JP3008266U - 釣梯子 - Google Patents

釣梯子

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JP3008266U
JP3008266U JP1994010600U JP1060094U JP3008266U JP 3008266 U JP3008266 U JP 3008266U JP 1994010600 U JP1994010600 U JP 1994010600U JP 1060094 U JP1060094 U JP 1060094U JP 3008266 U JP3008266 U JP 3008266U
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JP1994010600U
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Inventor
高田和彦
Original Assignee
株式会社マルニシ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 避難用ハッチなどに折り畳まれた状態で設置
される釣梯子を伸長される際、これを鉛直に降下できる
ようにする。 【構成】 複数のリンク21,・・・を平行四辺形状に
連接し、各交点a,b,cを順次枢着せしめて伸縮アー
ム20を構成し、その上段に位置する第1のリンク21
aの一端を保持枠10に枢着する。また同様に複数のリ
ンク31,・・・を平行四辺形状に連接し、各交点a,
b,cを順次枢着せしめて伸縮アーム30を構成し、そ
の上段に位置する第1のリンク31aの一端を保持枠1
0に枢着する。そして、対峙する伸縮アーム20,30
をステップ軸40,・・・で連結するとともに、第1の
リンク21aに枢着される第2のリンク21bと保持枠
10を連接アーム80で、また第1のリンク31aに枢
着される第2のリンク31bと保持枠10を連接アーム
80でそれぞれ連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は高層建造物などに設置される釣梯子に関し、特に避難用のハッチに折 り畳まれた状態で設置され緊急時には伸長させることのできる釣梯子である。
【0002】
【従来の技術】
近年、建造物の高層化が顕著であるが、安全性の点から各階のベランダなどに は避難装置を設置することが義務づけられている。
【0003】 その種の装置として、釣梯子やロープあるいは滑走式通路など各種あるが、取 り分け釣梯子の利用が顕著である。
【0004】 ところで、その釣梯子はリンク機構を用いたパンタグラフ式のものが一般的で あり、通常折り畳まれた状態で避難用ハッチに設置され、緊急時にそれを伸長さ せることができるようになっている。
【0005】 図5にその一例を示すと、図中1,・・・はリンクであり、各リンク1,・・ ・はピン継手などを用いて順次枢着せしめられパンタグラフ式の伸縮アーム2と されている。その伸縮アーム2の最上段に位置するリンク1(第1のリンク)の 一端は保持枠3に枢着され、また保持枠3の逆側には同様にして他の伸縮アーム が対峙して設けられている。そして、図の左側に位置する各結合部4,・・・の 箇所にて双方の伸縮アーム2がステップ軸(図示省略)で連結されている。一方 、図の右側に位置する各結合部5,・・・には連結軸(図示省略)が架設されて いる。
【0006】 そして、保持枠3の下端にガイド軸6を揺動自在に設け、このガイド軸6で伸 縮アーム2の伸長時において各連結軸を案内し、これにより伸縮アーム2がガイ ド軸6に沿って鉛直に降下するようにしている。
【0007】 ところで、保持枠3は避難用ハッチRの壁面に固定されるとともに、この保持 枠3には伸縮アーム2の降下速度を緩和するための緩衝器(図示省略)が固定さ れ、この緩衝器のワイヤが下段の連結軸に連結されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、釣梯子を降下させようとすると、折り畳まれた状態にある伸縮 アームは、保持枠に枢着された第1のリンクの一端を支点として揺動し、全体が 傾斜して伸長するようになるので、伸縮アームの下端が建物の壁面などに激突し て破損する危険性がある。
【0009】 そこで、上記従来の釣梯子によれば、ガイド軸を設けて伸縮アームの揺動を規 制し、これを鉛直に降下させるようにしているのであるが、この機構によるとガ イド軸の他に当該ガイド軸に摺接する連結軸を多段状に複数本設ける必要があり 、このため部品点数が多くなり構造が複雑化するばかりか、コストの上昇を余儀 なくされてしまう。
【0010】 また、上記従来の釣梯子によれば、連結軸やガイド軸の摩耗が著しく、耐久性 に劣るという欠点がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を達成するため、緩衝器が固定される保持枠に一端が枢着し てある第1のリンクと、この第1のリンクの略中央に一端が枢着してある第2の リンクとを含む複数のリンクを順次枢着せしめて伸縮アームを構成し、且つその 伸縮アームを対峙させてステップ軸で連結した構成の釣梯子において、前記保持 枠と第2のリンクを連接アームを介して連結したことを特徴とする釣梯子を提供 するものである。
【0012】
【作用】 本考案の釣梯子によれば、通常折り畳まれた状態にあって、避難用ハッチの中 に格納されている。一方、使用時においてロックが解除されると、各リンクが自 重によって降下し、この各リンクにて構成される伸縮アームが伸長するようにな る。
【0013】 このとき、伸縮アームは緩衝装置にて降下速度を規制され、緩やかに降下する ようになるとともに、連接アームにて第2のリンクを介して第1のリンクの揺動 が規制され、鉛直に降下するようになる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図1は本考案の釣梯子を 示す斜視図である。図中10は保持枠であり、この保持枠10の片側には伸縮ア ーム20が取り付けられている。
【0015】 この伸縮アーム20は、保持枠10に一端を枢着せしめた第1のリンク21a と、この第1のリンク21aの略中央に一端を枢着せしめた第2のリンク21b とを含む複数のリンク21,・・・によって構成されている。特に各リンク21 ,・・・は平行四辺形状に連接され、各交点a,b,cがピン継手などを用いて 順次枢着せしめられている。なお、各リンク21,・・・はステンレスなどの鋼 板から成り、このうち第2のリンク21bは他のリンク21,・・・に比較して 略半分の長さとされている。
【0016】 また、保持枠10の逆側には伸縮アーム20に対峙して他の伸縮アーム30が 取り付けられている。この伸縮アーム30は、保持枠10に一端を枢着せしめた 第1のリンク31aと、この第1のリンク31aの略中央に一端を枢着せしめた 第2のリンク31bとを含む複数のリンク31,・・・によって構成されている が、その構成や取付状態は上述の如くであるので説明は省略する。
【0017】 一方、40,・・・はステップ軸である。このステップ軸40は、凹字形の鋼 板や丸鋼などをリンク21,31の間に配して溶接するか、またはリンク21, 31と一体的に連結されることによって成る。特にこのステップ軸40は双方の 伸縮アーム20,30の片側すなわち交点a側に多段状に架設され、昇降時にお ける足場となるようにしてある。
【0018】 また、図中50は連結軸である。この連結軸50は最下段に位置するリンク2 1,31の一端、特にステップ軸40が設けられる側と逆側となる交点c側に架 設されており、その中央に突設されているフックfには保持枠10に固定された 緩衝器60のワイヤWが接続されている。
【0019】 なお、そのワイヤWはロックレバー71にてロックされるとともに、ロック解 除レバー72を押すことによりロックが解除され巻き取り、あるいは繰り出され るようになっている。特に、ワイヤWの繰り出し速度は緩衝器60にて規制され るようになっており、斯くして伸縮アーム20,30が緩やかに降下、伸長する ようになっている。
【0020】 ところで、本考案の釣梯子は図2に示すように、通常折り畳まれた状態にあっ て、避難用ハッチRの中に格納されている。そして、ロックレバー71を押して ワイヤWのロックを解除すると、伸縮アーム20,30が自重によって降下し伸 長するようになる。
【0021】 このとき、伸縮アーム20,30は緩衝装置60、特に当該緩衝装置60にて 繰り出し速度を規制されているワイヤWにて降下速度を規制され、緩やかに降下 するようになるとともに、保持枠10と第2のリンク21b,31bを連結して いる連接アーム80,80にて第1のリンク21a,31aの揺動が規制され、 鉛直に降下するようになる。
【0022】 この連接アーム80,80は鋼板などから成り、その一端は保持枠10の両側 にそれぞれピン継手などで枢着され、また他端は第2のリンク21b,31bに 同じくピン継手などを用いてそれぞれ枢着されている。なお、連接アーム80, 80における他端の枢着箇所としては、第1のリンク21a,31aと第2のリ ンク21b,31bの交点bの近傍が最も好ましい。
【0023】 すなわち、図3に示すように第1のリンク21aは交点cを支点として想像線 から実線に示す範囲を揺動するようになるのであるが、このとき第2のリンク2 1bは一端が第1のリンク21aに連動し他端が隣接するリンク21に連動して 実線から想像線に示す範囲内で動作するようになり、特にその一端すなわち交点 bは第1のリンク21aの支点すなわち交点cを支点とする円軌道を描くように なる。
【0024】 従って、連接アーム80の一端すなわち交点dを第1のリンク21aと第2の リンク21bの交点bの近傍にて枢着すると、この一端を揺動させるための支点 すなわち連接アーム80の他端を枢着するための枢着点eを保持枠10の中に見 いだすことができるのである。
【0025】 なお、図3においては伸縮アーム20について説明したが、他方の伸縮アーム 30についても同様のことが云える。
【0026】 次に、図4は緩衝器60の内部構造を示す。図中61はドラムであり、このド ラム61は台座62の突設してある支柱63に回転自在に支持されている。図示 するようにドラム61にはワイヤWが巻回されており、その一端は前述の如く連 結軸50(図1参照)に接続されている。また、このドラム61の上面には遊星 歯車61a,・・・が突設されていて、この遊星歯車61a,・・・が内歯車6 4と太陽歯車65aに噛合されている。なお、内歯車64はカバー66に固着さ れ、太陽歯車65aはブレーキディスク65に一体的に形成されている。
【0027】 一方、そのブレーキディスク65は、ドラム61の上段にて支柱63に回転自 在に支持されている。このブレーキディスク65には、ブレーキシュー67,・ ・・が内蔵されており、当該ブレーキディスク65の回転に伴って、このブレー キシュー67,・・・が遠心力の作用でカバー66の内面に摺接するようになっ ている。また、このブレーキディスク65の上面にはつめ車65bが一体的に形 成されており、このつめ車65bに前記ロックレバー71(図2参照)が係止さ れるようにしている。
【0028】 従って、ロックレバー71によるつめ車65bの係止が断たれると、ワイヤW を介してドラム61が回転するようになるが、このドラム61は遊星歯車機構と ブレーキシュー66の働きで緩やかに回転するようになるのである。
【0029】 このため、ワイヤWの繰り出し速度は規制され、伸縮アームを緩やかに降下さ せることができる。なお、繰り出されたワイヤWは、ブレーキディスク65に固 設されている軸68を所定のハンドルを用いて回転させることにより巻き取るこ とができる。
【0030】 以上、本考案の実施例について説明したが、本考案の釣梯子に使用する緩衝器 として、上記のような構造のもの以外にも各種の緩衝器を用いることができるこ とは云うまでもない。
【0031】
【考案の効果】
本考案の釣梯子によれば、保持枠と伸縮アームを構成する第2のリンクを連接 アームを介して連結したことにより、一端が保持枠に枢着された第1のリンクの 揺動を第2のリンクを介して規制することができので、その第1、第2のリンク を含む複数のリンクで構成される伸縮アームを鉛直に降下させることができる。
【0032】 このように、本願の釣梯子は伸縮アームを鉛直に降下させるための構造を簡素 化でき、また部品点数が極めて少なくて済むので、生産性を向上できるとともに コストの低減を図ることができるという優れた効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す釣梯子の斜視図
【図2】同釣梯子を設置した状態を示す斜視図
【図3】同釣梯子の要部を示す拡大図
【図4】同釣梯子に用いられる緩衝器の内部構造を示す
断面図
【図5】従来の釣梯子を示す使用状態図
【符号の説明】
10 保持枠 20,30 伸縮アーム 21a,31a 第1のリンク 21b,31b 第2のリンク 21,31 リンク 40 ステップ軸 50 連結軸 60 緩衝器 71 ロックレバー 72 ロック解除レバー 80 連接アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩衝器が固定される保持枠に一端が枢着
    してある第1のリンクと、この第1のリンクの略中央に
    一端が枢着してある第2のリンクとを含む複数のリンク
    を順次枢着せしめて伸縮アームを構成し、且つその伸縮
    アームを対峙させてステップ軸で連結した構成の釣梯子
    において、前記保持枠と第2のリンクを連接アームを介
    して連結したことを特徴とする釣梯子。
JP1994010600U 1994-08-26 1994-08-26 釣梯子 Expired - Lifetime JP3008266U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03293484A (ja) * 1990-04-10 1991-12-25 Taisei Corp ボート等の格納システム
JP2010051473A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Naka Ind Ltd 避難装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03293484A (ja) * 1990-04-10 1991-12-25 Taisei Corp ボート等の格納システム
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