JPS6035133Y2 - 無口金電球のソケツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のモニタチェックパネルの照明、電気機
器のパイロットランプ等に使用される無口金電球のソケ
ットに関するものである。

従来からこの種のソケットとして種々のものが実用化さ
れており、最近では電気回路を有したプリント基板にソ
ケットを取り付けるだけで電球の通電を可能にした実開
昭５１−７１０７７号のものがある。

このものは、ソケット本体に突出したプリント基板に電
気接触する外部端子を有し電球の封止部外に導出した通
電用のリード線と接触する導電片と電球の封止部を挾持
する弾性片とを備えた一対の電気接片を、ソケット本体
の凹部に装着したもので、ソケット本体をプリント基板
に取り付は電気回路に外部端子を電気接続することによ
り電球への通電を簡易化している。

しかしながら、電球の挾持は導電片と弾性片との押圧力
によるだけであるので、使用頻度が高くなるにつれて押
圧力が弱くなり、電球がソケットから抜脱するおそれが
あり、また装着時に強く挿入し過ぎて、封止されている
排気管を破壊してしまう恐れがあった。

したがって、本考案は係る欠点を除去すべく威したもの
で、以下図面の実施例とともに説明する。

第１図ａ、ｂは本考案に係るソケットの本体に装着され
る電気接片で、ａは正面図を、ｂは側面図をそれぞれ示
す。

図において、１は電気接片の基板で、これに第４図ａ、
ｂに示す無口金電球１０のリード線１１または１１′に
電気接触する導電片２と、電球の封止部の一面を押圧す
る弾性片３とが設けられ、電気接片をソケット本体９の
凹部８に装着し、これを抜脱しないように凹部８の壁面
に設けられた段部（図示せず）に嵌合する二つの相対向
した切り起し片４，５を有し、またこの電気接片をソケ
ット本体９の凹部８に装着したとき本体の外部に突出し
この電気接片に電源を供給する電源接続片６を有し、さ
らに図示の位置に例えば切り起し成形された弾性力のあ
る突出部７が設けられてなる。

係る構成の電気接片は、第２図の上面図で示される如く
ソケット本体９の凹部８内に相対向して一対装着され、
この電気接片は前述した如く凹部８の壁面の段部に切り
起し片４，５が嵌合するので、抜脱しない。

以上の如くにして成るソケットは、電球の封止部を凹部
８内に装着すると、リード線１１または１１′が導電片
２と接触するので、電源接続片６を通じて電源を供給し
て電球を点灯することができる。

そして、この電球の保持は、弾性片２の押圧力に加え、
突部７が封止部１２の両側面１３，１３′から押圧力を
与えるので、極めて強固で、たとえ前述した如く弾性片
の押圧力が弱まってきても、電球が抜脱することはない
。

さらに、本考案では突出部７が基板の上端部に形成され
ており、電球の封止部の側部上面を突出部７にて押圧す
るため突出部７が封止部と電球のガラス部間のネック部
に位置することになり、電球がこのネック部にて係止さ
れ電球の挿入方向の規制がこれにて可能となり、無口金
電球をソケットに押し込んで装着するに際して電球を押
し込みすぎて封止部の下部がソケット底部と強く衝突し
破壊されるのを防止することができる。

なお、本実施例は、電気回路を有したプリント基板に電
気接続できる外部端子を有したものでないが、この形式
のソケットに威し得ることはもちろん可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂは本考案のソケットに用いる電気接片の構
造を示し、ａは正面図、ｂは側面図であり、第２図は同
電気接片をソケット本体に装着して成る本考案実施例の
ソケットの上面図、第３図は同ソケット内に無口金電球
に装着した状態を示す上面図、第４図ａ、 ｂは同ソケ
ット内に装着される無口金電球を拡大して示し、ａは側
面図、ｂは正面図である。 １・・・・・・基板、２・・・・・・導電片、３・・・
・・・弾性片、４．５・・・・・・切り起し片、７・・
・・・・突出部、訃・・・・・凹部、９・・・・・・ソ
ケット本体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基板に導電片と弾性片とを有した電気接片を一対相対向
   させてソケット本体凹部に装着し、前記導電片と前記弾
   性片との各々の間に無口金電球の封止部を挿入して装着
   し前記導電片に前記電球の外部リード線を電気接触させ
   て前記無口金電球に通電を行なうとともに、前記基板の
   上端部に弾性を有する突出部を有して戊り、前記突出部
   により前記無口金電球の封止部の側面上部を押圧するこ
   とを特徴とする無口金電球のソケット。