JPS603385Y2 - 耐張部材 - Google Patents

耐張部材

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Publication number
JPS603385Y2
JPS603385Y2 JP6065579U JP6065579U JPS603385Y2 JP S603385 Y2 JPS603385 Y2 JP S603385Y2 JP 6065579 U JP6065579 U JP 6065579U JP 6065579 U JP6065579 U JP 6065579U JP S603385 Y2 JPS603385 Y2 JP S603385Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stress
torque rod
view
tension members
hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP6065579U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55161149U (ja
Inventor
満 矢野
政人 五家
Original Assignee
日立金属株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日立金属株式会社 filed Critical 日立金属株式会社
Priority to JP6065579U priority Critical patent/JPS603385Y2/ja
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトルクロッド、コネクチングロッドなどに用い
るのに適した耐張部材に関する。
第1図は自動車用トルクロッドの正面図、第2図は同じ
く側面図を示すものである。
一般に用いられているトルクロッドは図の如く貫通穴5
3を有する環状部材54,55と■形断面のビーム56
とを一体構造にて形成せるものである。
1〜52はトルクロッドの外周に貼付せるストレインゲ
ージで長手方向に引張荷重が作用した場合、各部の応力
を検知するものである。
第3図はトルクロッドの両端貫通穴53に引張荷重が作
用したときの各部の応力分布状態を示すものである。
すなわち鎖線57で結ばれた各点は各ストレインゲージ
1〜52で検出された応力の大きさを示すものでトルク
ロッドの外形からの距離の大小が応力の大小を示すもの
である。
またトルクロッドの外形より外側の点は引張応力を表し
、内側の点は圧縮応力を表わすものである。
第3図で明らかなようにストレインゲージ1および27
の位置で最大引張応力が検出され、ストレインゲージ5
,23,31および49の位置で最大の圧縮応力が検出
されている。
この応力分布状態を考察すると、ストレインゲージ3と
4の間、6と7の間、21と22の間、24と25の間
、29と30の間、32と33の間、47と48の間お
よび50と51の間、以上合計8ケ所において引張応力
から圧縮応力に移行する分岐点つまり応力零の位置が存
在することがわかる。
この応力零の点では理論的には肉厚零であっても機能は
果し得ると極言することもできる。
本考案の目的は、トルクロッド、コネクチングロッドな
どの応力分布の均等化とともに軽量化を行ない得る耐張
部材を提供するにある。
以下本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
第4図は本考案による耐張部材の正面図である。
両端に貫通穴53を有する環状部材54,55と■形断
面のビーム56とを一体構造にて形成せるトルクロッド
で、長手方向の引張荷重に対する応力方向分岐点付近の
貫通穴53の外周断面積を他の部分の断面積よりも小さ
くしたものである。
第5図は第4図のA−A断面図、第6図は同じくB−B
断面図である。
以上の構成により次に作用効果を説明する。
第4図の鎖線58で結ばれた各点は両端貫通穴53に引
張荷重が作用したときの各部の応力分布状態を示すもの
である。
すなわち第1図に示すストレインゲージ1〜52で検出
された応力の大きさを示すもので応力の大きさ及び方向
は第3図と同じ要領で記載した。
第4図で明らかなように引張応力から圧縮応力に移行す
る分岐点付近(図では45°付近)の肉厚を図のように
薄くすることにより重量軽減が可能となるばかりでなく
、応力分布状態も第3図と較べて可成り均等化すること
ができた。
この実施例は自動車部品のトルクロッドを用いたが、コ
ネクチングロッド、あるいはチェノなど引張荷重が作用
する耐張部材に実施すると同じ効果を得ることができる
以上の説明で明らかなように、耐張部材の応力分布均等
化による部品寿命の増大、重量軽減による材料費の節減
、車輌にとっては燃比の低減など著しい効果を得ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトルクロッドの正面図、第2図は同じく
側面図、第3図は従来品の応力分布説明図、第4図は本
考案によるトルクロッドの応力分布説明図、第5図はA
−A断面図、第6図はB−B断面図である。 53・・・・・・貫通穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一端に貫通穴を有する耐張部材において、長
    手方向の引張荷重に対する応力方向分岐点付近の貫通穴
    外周の断面積を他の部分の断面積より小に形成したこと
    を特徴とする耐張部材。
JP6065579U 1979-05-08 1979-05-08 耐張部材 Expired JPS603385Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6065579U JPS603385Y2 (ja) 1979-05-08 1979-05-08 耐張部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6065579U JPS603385Y2 (ja) 1979-05-08 1979-05-08 耐張部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55161149U JPS55161149U (ja) 1980-11-19
JPS603385Y2 true JPS603385Y2 (ja) 1985-01-30

Family

ID=29294627

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JP6065579U Expired JPS603385Y2 (ja) 1979-05-08 1979-05-08 耐張部材

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JPS55161149U (ja) 1980-11-19

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