JPS6033972Y2 - 避難具 - Google Patents

避難具

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JPS6033972Y2
JPS6033972Y2 JP510983U JP510983U JPS6033972Y2 JP S6033972 Y2 JPS6033972 Y2 JP S6033972Y2 JP 510983 U JP510983 U JP 510983U JP 510983 U JP510983 U JP 510983U JP S6033972 Y2 JPS6033972 Y2 JP S6033972Y2
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brake
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descending
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文司 加藤
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は避難具に係わり、更に詳しくは高所より地上へ
降下するのに好適な避難具に関する。
従来、火災その他の災害時に建物の上層階などの高所よ
り地上へ降下できるようにした避難具には種々の構造の
ものが提案されている。
例えば建物の外壁に沿ってレールを縦設しておき、この
レールに降下器具を装着したものや、歯車ポンプ回転軸
に固着したホイールにローブを巻装したものなどがある
然し乍ら前者の装置においては建物の外観を損うのみな
らず、降下器具の降下速度を調節する為のブレーキ操作
が難しい問題点があり、後者の装置においては、装置が
比較的大がかりとなると共に、降下速度は一定で、降下
する者が自由に調節できない問題点があった。
本考案は迫上の問題点に鑑みてなされたもので、降下ロ
ープ巻装用のホイールの両側にブレーキドラムを固着し
、該ホイールおよびブレーキドラムを頂板と対向側板で
なる枠に横架した軸に回転自在に装着すると共に、前記
枠の一方の側板に第一操作レバーを上下回動自在に設け
、該第−操作レバーの操作端の降下で弛緩するブレーキ
ベルトを一方のブレーキドラムに装着し、前記枠の他方
の側版に第二操作レバーを上下回動自在に設け、該第二
操作レバーの操作端の降下で緊締するブレーキベルトを
他方のブレーキドラムに装着したことを特徴としており
、その目的とする所は、構造が簡単で、かつ降下速度も
降下者が任意に、しかも容易に調節できる避難具を提供
することにある。
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図中1が避難具であって、頂板2の両側縁に側板3,3
を固着してなる枠4に軸5を横架し、該軸5に降下ロー
プ6を巻装する為のホイール7とブレーキドラム8,9
を夫々回転自在に装着する。
前記ブレーキドラム8,9はホイール7の鍔10に夫々
固着されており、ホイール7およびブレーキドラム8,
9は一体的に回転するようになっている。
枠4の一方の側板3には第一操作レバー11の基端部を
枢着して、第一操作レバー11が上下に回動できるよう
にすると共に、他方の側板3には第二操作レバー12の
基端部を枢着して、第二操作レバー12も上下に回動で
きるようにする。
そして、第一操作レバー11の下側には軸13を介して
回動リンク片14を中間部を支点として回動可能に設け
、該回動リンク片14の一端部と第一操作レバー11の
中間部を連結リンク片15で連結すると共に、回動リン
ク片14の他端部にはカラビナ16を連結し、かつこの
カラビナ16の連結部と前記軸13の中間部に、ブレー
キドラム8の周面を周回させたブレーキベルト17の両
端部を固着する。
一方第二操作レバー12の下側にも回動リンク片18を
、一端部を支点として回動可能に設ける。
この枢着軸19は、前記第一操作レバー11側の側板3
から突設した横架材20に取付ける。
そして回動リンク片18の他端部と第二操作レバー12
の中間部を連結リンク片21を介して連結すると共に、
回動リンク片18の中間部にはブレーキドラム9の周面
を周回させたブレーキベルト22の両端部を固着する。
図中23は第一操作レバー11の操作端に設けた手掛環
、24は第二操作レバー12の操作端に設けた手掛環で
あり、25は降下ロープ6の端部に連結したカラビナで
あって、降下の際にベランダや屋上の適所に引掛けるも
のである。
次に迫上の実施例の避難具による降下の様子を第2図お
よび第3図を参照して説明する。
降下に際しては、降下ロープ6の端部に連結したカラビ
ナ25を前記のように適所に引掛けると共に、降下者2
6の身体に装着した装着ベルト27と前記回動リンク片
14のカラビナ16を連結する。
又装着ベルト27に付属させた足掛具28には片足を引
掛ける。
降下はブレーキドラム8,9とブレーキベルト17,2
2の摺接により制動力を解除し、降下者26の降下荷重
を介してホイール7を回転させて、該ホイール7より降
下ロープ6を繰出すことによって行なわれる。
制動力の解除は第2図に示したように第一操作レバー1
1の操作端を降下させる一方、第二操作レバー12の操
作端は上昇させて行う。
即ち第一操作レバー11の操作端を降下させると、回動
リンク片14が軸13を支点として第1図中矢示29の
方向に回動する結果、ブレーキベルト17は弛緩し、ブ
レーキドラム8に対する制動力が解除される。
又第二操作レバー12の操作端を上昇させると、回動リ
ンク片18は枢着軸19を支点として第1図中矢示30
の方向に回動する結果、ブレーキベルト22が弛緩し、
ブレーキドラム9に対する制動力が解除される。
実際の降下に当っては第一操作レバー11および第二操
作レバー12の降下又は上昇による回動量を加減するこ
とによって、ブレーキベルト17.22とブレーキドラ
ム8,9の制動力を調節し、適度の降下速度(50cm
/see 〜1m /5ec)で降下する。
降下を中断する場合には、第3図に示したように第一操
作レバー11の操作端を上昇させると共に第二操作レバ
ー12の操作端を降下させて、制動力を回復させる。
即ち第一操作レバー11の操作端を上昇させると、回動
リンク片14は第1図中矢示31の方向に回動して、ブ
レーキベルト17を緊締させ、ブレーキドラム8に制動
力を与える。
この場合降下者26の降下荷重も回動リンク片14の端
部に掛り、回動リンク片14を矢示31の方向に回動さ
せるように付勢しているから、ブレーキドラム8に対す
る制動を確実に働かせることができる。
又降下者26が恐怖心で手掛環23に対する力を抜いた
場合にも、降下荷重のみで制動を掛け、恐怖心を和らげ
ることができる。
一方第二操作レバー12の操作端を降下させると回動リ
ンク片18は第1図中矢示32の方向に回動する結果、
ブレーキベルト22は緊締して、ブレーキドラム9に対
して制動力を働らかせる。
以上のようにこの実施例の避難具によれば、第一操作レ
バー11と第二操作レバー12の操作端の降下と上昇或
いは上昇と降下で降下或いは降下の中断が、調子良くか
つ容易に調節でき、降下者26は自分で任意の降下速度
に調節し乍ら、高所より安全に降下することができる。
又構造は簡単であるので、故障のおそれは無く、不慮の
事故の心配の無い安全な降下用の避難具を提供できるの
である。
迫上の通り本考案は降下ロープ巻装用のホイールの両側
にブレーキドラムを固着し、該ホイールおよびブレーキ
ドラムを頂板と対向側板でなる枠に横架した軸に回転自
在に装着すると共に、前記枠の一方の側板に第一操作レ
バーを上下回動自在に設け、該第−操作レバーの操作端
の降下で弛緩するブレーキベルトを一方のブレーキドラ
ムに装着し、前記枠の他方の側板に第二操作レバーを上
下回動自在に設け、該第二操作レバーの操作端の降下で
緊締するブレーキベルトを他方のブレーキドラムに装着
したことを特徴とする避難具であるから、構造が簡単で
故障の心配の無い避難具を提供できると共に、実際の降
下に当っては、降下者が自分で降下の開始および中断並
びに降下速度の調節を任意に、調子良くしかも簡単にで
さる避難具を提供できる効果があり、実用上有効である
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の一部を破切した正面図、第2
図および第3図は本考案の実施例の使用状態における正
面図であって、第2図は降下時の正面図、第3図は降下
中断時の正面図である。 1・・・・・・避難具、2・・・・・・頂板、3・・・
・・・側板、4・・・・・・枠、5・・・・・・軸、6
・・・・・・降下ロープ、7・・・・・・ホイール、8
,9・・・・・・ブレーキドラム、11・・・・・・第
一操作レバー、12・・・・・・第二操作レバー、14
.18・・・・・・回動リンク片、15,21・・・・
・・連結リンク片、17,22・・・・・・ブレーキベ
ルト、26・・・・・・降下者。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 降下ロープ巻装用のホイールの両側にブレーキドラ
    ムを固着腰該ホイールおよびブレーキドラムを頂板と対
    向側板でなる枠に横架した軸に回転自在に装着すると共
    に、前記枠の一方の側板に第一操作レバーを上下回転自
    在に設け、該第−操作レバーの操作端の降下で弛緩する
    ブレーキベルトを一方のブレーキドラムに装着し、前記
    枠の他方の側板に第二操作レバーを上下回動自在に設け
    、該第二操作レバーの操作端の降下で緊締するブレーキ
    ベルトを他方のブレーキドラムに装着したことを特徴と
    する避難具。 2 第一操作レバーとブレーキベルトは、リンク片を介
    して連結しである実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    避難具。 3 第二操作レバーとブレーキベルトは、リンク片を介
    して連結しである実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    避難具。 4 第一操作レバーに連結されたブレーキベルトは、降
    下荷重を介して緊締するようようにした実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項記載の避難具。
JP510983U 1983-01-17 1983-01-17 避難具 Expired JPS6033972Y2 (ja)

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JP510983U JPS6033972Y2 (ja) 1983-01-17 1983-01-17 避難具

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JP510983U JPS6033972Y2 (ja) 1983-01-17 1983-01-17 避難具

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Publication Number Publication Date
JPS59111140U JPS59111140U (ja) 1984-07-26
JPS6033972Y2 true JPS6033972Y2 (ja) 1985-10-09

Family

ID=30136701

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JP510983U Expired JPS6033972Y2 (ja) 1983-01-17 1983-01-17 避難具

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JPS59111140U (ja) 1984-07-26

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