JPS6034558Y2 - 粉粒物運搬船 - Google Patents
粉粒物運搬船Info
- Publication number
- JPS6034558Y2 JPS6034558Y2 JP8913881U JP8913881U JPS6034558Y2 JP S6034558 Y2 JPS6034558 Y2 JP S6034558Y2 JP 8913881 U JP8913881 U JP 8913881U JP 8913881 U JP8913881 U JP 8913881U JP S6034558 Y2 JPS6034558 Y2 JP S6034558Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slurry
- winch
- movable body
- coal
- hold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、粉粒物運搬船、さらに詳しくは、石炭など
の粉粒物をスラリー化して積込み、これを脱水して運搬
する運搬船に関する。
の粉粒物をスラリー化して積込み、これを脱水して運搬
する運搬船に関する。
一般に、石炭は、産炭地から積出港まで陸上輸出され、
港から船によって海上輸送される。
港から船によって海上輸送される。
そして最近では、陸上輸送の輸送コストを下げるためお
よび港における積荷役の合理化を図るために、産炭地に
おいて粉粒状の石炭を水に分散させて石炭スラリーとし
、この石炭スラリ7をパイプラインによって積出港まで
輸送したのち、スラリー状のまま運搬船に積込むことが
多くなっている。
よび港における積荷役の合理化を図るために、産炭地に
おいて粉粒状の石炭を水に分散させて石炭スラリーとし
、この石炭スラリ7をパイプラインによって積出港まで
輸送したのち、スラリー状のまま運搬船に積込むことが
多くなっている。
このような運搬船では、できるだけ多くの石炭を輸送し
て輸送効率を高め、輸送コストを低減させるために、積
込み時に石炭スラリーを極力脱水する必要があるが、石
炭スラリーには微細な石炭粒子も含まれているので、次
に説明するようにその脱水が困難である。
て輸送効率を高め、輸送コストを低減させるために、積
込み時に石炭スラリーを極力脱水する必要があるが、石
炭スラリーには微細な石炭粒子も含まれているので、次
に説明するようにその脱水が困難である。
すなわち、一般的に行なわれるスラリーの脱水方法は、
船倉底部にフィルタ付排水口を設け、この排水口を通し
て下方へ抜水するものであるが、これを微細な石炭粒子
を含む層成スラリーの脱水に適用すると、脱水の進行に
よって上層に浮上してくる微細な石炭粒子が大径の石炭
粒子からなる下層の上面を覆う被覆層を形威し1.スラ
リー内部の隙間すなわち通水路を閉塞してしまう。
船倉底部にフィルタ付排水口を設け、この排水口を通し
て下方へ抜水するものであるが、これを微細な石炭粒子
を含む層成スラリーの脱水に適用すると、脱水の進行に
よって上層に浮上してくる微細な石炭粒子が大径の石炭
粒子からなる下層の上面を覆う被覆層を形威し1.スラ
リー内部の隙間すなわち通水路を閉塞してしまう。
このよ、うになると脱水効率が低下したり、極端な場合
には脱水不能となることもあり、効果的に脱水すること
か困難となる。
には脱水不能となることもあり、効果的に脱水すること
か困難となる。
この考案は、上記の実情に鑑みてなされたものであって
、スラリー化して積込まれた粉粒物を効率良く脱水する
ことができる粉粒物運搬船を提供することを目的とする
。
、スラリー化して積込まれた粉粒物を効率良く脱水する
ことができる粉粒物運搬船を提供することを目的とする
。
以下この考案を実施例を示す図面を参照して説明する。
運般船は横隔壁によって区画された多数の船倉1を備え
、図示は省略したが、各船倉1の横隔壁および底部にフ
ィルタ付排水口が適宜設けられている。
、図示は省略したが、各船倉1の横隔壁および底部にフ
ィルタ付排水口が適宜設けられている。
各船倉1のバッチカバー2の内面には、4個のドラムを
備えたウィンチ3が設けられるとともに、各ドラムにそ
れぞれ対応する4個の滑車4が取付けられている。
備えたウィンチ3が設けられるとともに、各ドラムにそ
れぞれ対応する4個の滑車4が取付けられている。
ウィンチ3の各ドラムから繰出された4本の鋼索5はそ
れぞれ対応する滑車4に掛けられ、これらの索5の先端
に方形枠状の移動体6が吊下げられている。
れぞれ対応する滑車4に掛けられ、これらの索5の先端
に方形枠状の移動体6が吊下げられている。
この移動体6の下面には、下向きの細長い突起状の攪拌
部材7が多数設けられている。
部材7が多数設けられている。
バッチカバー2のウィンチ3から所定距離隔った部分に
、これを上下に貫通する案内管8が固定され、案内管の
上下両端に滑車9.10がそれぞれ取付けられている。
、これを上下に貫通する案内管8が固定され、案内管の
上下両端に滑車9.10がそれぞれ取付けられている。
そして、バッチカバー2の外側から滑車9、案内管8内
および滑車10を通って船倉1内に繰出された鋼索11
の先端が移動体6の二端部に接続されている。
および滑車10を通って船倉1内に繰出された鋼索11
の先端が移動体6の二端部に接続されている。
この索11の他端はJ必要に応じて、上甲板12上に設
置されたウィンチ(図示略)に接続される。
置されたウィンチ(図示略)に接続される。
上記の船倉1には上方から石炭スラリーが積込まれ、積
込み作業中にスラリー水の一部が排水口を通して排出さ
れる。
込み作業中にスラリー水の一部が排水口を通して排出さ
れる。
なお、積込み作業中は、移動体6はウィンチ3により巻
上げられてバッチカバー2内に格納されている。
上げられてバッチカバー2内に格納されている。
石炭スラリーの積込みが終わったのちも上記同様に脱水
が行なわれるが、脱水の進行につれて、微細な石炭粒子
が上層に浮上して上面に被覆層を形成する。
が行なわれるが、脱水の進行につれて、微細な石炭粒子
が上層に浮上して上面に被覆層を形成する。
そこで、石炭スラリーの積込みが終わると、バッチカバ
ー2のウィンチ3から4本の索5を同時に繰出して移動
体6を船倉1内に吊下ろす。
ー2のウィンチ3から4本の索5を同時に繰出して移動
体6を船倉1内に吊下ろす。
そして、移動体6が石炭スラリーの上面に達したならば
、バッチカバー2のウィンチ3から4木の索5を同時に
繰出しながら上甲板12のウィンチに索11を巻取り、
これにより移動体6をスラリーの上面に沿って移動させ
る。
、バッチカバー2のウィンチ3から4木の索5を同時に
繰出しながら上甲板12のウィンチに索11を巻取り、
これにより移動体6をスラリーの上面に沿って移動させ
る。
移動体6が案内管8の下方まで移動したならば、索11
を繰出しながら4本の索5を同時に巻取ることにより、
移動体6をスラリーの上面に沿って逆方向に移動させる
。
を繰出しながら4本の索5を同時に巻取ることにより、
移動体6をスラリーの上面に沿って逆方向に移動させる
。
このように移動体6をスラリーの上面に沿って往復移動
さ“せることにより攪拌部材7で被覆層を攪拌して容易
に破壊することができ、之れによって通気性が良くなる
ため、排水口からスラリー水を排出するにあたり空気流
入を阻害されることがなく円滑な脱水を行なうことがで
きる。
さ“せることにより攪拌部材7で被覆層を攪拌して容易
に破壊することができ、之れによって通気性が良くなる
ため、排水口からスラリー水を排出するにあたり空気流
入を阻害されることがなく円滑な脱水を行なうことがで
きる。
そ□して、脱水が終了したならば、移動体6をウィンチ
3により巻上げてバッチカバー2内に格納しておく。
3により巻上げてバッチカバー2内に格納しておく。
なお、バッチカバー2を取外す場合には、上記のように
移動体6を格納し、かつ索11をバッチカバー2の適当
な位置に固定しておけばよい。
移動体6を格納し、かつ索11をバッチカバー2の適当
な位置に固定しておけばよい。
ウィンチ3、移動体6および攪拌部材7の構成は、上記
実施例のものに限らず、適宜変更可能であり、ウィンチ
3はバッチカバー2の外面に設けられてもよい。
実施例のものに限らず、適宜変更可能であり、ウィンチ
3はバッチカバー2の外面に設けられてもよい。
また、索11はバッチカバー2以外の部分から船倉1内
に繰出されてもよい。
に繰出されてもよい。
索11を操作するウィンチはバッチカバーに設けられて
もよい。
もよい。
上記実施例では、1本の索11によって移動体6を横方
向に引張っているが、たとえば船倉1の前後の上甲板1
2上に2台のウィンチを設置し、これらのウィンチから
繰出した2本の索を使用して両側から移動体6を引張る
ようにしてもよい。
向に引張っているが、たとえば船倉1の前後の上甲板1
2上に2台のウィンチを設置し、これらのウィンチから
繰出した2本の索を使用して両側から移動体6を引張る
ようにしてもよい。
移動体6の数、移動方向および移動範囲は任意であり、
排水口の配置などを考慮して決定される。
排水口の配置などを考慮して決定される。
さらに、この考案は石炭以外の粉粒物の運般船にも適用
できる。
できる。
以上のように、この考案による粉粒物運搬船は、船倉1
のバッチカバー2に取付けられたウィンチ3と、ウィン
チ3の索5の先端に取付けられて船倉1内に吊下げられ
る移動体6とを備えており、移動体6の下部に攪拌部材
7が設けられ、移動体6にこれを横方向に引張るための
索11が接続されているか゛ら、スラリー化して船倉1
内に積込まれた粉粒物の上面に形成された微細粒子の被
覆層に沿って移動体6を往復移動させることにより、こ
の被覆層を破壊して粉粒物の通気性を良くし、効率の良
い脱水を行なうことができる。
のバッチカバー2に取付けられたウィンチ3と、ウィン
チ3の索5の先端に取付けられて船倉1内に吊下げられ
る移動体6とを備えており、移動体6の下部に攪拌部材
7が設けられ、移動体6にこれを横方向に引張るための
索11が接続されているか゛ら、スラリー化して船倉1
内に積込まれた粉粒物の上面に形成された微細粒子の被
覆層に沿って移動体6を往復移動させることにより、こ
の被覆層を破壊して粉粒物の通気性を良くし、効率の良
い脱水を行なうことができる。
また、移動体6がバッチカバー2に取付けられたウィン
チ3の索5に吊下げられているので、スラリー状の粉粒
物の積込み高さが変わった場合にも容易に対処でき、か
つ不使用時には、移動体6をバッチカバー2の内側に格
納しておくことがτきる。
チ3の索5に吊下げられているので、スラリー状の粉粒
物の積込み高さが変わった場合にも容易に対処でき、か
つ不使用時には、移動体6をバッチカバー2の内側に格
納しておくことがτきる。
図面はこの考案による運般船の一部を示す斜視図である
。 1・・・・・・鉛層、2・・・・・・バッチカバー、3
・・・・・・ウィンチ、5・・・・・・索、6・・・・
・・移動体、7・・・・・・攪拌部材、11・・・・・
・索。
。 1・・・・・・鉛層、2・・・・・・バッチカバー、3
・・・・・・ウィンチ、5・・・・・・索、6・・・・
・・移動体、7・・・・・・攪拌部材、11・・・・・
・索。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 船倉1のバッチカバー2に取付けられたウィンチ3と、
ウィンチ3の索5の先端に取付けられ、て船倉、1内に
吊下げられる移動体6とを備えており、移動体6の下部
に攪拌部材7が設けられ、移動体6にこれを横方向に引
張るための索11が接続されている粉粒物運搬船。 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8913881U JPS6034558Y2 (ja) | 1981-06-16 | 1981-06-16 | 粉粒物運搬船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8913881U JPS6034558Y2 (ja) | 1981-06-16 | 1981-06-16 | 粉粒物運搬船 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57200493U JPS57200493U (ja) | 1982-12-20 |
JPS6034558Y2 true JPS6034558Y2 (ja) | 1985-10-15 |
Family
ID=29884294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8913881U Expired JPS6034558Y2 (ja) | 1981-06-16 | 1981-06-16 | 粉粒物運搬船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6034558Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-06-16 JP JP8913881U patent/JPS6034558Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57200493U (ja) | 1982-12-20 |
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