JPS6034729Y2 - 舶用機関の潤滑油吸入装置 - Google Patents

舶用機関の潤滑油吸入装置

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Publication number
JPS6034729Y2
JPS6034729Y2 JP5284480U JP5284480U JPS6034729Y2 JP S6034729 Y2 JPS6034729 Y2 JP S6034729Y2 JP 5284480 U JP5284480 U JP 5284480U JP 5284480 U JP5284480 U JP 5284480U JP S6034729 Y2 JPS6034729 Y2 JP S6034729Y2
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JP
Japan
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lubricating oil
oil suction
suction pipe
marine engine
suction device
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Expired
Application number
JP5284480U
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English (en)
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JPS56154509U (ja
Inventor
久 相木
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本件考案は船に搭載するエンジンのオイルパン内に設け
られる潤滑油吸入管に関する考案である。
最近の原油の高騰により潤滑油の消費量や、潤滑油の注
入量が問題とされるに及び、特に大形の舶用機関におい
ては最初に入れなければならない潤滑油の量が多いので
、少しでも少な目に必要最低限度に潤滑油を張り込んで
運転しようとする傾向がある。
従来の潤滑油吸入管は潤滑油を存分に入れて運転するこ
とを考えているので吸入管先端のフィルター用網板は吸
入管全体に貼設されており、もし潤滑油が少くなったり
、船がローリングしたりして潤滑油が片方に寄ると空気
を吸い込むことが多かったのである。
この為に、最小有効油量が多く必要となり、全重量に対
して潤滑油重量が大となり舶用機関の小形軽量化が図れ
なかったのである。
本件考案は潤滑油吸入管を改良して、最小有効油量をで
きるだけ少なくしようとするものである。
本件考案の目的は以上の通りであり、添付の図面に示し
た実施例の構成に基づいて本件考案の構成を説明すると
第1図は舶用機関の全体側面図である。
シリンダーブロック1内にピストン、シリンター、クラ
ンクシャフト等が内装され、下方にオイルパン2を設け
、上部にシリンダーブロック、弁腕室4等を設けている
弁腕室4の側面にシリンダーヘッドから吸入する空気の
集中吸気管5と集中排気管6を設けている。
シリンダーブロックの側面に燃料噴射ポンプ駆動装置9
とそれによって駆動される燃料噴射ポンプ10及びカバ
ナー装置11を設ける。
7は燃料コシ器、8は計器板である。
シリンダーブロック内のクランクシャフトの一端は外部
に突出腰フライホイール3が固設され他端はクラッチ減
速装置12内に突設されている。
13はクラッチ前後進切替ハンドルである。
本件考案の要部は第1図の如き舶用機関において、オイ
ルパン2内に設けられた潤滑油溜りから潤滑油ポンプに
潤滑油を吸入する為の潤滑油吸入管の構造に関するもの
である。
第2図はオイルパンの前面断面図 第3図は潤滑油吸入管の側面一部断面図 第4図は第3図のA矢視図 第5図は潤滑油吸入管の後面図である。
第2図においては、潤滑油吸入管17が舶用機関の前後
方向に向けて、クランクシャフトに沿って配置され、左
右中心線o−o’から左方向へ偏心させて配置された実
施例を示している。
この場合には図面の左側が上方へ上るローリングの場合
に潤滑油が右半分へ移動し問題となるが、図面の右側が
上方へ上るローリングの場合は潤滑油が左隅に集まるの
で潤滑油吸入管は油面以下に沈んでしまい、空気を吸い
込む心配がないので本実施例では考慮していない。
潤滑油吸入管17は取付バンド15でオイルパン2の取
付体2b、2b上に締付は固定されている。
2aは船台に固定される合板部分、14は検油棒である
検油棒14の表示14aは潤滑油の船体が水平時の最大
油面位置であり、14bは最小油面位置である。
ローリング角度は造船時に規定により22030゛以内
と決められており、検油棒14の最小油面位置14bま
で溜っている潤滑油面が、船体の最大傾斜角である22
°30゛ まで傾斜した状態で、網板16の面が油面上
に露出しないように、潤滑油吸入管17の下面を220
30“の線に沿って切欠くのである。
しかし、最小油面位置14bの潤滑油が傾斜した時の潤
滑油面の線であるROL−MAX線に沿って切欠いたの
では、潤滑油面の揺れにより、網板16が露出して空気
を吸い込む恐れがあるので、第2図に示す如く深さTだ
け余裕を取って、潤滑油吸入管17の下面を切欠き切欠
部を設けたものである。
そして、該切欠部にフィルター用の網板16を貼設して
潤滑油吸入装置を構成している。
第5図の実施例では潤滑油吸入管17が左側へ偏心配置
されているので、右側に上がった2730′の線で潤滑
油吸入管17の下側が切欠かれているが、右側へ偏心配
置された場合には、左側に上がった22°30“の線で
潤滑油吸入管17の下側が切欠かれるのである。
フィルター用の網板16は、該潤滑油吸入管17の切欠
部に円形に貼設されている。
18は取付フランジである。
以上の如く本考案は、舶用機関のオイルパン内にクラン
クシャフトと平行方向に固設された潤滑油吸入管17に
おいて、該潤滑油吸入管17を舶用機関の左右中心線o
−o’から一方向へ偏心させて配置し、潤滑油吸入管1
7が配置された側と逆の側へ船体がローリングした場合
の最大ローリング角度に沿って、潤滑油吸入管17の下
面を切欠き、該切欠部にフィルター用の網板を貼設した
ので次のような効果を奏するものである。
第1に、舶用機関用潤滑油量の最小有効油量を少なくす
ることが出来、この分だけオイルパンを小型にすること
が出来、機関の軽量化、ひいては船体の軽量化を図るこ
とが出来るのである。
第2に、船体がローリングして、潤滑油が片方に寄って
も、空気を吸い込むことが無くなったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は舶用機関の全体側面図、第2図はオイルパンの
前面断面図、第3図は潤滑油吸入管の側面一部断面図、
第4図は第3図のA矢視図、第5図は潤滑油吸入管の後
面図である。 2・・・・・・オイルパン、16・・・・・・網板、1
7・・・・・・潤滑油吸入管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 舶用機関のオイルパン内にクランクシャフトと平行方向
    に固設された潤滑油吸入管17において、該潤滑油吸入
    管17を舶用機関の左右中心線0−O′から一方向へ偏
    心させて配置し、潤滑油吸入管17が配置された側と逆
    の側へ船体がローリングした場合の最大ローリング角度
    に沿って、潤滑油吸入管17の下面を切欠き、該切欠部
    にフィルター用の網板を貼設したことを特徴とする潤滑
    油吸入装置。
JP5284480U 1980-04-17 1980-04-17 舶用機関の潤滑油吸入装置 Expired JPS6034729Y2 (ja)

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JP5284480U JPS6034729Y2 (ja) 1980-04-17 1980-04-17 舶用機関の潤滑油吸入装置

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JP5284480U JPS6034729Y2 (ja) 1980-04-17 1980-04-17 舶用機関の潤滑油吸入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56154509U JPS56154509U (ja) 1981-11-18
JPS6034729Y2 true JPS6034729Y2 (ja) 1985-10-16

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