JPS6034743Y2 - 内燃機関用水冷装置 - Google Patents

内燃機関用水冷装置

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Publication number
JPS6034743Y2
JPS6034743Y2 JP6587878U JP6587878U JPS6034743Y2 JP S6034743 Y2 JPS6034743 Y2 JP S6034743Y2 JP 6587878 U JP6587878 U JP 6587878U JP 6587878 U JP6587878 U JP 6587878U JP S6034743 Y2 JPS6034743 Y2 JP S6034743Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
thermostat
cooling
internal combustion
water jacket
Prior art date
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Expired
Application number
JP6587878U
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English (en)
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JPS54168445U (ja
Inventor
政夫 稲垣
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP6587878U priority Critical patent/JPS6034743Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関用水冷装置に関する。
水冷装置は、機関により駆動されて冷却水をウォータジ
ャケットとラジェータとの間において循環させるウォー
タポンプ、およびウォータジャケット内の冷却水温度に
応動して冷却水の循環通路を開閉するサーモスタットを
備える。
機関の運転中はウォータポンプは常に作動しているので
、サーモスタットの閉時では、ウォータポンプから吐出
されてくる冷却水によってウォータポンプの回転に関係
した圧力がサーモスタットの弁(ウォータジャケット側
)に作用している。
したがって機関の高速回転時ではサーモスタットの弁(
ウォータジャケット側)には特に大きな圧力(例えば約
20kg)が作用するので、サーモスタットが開くに必
要な力は増大する。
これは、サーモスタットの破損の原因となるだけでなく
、サーモスタット開時の温度が上昇して機関の過熱の原
因ともなる。
さらにサーモスタットのニードルとワックスとの間には
ワックスを水からシールするためにゴムが配置され、サ
ーモスタットが開く際のゴムの摺動によってニードルガ
イド内にゴムの摩耗粉が生成されるが、開時に必要な力
の増大は、摩耗粉の生成量を増大させ、サーモスタット
の寿命を低下させる。
本考案の目的は、このような欠点を排除することのでき
る内燃機関用水冷装置を提供することである。
次に図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図において、ラジェータ1とウォータジャケット2
とは、上方の循環通路3および下方の循環通路4によっ
て互いに連通している。
循環通路3とウォータジャケット2との接続部にはサー
モスタット室5が設けられ、循環通路3を開閉するサー
モスタット6がこのサーモスタット室5内に設けられる
ウォータポンプ7は、循環通路4へ接続される吸入口8
と、ウォータジャケット2へ接続される吐出口9とをも
ち、機関により駆動される。
サーモスタット6のウォータジャケット側のサーモスタ
ット室6の掌部分10はバイパス12を介してウォータ
ポンプ7へ連通されている。
逃し弁13はバイパス12と掌部分10との間に設けら
れる。
第2図はサーモスタット室2を拡大して示す。
サーモスタット6は、周縁をサーモスタット室5の内壁
に固定されているフランジ15、フランジ15に結合し
ているブリッジ16、フレーム17を備える。
ワックスを収容するケース18は、一端においてフレー
ム17に摺動可能に支持され、他端において弁体19に
固定されている。
弁体19とブリッジ17との間にばばね20が配置され
ている。
ニードル21は一端においてブリッジ16に当接し、そ
の他端はケース18内へ挿入されている。
従来の水冷装置では、高速回転時において掌部分10側
に高圧が作用し、この結果、弁体19が開くに必要な力
が増大してブリッジ16とニードル21との当接個所、
およびブリッジ16とフランジ15との結合部が切損す
るおそれがあった。
第3図は逃し弁13を拡大して示す。
逃し弁13は弁体24とフレーム25とをもち、弁体2
4とフレーム25との間にばばね26が配置されている
弁体24は、所定量の水の通過を許容するオリフィス2
7をもつ。
冷却水温度が所定値T以下である場合、ケース18内の
ワックスは収縮しており、弁体19は循環通路3を閉じ
ている。
ウォータポンプ7は機関により駆動されているので、冷
却水はウォータポンプ7の吐出口9から掌部分10へ送
られ、サーモスタット6のウォータジャケット2側の圧
力は、ウォータポンプ7の回転に関係した値になる。
掌部分10の圧力が所定値P以下であるとき、逃し弁1
3の弁体24はばね26によって第2図において右方の
位置、すなわち閉位置にあるので、弁体24のオリフィ
ス27を介して少量の水が掌部分10からバイパス12
へ流入する。
これにより逃し弁13の弁体24が閉位置にあるときに
も、弁体24のオリフィス27を介して少量の冷却水の
循環が確保されるので、掌部分18の水温はウォータジ
ャケット2内の水温とほぼ等しい値に維持される。
機関の回転速度が上昇して、掌部分10内の圧力が所定
値Pに達するとき、逃し弁13の弁体24はばね26に
抗して第2図において左方へ移動し、すなわち開位置に
なるので、冷却水は掌部分10、バイパス12、ウォー
タポンプ7の吸入口8、吐出口9、およびウォータジャ
ケット2を介して循環し、これにより掌部分10の圧力
が所定値Pを越えて上昇することは防止される。
暖機が進行し掌部分10の水温が所定値T以上に達する
と、サーモスタット6において、ケース18内のワック
スが膨張し、ニードル21はケース18から押し出され
るので、弁体19はばね20に抗して第2図において下
方へ移動し、すなわち開位置になる。
したがって冷却水は、ウォータポンプ7によってウォー
タジャケット2、循環通路3、ラジェータ1、および循
環通路4を介して循環し、機関の過熱は防止される。
サーモスタット6が開位置になって以降は、掌部分10
の圧力は所定値P以下に下降するので、逃し弁13の弁
体24は閉位置になり、バイパス12が循環通路3を介
しての冷却水の循環を妨害するおそれはない。
このように本考案によれば、サーモスタット6の閉時に
おいても掌部分10の圧力は所定値P以下に維持される
ので、サーモスタット6の弁体19が開くに必要なワッ
クス膨張力の増大は抑制され、これにより、ブリッジ1
6およびフランジ15の破損は防止されるとともに、ニ
ードル21とワックスとの間に配置されるシール用ゴム
の摺動による摩耗粉の生皮は防止され、サーモスタット
6の寿命を向上させることができる。
また開時の必要力の減少は、小形のサーモスタットの採
用を可能とし得る。
本考案によれば、逃し弁13のばね26のばね力および
弁体24の面積により所定値Pを適等に定めることがで
きるので、サーモスタット6の閉時においても所定量の
冷却水を車室のヒータ回路へ供給することができる。
ボトムバイパス方式(掌部分10の底部をウォータポン
プ7の吸入口8ヘバイパスにより連通ずる方式)では、
サーモスタット5の閉時は冷却水が常にバイパスを介し
て循環するので、ヒータ回路への所定量の冷却水供給が
困難である。
本考案によれば、サーモスタット6の閉時において、冷
却水が逃し弁13のオリフィス27を介して、あるいは
開位置の弁体24を介して循環するので、掌部分10の
水温はウォータジャケット2内の水温に等しく維持され
、サーモスタット6はウォータジャケット2内の水温を
正確に検出することができる。
したがってサーモスタット6の開に伴うウォータジャケ
ット2内の水温のオーバシュート(振動)を防止するこ
とができる。
従来の水冷装置では、機関の高速回転時において掌部分
10の圧力が増大した場合、サーモスタット6の開に必
要なワックス膨張力が増大し、これによりサーモスタッ
ト6の開時の温度が設定温度Tより上昇し、機関の過熱
のおそれがあったが、本考案によってこれを排除するこ
とができる。
本考案によれば、サーモスタット6の閉時においても冷
却水はバイパス12を介して循環するので、ウォータジ
ャケット2内の圧力上昇は防止され、ガスケットおよび
ウォータホースからの水漏れを確実に防止することがで
きる。
本考案によれば、サーモスタット6が開かれて以降は掌
部分10の圧力は所定値P以下に下降して逃し弁13の
弁体24は閉位置になるので、バイパス12により通常
の冷却効果が減少するおそれを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は水冷装置の全体を示す図、第2図はサーモスタ
ット室の近傍を拡大して示す図、および第3図は逃し弁
13を拡大して示す図である。 1・・・・・・ラジェータ、2・・・・・・ウォータジ
ャケット、6・・・・・・サーモスタット、7・・・・
・・ウォータポンプ、12・・・・・・バイパス、13
・・・・・・逃し弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 機関により駆動されて機関用冷却水をウォータジャ
    ケットとラジェータとの間において循環させるウォータ
    ポンプ、および該ウォータジャケット内の冷却水温度に
    応動して冷却水の循環通路を開閉するサーモスタットを
    備える内燃機関用水冷装置において、バイパスが該サー
    モスタットの該ウォータジャケット側と該ウォータポン
    プの吸入側とを連通し、該バイパスには該サーモスタッ
    トの該ウォータジャケット側の圧力が所定値以上になる
    と開く逃し弁が設けられることを特徴とする、内燃機関
    用水冷装置。 2 該逃し弁の弁体は、所定量の冷却水の通過を許容す
    るオリフィスをもつことを特徴とする、実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の内燃機関用水冷装置。
JP6587878U 1978-05-18 1978-05-18 内燃機関用水冷装置 Expired JPS6034743Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6587878U JPS6034743Y2 (ja) 1978-05-18 1978-05-18 内燃機関用水冷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6587878U JPS6034743Y2 (ja) 1978-05-18 1978-05-18 内燃機関用水冷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54168445U JPS54168445U (ja) 1979-11-28
JPS6034743Y2 true JPS6034743Y2 (ja) 1985-10-16

Family

ID=28971350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6587878U Expired JPS6034743Y2 (ja) 1978-05-18 1978-05-18 内燃機関用水冷装置

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JPS54168445U (ja) 1979-11-28

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