JPS6034803A

JPS6034803A - 修整木材

Info

Publication number: JPS6034803A
Application number: JP4733884A
Authority: JP
Inventors: 井上　安清
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-03-12
Filing date: 1984-03-12
Publication date: 1985-02-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、角材等の木材表面に露出する節部個所にテー
パ形状の孔部を穿設し、かつ該孔部に、節部がなく、前
記木材と同様質の原材を用いてテーパ軸状に形成してな
る埋木を圧入、埋着することにより、節部個所にあたか
も節部が存在しなかったごとき感じを与えることができ
、製品価値を著しく向上するとともに、埋木脱落のおそ
れが全くなく、シかも製造が極めて簡易である修整木材
に関する。柱材、床材あるいは内装壁材等とじて用いら
れる木材の価値は、節部が存在することによって低下す
る。特に節部が元部、腐節、抜部であるばあいには、そ
の価値は非常に下落してしまう。そこでかかる不良節を
除去修整し、商品価値を向上するとともに製品歩留まり
をよくする見地から、例えば第５図に示すごとき、節部
（、）個所に円形孔（ｂ）を設け、該円形孔（ｂ）に円
柱状に形成した埋木（Ｑ）を埋込み、接着剤を用いて該
埋木（Ｑ）を円形孔（ｂ）に固着してなる修整木材（ｄ
）が提案されている。

しかし、このように円形孔（ｂ）に円柱状の埋木（Ｑ）
を圧入してなる修整木材（ｄ）においては、埋木（ｃ）
局面（ｅ）と円形孔（ｂ）内周面（ｆ）との密着が悪く
、仕上り精度が不良となりやすい他、とくに円形孔（ｂ
）が同図に示すごとく貫通孔であるばあいには、埋木（
（１）が抜は落ちるおそれがあった。さらには、埋木（
、）と円形孔（ｂ）との密着をよくするために、通常埋
木０）の径は円形孔（ｂ）の内径よりも若干大きく設定
されているため、埋木（０）圧入の際に、埋木（Ｑ）が
円形孔（ｂ）に円滑に入らず、そのため該埋木（Ｃ）、
円形孔（ｂ）が破損されてしまうおそれがあった。この
ため作業は慎重に行なわねばならず、従って作業能率が
極めて悪く、修整木材の量産はほとんど不可能であった
。

本発明はかかる問題点を解決しうる修整木材の提供を目
的とし１以下その一実施例を図面に基いて説明する。

第１図において本発明の修整木材（１）は、例えば板材
（２ａ）である木材（２）の表面（Ｓ）に露出する節部
（３）個所に、孔部（５）を穿設し該孔部（５）に埋木
（６）を圧入、埋着したものである。

孔部（５）は、板材（２ａ）の表面（８）に露出する元
部、腐節、抜部等の不良節である節部（３）個所に、該
節部（３）よりも稍大きい径、即ち、節部（３）の年輪
を完全に除失しうる程度の径を有し、かつ板材（２ａ）
を貫通するテーパ形状の孔部（５）として形成される。

なお該孔部（５）は例えば第１図において一点鎖線で示
すごとき、テーパ形状をなすドリル（７）を用いて穿設
する。

埋木（６）は、該板材（２ａ）と略同厚さを有する原材
（９）表面の適所、即ち、前記孔部（５）周縁近傍の木
目模様と近似した木目模様を有する部分を、例えば第２
図において一点鎖線で示す回転切削刃００を回転させて
円柱状に切断し、然る後、該円柱体αυの周面０１すを
第１図に示すごとく、正確なテーパ軸状に仕上げること
によって形成される。なお該埋木（６）の長手方向各部
分における外径は、該埋木（６）を前記孔部（５）に圧
入させることができるように、該孔部（５）の対応部分
の内径よりも若干大きく形成されている。

然して埋木（６）の小径端（６ａ）を孔部（５）内に入
れ１カ）つ大径端（６ｂ）をハンマ等でたたくことによ
って該埋木（６）を孔部（５）内に圧入すると、第３図
に示すごとく、埋木（６）は、その周面（６Ｓ）が孔部
（５）の内周面（５Ｓ）と完全に密着して埋着される。

なお埋木（６）埋着後、適宜カンナ等で最終仕上げする
。

このように、 ■　本発明の修整木材（１）はテーパ形状の孔部（５）
に、該孔部（５）形状と略合致したテーパ軸状の埋木（
６）を圧入、埋着するために、埋木（６）周面（６Ｓ）
と孔部（５）の内周面（５Ｓ）とはその全面に亘り完全
に密着しており、従って木材（２）表面（Ｓ）において
、埋木（６）と孔部（５）との間には隙間が全く生じな
い。

しかも、木材（２）、即ち板材（２ａ）と同様質の原材
（９）を用いて形成した埋木（６ンを使用しているため
、外観上、埋木処理面とその周囲部分とは極めて見分は
難く、節部（３）が存在しなかったごとき外観を呈する
。

■　又埋木（６）は楔状に孔部（５）に圧入、埋着され
、しかも、埋木（６ンが埋木処理に支障を生じない程度
、において木材（２）と同様質であって、両者間に、膨
張、収縮の度合にほとんど差がないことから、たとえ接
着剤を介在させなくても埋木（６）が抜は落ちあるいは
浮上がる等、脱落のおそれはない。

従って、従来のどとく・・００ΦＣＯ円形状の孔部に円
柱状の埋木を埋着するばあいとは異なり、確実な埋木処
理が可能となる。

■　前記のごとく埋木（６）の周面（６Ｓ）と孔部（５
）の内周面（５Ｓ）とはその全面に亘り密着状態にある
ため、例えば板材（２ａ）の反り矯正等のためにその主
呂妊も市１７キ竺ｔｆＴ’ｌ　＋、％丁脇出１ヘレ１プ
止仕上り面には相変らず良好な埋木処理面があられれ、
しかも埋木（６）脱落のおそれもない。

■　さらに埋木（６）はテーパ軸状をなすため、従来の
ごとく円柱形状の埋木を使用するばあいとけ異なり、孔
部（５）への圧入は極めて簡易であり、作業を能率化で
き、修整木材（１ｊｉ量産を可能とする。しかも埋木（
６）圧入の際に、埋木（６）、孔部（５）が損傷を受け
るおそれもないため、均一な品質の修整木材（１）が得
られることとなる。

上述したごとく本発明の修整木材は、板材等の木材表面
に露出する節部個所にテーパ形状の孔部を穿設し、かつ
該孔部に、節部がなく、前記木材と同様質の原材を用い
てテーパ軸状に形成してなる埋木を圧入、埋着する結果
、修整木材の外観を良好なものとし、製品価値を著しく
向上するのみならず、埋木は強固、確実に埋着されるた
め、その脱落のおそれはなく、シかもテーパ軸状の埋木
を用いることから該埋木の埋着が容易であることの故に
、製造は極めて簡易である。

なお本発明の修整木材において、埋木処理は実施例で述
べた元部等の不良節に対しての他、生餅に対しても行う
ことができ、このようにすべての節部に対して埋木処理
を施こすばあいには、修整木材の製品価値を一層向上さ
せることができる。

又埋木を埋着するために穿設される孔部は、貫通孔に限
らず、埋木の圧入、埋着に支障を生じない程度であるな
らば、盲孔であってもよく、節部全体に亘ることは特に
必要でない。さらに孔部（５）は、必ずしも木材（２）
の表面（Ｓ）に対して直角に穿設する必要はなく、テー
パ形状をなすものでありさえすれば、第４図に示すごと
く傾斜するものであっても差支えない。なお第４図は、
柱材として用いられる角ＩＴ（２ｂ）である木材（２）
に、埋木処理を施こしたばあいである。なお埋木は、そ
の長手方向が原材の木目方向と一致するようＧこ形成し
てもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は原材
を打抜き円柱体を形成する状態を示す斜視図、第３図は
埋木を孔部に圧入、埋着した状態を示す断面図、第４図
は孔部の他の例を示す断面図、第５図は従来の埋木処理
の状態を示す斜視図である。（１）・・・修整木材、（２）−・・木材、（３）・・
・節部、（５）・・・孔部、（６）・・・埋木、（９）
・・・原料。特許出願人　井　上　安　清代理人　弁理士　岡　本清一部

Claims

【特許請求の範囲】

角材あるいは板材等の木材の表面に露出する節部個所に
、適宜深さを有するテーパ形状の孔部を穿設することに
よって該節部を除去し、かつ該孔部に、節部がなくかつ
前記木材と同様質の原材を用いてテーパ軸状に形成して
なる埋木を圧入、埋着したことを特徴とする修整木材。