JPS6033879B2 - 液体界面活性剤組成物の製造法 - Google Patents

液体界面活性剤組成物の製造法

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JPS6033879B2
JPS6033879B2 JP52117240A JP11724077A JPS6033879B2 JP S6033879 B2 JPS6033879 B2 JP S6033879B2 JP 52117240 A JP52117240 A JP 52117240A JP 11724077 A JP11724077 A JP 11724077A JP S6033879 B2 JPS6033879 B2 JP S6033879B2
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善次 森
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はドライクリーニング用等の界面活性剤組成物の
製造法に関するものでる。
従来のドライクリーニング用洗浄剤の組成は、石油系溶
剤用としては、石油系溶剤に可溶で有効な界面活性剤を
適当に配合し、製品とし又はその溶剤の濃厚な溶液とな
して、石油系溶剤用として、又合成溶剤用としては、パ
ークロルェチレン等の合成溶剤に可溶で有効な界面活性
剤を適当に配合し、又はその溶剤の濃厚な溶液となして
、合成溶剤用として市販されて来たのが一般であった。
そのため、ドライクリーニングに於て、石油系溶剤用の
洗浄剤は、合成溶剤用には不適当で、又合成溶剤用の洗
浄剤は、石油系溶剤用にも不適当で、石油系溶剤用を合
成溶剤に用いても、又合成溶剤用を石油系溶剤に用いて
も、夫々その洗浄力を充分発揮することが出来ないため
、石油系溶剤用として又合成溶剤用として、別々に市販
されているのが現状である。即ち石油系溶剤にも、合成
溶剤にも可溶で、洗浄力の大なる両用の出来る洗浄剤が
見出せなかったからである。本発明は、かかる洗浄剤の
問題を解決し、石油系溶剤にも合成溶剤にも共に可溶で
、抱水能、洗浄力も共に大なる優れたドライクリーニン
グ用等の洗浄剤原料の界面活性剤組成物の製造法を提供
するものである。
単一の界面活性剤の分子は、親水性部分と親油性部分と
からなり、その親水性と親油性のバランス(HLBと称
される)によって水溶液の界面活性剤ともなり、又油溶
性の界面活性剤ともなるものである。
この理により界面活性剤は、親水性の強さ、即ち水に溶
解し易さ界面活性剤と、親油性の強き、油に溶解し易さ
界面活性剤とがあり、親水性の強い(一般にHLBの数
値の高い)界面活性剤は、油類に熔解し難く、主として
水洗用洗浄剤の原料として用いられ、親油性の強き(一
般にHLBの数値の低い)界面活性剤は油溶が容易でド
ライクリーニング用等の油性用の洗浄剤の原料として用
いられて来た。
そのためドライクリーニング等にては、油熔性の汚れを
落すに特に力ある反面、水濠性の汚れを充分落し得ない
と云う欠点もあるも、致し方なさものとされて来た。
又界面活性剤で石油系溶剤には透明に溶解するも、パー
クロルェチレン等の合成溶剤には透明に溶解し難く、又
一方、パーク。
ルェチレン等の合成溶剤には溶解するも、石油系溶剤に
は透明に溶解し敷きものがあるため、是等の溶解し得る
範囲内に於て、ドライクリーニング等の石油系溶剤用に
は、合成溶剤用の中の有力な原料を用い度くても、石油
系溶剤に熔解し得る界面活性剤のみを原料とする外なく
、又合成溶剤用としても、合成溶剤に熔解する界面活性
剤のみを原料とする外なく、又油溶不能の水溶性の界面
活性剤は如何に有力たりとも、ドライクリーニング用等
の、洗浄剤の原料には望むべくもなかった。一般に界面
活性剤は、それを油綾したる時、その溶液の中に多少の
差はあれ水を透明に可溶化させる力、所調抱水能を持つ
ものである。
そしてその抱水された則ち溶液に溶けた水はドライクリ
ーニングの場合、色泣き(洗浄溶液中に可溶化されてい
ない普通の水が混在したる時はその量によっては被洗物
の色や柄が脱色したり色が散ったりすること)や、特に
絹物の場合等の縮んだりする等の弊害的副作用もなく水
溶性の汚れをよく落し、逆汚染防止にも力あるため、抱
水能の特に強い界面活性剤を求める声は強い。
然しその抱水力はその界面活性剤自体が持っているもの
であり、その抱水能を増強する方法等はなさものとされ
て来たのも現実であった。そこで本発明者はこれ等数々
の問題を解決するため、種々と検討したる結果、有機溶
剤に可溶のアルカリ性の界面活性剤を含む界面活性剤の
一種又は二種以上にエチレングリコールの、モノブチル
ェーテル或はモノェチルヱーテル或はモノメチルェーテ
ルの、一種又は二種以上を加えたるものに、用いたるア
ルカリ性の界面活性剤の量の多少によりPH調整のため
に、可溶のアルカリを加え又は加えざることにより、化
学的特種の相乗効果によってか従来は石油系溶剤にしか
透明に溶けなかった界面活性剤が、合成溶剤にも透明に
溶けて、又合成溶剤にしか透明に溶け得なかった界面活
性剤が、石油系溶剤にも透明に溶け、又石油系溶剤にも
合成溶剤にも透明に透けなかった水糟性の界面活性剤が
、これ等の油性物に透明に透ける外、更に驚く程抱水能
が強化される事が判った。
そのためHLBの高低に関係なく界面活性剤の中から必
要に応じ、水溶性、油溶性の界面活性剤が、自由に選択
利用が出来て、油性の汚れにも強い、水機性の汚れにも
強い、然も同一物で石油系溶剤にも合成溶剤にも両用の
出来る抱水能の強い、そのためか逆汚染防止力も強く、
洗浄力の大なる誠に理想的な界面活性剤組成物の製造法
を提供することが出来た。又これに用ゆるアルキルベン
ゼンスルホン酸の量は自由だが、その量が多い場合、繊
維の酸性染料に影響を与えない様にpHをPH6からあ
まり下らない様な範囲に調整して、普通10〜20%位
を用ゆるのが普通である。以下数種の参考例、比較例、
実施例によって、その詳細を説明する。例示に用ゆる石
油系溶剤は日本石油のニューソルベントKを用いた。
比較例 ‘1’ 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(以後ABS酸と略記
す)のトリェタノールアミン塩又は加里塩に、それと同
量のオレィン酸を加えても、又同量のエチレングリコ−
ルモノブチルェーテル(以後ブチルセロソルブと略記す
)を加えても何等温度に変化はなかったが、A斑酸lo
ogにオレィン酸100gを加えよくこれを凝拝すれば
、夫々の色より濃い赤褐色に変じ自然に熱上昇し、5℃
以上の化合熱を発生し又A茂酸10雌にブチルセロソル
ブ10雌を加えよく蝿拝し溶解さすれば8℃以上もの化
合熱を発生するは、これ等の塩に比しABS酸の化学的
活性の強さを現わすものである。
参考例【1l 100ccのビーカーにA斑酸1雌を入れ、トリェタノ
ールアミン1雌を加え、よく鍵拝すればpH7.4前後
のABS酸塩を得る。
それにブチルセロソルブ5gと、HLB8.9のポリオ
キシエチレンノニルフェノ−ルヱーテル(以後PNPエ
ーテルと略記す)20gを加ゆればpH約7前後の透明
液を得る。実施例 {1}凶 100ccのビーカーに
ABS酸20gブチルセロソルブ5gとを入れ鷹梓均一
液状としたるに、HLB8.9のPNPエーテル55g
を加え、アルカリ性の非イオン系第三級ァミン塩log
を加え、更にアルカリのトリェタノールアミン鍵を加ゆ
ればpH約7.2位の透明液を得る。
‘B} 100ccのビーカーにABS酸20gとブチ
ルセロソルブ5gを入れ櫨梓均一液状としたるに、HL
B8.9のPNPエーテル55gを加え、アルカリ性の
非イオン系のヤシ脂肪酸のヂェタノールアミド1ogを
加ゆればpH約5.3位となるに、トリェタノールアミ
ン1ogで約7.4位の透明液を得る。
比較例【2)A looccのメスシリンダ−にパーク
ロルエチレン(以後/ぐ−クロと略記す)12ccを入
れ参考例(1)に得たる液をピペットにて5滴を滴加す
れば清澄なく不透明なるは、ABS酸塩が組成分として
あるも、f山B8.9のPNPエーテル含有品はパーク
ロには熔解し難きを知る。
それにピペットにて水1滴を滴加す机ま内壁全面に粕尽
物付着し他は粕状にて沈澱し全〈抱水能なし。B パー
クロ12ccに実施例(1}の凶にて得たる液をピペッ
トにて5滴を滴加すれば透明に溶解す。
その透明液に同じく水を2滴滴加するも透明に溶解する
は抱水熊大なるを示す。C パークロ12ccに実施例
{1ーの‘Bにて得たる液をピペットにて5滴を滴加す
れば透明となる。
その透明液にピペットにて水1滴を滴加すれば透明に溶
解す。以上にても明らかな如く、比較例■の凶のABS
酸の塩にては全く抱水能な〈加水前もパーク口に溶解し
なかったのが、A母酸の佃,‘qにてはパークロにも透
明に溶解したるはHLBの関係にて不溶の界面活性剤も
可溶となり、又夫々の抱水能を発揮したる事を示す。
参考例 ■ 直鎖ABS酸logにトリェタノールアミン1腿を加え
ればpH7.4位のABS酸塩となる。
それにHLB12.6のPNPエーテル20gを加え更
にブチルセロソルブ3gを加ゆればpH6.7前後の透
明なる液を得る。実施例 ■ 直鎖A茂酸1雌にブチルセロソルブ3gを加えたる後ア
ルカリ性の非イオン系の第三級アミン塩1雌を加え更に
HLB12.6のPNPエーテルlogを加ゆればpH
6前後の透明液となる。
実施例 ‘3} 実施例‘2)のpH6前後の透明液に更にアルカリ性の
ャシ脂肪酸のヂヱタノ−′ヒアミド1ogを加ゆればp
H6.方前後の透明液を得る。
比較例 {3} 凶 〆スシリンダーにニューソルベントK12ccを入
れピペットにて参考例(2}の透明液5滴を滴加すれば
少しく白濁し不透明液となる。
それにピペットにて水1滴を滴加すれば粒状物内壁に付
着して全く抱水能なし。【B} メスシリンダーにパー
クロ12ccをとり同参考例{2}の透明液5滴をピペ
ットにて滴加すれば透明の液となる。これにピペットに
て水1滴を瓶加し如何に振浸しても透明なく内壁に粒状
物付着し全〈抱水能なきを知る。風′ メスシリンダー
にニューソルベントK12ccを入れピペットに実施例
‘2}の液5滴を滴加すれば透明に溶解す。
この透明液にピペットにて水3滴を滴加し充分振糧すれ
ば透明に熔解する。(B〕′ メスシリンダーにパーク
ロ12ccをとり実施例■の透明液をピペットにて5滴
を滴加すれば透明に溶解す。その透明液にピペットにて
水2滴を滴加すれば透明に溶解す。【B)″ メスシリ
ンダーにパークロ12ccをとりピペットにて実施例(
3}の液5滴を瓶加すれば透明に溶解する。
その透明液にピペットにて水3滴を滴加すれば透明に溶
解する。以上の如く本発明の製造法にて得たる各種の液
体界面活性剤組成物はパークロ等の合成溶剤のみならず
、石油系溶剤にも両用され、更に水溶性のみの界面活性
剤も、油溶可能となり、ドライクリーニング等において
も洗浄力も強く抱水能もも大きく強化され、更には逆汚
染防止力までも大きく強化される等誠に理想的な結果と
なった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 有機溶剤に可溶のアルカリ性の界面活性剤を含む界
    面活性剤の一種又は二種以上に直鎖或は側鎖のアルキル
    ベンゼンスルホン酸一種又は二種以上に、エチレングリ
    コールのモノブチルエーテル或はモノエチルエーテル或
    はモノメチルエーテルの一種又は二種以上を加えたもに
    、用いたるアルカリ性の界面活性剤の量の多少によりp
    H調整のために、可溶のアルカリを加え又は加えざる事
    を特徴とする界面活性剤組成物の製造法。
JP52117240A 1977-09-28 1977-09-28 液体界面活性剤組成物の製造法 Expired JPS6033879B2 (ja)

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JPS5449987A JPS5449987A (en) 1979-04-19
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3310499A (en) * 1963-07-26 1967-03-21 Stamford Chemical Ind Inc Novel detergent compositions
US3734860A (en) * 1969-11-17 1973-05-22 Hooker Chemical Corp Cleaning compositions
JPS5354205A (en) * 1976-10-27 1978-05-17 Exxon Research Engineering Co Improved dilute cooling dewax by reguratation of temperature distribution in tower

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