の間の
み導通させるように作動する。これは第4A図に示して
あり、各半サイクルの導通点は800で示す通りである
。トライアック708は電圧が点802においてゼロに
達するまで導適する。したがって電流は比較的短い時間
インクリメントの間のみ一次巻線に供給され、電圧レベ
ルは低いものとなつている。制御信号が比較的大きい振
幅に達するとトライアック708は各半サイクルの後部
において比較的高い電圧レベルで導適する。 ここでその導通点は804で示され、各遮断点は806
で示されている。この場合電圧がより高いだけでなく各
電流パルスの時間インクリメント(増分)が長くなり、
したがって一次巻線700aにはより多くの電力が供給
される。更に第4C図においては入力信号が最大の振幅
となり、したがって最大電力要求に応ずる状況が示され
ている。 このような状況においてトライアック708は各半サイ
クルの後半部が開始するピーク電圧の付近において導適
する。すなわち導通点は808で示し、遮断点は810
で示してある。二次巻線700bにおける電流は一次巻
線700aにおける電流と同時に流れ、この二次巻線電
流は交流となる。 2つの75Vリード線720及び726を流れる電流に
注目すると、この電流はブリッジ整流器728を流れる
ため、パワー端子E3への出力は常に正となり、端子E
6への出力は常に負となる。 同様に中間端子716,718,722及び724から
2つのブリッジ整流器734及び74川こ導びかれる電
流は正の50及び25Vレベルにある出力端子E2及び
EIには正の電流を、また負の50及び25Vレベルに
ある出力端子E5及びB4には負の電流を提供する。本
発明の電源回路を利用することにより、トランスは比較
的小型であって適当な電力を提供し得ることが発見され
た。 例えば本発明におけるトランスは比較的大きい電力定格
の従来型のオーディオ増幅器におけるトランスの1′4
〜1′10のサイズで形成され、一次巻線の巻線数は1
75本、二次巻線の巻線数は200本とすることができ
た。トランスについて場合によっては一次巻線700a
を流れる電流の遮断点を調整し、電源からの電流の各半
サイクル中においてトランスの巻線間におけるエネルギ
ー伝達特性をより厳格に制御することが要求される。例
えば電流波形におけるゼロクロスオーバー電圧点に先立
つ一次電流の遮断は、電流波形の半サイクルの残り部分
中における一次巻線の浪費電流を除去するものである。
すなわち、第3B及び3C図は第3A図のスイッチング
回路に対する2つの変形例を示しており、これらの変形
例はトランスの一次巻線700aが電力サイクルのより
狭い限られた部分中において電流を受け入れるものであ
る。第3B図において第2のトライアック758がトラ
イアック708と並列に接続される。 第1図に関してすでに述べたような制御装置はリード線
760及び762を介してそれぞれトライアツク708
及び758の動作を制御するものである。コンデンサ7
64はトライアツク758と直列に接続され、トライア
ック708に対する周期的な分路となるものである。第
3B図の回路は次の通り作動する。制御装置からの出力
はオ−ディオ入力信号に応答して、トライアック708
を電源702の電流における各正及び負の半サイクル中
のいずれかの時点において導通させる。より遅い所定の
時′則こおいて制御装置からの出力はトライアック75
8を導通させ、その結果電流はトライアック708から
転流してコンデンサ764への流入を開始する。トライ
アック708は遮断状態となるがトライアツク758及
びコンデンサ764を介してトランスの一次巻線700
aに流れる電流はコンデンサ764における電圧上昇が
トライアック758をオフに転ずるに十分なしベルに達
するまで継続する。したがってこの時点でトランスの一
次巻線を通る電流が終了する。コンデンサ764はトラ
イァック758の導通状態を短時間周期に制限するため
、きわめて小さい容量値でしかない。第3C図は第3A
図の実施例の第2の変形例を示すものである。 ここでは単一のトライアック708が概括して766で
示されたスイッチング装置と置換されている。一対のG
TOSCRが並列に接続されている。一方のGTOすな
わちGT○bは正の半サイクルにおいて導通し、第2の
GTOすなわちGT○aは負の半サイクルにおいて導通
するものである。ブロックダイオードはD701及びD
703として示されている。各GTOは制御手段により
提供されるべき所定の電圧において導適状態となり、か
つ非導適状態となる。これらについての所定の制御時間
周期はなるべくなら1の秒であることが望ましい。第5
A,5B及び5C図は第3B及び3C図の変形例に共通
するスイッチングの態様を図解するものである。 低い電力要求において電流は点900で開始すると共に
各半サイクルの下半部における終部に近い点902で終
了する。中間的な電力要求において、ON−OFFスイ
ッチングは第5B図に示す点904及び906、すなわ
ち各半サイクルの後部における初期で行われる。更にピ
ーク電力の要求においてスイッチングは第5C図の点9
08及び9101こおいて示す通り各半サイクルのピー
ク付近において生ずる。この構成によりトランスは更に
小型化することができる。上述した種々のデューティサ
ィクル制御を伴う電源の実施例における利益を明確に示
すために第6A図を参照する。 第6A図には通常の増幅器電源の基本的構成が図解され
ている。通常の117〜125V、60サイクルAC電
流はPSからトランス1000の一次巻線1000aに
供給される。トランス1000の二次巻線1000bは
ダイオードDIOOIを介して増幅器1002の上部端
子に接続された上端を有する。二次巻線1000bの下
部端子は第2のダイオードDIO03を介して増幅器1
002の下部端子に接続される。上部及び下部コンデン
サ1004及び1006は、それぞれ増幅器1002に
かかる電圧を実質上一定値に維持するものである。電源
電圧は通常的に約169Vのピーク電圧入力を有する。
増幅器1 002の上部端子に印加された入力電圧は十
75Vであって下部端子における電圧は−75Vである
とする。こ次巻線1000bの中央は普通に接地電位に
導びかれたタップを有する。オーディオサウンドは典型
的に比較的短い期間のピーク電力要求及びより長い期間
の平均電力要求を有し、後者の電力要求はピーク電力要
求の多分1/20となっている。 したがって、増幅器は大部分の時間において、全電力の
単に、1/10〜1/20で作動するにすぎない。この
事実関係を理解するために、第6B図を参照する。第6
B図は通常の117〜125VのAC電流を受けるよう
に接続された通常のオーディオ増幅器トランスの一次巻
線に印加される入力電圧の正弦波を示すものである。こ
の通常型のトランスの一次及び二次巻線比は、一次巻線
が印加電圧の全正弦波形を通じて少なくとも幾分かの電
流を流し、二次巻線に発生するピーク電圧が通常のオー
ディオ増幅器に要求される十75V及び−75Vレベル
よりわずかに大きくなるような比率になっている。増幅
器の増幅要素が単に平均的な電力を要求するとき二次巻
線における電流は入力電圧の正弦波のきわめて短いピー
ク期間における短時間周期の間のみ流通する。この時間
周期は第6B図において1008で示されている。ピー
ク電力要求が存在するとき、電源の通常のストレージコ
ンデンサ1004及び1006からそれらのより低い電
圧レベルに対し中間的な放電が生じ、その結果二次巻線
は比較的長い時間の間導通し、したがって第6B図の正
弦波の導通部分は例えばライン1010a及び1010
bまで広げられる。2本のライン、1010a及び10
10bは更に隔たっているため、二次巻線100obに
生じた電圧は、1008‘こおいて供給されたピーク電
圧からゆるやかに降下する。 上述した通常型の増幅器電力システムにおいて使用する
にふさわしいトランスの設計においては、一次巻線にお
ける浪費電流についての注意深い考察が必要である。 浪費電流とは二次巻線に電流が流れないときに一次巻線
に流れる電流である。一次巻線における巻線数が小さい
、すなわちィンダクタンスの小さいトランスにおいて一
次浪費電流は、トランスを好ましくない範囲まで過熱さ
せるような値となる。この事実は巻線数の多い一次コイ
ルの使用を強制するものである。通常型の設計による適
当なオーディオ増幅器トランスはまた、ピーク電力要求
を処理するため、一次及び二次コイルに流れる比較的大
きい電流を許容しなければならない。 したがってコイルを形成するワイヤ一は、トランスが大
きい内部抵抗ないこピーク負荷において大電流を流せる
よう十分な直径を有しなければならない。その結果、ト
ランスは十分な大きさの一次ィンダクタンスを保持すべ
く巻線数を多くするとともに、その長い巻線長にかかわ
らず、比較的低い抵抗値を保持するために太い巻線とし
なければならないため、きわめて大型で大重量のものと
なる。常套的な電力トランスに反し、本発明のデューテ
ィサィクル制御型電源を用いるように設計されたトラン
スは、通常の増幅器電源回路において採用された従来型
のデューティサィクル制御を伴なわないトランスにおけ
るよりも二次対一次巻線比を高くすることができる。 このような巻線比により一次巻線への正弦波入力におい
て二次巻線中の電流を停止させる点は、第6C図の点1
012において示したような後方スロープの十分下方に
おいて生ずる。デューテイサィクル制御がない場合、そ
のようなトランスを有する電源装置は通常のオーディオ
増幅器に要求される十75及び−75Vレベルより実質
上大きい電圧を供給するであろう。デューテイサイクル
を伴なう場合、デューナィサィクルスィツチング素子が
開放したとき、トランスの一次巻線には電流は流れない
。ただし、この開放状態において、ソリッドステートス
ィッチング素子によりきわめてわずかな漏れ電流は流通
する。これらの漏れ電流は、この議論の目的においては
無視することができる。スイッチング素子は一次巻線に
おける電圧が1012のレベルよりやや上の点1014
に降下するまで非導適状態にとどまる。その後、電流は
二次巻線中を点1014及び1012間において流通す
る。スイッチング素子が自己整流型のSCRであれば、
このスイッチング素子は電圧がゼロクロスオーバ点10
16に下がるまで導適状態にとどまるが、電源装置にお
いてストレージコンデンサをトランスの一次巻線に接続
するダイオードが逆バイアス状態になるため、二次巻線
には点1012から点1016まで何らの電流も流れな
い。デューティサィクル制御型電源の二次巻線において
、第6C図の点1014及び1012の間で電流を流す
ことは最初の観察において第6B図の点1008で表わ
した通常の増幅器における二次巻線電流を流すことより
もやや非効率であるかにみえる。 これはコンデンサ1004及び1006が75Vレベル
において電流を受けようとするからである。したがって
デューティサィクル制御型トランスにおいてはいく分か
の抵抗損が発生し、これらは第6C図において点101
2,1014及び1018間の影線を付した三角形で表
わされている。しかしながらデューティサィクル制御型
トランスはきわめて少ない巻線数(通常のトランスにお
ける巻線数の、小さい分数程度)によって形成すること
ができ、そのためトランスの巻線長さは減少する。これ
はトランスの内部抵抗を比較的に減少させるものである
。比較的小さいデューナィサィクル制御トランスは第6
D図において示されたようなピーク電力要求において作
動するものとする。この状況においてスイッチング素子
はその正弦波の上部における“スイッチオン”点を有す
る。この作動点は最大値で正弦波のピークにほぼ近い点
1020となる。さらにコンデンサ1004及び100
6は十分大きく、これによりそのレベルにおいて十分な
十75及び−75Vを維持することができるものとする
。点102川こおいて二次巻線に発生する電圧は十75
Vレベルより十分に高く(90V)、トランスにおける
損失を無視することができる。したがって電位差はトラ
ンスそれ自体における損失を表わすものである。これら
の損失は第6D図における点1012,1020及び1
022間の影線を付した三角形において表示される。オ
ーディオ増幅器により、まれにごく短時間よりも長い時
間にわたってピーク電力が要求されるという事実に基づ
き、第6D図により表わされたい〈分大きい損失は、通
常のAC入力正弦波の各サイクルの最初の部分中におけ
る浪費電流をカットオフする補償ゲインを得るために許
容されるものである。一次コイルにおけるスイッチング
素子が一次コイルに流れる電流を、波形がゼロ電圧に復
帰する前に遮断するための手段を含む場合(第5A〜5
C図に示す通り)、浪費電流損失におけるかなりの減少
が達成される。要するに、大部分の時間において増幅器
電源は第6C図に示すように低電力モード‘こおいて作
動している。 したがって本発明の比較的小さいデューティサィクル制
御を行なったトランスは、従来型の比較的大きいトラン
スと同様の効率において作動するものである。これは部
分的には、実質上削減される一次及び二次巻線数に基づ
くものである。したがってトランスのワイヤ一はより短
〈なり、トランスそれ自体における抵抗値は小さくなる
。この小さくされた抵抗値は各半サイクルの後方部分に
おける無効電流の発生を許容し得る程度の値とする。よ
り高い電力レベルが要求される場合、それに伴う電位は
より大きい効率の悪化を招くものである。しかしながら
、これはトランスの低い内部抵抗により補制され、何ら
かの場合において短時間周期の間、これらのより高い非
能率性と共存することがありうる。というのは、それら
がトランスの過熱を生ずるほどには大きくならないから
である。次の表は二次巻線の50V出力端子を2個の1
50W電球に接続することによりトランスをテストした
場合について、その結果を示すものである。 二次巻線の出力は300Wに維持され、温度はトランス
の頂上中央部において測定されたものである。表 1 これらのテスト結果はこの発明に従って構成された電源
における好ましいデューティサィクルトランスが1以下
の二次一次巻線比を有し、一次ィンダクタンスは30肌
日以上であり、コイルワイヤ−のゲージは1頚蚤以上で
あり、その場合、トランスは通常の117〜116V6
0サイクルのAC電源より最大士75VDCの出力を発
生するのに用いたものである。 第7図は第1図及び第3A〜3C図に示したステップ電
圧源を利用すべく設計された増幅装置1100を示すも
のである。 信号電圧1102において提供され、増幅器の出力は負
荷(ここではスピーカ1104として示す)を介して接
地電位に接続される。この装置はプッシュブル関係にお
いて配列された2組のトランジスタを採用し、各セット
は直列に接続されている。第1のセットQIIO1,Q
I I03及びQ1 105はNPNトランジスタであ
り、入力信号の正の部分を増幅するのに用いられる。ト
ランジスタの他のセットQII07,QIIO9及びQ
I111はPNPトランジスタであり、これらは入力信
号の負の部分を増幅するのに用いられる。次の記述にお
いて、トランジスタQIIO1,QII03,QII0
5からなる第1セットの全体の動作は詳細に説明される
ので、この説明は信号の負の部分に関するトランジスタ
QII07,QI109及びQIIIIに対しても同機
に適用されることが理解されよつoQIIOIのェミツ
タ極1106は負荷1104のパワー出力端子1108
に接続され、QIIOIのコレクタ極1110はダイオ
ードDIIOIを介して十25VのレベルにされるDC
電圧源EIに接続される。 第2のトランジスタQII03のヱミッタ極はQIIO
Iのコレクタ極1110に接続され、同じくQII03
のコレクタ極1114は第2のダイオードDII03を
介して十50Vの大きさを有する中間DC電圧源E2に
接続される。さらに第3のトランジスタQII05のェ
ミッタ極1116はQII03のコレクタ極1114に
接続され、さらにQII05のコレクタ極1 1 18
はより高いDC電源E3に直結される。これは十75V
の大きさを有するものとして示されている。すでに「背
景技術」の項で述べた通り、直列トランジスタの種々の
機構は、より高められた大きさのステップ電圧源ととも
に、従来技術において教示されている。 本発明の動作特性におけるよりよい理解は、本発明の詳
細な説明に先立ってステップ電圧源とともに、直列接続
されたトランジスタの機構を用いる従来技術装置の動作
の一般的モードを説明することにより蓮せられるものと
考えられる。この動作の従来技術モードを一般的に説明
するため、信号電圧が比較的低い(たとえば25V以下
)場合において第1のトランジスタQIIOIのみが導
通し、すべてのパワーは25V電源EIから引き出され
るものとする。 この明白な利益はトランジスタQIIOIの電圧降下が
4・さく、したがって効率が上昇することである。信号
電圧が第1の電圧レベルの値に接近するとき、従来技術
の装置において信号電圧は何らかの方法でトランジスタ
QII03のベースに印加されて、それを導通させ、し
たがって50V電源E2から電力が引き出され、25V
電源はダイオードDI IOIにより遮断される。 信号は25V及び50Vのレベルの間で変動するが、電
圧降下における実質上すべての、又は少なくとも主要な
部分は第2のトランジスタQII03が受け持つもので
ある。同様に、信号電圧が50Vのレベル以上に上昇す
ると、この電圧信号はトランジスタQI I05のベー
スに加えられ、これを導通させ、したがって75V電源
E3から電力が引き出される。 又、50V及び7Wのレベル間で信号電圧が変動するこ
とに伴い、電圧降下の実質上全部又は少なくとも主要な
部分は第3のトランジスタQII05が分担することと
なる。したがって、従来技術装置に関してはトランジス
タの各々は種々の電圧レベルにおいて存在する電流レベ
ルでトランジスタが負担する電圧降下に対向する能力を
有しなければならない。ここで再び第7図を参照する。 特に本発明を説明するため、信号入力端子1102は演
算増幅器1120を介してバイアストランジスタQII
13に接続されていることに注意しなければならない。
トランジスタQII13のコレクタ極は抵抗RI IO
Iを介して十75V電源に接続される。トランジスタQ
IIOIのベース極1122は抵抗RIIOI及びトラ
ンジスタQII13間の結節点において藤緩され、トラ
ンジスタQIIOIに対し”頂バイアスを提供する。第
2トランジスタQII03のベース極は1126で示す
第1のスイッチ兼制御手段に接続され、第3のトランジ
スタQII05のベース電極1128は1130で概括
する第2のスイッチ兼制御手段に接続される。トランジ
スタQII07,QIIO9及びQIIIIからなる第
2セットも同様に接続される。したがってバイアストラ
ンジスタQII13は、抵抗RI I 03と直列に−
75V電源に接続され、トランジスタQII07のベー
ス極1132は、トランジスタQII13及び抵抗RI
I03間の端子に接続される。トランジスタQIIO9
及びQIIIIの各ベース極1134及び1136はそ
れぞれ第3のスイッチ兼制御手段1138及び第4のス
イッチ兼制御手段114川こ接続される。負のステップ
電圧源E4,E5及びE6は電源E1,E2及びE3と
同様に構成される。ここに示す通り、1102からの入
力は演算増幅器1120を介してバイアストランジスタ
QII18のベース極1142に接続される。トランジ
スタQIIOI及びQI107間の出力結節点1144
からの帰還出力は抵抗RII05及びR1107を介し
て接地電位に導びかれる。抵抗RII05及びRII0
7の中間結節点1146からは演算増幅器1120への
帰還接続が構成される。抵抗RIIO9及びRIIII
はトランジスタQIIOI及びQII07にそれぞれ初
期バイアス電圧を提供するものである。スイッチ兼制御
手段1126,1130,1138及び1140の各一
般的な機能は関連するトランジスタを適当な時間に導通
させ、いずれかのトランジスタによっていずれか特定の
時間に消費される電力を最小にするように関連するトラ
ンジスタへの電圧降下を分配する。 これが達成される態様は第8A図、8B及び8C図のグ
ラフにおいて最もよく図解されている。第8A図におい
て、第1トランジスタQIIOIの電圧降下は出力電圧
に対するものとして示されている。 信号電圧は5Vの低レベルになっているものとする。こ
の電圧はトランジスタQIIOIに加えられ、それを流
通状態にして正の25V電源EIからの電源をトランジ
スタQIIOIを介して出力端子1108もこ伝達する
ものである。したがって出力端子1 108における電
圧は約5Vとなり、トランジスタQI101の電圧降下
は約20Vとなる。信号電流が25Vレベルに近い値ま
で増大すると、出力端子1108における電圧レベルが
上昇し、トランジスタQIIOIの電圧降下は低下する
。信号電圧が25Vレベルにおける1又は2Vの範囲内
に達すると、第1のスイッチ兼制御手段1126が作動
状態となり、出力電圧と正の50V電源E2の値との中
間の電圧レベルにおいて、トランジスタQII03のベ
ース極1124に電流を導く。 第8A及び8B図のグラフは、ある程度理想化した状態
において、この関係を示しており、ここで第1のスイッ
チ兼制御手段1126はベース極1 124に対し出力
電圧とE2における十50Vレベルとの間の電圧を一貫
して印加する機能を果し、これにより2個のトランジス
タQIIOI及びQI I03にかかる電圧降下は、2
5及び50Vの間にすべての出力電圧に対し、実質上均
等に維持される。ここに示した実際的な実施例において
、トランジスタQI IOI及びQI I03に分担さ
れる電圧降下は、この理想状態からは多少離れたものと
なる。信号電圧が50Vレベルにきわめて近くなると、
第2のスイッチ兼制御手段1130が第3のトランジス
タQII05を導適状態にし、十分な高電圧レベルにあ
るQII05のベース極、1128にベース電流を伝達
する。 したがって全電圧降下の一部分のみがトランジスタQI
I05に分担される。同様に第1のスイッチ兼制御手段
1126はトランジスタQII03のベース極1124
への電流の供給を続行し、したがってQII03におけ
る電圧降下は3個のトランジスタQII05,QII0
3及びQII01にかかる全電圧降下の分担値の範囲と
なる。再び第8A,88及び8C図を参照すると、出力
電圧が50及び75Vの間にあり、電圧降下が3個のト
ランジスタのすべてに等しく分担された理想状態が示さ
れている。 実際上、電圧降下の分担はこのように正確な状態とはな
らない。4個のスイッチ兼制御手段1126,1130
,1138及び1140が作動する態様について次に説
明する。 4個のスイッチ熊制御手段は実質上互いに等しいため、
説明は第1のスイッチ兼制御手段1126についてのみ
行なうこととする。第1のスイッチ兼制御手段1126
において制御トランジスタQII15は、第2の電力ト
ランジスタQII03のベース極1124に接続された
コレクタ極1148を有する。 トランジスタQII15のベース極115川ま、2つの
分圧抵抗RII13及び1115の中間結節点1152
に接続されている。抵抗R1113の池端は正の75V
端子に接続され、抵抗RI I 15の他端は接地電位
に接続される。トランジスタQII15のェミッタ極1
154は抵抗RII17を介して2つの分圧抵抗RII
I9及びRI121の中間結節点1156に接続される
。 抵抗RI 121の他端は正の75V電源に接続され、
抵抗RIII9の他端は出力端子11001こ導かれた
主出力線1158に接続される。抵抗RIII9と並列
に接続されたコンデンサ1160は抵抗RIII9及び
RI121にかかる急激な電圧変化を緩和するものであ
る。すでに述べた通り、トランジスタQII03は信号
電圧(したがってこの信号電圧に実質的に等しくなけれ
ばならない出力電圧)が25Vレベル以下になったとき
導適するものであることが望ましい。 又、トランジスタQIIQ3のベース極1124には出
力電圧と50V電源E2からなる電源における次のステ
ップ電圧とのほぼ中間的な電圧レベルにおいて電流を供
給することが望ましい。したがって、出力電圧が約25
Vのレベルに到達すると、トランジスタQII03のベ
ース極1124は25Vと50Vとのほぼ中間の電圧(
すなわち約3をV)において電流を通すことが望ましい
。抵抗RII13及びRI115の値はトランジスタQ
II15のベース極1150への電流がほとんどないか
、又はゼロであるときに、結節点11 52の電圧が約
37.5Vとなるように選択される。 2つの抵抗RIII9及びRII12の値は出力電圧が
最低のパワー端子の電圧(すなわち25V)の1又は2
Vの差の範囲内になったとき、結節点1 156におけ
る電圧が約38.2Vとなり、トランジスタQII15
のェミッタ極1154に日頃バイアスが加わり、これに
よってトランジスタQII15が導通し、トランジスタ
QII03のベース極1124のベース電流を伝達する
ように選択される。 トランジスタQII03のコレク夕極1114はIVの
分数値の範囲内においてのみベース極1124の電圧に
追随する傾向があるため、その直接的な効果はQII0
3のェミッタ極1 1 12における電圧を約37.5
Vにもたらすことである。したがって約25Vの出力電
圧によりトランジスタQI I 03の電圧降下は約1
2.5Vとなり、トランジスタQI IOIの電圧降下
は12.5Vとなる。これにより消費電力はQIIOI
及びQI I03に等しく分担される。信号電圧が25
V〜50Vの範囲において上昇すると、結節点1 15
6における電圧は同様に上昇してトランジスタQII1
5のェミツタ極1154における電圧を高めるように作
用する。これはQII15のベース極1150への電流
の増大を生じ、したがって結節点1 152の電圧はェ
ミッタ極1 154の電圧に近いレベルまで上昇し、又
、トランジスタQII15はさらに導通してトランジス
タQII03のベース極1124にはなお高い電圧にお
いてより大きい電流が供給される。この効果はトランジ
スタQII03のェミツタ極1112における電圧をよ
り高く(すなわち50Vレベル近くまで)上昇させるこ
ととなる。したがって出力電圧が25Vレベルから50
Vレベルに向かって上昇すると、電圧降下はトランジス
タQII03及び1101間に分配されるため、トラン
ジスタQI I03自体の電圧降下は減少する。信号電
圧が第2電源のインクリメントレベル(すなわち50V
レベル)に到達するまでに、負荷には実質上電圧降下の
全体がかかり、2個のトランジスタQIIOI及びQI
I03にはきわめて小さい電圧降下しか生じなくなる。 このときにおいて、第2のスイッチ兼制御手段1130
は作動状態となり、第3のトランジスタQII05を導
適状態にもたらす。これは第1のスイッチ兼制御手段1
126におけると同様に達せられるため、手段1130
の動作は簡単に述べることとする。図から明らかな通り
、制御トランジスタQII17はトランジスタQII0
5の、ベース極1128に接続されたコレクタ1148
aを有する。一対の分圧抵抗RII13a及び1115
aは結節点1 152aにおいて約62.5Vの電圧レ
ベルを生じる。さらに2つの分圧抵抗RI I I9a
及びRI 121aは出力電圧が50Vレベルの直下の
レベルに達したとき、結節点1156aの電圧が約63
.2Vとなるように配列されている。したがって、出力
電圧が50Vレベルにきわめて近くなると、トランジス
タQII17のェミッタ極1154a及びベース極11
50aの間には順バイアスが印力0されて、トランジス
タQII17を導通させ、これによりトランジスタQI
I05のベース極1128にはべ−ス電流が供給され、
トランジスタQII05の導通が生じる。 QII05が導適状態になると、QII05のェミッ夕
極1116における電圧はQII05のベース極1 1
28の電圧レベル(すなわち63.2V)にきわめて近
いレベルまで上昇する。これはダイオード・DI I0
3が50V電源を遮断する原因となり、その結果、電力
のすべては十75V電源から引き出される。出力電圧が
50Vよりわずかに大きくなると、トランジスタQII
15からトランジスタQII03のベース極1124に
流入する電流を生ずる電圧は、出力電圧と、トランジス
タQII05のベース極1128への電流を生ずる電圧
との中間の値となる。 したがって75V電源から、出力端子I108に加えら
れている50Vよりやや高いレベルまでの電圧降下は3
個のトランジスタQIIO1,QII03及びQI10
5の間で分担される。出力電圧がさらに75Vレベルに
向って上昇すると、結節点1156及び1156aにお
ける電圧が比例的に上昇してそれぞれトランジスタQI
I03及びQII05のベース極1124及び1128
への電流を生ずる電圧を上昇させる。したがってトラン
ジスタQII03及びQII05の各ェミツタ極111
2及び1116における電圧Zレベルが上昇する。その
結果、3個のトランジスタQIIO1,QII03及び
QII05にわたる電圧降下は、これら3個のトランジ
スタ間に分担されたままとなる。すでに示した通り、第
8A,8B及び8C図の各グラフはある程度理想化した
ものであり、実際の電圧降下はこの厳密に等しい分担値
とは多少異なるものである。第3及び第4のスイッチ兼
制御手段1138及び1140の動作は、それぞれ第1
及び第2のスイッチ制御手段1126及び1130の動
作と実質上同じであるが、第3及び第4の手段1138
及び1140‘ま入力信号の負の部分において作動する
点が異なる。 したがって手段1138及び1140の動作の詳細につ
いては説明を省略する。スイッチ制御手段1138のト
ランジス外まQIII9であり、スイッチ制御手段11
40の制御トランジスタはQI121であることに注意
すべきである。制御トランジスタQIII9及びQI1
21は対応するトランジスタQII15及びQII17
と実質上同様に作動し、それぞれパワートランジスタQ
IIO9及びQIIIIを妥当な負の電圧レベルにおい
て導通させる。トランジスタQIII9及びQI121
は又、トランジスタQIIO9及びQIII1のェミッ
タ極の電圧レベルを制御して、トランジスタQII07
,QIIO9及び1111にかかる電圧降下を分配する
ものである。第9図を参照すると、第7図に示した形式
のオーディオ増幅器において用いるための出力ステ−ジ
トランジスタ及びトランジスタ制御手段における選択的
な構成が図解されている。 特に第9図において、第7図の要素と等しい要素は同一
の参照数字を付すこととする。分圧抵抗RI I 15
及びRII13は結節点1156における電圧が約38
Vに達したとき、それらの結節点1 152の電圧が3
7.5Vとなり、これによってトランジスタQII15
が導適状態となるように選択される。これは又、トラン
ジスタQII03のェミツタを37.5Vのレベルまで
跳躍させ、トランジスタQIIOIへの入力電圧を37
.5Vまで上昇させる。ここでダイオードDI IOI
は25V電源を遮断するように動作する。ライン115
8の出力信号が50Vに向かって上昇すると、1 15
6における電圧はこの50Vレベルに向かって上昇する
。この場合、オーディオ信号が50Vレベルに到達する
までに、1 156における電圧はやはり50Vに達し
、したがってQIIOIのコレクタ111川こ印加され
る電圧は50Vに上昇する。第9図の動作はこの点まで
第7図の回路と同様である。 しかしながら入力信号電圧が50V以上まで上昇すると
、トランジスタ制御手段1130はトランジスタQII
05をオンに切換え、したがってQII05のェミッタ
1116に現われる電位はダイオードD1303を介し
てトランジスタQIIOIのコレクタに直接印加される
。この時点で1156aに印加されるバイアスに基づき
、QI I OIのコレクタに印加される電位は67.
5Vとなる。これは逆バイアスダイオードD1303が
電源E3からの電圧をトランジスタQII05を介して
トランジスタQI101に直接印加する効果を生じる。
第10図は第9図の回路の動作を表わすグラフであり、
ライン1401は第7図のライン1158における出力
電圧を示し、ライン1402はトランジスタQIIOI
のコレクタ1110‘こ印加される電圧を表わしている
。本発明によって構成されたステレオ増幅器の左側及び
右側チャネルの好ましい実施例は第11A,11B及び
12図に図解されている。 まず第11A及び11B図に示された左側チャネル回路
1500を参照すると、左側チャネル入力信号は端子1
502に受け取られ、オーディオ信号を20KHz以上
で遮断する役目を果たす高周波フィル夕1504におい
て予め調整される。このフィル夕は相互変調歪みを阻止
するものである。入力信号はフィル夕1504を通過す
ると、演算増幅器1506に流入し、その後トランジス
タQ1501及びQ1503に送られる。これらのトラ
ンジスタは入力信号を正及び負の各半分に分割するもの
である。信号の正の半分は左側チャネル増幅器の上半部
に供給され、信号の負の半分は左側チャネル増幅器の下
半部に供給される。左側チャネル増幅器の上半部及び下
半部は対称的であり、したがって詳細な説明は上半部に
ついてのみ行なうこととする。トランジスタQ1501
の出力はトランジスタQ1505のベースに対する抵抗
R1512及びR1513の作用を介して上向きにレベ
ルシフトされる。トランジスタQ1505の出力コレク
タに現れる信号はトランジスタQ1509に伝達される
。きわめて低い電力要求においてトランジスタQ150
9からのェミツタ電流は1508で示す直列ダイオード
を介して出力トランジスタQ1513のベースに流入し
、その結果、トランジスタQ151 3は導電を開始す
る。次に25V電源1512からの電流は出力トランジ
スタQ1513を介して出力ィンダクタンス1510に
導かれ、ラウドスピーカーに流入する。約25V以上の
出力電圧が要求されるとき、増幅器の出力電流は50V
電源1 51 4から出力トランジスタQ1517を介
して引き出される。 これと同様に出力電圧が約50V以上であることを要求
されるとき、トランジスタQ1509は出力トランジス
タQ1521を付勢して75V電源1516から電流を
引き出す。トランジスタQ1524及びQ1527を含
むスイッチング回路1518は、パワートランジスタQ
1513,Q1517及びQ1521にかかる電圧降下
を分担させるように作用する。左側チャネル増幅器は過
電流保護回路1520を有する。 出力トランジスタにまたがる短絡が生じた場合、増幅器
には過大な電流が流れ、その結果、出力トランジスタQ
1513のェミツタ抵抗R1571に電圧降下が生じる
。この電圧降下は過電流保護トランジスター533をオ
ンに転じ、通常はトランジスタQ1505を介してトラ
ンジスタQ1509のベースに流入する電流はここで方
向を転じて流れることとなる。したがってその4駆動電
流の欠乏によりトランジスタQ1509はターンオンし
なくなり、出力トランジスタは導通しなくなる。この結
果、通常の条件下で短絡した場合に生じるであろう高い
電力消費が阻止される。クロスオーバー歪みはクロース
オーバー保護回路1522におけるトランジスタQ15
37及びQ1539の作用により最小にされる。トラン
ジスタQ1537及びQ1539は1一2−3一45
の直列ダイオード1524、抵抗R1520及びR15
21、並びにコンデンサCI513とともにバイアス回
路を構成する。このバイアス回路は左側チャネル増幅器
の上半部におけるトランジスタQ1509とその下半部
におけるトランジスタOQ1511の各ベース間にわず
かな順方向の電圧降下を生じるものである。この順方向
電圧降下はトランジスタQ1509及びQ1511を導
通の限度状態に置くものである。オーディオ信号が増幅
器に受信されるとき、Q1509及びQ1515 1は
直ちに導通し、増幅器出力波形における不連続を生ぜず
、したがってオーディオ信号のきわめて4・さし、歪み
状態を可能にする。説明の便宜上、第11A図及び11
B図の回路に用いられたコンデンサ及び抵抗のすべての
値は0表ロ以下において示したものとする。 第12図は右チャネル増幅器のための回路の入力部分を
示すものである。 この右側チャネル増幅器は増幅器電源をよりよく利用す
るために、入来するオーディオ信号を1800だけ相シ
フトするための回路を有する。他のすべての事項におい
ては、この右側チャネル増幅回路は第11A及び1IB
図に示した左側チャネル増幅器と同機である。ステレオ
放送の統計的分析によれば、このような放送の1つのチ
ャネルに関連するオーディオ信号の大部分は、他方のチ
ャネルのオーディオ信号と同相関係にあるということが
示されている。 従来の高忠実度増幅器は、一般的にチャネル間において
何らの位相の変更を行なうことなく、入来するステレオ
信号を処理し、いわゆるシングルエンド方式として知ら
れるように動作する。シングルエンド方式において動作
するステレオ増幅器の要素は、電源から付加的なエネル
ギーを引き出す傾向にある。増幅器出力電圧が高くなる
と、電源の正の側は両方のチャネルに電力を供給し、一
方、電源の負の側は働かない状態となる。これに反し、
増幅器出力電圧が低い場合、電源の負の側が増幅器への
電力を提供し、正の側は作動しない状態となる。電源の
両方が連続的に作動すれば、増幅器の効率はより大きく
なる。 このような状況において、電源はいわゆるブリッジ回路
として作動するようになっている。電力はブリッジモー
ド‘こおいて増幅器チャネルの一方において入釆信号を
反転し、その後、両方のチャネルを位相はずれ(アウト
オブ フェイズ)において処理することにより、2つの
チャネル増幅器にブリッジモードーこおいて供給される
。一般には同相関係にある2つのステレオ信号の同相関
係を変化すれば、2つの増幅器チャネルの一方により、
常に正の電力が要求され、残りのチャネルはいずれか与
えられた電力サイクル中において負の電力を要求するこ
ととなる。したがって増幅器出力電圧の値に関係なく、
各電源サイクル中において電源の正及び負のはずれがい
ずれも採用されるところとなる。電源がより効率的に用
いられるという事実に基づいて、増幅器出力に、より多
く許容される電力は約15〜20%だけ出力パワーを増
大させ得ることとなる。再び第12図を参照すると、右
チャネル増幅器が概括して1600で示されている。こ
の右側チャネルへのオーディオ入力信号は端子1601
において受信され、反転回路1602に供給される。こ
の反転回路は抵抗R1601,R1603及びR160
5と結合されたコンデンサCI601及び1603から
なり、演算増幅器1604の反転端子を付勢するもので
ある。この回路要素の値は表m以下に示す通りである。
演算増幅器1604の反転端子を駆動すると、入力信号
と1800ずれた同相の出力信号が生成される。すでに
述べた通り、ステレオ放送の各チャネルにおけるオーデ
ィオ信号の主要な部分は同相関係にある。その結果、反
転回路の使用は一般に増幅器の左側チャネルの動作及び
右側チャネルの動作との間で1800の位相差を生じる
。第13図はそれぞれ第11A,11B及び12図に示
された左側及び右側チャネル増幅器のための好ましい電
源の実施例を示すものである。 第13図を参照すると、スイッチ1700が閉じられた
とき、AC電源ライン1702から発する電流は、相シ
フト回路1704を介してダイアツク1706及びトラ
イアック1708に流れ始める。トライアック1708
がオンに転ずると、トランス1710の一次巻線171
0aを通る電流が許客される。一次巻線1710aにお
いて磁界が成長すると、トランス二次巻線1710bに
エネルギーが伝達され、さらにエネルギー貯蔵用コンデ
ンサバンク1716,1718及び172川こも伝達さ
れる。コンデンサバンク1716は2別電源において2
5Vの一定出力を維持し、コンデンサバンク1718は
50V電源において50Vの一定出力を維持し、さらに
コンデンサバンク1720は75V電源において75V
の一定出力を維持するようにそれぞれ設計されている。
それらのコンデンサバンクにおける各コンデンサは電源
がオンに転じられた後、最初の100ミリ秒間において
完全に充電される。3つの電源における電圧がそれぞれ
25 50及び75Vからなる好ましい電圧レベルに達
すると、制御トランジスタQ1701は導適状態となり
、Q1 701へのェミッタ電流はLEDダイオード1
712を流れることとなる。 このェミッ夕電流に応答してLED1712はホト抵抗
1714を照射する赤色光を発するとともに、そのホト
抵抗値を低下する。ホト抵抗1714の抵抗値の低下は
相シフト回路1704を通ずる電流のある種の分路とな
り、その結果ACライン信号の位相をシフトしてダイア
ック1706及びトライアック1708を入釆するAC
ライン正弦波のより遅い点において付勢することとなる
。ダイアツク及びトライアックの付勢点における変化は
、導通角における変動と増幅器出力電圧における対応し
た変動とを生じることとなる。 このような変動はオーディオ信号の周波数が電源ライン
の繰返し速度以下、すなわち120HZ(2×60Hz
)の周波数以下である限り、オーディオ信号をトラッキ
ングするための手段を提供するものである。入来するオ
ーディオ信号は抵抗R1765及びR1767の結節点
において合成され、抵抗R1765,R1767及びコ
ンデンサCI733の並列結合からなる時定数によって
低域櫨波される。その結果、信号はダイオードD170
9によって整流され、DC電圧を形成する。このDC電
圧は電力増幅器の出力に比例する。この比例DC電圧は
コンデンサCI735に印加される。印加された電圧は
ここからトランジスタQ1701に供給される。Q17
01は制御トランジスタであり、LED1712の動作
を制御して上述したような相シフト回路1704の時定
数を変化し、高い信号状態において比較的大きい増幅出
力電圧を発生するとともに、比較的低い信号状態におい
てより低い出力電圧を発生するものである。この電源の
出力はしたがつて低いオーディオの範囲にある周波数を
有するオーディオ信号を効果的に追跡するものである。
この追跡(トラッキング)能力はさらに増幅器状暦のコ
スト、サイズ及び重量を減少するものである。過電流状
態の結果として、第13図の電源が自動的に遮断される
ことは演算増幅器1722及びトランジスタQ1703
及びQ1705の使用を通じて蓮せられる。 誤動作状態であれば、オーディオ増幅器にそのまま過電
流が供給され、第1 1A図の回路からの過電流トリッ
プ信号がトランジスタQ1707のベースに供給される
。トランジスタQ1707はオンにスイッチこれ、演算
増幅器1722の入力部分を高レベルに移行させる。演
算増幅器1722の出力は同様に高レベルとなり、スイ
ッチングトランジスタQ1703及びQ1705がオン
となる。トランジスタQ1705のェミッタは25V電
源に接続され、Q1 705のコレクタはコンデンサC
I723及びCI725に接続される。トランジスタQ
1705がオンに転ずると25V電源からコンデンサC
1723及び1725へ充電電流が供給される。電流は
LED1712を介して流通し、LEDはホトレジスタ
1714を照射する。ホトレジスタ1714の抵抗値は
これにより相シフト回路1704からの電流のすべてを
分路とするに十分な値まで低下し、したがって電源は遮
断される。電源が遮断されると、LED1712はコン
デンサCI723及び1725に蓄えられた電荷によっ
て発光条件に維持される。 短時間周期(すなわち1′2〜1分間)が過ぎると、コ
ンデンサC1723及び1 725の電荷はLEDによ
って消費され、このLEDの発光は衰滅し始める。ホト
抵抗1714の抵抗値は、その結果上昇し始め、電源は
復帰する。誤動作条件が除去されたならば、電源はオン
状態にとどまり、オーディオ増幅器はチ以前の通り作動
する。しかしながら誤動作がなお存在する場合、過電流
トリップラィンがトランジスタQ1707を付勢し、電
源の遮断シーケンスが繰り返される。過電圧トリップ回
路は1724で示されている。 オーディオ増幅器の出力からのオーディオ信号は、この
回路を駆動する。この回路は抵抗R1751,R175
3,R1755,R1757及びR1759、コンデン
サCI731及びダイオード○1701とD1703と
を含み、時間平均の半波整流オーディオ信号を表わすD
C信号を形成するものである。ダイオードD1701及
びD1703はオアゲ−トとして、並びに整流器とし0
て作用することに注意しなければならない。抵抗R17
51及びR1753の結節点における出力(すなわち時
間平均オーディオ電圧)はコンデンサCI731を充電
する。コンデンサCI731は予め選択された過電圧を
表わすある値が、そのコンデンサC1731に充電され
た時、それが演算増幅器1722をトリップし、しかる
後、トランジスタQ1703及び1706をオンに転じ
て電源を遮断するような値に選択される。この電源が遮
断される態様は、過電流条件における場合も同様である
。何らかの理由(すなわち増幅器が誤動作するかトーン
アームが降下したような場合)が生じて増幅器出力にあ
るDC成分が現われるような場合、抵抗R1761及び
R1763の結節点にはあるDC電圧が現れる。 この電圧はDC誤動作トリップラィン1726を介して
演算増幅器1722に伝達これ、演算増幅器をトリップ
する。このDC成分が正の値である場合、ダイオードD
1705は演算増幅器1722の正の入口に向かって導
通し「演算増幅器は高レベル状態に移行する。DC成分
が負の値であれば、ダイオードD1707は演算増幅器
1722の負、すなわち反転入力部分に向かって導通し
、演算増幅器の出力はやはり/・ィレベルに移行する。
この双方の場合において、電源はトランジスタQ170
3及びQ1705のスイッチング並びにLED1712
の付勢に従って遮断される。第11A,1IB,12及
び13図に示された種々の抵抗及びコンデンサの値は次
の通りである。 すでに述べた通り、表川ま第11A及び11B図の回路
のための数値表である。表mは第12図の反転回路の要
素値を示し、表Wは第13図の抵抗及びコンデンサのた
めの好ましい値を示している。表0 第11A及びlIB図の左側チャネル増幅器において用
いられる抵抗及びコンデンサの値抵抗R1501−15
KQ R1526−39KQ R1551−22KQR
1502− 2KQ R1527‐1000 R155
2一18KOR1503−62KQ R1528‐10
00 R1553−4.7KQR1504−3900
R1529−IKQR1554− 890R1505一
2.7 0 R1530−5.6KQ R155一5−
27KQR1506−9.1KO R1531一120
0 R1556−4.7 0R1507一1.5KQ
R1532− IKQ R1557−3.8KOR15
08−1.5KQ R1533−5.6KQ R155
8−2.2KQR1509−9.1KQ R1534‐
1200 R1559−3.3KQR1510−1.5
KQ R1535一1.5KQ R1560−83 0
R1511−1.5KQ R1536一1.5KQ R
1561一2.7KQR1512一4.7KQ R15
37−2.4KQ R1562一2.7KQR1513
一9100 R1538−22KQ R1563−10
KQR1514一 470 R1539−22KQ R
1564−2200R1515− IKQ R1540
−18KO R1565−2200R1516一4.7
KO R1541−4.7KQ R1566− 62Q
R1517−9100 R1542一 390R156
7−2200R1518− 470 R1543−27
KQ R1568−2200R1519− IKQ R
1544一4.7KQ R1569− 560R152
0−12KQ R1545一3.3KQ R1570‐
620R1521−5.6KQ R1546−2.2
KO R1571−.1 0R1522− 5KQ R
1547−3.3KO R1572−.I QR152
3− 100 R1548一 330 R1578−2
.7 0R1524− 100 R1549−2.4K
O R1574−2.7 0R1525−12KQ R
1550−22KQコンテンサCI501−200Pf
CI517−.01f CI581−180PfC1
503−.001f CI519−.01f CI58
3一.039fC1505一470ムf C1521−
22ムf C1535一.039fC1507一100
Pf CI523−.0033fC1537− .lf
C1509−100Pf C1525一22ムf CI
539− .lfC1511一200Pf CI527
一.0033fC1541−。 33fC1513一4.7〃f CI529−180P
fC1543一.33fC1515一lOPf表m 第12図の右側チャネル増幅器の反転 回路において用いられる抵抗及びコン デンサの値 抵抗 コンデンサ R1601− 3KQ O1601−200pfR
1603−12KQ 01603− 33pfR1
605−15KQ表 W 第13図の電源において用いられた 抵抗及びコンデンサの値 抵抗 R1701−12KQ R1725−9.1megQ
R1749−1.6megR1703一150KO R
1727−510KQ R1751−199KOR1
705一180KQ R1729一5.6KQ R1
753−3.3KOR1707− 27KQ R173
1−6.8KQ R1755−3.3KQR170
9− 27KQ R1733−22KQ R1757
−4.7KOR1711−150KQ R1735一
IQ R1759−4.7KQR1713−1.
5KQ R1737−3.6KQ R1761一3
.3KQR1715一390Q R1739一20K
Q R1763−6.8KOR1717−680Q
R1741−100KO R1765−80KOR
1719一20瓜○ R1743一200KQ R
1767一60KQR1721−6800 R174
5一 20KQR1723−10KQQ R1747−
amegQコンテンサC1701−.・ f C1
719一3000△fC1703一.013f
CI721・3000〃fC1705− .01f
CI723一2200〃fC1707−2200〃f
CI725−2200〃fC1709一220
0〃f C1727一 22ムfC1711一2
200ムf C1729− 47ムfC1713
一2200ムf C1731一.〇33 fC1
715−2200〃f CI?33一 2.2ム
fC1717−2200ムf CI735− 2
.2ムf産業上の利用可能性以上に述べた増幅回路及び
増幅の方法は、オーディオ増幅器の分野において特別の
経済性を提供するものである。 ここで開示する概念は高忠実度のオーディオ増幅器のた
めの適当な電源及びパワートランジスタを提供すること
により重量及びコストにおいて飛躍的な減少をもたらす
ものであり、特にステレオシステムに好ましく適用され
る。この発明の概念を具体化することにより蓮せられた
飛躍的な重量の減少の一例として、400Wの定格とし
た電源及び増幅器の完全に商業的な実施例において、全
重量は単に4k9であった。 これに反し、比較的大電力の従来技術における最も軽量
な増幅器であっても約16k9の重量である。〃G.7
リンGZ4. 力7GZa 石762C ^ンG夕4. 〃G.38 (ンG.うC tンGヂA. り7648 打)G々C (ンG‐54− 万76.38 (705C. 〃Gグ4. ()G.グa 〃6.6C 〃G.60 〃G7. ‘給タイ. ‘〆Ga8 ‘ンGグC ‘ンG/ひ− 上/G夕. ‘ンG.//イ. (ンG−/′81 行ね・/′G ‘ノGイ2 〃Gね Fノ年 枠

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 比較的短時間持続する比較的高振幅のピーク期間と
    、比較的長時間持続する比較的低振幅の期間とが存在す
    る実質的な振幅変化を有するオーデイオ信号を増幅する
    ための増幅器であつて、(a)前記オーデイオ信号を増
    幅してその信号に対応する増幅出力信号を発生するため
    に、前記オーデイオ信号の高振幅ピーク期間に対応する
    比較的大電力の出力信号部分を生成すべく比較的高い入
    力レベルを有するパワー入力及び前記オーデイオ信号の
    低振幅期間に対応する比較的小電力の出力信号部分を生
    成すべく比較的低い入力レベルを有するパワー入力を要
    求する増幅手段であつて、実質上一定の動作電圧レベル
    まで充電されるようにしたパワーキヤパシタ手段を有す
    るパワー入力受容手段を含み、前記パワーキヤパシタ手
    段は、それが前記動作電圧レベルまで充電されたとき前
    記高振幅ピーク期間中のオーデイオ信号を増幅するため
    の突発的な電力要求に対し、実質上の最大電力を提供す
    るに十分を容量をもつようにしたものからなるオーデイ
    オ増幅手段と、(b)オーデイオ域内の一定周波数を有
    する正弦波電圧のための商用電源に接続するようにした
    パワー入力端子手段と、(c)前記正弦波電圧よりその
    電源周波数における電圧入力を受けとるために前記パワ
    ー入力端子手段に接続された一次巻線、及び前記増幅手
    段のパワー入力受容手段に接続されたことにより前記キ
    ヤパシタ手段を充電することができる二次巻線を有し、
    前記電源の周波数において動作するように設計され、前
    記一次及び二次巻線の巻数及びワイヤーサイズが、前記
    オーデイオ増幅手段に対するパワー入力を生成するにあ
    たり、限定された時間内のみ比較的高レベルのパワー入
    力とし、比較的長時間にわたつて比較低レベルのパワー
    入力とするように選択されたトランスと、(d)前記一
    次巻線と前記パワー入力端子手段に接続され、後者から
    前者への電流を遮断するとともに、ある時間周期内だけ
    導通させることにより前記一次巻線に前記正弦波電圧の
    選択部分を印加させるためのスイツチ手段、及び(e)
    前記スイツチ手段に動作的に接続され、前記パワーキヤ
    パシタ手段に蓄積された電荷に応答して前記スイツチ手
    段を、一方では前記正弦波電圧の比較的大電力を提供す
    る部分において導通状態とすることにより前記正弦波電
    圧における前記比較的大電力提供部分を前記パワー入力
    端子手段から前記一次巻線に印加して前記増幅手段の大
    電力要求中に前記パワーキヤパシタ手段の電圧を前記一
    定の動作電圧レベルに回復させるべく充電し、他方では
    前記正弦波電圧の比較的小電力を提供する部分において
    導通状態とすることにより前記正弦波電圧における比較
    的小電力提供部分を前記パワー入力端子手段から前記一
    次巻線に印加することにより前記増幅手段の小電力要求
    中において前記パワーキヤパシタ手段の電圧が前記動作
    電圧レベルを上まわつて充電されないように制御し、こ
    れにより前記キヤパシタ手段が前記増幅手段による前記
    オーデイオ信号の長時間の増幅において適当なパワー入
    力を提供するようにした制御手段を備えたことを特徴と
    するオーデイオ信号増幅装置。 2 前記スイツチ手段が前記パワー入力端子及び前記一
    次巻線との間に接続されたソリツドステートスイツチを
    備え、前記制御手段は前記正弦波電圧の各サイクル中の
    、任意に選択できる異なつた時点において可変の制御信
    号を前記ソリツドステートスイツチに供給することによ
    り、前記ソリツドステートスイツチが前記オーデイオ信
    号の時間的に変化する振幅に応じて異なつた時点におい
    て導通を開始するようにしたことを特徴とする請求の範
    囲第1項記載の装置。 3 前記スイツチ手段がさらに前記一次巻線に流れる電
    流を遮断するための遮断制御信号に応答する手段を有し
    、前記制御手段が前記オーデイオ信号の時間変化特性に
    関連する時間中において変化する大きさを持つた電力を
    許容すべく前記一次巻線を流れる十分な電流を許容する
    ように遮断制御信号を発生することにより前記一次巻線
    に流れる無効電流を極小化するための手段を備えたこと
    を特徴とする請求の範囲第2項記載の装置。 4 前記制御手段が前記二次巻線によつて誘起された電
    圧レベルを代表する電気信号であつて、前記パワーキヤ
    パシタ手段によつて生成された出力電圧の変動に応答し
    て生ずる制御信号を、前記スイツチ手段に送るための制
    御リンクを含むことを特徴とする請求の範囲第2項記載
    の装置。 5 前記制御リンクが前記制御リンクを越えて前記一次
    巻線及び二次巻線の間に実質的な電気エネルギーの伝達
    が行なわれることを阻止するための光電リンクを含むこ
    とを特徴とする請求の範囲第4項記載の装置。 6 請求の範囲第2項記載の装置において、前記オーデ
    イオ増幅手段の誤動作を検知するための誤動作状態検知
    手段を有し、これによつて誤動作の信号を発生するとと
    もに、前記制御手段が前記誤動作状態検知手段に接続さ
    れた誤動作応答手段を含むことにより、前記可変制御信
    号が前記ソリツドステートスイツチの導通デユーテイサ
    イクルを減少するようにしたことを特徴とする装置。 7 請求の範囲第1項記載の装置において、オーデイオ
    信号における低周波の変動を表わすオーデイオトラツキ
    ング信号を発生するためのオーデイオ信号フイルタ手段
    を備え、前記制御手段がオーデイオ信号応答手段を有す
    ることにより、前記スイツチ制御手段が前記一次巻線に
    伝達されるべきパルスの電力を前記オーデイオ信号の振
    幅における低周波の変動に応答して変調するようにした
    ことを特徴とする装置。 8 前記オーデイオ増幅手段が直列接続されたエミツタ
    ー−コレクタ回路を有する第1及び第2のトランジスタ
    を含み、前記第1トランジスタは前記オーデイオ信号を
    受けるように配列されたベース極と、前記オーデイオ増
    幅手段の出力信号における少なくとも一部分を発生する
    ように配列されたエミツターとを有し、前記パワーキヤ
    パシタ手段は前記第1及び第2のトランジスタ間の接続
    に対し第1のレベルにある電圧の供給源となる第1キヤ
    パシタ手段、並びに前記第2トランジスタのエミツター
    −コレクタ回路に対し、前記第1レベルより高い第2の
    レベルにある電圧の供給源を提供する第2キヤパシタ手
    段とを含み、前記パワーキヤパシタ手段は更に前記オー
    デイオ信号の振幅が第1の所定のレベルより低いときに
    前記第2トランジスタを非導通状態に維持すると共に、
    前記第2トランジスタを前記オーデイオ信号の振幅が前
    記第1の所定のレベルより高いときに導通させるための
    トランジスタ制御手段を含むことを特徴とする請求の範
    囲第1項記載の装置。 9 前記トランジスタ制御手段が前記第1の所定レベル
    を前記第1レベルに等しくさせると共に、前記トランジ
    スタ制御手段が更に前記第1及び第2トランジスタをし
    て前記オーデイオ信号の振幅が前記第1の所定レベルよ
    り高いときにそれらのトランジスタにかかる全電圧降下
    を実質上均等に分担支持させるようにしたことを特徴と
    する請求の範囲第8項記載の装置。 10 前記パワーキヤパシタ手段が前記第2レベルより
    高い第3のレベルにおける電圧の供給源を供給するため
    の第3のキヤパシタ手段を有すると共に、前記増幅手段
    が前記第1及び第2トランジス外こ接続されたエミツタ
    −を有する第3のトランジスタを備え、前記第3のトラ
    ンジスタのコレクタは前記第3のキヤパシタ手段に接続
    されており、前記増幅手段は更に前記第3トランジスタ
    のベースに接続された第2のトランジスタ制御手段を含
    むことにより前記オーデイオ信号の振幅が前記第1の所
    定レベルを上まわる第2の所定のレベルより低いときに
    前記第3のトランジスタを非導通状態に維持するととも
    に、前記オーデイオ信号の振幅が前記第2の所定レベル
    より高いときに前記第3トランジスタの増幅度を制御し
    て前記第1及び第3のトランジスタがそれらのトランジ
    スタにかかる全電圧降下の実質的な部分を各々支持する
    ようにしたことを特徴とする請求の範囲第8項記載の装
    置。 11 前記第3トランジスタのエミツターは前記第1ト
    ランジスタのコレクタに接続され、前記増幅手段は前記
    第1及び第2のトランジスタ間に接続されたダイオード
    を含むことにより前記第2トランジスタを前記第3トラ
    ンジスタが導通状態であるときに、前記第1トランジス
    タから分離するようにしたことを特徴とする請求の範囲
    第10項記載の装置。 12 前記第3のトランジスタのエミツターは前記第2
    トランジスタのコレクタに接続され前記第1及び第2の
    トランジスタ制御手段は前記第3トランジスタが導通状
    態にあるとき前記第1、第2及び第3のトランジスタが
    それらにかかる電圧降下を均等に分担するようにし、更
    に前記オーデイオ増幅手段は前記第1及び第2のトラン
    ジスタのコレクタと前記第1及び第2のキヤパシタ手段
    との間の1対のダイオードを有し、前記第1対のダイオ
    ードは前記第3のトランジスタが導通状態にあるとき、
    前記第1及び第2のキヤパシタ手段を分離するように配
    列されたことを特徴とする請求の範囲第10項記載の装
    置。 13 前記制御手段が前記正弦波電圧から各電圧の半周
    期の後方部分の間において、前記スイツチ手段を導通さ
    せるものであることを特徴とする請求の範囲第1項記載
    の装置。 14 前記正弦波電圧のパワー入力端子手段と前記一次
    巻線との間に整流手段を動作的に接続したことにより前
    記一次巻線には正の電流パルスのみ導びかれるようにす
    ると共に、前記スイツチ手段が前記供給電圧の所定の電
    圧レベルにおいて導通状態となる電圧応答スイツチ手段
    を含むことを特徴とする請求の範囲第13項記載の装置
    。 15 前記スイツチ手段が前記パワー入力端子手段及び
    前記トランスの一次巻線の間に直列接続されたシリコン
    制御整流器からなることを特徴とする請求の範囲第14
    項記載の装置。 16 前記パワー入力端子手段が前記一次巻線に接続さ
    れたことにより前記一次巻線に交流を供給し、前記スイ
    ツチ手段が前記供給電圧の各半周期後方部分への所定の
    電圧レベルにおいて導通することができる電圧応答スイ
    ツチ手段からなることを特徴とする請求の範囲第13項
    記載の装置。 17 前記スイツチ手段が前記一次巻線に直列接続され
    たトライアツクからなることを特徴とする請求の範囲第
    16項記載の装置。 18 前記トランスの二次/一次巻線比が1.0以下で
    あり、一次インダクタンスは30μH以上であり、コイ
    ル導体の直径が18番以上であることを特徴とする請求
    の範囲第1項記載の装置。 19 前記制御手段が自身と前記パワーキヤパシタ手段
    との間に接続された帰還手段を含むことにより、前記正
    弦波電圧の各サイクル中における前記スイツチ手段の導
    通周期を変えて、前記パワーキヤパシタ手段の蓄積電荷
    による電圧を実質上一定に維持するようにし、前記パワ
    ーキヤパシタ手段が複数の直列接続されたキヤパシタを
    含むことを特徴とする請求の範囲第1項記載の装置。
JP50209579A 1978-11-06 1979-11-06 高効率軽量のオ−ディオ増幅器 Expired JPS6035847B2 (ja)

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