JPS6034696A - フィルタ−用含浸紙の製造法 - Google Patents

フィルタ−用含浸紙の製造法

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JPS6034696A
JPS6034696A JP13766083A JP13766083A JPS6034696A JP S6034696 A JPS6034696 A JP S6034696A JP 13766083 A JP13766083 A JP 13766083A JP 13766083 A JP13766083 A JP 13766083A JP S6034696 A JPS6034696 A JP S6034696A
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JP
Japan
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alcohol
paper
resin
impregnated
parts
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JP13766083A
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西村 大二郎
和彦 河本
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフィルター用含浸紙の新規にして有用なる製造
法に関し、さらに詳細には、アルコール溶性フェノール
樹脂とアルコール溶性アクリル樹脂とを必須の含浸液構
成成分として用いることから成る、自動車用エアフィル
ターもしくはオイルフィルターなどに用いられるプリー
ツ加工性及び濾過性能のすぐれたフィルター用含浸紙の
製造法に関する。
アルコール溶性フェノール樹脂を含浸せしめたフィルタ
ー紙の製造法では、B他工程(溶剤揮発操作)とC化工
程(熱硬化処理)の二段階の工程が必要であり、通常含
浸メーカーでB他工程が実施され、後加工メーカーでB
化紙をプリーツ加工した後、C化工程が実施されている
が、省エネルギーのため業界から一段階工程への合理化
が要望されている。
上記二段階の工程を合理化して一段階工程にできない理
由としては、B他工程とC化工程を一段階に実施した後
、プリーツ加工すると、C化紙が硬くて機械的に折り曲
げが困難なこと、更には折シ曲げ時ヒダの割れを生じる
ことが挙げられる。
しかるに、本発明者等は上述した種々の従来技術の欠点
に鑑みて鋭意研究した結果、必須の含浸液構成成分とじ
てアルコール溶性フェノール樹脂とアルコール溶性アク
リル樹脂とを混合して用いた処、特にプリーツ加工など
のいわゆる後加工工程をC化工程を経た含浸紙に適用し
ても、従来のフェノール樹脂含浸C化紙の如くには硬く
ないので、プリーツ加工機による折り曲げが容易である
こと、更には折り曲げ時のヒダの割れが生じ難く、且つ
特にオイルフィルターに要求される熱オイル(80°C
)中にフィルターの濾過ライフが従来のフェノール樹脂
含浸フィルターに匹敵し得ることを見出し、本発明を完
成させるに到った。
すなわち本発明は、アルコール溶性フェノール樹脂とア
ルコール溶性アクリル樹脂とを1:9〜7:6の固形分
重量比で含有する含浸液をフィルター用紙に含浸させる
ことを特徴とするフィルター用含浸紙の製造法を提供す
るものである。
ここに於て、上記アルコール溶性フェノール樹脂として
、レゾール樹脂が一般的であるが、ノボラック樹脂の併
用、あるいはへキサミン含有ノボラック樹脂が使用でき
る。フェノール樹脂の代表的なものを例示すれば、原料
としてフェノール、クレゾール、キシレノール、パラタ
ーシャリ−ブチルフェノール、ノニルフェノール、ビス
フェノール等のフェノール類とホルムアルデヒド、アセ
トアルデヒド、グリオキザール等のアルデヒド類とを使
用したフェノール樹脂が挙げられ、メタノール、エタノ
ール、インプロピルアルコール等の低級アルコール類で
希釈したものが一般的であるが、その他にトルエン、酢
酸エチル等の溶剤を併用することも可能である。
他方、アルコール溶性アクリル樹脂は、アルコール溶性
フェノール樹脂と相溶性があシ、且つ熱硬化性を有する
ことが必要である。上記の条件を充たすためには、ヒド
ロキシル基、カルボキシル基、メチロール基等の官能基
を有する共重合体であって、分子量10000以下が好
ましい。
製法は公知の方法が利用できるが、低分子量化するため
にメルカプタン類などの連鎖移動剤を使用することもで
きる。
本発明で用いる含浸液は、アルコールを主体とする溶剤
に溶解したアルコール溶性フェノール樹脂とアルコール
溶性アクリル樹脂とを混合し、必要に応じて希釈して得
られる。アルコール溶性フェノール樹脂とアルコール溶
性アクリル樹脂の混合割合は、固形分重量比で通常1:
9〜7:3、好”ましくは2:8〜4:6であシ、該フ
ェノール樹脂固形分の割合が1/9未満では特にオイル
フィルターに利用した場合の濾過ライフの低下が著しく
、7/3を越える場合にはC化紙のプリーツ加工が困難
となるので、それぞれ好ましくない。尚、本発明で用い
る含浸液は、上記の必須成分の他にメラミン樹脂、尿素
樹脂等の硬化剤を併用することも可能である。
本発明の方法で用いるフィルター用紙としては、従来公
知のフィルター用紙がいずれも好ましく用いられる。例
えば、リンターパルプのファイバーを主体とし、必要に
応じてレイヨン、ポリエステル等の合繊ファイバーを加
え、十釦紙して、透気度、坪量、厚み等を調整した一般
用フイルター用紙等がある。
得られた含浸液のフィルター用紙への含浸は、固形分濃
度5〜20重量%の含浸液を用い、浸漬及び絞シ操作に
より含浸させる。いわゆるデイツプスクイーズ(Dip
−aquee−ze)方式、固形分濃度20〜40重景
%の含浸液を用い、キスロールによシ含浸させるキスコ
ー) (Kl gs−coat )方式等の従来公知の
方法によって、フィルター用紙100重量部に対して樹
脂固形分が15〜30重量部付着するように実施される
のが一般的である。含浸液の乾燥硬化は、通常の乾燥条
件、例えば140〜180℃15〜60分等で行われる
が、リン酸エステル系、有機スルホン酸系等の酸触媒あ
るいは有機スルホン酸アミン塩、アミン類の塩酸塩等の
潜在触媒等を含浸液に添加して、低温乾燥硬化(例えば
100℃/1〜10分)することもできる。
このようにして得られたフィルター用含浸紙は、プリー
ツ加工が容易でヒダの割れが生じ難く、高い破裂強さ及
び剛性を有し、熱オイル中での濾過ライフも長い。
次に本発明を実施例及び比較例により具体的に説明する
が、部及び%は特に断りのない限りは、すべて重量基準
であるものとする。
製造例1(アルコール溶性アクリル樹脂の製造)β−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート10部、スチレン34部
、フマール酸1部、エチルアクリレート55部、インプ
ロピルアルコール90部、トルエン10部、;tfy’
)ルメルカブタン5部を、ベンゾイルパーオキシド6部
を開始剤として80〜90℃で10時間重合し、アルコ
ール溶性アクリル樹脂Aを得た。得られたアルコール溶
性アクリ)し樹脂Aの特性値は固形分50%、粘度40
0 cps(25℃)、重量平均分子量8000であっ
た。
製造例2(同 上) N−メチロールアクリルアミド10部、ブチルアクリレ
ート33部、スチレン56部、アクリル酸1部、ラウリ
ルメルカプタン5部、イソプロピルアルコール85部、
メチルエチルケトン15部を、ペンゾイルノく−オキシ
ド6部を開始剤として80〜90℃で9時間重合し、ア
ルコール溶性アクリル樹脂Bを得た。得られたアルコー
ル溶性アクリル樹脂Bの特性値は固形分50%、粘度5
50 cps(25℃)、重量平均分子量8000であ
った。
実施例1〜6 主としてコツトン・リンター・パルプからなハ坪量が1
40777m2で、厚みが0.6朋なるフィルター用紙
を供試紙として用い、他方、アルコール溶性フェノール
樹脂としてプライオーフェンJ−325[大日本インキ
化学工業■製、固形分60%]を用い、アルコール溶性
アクリル樹脂として製造例1のアクリル樹脂A又は製造
例2のアクリル樹脂Bを用い、硬化触媒としてリン酸エ
ステル〔大日本インキ化学工業■製、ベッカミンP−1
981を用い、これらからなる含浸液の固形分濃度が1
5%になるようにメタノールで希釈して、含浸液となし
、第1表に示すような量で含浸液をデイツプスクィーズ
方式で上記供試紙に含浸させて含浸゛紙を得た。
次いで、各含浸紙を第1表に示す乾燥硬化条件で乾燥硬
化させ、C化含浸紙とした。得られたそれぞれの含浸紙
について下記の性能試験をおこなったところ、良好な結
果が得られた。その結果を第1表に示す。尚、各試験の
要領は次のとおりである。
(1) 破裂強度試験:JIS P−8112に準拠。
(2) 耐湿破裂強度試験:熱水煮沸2時間後の破裂強
度試験。
(3)剛軟度試験:TAPPI T489[l5−70
に準拠。
(4)プリーツ加工性試験:プリーツ加工機で折シ曲げ
た際の折り曲げの難易及びヒダ の割れの状態を目視にて評価 する。
(5)オイルスタンドテスト:ヒダ付きC化含浸紙を用
い、JIS D−1611に準拠。
比較例1 含浸用樹脂としてプライオーフェンJ−7325を用い
るように変更させた以外は実施例1と同様の操作を繰シ
返して比較対照用のC化含浸紙を得た。次いで同様の試
験をおこない第1表に示す如き結果が得られた。この含
浸紙はプリーツ加工性に劣るものであった。
/′ 、 −り・ 手続補正書(方式) 昭和58年12月15 日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第1377560号 2、発明の名称 フィルター用含浸紙の製造法 6、補正をする者 事件との関係 特許出願人 〒174東京都板橋区坂下三丁目35番58号(288
)大日本インキ化学工業株式会社代表者 川 村 茂 
邦 4代理人 〒105東京都中央区日本橋三丁目7番20号大日本イ
ンキ化学工業株式会社内 電話 東京(03)272−4511(大代表)6、補
正の対象 願書および明細書全文 Z 補正の内容 (1)願書の浄書(内容に変更なし)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルコール溶性7エノール樹脂とアルコール溶性アクリ
    ル樹脂とを1=9〜7:3の固形分重量比で含有する含
    浸液をフィルター用紙に含浸させることを特徴とするフ
    ィルター用含浸紙の製造法。
JP13766083A 1983-07-29 1983-07-29 フィルタ−用含浸紙の製造法 Pending JPS6034696A (ja)

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JPS6034696A true JPS6034696A (ja) 1985-02-22

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