JPS6033742B2 - 連続シート丁合方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は最初ウェブに印刷され、ウェブか別項次切断さ
れ、丁合される少なくとも二つの選別的に印刷されたシ
ートを丁合するための連続印刷シート丁合方法に関する
。

従来の丁合方法はスタート・アンド・ストップ動作を基
本とするものである。

つまり、印刷されたゥェブを順次一枚ずつの印刷シート
に切断し、この切断された印刷シートを切断と同時に丁
合テーブルの方へ飛ばして停止部材にあてそこで落下さ
せて丁合された積層体となし、この丁合テーフル上に所
定量の積層体が形成されるとその積層体を次の工程へと
移動せしめるというものである。かかる丁合方法はそれ
なりの高速性を有するが更に処理を高速化させることに
対しては問題を生ぜしめるのである。すなわち、高速処
理すべくシートをより速く飛ばせばシートが舞い上がっ
たり、あるいは丁合テーブル上の停止部材でより急激に
停止せしめられなければならない。更に丁合テーブルか
ら積層体を次の工程へ移動させる際には、高速で次から
次へと飛んで来るシートに対して積層体を急激に移動さ
せなければならない。本発明はかかる従来の丁合方法に
代わる新たな丁合方法を提案してより高速の運転を可能
になす丁合装置を提供することを目的とする。

本発明の丁合方法は、印刷されたウェブを順次一枚ずつ
の印刷シートに切断するのではなく印刷シートの長さま
たは幅に等しい周長を有する丁合ドラムにウェブを少な
くとも一回以上巻き付けて巻回体となしてこれを丁合ド
ラム上で切断し、切断されて個々の印刷シートになされ
たものを丁合ドラムから放出すると同時に追加的な一枚
のシートをゥェブから供給して丁合ドラムに巻回させる
ことなくそのまま放出させ、この追加的な一枚のシート
をウェブから切断するというものである。

本発明の丁合方法により、連続的に回転する丁合ドラム
から予め丁合された印刷シートの堆積体が間欠的に放出
され、その時間間隔は予め丁合される印刷シートの枚数
が多くなればなる程長くなり以後の取り扱いに対して時
間的な余裕を与える。従って全体として更に丁合操作を
高速にすることができる。以下添付の図面を参照して本
発明を説明する。

第１図は本発明の丁合方法を実施する装置の一例を示す
。テキストを印刷されたウェブ９が送りローラー１を経
て丁合ドラム１０へ連続的に供給される。ウェブ９が丁
合ドラム１川こ接し始める部分において、丁合ドラム１
０１こ対して圧力ローフ１２が設けられている。圧力ロ
ーラー２は丁合ドラム１川こ対してばね装置（図示せず
）により押圧せしめられている。かくして圧力ローラ１
２と丁合ドラム１０とはその間を通るゥェブ９を喰い込
ませて積極的に供給する。丁合ドラムー川まウェブ９の
前縁１６を把持するために多数の真空孔１４を有する。

真空孔１４の真空作用によりウェブ９の前緑１６は丁合
ドラム１０に把持される。丁合ドラム１０は矢印１３の
方向へ連続的に回転しており、これによりウヱブ９は丁
合ドラム１０の周りに巻かれて巻回体となされる。なお
、真空孔１４の真空は常に維持されているのではなく所
望時には真空の解除をなすように制御されている。この
真空孔１４からなる把持装置に隣接してその前方（丁合
ドラム１０の回転方向に見て）にナイフゥェル１５が丁
合ドラム１０１こ設けられている。

かかる丁合ドラム１０の周距離は標準テキスト用シート
（例えば２１．５９弧×２７．９４伽）の幅または長さ
に等しい。かかる丁合ドラム１川こ対接してニップを形
成・すべく切断ドラム１７が配置されている。

この切断ドラム１７は矢印１８の方向（丁合ドラム１０
とは反対の方向）に連続的に回転している。図示の場合
、切断ドラム１７の直径は丁合ドラム１０の直径に等し
い。切断ドラム１７は丁合ドラムの回転と同期して駆動
されている。この切断ドラム１７は丁合ドラム１０のナ
イフウェル１５に同期する位置にナイフブレード１９を
有する。このナイフブレード１９は選択的に前記ナイフ
ウェル１５に突入しうるように延出可能である。前記同
期を確実にするために丁合ドラムの軸２０と切断ドラム
の軸２１との間に歯車装置、あるいはスプロケットチェ
ン駆動装置（図示せず）を設けるとよい。
‐丁合ドラムと切断ドラムの直径が等
しいので各一回転に対してナイフウェル１５とナイフプ
レード１９の位置は整合する。選択された時期において
ナイフブレード１９は突出せしめられてナイフウェル１
５に延出してその間にあるもの（例えばウェブ９）を切
断する。ナイフブレード１９は引っ張りばね２２により
通常引退位置にあり、作動時にはソレノィド２３を付勢
ごせてばね２２の力に抗して延出位置にもたらされる。
丁合ドラム１０と切断ドラム１７とのニップから送り出
された印刷シ−トの堆積体３０は案内板２４を経て−対
の平行に配置された無端コンベヤベルト２５に挟まれて
次の工程へ送られる。

第２ａ図から第２ｅ図を参照して更に詳細に説明する。
第２ａ図〜第２ｅ図を一サイクルとして、複数枚Ｎ（図
示の場合３枚）の印刷シート３２，３３，３４からなる
堆積体３０を丁合する。第２ａ図に示される如くナイフ
ブレード１９により切断されたウェブ９の前緑１６は丁
合ドラム１０の真空孔１４の真空作用で丁合ドラム１０
に把持され、しかして第２ｂ図から第２ｃ図に示される
如くＮ−１（図示の場合２）の度数だけゥェブは丁合ド
ラム１０上に巻かれて巻回体となる。この巻回の間第２
ｂ図に示される如くナイフブレード１９は引退位置にも
たらされている。Ｎ→１の巻回体が巻かれる手前で第２
ｃ図に示す如くナイフブレード１９が延出せしめられ、
Ｎ−１の巻き数になった時にその巻回体は切断される。
なおこの時真空孔１４の真空は解除されている。このよ
うにしてＮ−１枚の個々の印刷シートを丁合ドラム１０
から送り出すと同時に、追加的な一枚の印刷シートとし
てウェブ９を供給し続けて前記ニップを単に通過させる
。かくしてＮ枚の丁合された堆積体３０が前記ニップか
ら放出されることになる。この追加的な一枚の印刷シー
ト３３はウェブ９に連続したものであるので第２ｅ図に
示す如く切断される。この切断と同時にウェブ９の前縁
１６を真空孔１４の真空作用により丁合ドラム１０上に
把持する。かくして第２ａ図にもどり次のサイクルを開
始するのである。以上の説明から理解される如く、連続
的に中断なく回転する丁合ドラムの方へ印刷されたウェ
ブを連続的に供給し、この丁合ドラムにウェブの巻回体
を形成してこの巻回体を切断して個々の印刷シートにな
して丁合ドラムから解放すると同時にウェブを供給し続
け、しかし丁合ドラム上に何ら巻回させることなく、印
刷シートの一枚分だけ供給し、そこでこの一枚分のシー
トを切断するという本発明の方法により、任意の所望数
Ｎの丁合された印刷シートの堆積体を高速で確実に形成
することが出来るのである。

更に丁合ドラムから放出される堆積体の時間間隔は、所
望数Ｎの数を増加すればする程、より長くなる。従って
その後の取り扱いに時間的余裕が出釆て、より高速化に
対応できるのである。かかる丁合方法を実施する図示の
丁合装置で、一対の無端コンベヤベルト２５の部分は、
了合ドラムから送り出される堆積体を挟持して次の工程
へ送るので、堆積体の乱れを防止し、高速の丁合操作を
信頼しうるものとなしている。

また前記丁合装置で、圧力ローラ１２の部分は、ウェブ
９を喰い込ませて供給するものであるので、追加的な一
枚のシートをウェブから切断した後の新たなウェブの前
緑を遅らせることなく把持装置（真空孔１４）に同期し
た位置へもたらすのを確実にしているのである。なお、
任意の所望数Ｎを丁合できるので、その厚みの変化に対
応すべ〈、切断ドラム１７はゴム被覆を有するか、丁合
ドラムー０‘こ対してばねバイアスされている。

更にコンベヤベルト２５を担持する枠２６，２７も第２
ｅ図に矢印３１で示す如く可動である。本発明の方法を
実施する装置は図示のものに限定されることなく種々改
変できるものであることはいうまでもない。

例えば切断ドラムの直径は丁合ドラムの直径と同一であ
るものに限定されることなく、切断ドラムが丁合ドラム
のナイフウェル１５に整合する同期位置でナイフブレー
ドを有し得るものであってもよい。またナイフブレード
１９を丁合ドラムー０‘こ設け、切断ドラム１７にナイ
フゥェル１５を設けてもよく、ナイフフレードを作動さ
せる手段としてニューマチツクピストン等を使用しても
よい。

把持装置として真空孔１４の代わりに機械式グリツパを
用いてもよい。コンベヤベルト２５の代わりに複数個の
ローフ列からなるものを用いてもよい。

更に、切断装置の作動の制御と把持装置の把持の操作の
制御とを別個の独立した系統で行なうことに限定される
ことなく、これらの制御系統を互いに関連させてもよい
。

つまりナイフブレード１９を作動させるソレノィド２３
を付勢、消勢するのに用いた信号を真空孔１４の真空を
操作するのに用いてもよい。このことに関して説明を付
加すると、ウェブ９が丁合ドラム１０１こ巻かれる巻回
数を監視する電子式カウンタ等からの制御信号によりソ
レノィド２３の付勢、消勢を行なう。

そして前記制御信号を用いてソレノィド２３の付勢中は
真空孔１４の真空を解除し、ソレノィド２３の消勢中は
真空を維持するようにする。従ってこの関連制御の場合
、第２ａ図において図とは逆にナイフブレード１９は引
退位置にある。すなわち、第２ｅ図において切断を達成
すると同時にナイフブレード１９は引退（ソレノィド２
３を消勢）せしめられ、第２ｄ図における切断を蓮成す
べく延出せしめられるまで、真空孔１４の真空は維持さ
れる。第２ｃ図でナイフブレード１９が延出せしめられ
て第２ｄ図を経て第２ｅ図の切断まで作動位置にある間
、真空孔１４の真空は解除されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を実施する丁合装置の一例を示す
斜視図であり、第２ａ図乃至第２ｅ図は本発明の方法の
ーサィクルの各部分における状態を示す概略図である。 図中、同一符号は同一部材または同一機能を示し、９は
ウェプ、１０Ｇま丁合ドラム、１２は圧力ローラ、１４
は真空孔、１５はナイフウェル、１６はウェブの前緑、
１７は切断ドラム、１９はナイフブレード、２５はコン
ベヤベルト、３０１ま印刷シートの堆積体、３２〜３４
は個々の印刷シートを示す。モこＧ、． モｉＧ，２Ｑ， モね．２ｂ， ＦｉＧ２Ｃ， キｉＧ．２ｄ． ｆｉＧ．２ｅ．

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 連続したウエブに個々に印刷された少なくとも二枚
   の印刷シートをウエブから切断し丁合する連続印刷シー
   ト丁合方法であつて、（ａ） 連続的に中断なく回転す
   る丁合ドラムの方へ前記の連続したウエブを連続的に供
   給し、（ｂ） 前記ウエブの前縁を丁合ドラム上に把持
   して丁合されるべき所望数のシートよりも一つ少ない度
   数だけ前記ウエブを丁合ドラムのまわりに巻き付けてウ
   エブの巻回体を形成し、（ｃ） 丁合ドラムが回転を続
   けている間に前記巻回体を切断して前記所望数よりも一
   つ少ない枚数の個々の印刷シートを形成し、（ｄ） ウ
   エブから一枚の追加的な印刷シートを丁合ドラムに巻き
   つけることなく供給し、そしてこの一枚の追加的な印刷
   シートを丁合ドラムからの前記所望数よりも一つ少ない
   枚数の前記の個々の印刷シートと一緒に丁合し、（ｅ）
   丁合ドラムからの前記所望数よりも一つ少ない枚数の
   前記の個々の印刷シートと、ウエブからの前記の一枚の
   追加的な印刷シートとでなる前記所望数の丁合されたシ
   ートを一体的塊体として放出し、（ｆ） 前記の一枚の
   追加的な印刷シートを前記ウエブから切断する段階から
   なる連続印刷シート丁合方法。 ２ 前記の一枚の追加的な印刷シートを前記ウエブから
   切断することにより生じた新たなウエブの前縁を前記切
   断と同時に丁合ドラム上に把持する特許請求の範囲第１
   項記載の連続印刷シート丁合方法。 ３ ウエブの把持は、丁合ドラムの表面部分に真空を与
   え、この真空圧力でドラム上にウエブの前縁を係合させ
   ることにより行なわれる特許請求の範囲第１項または第
   ２項に記載の連続印刷シート丁合方法。 ４ 巻回体またはウエブの切断は、丁合ドラムに隣接し
   てこれと反対の方向に同期して回転する切断ドラムに配
   置された切断装置を選択的に作動させることにより行な
   われる特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれか一項
   に記載の連続印刷シート丁合方法。 ５ ウエブの連続的供給は、丁合ドラムに隣接した圧力
   ロールと丁合ドラムとでウエブを圧力下に挾持すること
   により行なわれる特許請求の範囲第１項乃至第４項のい
   ずれか一項に記載の連続印刷シート丁合方法。