JPS6034947B2 - 25,26,27−トリスノルビタミンd↓3−24−オイツク酸類およびその製造法 - Google Patents
25,26,27−トリスノルビタミンd↓3−24−オイツク酸類およびその製造法Info
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- JPS6034947B2 JPS6034947B2 JP3605678A JP3605678A JPS6034947B2 JP S6034947 B2 JPS6034947 B2 JP S6034947B2 JP 3605678 A JP3605678 A JP 3605678A JP 3605678 A JP3605678 A JP 3605678A JP S6034947 B2 JPS6034947 B2 JP S6034947B2
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Description
本発明は新規化合物である25,26,27ートリスノ
ルビタミンD3−24−オィック酸類およびその製造方
法に関する。 従来、〔26,27一14C〕−25ーヒドロキシビタ
ミンD3および〔26,27−14C〕一1,25一ジ
ヒドロキシビタミンD3が、チキン又はラットの体内に
おいて側鎖の酸化を受け、14C02を生成することが
知られている(バイオケミストリー(Biochems
try)15(1976)2420〜242複参照)。 他方、25−ヒドロキシコレステロールは、側鎖が、ノ
カルジアレストリクタス(Nocardiarestr
ictus)により切断されて、24−オィック酸誘導
体を与えることが知られており(バイオケミストリー、
7(1968)80頚参照)、また、コレステロールよ
り、その24位をヒドロキシル化したのち酸化するコレ
ン酸の別途生合成法も知られている(ジヤ−ナル・オブ
・バイオロジカル・ケミストリー(J.Biol.Ch
em)250(1975)8243参照)。これらの代
謝経路においては、24位のヒドロキシル化反応が関与
しており、その結果として得られた24,25ーグリコ
ール部位が酸化的開裂を受け、24−オィック酸誘導体
を与えるものと考えられる。このような意味においても
、ビタミンD3類の24−オィック酸類の生物活性を明
らかにすることは極めて意味あることであり、また、そ
れより更に発展すると考えられる種々のビタミンD3類
を提供する意味においても極めて有意義である。本発明
者らは、かかる観点から、研究をつっけ、新規化合物で
ある25,26,27−トリスノルビタミンD3−24
−オィック酸類の製造に成功したものである。すなわち
、本発明によれば、 下記式〔1〕 〔式中、RIは水素原子またはアセチル基、R2は水素
原子、ヒドロキシル基またはアセチル基。 R3は水素原子またはィソプロピル基である。〕で表わ
される25,26,27ートリスノルビタミンD3−2
4−オィック酸類が提供される。上記式〔1)中、R1
,R2,R3の定義は、上託したところより明らかであ
るが、かかる式〔1〕で表わされる化合物としては、(
1の25,26,27−トリス/ルビタミンD3−24
−オイツク酸(12)25,26,27ートリスノルビ
タミンD3−24−オィック酸−38−アセテート(1
心25,26,27−トリスノルビタミンD3一24−
オイツク酸ィソプロピルェステル(16)25,26,
27−トリスノルビタミンD3一24ーオィック酸ィソ
プロピルェステル−33−アセテート(18)25,2
6,27−トリスノル−IQーヒドロキシビタミンD3
−24ーオイツク酸(20)25,26,27ートリス
ノルーIQ−ヒドロキシピタミンD3一24ーオイツク
酸38−アセテート(2225,26,27ートリスノ
ル−IQーアセトキシビタミンD3−24−オィック酸
−33−アセテート(24)25,26,27−トリス
ノルーIQーヒドロキシビタミンD3一24ーオイツク
酸−ィソロピルエステル(26)25,26,27ート
リスノルーIQーヒドロキシビタミンD3一24−オイ
ツク酸イソプロピルエステル一38ーアセテート(28
)25,26,27ートリスノルーIQーアセトキシビ
タミンD3一24ーオィック酸ィソプロピルエステル一
38ーアセテートをあげることができる。 また、本発明によれば、上記式〔1〕で表わされる新規
な25,26,27ートリスノルビタミンD3一24ー
オィック酸類を製造する方法が提供される。 すなわち、本発明方法は、 下記式
ルビタミンD3−24−オィック酸類およびその製造方
法に関する。 従来、〔26,27一14C〕−25ーヒドロキシビタ
ミンD3および〔26,27−14C〕一1,25一ジ
ヒドロキシビタミンD3が、チキン又はラットの体内に
おいて側鎖の酸化を受け、14C02を生成することが
知られている(バイオケミストリー(Biochems
try)15(1976)2420〜242複参照)。 他方、25−ヒドロキシコレステロールは、側鎖が、ノ
カルジアレストリクタス(Nocardiarestr
ictus)により切断されて、24−オィック酸誘導
体を与えることが知られており(バイオケミストリー、
7(1968)80頚参照)、また、コレステロールよ
り、その24位をヒドロキシル化したのち酸化するコレ
ン酸の別途生合成法も知られている(ジヤ−ナル・オブ
・バイオロジカル・ケミストリー(J.Biol.Ch
em)250(1975)8243参照)。これらの代
謝経路においては、24位のヒドロキシル化反応が関与
しており、その結果として得られた24,25ーグリコ
ール部位が酸化的開裂を受け、24−オィック酸誘導体
を与えるものと考えられる。このような意味においても
、ビタミンD3類の24−オィック酸類の生物活性を明
らかにすることは極めて意味あることであり、また、そ
れより更に発展すると考えられる種々のビタミンD3類
を提供する意味においても極めて有意義である。本発明
者らは、かかる観点から、研究をつっけ、新規化合物で
ある25,26,27−トリスノルビタミンD3−24
−オィック酸類の製造に成功したものである。すなわち
、本発明によれば、 下記式〔1〕 〔式中、RIは水素原子またはアセチル基、R2は水素
原子、ヒドロキシル基またはアセチル基。 R3は水素原子またはィソプロピル基である。〕で表わ
される25,26,27ートリスノルビタミンD3−2
4−オィック酸類が提供される。上記式〔1)中、R1
,R2,R3の定義は、上託したところより明らかであ
るが、かかる式〔1〕で表わされる化合物としては、(
1の25,26,27−トリス/ルビタミンD3−24
−オイツク酸(12)25,26,27ートリスノルビ
タミンD3−24−オィック酸−38−アセテート(1
心25,26,27−トリスノルビタミンD3一24−
オイツク酸ィソプロピルェステル(16)25,26,
27−トリスノルビタミンD3一24ーオィック酸ィソ
プロピルェステル−33−アセテート(18)25,2
6,27−トリスノル−IQーヒドロキシビタミンD3
−24ーオイツク酸(20)25,26,27ートリス
ノルーIQ−ヒドロキシピタミンD3一24ーオイツク
酸38−アセテート(2225,26,27ートリスノ
ル−IQーアセトキシビタミンD3−24−オィック酸
−33−アセテート(24)25,26,27−トリス
ノルーIQーヒドロキシビタミンD3一24ーオイツク
酸−ィソロピルエステル(26)25,26,27ート
リスノルーIQーヒドロキシビタミンD3一24−オイ
ツク酸イソプロピルエステル一38ーアセテート(28
)25,26,27ートリスノルーIQーアセトキシビ
タミンD3一24ーオィック酸ィソプロピルエステル一
38ーアセテートをあげることができる。 また、本発明によれば、上記式〔1〕で表わされる新規
な25,26,27ートリスノルビタミンD3一24ー
オィック酸類を製造する方法が提供される。 すなわち、本発明方法は、 下記式
〔0〕
〔式中、RIは水素原子またはアセチル基。
R2は素原子、ヒドロキシル基またはアセチルオキシ基
。R3は水素原子またはィソプロピル基。〕で表わされ
る25,26,27ートリスノルコレスト‐5.7ージ
ェンー24ーオィック酸類を、紫外線照,および熱異性
化せしめ、次いで、必要により、力水分解せしめること
により上記式〔1〕で表わされる25,26,27ート
リスノルビタミンD3一24ーオィック酸類を製造する
方法である。上記式〔1〕で表わされる原料物質は新規
化合物である。 式〔1〕中、R1,R2およびR3は上記定義の通りで
ある。 かかる化合物の具体例としては、例えば(40)25
26,27ートリスノルコレスト一5,7−ジェンー2
4ーオィック酸(42)25,26,27ートリス/ル
コレストー5,7−ジェンー24ーオイツク酸一33ー
アセテート(44)25,26,27ートリスノルコレ
スト−5,7ージェンー24ーオイック酸ィソプロピル
ェステノし(46)25,26,27ートリスノルコレ
スト一5,7−ジェンー24ーオイック酸イソプロピル
ェステル一38ーアセテート(4の25,26,27ー
トリスノルーIQーヒド。 キシコレストー5,7ージェンー24−オィツク酸(5
0)25,26,27ートリスノルーIQーヒドロキシ
コレスト‐5,7ージェンー24−オイック酸一38ー
アセテート(52)25,26,27−トリスノル−I
Qーアセトキシコレスト一5,7ージェンー24−オイ
ック酸一33−アセテート(54)25,26,27ー
トリスノルーIQーヒドロキシコスト−5,7ージェン
ー24ーオィック酸イソプロピルエステル(56)25
,26,27ートリスノル−IQーヒドロキシコレスト
‐5,7ージェンー24ーオィック酸イソプロピルエス
テル一38ーアセテート(58)25,26,27−ト
リスノルーIQーアセトキシコレスト‐5,7ージェン
ー24−オィック酸イソプロピルヱステル−38ーアセ
テート等をあげることができる。 本発明方法は、かかる原料物質を、紫外線照射および熱
異性化せしめることにより行なわれる。 上記の如く、本発明方法の原料物質としては、水酸基あ
るいはカルボキシル基が遊離のままの形態でもあるいは
保護された形態のいずれのものであっても用いうるが、
例えば、水酸基およびカルボキシル基のいずれもが遊離
のものを用いる場合には、紫外線照射および熱異性化に
より、そのまま活性ある25,26,27ートリスノル
ビタミンD3一24−オィック酸が取得しうろことにな
る。もちろん、原料物質として水酸基あるいはカルボキ
シル基の保護されたものを用いる場合には、紫外線照射
および熱異性化の後に、加水分解反応に付し、保護基を
除去することにより、25,26,27−トリスノノル
ビタミンD3一24−オイツク酸に変換することが可能
である。紫外線照射に用いる紫外線としては、約200
〜36仇肋の波長範囲のものとして知られているもので
あり、特に260〜31仇mの波長範囲のものが好まし
く用いられる。紫外線照射により、上記式〔ロ〕で表わ
される原料物質の9,10位の単結合が開裂を受け、相
当するプレビタミンD3一24ーオィック酸類が生成す
る。かくして生成した中間体プレビタンD3一24ーオ
ィック酸頚は、熱により目的物質である25,26,2
7ートリスノルビタミンU3一24ーオイツク酸類に異
性化される。かかる異性化の際の反応温度は、反応自体
の進行には本質的には重要でない。 すなわち、中間体プレビタミンD3一24ーオィツク酸
類と目的物である25,26,27ートリスノルビタミ
ンD3−24ーオィック酸類とは、温度により異なる一
定の平衡値を示し、温度の高いことは、異性化が速かに
進行することを約束するが平衡値が温度の低い場合に比
してプレビタミンD3−24−オィック酸側に移動する
ことを約束するにすぎないからである。従って、平衡値
および変換速度を考慮して、異性化温度を定めることが
でき、かかる意味において温度は異性化反応の進行には
、本質的に重要なものではない。実際によく用いられる
温度としては、一200〜12000特にoo 〜10
000である。上記したところより明らかな通り、紫外
線照射により開裂を受けたプレピタミンD3−24ーオ
ィック酸頚は、紫外線照射系中において引き続き異性化
を受け、目的物に変換する。それ故、紫外線照射の際の
温度は、紫外線による原料物質の9,1の立単結合の開
裂であるから、その開裂反応には特に温度依存性はない
。 通常−20o 〜800C、特に一100 〜40o0
の温度が好ましく用いられる。もちろん、紫外線照射と
異性化とを、工程として分離して行うことができるのは
当然であるが(厳密には困難であるが)、同一反応系内
で実施してもよい。 また、例えば、紫外線照射を−1oo0で実施し、次い
で、温度を4000に上げて異性化を行うなどの方法を
採ることもできる。紫外線照射および異性化は、不活性
有機溶媒中で行うのが好ましい。 かかる不活性有機溶媒としては、例えば、ヘキサン、ヘ
プタン、シクロヘキサン、リグロイン、ベンゼン、トル
エン、キシレン、プロモベンゼン、クロルベンゼン、ニ
トロベンゼン、4塩化炭素、1,2ージクロルェタン、
1,2ージブロモェタン等の炭化水素、ハロゲン化炭化
水素、更には、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
、ジオキサン、メチルセロソルブ、フエニルセロソルブ
等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、プロ/
ぐノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール等のアル
コール系溶媒等が好適なものとして用いられる。 かくして得られた上記式〔1〕で表わされる25,26
,27ートリスノルビタミンD3一24−オイック酸類
が、その水酸基あるいはカルボキシル基がアセチル基ま
たはィソプロピル基により保護されている場合には、必
要により、これを更に加水分解反応に付することにより
25,26,27ートリスノルビタミンD3一24ーオ
ィック酸または25,26,27ートリスノルーIQー
ヒドロキシビタミンD3‐24ーオィック酸に変換する
ことができる。 かかる加水分解反応は、通常アルカリ性のメタノール、
エタノールの如きアルコール溶液中で分解する、それ自
体公知の方法により行なわれる。温度としては、好まし
くは−loo 〜50oCが採用される。そして、かか
る加水分解反応は、異性化反応混合物に直接実施するこ
とが好ましい。 かくして形成された上記遊離のオィック酸の分離、精製
は、カラムクロマトグラフィー、プレパラティブ薄層ク
ロマトグラフィーあるいは高速液体クロマトグラフィー
、再結晶法等によって行うことができる。 さて、本発明方法で用いられる上記式〔 ロ〕で表わさ
れる25,26,27ートリスノルコレスト一5,7ー
ジヱンー24ーオィック酸類は新規化合物であるが、こ
れらは以下の如くして製造することができる。 例えば、J.Chem.SM.Perkin.1.(1
975)1421〜1424に記載された方法によりフ
コステロールから製造された24ーオキソコレステ。 ‐‐ルアセテートに対し、バイヤー・ビリンガー反応(
Baeyer−Villinger.Reaction
)を実施する前に下記式〔V〕(式中Rは水素原子〔V
−■〕又はアセトキシ基〔V−■〕)で表わされる24
ーオキソコレステロールアセテー*トのジブロマィドに
変換して、C−5■二重結合を保護しておき、これに上
記反応を実施し、下記式〔W〕〔式中Rは水素原子〔W
−■〕又はアセトキシ基〔W−■〕)で表わされるコレ
ン酸(cholenicacid)誘導体とし、次いで
、これを酢酸中、亜鉛で処理して脱臭素反応を行ない下
記式〔m〕(式中、Rは水素原子〔m−■〕又はアセト
キシ基〔m−■〕)で表わされるィソプロピルコレン酸
ェステルとし、更に、これをそれ自体公知の方法で5,
7−ジェン体に変換することにより製造することができ
る。 もちろん、得られた5,7ージェン体は、そのまま本発
明方法の出発物質として用いることができるが、アセチ
ル基またはィソプロピル基を除去したのち、本発明の出
発物質として用いることができるのは当然である。また
、上記式〔V〕で表わされる化合物のうちIQーヒドロ
キシル体は、上記J.Chem.Soc.Perkin
l(1975)1421−1424に記載されれた方法
により製造されたコレスター1,4,6ートリェンー3
.24ージオンのエチレンケタールを、塩基性条件下に
過酸化水素で処理することにより相当するIQ,2Qー
ェポキサィドもこ変換し、次いで、このェポキサィドを
液安中、リチウムアンモニウムクロライドで処理するい
わゆるバートン法(母rのn′s procedure
;J,Am.Chem.SM.95(1973)274
8−274$参照)により、IQ−位をヒドロキシル化
し、更に、これを脱アセタール反応に付すことにより製
造される。 かくして得られた上記式〔V〕に相当するIQーヒドロ
キシル化体は、以後上記と同様にして相当する25,2
6,27ートリスノルーIQーヒドロキシコレスト一5
,7−ジェンー24ーオィック酸類に導くことができる
。本発明において提供される25,26,27ートリス
ノルビタミンD3一24ーオィツク酸または25,26
,27−トリスノルーIQーヒドロキシビタミンD3一
24ーオィック酸は、以下に実施例において詳述する通
り、溢血動物のカルシウム代謝を調節する作用を示すも
のであり、また、更には、これを中間体とする種々のビ
タミンD3誘導体の中間体としても有用であると期待さ
れるものである。 参考例 138ーアセトキシー5,6−ジプロモコレス
タンー24ーオン(式〔V−■〕)の製造法:酢酸20
仇とに溶解した臭素0.3の‘をエーテル64の‘、酢
酸40の上中の24ーオキソコレステロールアセテート
1.6夕及び酢酸カリウム4タ混液に氷浴中冷却下、滴
下した。 2時間燈梓後、150のZの水を加えて析出した沈澱を
炉取し、重炭酸ナトリウム溶液、水で洗浄することによ
り上記目的物質2.02夕を得た。 このものの物性値は次の通りであった。m.p.87〜
890(メタノール) NMR(6.ppm):o.70(9日,s,13−M
e),1,08(紺,d,J=7.8セ, 25−Me2), 1.46,(3日,s,10−Me), 2.03(3日,s,OAc), 4.86(IH,broad s,IH,6−H), 5.50(IH,m,3Q−H) 元素分析値 : C2虹4o03Br2
4計算値C,57.81;日,7.70,実測値C,
57.83;日,7.70 1Q,33ージアトキシコレスト一5ーヱンー24−オ
ンを原料とし、同様の操作を行うことによりIQ,38
ージアセトキシー5,6ージブロモコレスタン‐24−
オン〔V−■〕を得た。 このものは次に示すNMR値を有していた。NMR(6
,ppm):0.70(知日,s,13−Me),1.
08(細,d,J=7.0セ, 25一Me2), 1.49(3日,s,10−Me), 2.05(班,s,OAc), 0 2,07(斑,s,OAc),4
.82(IH,m,6−H),5.58(IH,m,3
Q−H), 参考例 2 イソプ。 ピル38ーアセトキシー5,6ージブタロモコラノェー
ト(式〔W−■〕)の製造法:参考例1の方法に従って
製造した38ーアセトキシ−5,6ージブロモコレスタ
ン一24ーオン2.02夕の乾燥メチレンクロラィド(
28の【)溶液にリン酸水素二ナトリウム4.08夕、
トリフルオロ酢酸無水物3.2私及び90%過酸化水素
0.32の上を0℃で加えた。反応混合物を室温にて8
0分間鷹拝し、酢酸エチルで抽出した。通常の後処理を
行うことにより目的物質2.34夕を得た。このものの
物性値は次の通りであった。m.p.96〜980(メ
タノ−ル) NMR(6,ppm):0.70(斑,s,13‐Me
),1.22(紺,d,J=7.8セ, 25−Me2), 1.47(3日,s,lo−Me), 2.04(母日,s,OAc), 4.88(IH,m,6−H), 5.02(IH,hepにt,J ニ 7.班Z,‐OCHMe2), 5.05(IH,m,3Q−H) 同様の操作をIQ,33ージアセトキシコレストー5−
ェンー24−オン〔V−■〕を出発原料として行うこと
により下記物性値を示す、ィソプロピルIQ,38ージ
アセトキシー5,6一ジプロモコラノェート〔W−■〕
を得た。 NMR(6,ppm):0.70(細,s,Me−18
),1.22(班,d,J=7.9セ, −0−CHMe2), 1.52(紬,s,10‐Me), 4.85(IH,m,6−H), 5.02(IH,hepet,J = 7.田z,一0−CHMe2), 5,0‐6.0(2日,m,姫‐ 18−aM3Q−H) 参考例 3 イソプロピル38ーアセトキシコルー5ーエネート(式
〔m−■〕)の製造法:イソプロピル38ーアセトキシ
−5,6一ジブロモコラノェート〔W一■〕の2.03
夕を亜鉛末0.42とともにエーテル40泌、酢酸20
地中、室温下に2時間損拝した。 炉液を酢酸エチルで抽出し、常法により処理したのち油
状の目的物質1.33夕を得た。このものをメタノール
より再結晶ごせ下記物性値を有する目的化合物を取得し
た。m.p.101−1030NMR(ご,ppm):
0.69(犯,s,10‐Me),1.02(細,s,
10‐Me)【 1.22(母日,d,J=7.8セ, −OCHMe2) 2.02(網,s,OAc), 4.65(IH,m,3Q−H), 5.02(IH,heptet.J=7.批z−○−C
HMe2),5.40(IH,m,6−H), 高分解能Nねss:M十一AcOH,398.3160
3,(計算値C27日4202=3983.31848
)イソプロピルIQ,38−ジアセトキシ5,6一ジプ
ロモコラノェート〔W−■〕より同機にして下記物性値
を示すィソプロピルIQ,38−ジアセトキシーコルー
5ーェネート〔m−■〕を得た。 NMR(6,ppm):0.67(細,s,13‐Me
),1.09(3日,s,lo−Me), 1.23(紺,d,J=7HZ,‐ OCHMe2), 2.03(班,s,OAc), 2.05(細,s,OAc), 4.95(IH,m,3Q−H), 5.02(IH,heptet,J=7Hz5.09(
IH,m,18−H),5.54(IH,m,6−H)
, 高分解熊Nねss :M+‐泌cOH,396.301
40(計算値C27日4ぬ2=390.30283)夕
参考例 4イソプロピル38ーアセトキシコラ−5.7
ージエン−24−オヱート四塩化炭素(5の‘)中のィ
ソプ。 ピル38−アセトキシコルー5−ヱネート〔町−■〕還
流溶液ZOにN−プロモサクシンイミド27の9を1度
に加えた。還流下、25分間燈拝を続けた。反応混合物
を冷却し、生じたィミドを炉則した。炉液を蒸発後、青
黄色のシロップ状物を得た。キシレン0.5の【中のト
リメチルホスフアィト(150の‘)還流混Zタ合物に
キシレン1の‘に溶かした残留物を滴下した。2時間加
熱後、溶媒を蒸発し、黄色油状物を得た。 このものを薄層クロマトグラフィ(展開溶媒ベンゼン、
4回展開)により精製し、酢酸エチル溶出液より次の物
性値を示す目的物質5の9を得20 た。UV:入ma
X(nm)262,272,282,294NMR(6
,ppm):o.32(母日,s,13−Me),o.
95(3日,s,lo−Me), 2タ 1,22(組,d,J=7HZ
,−OCHMe2),1.23(祖,s,OAc), 4.2(IH,m,3Q,H), 5.02(IH,hepにtJ=7批, 30 一0−CHMe2),5.0
5(2日,ABq,J=母セ,6一and7一H), MS(m/e):456(M+−AcOH),481(
M十一AcOH−Me)3タ イソプロピルIQ,38
ージアセトキシーコル−5ーェネート〔皿−■〕より同
様の操作により次の物性値を示すィソプロピルIQ,3
8−ジアセトキシコラ−5,7ージェンを得た。 UV:入ma×(エーテル)262,271,282,
29440 NMR(6,ppm):0.62(3日
,s,13−Me),1.24(QH,d,J=711
z,− OCHMe2), 2.04(9日,s,OAc), 2‐09(釘日,S,〇AC), 5.01(IH,hepにt,J ニ 7世,−0‐CHMe2) 4.7−5,2(2日,m,18 and3Q−H), 5.54(が,ABq,J=母セ, 6−and7−H), 高分解熊Nにss :M+,514.33257(計算
値C3,日4606=514.32945)実施例 1
25,26,27ートリスノルコレスト一5.7ージエ
ンー24−オィック酸ィソプロピルェルェル−38−ア
セテート(46)5雌を、100の‘のベンゼンおよび
50私のエタノール中で、4分間紫外線照射を行った(
ハノビア(Hanovja)中圧水銀灯による。 バィコール(Vycol)フィルター使用)。その後、
アルゴンガスにて雰囲気を置換し、2時間加熱還流した
。次いで、硝酸銀で処理したプレパラティブ薄層クロマ
トグラフィーによる精製をすることにより(展開溶媒へ
キサン/ベンゼン=5/1,3回展開)、25,26,
27ートリスルビタミンD3一24−オィツク酸ィソプ
ロピルェステル一38−アセテート1の9を得た。この
ものはUV.^max(エタノール)=265nmを示
した。実施例 2上記実施例1で得られた25,26,
27ートリスノルビタミンD3−24ーオィック酸ィソ
プロピルェステル一38ーアセテート1雌を、10%苛
性カリのメタノール溶液中、室温で2虫時間壇拝し、そ
の後、酢酸エチルで抽出処理した。 高速液体クロマトグラフィー(溶媒;2.5%メタノー
ル−CH×〆2 ,圧力;80k9)で、5.5分の保
持時間のピークを分取し、下記性状を示す25,26,
27ートリスノルビタミンD3−24ーオィツク酸(2
5,26,27−trisnor vitamineD
3−24一olc acid)0.1の9を得た。UV
;入max(エタノール)26則m,MS(m/e);
372(M+),354(M+一日20),339(M
+一日20−CH3),136,118, HighMass:M+,372.27476(計算値
C24日3や3=372.26644)実施例 325
,26,27ートリスノルーIQーアセトキシコレスト
‐5,7ージェンー24ーオイツク酸イソプロピルエス
テル一38ーアセテート(斑)5雌を、100の‘のベ
ンゼンおよび50の【のエタノールの混合溶媒中で、氷
冷下且つアルゴンガス雰囲気下で、2分間紫外線を照射
し、更に、アルゴンガス置換下で6粉ご間加熱還流せし
めた。 溶媒を留去せしめたのち、プレパラティブ薄層クロマト
グラフィー(溶媒:塩化メチレン/へキサン=2/1,
4回展開)による精製を行い、主要な紫外線吸収帯をか
き取り、酢酸エチルで溶出した。 このものを更に高速液体クロマトグラフィー(溶媒:塩
化メチレン/へキサン=1/1,圧力;100k9/地
)で、保持時間が15分のピークを分取し、下記性状を
示す25,26,27ートリスノルーIQ−アセトキシ
ビタミンD3一24ーオイツク酸ィソプロピルェステル
−33ーアセテート1数を得た。UV;入maX(エタ
/ール)265nmMS(m/e);514(M+),
454(M+−CH3COOH),412(McLaf
企rty), 実施例 4 25,26,27ートリスノル−IQーアセトキシビタ
ミンD3−24ーオィック酸ィソプロピルェステル−3
8ーアセテート0.1双9を、アルゴンガス置換下、1
0%苛性カリーメタノール中、40℃で4時間燈拝した
。 反応混合物を酢酸エチルで数回抽出し、2N−Hc夕,
重炭酸ソーダ水溶液および食塩水で順次洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、その後、溶媒を留去した。このも
のを高速液体クロマトグラフィーによる精製にかけ(溶
媒:4.5%メタノール一塩化メチレン溶媒系、圧力;
93k9/洲)、保持時間が8分のピークを分取し、下
記性状を示す25,26,27ートリスノルーIQ−ヒ
ドロキシビタミンD3一24ーオィック酸50仏夕を得
た。 UV;入max(エタノール)26別m MS(m/e);388(M+),370(M十一比○
),352(M+−2日20),287, 269,251,152,134 HighMass:M+,388.26361(計算値
C24日3604;388.26136)実施例 5本
発明化合物の生理活性を知るために25 26,27ー
トリスノルーIQーヒドロキシビタミンD3一24−オ
ィック酸(以下IQOH−24COO日と略記する)を
例としてカルシウム代謝調節作用を測定した。 結果を次の表に示す。表1 ヵルッゥム輸送作用 450a粘膜/450a 糠膜 表□ 骨カルシウム動員作用 0aの多/血清100妙 a 標準偏差 対照と有意差あり(Pく0.005)
。R3は水素原子またはィソプロピル基。〕で表わされ
る25,26,27ートリスノルコレスト‐5.7ージ
ェンー24ーオィック酸類を、紫外線照,および熱異性
化せしめ、次いで、必要により、力水分解せしめること
により上記式〔1〕で表わされる25,26,27ート
リスノルビタミンD3一24ーオィック酸類を製造する
方法である。上記式〔1〕で表わされる原料物質は新規
化合物である。 式〔1〕中、R1,R2およびR3は上記定義の通りで
ある。 かかる化合物の具体例としては、例えば(40)25
26,27ートリスノルコレスト一5,7−ジェンー2
4ーオィック酸(42)25,26,27ートリス/ル
コレストー5,7−ジェンー24ーオイツク酸一33ー
アセテート(44)25,26,27ートリスノルコレ
スト−5,7ージェンー24ーオイック酸ィソプロピル
ェステノし(46)25,26,27ートリスノルコレ
スト一5,7−ジェンー24ーオイック酸イソプロピル
ェステル一38ーアセテート(4の25,26,27ー
トリスノルーIQーヒド。 キシコレストー5,7ージェンー24−オィツク酸(5
0)25,26,27ートリスノルーIQーヒドロキシ
コレスト‐5,7ージェンー24−オイック酸一38ー
アセテート(52)25,26,27−トリスノル−I
Qーアセトキシコレスト一5,7ージェンー24−オイ
ック酸一33−アセテート(54)25,26,27ー
トリスノルーIQーヒドロキシコスト−5,7ージェン
ー24ーオィック酸イソプロピルエステル(56)25
,26,27ートリスノル−IQーヒドロキシコレスト
‐5,7ージェンー24ーオィック酸イソプロピルエス
テル一38ーアセテート(58)25,26,27−ト
リスノルーIQーアセトキシコレスト‐5,7ージェン
ー24−オィック酸イソプロピルヱステル−38ーアセ
テート等をあげることができる。 本発明方法は、かかる原料物質を、紫外線照射および熱
異性化せしめることにより行なわれる。 上記の如く、本発明方法の原料物質としては、水酸基あ
るいはカルボキシル基が遊離のままの形態でもあるいは
保護された形態のいずれのものであっても用いうるが、
例えば、水酸基およびカルボキシル基のいずれもが遊離
のものを用いる場合には、紫外線照射および熱異性化に
より、そのまま活性ある25,26,27ートリスノル
ビタミンD3一24−オィック酸が取得しうろことにな
る。もちろん、原料物質として水酸基あるいはカルボキ
シル基の保護されたものを用いる場合には、紫外線照射
および熱異性化の後に、加水分解反応に付し、保護基を
除去することにより、25,26,27−トリスノノル
ビタミンD3一24−オイツク酸に変換することが可能
である。紫外線照射に用いる紫外線としては、約200
〜36仇肋の波長範囲のものとして知られているもので
あり、特に260〜31仇mの波長範囲のものが好まし
く用いられる。紫外線照射により、上記式〔ロ〕で表わ
される原料物質の9,10位の単結合が開裂を受け、相
当するプレビタミンD3一24ーオィック酸類が生成す
る。かくして生成した中間体プレビタンD3一24ーオ
ィック酸頚は、熱により目的物質である25,26,2
7ートリスノルビタミンU3一24ーオイツク酸類に異
性化される。かかる異性化の際の反応温度は、反応自体
の進行には本質的には重要でない。 すなわち、中間体プレビタミンD3一24ーオィツク酸
類と目的物である25,26,27ートリスノルビタミ
ンD3−24ーオィック酸類とは、温度により異なる一
定の平衡値を示し、温度の高いことは、異性化が速かに
進行することを約束するが平衡値が温度の低い場合に比
してプレビタミンD3−24−オィック酸側に移動する
ことを約束するにすぎないからである。従って、平衡値
および変換速度を考慮して、異性化温度を定めることが
でき、かかる意味において温度は異性化反応の進行には
、本質的に重要なものではない。実際によく用いられる
温度としては、一200〜12000特にoo 〜10
000である。上記したところより明らかな通り、紫外
線照射により開裂を受けたプレピタミンD3−24ーオ
ィック酸頚は、紫外線照射系中において引き続き異性化
を受け、目的物に変換する。それ故、紫外線照射の際の
温度は、紫外線による原料物質の9,1の立単結合の開
裂であるから、その開裂反応には特に温度依存性はない
。 通常−20o 〜800C、特に一100 〜40o0
の温度が好ましく用いられる。もちろん、紫外線照射と
異性化とを、工程として分離して行うことができるのは
当然であるが(厳密には困難であるが)、同一反応系内
で実施してもよい。 また、例えば、紫外線照射を−1oo0で実施し、次い
で、温度を4000に上げて異性化を行うなどの方法を
採ることもできる。紫外線照射および異性化は、不活性
有機溶媒中で行うのが好ましい。 かかる不活性有機溶媒としては、例えば、ヘキサン、ヘ
プタン、シクロヘキサン、リグロイン、ベンゼン、トル
エン、キシレン、プロモベンゼン、クロルベンゼン、ニ
トロベンゼン、4塩化炭素、1,2ージクロルェタン、
1,2ージブロモェタン等の炭化水素、ハロゲン化炭化
水素、更には、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
、ジオキサン、メチルセロソルブ、フエニルセロソルブ
等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、プロ/
ぐノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール等のアル
コール系溶媒等が好適なものとして用いられる。 かくして得られた上記式〔1〕で表わされる25,26
,27ートリスノルビタミンD3一24−オイック酸類
が、その水酸基あるいはカルボキシル基がアセチル基ま
たはィソプロピル基により保護されている場合には、必
要により、これを更に加水分解反応に付することにより
25,26,27ートリスノルビタミンD3一24ーオ
ィック酸または25,26,27ートリスノルーIQー
ヒドロキシビタミンD3‐24ーオィック酸に変換する
ことができる。 かかる加水分解反応は、通常アルカリ性のメタノール、
エタノールの如きアルコール溶液中で分解する、それ自
体公知の方法により行なわれる。温度としては、好まし
くは−loo 〜50oCが採用される。そして、かか
る加水分解反応は、異性化反応混合物に直接実施するこ
とが好ましい。 かくして形成された上記遊離のオィック酸の分離、精製
は、カラムクロマトグラフィー、プレパラティブ薄層ク
ロマトグラフィーあるいは高速液体クロマトグラフィー
、再結晶法等によって行うことができる。 さて、本発明方法で用いられる上記式〔 ロ〕で表わさ
れる25,26,27ートリスノルコレスト一5,7ー
ジヱンー24ーオィック酸類は新規化合物であるが、こ
れらは以下の如くして製造することができる。 例えば、J.Chem.SM.Perkin.1.(1
975)1421〜1424に記載された方法によりフ
コステロールから製造された24ーオキソコレステ。 ‐‐ルアセテートに対し、バイヤー・ビリンガー反応(
Baeyer−Villinger.Reaction
)を実施する前に下記式〔V〕(式中Rは水素原子〔V
−■〕又はアセトキシ基〔V−■〕)で表わされる24
ーオキソコレステロールアセテー*トのジブロマィドに
変換して、C−5■二重結合を保護しておき、これに上
記反応を実施し、下記式〔W〕〔式中Rは水素原子〔W
−■〕又はアセトキシ基〔W−■〕)で表わされるコレ
ン酸(cholenicacid)誘導体とし、次いで
、これを酢酸中、亜鉛で処理して脱臭素反応を行ない下
記式〔m〕(式中、Rは水素原子〔m−■〕又はアセト
キシ基〔m−■〕)で表わされるィソプロピルコレン酸
ェステルとし、更に、これをそれ自体公知の方法で5,
7−ジェン体に変換することにより製造することができ
る。 もちろん、得られた5,7ージェン体は、そのまま本発
明方法の出発物質として用いることができるが、アセチ
ル基またはィソプロピル基を除去したのち、本発明の出
発物質として用いることができるのは当然である。また
、上記式〔V〕で表わされる化合物のうちIQーヒドロ
キシル体は、上記J.Chem.Soc.Perkin
l(1975)1421−1424に記載されれた方法
により製造されたコレスター1,4,6ートリェンー3
.24ージオンのエチレンケタールを、塩基性条件下に
過酸化水素で処理することにより相当するIQ,2Qー
ェポキサィドもこ変換し、次いで、このェポキサィドを
液安中、リチウムアンモニウムクロライドで処理するい
わゆるバートン法(母rのn′s procedure
;J,Am.Chem.SM.95(1973)274
8−274$参照)により、IQ−位をヒドロキシル化
し、更に、これを脱アセタール反応に付すことにより製
造される。 かくして得られた上記式〔V〕に相当するIQーヒドロ
キシル化体は、以後上記と同様にして相当する25,2
6,27ートリスノルーIQーヒドロキシコレスト一5
,7−ジェンー24ーオィック酸類に導くことができる
。本発明において提供される25,26,27ートリス
ノルビタミンD3一24ーオィツク酸または25,26
,27−トリスノルーIQーヒドロキシビタミンD3一
24ーオィック酸は、以下に実施例において詳述する通
り、溢血動物のカルシウム代謝を調節する作用を示すも
のであり、また、更には、これを中間体とする種々のビ
タミンD3誘導体の中間体としても有用であると期待さ
れるものである。 参考例 138ーアセトキシー5,6−ジプロモコレス
タンー24ーオン(式〔V−■〕)の製造法:酢酸20
仇とに溶解した臭素0.3の‘をエーテル64の‘、酢
酸40の上中の24ーオキソコレステロールアセテート
1.6夕及び酢酸カリウム4タ混液に氷浴中冷却下、滴
下した。 2時間燈梓後、150のZの水を加えて析出した沈澱を
炉取し、重炭酸ナトリウム溶液、水で洗浄することによ
り上記目的物質2.02夕を得た。 このものの物性値は次の通りであった。m.p.87〜
890(メタノール) NMR(6.ppm):o.70(9日,s,13−M
e),1,08(紺,d,J=7.8セ, 25−Me2), 1.46,(3日,s,10−Me), 2.03(3日,s,OAc), 4.86(IH,broad s,IH,6−H), 5.50(IH,m,3Q−H) 元素分析値 : C2虹4o03Br2
4計算値C,57.81;日,7.70,実測値C,
57.83;日,7.70 1Q,33ージアトキシコレスト一5ーヱンー24−オ
ンを原料とし、同様の操作を行うことによりIQ,38
ージアセトキシー5,6ージブロモコレスタン‐24−
オン〔V−■〕を得た。 このものは次に示すNMR値を有していた。NMR(6
,ppm):0.70(知日,s,13−Me),1.
08(細,d,J=7.0セ, 25一Me2), 1.49(3日,s,10−Me), 2.05(班,s,OAc), 0 2,07(斑,s,OAc),4
.82(IH,m,6−H),5.58(IH,m,3
Q−H), 参考例 2 イソプ。 ピル38ーアセトキシー5,6ージブタロモコラノェー
ト(式〔W−■〕)の製造法:参考例1の方法に従って
製造した38ーアセトキシ−5,6ージブロモコレスタ
ン一24ーオン2.02夕の乾燥メチレンクロラィド(
28の【)溶液にリン酸水素二ナトリウム4.08夕、
トリフルオロ酢酸無水物3.2私及び90%過酸化水素
0.32の上を0℃で加えた。反応混合物を室温にて8
0分間鷹拝し、酢酸エチルで抽出した。通常の後処理を
行うことにより目的物質2.34夕を得た。このものの
物性値は次の通りであった。m.p.96〜980(メ
タノ−ル) NMR(6,ppm):0.70(斑,s,13‐Me
),1.22(紺,d,J=7.8セ, 25−Me2), 1.47(3日,s,lo−Me), 2.04(母日,s,OAc), 4.88(IH,m,6−H), 5.02(IH,hepにt,J ニ 7.班Z,‐OCHMe2), 5.05(IH,m,3Q−H) 同様の操作をIQ,33ージアセトキシコレストー5−
ェンー24−オン〔V−■〕を出発原料として行うこと
により下記物性値を示す、ィソプロピルIQ,38ージ
アセトキシー5,6一ジプロモコラノェート〔W−■〕
を得た。 NMR(6,ppm):0.70(細,s,Me−18
),1.22(班,d,J=7.9セ, −0−CHMe2), 1.52(紬,s,10‐Me), 4.85(IH,m,6−H), 5.02(IH,hepet,J = 7.田z,一0−CHMe2), 5,0‐6.0(2日,m,姫‐ 18−aM3Q−H) 参考例 3 イソプロピル38ーアセトキシコルー5ーエネート(式
〔m−■〕)の製造法:イソプロピル38ーアセトキシ
−5,6一ジブロモコラノェート〔W一■〕の2.03
夕を亜鉛末0.42とともにエーテル40泌、酢酸20
地中、室温下に2時間損拝した。 炉液を酢酸エチルで抽出し、常法により処理したのち油
状の目的物質1.33夕を得た。このものをメタノール
より再結晶ごせ下記物性値を有する目的化合物を取得し
た。m.p.101−1030NMR(ご,ppm):
0.69(犯,s,10‐Me),1.02(細,s,
10‐Me)【 1.22(母日,d,J=7.8セ, −OCHMe2) 2.02(網,s,OAc), 4.65(IH,m,3Q−H), 5.02(IH,heptet.J=7.批z−○−C
HMe2),5.40(IH,m,6−H), 高分解能Nねss:M十一AcOH,398.3160
3,(計算値C27日4202=3983.31848
)イソプロピルIQ,38−ジアセトキシ5,6一ジプ
ロモコラノェート〔W−■〕より同機にして下記物性値
を示すィソプロピルIQ,38−ジアセトキシーコルー
5ーェネート〔m−■〕を得た。 NMR(6,ppm):0.67(細,s,13‐Me
),1.09(3日,s,lo−Me), 1.23(紺,d,J=7HZ,‐ OCHMe2), 2.03(班,s,OAc), 2.05(細,s,OAc), 4.95(IH,m,3Q−H), 5.02(IH,heptet,J=7Hz5.09(
IH,m,18−H),5.54(IH,m,6−H)
, 高分解熊Nねss :M+‐泌cOH,396.301
40(計算値C27日4ぬ2=390.30283)夕
参考例 4イソプロピル38ーアセトキシコラ−5.7
ージエン−24−オヱート四塩化炭素(5の‘)中のィ
ソプ。 ピル38−アセトキシコルー5−ヱネート〔町−■〕還
流溶液ZOにN−プロモサクシンイミド27の9を1度
に加えた。還流下、25分間燈拝を続けた。反応混合物
を冷却し、生じたィミドを炉則した。炉液を蒸発後、青
黄色のシロップ状物を得た。キシレン0.5の【中のト
リメチルホスフアィト(150の‘)還流混Zタ合物に
キシレン1の‘に溶かした残留物を滴下した。2時間加
熱後、溶媒を蒸発し、黄色油状物を得た。 このものを薄層クロマトグラフィ(展開溶媒ベンゼン、
4回展開)により精製し、酢酸エチル溶出液より次の物
性値を示す目的物質5の9を得20 た。UV:入ma
X(nm)262,272,282,294NMR(6
,ppm):o.32(母日,s,13−Me),o.
95(3日,s,lo−Me), 2タ 1,22(組,d,J=7HZ
,−OCHMe2),1.23(祖,s,OAc), 4.2(IH,m,3Q,H), 5.02(IH,hepにtJ=7批, 30 一0−CHMe2),5.0
5(2日,ABq,J=母セ,6一and7一H), MS(m/e):456(M+−AcOH),481(
M十一AcOH−Me)3タ イソプロピルIQ,38
ージアセトキシーコル−5ーェネート〔皿−■〕より同
様の操作により次の物性値を示すィソプロピルIQ,3
8−ジアセトキシコラ−5,7ージェンを得た。 UV:入ma×(エーテル)262,271,282,
29440 NMR(6,ppm):0.62(3日
,s,13−Me),1.24(QH,d,J=711
z,− OCHMe2), 2.04(9日,s,OAc), 2‐09(釘日,S,〇AC), 5.01(IH,hepにt,J ニ 7世,−0‐CHMe2) 4.7−5,2(2日,m,18 and3Q−H), 5.54(が,ABq,J=母セ, 6−and7−H), 高分解熊Nにss :M+,514.33257(計算
値C3,日4606=514.32945)実施例 1
25,26,27ートリスノルコレスト一5.7ージエ
ンー24−オィック酸ィソプロピルェルェル−38−ア
セテート(46)5雌を、100の‘のベンゼンおよび
50私のエタノール中で、4分間紫外線照射を行った(
ハノビア(Hanovja)中圧水銀灯による。 バィコール(Vycol)フィルター使用)。その後、
アルゴンガスにて雰囲気を置換し、2時間加熱還流した
。次いで、硝酸銀で処理したプレパラティブ薄層クロマ
トグラフィーによる精製をすることにより(展開溶媒へ
キサン/ベンゼン=5/1,3回展開)、25,26,
27ートリスルビタミンD3一24−オィツク酸ィソプ
ロピルェステル一38−アセテート1の9を得た。この
ものはUV.^max(エタノール)=265nmを示
した。実施例 2上記実施例1で得られた25,26,
27ートリスノルビタミンD3−24ーオィック酸ィソ
プロピルェステル一38ーアセテート1雌を、10%苛
性カリのメタノール溶液中、室温で2虫時間壇拝し、そ
の後、酢酸エチルで抽出処理した。 高速液体クロマトグラフィー(溶媒;2.5%メタノー
ル−CH×〆2 ,圧力;80k9)で、5.5分の保
持時間のピークを分取し、下記性状を示す25,26,
27ートリスノルビタミンD3−24ーオィツク酸(2
5,26,27−trisnor vitamineD
3−24一olc acid)0.1の9を得た。UV
;入max(エタノール)26則m,MS(m/e);
372(M+),354(M+一日20),339(M
+一日20−CH3),136,118, HighMass:M+,372.27476(計算値
C24日3や3=372.26644)実施例 325
,26,27ートリスノルーIQーアセトキシコレスト
‐5,7ージェンー24ーオイツク酸イソプロピルエス
テル一38ーアセテート(斑)5雌を、100の‘のベ
ンゼンおよび50の【のエタノールの混合溶媒中で、氷
冷下且つアルゴンガス雰囲気下で、2分間紫外線を照射
し、更に、アルゴンガス置換下で6粉ご間加熱還流せし
めた。 溶媒を留去せしめたのち、プレパラティブ薄層クロマト
グラフィー(溶媒:塩化メチレン/へキサン=2/1,
4回展開)による精製を行い、主要な紫外線吸収帯をか
き取り、酢酸エチルで溶出した。 このものを更に高速液体クロマトグラフィー(溶媒:塩
化メチレン/へキサン=1/1,圧力;100k9/地
)で、保持時間が15分のピークを分取し、下記性状を
示す25,26,27ートリスノルーIQ−アセトキシ
ビタミンD3一24ーオイツク酸ィソプロピルェステル
−33ーアセテート1数を得た。UV;入maX(エタ
/ール)265nmMS(m/e);514(M+),
454(M+−CH3COOH),412(McLaf
企rty), 実施例 4 25,26,27ートリスノル−IQーアセトキシビタ
ミンD3−24ーオィック酸ィソプロピルェステル−3
8ーアセテート0.1双9を、アルゴンガス置換下、1
0%苛性カリーメタノール中、40℃で4時間燈拝した
。 反応混合物を酢酸エチルで数回抽出し、2N−Hc夕,
重炭酸ソーダ水溶液および食塩水で順次洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、その後、溶媒を留去した。このも
のを高速液体クロマトグラフィーによる精製にかけ(溶
媒:4.5%メタノール一塩化メチレン溶媒系、圧力;
93k9/洲)、保持時間が8分のピークを分取し、下
記性状を示す25,26,27ートリスノルーIQ−ヒ
ドロキシビタミンD3一24ーオィック酸50仏夕を得
た。 UV;入max(エタノール)26別m MS(m/e);388(M+),370(M十一比○
),352(M+−2日20),287, 269,251,152,134 HighMass:M+,388.26361(計算値
C24日3604;388.26136)実施例 5本
発明化合物の生理活性を知るために25 26,27ー
トリスノルーIQーヒドロキシビタミンD3一24−オ
ィック酸(以下IQOH−24COO日と略記する)を
例としてカルシウム代謝調節作用を測定した。 結果を次の表に示す。表1 ヵルッゥム輸送作用 450a粘膜/450a 糠膜 表□ 骨カルシウム動員作用 0aの多/血清100妙 a 標準偏差 対照と有意差あり(Pく0.005)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記式〔I〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は水素原子またはアセチル基。 R^2は水素原子、ヒドロキシル基またはアセチルオキ
シ基。R^3は水素原子またはイソプロピル基。〕で表
わされる25,26,27−トリスノルビタミンD_3
−24−オイツク酸類。2 25,26,27−トリス
ノルビタミンD_3−24−オイツク酸である特許請求
の範囲第1項の25,26,27−トリスノルビタミン
D_3−24−オイツク酸類。 3 25,26,27−トリスノル−1α−ヒドロキシ
ビタミンD_3−24−オイツク酸である特許請求の範
囲第1項の25,26,27−トリスノルビタミンD_
3−24−オイツク酸類。 4 下記式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は水素原子またはアセチル基。 R^2は水素原子、ヒドロキシル基またはアセチルオキ
シ基。R^3は水素原子またはイソプロピル基。)で表
わされる25,26,27−トリスノルコレスト−5,
7−ジエン−24−オイツク酸類を、紫外線照射および
熱異性化せしめ、次いで、必要により、加水分解せしめ
ることを特徴とする下記式〔I〕▲数式、化学式、表等
があります▼ 〔式中、R^1,R^2,R^3の定義
は前記に同じ〕で表わされる25,26,27−トリス
ノルビタミンD_3−24−オイツク酸類の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3605678A JPS6034947B2 (ja) | 1978-03-30 | 1978-03-30 | 25,26,27−トリスノルビタミンd↓3−24−オイツク酸類およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3605678A JPS6034947B2 (ja) | 1978-03-30 | 1978-03-30 | 25,26,27−トリスノルビタミンd↓3−24−オイツク酸類およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54128557A JPS54128557A (en) | 1979-10-05 |
JPS6034947B2 true JPS6034947B2 (ja) | 1985-08-12 |
Family
ID=12459050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3605678A Expired JPS6034947B2 (ja) | 1978-03-30 | 1978-03-30 | 25,26,27−トリスノルビタミンd↓3−24−オイツク酸類およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6034947B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61164552U (ja) * | 1985-03-28 | 1986-10-13 |
-
1978
- 1978-03-30 JP JP3605678A patent/JPS6034947B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61164552U (ja) * | 1985-03-28 | 1986-10-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54128557A (en) | 1979-10-05 |
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