JPH08478U - コントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造 - Google Patents
コントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造Info
- Publication number
- JPH08478U JPH08478U JP9727091U JP9727091U JPH08478U JP H08478 U JPH08478 U JP H08478U JP 9727091 U JP9727091 U JP 9727091U JP 9727091 U JP9727091 U JP 9727091U JP H08478 U JPH08478 U JP H08478U
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- Japan
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- diameter portion
- peripheral surface
- contact
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】コントロ−ルケ−ブルの内部に、雨水などが浸
入するのを防止し、かつ策端部材の円滑な摺動を可能に
したシ−ル構造を提供する。 【構成】コントロ−ルケ−ブルの端末部材における内周
面の適当位置に設けられた環状凹溝2内に、Oリング4
の内径部4aが索端部材3の外周面に接し、かつその外
径部は前記環状凹溝内の底部にほぼ接しないように嵌め
付けられると共に、前記Oリングに隣接して収納された
単泡のスポンジからなるシ−ルリング5の外径部は前記
環状凹溝の底部に接し、その内径部は前記索端部材の外
周面にほぼ接しないように嵌め付けられた構造からなっ
ている。
入するのを防止し、かつ策端部材の円滑な摺動を可能に
したシ−ル構造を提供する。 【構成】コントロ−ルケ−ブルの端末部材における内周
面の適当位置に設けられた環状凹溝2内に、Oリング4
の内径部4aが索端部材3の外周面に接し、かつその外
径部は前記環状凹溝内の底部にほぼ接しないように嵌め
付けられると共に、前記Oリングに隣接して収納された
単泡のスポンジからなるシ−ルリング5の外径部は前記
環状凹溝の底部に接し、その内径部は前記索端部材の外
周面にほぼ接しないように嵌め付けられた構造からなっ
ている。
Description
【0001】
本考案はコントロ−ルケ−ブルの端末部に於けるシ−ル構造の改良に関する。 更に詳しくは、導管の端部に固着された端末部材の内周面の適当位置に設けられ た環状凹溝内に収納されたOリングなどによるシ−ル構造の改良に関する。
【0002】
従来、コントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造には、図3において示したような考 案が実公昭50-11875号によって成されている。即ち、端末部材11の先端付近の内 周面に設けられた環状凹溝12内にOリング14がはめ付けられ、前記Oリング14の 内径部は前記端末部材11内に摺動自在に挿通された索端部材13の外周面に摺接さ せ、かつ前記Oリング14の外径部は環状凹溝の底部に密着させた構造である。
【0003】
上述のような従来のシ−ル構造において用いるOリングは、コントロ−ルケ− ブル内に雨水などが浸入して錆が発生し、円滑な摺動を阻害するのを防止するた めにその内径部に摺接するロッドに対して緊縛力を加えると共に、当然の事なが らOリングを収納している環状凹溝の底部とOリングの外径部も密着していなけ れば防水の効果は発揮出来ない。 Oリングは本来、ピストンやシリンダ−などの圧力が洩れないようにシ−ルす ることを前提として設計されたもので、Oリングに加わった圧力の自らの力でシ −ルされるようになっており、そのため環状凹溝は多少の遊びを設けた設計が成 されるのが一般的である。しかしながらコントロ−ルケ−ブルのシ−ルは防滴を 目的としているため、Oリングには全く圧力が加わらず、前述のようにOリング の内径部と外径部がそれぞれ接している部材に密着するような構造が採られてお り、その結果コントロ−ルケ−ブルの摺動抵抗が極めて大きくなり、特に長時間 停止した状態から摺動させるとき、即ち静の状態から動の状態に移るとき、極め て大きな力が必要となるので、操作が非常に困難である。
【0004】
本考案のコントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造は、可撓性を有する導管と、該導 管内に摺動自在に挿通された内索とからなるコントロ−ルケ−ブルの、前記導管 端部に固着された端末部材の先端付近の内周面の適当位置に設けられた環状凹溝 内に、前記内索の端部に固着され、かつ前記端末部材の内周に摺動自在に挿通さ れた索端部材の外周面に摺接するOリングが嵌め付けられたシ−ル構造であって 、前記環状凹溝内に、前記Oリングの内径部が前記索端部材の外周面に接し、か つOリングの外径部は前記環状凹溝内の底部にほぼ接しないように嵌め付けられ ると共に、前記Oリングに隣接して収納された単泡のスポンジからなるシ−ルリ ングの外径部は前記環状凹溝の底部に接し、シ−ルリングの内径部は前記索端部 材の外周面にほぼ接しないように嵌め付けられた構造が採用されている。
【0005】
本考案のシ−ル構造は、端末部材の内周面の適当位置に設けられた環状凹溝の 中に、Oリングと単泡のスポンジからなるシ−ルリングを一組として嵌めてあり 、Oリングの内径部は索端部材の外周面に摺接しているが、Oリングの外径部は 環状凹溝の底部に殆ど接しておらず、またシ−ルリングの内径部は逆に索端部材 の外周面に殆ど接しておらず、シ−ルリングの外径部は環状凹溝の底部に密着さ せた構造としてあり、更に前記Oリングと前記シ−ルリングは互いにくい込むよ うに圧接している。かかる構造によって端末部材周辺からコントロ−ルケ−ブル 内に雨水などの浸入を防止し得る作用がある。
【0006】
つぎに図面を参照しながら本考案のコントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造を説明 する。
【0007】 図1は本考案のコントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造における一実施例を示す要 部の一部切り欠き側面図、図2は図1におけるシ−ル部の一部拡大図である。
【0008】 図1及び図2において、図示していない導管の端部に連結されたガイドパイプ 6の先端に取り付けられた端末部材1の内周面の適当位置に環状凹溝2が設けら れており、前記環状凹溝2にはOリング4と単泡のスポンジからなるシ−ルリン グ5が隣接かつ密着して嵌め付けられている。このような構造において雨水など が外部から浸入しようとすると、Oリング4とシ−ルリング5が組み合わせられ た構造によって阻止される。即ち、索端部材3に対してOリングの内径部4aは 雨水の浸入を阻止する程度の緊縛はあるが、Oリングの外径部4bが殆どフリ− の状態である。しかし、環状凹溝2の底部に浸入しようとする雨水は前記環状凹 溝の底部にシ−ルリングの外径部5bが密着しているシ−ルリング5によって阻 止され、また前記Oリング4と前記シ−ルリング5は図2で示したように互いに くい込むように密接しているので雨水などの浸入はない。
【0009】 更に、前述のように索端部材3の外周面に対してOリングの内径部4aは雨水 などが浸入しないような適度の緊縛はあるが、Oリングの外径部4bは環状凹溝 2の底部には殆ど接しておらず、またシ−ルリングの内径部5aは前記索端部材 3の外周面には殆ど接していないので、索端部材3の摺動は従来に比べ極めて円 滑である。
本考案のコントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造は、二種類のリングを組み合わせ ることによって防水効果を向上させることが出来ると共に、従来と比較してコン トロ−ルケ−ブルの摺動が極めて円滑に行える優れた効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造に
於ける一実施例を示す要部の一部切り欠き側面図。
於ける一実施例を示す要部の一部切り欠き側面図。
【図2】図1に於けるシ−ル部分の一部拡大切り欠き
図。
図。
【図3】従来のコントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造の一
例を示す要部の一部切り欠き側面図。
例を示す要部の一部切り欠き側面図。
1 端末部材 2 環状凹溝 3 索端部材 4 Oリング 4aOリングの内径部 4bOリングの外径部 5 シ−ルリング 5aシ−ルリングの内径部 5bシ−ルリングの外径部
Claims (1)
- 【請求項1】 可撓性を有する導管と、該導管内に摺動
自在に挿通された内索とからなるコントロ−ルケ−ブル
の、前記導管端部に固着された端末部材の先端付近の内
周面の適当位置に設けられた環状凹溝内に、前記内索の
端部に固着され、かつ前記端末部材の内周に摺動自在に
挿通された索端部材の外周面に摺接するOリングが嵌め
付けられたシ−ル構造であって、前記環状凹溝内に、前
記Oリングの内径部が前記索端部材の外周面に接し、か
つOリングの外径部は前記環状凹溝内の底部にほぼ接し
ないようにはめ付けられると共に、前記Oリングに隣接
して収納された単泡のスポンジからなるシ−ルリングの
外径部は前記環状凹溝の底部に接し、シ−ルリングの内
径部は前記索端部材の外周面にほぼ接しないように嵌め
付けられたことを特徴とするコントロ−ルケ−ブルのシ
−ル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9727091U JPH08478U (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | コントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9727091U JPH08478U (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | コントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08478U true JPH08478U (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=14187843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9727091U Pending JPH08478U (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | コントロ−ルケ−ブルのシ−ル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08478U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007170490A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Honda Motor Co Ltd | 操作ケーブルにおけるシール構造 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP9727091U patent/JPH08478U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007170490A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Honda Motor Co Ltd | 操作ケーブルにおけるシール構造 |
JP4664811B2 (ja) * | 2005-12-20 | 2011-04-06 | 本田技研工業株式会社 | 操作ケーブルにおけるシール構造 |
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