JPS6033530Y2 - 耐高温水蒸気用同軸ケ−ブル - Google Patents

耐高温水蒸気用同軸ケ−ブル

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Publication number
JPS6033530Y2
JPS6033530Y2 JP1978108234U JP10823478U JPS6033530Y2 JP S6033530 Y2 JPS6033530 Y2 JP S6033530Y2 JP 1978108234 U JP1978108234 U JP 1978108234U JP 10823478 U JP10823478 U JP 10823478U JP S6033530 Y2 JPS6033530 Y2 JP S6033530Y2
Authority
JP
Japan
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coating layer
layer
polyolefin
crosslinked
coaxial cable
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Expired
Application number
JP1978108234U
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JPS5524778U (ja
Inventor
義三 小林
一郎 西川
修 清水
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、耐高温水蒸気用同軸ケーブルの改良に関する
近時、原子炉その他の高温水蒸気を使用する装置の機器
電線として同軸ケーブルが使用されている。
かかる高温水蒸気を使用する装置に、汎用の塩化ビニル
樹脂による保護被覆を有する同軸ケーブルを使用した場
合において、事故その他により同軸ケーブルが高温水蒸
気に曝されたときは、高温水蒸気が保護被覆を透過して
外部導体と保護被覆との間に凝縮し、ついには端末のコ
ネクタ一部にまで侵入して絶縁低下を引き起こすという
欠点があった。
このため、保護被覆の下層に、金属テープ−ポリオレフ
ィンフィルムラミネートテープによる被覆を設けること
が検討されているが、このような構造の同軸ケーブルで
は、高温下で保護被覆に収縮歪の解放その他の原因によ
る外力が作用し、ラミネートテープの金属テープが変形
したり切断したりするという欠点があった。
本考案は、かかる従来の難点を解消すべくなされたもの
で、その特徴とするところは、押出保護被覆層を架橋さ
れたシリコーングラフト化ポリオレフィンで形成し、押
出保護被覆層と接する金属−ポリオレフィンラミネート
テープ被覆層のポリオレフィンを非架橋にした点にある
すなわち、中心導体上へ架橋ポリオレフィン絶縁層、外
部導体層、金属面を内側にして縦沿え被覆された金属−
非架橋ポリオレフィンラミネートテープ被覆層および架
橋されたシリコーングラフト化ポリオレフィン押出保護
被覆層を、順に設けたことを特徴とする耐高温水蒸気用
同軸ケーブルを提供しようとするものである。
以下図面に示す実施例につき、その詳細を説明する。
第1図において、1970.12の錫メツキ軟銅撚線か
ら成る中心導体1の外周には、1.55rIr!n厚さ
の化学架橋ポリエチレンから成る充実絶縁層2、錫メツ
キ軟銅撚線編組による外部導体層3、A1テープ−非架
橋ポリエチレンフィルムラミネートテープの縦沿え層4
、架橋されたシリコーングラフト化ポリエチレンの押出
被覆層5が形成されている。
而して、上記のラミネートテープの縦沿え層4は、A1
テープ面を内側にして縦沿えされ、かつ、その両縁部は
、互いに重なり合され、ポリエチレンフィルムを接着剤
として熱融着されている。
また、シリコーングラフト化ポリエチレンによる押出被
覆層5とラミネートテープの縦沿え層4とは、押出保護
被覆5が押出時軟化状態にあるとき、シリコーングラフ
ト化ポリエチレン自体の接着性ならびにラミネートテー
プのポリオレフィンの接着性により互いに熱融着される
そしてその後押出被覆層5は、大気中の水分によってシ
リコーングラフト化ポリエチレンが架橋されて架橋層と
なる。
このように押出被覆層5の架橋に高温、長時間の化学架
橋をしないので、縦沿え層4は架橋時の影響によって剥
れを生じたりすることがない。
第2図に示した実施例は、充実絶縁層2と外部導体層3
とを2層に形成した以外は、第1図に示した実施例と同
−構成とした他の実施例であって、第1図に示した実施
例に相当する構成部分は、同一の符号で示している。
以上のように構成された本考案の同軸ケーブルでは、架
橋されたシリコーングラフト化ポリオレフィンの押出保
護被覆層とラミネートテープの協働作用により、高い耐
透湿性が得られる上に、高温下で、押出保護被覆層に熱
収縮その他による応力が作用した場合、ラミネートテー
プの未架橋のポリオレフィン層の存在により、押出保護
被覆層とラミネートテープの縦沿え層との間に滑りを生
じ、ラミネートテープが変形したり、切断したりするお
それはない。
ちなみに、第1図に示した構造の同軸ケーブルでは、1
00%水蒸気、170℃x5hrsの加熱水蒸気下で絶
縁抵抗、外観の変化および中心導体のわらいの発生は認
められなかったが、絶縁体として化学架橋ポリエチレン
を使用し、外部導体上に塩化ビニル樹脂による押出保護
被覆を施した従来の同軸ケーブルでは、100%水蒸気
、170°Cx 1hr+121’C×24hrSの加
熱で1.8X1014Ω−2077Lの絶縁抵抗が3.
7X1ff’Ω−20m、まで低下し、また、170℃
×5hrsの加熱では中心導体に30ケ所15九のわら
いが生じた。
なお、以上の実施例では、ラミネートテープの非架橋ポ
リオレフィンフィルムとして、ポリエチレンを使用した
例につき説明したが、本考案は、かかる実施例に限定さ
れるべきものではなく、例えば、アイオノマー樹脂とエ
チレン酢酸ビニル共重合体との混合物その他の比較的低
融点の接着性の良好なオレフィン共重合体を使用するこ
とがきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す説明図、第2図は、
本考案の他の実施例を示す説明図である。 1・・・・・・中心導体、2・・・・・・充実絶縁層、
3・・・・・・外部導体層、4・・・・・・ラミネート
テープの縦沿え層、5・・・・・・架橋されたシリコー
ングラフト化ポリエチレンの押出保護被覆層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心導体上へ、架橋ポリオレフィン絶縁層、外部導体層
    、金属面を内側にして縦沿え被覆された金属−非架橋ポ
    リオレフィンラミネートテープ被覆層および架橋された
    シリコーングラフト化ポリオレフィン押出保護被覆層を
    順に設け、金属−非架橋ポリオレフィンラミネートテー
    プ被覆層は、両側縁の重なり合せ部が融着され、架橋さ
    れたシリコーングラフト化ポリオレフィン押出保護被覆
    層は、金属−非架橋ポリオレフィンラミネートテープ被
    覆層と一体に融着されて威る耐高温水蒸気用同軸ケーブ
    ル。
JP1978108234U 1978-08-07 1978-08-07 耐高温水蒸気用同軸ケ−ブル Expired JPS6033530Y2 (ja)

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JP1978108234U JPS6033530Y2 (ja) 1978-08-07 1978-08-07 耐高温水蒸気用同軸ケ−ブル

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Publication Number Publication Date
JPS5524778U JPS5524778U (ja) 1980-02-18
JPS6033530Y2 true JPS6033530Y2 (ja) 1985-10-05

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ID=29053084

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JP1978108234U Expired JPS6033530Y2 (ja) 1978-08-07 1978-08-07 耐高温水蒸気用同軸ケ−ブル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5396183U (ja) * 1977-01-07 1978-08-04

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JPS5524778U (ja) 1980-02-18

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