JPS6035782Y2 - ケ−ブルの端部防水装置 - Google Patents

ケ−ブルの端部防水装置

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Publication number
JPS6035782Y2
JPS6035782Y2 JP14903679U JP14903679U JPS6035782Y2 JP S6035782 Y2 JPS6035782 Y2 JP S6035782Y2 JP 14903679 U JP14903679 U JP 14903679U JP 14903679 U JP14903679 U JP 14903679U JP S6035782 Y2 JPS6035782 Y2 JP S6035782Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
cable
outer tube
seal cover
inner cable
Prior art date
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Expired
Application number
JP14903679U
Other languages
English (en)
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JPS5666523U (ja
Inventor
盛城 松永
Original Assignee
富士重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士重工業株式会社 filed Critical 富士重工業株式会社
Priority to JP14903679U priority Critical patent/JPS6035782Y2/ja
Publication of JPS5666523U publication Critical patent/JPS5666523U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、可撓性外管に内索を長手方向へ移動自在に嵌
挿させたケーブルの端部防水装置に関するものである。
【従来の技術】
前記のようなケーブルは、各種の遠隔操作に広く用いら
れているが、ケーブルの端部が上向きになっている場合
も多く、この場合には水滴などがケーブル内に浸入し、
錆の発生などの不具合を生じ易い。 そこで、従来からケーブルの端部防水装置が用いられて
いるが、ケーブルの可撓性外管の端部に弾性物質からな
るシールカバーを嵌着し、このシールカバーの小径部に
内索の、前記外管から突出した端部を摺動自在に嵌挿し
たものは、嵌挿部を強く締付けることができないために
、水のケーブル内への浸入を確実に防止することができ
ない。 また、弾性物質からなり、かつ、蛇腹状胴部をもつ伸縮
可能なシールカバーの一端部を可撓性外管の端部に嵌着
し、他端部を内索の端部に嵌着した従来のものは、水の
ケーブル内への浸入は確実に防止できるが、シールカバ
ーの蛇腹状胴部が伸縮によって破損したり、老化したり
し易く、耐久性に乏しいという欠点がある。
【考案が解決しようとする問題点】
ところで、この欠点の解決に関連する先行技術例である
実開昭54−50363号公報には、ケーブルの外管受
の軸部に、弾性材より戊り、かつ、前記軸部に摺動自在
に嵌合するケーブルの内索の、前記軸部の端部よりの突
出部に一端を固定したシールカバーの他端部を、長手方
向に密接状で摺動可能に嵌合し、あるいは、前記軸部の
端部における内索との嵌合部に設けた凹所に、防水用の
潤滑油を充填するようにしたものがそれぞれ示されてい
るが、前者によれば、外管受とシールカバーとは、接触
面積が大きくかつ密接状で嵌合しているため、内索の抜
出し操作には大なる力を要し、また、内索の抜は出し時
には、シールカバーの一端と軸部の端部との間の内部空
間は、その容積が大となって減圧されるから、シールカ
バーの他端部の嵌合開口部に隙間があるとそこからシー
ルカバー内ひいてはケーブル内へと水が浸入する恐れが
あり、また、後者によれば、構造が複雑になるなどの問
題があった。 本考案は、前述の問題を解決して、内索の抜出し操作力
が軽減され、かつ、水の外管内への浸入を確実に防止で
き、簡単な構造で耐久性にすぐれたケーブルの端部防水
装置を提供することを目的とするものである。
【問題を解決するための手段】
この目的を遠戚するために、本考案は、可撓性外管内索
を長手方向へ移動自在に嵌挿させたケーブルの端部防水
装置において、前記外管側の端部から突出した内索側の
端部に弾性物質からなるシールカバーを嵌着し、このシ
ールカバーを外管側に長手方向へ移動自在に嵌挿させ、
シールカバーと外管側との間に、これらの一方に設けか
つ他方に摺接するシールリングを複数個介在させてこれ
からシールリング間に空間を設け、各シールリング間の
空間が、内索の抜出し方向への移動時に正圧あるいは大
気圧の状態になるようにして、嵌合間口部からシールカ
バー内への防水性を良好にしたものである。
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施を具体的に説明する
。 本考案の一実施例を示す第1図において、符号1はケー
ブルであり、このケーブル1は、金属螺旋管2aの外周
面に防水被覆2bを施した可撓性外管2と、複数本の鋼
線を撚合せかつ前記外管2に長手方向へ移動自在に嵌挿
した内索3とから構成されている。 前記ケーブル1の斜め上向きまたは上向きの端部におい
て、外管2から突出した内索3の端部には、ゴムなどの
弾性物質からなる筒状のシールカバー4の一端部に形成
した小径部4aが嵌着されている。 前記外管2の端部外周面には筒状のキャップ5が嵌着さ
れ、このキャップ5の外周面に形成した環状溝5aにゴ
ムなどの弾性物質からなるシール筒6が嵌着されている
。 このシール筒6は、外管2およびキャップ5から突出さ
れ、かつ、内索3が隙間を有して嵌挿されている。 またシール筒6の外周には、断面はぼ三角角のシールリ
ング6a+6bが、長手方向の複数個所に相互間隔を設
けて一体的に突出されており、シールリング6a、6b
が前記シールカバー4の内周面に摺動自在に圧接されて
いる。 シールカバー4は、シール筒6およびキャップ5を覆い
、かつ、その端部内周面にシールリング4bが一体的に
突出され、このシールリング4bが、前記キャップ5の
外周面に摺動自在に圧接されている。 なお、第1図中符号7は、内索3を操作手段または被操
作機構に連結するための連結金具である。 第2図は本考案の他の実施例を示す。 第2図において、符号1はケーブルであり、このケーブ
ル1は、外管2と内索3とからなり、第1図に示し前述
したケーブルと同様な構造のものである。 ケーブル1の斜め上向きまたは上向きの端部において、
外管2から突出した内索3の端部においては、弾性物質
からなる筒状のシールカバー8の小径部8aが嵌着され
ている。 前記シールカバー8は前記の外管2を覆い、シールカバ
ー8の他端部内周面には、断面がほぼ三角形のシールリ
ング8b、8cが、長手方向の複数個所に相互間隔を設
けて一体的に突出されていて、外管2の外周面に摺動自
在に圧接されている。 なお、第2図中符号7は、内索3を操作手段または被操
作機構に連結するための連結金具である。 本考案において、シールカバーの一端部は、ケーブルの
内索の端部に、直接嵌着することなく該端部に連結金具
の筒状基部を嵌着し、この基部に嵌着してもよい。 また、シールカバーの内索の端部側への嵌着は、シール
カバーの締付けによる嵌着、シールカバー外周へ締付リ
ングを嵌めての嵌着などの手段を用いることができ、ま
た、シールカバーの、内索との嵌着内周面に多数の環状
凹凸を設けて防水性を向上させることも考えられる。 さらに、本考案は、シールカバーを外管側すなわち外管
またはこれに嵌めたキップに移動可能に嵌合させ、シー
ルカバーと外管側との間に、これら一方に設けかつ摺接
されるるシールリングを介在させればよいが、シールリ
ングを、相互間隔を形成して長手方向の複数個所に設け
ると、防水性が向上し、とくに第1図に示す実施例のよ
うにすると、内索3の抜出し方向への移動時に、シール
カバー4内の一端小径部4aとシールリング6aとの間
が一時的に減圧されても、シールリング6bとシールリ
ング4bとの間のシールカバー4内圧力が高くなること
により、シールカバー4の開口する他端側からの水分の
、シールカバー4内への吸入が防止されるので、防水性
が一層良好となる。 そして、第1図の実施例において、外管2に嵌着したキ
ップ5は、外管2を取付体(図示せず)へ固定する手段
と兼用させてもよい。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、ケーブルの内索側の端
部に弾性物質からなるシールカバーを嵌着したので、こ
の嵌着部から水がケーブル内に浸入することが防止され
ることにより、防水性が確保でき、また、前記シールカ
バーと外管側との間に、これら一方に設けかつ他方に摺
接するシールリングを複数個介在させてこれらシールリ
ング間に空間を設け、各シールリング間の空間が、内索
の抜出し方向へ移動時に正圧あるいは大気圧の状態にな
るようにして嵌合開口部からシールカバー内への防水性
を良好にしたので、内索の抜出し時に、シールカバーの
内索嵌着側の端部とこの端部側のシールリングとの間の
内部空間は、その容積が大となって減圧状態になるが、
複数個の各シールリングの間の空間が正圧あるいは大気
圧状態であるため、シールカバーの開口側と外管との嵌
合部の隙間からの水のケーブル内への浸入が確実に防止
できるうえ、シールカバーと外管側とは、シールリング
を介在させて嵌合されているから、これらの接触面積が
小さく、従って、内索の抜出し操作力が著しく軽減され
、また、シールカバーは、形状が単純で内索の移動に伴
って伸縮するものではないため、破損の恐れがなく長期
間の使用に耐え、さらに、前記シールリングが若干摩耗
した場合にも、シールカバーの内索への嵌着部を上向き
または斜め上向きにしておくことにより、下方からは水
が浸入し難いことにより、かなり良好な防水性を維持で
きるケーブルの端部防水装置を提供できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は回
能の実施例を示す縦断面図である。 1・・・・・・ケーブル、2・・・・・・外管、2a・
・・・・・螺旋管、2b・・・・・・防水被覆、3・・
・・・・内索、4・・・・・ツールカバー、4a・・・
・・・小径部、4b・・・・・・シールリング、5・・
・・・・キャップ、5a・・・・・・環状溝、6・・・
・・・シール筒、6a、6b・・・・・・シールリング
、7・曲・連結金具、8・・・・・・シールカバー 8
a・・・・・・小径部、8b、8b・・・・・・シール
リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性外管に内索を長手方向へ移動自在に嵌挿させたケ
    ーブルの端部防水装置において、前記外管側の端部から
    突出した内索側の端部に弾性物質からなるシールカバー
    を嵌着し、このシールカバーを外管側に長手方向へ移動
    自在に嵌合させ、シールカバーと外管側との間に、これ
    らの一方に設けかつ他方に摺接するシールリングを複数
    個介在させてこれらシールリング間に空間を設け、各シ
    ールリング間の空間が、内索の抜出し方向への移動時に
    正圧あるいは大気圧の状態になるようにして嵌合開口部
    からシールカバー内への防水性を良好にしたことを特徴
    とするケーブルの端部防水装置。
JP14903679U 1979-10-26 1979-10-26 ケ−ブルの端部防水装置 Expired JPS6035782Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14903679U JPS6035782Y2 (ja) 1979-10-26 1979-10-26 ケ−ブルの端部防水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14903679U JPS6035782Y2 (ja) 1979-10-26 1979-10-26 ケ−ブルの端部防水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5666523U JPS5666523U (ja) 1981-06-03
JPS6035782Y2 true JPS6035782Y2 (ja) 1985-10-24

Family

ID=29380139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14903679U Expired JPS6035782Y2 (ja) 1979-10-26 1979-10-26 ケ−ブルの端部防水装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822531U (ja) * 1981-08-06 1983-02-12 曙ブレーキ工業株式会社 ピンタイプデイスクブレ−キの滑動支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5666523U (ja) 1981-06-03

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