JPS6033544B2 - 低騒音用圧力流体放出装置 - Google Patents

低騒音用圧力流体放出装置

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JPS6033544B2
JPS6033544B2 JP52029449A JP2944977A JPS6033544B2 JP S6033544 B2 JPS6033544 B2 JP S6033544B2 JP 52029449 A JP52029449 A JP 52029449A JP 2944977 A JP2944977 A JP 2944977A JP S6033544 B2 JPS6033544 B2 JP S6033544B2
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pressure fluid
passage
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nozzle
enlarged
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武夫 小笠原
俊一 土居
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Toyota Central R&D Labs Inc
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【発明の詳細な説明】 本発明は、圧力流体を外部に放出する低騒音用圧力流体
放出装置に関するものである。
従来、圧力流体放出装置としては、気体ノズル、排気消
音装置、塗料吹付け装置等があり、これらの装置では、
作動に伴い、ある圧力流体の供給圧以上では、流体分子
間の相対運動によって生じる渦の発生等により著しい騒
音を生じる。
これらの騒音は、工場内においては、作業能率を著しく
低下させるので、できるだけ低減することが望ましい。
これら従来装置には、高騒音を低減するために、消音器
や防音壁等の防音装置を付設しているが、騒音の低減が
約5〜IMB程度で、それ以上の低減効果を期待するこ
とは難しく作業環境を大幅に改善することは望めない実
情である。また、従来装置は、構造が複雑で大型となり
、取り付け、配設に支障を釆たすとともに、調整や保守
整備が煩雑である等の実用上の問題がある。さらに、従
来の圧力流体放出装置においては、騒音低減手段として
、圧力流体の外部への噴出部位に、その開□部を閉鎖す
るように通気性のある繊維、砥石等の材質等を詰めたり
、前記噴出部位においてこれの中心に閉口部としての貫
通孔を設けるとともに、この貫通孔周囲に前記通気性の
大きな材質を詰めたりする等の手段が案内されている。
これらの手段は、いずれも噴出流の流速を低減させて騒
音を低くしている。しかし、噴出流の流速を低下させて
は、圧力流体の放出による各種の作動効率および作業効
率が低下する欠点がある。また、殊に後者の場合には、
充分な騒音低減効果を得ることが技術的に困難であり、
依然として作業環境を十分に改善するには致らない等の
実用上の問題点を有する。すなわち、本発明者らは、高
騒音を生ずる前述の後者を含め、従釆の圧力流体放出装
置について数次の実験および解析を行った結果、高騒音
を生ずるのは、以下述べることによるものと解つた。藤
騒音を生ずる圧力流体放出装置において、圧力流体の噴
出部位から外方へ放出される流速は、噴出部位のほぼ中
央部においては、これの周辺部よりも高く、第1図中曲
線A′にて示すような圧力分布であった。この圧力分布
によれば、圧力流体の噴出方向は、第1図破線aにて示
すように噴出部位1より拡大放出される傾向がある。こ
のため、第1図々示のように、圧力流体は噴出部位1の
軸方向では、外方の静止流体との混合領域Aが極めて広
く、この混合領域Aにおける圧力流体の噴出流に臨む面
内a′と鞠線oとなす角e′が比較的大きい。このため
、圧力流体の噴出流と静止流体との間には、前記噴出流
の中央部と周辺部との流速に高低による差も加わり、両
者の衝突によって著しい渦の発生、乱れ、剥離等が生じ
騒音が高いレベルであった。また、圧力流体は、噴出部
位1の軸万向に対し垂直な方向では、流速が低下されて
拡大放出されるため、当該部位における静止流体との間
で渦の発生、乱れ、剥離等を生じさせ騒音を高める煩向
がある。このため、従来の圧力流体放出装置は、調圧装
置等を付設するものであるが、その調圧作業が煩雑で、
圧力調整したとしても、供給圧力が多少変化すると、も
はや低い騒音レベルを維持することは極めて難しくなり
、かつ高騒音が発生し易くなってこれを完全に抑止する
ことは技術的に困難であり実用上の問題があった。本発
明は、上詰問題点を解決するもので、高騒音の発生を抑
止し騒音レベルを低減して各種の作動効率および作業効
率の向上を図り実用上の利用価値を高めることのできる
低騒音用圧力流体放出装置を提供することを目的とする
ものである。
上記目的を達成する本発明の低騒音用圧力流体放出装置
は、圧力流体を流入口と、流入口に蓮通し圧力流体通路
を有するノズルと、圧力流体通路内に配設する中間部材
と、中間部材に圧力流体通路の軸方向とほぼ平行な関口
軸心を有して貫通し、かつ中間部材の鞠方向に対いまぼ
垂直な面内に所定間隔を保持し複数分布して配設し圧力
流体通路のほぼ中央部において流通する圧力流体の流速
を圧力流体通路の周辺部において流通する圧力流体の流
速より低くする連絡通路とを備えるとともに、複数の連
絡通路を外部に開口達適する噴出通路となし、圧力流体
を流入口よりノズルの圧力流体通路および中間部村の複
数通路を通じて外部に放出するようにしたことを特徴と
するものである。さて、本発明において、本発明者らが
、前記圧力流体通路内に配設する中間部材に圧力流体通
路の鱗方向とほぼ平行な閉口軸心を有して貫通し、かつ
中間部村の軸方向に対いまぼ垂直な面内に所定間隔を保
持し複数分布して配設し圧力流体通路のほぼ中央部にお
いて流通する圧力流体の流速を圧力流体通路の周辺部に
おいて流通する圧力流体の流速より低くする連絡通路を
備えこの複数の連絡通路を外部に関口達通する噴出通路
とした根拠は、次のような実験、解析を基礎においてい
る。
すなわち、本発明者らは、上述せる如き、従来装置にお
ける問題点に鑑み、圧力流体放出装置の一つである気体
ノズルを用いて数次の実験を重ねることにより、圧力流
体の噴出流の形態を制御することによる騒音低減効果に
ついて精側するととも十分な解析を行なった。これに供
した気体ノズルN‘ま、その代表的なものとして、第2
図および表1に示すように、圧力流体の流入ロー0に蓮
通し、かつノズル11の噴出孔12よりは口径大とし均
一断面の圧力流体通路としての平行通路13を有する拡
大部14内に中間部材21を配設してある。この中間部
材21には、拡大部14の麹方向とほぼ平行な関口軸心
を有して貫通し、かつ中間部村21の藤方向に対いまぼ
垂直な面内に所定間隔を保持し複数分布して配設し噴出
部位22のほぼ中央部23において流通する圧力流体の
流速を噴出部位22の周辺部24において流通する圧力
流体の流速より低くする連絡通路25を設けてある。複
数の連絡通路25は、噴出部位22の外部に開口達適す
る噴出通路としてある。そして、気体ノズルN‘ま、圧
力流体を流入ロー0よりノズル11、拡大部14の平行
通路13、中間部材21の複数の連絡通路25を通して
外部に放出可能としてある。なお、第2図および表1中
の各符号は、下記の内容を示す。
D :噴出部位における対向内壁面間の距離(風)d
:連絡通路における対向内壁面間の距離(収)そ,:各
連絡通路における鞠心間の距離(肋)そ2:中間部材に
おける連絡通路の鞠方向長さ(側)上記各数値を各種選
択組合せたもののうち、その代表的な各々の態様は、表
1にて示す■ないし■である。
これら態様■ないし■のうち、従来のノズルに比して、
少なくとも斑B以上、最大が23旧の低騒音レベルを程
する、横軸に圧力流体の供給圧力(k9/嫌)を探り、
縦軸に騒音(畑)状況を採って表わす第3図々示のよう
な各騒音曲線が得られた(表1中騒音低減効果の欄には
、良を○印とし否をx印にて記入してある)。表1 そして、さらに上記各態様■ないし■は、第4図図示の
ように横軸に、噴出部位の対向内壁面間の距離Dと中間
部材に設けた連絡通路の対向内壁面間の距離dとの関係
比をとり、また縦軸に前記連絡通路の対向内壁面間の距
離dと各連絡通路における軸心間の距離で,との関係比
をとって、従来ノズルと比べ&旧から23旧の騒音低減
量を達成するもの(第4図中○印にて示す)、また達成
しないもの(第4図中×印にて示す)を分布表示して、
両者の良否のほぼ境界を額向線1,ロ,m,Nにて示す
とおりであった。
すなわち、鏡向線1より左にある×印は、ノズル内流れ
が閉塞する場合でノズルの効果の無いことを意味してい
る。
煩向線0より右、額向線mより上また、頃同線Wより下
にある×印は、騒音低減量が、&旧未満であるものを示
している。したがって、傾向線1,D,m,Wに囲まれ
た領域(図中斜線部)では、所定騒音低減量が達成でき
た。また、各態様■ないし■は、同様にして、第5図図
示のように、横藤に噴出部位の対向内壁面間の距離Dと
噴出部位に設けた連絡通路の対向内壁面間の距離dとの
関係比をとり、また縦軸に前記噴出部位の対向内壁面間
の距離○と、中間部材における連絡通路の鼠方向の長さ
夕2との関係比をとって、従来ノズルと比べ、*旧から
23旧の騒音低減量を達成するもの(第5図中○印にて
示す)、また、達成しないもの(第5図中×印にて示す
)を分布表示して、両者の良否のほぼ境界を額向線V,
町,W,欄にて示すとおりであった。
すなわち、頭向線Vより左にある×印は、ノズル流れが
閉塞する場合で、ノズルの効果の無いことを意味してい
る。煩向線のより右、煩向線Wより上および後向線風よ
り下にある×印は、騒音低減量が8dB味満であるもの
を示している。したがって、煩向線V,町,皿,肌に囲
まれた領域(図中斜線部)では、所定騒音低減量が達成
できた。ここで、前記各態様■ないし■はそのうち騒音
と低減するものは、以下述べることによるものと解つた
。すなわち、前記各態様の気体ノズルNにおいて、圧力
流体の噴出部位22から外方へ放出される流速は、噴出
部位22のほぼ中央部23においては、これの周辺部2
4よりも低く、第6図中曲線B′にて示し、また第10
図中破線×にて示すような圧力分布であった。この圧力
分布は、気体ノズルNにおいてノズル11の噴出孔12
の関口部から拡大部14へ流出する気流が、これによっ
てノズル11と拡大部14との間、段付部19に生ずる
負圧のため平行通路13の内壁面に剥離することなく安
定かつ円滑に付着して強力に流通されることにより中間
部材21の複数の連絡通路25において周辺部24の方
が中央部23の方より流速が高められて適確に形成され
ることによるのである。この圧力分布によれば、圧力流
体の噴出方向は、第6図中破線bにて示すように、噴出
部位22より、これの相対向する内壁面間とほぼ平行に
て放出される傾向がある。このため、第6図々示のよう
に、圧力流体は、噴出部位22の軸方向では、外方の静
止流体との混合領域Bが極めて狭く、この混合領域Bに
おける圧力流体の噴出流に臨む面内b′と藤線oとのな
す角e′が比較的小さい、このため、圧力流体の噴出流
と静止流体との間には、前記噴出流の中央部と周辺部と
の流速の低温による差も加わり、両者の衝突によっては
、それ程著しい渦の発生、乱れ、剥離等は見られず、安
定、円滑に混合され騒音が低いレベルであった。また、
圧力流体は、噴出部位22の軸万向に対し垂直な方向で
は、流速が高められて噴出部位22よりこれの閉口軸心
とほぼ平行にて放出されるため、噴出部位22の周辺部
24における噴出流は一種のシールド効果を奏して、当
該部位における静止流体との間での渦の発生、乱れ、剥
離等は殆んど生じなく、騒音を低減する頭向がみられた
。なお、前記各態様■ないし■のうち騒音が依然として
高レベルのものは、前述したように第1図中曲線A′に
て示す圧力分布を程するのであった。しかして、本発明
は、上述気体ノズルNにおいて、極めて騒音低減効果の
良いものとして、圧力流体通路における圧力流体の噴出
部位の対向内壁面の距離Dと、噴出部位に設けた連絡通
路の対向内壁面間の距離dと、各連絡通路の鞠心間の距
離夕,と、中間部村における連絡通路の軸方向の長さ〆
2との各数値に依存することが鱗つた。
就中、騒音低減に最も効率の良い気体ノズルは、それぞ
れの各構成要素における各数値を各種選択組合せるには
、圧力流体通路における噴出部位の対向内壁面間の距離
をD、連絡通路の対向内壁面間の距離をdとするとき、
■ 0.008≦d/Dミ0.167 なる関係を満足するような複数の連絡通路を有し、かつ
前記各連絡通路の軸心間の距離を夕,とするとき、■
1.25≦そ,/d≦1.48 る関係を満足するように連絡通路を複数分布して配設し
、かつ、前記中間部材における連絡通路の軸方向長さを
そ2とするとき、■ ○‐25≦夕2/D≦2‐00 なる関係を満足すれば有用と判断した。
そして、上記気体ノズルにおいては、前記各構成要素が
最適な各数値の範囲を有し、これらの数値範囲を適宜選
択組合せれば、すなわち、使用目的、用途に応じて第4
図中、懐向線1,0‘こて示す0.008≦d/DSO
.167および、頭向線m,Wにて示す1.25Sそ,
/dSI.48を満足し、かつ、第5図中傾向線肌,畑
にて示す0.25≦夕,/DS2.00の範囲に設定す
ることにより、第6図々示の圧力分布が適確に美奏し得
るとともに、従来ノズルに比して、約8dBから25d
Bの騒音低減を達成でき、適材適所への配設が可能で汎
用性十分であり、騒音低減の調整作業を簡便とし装置の
コンパクト化を図りかつ製作容易、コスト安価にでき、
実用上の利用価値を高めるという従来装置では到底得ら
れない格別顕著な騒音底減効果が得られた。
次に、本発明の低騒音用圧力流体放出装置をそれぞれ気
体ノズル、排気消音装置および塗料吹付け装置に適用し
た実施例に基づき説明する。
第1実施例の気体ノズルN,は、第7図,第8図、第9
図図示のように、圧力流体により表面集積物や部材等を
飛散するもので圧力流体導管10川こは流入口110、
ノズル111、拡大部114をそれぞれ装備する。流入
ロー10の上流は、圧力流体供給源Pに蓮適する。ノズ
ル111には流入口110と蓮適する吸入ロー03と拡
大部l14に閉口連通する噴出孔112とをそれぞれ一
軸的に設ける。拡大部114は、ノズル111の噴出孔
112の先端と対向運通する平行通路113を有する。
平行通路113は、出口115の面積が入口116の面
積とほぼ等しくほぼ円筒状の拡大通路120に蓮通しこ
の通路内の噴出部位122内に配設した後述する中間部
材121における複数の連絡通路125を通じて圧力流
体を外部に放出可能としてある。また、第1実施例の気
体ノズルN,は、流入口110と圧力流体供給源Pとの
間の導管100内に、圧力流体の供給・停止切換弁装置
50を装備する。弁装置(詳細図示せず)5川ま、レバ
ー51を実線位置に保持すれば圧力流体の供給を断ち、
またレバー51を破線位置に保持すれば圧力流体の供給
を可能とする。ところで、本第1実施例の気体ノズルN
,は、拡大部114における拡大通路120の噴出部位
122内には、中間部村121を同軸的、かつ一体的に
配設する。この中間部村121は、金属および暁緒材、
砥石材等の多孔資材料より成り、拡大通路120内にお
いては半球と円筒の組合せ形状123′となし、また拡
大通路120の噴出部位122の外方においては拡大通
路120の鞠線に対しほぼ垂直となした端面124′を
形成してある。中間部材121には、拡大部114の鞠
方向とほぼ平行な閉口軸心を有して貫通し、かつ中間部
材121の軸方向に対いまぼ垂直な面内に所定間隔を保
持し複数分布して配設し噴出部位122のほぼ中央部1
23において流通する圧力流体の流速を噴出部位122
の周辺部124において流通する圧力流体の流速より低
くする連絡通路125を設けてある。複数の連絡通路1
25は、噴出部位122の外部に閉口達通する噴出通路
としてある。そして、拡大通路120の噴出部位122
における対向内壁面間の距離Dが12側で、連絡通路1
25における対向内壁面間の距離dが0.6側であり、
各連絡通路125における藤心間の距離夕,が0.8柳
で、中間部材121における連絡通路125の軸方向最
大長さ夕2が12肋としてある。なお、圧力流体の平行
通路113に関口したノズル1 1 1の噴出孔1 1
2における孔律封,が6肋で、当該部位での拡大部11
4の平行通路113における孔径もが12肋であり、拡
大部1 14の平行通路113の入口116から出口1
15までの距離1が8側としてある。そして、本第1実
施例の気体ノズルN,はd/D=0.05 そ,/d=
1.33,そ2/D=1.00の関係にしてあり、第4
図および第5図中、額向線1,ロ,m,Nおよび町,肌
,価にて示す斜線部の範囲内に、すなわち符号n,oに
て示す位直に設定してある。
また、流入口1 10から供繋台する流体圧力は、1な
し、し9k9/地の範囲である。上記構成よりなる第1
実施例の気体ノズルN,は、切襖弁装置50のレバー5
1を操作して圧力流体供給源Pと流入口110間を関略
し、ノズル111、拡大部114に圧力流体を供給でき
る。圧力流体は、ノズル111の噴出孔112より拡大
部114の平行通路113へと噴出し、拡大通路120
より中間部材121の複数の連絡通路125を経て外部
へ噴出する。この頃出する圧力流体により表面集積物や
部材等を飛散できるのである。このとき、第1実施例の
気体ノズルN,は、ノズル1 1 1の噴出孔1 12
の閉口部から拡大部114へ流出する気流が、これによ
ってノズル11.1と拡大部1 14との間、段付部1
19に生ずる負圧のため平行通路113の内壁面に付
着する。そして、前記気流は、平行通路113の内壁面
より剥離することなく安定かつ円滑に付着して流通する
。ところで、第1実施例の気体ノズルN,は、噴出部位
122である中間部材121の複数の連絡通路125か
ら外方へ放出される圧力流体の流速が、噴出部位122
のほぼ中央部123においては、これの周辺部124よ
りも低くされて第10図中一点鎖線X,にて示すような
圧力分布を程した。
すなわち、第1実施例の気体ノズルN,は、前記中間部
材121を半球と円筒の組合せ形状にして成り、複数の
連絡通路125を中間部材121における中央部123
より周辺部124に配設するものが圧力流体の流通抵抗
4・としてあるため、圧力流体の流速は適確に噴出部位
122のほぼ中央部123より周辺部124の方が高く
されるのである。この圧力分布によれば、第1実施例気
体ノズルN,において、圧力流体の噴出方向は、第10
図中一点鎖線X,にて示すように、噴出部位122より
、これの相対向する内壁面間とほぼ平行にて放出される
。このため、第10図々示のように、圧力流体は、噴出
部位122の軸万向では、外方の静止流体との混合領域
Bが極めて狭く、この混合領域Bにおける圧力流体の階
出流に臨む面内b′と藤線oとのなす合筆′が比較的小
さい。このため、圧力流体の噴出流と静止流体との間に
は、前記噴出流の中央部123と周辺部124との流速
の低高による差も加わり、両者の衝突によっては、それ
程著しい渦の発生、乱れ、剥離等は見られず、安定、円
滑に混合され騒音が低いレベルとなった。また、圧力流
体は、噴出部位122の軸方向に対し垂直な方向では、
流速が高められて噴出部位122よりこれの関口藤心と
ほぼ平行にて放出されるため、噴出部位122の周辺部
124における噴出流は一種のシールド効果を奏して、
当該部位における静止流体との間での渦の発生、乱れ、
剥離等は殆んど生じなく、騒音を低減できた。このため
、第1実施例の気体ノズルN,における騒音は、前述し
たように第3図中符号Y,にて示す供給圧力に対する騒
音曲線が得られ騒音レベルを&旧から2&旧まで低減で
き、またこの低減音レベルの範囲を供給圧力が多少変化
しても低い騒音レベルを安定、円滑に維持でき実用価値
を高めることができる。以下の各実施例において前記第
1実施例とは相違点を中心に説明し同一部分は、同一符
号を付して説明を省略する。次に、第2実施例の塗料吹
付け装置Gは、第11図ないし第13図々示のように、
圧力流体により液状塗料を贋霧化供給し被塗装物等の表
面に塗装を施すもので、圧力流体導管300には、流入
口310、ノズル311、拡大部314をそれぞれ装備
する。流入口310の上流は、圧力流体供給源Pに運通
する。ノズル311には流入口310と蓮適する吸入口
303と拡大部314に閉口運通する噴出孔312とを
それぞれ一軸的に設ける。拡大部314は、ノズル31
1の噴出孔312の先端と対向連通する平行通路313
を有する。拡大部311の平行通路313内には、その
入口316より出口315に向って圧力流体放出通路3
12bが突設してあり、その外壁面と平行通路313の
内壁面との間に空所313bが形成してある。そして、
噴出孔312の閉口面内で、かつ前記空所313bには
、上流を液状塗料供V給源Tに蓮適する塗料供給通路3
50が関口連通して所定量の塗料を供給可能としてある
。平行通路313は、拡大通路320に連通し、この通
路内の噴出部位322に配設した後述する中間部材32
1における複数の連絡通路325を通じて圧方流体と塗
料との混合流体を外部に放出可能としてある。また、第
2実施例の塗料吹付け装置Gは流入口310と圧力流体
供給源Pとの間の導管300内に、前記混合流体の供給
・停止切換弁装置60を装備する。弁装置(詳細図示せ
ず)50は、レバー51を実線位置に保持すれば混合流
体の供給を断ち、またレバー51を破線位置に保持すれ
ば混合流体の供給を可能とする。ところで、本第2実施
例装置Gは、拡大部314における拡大通路320の噴
出部位322内には、中間部材321を同軸的かつ一体
的に配設する。
この中間部村321は、拡大通路320内においては円
錐状と円筒状の組合せ形状323′となし、また拡大通
路320の噴出部位322の外方においては拡大通路3
20の麹線に対いまぼ垂直となした端面324′を形成
してある。この中間部村321には、拡大部314の軸
方向とほぼ平行な関口軸心を有して貫通し、かつ中間部
材321の勅方向に対いまぼ垂直な面内に所定間隔を保
持し複数分布して配設して噴出部位322のほぼ中央部
323において流通する圧力流体の流速を噴出部位32
2の周辺部324において流通する圧力流体の流速より
低くする連絡通路325を設けてある。複数の連絡通路
325は、噴出部位322の外部に開口達通する噴出通
路としてある。そして、拡大通路320の噴出部位32
2における対向内壁面間の距離Dが12肋で、連絡通路
325における対向内壁面間の距離dが0.8肋であり
、各連絡通路325における軸心間の距離夕.が1.0
5肋で、中間部材321における連絡通路325の軸万
向最大長さ〆2が18柵としてある。なお、圧力流体の
平行通路313に閉口したノズル311の噴出孔312
における孔径d.が6側で、当該部位での拡大部314
の平行通路313における孔淫らが12柵であり、拡大
部314の平行通路313の入口316から出口315
までの距離lo が8肌としてある。そして、本第2実
施例の塗料吹付け装置Gは、d/D=0.15,そ,/
d=1.31,そ2/D=1.5の関係にしてあり、第
4図および第5図中頃向線1,0,m,NおよびV,W
,肌,畑にて示す斜線部の範囲内に、すなわち符号g.
oにて示す位置に設定してある。
また、流入口310から供聯合する流体圧力は、1なし
、し4k9/地の範囲である。上記構成よりなる第2実
施例装置Gは、切襖弁装置50のレバー51を操作して
圧力流体供孫合源Pと流入口310間の開路し、ノズル
311、拡大部314に圧力流体を供給できる。圧力流
体は、ノズル311の噴出孔312より拡大図314の
平行通路313へと噴出し、この圧力流体により塗料供
給通路350から液状塗料を吸引供給し、これを頃霧微
粒化しこの混合気流はさらに拡大通路320より中間部
材321の複数の連絡通路325を経て外部へ噴出する
。この頃出する圧力流体により液状塗料を適確に噴霧化
した被塗装物等の表面に高精度で効率良く塗装を施すこ
とができる。このとき、第2実施例の装置Gは、ノズル
311の噴出孔312の関口部から拡大部314へ流出
する気流が、これによってノズル311と拡大部314
との間、段付部319に生ずる負圧のため平行通路31
3の内壁面に付着する。そして、前記気流は、平行通路
313の内壁面より剥離することなく安定かつ円滑に付
着して流通する。ところで、第2実施例装置Gは、噴出
部位322である中間部材321の複数の連絡通路32
5から外方へ放出される圧力流体の流速が、噴出部位3
22のほぼ中央部323においては、これの周辺部32
4よりも低くされて第10図中三点鎖線X2にて示すよ
うな圧力分布を程した。
すなわち、第2実施例の装置Gは、前記中間部材321
を円錐状と円筒状の組合せ形状にして成り、複数の連絡
通路325を中間部材321における中央部323より
周辺部324に配設するものが混合流体の流通抵抗小と
してあるため、混合流体の流速は適確に噴出部位322
のほぼ中央部323より周辺部324の方が高くされる
のである。この圧力分布によれば、第2実施例装置Gに
おいて、混合流体の噴出方向は、第10図中三点鎖線X
2にて示すように、噴出部位より、これの相対向する内
壁面間を鞠方向に対いまぼ平行にて放出される。このた
め、第10図々示のように、混合流体は、前記第1実施
例に比して噴出部位322の軸方向では、外方の静止流
体との混合領域Bがより狭く、この混合領域Bにおける
混合流体の噴出流に臨む面内b′と軸線oとのなす貸主
′が極めて小さし・。従って、浪合流体の噴出流と外部
の静止流体との間には、前記噴出流の中央部323と周
辺部324との流速の低高による差も加わり、両者の衝
突によっては、渦の発生、乱れ、剥離等は見られず、安
定、円滑に混合され、騒音が低レベルであった。また、
混合流体は噴出部位322の藤方向に対し垂直な方向で
は、流速が高められて噴出部位322より、これの間口
軸心とほぼ平行にて放出されるため、噴出部位322の
周辺部324における噴出流は、前記第1実施例より強
力なシールド効果を奏して当該部位における静止流体と
の間で渦の発生、乱れ、剥離等殆んど生じなく騒音を低
減できた。このため、第2実施例の塗料吹付け装置Gに
おける騒音は、第3図中符号Y2にて示す圧力流体の供
給圧力に対する騒音曲線が得られ、騒音レベルを前記第
1実施例に比してより適確にかつ効率良く&旧から2紅
Bまで低減でき、またこの低騒音レベルの範囲を供給力
や多少変化しても低い騒音レベルを安定、円滑に維持で
き実用価値を高めることができた。次に、第3実施例の
排気消音装置Sは、第14図ないし第16図々示のよう
に、工場設備等において圧力流体を外部に放出するもの
である。
排気消音装置Sは、圧力流体の管路200に流入口21
0、ノズル211、拡大部214をそれぞれ具備する。
流入口210の上流は、排気系統の排気管205に蓮通
する。ノズル211には、流入口210と蓮適する吸入
口203と拡大部214に関口達通する噴出孔212と
を一鞠的に設けてある。拡大部214は、ノズル211
の噴出孔212の先端と対向達通する平行通路213を
有する。平行通路213は出口215′の面積が入口2
16の面積とほぼ同様で平行に拡大するほぼ円筒状の拡
大通路22川こ達通しこの通路内の噴出部位222に配
設した後述する中間部材221における複数の連絡通路
215を通じて圧力流体を外部に放出可能としてある。
なお、排気消音装置Sは、拡大部214の平行通路21
3の外周壁に装置本体の取付部250を装備する。とこ
ろで、本第3実施例の排気消音装置Sは、拡大部214
における拡大通路220の噴出部位222内には、中間
部村221の同軸的かつ一体的に配設する。この中間部
材221は、円筒形状となし拡大通路220の内外にお
いてこれの鼠線に対しほぼ垂直となした端面224′を
有する。この中間部材221には、拡大部214の藤方
向とほぼ平行な閉口端心を貫通し、かつ中間部村221
の軸方向に対いまば垂直な面内に適宜間隔を保持すると
ともに、中間部材221の軸D中央部223に配設する
口径をこれより周辺部224に配設する口径よりも4・
となし複数分布して配設し、噴出部位222のほぼ中央
部223において流通する圧力流体の流速を噴出部位2
22の周辺部224において流通する圧力流体の流速よ
り低くする連絡通路215を設けてある。そして、拡大
通路220の噴出部位222における対向内壁面間の距
離○が12側で、連絡通路215における対向内壁面間
の距離dが1.2肋であり、各連絡通路215における
滋心間の距離ぞ,が1.56肋で、中間部村221にお
ける連絡通路215の軸方向最大長さそ2が1.5側と
してある。なお、圧力流体の平行通路213に開□した
ノズル211の噴出孔212における孔面積d,が25
.5肌2で、当該部位で、拡大部214の平行通路21
3における孔面積もが89.76肌2 であり、拡大部
214の平行通路213の入口216から出口215′
までの距離loが107柳としてある。そして、本第3
実施例の排気消音装置Sは、d/D=○‐10,そ,/
d=1‐30,夕2/D=1‐25の関係にしてあり、
第4図および第5図中傾向線1,0,皿,WおよびV,
W,肌,脚にて示す斜線部範囲内に、すなわち符号S,
oにて示す位置に設定してある。
また、流入口210から供給する流体圧力は、1ないし
9k9/榊の範囲である。上記緩成よりなる第3実施例
装置Sは、圧力流体をノズル211の噴出孔212より
拡大部214の平行通路213へと噴出した拡大通路2
20より中間部材221の複数の口径を異にする連絡通
路215を経て外部へ放出する。このとき、第3実施例
装置Sは、ノズル211の噴出孔212の関口部から拡
大部214へ流出する気流が、これによってノズル21
1と拡大部214との間、毅付部219に生ずる負圧
のため平行通路213の内壁面に付着する。そして、前
記気流は、平行通路113の内壁面より剥離することな
く安定かつ円滑に付着して流通する。ところで、第3実
施例装置Sは、噴出部位222である中間部材221の
複数の連絡通路215から外方へ放出される圧力流体の
流速が、噴出部位222のほぼ中央部223においては
、これの周辺部224よりも低くされて第10図中二点
鎖線X3にて示すような圧力分布を程した。
すなわち、第3実施例の排気消音装置Sは複数の連絡通
路215の口径を中間部材221における中央部223
より周辺部224に配設するものの方が大としてあり圧
力流体の流通抵抗小としてあるため、圧力流体の流速は
確確に噴出部位222のは0ぽ中央部223より周辺部
224の方が高くされる。この圧力分布によれば、第3
実施例の排気消音装置Sにおいて、圧力流体の噴出方向
は、第10図中二点鎖線X3にて示すように、噴出部位
222より、これの相対向する内壁面間とほぼ平行にて
放出される。このため、第10図々示のように、圧力流
体は、噴出部位222の軸万向では、前記各実施例に比
して外方の静止流体との混合領域Bが極めて狭く、この
混合領域Bにおける圧力流体の噴出流に臨む面内b′と
軸線oとのなす角e′が比較的小さい。このため、圧力
流体の噴出流と静止流体との間には、前記噴出流の中央
部223と周辺部224との流速の低高による差も加わ
り、両者の衝突によっては、それ程著しい渦の発生、乱
れ、剥離等は見られず、安定、円滑に混合され騒音が低
いレベルとなった。また、圧力流体は、噴出部位222
の軸方向に対し垂直な方向では、流速が高められて噴出
部位222よりこれの開口軸心とほぼ平行にて放出され
るため、噴出部位222の周辺部224における噴出流
は前記各実施例に比してより強力なシールド効果を奏し
て、当該部位における静止流体との間での渦の発生、乱
れ、剥離等は殆んど生じなく騒音を低減できた。このた
め、第3実施例の排気消音装置Sにおける騒音は、第3
図中符号Y3にて示す圧力流体の供給圧力に対する騒音
曲線が得られ騒音レベルを前記各実施例に比して適確に
&旧から29Bまで良好に低減でき、またこの低騒音レ
ベルの範囲を供繋舎圧力が多少変化しても低い騒音レベ
ルを安定、円滑に維持でき実用価値を高めることができ
た。上記各実施例における中間部材、ノズルおよび拡大
部等の形状、構造は、前記のものに限らず、この他第1
7図ないし第23図図示のようにしてもよく、さらに、
これらの組合せによる実施態様を採用でき上述したよう
な各実施例とほぼ同様の作用効果を奏する。
なお第1実施例と同一部分は同一符号を付し説明を省略
する。すなわち、第17図および第18図図示の圧力流
体放出装置N2は、拡大部1 14において拡大通路2
120の噴出部位122に、所定曲率の凹曲面を有する
円錐状と円筒状との組合せ形状の中間部材121aを配
設してある。
中間部材121aは、拡大通路120内において円錐状
を臨まして、また拡大通路120の噴出部位122の外
方において拡大通路120の鞠線に対いきぼ垂直となし
た端面124′に形成してある。この中間部材121a
には、拡大部114の鍬方向とほぼ平行な開□軸心を有
して貫通し、かつ中間部材121aの藤方向に対いまぼ
垂直な面内に所定間隔を保持し複数分布して配設し噴出
部位122のほぼ中央部123において通流する圧力流
体の流速を噴出部位122の周辺部124において流通
する圧力流体の流速より低くする連絡通路125aを設
けてある。第17図、第18図々示の態様を探ることに
より圧力流体放出装置N2は、圧力流体放出により第1
0図中実線X4にて示すような圧力分布を程し、かつ第
3図中符号Y4にて示すような騒音曲線が得られ、前記
各実施例とほぼ同様の作用効果を実奏することができる
第19図、第20図々示の圧力流体放出装置N3は、拡
大通路120の噴出部位122に配設する中間部材12
1bを複数の円板部材によって積層状となしてある。
この中間部材121bは、プレス加工等の打ち抜きによ
って複数の長孔状の連絡通路125bを穿設してある。
各連絡通路125bは、中間部材121bの中央部に配
設するものを周辺部に配設するものより開口面積小とな
いまぼ同心円上に配列してある。このため、圧力流体放
出装置N3は、拡大通路120の鼠方向に貫通する複数
の連絡通路126bにより、噴出部位122のほぼ中央
部123において流通する圧力流体の流速をこれの周辺
部124におけるそれよりも低くすることができ、前記
各実施例とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
また、第21図示の圧力流体放出装置N4は、中間部材
121cを円柱部材により構成し、円柱部材の内部には
機械加工や射出成形等によりリブ150cを介在して複
数の長孔状の連絡通路125cを形成してある。
各連絡通路125cは、中間部村121cの中央部12
3cに配設するものを、周辺部124cに配設するもの
よりは開口面積小とないまぼ同心上の配列する。このた
め、圧力流体放出装置N4は、複数の連絡通路125c
により噴出部位122のほぼ中央部123cにおいて流
通する圧力流体の流速を、これの周辺部124cにおけ
るそれよりも低くすることができ、前記各実施例とほぼ
同様の作用効果を奏することができる。さらに、第22
図々示の圧力流体放出装置N5は、中間部材121dを
円柱部材により構成し、この円柱部材の内部に前述と同
様にリブ150dを介在して複数の三角形状(この他の
多角形状での実施態様も採り得る)の連絡通路125d
において、中間部材121dの中央部123d配設のも
のより周辺部124d配設のものを関口面積大となしほ
ぼ同0円上に配列構成したことにより、噴出部位122
のほぼ中央部123dにおいて流速する圧力流体の流速
を周辺部124dにおけるそれよりも低くでき、前記各
実施例とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
また、第23図々示の圧力流体放出装置N6は中間部材
121eを複数の管状部村により構成し、軸心付近の中
央部123eにはこれの周辺部124eよりも口径小な
るものを分布配列して管状部材の内外壁をそれぞれ利用
し複数の連絡通路125eを形成してある。
このため、圧力流体放出装置N6は各連絡通路125e
において中間部材121eの中央部123e配設のもの
より、周辺部124e配設のものを関口面積となしほぼ
同心円上に配列構成したことにより、噴出部位122の
ほぼ中央部123cにおいて流通する圧力流体の流速を
周辺部124eにおけるそれよりも低くでき、前記各実
施例とほぼ同様の作用効果を奏することができる。また
、上記実施例において中間部村が一方をほぼ平滑な端面
とし他方を半球状と円筒状との組合せ形状のもの、また
円錐状と円筒状の組合せ形状から成るものは、上記実施
例に限らず、拡大通路内方へはそれぞれ平滑機面を臨ま
しめ、拡大通路外方へは半球状または円錐状の部分を臨
ましめる態様をさらに、拡大通路と中間部村とは一体成
形の態様も探り得て前記各実施例とほぼ同様の作用効果
を奏することができる。
さらに、上記実施例装置は、ノズルと運通する平行通路
と拡大通路との、また、拡大通路のみの軸心方向へ多段
に組合せ連結する実施態様、または圧力流体放出通路、
拡大部、中間部材、複数の連絡通路などの圧力流体の流
路が偏平、随円、且蒙形等の各種形状やこれらの組合せ
形状の実施態様も可能である。
以上要するに、本発明の低騒音用圧力流体放出装置は、
圧力流体の流入口と、流入口に運通し圧力流体通路を有
するノズルと、圧力流体通路内に配設する中間部材と、
中間部材に圧力流体通路の軸方向とほぼ平行な閉口軸心
を有して貫通し、つ中間部村の鞠方向に対し‘まぼ垂直
な面内に所定間隔を保持し複数分布して配設し圧力流体
通路のほぼ中央において流通する圧力流体の流速を圧力
流体通路の周辺部において流通する圧力流体の流速より
低くする連絡通路とを備えるとともに、複数の連絡通路
を外部に閉口達通する噴出通路となし、圧力流体を流入
口よりノズルの圧力流体通路および中間部材の複数の連
絡通路を通じて外部に放出するようにしたものである。
本発明の装置によれば、圧力流体通路のほぼ中央部にお
いて流通する圧力流体の流速を圧力流体通路の周辺部に
おいて流通する圧力流体の流速より低くすることにより
、圧力流体の噴出流は混合領域が狭小となって外方の静
止流体による渦の発生、乱れ、剥離等を殆んど生起しな
く騒音を低レベルとすることができ、かつ圧力流体の流
れを安定かつ円滑となし良好な騒音パターンとして高騒
音の発生を抑止し適確に低騒音レベルにでき、作業環境
を著しく改善できる等の多大の実用的効果を奏する。ま
た、本発明の装置は、コンパクトで、しかも製作極めて
容易、コスト低廉となし縛る効果がある。また、本発明
の圧力流体放出装置は、圧力流体通路における圧力流体
噴出部位の対向内壁面間の距離をD、連絡通路の対向内
壁面間の距離をdとするとき、■ 0.0雌≦d/D≦
0.167なる関係を満足するような複数の連絡通路を
有し、かつ前記各連絡通路の鞠心間の距離をそ,とする
とき、■1.25S夕./d≦d≦1.48なる関係を
満足するように連絡通路を複数分布して配設するととも
に、前記中間部材における連絡通路の軸万向長さを夕2
とするとき、■ 0.25S夕2/D≦2.00なる関
係を満足するような複数の連絡通路を具備して成り、前
述したように騒音を低レベルにすることができる効果が
ある。
さらに、本発明の装置は、これの構成要素を上述した■
,■■の数値範囲とし、これに圧力流体の流入口に蓮通
し拡大部内に関口するノズルの噴出孔の関口面積をd,
、該拡大部のノズルと対向連通する入口関口面積をも。
とするとき、1.9ミもo/d,oS9.4なる関係を
満足するような噴出孔と拡大部との面積比を有するとと
もに、拡大部に設け外部に向って拡大する内壁面を有す
る拡大通路の中心線を含む面内における入口および出口
の各内壁を結ぶ線のなす拡大角を0.5o ないし4o
となすことにより、騒音をさらに低減でき、かつさらに
一層騒音を低レベルにでき圧力流体の供給圧力範囲を広
くすることができ、供給圧力が多小変化しても低騒音レ
ベルの維持が安定、円滑に行ない得る効果がある。また
、本発明の装置は、これの構成要素を上述した■,■■
の数値範囲とし、さらに圧力流体の流入口と、この流入
口に蓮通するノズルと、このノズルの噴出孔を開口して
連通する拡大部とを備え、圧力流体を流入口よりノズル
および拡大部を通じ外部に放出する圧力流体放出装置に
おいて、ノズルの圧力流体放出通路を、拡大部の入口よ
り出口に向って突設して当該突設先端部位にノズルの噴
出孔を開口するときに、ノズルの圧力流体放出通路の外
壁面と拡大部の内壁面との対向する間に空所を設け、か
つ前記拡大部の入口から出口までの拡大都内心線の距離
をlo、拡大部の入口からノズルの噴出孔開口部までの
ノズルの圧力流体放出通路の距離をlo、ノズルの噴出
孔が拡大部に閉口する部位の拡大部の対向内壁面間の距
離をへとするとき、@3.5≦1。
/d。と0.83SI。/へと0.2SI,/4SI。
/4一0.6の組合せ■3.5≦10ノd。
と○.83210ノ4と○.2ミ13 /do≦2.0
または0.7411。 /doSI3 /d。SI。/
ムー0.6の組合せ■3.5≧1。
/d。≧1.0と0.271。ノ4≦13/qSI。J
/ムー0.6の組合せ上記@,■■のいずれか一つの関
係を満足するようになすことにより、上記構成要素の数
値を使用目的、用途に対してそれぞれ上詔■,■■の関
係を満足し、かつ■,■@いずれか一つの各範囲内にお
いて適宜選択組合せることにより、圧力流体の流れを安
定かつ円滑となし良好な騒音パターンとしてスクリーチ
の発生を防止し適確に低騒音レベルの範囲を拡大でき、
作業環境を著しく改善できる等の多大の実用的効果を奏
することができる。
さらに、本発明の装置は、これの横成要素を上述した■
,■■の数値範囲とし、これに加えて、さらに圧力力流
体の流入口と、この流入口に蓮適するノズルと、このノ
ズルの噴出孔を閉口して運通する拡大部とも備え、圧力
流体を流入口よりノズルおよび拡大部を通じて外部に放
出する圧力流体放出装置において、前記拡大部の内壁面
に、外気と蓮適する少なくとも1つの連絡通路を開□し
、かつn番目(ただしnは正の整数とする)の連絡通路
の最小関口面積をf肌、ノズルの噴出孔開□部からn番
目の連絡通路関口部中心までの拡大部内中心線上の距離
をinn、n番目の連絡通路が拡大部に閉口する部位の
拡大部の対向内壁面間の距離をdn、連絡通路の総数を
k(ただしけま正の整数とする)とするとき、ihn/
dn≦0.3の場合 なる関係を満足するようになすことにより、上記構成要
素の数値を使用目的、用途に対してそれぞれ上記■,■
■の関係を満足し、かつ前記範囲で適宜選択組合せるこ
とにより、圧力流体の流れを安定かつ円滑となしスクリ
ーチの発生を防止し適確に低騒音レベルの範囲を拡大で
き、汎用性大で該騒音低減の調整作業を簡便にでき、作
業環境を著しく改善できる等の多大の実用的効果を奏す
ることができる。
しかも、本発明の装置は上述したそれぞれの数値を使用
目的、用途に対応して各種選択組合せることにより上述
したとほぼ同様な実用的効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧力流体放出装置における圧力分布を示
す説明図、第2図は本発明にかかる気体ノズルを示す概
要図、第3図は従来と本発明との騒音曲線の状況を対比
して表わす線図、第4図および第5図は本発明における
気体ノズルの構成要素の関係をそれぞれ表わす線図、第
6図は本発明における気体ノズルの圧力分布を示す説明
図、第7図ないし第9図は本発明の第1実施例をそれぞ
れ示す概要図、第10図は本発明の各実施例における圧
力分布を示す線図、第11図ないし第13図は本発明の
第2実施例をそれぞれ示す概要図、第14図ないし第1
6図は本発明の第3実施例をそれぞれ示す概要図、第1
7図ないし第23図は本発明の他の実施例をそれぞれ示
す概要図である。 図中、10・・・流入口、11…ノズル、12・・・噴
出孔、14・・・拡大部、13・・・平行通路、21・
・・中間部材、22…噴出部位、25・・・連絡通路。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第14図 第15図 第16図 第17図 第18図 第19図 第20図 第21図 第22図 第23図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧力流体の流入口と、流入口に連通し圧力流体通路
    を有するノズルと、圧力流体通路内に配設する中間部材
    と、中間部材に圧力流体に圧力流体通路の軸方向とほぼ
    平行な開口軸心を有して貫通し、かつ中間部材の軸方向
    に対してほぼ垂直な面内に所定間隔を保持し複数分布し
    て配設し圧力流体通路のほぼ中央部において流通する圧
    力流体の流速を圧力流体通路の周辺部において流通する
    圧力流体の流速より低くする連絡通路とを備えるととも
    に、複数の連絡通路を外部に開口連通する噴出通路とな
    し、圧力流体を流入口よりノズルの圧力流体通路および
    中間部材の複数の連絡通路を通じて外部に放出するよう
    にしたことを特徴とする低騒音用圧力流体放出装置。
JP52029449A 1977-03-17 1977-03-17 低騒音用圧力流体放出装置 Expired JPS6033544B2 (ja)

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