JPS6345249A - 活性型ビタミンd3のフッ素誘導体 - Google Patents

活性型ビタミンd3のフッ素誘導体

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JPS6345249A
JPS6345249A JP62088126A JP8812687A JPS6345249A JP S6345249 A JPS6345249 A JP S6345249A JP 62088126 A JP62088126 A JP 62088126A JP 8812687 A JP8812687 A JP 8812687A JP S6345249 A JPS6345249 A JP S6345249A
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範隆 半間
Yoshikazu Saito
嘉一 斉藤
Toshio Nishizawa
西沢 敏雄
Takashi Katsumata
勝又 隆
Itsuro Sugata
菅田 逸郎
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
」又]」ヨIJ ffl立1 本発明は、新規なビタミンD3のフッ素誘導体に関する
。更に詳しくは、本発明は優れた薬理作用、即ち有用な
ビタミンD様の生理活性を有し、カルシウムの吸収、輸
送あるいは代謝異常に起因する種々の疾患、例えばくる
病、骨軟化症、骨粗鬆症等の骨の疾患に対する治療もし
くは予防薬として有用であるばかりでなく、!!瘍細胞
、例えば骨髄性白血病細胞に対してその増殖を抑制し、
且つ正常ill胞への分化誘導能を有し、抗腫瘍剤とし
て有用でしかも効果発現時間の良い新規なビタミンD3
のフッ素誘導体に関する。さらに本発明の化合物は、リ
ウマチおよび乾嘗症の治療薬としても有用である。 支釆立且1 ビタミンD3の生体内代謝産物であり、活性型ビタミン
D3として知られている1α、25−ジヒドロキシビタ
ミンD3またはその人工の同族体である1α−ヒドロキ
シビタミンD3.1α、24−ジヒドロキシビタミンD
3などは、腸からのカルシウム吸収促進作用等を有し、
骨病変等の治癩薬として有効であることが知られている
。また、最近ビタミンD及びその類縁化合物に、癌化し
た細胞を正常細胞に戻す分化誘導作用(田中弘文ら:生
化学55巻第1323頁、1983年)が見出され、実
際にこれらのうちの一部のものは抗腫瘍作用(水門等「
プロシーデインゲス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ
−・オブ・サイエンス;ザ・ユナイテッド・ステーク・
オブ・アメリカ」(Y、 Honma et al、、
 Proc、 Natl、ACad、 Sci、。 tlsA、 )第80巻、1201頁、1983年)が
認められ、注目されてはいるものの、まだ満足すべき結
果は得られていない。 ビタミンD3の26位および27位がフッ素化された誘
導体としては、26.26.26,27゜27.27−
ヘキサフルオロ−25−ヒドロキシビタミンD3(米国
特許第4.248.791号明III)および26.2
6.26.27.27゜27−へキサフルオロ−1α、
25−ジヒドロキシビタミンD3 (特表昭58−50
1176号公報)が高いビタミンD様の活性を有するこ
とが知られており、また、特開昭61−7215号公報
には、その杭!11瘍剤としての有用性が開示されてい
る。また、日本薬学会第105年会講演要旨集(社団法
人日本薬学会発行、1985年3月)には26.26.
26.27.27.27−へキサフルオロ−25−ヒド
ロキシ−24−オキソビタミンD3を得るための製法が
開示されている。 一方、活性型ビタミンD3の23位または/および24
位が酸化された化合物、例えば1α、24.25−トリ
ヒドロキシビタミンD3などでは、活性型である1α、
25−ジヒドロキシビタミンD3に比較して、ビタミン
D様の生理活性が著しく低下することが知られている(
ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー
(J。 Biol、 Chew、) 、第248巻、第6691
頁(1973年))。 11立月順 本発明の目的は、新規化合物であって浸れた薬理作用を
有する26,26.26.27.27゜27−へキサフ
ルオロビタミンD3誘導体を提供することにある。 の           一 本発明で提供されるフッ素含有ビタミンD3誘導体は、
−性成〔1〕 4R4 (式中、R1およびR2は水素原子または水酸基の保護
基を示す。R3とR3、およびR4とR4は、各々水素
原子を示すか、一方が水素原子を示し他方が水酸基もし
くは保護された水MOWを示すか、またはRとR3ちし
くはR4とR4がいっしょになってオキソ基を時に水素
原子を示す場合は除く) で表わされる。上記−性成〔1〕においてR3もある場
合には、23位または/および24位の不斉炭素原子に
由来するシア□ステレオマ−が存在するが、本発明はこ
れらジアステレオマーのいずれをも包含する。 一般式(1)の化合物から、水酸基の保護基をすべて脱
離させた化合物、すなわち−性成(1′)6R6 (式中、R5とR5′およびR6とRdは、各々tう青
水素原子を示すか、一方が水素原子を示し他方が水酸基
を示すか、またはR5とオキソ基を示す。ただし、R、
R、R およびR6が同時に水素原子を示す場合は除く) で示される化合物は、ビタミンD様作用を示すので骨疾
患の治療もしくは予防薬として有効であり、また、細胞
分化誘導能を有するので細胞分化誘導剤あるいは抗腫瘍
剤として有用であり、ざらに抗リウマチ剤としであるい
は乾言症等の皮膚疾患の治療としても有用である。また
、−性成〔1〕においてR1およびR2が水II基の保
護基であるかまたは、RもしくはR1またはR4もしく
はR4が保護された水1!基である化合物は、前記−性
成〔1′〕で表わされる化合物を製造するための中間体
として有用である。 前記−性成〔1′〕で表わされる化合物が、23位また
は/および24位に水M基またはオキソ基を有するにも
かかわらず強力なビタミンD様活性を示すことは、前記
のような従来の知見からは到底予測できないことであり
、このような本発明化合物は、特に、低毒性のビタミン
D様薬物として期待することができる。 本発明の化合物〔1〕はビタミンD類の製造法として知
られた種々の方法によって製造することができるが、例
えば下記の反応式で示される方法によって容易にしかも
有利に製造される。 じ意味を承り。ここで保v1基とは当該分野で一般に水
MWの保護基として使用される基であり、所望により酸
、塩基または還元等の通常の方法で容易にl152離し
得る基を示す。本発明に包含されるこれら保ff1lと
しては、例えばアルカノイル基、芳香族アシル基などの
アシル基、エーテル性の保護基、アルアルキル基、低級
アルキルシリル基、低級アルコキシカルボニル基等があ
げられ、さらに具体的には、アルカノイル基としては例
えばアセチル、プロピオニル、ピバロイルなどの炭素原
子数2〜5の低級アルカノイル基が、芳香族アシル基と
しては例えばベンゾイル、p−クロロベンゾイルなどの
置換されていてもよいベンゾイル基が、エーテル性の保
護基としては例えばメトキシメチル、2−メトキシエチ
ル、2−テトラヒドロピラニルなどが、アルアルキル基
としては例えばベンジル、p−ニトロベンジルなどの置
換されていてもよいベンジル基が、低級アルキルシリル
基としてtよ例えば1ヘリメチルシリルなどの炭素原子
数1〜4のアルキル基を有するトリアルキルシリル基が
、低級アルコキシカルボニル基としては例えばメトキシ
カルボニル フルコキシ部分の炭素原子数が1〜4であるアルコキシ
カルボニル基があげられる。これらの保護基の中でも特
にアセチル基、ベンゾイル基等のアシル基が有利に使用
される。 次に上記反応式の各反応段階での実施形態について詳細
に説明する。 化合物(3〕の工程は、それ自体公知の方法、即ち、化
合物〔2〕に紫外線を照射することによって行われる。 この紫外線照射の工程は、−性成〔2〕で示される化合
物を適当な不活性溶媒、例えばベンゼン、トルエン、n
−ヘキサン、メタノール、エタノール、ジエチルエーテ
ル、アセトニトリル等の有橢溶媒あるいはそれらの混合
溶媒中で不活性ガス、例えば窒素、アルゴンなどの雰囲
気下で紫外線を照射することによって行われる。 紫外線発生源としては通常使用されるものが使用でき、
例えば入手しやすい発生源として水銀ランプがあげられ
、必要に応じてフィルターを使用してもよい。照射温度
は一10〜40℃、好ましくは一10〜20℃が好結果
を与える。照射時間は、紫外線発生源の種類、原料化合
物〔2〕の濃度、溶媒の種類等によって変動するが、通
常は、数分から数十分でよい。この紫外線照射によって
生成した化合物〔3〕はクロマトグラフィー等の容易な
手段で単離することもできるが、通常は単離することな
く紫外線照射ののら、反応液を加温して熱異性化し、化
合物〔1〕の工程まで連続して行なわれる場合が多い。 化合物(1〕の工程もそれ自体公知の方法であり、化合
物〔3〕を適当な不活性溶媒、好ましくは上記の紫外線
照射の工程で、使用される溶媒中で20〜120℃好ま
しくは50〜100℃で約2〜5時間加温することによ
って行われる。この反応は、窒素、アルゴン等の不活性
ガス中で行うのが好ましい.反応混合物からの化合物(
1〕の単離は溶媒を留去後、容易な手段、例えばクロマ
トグラフィー等の方法によって行われる。 このようにして得られた化合物〔1〕が前記の保護基を
有している場合には説保wf!1基反応に付すことによ
り本発明の最終目的化合物〔1′〕が得られる。この脱
保護反応は、前記の保護基の種類に応じたそれ自体公知
の方法によって行われる。 以上の如くして本発明の化合物〔1〕が製造される。 上記反応において出発原料として使用される化合物〔2
〕も新規化合物であり、これらの化合物は種々の方法で
製造できるが、たとえば本発明者によって見出された以
下の方法が有利に使用される。 まず、−性成〔2〕において、R3およびR3が水素原
子である化合物、すなわち−性成〔5〕R (式中、R、R、RおよびR4は前記と同じ意味を示す
) で表わされる化合物は、以下の反応式に示す方法によっ
て容易に得ることができる。 〔8〕 上記反応式においてRおよびR1は前記と同じ意味を示
し、Aは一般式〔4〕 (式中、RおよびR2は前記と同じ意味を示し、7.8
位炭素原子間の・・・・・・は任意に結合が存在しても
よいことを示す) で示されるステロイド残塁を示す。 まず、−性成〔6〕で示される25−とドロキシコレス
テロールのフッ素誘導体を脱水剤で処理することによっ
て一般式〔7〕で示される24−デヒドロ体が得られる
。ここで脱水剤としては塩化チオニル、三塩化リン、三
臭化リン、メタンスルボニルクロライド、塩化アセチル
、トリ置換ホスフィン−四ハロゲン化炭素等の一般に水
酸基のハロゲン化剤として用いられる試剤が使用される
が、特にトリフェニルホスフィン−四塩化炭素、トリオ
クチルホスフィン−四塩化炭素等のトリ置換ホスフィン
−四ハロゲン化炭素系が良好な結果を与える。本方法実
施の形態の一例としてトリフェニルホスフィン−四塩化
炭素による化合物(6)の脱水についてさらに詳細に説
明するならば、先ず、化合物〔6〕にトリフェニルホス
フィンおよび四塩化炭素を加え、室温〜約100℃で反
応させる。この際反応溶媒は必ずしも必要としないが、
不活性有機溶媒を使用してもよい。トリフェニルホスフ
ィンと四塩化炭素の使用量は原料化合物〔6〕に対して
夫々等モル以上、好ましくは1〜5モルmが良好な結果
を与える。反応混合物からの目的物〔7〕の単離は、カ
ラムクロマトグラフィー、再結晶等の通常の手段で行な
われる。このようにして化合物〔6〕より化合物〔7〕
が高収率で得られる。なお、ここで使用される原料化合
物〔6〕の製造法は、特表昭58−501176号公報
、特表11!(59−500864号公報およびJ、 
ChelIl、 Soc、、 Chew、 Commu
n、、 459頁(1980年)に開示されている。 このようにして得られた化合物〔7〕から化合物〔8〕
を得る方法は種々のものが考えられるが、本発明者によ
って見出された以下に示す方法が簡便で有利である。 即ち、−性成〔7〕で示される24−デヒドロコレステ
ロールのフッ素誘導体を過マンガン酸塩で処理すること
により24位の二重結合のみが選択的に酸化され、目的
物(8)が一段階で容易に得られる。この反応において
、以下に詳述するように反応条件を選択することによっ
て一般式〔8〕においてR4またはR4が水酸基である
化合物(24−ヒドロキシ化合物)またはR4とR4が
いっしょになってオキソ基である化合物(24−オキソ
化合物)をそれぞれ選択的に製造することができる。 まず、24−ヒドロキシ化合物の製造は、化合物〔7〕
を適当な不活性溶媒、例えばアセトン、メチルエヂルケ
トン、塩化メチレン、クロロホルム、ベンゼン、トルエ
ン等に溶解または懸濁し、過マンガン酸塩、例えば過マ
ンガン酸ナトリウム、過マンガン酸カリウム等を加えて
反応を行う。この際、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機アルカリを
加え、アルカリ性条件下で反応を行うことによって目的
とする24−ヒドロキシ化合物を選択的に製造すること
ができる。過マンガンMjWの山は原料〔7〕に対して
約0.5〜3モルm、好ましくは1モル給付近が良好な
結果を与える。反応温度は約−80〜50℃で通常は仝
温以下が好適である。 反応混合物からの目的物〔8〕の単離は、通常は、生成
した二酸化マンガンを濾過して除くかまたは濾過するこ
となく、抽出したのちシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー等の通常の手段で行われる。 このようにして24−とドロキシ化合物が得られる。こ
こで24位の不斉炭素原子に由来する2種のジアステレ
オマーが生成するが、この2種の異性体は所望によりカ
ラムクロマトグラフィー、再結晶等の通常の分離、精製
の手段によって分離することもできる。 次に、24−オキソ化合物の製造は、上記の24−ヒド
ロキシ化合物の製造で用いた無機アルカリに代えて、酸
を添加することによって目的が達成される。ここで用い
る酸としては、待にギ酸、酢酸、プロピオン酸、安息香
酸などのカルボン酸が好適であり、通常は酢酸で十分で
ある。反応の実施形態および目的物〔8〕の単離手段は
、前記の24−とドロキシ化合物の製造で述べた方法が
好適である。 なお、上記の無機アルカリまたは酸を添加することなく
、または硫酸マグネシウム、5A酸ナトリウム等の中性
の無機塩基を添加して反応を行う場合には、24−ヒド
ロキシ化合物および24−オキソ化合物が同時に生成す
るが、これをカラムクロマトグラフィー等の分離手段に
よって各々を分離することもできる。 また、上記の方法によって得られた24−ヒドロキシ化
合物をそれ自体公知の方法によって酸化剤で酸化するこ
とによって対応する24−オキソ化合物に、また24−
オキソ化合物を還元することによって24−ヒドロキシ
化合物へ誘導することもできる。このようにして得られ
た24−ヒドロキシ化合物の24位の水酸基は所望によ
り前記の保:i基で保護することもできる。 以上のようにして得られた化合物(8〕において7.8
位炭素原子間に結合が存在しない場合には、当該分野で
一般的に使用される方法によって結合を導入し、5,7
−ジエン誘導体〔5〕へ誘導することができる。すなわ
ち7.8位炭素原子間に結合を有しない化合物〔8〕を
N−ブロモコハク酸イミドまたは1.3−ジブロモヒダ
ントインなどのハロゲン化剤で7位をハロゲン化し、つ
いで2.4.6−コリジン、テトラ−n−ブチルアンモ
ニウムフルオライドなどの塩基で脱ハロゲン化水素化す
ることによって化合物〔2〕に包含される。化合物〔5
〕を容易に得ることができる。 つぎに、−性成(2〕において、23位および24位の
両位置に同時に官能基を有する化合物は下記の反応式に
示すように一般式〔13〕で示される化合物を経由して
合成される。 〔13〕 上記反応式中、A、R11jよびR2は前記と同じ意味
を示し、R7はアルカンスルホニル基またはアレンスル
ホニル基を、R8は水素原子またはアシル基を、Xはハ
ロゲン原子またはアルカンスルホニルオキシ基もしくは
アレンスルホニルオキシ基を示す。 本方法についてさらに詳細に説明するならば、まず前記
の方法によって得られた一般式
〔9〕で示される24−
ヒドロキシ体を出発物質に用い、これをそれ自体公知の
方法によってスルホニル化することによって化合物〔1
0〕が得られる。すなわち化合物
〔9〕を塩基の存在下
メタンスルホニルクロライドなどのアルカンスルホニル
ハライドまたはベンゼンスルホニルクロライド、p−ト
ルエンスルホニルクロライドなどのアレンスルホニルハ
ライドを反応させることにより、容易に化合物〔10〕
が得られる。 化合物〔10〕のエポキシ化工程も一般的なエポキシ化
反応の方法によって行われる。すなわち、化合物〔10
〕を塩基、たとえば苛性ソーダ、苛性カリなどの無機ア
ルカリ、トリエチルアミン、トリブチルアミンなどの三
級アミン、水酸化テトラ−n−ブチルなどの四級アンモ
ニ・クム塩で処理することによって容易に化合物〔11
〕が得られるが、本発明の化合物の場合、特にトリエチ
ルアミンなどの三級アミンが良好な結果を与える。 化合物〔12〕の工程もそれ自体公知の方法で行うこと
ができる。すなわち、エポキシ体〔11〕をベンゼン、
トルエン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミドなどの適当な不活性溶媒に溶解し、
カリウムt−ブトキシド、リチウムジイソプロピルアミ
ドなどの塩基で処理することによってほぼ足口的に化合
物〔12〕を得ることができる。 つぎに化合物〔12〕から化合物〔13〕への転移反応
は以下の方法で行われる。まず−性成〔13〕において
Xがハロゲン原子の場合には、化合物〔12〕をハロゲ
ン化剤と反応させることによって容易にしかも高収率で
Xがハロゲン原子である転移生成物〔13〕を得ること
ができる。 ここで使用するハロゲン化剤および反応の実施形態は、
前記の化合物(6)から化合物〔7〕への脱水反応で詳
述したものをそのまま使用することができる。つぎにX
がメタンスルホニル基などのアルカンスルホニル基、ベ
ンゼンスルホニル基またはρ−トルエンスルホニル基な
どのアレンスルホニル基である場合には、化合物〔12
〕を塩基の存在下、相当するアルカンスルホニルハライ
ドまたはアレンスルホニルハライドを反応させ、−性成 (式中AおよびR7は前記と同じ意味を表わt)で示さ
れる25−スルホニルオキシ化合物を得、これを適当な
不活性溶媒中または溶媒を使用することなく80〜20
0℃好ましくは100〜150℃に加熱することによっ
て相当する化合物〔13〕を得ることができる。本発明
方法によって得られる化合物〔13〕は通常23位の不
斉炭素原子に由来する2種のジアステレオマーの混合物
であるが、このジアステレオマーは所望により再結晶、
カラムクロマトグラフィー等の容易な手段で分離するこ
ともできる。 このようにして得られた化合物〔13〕から23位およ
び24位に置換基を有する化合物〔2〕への変換は、以
下に示す2種の方法で行うことができる。 く方法−1〉 まず化合物〔14〕の工程は、化合物〔13〕を適当な
不活性溶媒中に溶解し、塩基の存在下、過酸化水素を反
応することによって行われる。ここで使用する溶媒は通
常、水、メタノール、エタノールなどのアルコール類、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どのエーテル類、ジメチルホルムアミド等のアミド類ま
たはそれらの混合溶媒が良好な結果を与える。塩基とし
ては、苛性ソーダ、苛性カリ、炭Plihり等の無代ア
ルカリで十分であり、用いるmは通常、化合物〔13〕
に対して0.01〜0.5モル量の触媒伍が好結果を与
える。過酸化水素は化合物〔13〕に対して5〜100
倍モルの過剰量を使用し、反応温度は0〜50℃、好ま
しくv温付近が良好な結果を与える。 化合物〔15〕の工程は、化合物〔14〕を一般にヒド
ロペルオキシドの還元に用いられる還元方法によって容
易に行なわれる。本発明化合物の場合、化合物〔14〕
をヨウ化カリ、ヨウ化ナトリウム等のアルカリ金属ヨウ
化物によって還元する方法が最も簡便である。 化合物〔16〕の工程は化合物(15)を塩基で処理す
ることによって行なわれる。′iA基としては、有機お
よび無機塩基のいずれも使用できるが、特に、四級アン
モニウム塩が好結果を与える。すなわち、化合物〔15
〕をn−ヘキサン、ベンゼントルエン、キシレン、1,
2−ジクロルエタン、クロロホルムなどの水と混和しな
い溶媒に溶解または懸濁し、苛性ソーダまたは苛性カリ
などの苛性アルカリ水溶液を加え、さらに四級アンモニ
ウム塩を加えて2層系で反応させる方法が好結果を与え
る。ここで使用する四級アンモニウム塩は、一般に相関
移動触媒として使用される化合物を含み、それらの具体
例としてはたとえば、テトラ−n−ブチルアンモニウム
クロライド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライ
ドなどの四級アンモニウムハライド、水酸化テトラ−n
−ブチルアンモニウムなどの四級アミン水酸化物などが
挙げられ、これらの相関移動触媒は化合物〔15〕に対
して0.01〜0.5モル量の触媒量が好結果を与える
。反応温度は’138〜150℃であるが、通常は溶媒
の還流温度で行われることが多い。この反応において、
23位の立体配位は反転し、23位がR配位の化合物〔
13〕からは23位がS配位の化合物〔16〕が得られ
る。 化合物〔16〕から化合物〔17〕または化合物〔19
〕への酸化反応は化合物〔16〕を過マンガン酸塩で酸
化することによって容易に行われる。すなわち化合物〔
16〕を塩基性条件で過マンガン酸塩で酸化することに
よって化合’h (17)が得られ、酸性条件下では化
合物(19〕を得ることができる。本反応の実施形態は
前記の化合物(7〕から化合物〔8〕の製造において詳
述した方法をそのまま適用できる。本方法では化合物(
16)から化合物〔17〕への反応は、立体選択的に進
行し、23位と24位の立体配位がエリスロ配位の化合
物〔17〕が得られる。すなわち23位がS配位の化合
物〔16〕からは233.243の化合物〔17〕が得
られる。 このようにして得られた化合物(17)および化合物〔
19〕の7.8位間に二重結合を有しない場合は、前記
の化合物〔5〕の製造で詳述したように7位をハロゲン
化しついで脱ハロゲン化水素化することによって容易に
化合物〔2〕に包含される化合物(18)および〔20
〕を得ることができる。 く方法−2〉 この方法によっても化合物〔2〕に包含される化合物を
合成することができる。 まず、化合物〔13〕から化合物〔22〕への変換は2
種の方法で行うことができる。すなわち、化合物〔13
〕を塩基性条件下で過マンガン酸塩で酸化すると直接化
合物が〔22〕が得られ、酸性条件下では化合物〔21
〕が生成し、これを還元することによって化合物〔22
〕が得られる。 ここで過マンガン酸塩による酸化反応は、前記の化合物
(8〕の製造において詳述した方法と実質的に同じ形態
で行うことができる。また、化合物〔21〕の還元は、
ケトンからアルコールへの還元剤として一般的に使用さ
れるものが用いられ、通常は水素化ホウ素ナトリウム、
水素化リチウムアルミニウムなどで十分である。このよ
うに2種の方法によって化合物〔22〕が得られるが、
24位の立体配位の異なる化合物〔22〕が得られる。 すなわち、化合物〔13〕からM接化合物〔22〕への
変換反応では23位と24位の立体配位がエリスロ型の
化合物〔22〕が選択的に得られ、24−オキソ体〔2
1〕を経由する方法では24位が逆配位すなわちスレオ
型の化合物(22〕が選択的に得られるのである。した
がって化合物〔13〕において23位がRおよびS配位
の両異性体を用い、さらにこの2つの方法を用いること
によって23位および24位の不斉炭素に由来する化合
物(22)の4種のジアステレオマーをすべてIIJ 
Nすることができる。 化合物〔23〕の工程は、一般にハロヒドリンのエポキ
シドへの閉環反応で使用される方法、例えば、塩基によ
る処理等によって容易に行うことができる。塩基として
は通常、苛性ソーダ、苛性カリ、炭酸ソーダなどの態様
アルカリ、アンモニア、トリエチルアミン、水酸化テト
ラ−n−ブチルアンモニウム等のアミン類が使用される
。 エポキシド(23〕の開環反応による化合物(24)へ
の変換もそれ自体公知の方法で行うことができる。すな
わち化合物〔23〕を水または水と有機溶媒の混合溶媒
中で塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタ
ンスルホン酸などの酸の存在下で反応させることにより
R8が水素原子である化合物〔24〕が得られる。また
、溶媒として酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸などを使用
し、前記の酸を添加して反応を行うことによってR8が
使用した溶媒に相当するアシル阜である化合物〔24〕
を得ることができる。得られた化合物〔24〕の23位
および24位の立体配位は化合物(22〕の立体配位を
保持している。 このようにして得られた化合物〔24〕の7゜8位に二
重結合が存在しない場合には化合物〔24〕を前記の一
般的な方法で5.7−ジエン化反応に付すことにより化
合物〔2〕に包含される化合物〔25〕を得ることがで
きる。 また、−性成〔2〕に包含される一般弐〇H (式中、Aは前記と同じ意味を示す) で表わされる化合物は、例えば化合物〔19〕をピリジ
ン、コリジン等の三級アミンの存在下で加熱することに
よって容易に得られる。 さらに−性成〔2〕においてR4およびR4が水素原子
である化合物はたとえば以下の反応式に示す方法によっ
て!J造される。 +                    u−7上
記反応式中、A、R1,R2およびR1は前記と同じ意
味を示し、R9は水酸基の保護基を示す。ここでR9で
示される水酸基の保護基は、前記で例示した水酸基の保
!!基の中から選ばれる。 本反応で使用する化合物
【26】は、前記のR8がアシ
ル基である化合物〔24〕をそのまま用いるか、あるい
は化合物〔17〕に保護基を導入するか、または化合物
〔16〕に保IIを導入し、ついで前記の方法に従って
過マンガン酸塩で酸化することによって容易に得られる
。 まず、化合物〔26〕を前記の化合物〔10〕の製造の
場合と同様の方法でアルカンスルホニルハライドまたは
アレンスルホニルハライドと反応させることにより化合
物〔27〕が得られる。この化合物〔27〕を化合物〔
11〕の製造で示した方法で塩基と処理することにより
化合物(28〕が容易に得られる。 化合物(29〕の工程は、エポキシドの還元反応におい
て一般的に使用される方法が用いられる。 たとえば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムア
ルミニウム等の還元剤で処理するか、またはパラジウム
などの触媒の存在下で水素化する方法が有利に使用され
る。 ここで、化合物〔29〕が5−エン体の場合は前記の一
般的な5.7−ジエン化反応すなわち化合物〔29〕の
ブロム化ついでIIAHBr化によって容易に化合物〔
30〕を得ることができる。 一方、化合物〔29〕におけるR9で示される保護基を
脱離させて化合物〔31〕となし、これを酸化剤で処理
することによって23位にオキソ基を有する化合物〔3
2〕が得られる。ここで酸化剤としては一般的に水酸基
のカルボニル基への変換に用いられるものが使用できる
が、本発明の化合物の場合、二酸化マンガン、三酸化ク
ロム、三酸化クロム−ピリジン錯体、ジメチルスルホキ
シド−ジシクロへキシルカルボジイミド、硝M銀−セラ
イトなどが良好な結果を与える。 このようにして得られた化合物(32〕が5−エン体の
場合は前記と同様に5,7−ジエン化反応に付すことに
よって化合物〔2〕に包含される化合11M(33)を
得ることができる。 以上詳〕ホしたように23位または23.24位に官能
基を有する化合物〔2〕は以下に承り各反応を利用する
ことによって製造することができる。 すなわち、−性成〔34〕 (式中、Aは前記と同じ意味を示し、Rloは水素原子
、アルカンスルホニル基またはアレンスルホニル基を示
す) で表わされる化合物を、Rloが水素原子である場合は
ハロゲン化剤と処理し、Rloがアルカンスルホニル基
またはアレンスルホニル基である場合は加熱することに
よって一般式〔35〕 (式中、Aは前記と同じ意味を示しXはハロゲン原子、
アルカンスルホニルオキシ基またはアレンスルホニルオ
キシ基を示′?t)で示される化合物が得られる。 ついでこの化合物(35〕に塩基の存在下過酸化水素を
反応させて化合物〔14〕となし、ついで還元し、必要
に応じて保護基を導入することによって一般式〔36〕 (式中、Aは前記と同じ意味を示し、R11は水素原子
または保護基を示す) で表わされる化合物が得られる。 また、化合物〔35〕および〔36〕を包含する一般式
(37〕 (式中、Aは前記と同じ意味を示し、R12はハロゲン
原子、アルカンスルホニルオキシ基、アレンスルホニル
オキシ基、水酸基、または保護された水M基を示す) で表わされる化合物を酸性条件下で過マンガン酸塩で酸
化することによって化合物(38〕(式中、AおよびR
12は前記と同じ意味を示す)が得られ、塩基の存在下
で過マンガン酸塩で酸化すれば化合物〔39〕 H (式中、ΔおよびR1□は前記と同じ意味を示す)を得
ることができる。 さらに、化合物〔39〕に包含される化合物〔26〕を
前記の方法で処理して化合物〔2つ〕となし、必要に応
じて脱保護反応に付すことによって一般式〔40〕 (式中、AおよびR11は前記と同じ意味を示す)で表
わされる化合物を製造することができる。 なお、上記製造法の各段階において使用する保護基の種
類、試薬の種類、反応条件等によっては水酸基の保護基
の全部または一部が脱離する場合もあるが、その場合は
必要に応じて再保護化反応に付すことによって保護基を
再導入できることはもちろんである。 以上の如くして化合物(2〕が得られ、さらに化合物〔
1〕が製造されるが、本発明の目的化合物〔1〕のみな
らず前記の各反応段階で生成するすべての中間化合物も
また文献未記載の新規化合物である。 このようにして得られた化合物〔1′ 〕は、非経口的
に例えば筋肉内または静脈内への注射、あるいは経口的
にまたは生薬としてもしくは外用剤として皮膚への塗布
により投与される。投与mは成人に対し1日当り、0.
002μ9から約100μ9、好適には0.01μ9か
ら20LL9の範囲で、投与形態に応じて適宜選択する
ことができるが、例えば経口投与の場合には0.01μ
9から50μ3、好適には0.02μ9から10μ9の
範囲で投与量を設定することができる。この化合物(1
)の製剤は当該分野で周知の薬理学的には許容される担
体との組合せによって調製され、そのような担体は固体
または液体いずれでもよい。 これら担体の具体例として例えばとうもろこしでんぷん
、オリーブ油、ごま油、一般にMCTと称される中鎖脂
肪酸のトリグリセリド等が使用される。剤形は例えば錠
剤、カプセル、液剤、粉末、顆粒、クリーム等が用いら
れる。 次に、本発明化合物の薬理効果を実験データに基づいて
説明する。 (実験方法〉 ビタミンD欠乏ラットの頚静脈内に、95%エタノール
に溶解した化合物または95%エタノールのみ(コント
ロール群)を投与し、24時間後に採血し、血清カルシ
ウム濃度をocpc(orthocresolphth
alein complecon)法で測定した。また
、腸管カルシウム吸収能はHartinとDeLuca
の方法(D、  L、  Hartin and H,
F、  DiLuca。 八mer、  J、  Physiol、、、:−二I
J、   1351−1359(1969))により測
定した。 く実験結果〉 実験結果を表−1に示した。 八  −〒     ・ 里 く実験方法〉 11且亙] 5X104個/I11に調整したHL−6011胞に各
薬剤を添加し、4日間37℃で炭酸ガスインキュベータ
ー内で培養した。培養後、コールカウンターにて細胞数
を計測し、無処理群の細胞に対する百分率を求め、増殖
抑制率を求めた。 NBT還元 薬剤で4日間処理したHL−60細胞に増殖培地(95
% PPMI−1640,5% Fe2)と200no
/dのTPA (12−o−テトラデカノイルフォルボ
ール−13−アセテート)を含む0.2% NBT溶液
を等量添加し、37℃で30分間培養した。その後、細
胞をスライドグラス上へ塗抹し、ギムザ染色を行い、I
Il[aの着色を顕微鏡下で測定した。200個の細胞
について着色細胞の数を測定し、NBT還元反応の陽性
百分率で表わした。 〈実験結果〉 実験結果を表−2に示した。 表−2増殖抑8111率およびNBT還元率*) 1α
、25−ジヒドロキシビタミンD3以下、実施例にて本
発明をさらに詳細に説明するが、実施例中、八 はアセ
チル基を、M はメS タンスルホニル基を示し、BおよびB′は各々−性成 (式中、ACはアセチル基を示す) で表わされるステロイド残塁を示す。 実施例1 (1)化合物〔2〕の製造 特表昭58−501176号公報記載の方法と実質的に
同じ方法で合成した1α、3B−ジアセトキシ−26,
26,26,27,27゜27−ヘキサフルオロ−25
−ヒドロキシコレスタ−5,7−ジエン(1)600I
!Ig、トリフェニルホスフィン1g、四塩化炭素3d
を1゜2−ジクロルエタン30dに溶解し、窒素雰囲気
下で15分間加熱還流した。反応液を室温まで冷却し、
減圧上濃縮したのち残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、酢酸エチル−n−ヘキサン(1:10
)で溶出される分画を集め、メタノールより再結晶し、
目的の5゜7.24−トリエン体(2)560RI(収
率96%)を得た。 融点 116〜118℃ IR(Nujo I、cm−’): 1735゜67O NMR(CDCl2.6): 0.62 (3H,s) 、0.98 (3H。 d、J=6.6Hz>、1.01  (3)−1゜3)
 、2.03 (31−1,s) 、2.09(3H,
s)   、  5.  00   (2ト1 、  
m )  、5.40(1ト1.   m>   、 
 5.  68   (1ト1 。 m>   、  6.  73   (1ト1.   
t、   J=8.  01−I Z ) UV  (EtOH,nm): λmax271.5゜
281.293 (2)化合物(3a)、(3b)の製造化合物(2)4
87Wgにアセトン100d、炭酸カリウム400■を
加え塩−氷で一15℃に保ちつつ、過マンガン酸カリウ
ム117Rgを加え1時間攪拌し、ざらに0℃で30分
間攪拌したのち溶媒を除去、酢酸エチル100mと1N
113!1100mを加え攪拌し、二酸化マンガンを濾
別除去したのち分液し、有礪層を3%重炭酸ナトリウム
水溶液50−で]@、水100dで2回洗浄し、酢酸エ
チルで抽出した。反応生成物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(10
:1)で溶出し、化合物〔3a〕と〔3b〕の混合物2
35■(収率46%)を傳だ。 NMR(CDCj!  、δ): 0.62 (3H,s) 、0.96および0.97(
各1.58.d、J=6.0Hz)1.01 (3H,
s)、2.04<3H,s)、2.08 (3H,s)
、3.91 (IH,t、J=12.3 Hz)、4.99 (2日、m)、 5.39 (IH,d、J=3.0H7)、5.68 
(IH,d、J=3.0)−1z)水晶は高速液体クロ
マトグラフィー(カラム:[F] 2orbax  BP  SIL   4.6a*φ×
15備、キャリアー;酢酸エチル−n−ヘキサン1:6
、流速2.5d/分)で5.1分及び5.8分に同面積
比の2本のピークを示した9本品100埒を再度シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、n−ヘキサン−
酢酸エチル(10:1)で溶出し、低極性の異性体〔3
a〕と高橋性の異性体〔3b〕に分離し、純粋な異性体
〔3a〕23■、異性体(3b)5.1■を得た。 化合物〔3a〕は、結晶X線解析により24位がS配位
であることが確かめられた。 異性体〔3a〕 NMR(CDCJ!3 、 6): 0.62 (3)−1,s) 、0.97 (3H。 d、J=6.3Hz)、1.01 (3H。 s)、2.04 (3H,s)、2.09(3)−1,
s)、2.65 <1t−1,m)、3.88 (IH
,d−d、J=9.2Hz、10.2l−1z)、4.
24 (1)1゜s) 、4.99 (1H,m) 、
5.00(1)−1,d、J−4,0f−1z)、5、
  39   (1ト(、d−t、   J=5.  
6Hz、3.0Hz)、5.68 (1)−1゜d−d
、J=3.38.5.6Hz) 異性体〔3b〕 NMR<CDC!。、δ): O,63<3  ト1.   s)、   0.  9
6   (3H。 d、J=6.3Hz) 1.01 <3)−1゜s)、
2.04  (3)−1,s)、2.09(3)−1,
s)  、2.66  (1f−1,m)  、3.9
4  (IH,d−d、J=8.3Hz、  10. 
2Hz)4. 24  (1)−1゜s)、4.99 
 (IH,m)、5.00(1H,d、   J=3.
  6  ト12)   、5.39  (1H,d−
t、J=5. 6)(z、3.0Hz)  、5.68
  (1)−1゜d−d、J=2. 7Hz、  5.
 6)−1z)(3)化合物〔6a〕の製造 化合物〔3〕の低極性の異性体(3a)101mgをベ
ンゼン250a!、エタノール80teの混合液に溶解
し、0〜5℃で窒素気流下、160W低圧水銀灯を使っ
て20分間紫外線を照射した。得られた溶液を4時間″
a流し、減圧上溶媒を留去して化合物〔5a〕の粗製品
を得た。この粗製品をメタノール200Iiに溶解し、
水酸化カリウム0.5gを加え室温で1時間攪拌し、脱
アセチル化した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出
し、水洗し、乾燥(MCISO4)後濃縮した。残漬を
高速液体クロマトグラフィー[F] (カラムニアorbax  BP  SIL   2.
01φ×25cIR1キヤリアー二酢酸エチル−n−ヘ
キサン2:1、流速:8.Om/分)で分取[1、目的
)化合v!J(Ja ) 1 、5IItg(収率17
%)を得た。水晶は、高速液体クロマトグラフィー(カ
ラム: 7orbax  B P  S I L■、4
.6INRφX15cm、キャリアーーイソブOパノー
ル−n−ヘキサン1=5、流速1.Od/分)で保持時
間は7.4分であった。 NMR(CDCj  、δ): 0.55 (3H,s) 、0.96 (3H。 d、J=6.6Hz)、1.25 (3t−1゜8) 
、2.33 (1H,m) 、2.58(1N、rn)
 、2.80 (18,m)、3.88 (IH,d、
J=10.9 ト1z)   、  4.  22   <2H,m)
   、4.43 (IH,m) 、5.00 (1H
。 s)、5.33 (1H,s)、6.02(1H,d、
J=11.2Hz)、 6.38  (1tl、d、J−11,2t−1z)U
V  (E tol−1,nm):  λn+ax26
5実施例2 実施例1で得られた化合?!l C3)の高楊性の異性
体(3b)3mgをベンゼン340d、エタノール90
dの混合液に溶解し、0〜5℃で窒素気流下、160W
低圧水銀灯を使って15分間紫外線を照射した。得られ
た溶液を4時間還流し、減圧上溶媒を留去して化合物〔
5b〕の粗製品を得た。 この粗製品をメタノール100−に溶解し、水酸化カリ
ウム0.2gを加え室温で1時間攪拌し、脱エステル化
した。反応液に水を加え酢酸エチルで抽出し、水洗し、
乾燥(MC)304)後濃縮した。残渣を高速液体クロ
マトグラフィー(カラム:[F] Zorbax  BP  S I L   2.0ct
sφX25c++。 キャリアー:酢酸エチルーn−ヘキサン2:1、流速:
8.O,m/分)で分取精製し、目的の化合物(6b)
0.3■(収率]2%)を得た。水晶は、高速液体クロ
マトグラフィー(カラム:[F] 2orbax  BP−3IL  、 4.6gmφX
15cm、キャリア一二イソブ口パノールーn−ヘキサ
ン1:5、流速:1.0威/分)で保持時間7.3分で
あった。 NMR(C[)C1、δ): 0.56  (31−1,s)  、0.94  (3
H。 cl、J=5.6Hz)、3.75  (11−1゜6
、J−11,9Hz)、4.43  (IH。 m) 、5.00 (IH,s>、5.33(IH,s
)、6.02  (IH,d、J=10.5Hz)、6
.38  <IH,d、J=10.5Hz) UV  (EtOH,nm): λll1ax265実
施例3 (1)化合物(7)の製造 実施例1で19られた1α、3β−ジアセトキシ−26
,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロコレ
スタ−5,7,24−トリエン(2)300■をアセト
ン150dに溶解し、氷酢酸0.5dを加え、塩−氷で
一15℃に保ちつつ、過マンガン酸カリウム80ηを加
え2時間攪拌し、ざらに0℃で30分間攪拌したのちメ
タノール1−を加え、室温までF?温し、減圧下で溶媒
を除去し、酢酸エチル1ooyと1N塩PA100−を
加え攪拌した。二酸化マンガンを濾過して除いたのち分
液し、有機層を3%重炭酸ナトリウム水溶液50dで1
回、飽和食塩水50mで1回、水100t!で2回洗浄
した。 、ti’ 9層を減圧上濃縮し、残漬をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、n−ヘキサン−酢酸エチ
ル(5:1)で溶出し、化合物〔7〕233.4111
9(収率75%)を得た。 NMR(C[)C13,δ); 0.62 (3H,s)、0.94 (3H。 d、  J=5. 6)1z)、1.01  (3t−
1゜s)   、  2.04(3ト1.   S )
   、  2.  09(3H,s)  、 5. 
01  (3H,m)  、5、  41   (1ト
1   m)  、  5.  70   (IH。 m) (2)化合物〔10〕の製造 上記化合物(7)34■をベンゼン150d。 n−ヘキサン350Idに溶解し窒素気流下10℃以下
で160W低圧水銀灯を使って30分間紫外線を照射し
た。得られた溶液を3時間還流し、減圧下溶媒を留去し
て化合物
〔9〕の粗製品を得た。この粗製品をメタノー
ル100dに溶解し、水酸化ナトリウム300j19を
加えて室温で2時間攪拌し、脱アセチル化した。反応液
に水を加え、酢酸エチルで抽出し、水洗し、乾燥(Mq
SO4)後濃縮した。残漬を高速液体クロマトグラフィ
ー(カラム: 7orbax  B P −5IL8a
e+φ×251、キャリャー:イソブ0パノールー〇−
ヘキサン1:5、流速:1.0d/分)に付し、保持時
間36分の成分を分取し、目的とする化合物(10)4
.211+9(収率14%)を得た。 NMR(CDCl2 、 6): 0.55 (3)−1,s)、0.94 (3)1゜d
、J=6.0Hz)、1.25 (3H。 s)   、  2.  31   (1ト1.   
m>  、  2.  60(1H,m) 、4.24
 (1H,m)、4.43 (IH,m) 、5.00
 (1H。 s>5.33 (1)−1,s)6.02 (1H,d
、   J=11.  5Hz>   、  6.  
37(1H,d、J=11.5l−1z) LJV (EtOH,nm):λmax264゜7m1
n228 実施例4 化合物〔12〕 特表昭58−501176号公報と実質的にじ方法で合
成した1α、3β−ジアセトキシ26.26.26.2
7.27.27−ベキフルオロ−25−ヒドロキシコレ
スト−5−ン(化合物(11)>40y、トリフェニル
スフィン529および四塩化炭素20dを1゜−ジクロ
ルエタン11に溶解し、この混合液70〜75℃で30
分間攪拌した。反応液を温まで冷却し、粉末シリカゲル
2009を加て更に30分間攪拌したのちシリカゲルを
濾した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルラムクロ
マトグラフィー(溶媒系:酢酸エチーn−ヘキサン1:
10)で精製し、メタツルから再結晶して化合物 12)37g(収$96%)を得た。 点  96〜97℃ IR(NujOl、cm−’):1740゜1735.
167O NMR(CDCi!  、δ): 0.68  (3)−1,s)  、0.95  (3
)−1゜d、   J=6.  6  ト1z)   
、  1.  08   (3H。 s)、2.02  (3H,s)、2.05(3H,s
)、4.92  (IH,m)  、5、  06  
 (1ト1.   b−s)   、  5.  52
(1H,m)  、6. 72  (1H,t、J−7
,7H2) (2)化合物〔13〕 化合物(12)1(1、炭酸カリ5gおよびアセトン1
1の混合液を一20℃に冷却し、窒素雰囲気下で過マン
ガン酸カリウム2.67gを加えたのも−20〜−15
℃で5時間攪拌した。反応液に2N塩Pli300−を
加えたのち、冷却バスを取り除き、反応液の色が消失す
るまで攪拌した。反応液を減圧下30℃以下で約1/3
量まで濃縮し、残渣をトルエンで抽出した。トルエン層
を水洗し、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶離液:酢酸エチル−n−ヘキサン1:
4)で精製し、白色粉末状の化合*(13)5.8g(
収率55%)を得た。 NMI’((CDCj!3. 6): 0.70  (3)−1,b−s)、0.95(3H,
m) 、1.02  (3H,S)、2.03  <3
)−1,s)、2.06  (3H。 s)   、  3.  9   (IH,m)   
、  4.  9   (1ト1.   m)  、 
 5.  05   (IH,b−s)  、5.54
  (1)−1,m) (3)化合物〔15〕の製造 ピリジン150111に化合物(13)59を溶解し、
メタンスルホニルクロライド3dを加え、5℃で20時
間11i置した。反応液を氷−水1j!中に注入し、酢
酸エチル300IRIlで3回抽出した。有機層を1N
111fおよび水で順次洗浄し、濃縮し化合物(14)
を得た。 この化合物〔14〕を精製することなくトリエチルアミ
ン100mに溶解し、室温で終夜放置した。反応液にト
ルエン200mを加えて減圧濃縮し、残漬をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル−n−
ヘキサン1:10)で精製し、化合物(15)4.38
g(収率91%)を白色粉末として得た。水晶はIRス
ペクトルでOH基に基づく吸収は認められなかった。 (4)化合物〔16〕のl造 一10℃に冷却したリチウムシイツブOビルアミド2.
19を含むテトラヒドロフラン溶液(200りに、前記
のエポキサイド〔15〕4.269を加え、−10〜−
5℃で50分攪拌した。反応液に1N塩酸501!1、
飽和食塩水500dおよび酢酸エチル300d!を加え
て抽出し、有機層を水洗後m縮した。残漬をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル−〇−
ヘキサン1:5)で精製し、化合物(16)3.81L
:J(収率89.5%)を得た。 NMR(CDCl2.δ): 0.68 (3H,s) 、0.89 (3)1゜d、
J=6.6117) 、1.08 (3H。 s) 、2.03 (3t1.s) 、2.06(3H
,s)   、  3.  30   (1ト1 、 
 S )  、4.9  (1H,m)  、5.05
  (IH。 m)  、5. 53  (1H,m)  、5.57
(1H,d、J−15,8)、6.27(IH,m) (5)化合物〔17〕の製造 1.2−ジクロルエタン200mに化合物(16)3.
659、トリフェニルホスフィン5.5gおよび四臭化
炭素8gを溶解し、30〜35℃で30分攪拌した。反
応液に粉末シリカゲル80gを加え10分間攪拌し、シ
リカゲルを濾別し、濾液を減IT、′a縮した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶lI液:酢酸
エチルーn−ヘキサン1:12)で′1?i製し、化合
物(17)3.9g(収率97%)を得た。 このものは、NMRにおいて23位のR−異性体とS−
異性体の同m混合物であることが確認された。 NMRCCDC,I!3 、 6): 0.65°、0.72”(各1.5H。 s) 、0.95” 、0.96”(各1. 5)−1
,d、  J=6. 5Hz)  、1.08” 、1
.09”(各1.5)1゜s)  、2.03  (3
H,s)  、2.06(3H,s)、4.8〜5.0
  (IH。 m)   、  5.  05   (1ト1.b−s
)  、5.53(1H,m)、6.65   。 6.81°(各0.5H,d、J− 11,5l−1z) (ネおよび水率は各々、23 (R)−異性体および2
3(S)−異性体に基づくシグナルを示し、その他は両
異性体共有のシグナルを示す)(6)化合物(18a〕
および(18b)の製造前記の如くして1りられたブロ
ム体〔17〕の2種のジアステレオマーの同恒温合物1
.34g(2+an+ol)をアセトン500dに溶解
し、−20℃に冷却したのち粉状炭酸カリウム5gおよ
び過マンガン酸カリウム174!+9 (1,1mmo
l)を加え、同温度でKMnO4に基づく紫色が消失す
るまで攪拌した。反応終了後、冷却浴を取り除き1N塩
酸100−を加えて30分攪拌したのち減圧下でアセト
ンを留去し、残漬を酢酸エチルで抽出した。有機層を水
洗後減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付した。まず、酢酸エチル−n−ヘキサン1:
10で溶出すると未反応原料([)0.74gが回収さ
れ、これをメタノールから再結晶すると23位がS配位
の化合物〔17〕0.56gが得られた。水晶はNMR
で23(R)異性体は検出されなかった。ついで酢酸エ
チル−n−ヘキサン1:4で溶出される分画を集め、酢
酸エチル−n−ヘキサン混液がら結晶化させると、化合
物(18a)0.54zが得られた。 NMR(CDCJ3 、  δ) : 0.71 (3)(、s)、0.95 (3H。 d、J=6.6)1z)、1.09 (3H。 s)、2.03 (3H,s)、2.06(IH,s)
、3.09 (1)−1,d。 5.0Hz)、4.05 (il]、s)、4、 28
  (IH,m)  、4.64  (1H。 m)  、4.9  (1)−1,m)  、5.06
(IH,b−s)、5. 54  <IH,m)つぎに
回収された23位がS配位を有する化合物〔υ)536
Rgを粉状炭酸カリウム3びの存在下、アセトン200
IIi中で上記と同様の方法で過マンガン酸カリウム1
39■と反応させ、化合物(18a)の場合と同様に処
理して化合物(18b)27119(収率48%)を得
た。 NMR(CD(、i3−D20.  δ):0.69 
(3)−1,s> 、0.97 (3)−1゜6、  
 J=6.  5  ト1z)   、  1.  0
8   (3H。 s) 、2.03 (3H,s) 、2.06(1H,
s)、4.3 (IH,m)、4.69 (IH,b−
s)、4.9 (1)−1,m) 、5.06 (if
−1,b−s)、5.53 <18.m) (7)化合物(19a)の製造 上記のようにして得られた化合物(18a 〕495■
、ト)LtX>30dlaよびo、1N苛性ソーダ水3
0dの2層溶液に10%テトラ−n−ブチルアンモニウ
ムヒドロキシド水溶液0.3Hgを加えた。反応液を2
時間還流したのち室温まで冷却して分液し、トルエン層
を1NH(lおよび水で順次洗浄後減圧濃縮した。残漬
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸
エチル−n−ヘキサン1=6)で精製し化合物(19a
)3921y(収率92%)を得た。 NMR(CDCJ  、δ): 0.69 (3H,S> 、1.06 (3日。 d、J=6.6Hz)、1.09 (3H。 s)、2.03 <38.s)、2.06(3H,s)
   、  3.  14   (1ト(、m )  
、3.18 (IH,b−s)、3.33<18.  
 b−s)   、  4.  9   (1ト1 、
  m )  、5.07 (11−1,b−s)、5
.53(1)1.m> (8)化合物(20a)の製造 化合物(19a)(365q)のl!i¥酸(10戒)
溶液に無水酢酸1−および濃硫酸0.59を加え、TL
Cで原料(19a)が間失するまで’lで放置した。反
応液を氷−水200IIteに注入し、トルエンで抽出
した。トルエン層を水、5%重曹水および水で順次洗浄
したのも減圧濃縮し、残漬をシリカゲルノJラムクOマ
ドグラフィー(溶離液:酢酸エチル−n−へキサン1:
5)で精製し、化合物(20a)300m9(収率75
%)を得た。 NMR(CDC13−020,δ): 0.67 (3H,S)、0.91 (3H。 d、J−6,5ト1z)  、  1.  08   
(3H。 S)、2.03 (3H,s)、2.06(31−1,
s)   、  2.  10   (3ト1 、  
S )  、4.27 (IH,b−s)、4.9 (
IH,m) 、5.05 (IH,b−s)、5.20
 (1H,m) 、5.53 (1日。 m) (9)化合物(22a)の製造 ピリジン10−に化合物(20a)25(C9およびメ
タンスルホニルクロライド0.5mを溶解し、5℃で2
4時間放置した。反応液に水を加え、トルエンで抽出し
、トルエン層を1N塩酸および水で洗浄し、濃縮し粗製
の化合物(21a)を得た。 この化合物(21a)をトリエチルアミン10dに溶解
し、室温で終夜放置した。反応液にトルエン20戯を加
えて減圧濃縮し、残漬をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶離液:酢酸エチル−n−ヘキサン1:5)で
精製し、化合物(22a)214日g(収率88%)を
1りた。 NMR(CDCJ!3. 6): 0.66 (3t−1,s)、0.93 (3)−1゜
cJ、J−6,3Hz)、1.08 (3H。 s)、2.02 (3H,s)、2.06(3日、s)
、2.10 (3H,s)、3.46 (IH,d、J
=7.3Hz)、4、9 (2)−1,m) 、5.0
6 (1−1゜b−3)、5. 53  (1H,m)
(10)化合物(23a)の製造 無水テトラヒドロフラン20緘にリチウムアルミニウム
ハイドライド150j19を加え、5℃に冷却した。こ
の懸濁液に前記の化合物(22a)20019を加え0
〜5℃で30分攪拌した。反応液に水50m!および1
N  HCJloomを加え、酢酸エチルで抽出し、有
機層を水洗し、濃縮した。残漬をn−ヘキサンで洗浄し
、乾燥して化合物(23a)154■(収率93%)を
得た。 NMR(CDCj3 +[)も−アセトン、δ)二〇、
70 (3H,s>、0.98 (3H。 d、   J−6,3ト1z)   、  1.  0
3   (3H。 s)、3.84 <IH,m) 、3.95(1H,m
) 、4.31 (1H,m)、5.57 (1H,m
) (11)化合物(24a)の製造 ピリジン10dに化合物(23a)12019および無
水酢酸2IIIi!を加え、室温で21間放霞した。反
応液に水1001dlを加えてトルエンで抽出し、トル
エン層をIN  Holで洗浄後、減圧濃縮した。残漬
を無水テトラヒドロフラン10#Ii!に溶解し、テト
ラ−n−ブチルアンモニウムフルオライド0.5gを加
え、空温で15分間放置したのち、トルエン50−およ
び1NHCI 100−を加えて抽出し、トルエン層を
水洗して減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶離液:酢酸エチルーn−ヘキサン1:
10)で精製し、化合物(24a3120■(収率81
%)を得た。 NMR(CDCj!  、δ): 0、  68   (3H,s)  、  0.  9
0   (3ト1 。 d、J−6,6Hz>、1.08 (3H。 s)、2.03 (3H,s)、2.06(3H,s)
 、2.13 (3)−1,s)、4.9 (2H,m
) 、5.06 <1 H。 b−8>、5.53 (11−1,m)、6.47 (
1H,5) (12)化合物(25a)の製造 化合物(24a)10019を四塩化炭素10iに溶解
し、N−ブロモコハク酸イミド40■を加えて窒素気流
中20分間還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣g2.
4.6−コリジン5dおよびキシレン10aeを加え3
0分間還流した。反応液を室温まで冷却し、1N塩酸お
よび水で洗浄し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル−n−ヘキ
サン1:10)で2回精製し、化合物(25a)27F
!!g(収率28%)を得た。 NMR(CDCJ!3. 6): 0.62 <38.s) 、0.93 (3H。 d、   J=6.  6  ト1z)   、  1
.  01   (3H。 S)、2.04 <38.s)、2.07(3H,s)
、2.14 (3H,s)、5.0 (3H,m)、5
.40 (1H。 d、J=7.9Hz)、5.68 (1!−(。 d、J−7,9H7) (13)化合物(28a)の製造 化合物(25a)20雌をベンゼン−ヘキサン7:3混
液30C)neに溶解し、この液を0〜5℃に冷却した
。反応液に10分間N2ガスを導入したのち、同温度に
て100W高圧水銀ランプで3分間紫外線を照射した。 反応液を15℃以下で減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル−n−ヘ
キサン1:13)で精製し、化合物(26a)を得た。 この化合物(26a)を酢酸エチル20d中で3時間加
熱還流し、減圧濃縮し、粗製の化合物(27a)を得た
。この濃縮残渣に5%KOH−メタノール溶液10厩を
加え、5℃で24時間放置した。反応液に1NトICj
! 100dおよび酢酸エチル100−を加えて抽出し
、有1!1層を水洗後、窒素気流中2時間加熱還流した
。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶離液:酢酸エチルーn−ヘキサン、2
:3)で精製し、目的化合物(28a)2.9ay (
収率18%)を得た。水晶は高速液体クロマトグラフィ
ー■ (カラム:Zorbax  BP  S I L   
4.6In!RφX25u、キャリアー:n−ヘキサン
−C)−12G!2−MeOH50:50:3、流速:
2d/分)で保持時間17.6分であった。 UV (EtOH,nm):λmax264.5N〜I
R(CDCf3 、 δ): 0.58 (3H,s)、1.00 (3H。 d、J=6.3t−1z)、4.2〜4.4(3H,m
> 、5.00 (IH,s)、5.33 (1)−1
,s)、6.01 (1H。 d、J=10.5Hz)、6.37 (1H,d、  
 J=10.  5)(z)実施例5 実施例4で得られた化合物(18b)を出発原料として
用い、以下、実施VA4と実質的に同様の方法で化合物
(28b)を製造した。 (1)化合物(19b)の製造 実施例4で得られた化合物(υb)260ηより化合物
(19b)200I119(収率89%)をl′)だ。 NMR(CDCJ   、  δ) :0.67 (3
H,s)、1.02 (3H。 s)、1.06 (3H,d、J−6,6Hz)、2.
03 (3H,s)、 2.06  (31−1,s)  、3. 1 6  
(1H。 m) 、3.26 (11−1,b−s)、3.35 
 (1)−1,s)  、4.9  (1)1゜m) 
、5.06 (IH,b−s)、5、 53  (IH
,m) (2)化合物(20b)の製造 化合物(19b)195g!!J、J=り化合’Jl)
(20b)150■(収率70%)を得た。 NMR(CDCj!  −D20.  δ):0.67
  (3H,s)、0.94  (3)1゜d、J=6
.6Hz)、1.08 (3H。 s)、2.03  (3H,s)、2.06(3H,S
)、2.11  <3)−1,8)  、4.2(2ト
1.   m)   、  4.  9   (IH。 m)  、5.05  (1H,b−s)、5、 1 
1  (1H,m)  、5.53  (1H。 m) (3)化合物(22b)の製造 化合物(20b)8019より化合物(22b)73j
lSl(収率94%)を得た。 NMR(CDCj   、  δ): 0.65 (3H,s)、0.98  (3H。 d、   J−6,0ト1z)   、  1.  0
8   (3H。 s)   、  2.  02   (3ト1.   
s)   、  2.  06(3H,s)、2.11
  (3H,s)  、3、  50  (IH,d、
   J=8.  9  ト1z)  、4.9  (
11−1,m)  、5.06  (1H。 b−s)、5.53  (1H,m) (4)化合物(23b)の1造 化合物(22b)70〜より化合物(23b)53■(
収率90%)を得た。 NMR(CDC13+D6−アセトン、δ)二0.70
 <38.s)、0.97 (3)−1゜d、J=6.
2)−1z)、1.03 (3H。 S)   、  3.8(1ト1.   m)   、
  3.  95(1H,m) 、4.33 (I H
,m>、5.56 (11−1,m) (5)化合物(24b)の製造 化合物(23b)5059より化合物(24b)59M
9(収率96%)を得た。 NMR<CDCl 、δ): 0.67 (3H,s)、0.99 (3H。 d、   J=6.  6Hz>  、  1.  0
8   (3ト1 。 s)、2.03 (3)−1,s)、2.06(3H,
s)、2.11 (3)1.s)、4、  9   (
IH,m)   、  5.  05   (2ト1 
。 b−s>、5.53 (IH,m)、 5.66 (1H,5) (6)化合物(25b)の製造 化合物(24b)55Rgより化合物(2,5b )1
4■(収率25%)を得た。 NMR(CDCJl 、δ): 0.62 (3)1.s) 、1.05 (6)−1゜
m)   、  2.  04   (3ト1.  3
)   、  2.  06(3H,s)、2. 11
  (3H,s>  、5.0付近(3H,m) 、5
.40 <18、d、J=8.0Hz>、5. 67(
1ト1.   d、   J=7.  9Hz)(7)
化合vIJ(28b)+7)am化合物(25b)10
rI1gより目的化合物(28b)1.1Hg(収率1
4%)を得た。水晶は高速液体クロマトグラフィー(条
件は実施例4の化合物(28a)の場合と同じ)で保持
時間は15.4分であった。 LIV (EtOH,nm):λ  265Ilax NMR(CDCl  、δ): 0.58 (3H,s) 、0.98 (3H。 d、J−6,5Hz)、4.2〜4.5(3H,m) 
、5.00 <IH,s)、5.33 (IH,s)、
6.02 (IH。 d、   J=10.  6  ト1z)  、  6
.  37   (IH,d、J=10.4Hz) 実施例6 (39b)の製造 化合物(3〕の製造 実施例3と同様の方法で得られた化合物〔7〕、09を
テトラヒドロフラン30dに溶解し、〜2℃に冷却した
。反応液にNaBH4,5gを加え同温度で30分攪拌
したのち、およびベンゼンを加えて抽出した。ベンゼン
を水洗し、減圧濃縮して化合物(3)2.0(収率99
%)を得た。水晶はNMRおよび速液体りOマドグラフ
ィーで実施例1で得らた化合物〔3a〕と〔3b〕の混
合物と一致た。 化合物〔3〕の製造 化合物(3)1.9gを、実施例4の化合物15〕の合
成の場合と同様に処理して化合物υ〕となし、ついで化
合物(3,0) 、729(収率93%)を(りた。 N〜IR(CDCj   、  δ) :0、  62
   (3ト1.   s)   、  0.  97
   (3H。 d、   J−6,6ト1z)   、  1.  0
1   (3H。 s)、2.04  (3H,s)、2.09(3H,s
)、3.4  (IH,m)  、5.0  (2H,
m)  、5.4  (1H。 m)、5.7  (IH,m) (3)化合物〔31〕の製造 エポキシ体(30)1.54Fを実施例4の化合物〔1
6〕の合成の場合と同様に処理し、化合物(31)1.
29(収率80%)を得た。 NMR(CDCI 、δ): 0.63 (3H,s)、0.93 (3)−1゜d、
J=6.6Hz)、1.01 (3H。 s>、2.04 (3t−1,s)、2.09(3H,
s)2.95 (1H,s)、5.0 (2H,m) 
、5.4 <IH。 m) 、5.58 (IH,d、J= 15.5l−1z ) 、5.68 (1H,m)、6
.27 (1H,m) (4)化合物(32)の製造 化合物(31)1.09を実施例4の化合物〔17〕の
合成の場合と同様に処理し、化合物(32)1.C1(
収率91%)を得た。 水晶はNMRで2種のジアステレオマーの混合物である
ことが確認された。 NMR(CDC1、δ): 0.59.0.67 (各1.58.s)、0.96.
0.98 (各1.58.d。 J=6.6Hz)、1.00.1.02(各1.58.
s)、2.04 (3H。 s)2.09 (3H,s> 、5.0 (3H,m)
 、5.39 (1H,m)、5.68 (1H,m)
 、6.65 (0,5)1.d、J=12Hz)、 6.82 (0,5H,d、J=12)−1z)(5)
 化合1)J (35a ) オよび(35b)の製造
ブロム体(32)670Rg、メタノール30i、テト
ラヒドロフラン70Idおよび35%過酸化水素水5#
11!の溶液に2N  Na0HO01dを加え、反応
液を室温で40時間放置した。反応液に食塩水を加え、
トルエンで抽出し、トルエン層を水洗後m縮し、化合物
(3,3)の粗製品を得た。この粗製品を酢酸エチル5
0dに溶解し、水5dおよびヨウ化カリ1gを加えて0
〜5℃で1時1’ll!l拌した。反応液をNa2S2
O3水溶液および水で順次洗浄し減圧濃縮した。残渣を
シリカゲルカラムクロマドグラフイーで精製し、目的の
化合物(34)280Rgが得られ、未反応原料である
化合物〔32〕が380句回収された。 次に上記化合物〔34〕をトルエン30dに溶解し、0
.1N  NaOH水10111および10%テトラブ
チルアンモニウムヒドロキシド水溶液0.24を加え、
この2層溶液を空温で30分、60℃で30分攪拌した
。反応液を!温まで冷却し、分液し、トルエン層を希塩
酸で洗浄後減圧濃縮した。残漬をシリカゲルカラムク0
マドグラフイー(溶離液:酢酸エチル−〇−ヘキサン1
:5)にて精製し、低極性の化合物(35a)40■お
よび高極性の化合物(35b)170■を得た。 NMR(CDCj!3.6): 化合物(35a) 0、  65   (3)(、S)   、  0. 
 97   (3ト1 。 d、J=6.6Hz)、1.01  (3H。 s)  、2.04  (3H,s)  、2.09(
3H,s)  、4.83  (1H,m>  、5、
O(2)1.m)  、5.39  (1)−1゜m>
  、5.68  (1日、m)  、6. 71<I
H,d、  J=8. 6Hz) 化合物(35b) 0.61 (3H,s)、1.01 (3)−1゜s)
 、1.04 (3H,d、J=6.0Hz)、2.0
4 (3)−1,s)、2、  09   (3ト1.
   s)   、  4.  83   (1)−1
゜m) 、5.0 (2H,m) 、5.39(1)−
1,m) 、5.6.8 (1H,m>、6.60 <
18.d、J=9.2t−1z)(6)化合物(36b
)の製造 化合物(35b)30.3■、炭酸カリ0.53および
アセトン50dの懸濁液を一20℃に冷却したのちK 
M n 0  8 m’Jを加えた。 反応液を同温度で3時間W!拌したのら、2N)−10
J!  30d、食塩水200aeお、[F酢酸エチル
150dを加えて抽出した。有機層を水洗後減圧濃縮し
、残潰をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液
:酢酸エチル−n −ヘキサン1:3)で精製し、化合
物(36b)26.2a+9(収率41%)を得た。 NMR(CDCj!3. 6) : 0.63 (31−1,s) 、0.99 (3H。 d、J−6,6Hz)、1.01 (3H。 s)、3.0 (1H,d、J−9Hz)、3.97 
(1)1.d、J−9)−1z)、4.34 (1H,
m) 、5.0 (2H。 m> 、5.2 (1H,s)、5.40(I H,m
) 、5.68 (I H,m)(7)化合物(39b
)の製造 化合物(36b)20■を実施例4の化合物(28a)
の合成の場合と同様に、紫外線を照射して化合物(37
b)となし、これを熱異性化さけて化合物(38b)と
し、ついで加水分解しfil、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶離液:酢酸エヂル:n−ヘキサン2:
1)で精製し、目的物C39b)2.6rng(収率1
5%)を得た。水晶は流速液体クロマl−グラフィー(
カラム: 2orbax  B P  S I L■4
.6aa+φX 25u、キャリアm:CH2C12−
MeOH25:1、流速1威/分)で保持時間は13.
3分であった。 NMR(C[)CN  、δ): 0.56 (3H,S)、1.00 (31−1゜d、
   J−6,5Hz)  、  3.  96   
(1N。 s)、4.23 (IH,m) 、4.34(1)−1
,m) 、4.42 (1H,m>、5.00 (IH
,s)、5.33 (IH。 s)、6.02 (IH,d、J= 10.5t−1z)、6.38 (1H,d。 J=10.5l−1z) UV (EtOH,nm):λmax265゜λ1in
228 実施例7 3  −6    ′ 27−へキサフルオロ−24−オキソ−1α、2の製造 (1)化合物(40b)の製造 実施例6で得られた化合物(35b)601+19、酢
viime、iよび7セトン30aeの溶液を一15℃
に冷却し、KMnO8Hgを加え同温度で2時間攪拌し
た。反応液を実施例6の化合物40.5Hg(収率71
%)を得た。 NMR(CDCl2 .6): 0.62 <3)−1,s)、1.01 (3H。 s)、1.07 (3H,d、J=6.6Hz)、2.
04 (3H,S)、 2.09 (3H,s)、2.92 (1H。 d、J=8.3Hz)、4.72 (1)1゜m) 、
5.0 (2H,m) 、5.41(1)−1,m) 
 、 5.  60  (1)1.   s)  、5
.68 (1H,m) (2)化合物(43b)の製造 化合物(40b)13Rgを実施例4の化合物(28a
)の場合と同様に紫外線を照射し、ついで加熱して化合
物(i2 b )とした。この(42b)をメタノール
20成に溶解し、濃塩酸0.5idを加え、室温、暗所
で終夜放置した。 反応液に水および酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を
水洗機濃縮し、残漬をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで′#?4製して目的物3b)を1.1rl1g<
収率10%)を得た。 NMR(CDCl2.  δ): 0.55 (3H,s)、1.02 (3H。 d、J=6.5Hz)、4.22 (18゜m) 、4
.33 (1H,m) 、4.73(IH,m)   
、  5.  00   (1ト1 、  S )  
、5.33 (IH,s)、6.02 (1H。 d、   J−10,9ト1z)  、  6.  3
7   (1ト1.   d、   J=10.  4
H2)UV (EtOH,nm):λmax265゜2
m1n227 水晶は高速液体クロマトグラフィ=(条件は実施例6の
化合物(39b)の場合と同じ)で保持時間は12.0
分であった。 文施例8 26.26.26,27,27.27−へキサリヒドロ
キシビタミンD  (47)の%I B3  〜 (1)化合物〔44〕の製造 実施例7で得られた化合物(40b)20■、S−コリ
ジン1dおよびトルエン3dの溶液を、液体クロマトグ
ラフィーで原料(40b)が消失するまで還流した。反
応液を室温まで冷却した9ち、希塩酸で洗浄し、減圧濃
縮し化合物(44)20■を得た。水晶は、NMRおよ
び液体クロマトグラフィーより24Rと243の2種の
ジアステレオマーの混合物であることが確認された。 NMR(CDCJ!  、 δ): 0.66(3ト1.   s)   、  0.  8
7゜0.96(各 1 、 5 ト1.   d、  
 J=6.  7Hz)、1.06 (3H,S)、 2.04 (3H,s)、2.09 (3H。 s)   2.  55 〜2.  95   (2ト
1 、  m )  、4.41.4.46 (各0.
5H,s)、5.0 (2H,m) 、5.41 (1
1−!。 m)、5.68 (1H,m) マススペクトル:m、/e  638 (M” )(2
)化合物〔47〕の製造 化合物(44)10ηを実施例7の化合物(43b)の
合成の場合と同様に、紫外線照射、熱異性化および脱ア
セチル化を行い、R後シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶離液:酢酸エチル−n−ヘキサン2:1)で精
製し、目的物(47〕の24位の不斉炭素原子に基づく
2種のジアステレオマーの混合物0.6I!tg(収率
7%)を得た。 NMR(CDCj!  、δ): 0.56 (3H,s)、4.33 (1)−1゜m)
 、4.2〜4.5 (21−1,m)、5、  01
   (1ト1.   m)   、  5.  34
   (1ト1 、        −m) 、6.0
1 (1H,d、J= 10.5Hz) 、6.38 (1H,d。 J=10.3Hz) LIV (EtOH,nm):λ1lax264.5本
品は高速液体クロマトグラフィー(条件は実施例6の化
合物(39b)の場合と同じ)で保持時間は10.9分
および11.2分であつた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1およびR_2は、各々、水素原子または
    水酸基の保護基を示す。R_3とR_3′およびR_4
    とR_4′は、各々水素原子を示すか、一方が水素原子
    を示し他方が水酸基もしくは保護された水酸基を示すか
    、またはR_3とR_3′もしくはR_4とR_4′が
    いつしよになつてオキソ基を示す。ここでR_3、R_
    3′、R_4およびR_4′が同時に水素原子を示す場
    合は除く)で示されるフッ素含有ビタミンD_3誘導体
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_5とR_5′およびR_6とR_6′は、
    各各の水素原子を示すか、一方が水素原子を示し他方が
    水酸基を示すか、またはR_5と R_5′もしくはR_6とR_6′がいつしよになつて
    オキソ基を示す。ただし、R_5、R_5′、R_6お
    よびR_6′が同時に水素原子を示す場合は除く) で示される特許請求の範囲第1項記載のフッ素含有ビタ
    ミンD_3誘導体。
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