JPS6035292Y2 - イコライザアンプ - Google Patents

イコライザアンプ

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JPS6035292Y2
JPS6035292Y2 JP1978158928U JP15892878U JPS6035292Y2 JP S6035292 Y2 JPS6035292 Y2 JP S6035292Y2 JP 1978158928 U JP1978158928 U JP 1978158928U JP 15892878 U JP15892878 U JP 15892878U JP S6035292 Y2 JPS6035292 Y2 JP S6035292Y2
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JP
Japan
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amplifier
inverting
resistor
input terminal
value
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JP1978158928U
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JPS5576515U (ja
Inventor
健司 横山
Original Assignee
ヤマハ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、正確なイコライザ特性を得ることができか
つ、S/Nの向上を計ったイコライザアンプに関する。
通常、イコライザアンプには同相増幅器の帰還回路にイ
コライザ特性を持たせた回路方式が用いられる。
第1図は、この回路方式の一例を示したものであり、こ
の図において、入力端子1に得られる入力信号は増幅器
2により増幅され出力端子3から入力信号と同位相で出
力される。
そして、出力端子3に得られる信号が、抵抗4(値R1
)。
5(値R2)、コンデンサ6(値Ct)、7(値C2)
により構成される所定のイコライザ特性を持った帰還回
路により増幅器2の反転入力端に帰還されまた、この増
幅器2の反転入力端は、抵抗8(値R3)を介し接地さ
れるようになっている(なお、以下の記述において前記
所定のイコライザ特性をRIAA再生特性に限定し説明
する。
)。しかして、上記回路の伝達関数01は G工=1+1艮1+s−R□/R2・(C1+ C2)
Ra (1+ 5C1R1X1+ 5C2R2)・
・・(1) により与えられる(但し、5=jW)。
一方、RIAA再生特性の伝達関数Grは Gr=(1+5T2) (1+ 5T1X1+ 5T3) ””2
)により与えられる。
但し、この式において時定数T1.T2.T3はそれぞ
れTl = 3180μsec、 T2=318μ5e
C9T3=75μSeCである。
そして、たとえば第1図に示す再生回路においてRIA
A偏差を0にするためには、再生回路の伝達関数01が
、G、=−1イi−・K (1+ST、)(1+5T3)°°°(3)の形になる
必要がある(但し、K=定数)。
さて、第1図において、T1=CIR□、T2=R□/
R2(C□十C2)* T3 = C2R2となるべく
各素子の値C1,R□、C2,R2を決めると前記(1
)式は近似的に前記(3)式と等しくなり、第1図に示
す回路によりRIAA再生特性を得ることができるが、
(1)式の第1項の#1″が第2項に比較して無視でき
ない場合、すなわちs (=jw)が大きい領域におい
ては、RIAA再生特性に対して大きな偏差が出てしま
う。
第2図は、上記欠点を解決すべく考えられたイコライザ
アンプの別の回路図であり、第1図に対応する部分には
同一の符号が付しである。
この回路において第1図に示す回路と異なる点は、増幅
器2を反転増幅器として用いていることであり、出力端
子3には入力信号の反転出力が得られる。
そして、入力端子1に得られる信号は抵抗9(値R6)
を介し増幅器2の反転入力端に加えられ、また出力端子
3に得られる信号は、抵抗10(値R4)? 1 t
(値R3)、コンデンサ12(値C3)、 13(
値C4)により構成される帰還回路を介して増幅器2の
反転入力端に帰還されるようになっている。
しかして、上記回路の伝達関数02は R1+R31+s−R,/R5・(C3+ C4)””
R6” (1+5C3R4X1+5C4R5)・・
・(4) となり、この(4)式を前記(3)式と比較することに
より第2図に示す回路のRIAA偏差を0にし得ること
がわかるであろう。
しかしながら、第2図に示す回路は例えば入力端子1に
接続されるカートリッジ負荷インピーダンスとのインピ
ーダンスマツチングの関係から抵抗9の値(R6)の選
択に制限を受け、たとえばMM型カートリッジの場合の
最適負荷インピーダンスは50にΩ前後が最適であるた
め抵抗9の値(R6)をきわめて大きくしなければなら
なくなる。
その結果抵抗9により発生する熱雑音の絶対値がS/N
に大きく影響するようになり、実用上きわめて問題であ
る。
すなわち、第2図に示す回路においては、増幅器2の反
転入力端子が仮想接地点となるから、入力端子1から見
た入力インピーダンスは抵抗9の抵抗値R6そのものと
なる。
したがって入力端子1にMM型カートリッジを接続する
ものとした場合、抵抗値R6は50にΩ前後と大きな値
に設定せざるを得ない。
ところで、この図に示す回路においては、抵抗値R6の
平方根に比例する熱雑音電圧Vn、すなわち Vn”J4 ?rKTR6 が、そのまま増幅器2に入力されるから、この抵抗値R
6を大きくすることによってS/Nが極めて悪化するわ
けである。
またこの回路においては、入出力の位相が反転するので
、絶対的位相が問題となる使用法、たとえば4チヤンネ
ルレコ一ド再生時においては音像定位が逆になる可能性
があり、使用できなくなってしまう一方、一般のオーデ
ィオアンプにおいても入出力が同相である商品が圧倒的
に多く、この点からも不都合が生じる。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、正確なイコライザ特性を得ることが
でき、かつS/Nの向上が計れ、かつ同相出力を得るこ
とができるイコライザアンプを提供することであり、入
力信号が供給される反転入力端子と出力端子との間に第
1の抵抗が介挿された増幅器と、この増幅器の出力端子
と非反転入力端子との間に介挿された逆相注入回路とを
具備する第1の反転増幅器と、入力端子が第2の抵抗を
介してこの第1の反転増幅器の出力端子に接続され、同
人力端子と出力端子との間にイコライザ素子が介挿され
た第2の反転増幅器とを各々設けて構成したことを特徴
するものである。
以下、図面を参照しこの考案の実施例を説明する。
第3図は、この考案の実施例を示す回路図でありこの図
において、入力端子20に得られる入力信号は、増幅器
21の反転入力端に入力され、この増幅器21の出力は
抵抗22(値Ra)を介しこの増幅器21の反転入力端
に帰還される一方、抵抗23(値R9)を介し第2の反
転増幅器24の反転入力端、抵抗25(値R)を介し増
幅器26(逆相挿入回路)の反転入力端にそれぞれ入力
されるようになっている。
この増幅器26の非反転入力端は接地され、その出力は
抵抗27(値R)を介してこの増幅器26の反転入力端
に帰還されるとともに、抵抗28(値Rf)を介し増幅
器21の非反転入力端に供給され、またこの増幅器21
の非反転入力端は抵抗29(値Re)を介し接地される
ようになっている。
そして上記増幅器21.26および抵抗22.25.
27.28.29が第1の反転増幅器36を構成してい
る。
一方、前記第2の反転増幅器24の出力は、抵抗30(
値R7)、コンデンサ31 (値C5)の並列接続回路
および抵抗32(値R8)、コンデンサ33(値C6)
の並列接続回路の直列接続からなる帰還回路34(イコ
ライザ素子)を介し第2の反転増幅器24の反転入力端
に帰還されるとともに、出力端子35に供給されまた、
この第2の反転増幅器24の非反転入力端は接地されて
いる。
次に、上記構成になる回路の動作について説明する。
入力端子20に得られる入力信号は、第1の反転増幅器
36により反転増幅された後、抵抗23を介し第2の反
転増幅器24の反転入力端に供給される。
前記第1の反転増幅器36は、増幅器21および増幅器
26を有しており、その増幅度Avは、抵抗25および
27の値(R)が等しいので、 f −Av=1+□ ・・・(5)により
与えられれ、また、その入力インピーダンスR1は、 Ra R・:1+Av −+6)により与
えられる。
したがって、同じ入力インピーダンスを得るのに、入力
端子20と接地間に入力インピーダンス設定用抵抗Ri
nを挿入した従来の場合に比較し、(1+Av)倍の大
きな抵抗22(値Ra)を用いることができる。
この結果、抵抗22から発生する熱雑音電流を大幅に減
小させることができ、信号源インピーダンスが高い領域
でも高S/Nを得ることができる。
すなわち、この回路によれば、入力インピーダンスRi
を50にΩにしたい場合、抵抗22の抵抗値Raをその
(1+Av)倍と極めて大きな値にすることができる。
そしてこの場合、入力端子20と接地点との間に接続れ
る入力信号源の等価抵抗をRsとすれば、抵抗22の熱
雑音電圧Vn’、すなわちVn’ ” J 4 ?rk
TRa s は、Rs+Ra倍となって増幅器21に入力されること
になる。
ところでRsとRaとの間にはR3<Raなる関係があ
るから、増幅器21に実際に入力される熱雑音電圧は略
j”□に比例することになり、これより抵抗値Raを大
きく設定すればそれだけS/Nが向上することになる。
さて、前記第2の反転増幅器24の反転入力端に加えら
れれた信号は、帰還回路34により設定されているRI
AA再生特性にしたがって増幅され、出力端子35から
出力される。
しかして、抵抗23以降の回路は第2図に示した回路例
と全く同じ構成であり、その伝達特性G3は、 Q3=胎几、 l+s−R/R−C+C Rs (1+5c5R7xl+5C6R8)・・・
(7) により与えられる。
すなわち、この(7)式を前記(3)式と比較すること
によりわかるように、第3図に示す回路構成により正確
なRIAA再生特性を得ることができる。
また、この第3図に示す回路構成は、バッファアンプ(
第1の反転増幅器36)を介して入力信号が第2の反転
増幅器24に入力されるようになっているので前記第2
図において説明したような抵抗23の値について選択制
限を考慮する必要がない利点もある。
更に、この第3図に示す回路構成は、第1の反転増幅器
36および第2の反転増幅器24により構成されるため
出力端子35に入力信号と同位相の出力信号が得られ、
前述した反転出力が出力端子から得られる場合の不都合
点(すなわち、4チヤンネルレコ一ド再生時において音
像定位が逆になる点、あるいは通常のオーディオアンプ
において入出力が同相である商品が圧倒的に多い点、等
)も解決されている。
以上説明したように、この考案によるイコライザアンプ
は、入力信号が供給される反転入力端子と出力端子との
間に第1の抵抗が介挿された増幅器と、この増幅器の出
力端子と非反転入力端子との間に介挿された逆相注入回
路とを具備する第1の反転増幅器と、入力端子が第2の
抵抗を介してこの第1の反転増幅器の出力端子に接続さ
れ、同人力端子と出力端子との間にイコライザ素子が介
挿された第2の反転増幅器とを各々設けて構成したから
、正確なイコライザ特性が得られるだけでなく、入力信
号と同相出力が得られる、あるいはS/Nの向上が計れ
る等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、従来のイコライザアンプの回路
図、第3図はこの考案の一実施例を示す回路図である。 20・・・・・・入力端子、21・・・・・・増幅器、
22・・・・・・第1の抵抗、23・・・・・・第2の
抵抗、24・・・・・・第2の反転増幅器、26・・・
・・・逆相注入回路(増幅器)、34・・・・・・イコ
ライザ素子(帰還回路)、35・・・・・・出力端子、
36・・・・・・第1の反転増幅器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 反転入力端子に入力信号が供給され同反転入力端子と出
    力端子との間に第1の抵抗が介挿された増幅器と、この
    増幅器の出力端子と同増幅器の非反転入力端子との間に
    介挿された逆相注入回路とを具備する第1の反転増幅器
    と、入力端子が第2の抵抗を介して前記第1の反転増幅
    器の出力端子に接続され同人力端子と出力端子との間に
    イコライザ素子が介挿された第2の反転増幅器とを各々
    設け、前記第2の反転増幅器の出力端子から出力信号を
    取り出すことを特徴とするイコライザアンプ。
JP1978158928U 1978-11-18 1978-11-18 イコライザアンプ Expired JPS6035292Y2 (ja)

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JP1978158928U JPS6035292Y2 (ja) 1978-11-18 1978-11-18 イコライザアンプ

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JPS5576515U JPS5576515U (ja) 1980-05-27
JPS6035292Y2 true JPS6035292Y2 (ja) 1985-10-21

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4837052A (ja) * 1971-09-11 1973-05-31
JPS5334945B2 (ja) * 1974-02-08 1978-09-25

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5334945U (ja) * 1976-08-31 1978-03-27

Patent Citations (2)

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JPS5576515U (ja) 1980-05-27

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