JPS6032718A - フツ素化方法 - Google Patents

フツ素化方法

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JPS6032718A
JPS6032718A JP14050483A JP14050483A JPS6032718A JP S6032718 A JPS6032718 A JP S6032718A JP 14050483 A JP14050483 A JP 14050483A JP 14050483 A JP14050483 A JP 14050483A JP S6032718 A JPS6032718 A JP S6032718A
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trimethylsiloxy
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organic compound
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新 安田
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智之 浅井
Masao Kato
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトリメチルシロキシ基を有する有機化合物の該
トリメチルシロキシ基をフッ素原子に置換するフッ素化
方法、およびこの方法を適用したアルコール性水酸基を
有する化合物の該アルコール性水酸基を選択的にフッ素
原子に変換する方法に関するものである。
有機化合物のフッ素化は比較的機しい反応であシ、温和
なフッ素化剤を使用しても多くの副生物が生じ易い。特
に、比較的複雑な有機化合物の特定位置に高い選択率で
フッ素原子を導入することは通常極めて困難である。近
年、生理活性物質の骨格にフッ素原子を導入し、生理活
性の向上や副作用の低減をめざす研究がさかんに行なわ
れるようになっている。しかし、複雑な骨格を持ち、種
々の不安定な官能基を有する化合物の特定の部位に、穏
和な条件下に選択率よくフッ素原子を導入する方法はあ
まり知られていない。
本発明者はアルコール性水酸基を有する有機化合物の該
アルコール性水酸基をフッ素原子に置換する方法を検討
した。炭化水素鎖の末端あるいは内部に存在する水酸基
を有する化合物をフッ素化剤で処理すると、目的とする
水酸基がフッ素原子で置換される反応とともに脱水によ
る不飽和結合が生成する反応や転位を伴うフッ素化反応
などの副反応が生じ易い。しかもそれ−ら副生物を目的
化合物と分離することは一般に繁雑な操作を必要とし実
用的に不可能な場合も少くない。比較的簡単な有機化合
物を例にとると、たとえば2−ヒドロキシオクタンをフ
ッ素化剤で処理すると目的とする2−フルオロオクタン
とともに多量のオクテン−1やオクテン−2が生成し、
またイソブチルアルコールからは目的とするインブチル
フルオライドとともに多量のターシャリ−ブチルフルオ
ライドが生成する。本発明者はこのような副反応が少い
選択的なフッ素化方法について検討した結果、アルコー
ル性水酸基をトリメチルシロキシ基に変換し、これをフ
ッ素化してトリメチルシロキシ基をフッ素原子に置換す
ることにより極めて選択的なフッ素化が起ることを見い
出した。本発明はこのトリメチルシロキシ基を有する有
機化合物をフッ素化剤でフッ素化し、該トリメチルシロ
キシ基をフッ素原子に置換するフッ素化方法である。ま
た同時に、本発明はこのトリメチルシロキシ基を経由す
るアルコール性水酸基を有する有機化合物の該アルコー
ル性水酸基をフッ素原子に変換した化合物を製造する方
法に関するものである。なお、アルコール性水酸基をト
リメチルシリル基に変換する方法は公知であり、後述す
るように有機化合物のアルコール性水酸基を保護するた
めの保護基導入方法として周知である。
本発明は上記フッ素化方法に関するものでおシ、即ち、 炭素原子に結合したトリメチルシロキシ基を有する有機
化合物をアミノサルファーフルオライド系フッ素化剤で
フッ素化し、該トリメチルシロキシ基をフッ素原子に置
換することを特徴とするフッ素化方法、および、 アルコール性水酸基を有する有機化合物の咳アルコール
性水酸基をトリメチルシロキシ基に変換し、次いでアミ
ノサルファーフルオライド系フッ素化剤でフッ素化して
該トリメチルシロキシ基をフッ素原子に置換することを
特徴とするアルコール性水酸基を有する有機化合物の該
アルコール性水酸基を選択的にフッ素原子に変換する方
法、 である。
本発明において、トリメチルシロキシ基をフッ素原子に
置換しうるフッ素化剤としてはアルコール性水酸基をフ
ッ素原子に置換しうるアミノサルファーフルオライド系
フッ素化剤が適当である。このようなアミノサルファー
フルオラされる化合物がある。この式でR1,、、R@
はそれぞれ同一あるいは異るアルキル基あるいはアリ粁
橿。
ま九はR1と11.、H&七R* 、 R1とR・は共
同して酸素を有していてもよい環を形成する炭化水素基
である。R1、、R6は好ましくは炭素数1〜5のアル
キル基であルカ、またはR1とR% 、 H*とR4、
HfiとR6が共同して炭素数4〜7の環を形成する炭
化水素基である。具体的には、たとえばジメチルアミノ
サルファートリフルオライド、ジエチルアミノサルファ
ートリフルオライド、ジイソプロピルアミノサルファー
トリフルオライド、ピペリジノアミノサルファートリフ
ルオライド、モルホリノアミノサルファートリフルオラ
イ、ド。
ビス(ジメチルアミン)サルファージフルオライド、ビ
ス(ジエチルアミン)サルファージフルオライド、ジメ
チルアミノージエチルア建ノサルファージフルオライド
、ジエチルアミノ−ピペリジノサルファージフルオライ
ドなどがある。本発明において好ましいアミノサルファ
ーフルオライド系フッ素化剤は炭素数1〜3のアルキル
基を有するジアルキルアミノサルファートリフルオライ
ドでアシ、特にジエチルアミノサルファートリフルオラ
イドが好ましい。
アルコール性水酸基(以下単に水酸基という)を有する
有機化合物の該水酸基を保挿するために水酸基をトリア
ルキルシロキシ基に変換することは周知である。特に医
薬等の複雑な有機化合物の合成において、この方法で水
酸基を保護することは広く行なわれている。トリアルキ
ルシロキシ基はたとえば、テトラアルキルアンモニウム
フルオライド等で脱保護し、容易に元の水酸基に戻すこ
とができる。水酸基をトリアルキルシロキシ基に変換す
るには、トリアルキルシリルクロリド、トリアルキルシ
リルジアルキルアミド、その他のトリアルキルシリル・
基を有する活性な化合物を用いて容易に行うことができ
る。水酸基をトリアルキルシロキシ基に変換する反応の
容易さ中脱保融の容易さはトリアルキルシリル基のアル
キル基の種類や組み合せおよび水酸基の活性によって変
化し、たとえばトリメチルシリル基、トリエチルシリル
基、ジメチル−t−ブチルシリル基などを有するトリア
ルキルシリル基を有する化合物を用い2以上の水酸基を
有する有機化合物のそれぞれの水酸基を異るトリアルキ
ルシロキシ基に変換するととが可能である。本発明にお
いて、フッ素原子に置換しうるトリアルキルシロキシ基
はトリメチルシロキシ基であわ、他のトリアルキルシロ
キシ基では置換が容易′でない。従って、2以上の水酸
基を有する化合物の場合、フッ素原子に置換する水酸基
のみ舎トリメチルシリロキシ基に変換し、他の水酸基を
他のトリアルキルシロキシ基に変換してフッ素化を行い
、フッ素原子で置換されなかったトリアルキルシロキシ
基を脱保護して水酸基に戻し、目的とする水酸基のみが
フッ素原子に置換された化合物を得ることができる。勿
論、フッ素原子に置換する必要のない水酸基はトリメチ
ルシロキシ基以外のトリアルキルシリル基に変換して保
護しりるばかシでなく、他の保役基を導入して保腰する
こともできる。
トリメチルシロキシ基はまたその結合位置によってフッ
素原子に置換され易さが異る。水酸基をその結合位置に
よって第1級水酸基、第2級水酸基、および第3級水酸
基に分けることができ、それぞれ活性が異る。同様にこ
の水酸基に対応するトリメチルシロキシ基をそれぞれ第
1級トリメチルシロキシ基、第2級トリメチルシロキシ
基、および第3級トリメチルシロキシ基と呼ぶとすれば
、フッ素原子に置換され易さは第1級トリメチルシロキ
シ基〉第2級トリメチルシロキシ基〉#43級トリメチ
ルシロキシ基の順となる。勿論、水酸基の場合と同様立
体障害などの他の要因によって置換の容易さが変ること
もある。従って、異る活性のトリメチルシロキシ基を2
以上有する化合物の置換され易いトリメチルシロキシ基
のみをフッ素原子に置換することが可能であυ、その後
置換されなかったトリメチルシロキシ基を水酸基に戻す
ことかで酋る。
前記のように、本発明におけるトリメチルシロキシ基を
経由する水酸基をフッ素原子に変換する方法は、水酸基
の直接フッ¥原子置換方法に比べて選択性が高くフッ素
原子置換反応以外の副反応が少いという特徴を有する。
′tた本発(9) 明の方法は上記のように別の意味で選択性が高い方法で
ある。即ち、2以上の水酸基を有する化合物を直換フッ
素化した場合、たとえ2以上の水酸基が活性が異るもの
であっても目的とする水酸基のみをフッ素原子に置換し
他の水酸基は反応しないようにすることは通常極めて困
難である。勿論、フッ素化を受けならように水酸基を保
護しておくことはできるが、目的とする水酸基のみを保
護しないように他方の水酸基を保護することは比較的困
難である。これに対して、本発明の方法は上記のように
フッ素原子に置換する水酸基をトリメチルシロキシ基に
変換し、他の水酸基を他の保護基で保咥するかまたはト
リメチルシロキシ基の反応性が異るものとなる場合はす
べての水酸基をトリメチルシロキシ基に変換する方法を
使用でき、この水酸基のトリメチルシロキシ基への変換
を選択性よく行う手段を種々選択することができかつそ
れが容易であるので、結果として選択性の高いフッ素化
が可能となる。また、当然のことではおるが(10) すべての水酸基をフッ素原子に変換することも可能であ
る。なお、アミノサルファーフルオライド系フッ素化剤
は光学異性体のほぼ完全な立体反転を伴うフッ素化剤と
して知られておυ、本発明においてもこのフッ素化剤の
使用によつ、て水酸基のアミノサルファーフルオライド
系フッ素化剤の7ツ累化と同程度のほぼ完全な立体反転
が起ることが確認された。
本発明におけるフッ素化反応は通常溶媒中で基質である
トリメチルクロキシ基を有する有機化合物に対してほぼ
当量以上のフッ素化剤を使用して行なわれる。ここで、
当量のフッ素化剤とは目的としてフッ素原子に置換する
トリメチルクロキシ基に対する量をいう。フッ素化剤の
量としては、特に約1.0〜10倍当量、特に約1.0
〜1.5当量が適当である。溶媒としてはフッ素化に対
して不活性な有機あるいは無機の溶媒が適当であり、た
とえばノ・ロゲン化炭化水木。
炭化水素、エーテル、グトンなどを使用しうる。
反応温度としては一100℃〜60℃、特に(11) 一80〜30℃程度が好ましい。生成物は種々の方法で
回収tL匹し精製でき、たとえば蒸留。
再結晶、カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラ
フィーなどを採用しつる。
本発明において、基質であるアルコール性水酸基を有す
る有機化合物としては、少くとも1個のアルコール性水
酸基を有する合成あるいは天然の有機化合物を使用しう
る。たとえば、1価するいは多価のアルコール類、糖ア
ルコール類、アミノ糖類、糖類、プロスタグランジン類
アルコール性水酸基を有する抗生物質(たとえばアンス
ラサイクリン系抗生物質やアミノグリコシド糸抗生物f
f)、ステロール類、などがある。特に炭素数3以上の
分岐状あるいは直鎖状の不飽和あるいは飽和の炭化水素
鎖に結合した水酸基を少くとも1個有する化合物が適当
である。この場合、2以上の水酸基を有する化合物であ
るときは他の水酸基は鎖状炭化水素基以外の基、たとえ
ば脂環基や複素環基に結合していてもよい。以下の実施
例では1価あるいは多価(12) のアルカノールのフッ素化およびプロスタグランジンの
フッ素化の具体例を挙げるが、フッ素化の対象となる有
機化合物はこれらに限定されるものではない。まだ、以
下の実施例および比較例において、反応は特に断わらな
い限りすべてアルゴン雰囲気下で行った。
実施例1(アルカノールのフッ素化) 2−オクタツール15.9su(0,10mol ) 
無水ピリジン24.0d (0,30mol)、および
無水塩化メチレン30dの混合物中に0℃でクロロトリ
メチルシラン25.4d(0,20冗1)を滴下した。
室温で4時間攪拌後無水エーテルで希釈し、氷冷した飽
和炭酸水素f’Pリウ本水溶液を護い7’1有機層射曙
LAb有機層を飽和硫酸銅水溶液で3度、さらに飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を
減圧下で留去した。残留した液体を減圧蒸留にかけ、目
的化合物である2−トリメチルシロキシオクタンを収率
90チで得た(bp80〜85℃/ 20〜25 To
rr )。
2−トリメチルシロキシオクタン202Ilv(13) (1mmo1)を無水塩化メチレン5 @lに溶解し、
これにガスクロマトグラフィー用内部標準である無水1
,2−ジクロルエタン200μlを加えた後−78℃に
冷却した。この溶液にジエチルアミノサルファートリフ
ルオライド0.134d(1,1mmol )をゆつく
9滴下し、滴下終了後−78℃で10分間攪拌した後、
−io℃で20時間靜濾した。次に、無水エーテル10
1を室温で加えた後水冷した飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液10μに注ぎ、゛有機層を分離し、さらに有機層を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液1゛0ゴで洗浄した後、
乾燥した。
2−トリメチルシロキシオクタンの転化率はほぼ100
%であシ、ガスクロマトグラフィーによる分析の結果生
成物は2−フルオロオクタン約84%とオクテン約16
チからなっていた。
比較例1 2−オクタツール159μm (1mmox、)を使用
し、これを直接実施例1のフッ素化方法と同じ方法でジ
エチルアミンサルファートリフル′:(14) オライドを使用してフッ素化を行った。2−オクタツー
ルの転化率はほぼ100チであり、生成物は2−フルオ
ロオクタン約48チ、オクテン約52優からなっていた
比較例2 実施例1の方法で得られた2−トリメチルシロキシオク
タンに公知のフッ素化剤であるPh−ph4を加え、無
溶媒下で約100℃で反応させ7’C(ph−PF、使
用の際の通常の条件)結果、生成物は2−フルオロオク
タン約45% 、3−フルオロオクタン約13チ、オク
テン約42優からなっていた。
実施例2(アルカノールのフッ素化) イソブチルアルコール9.23m(0,10mol) 
無水ピリジン24.0m(0,30mol) 、および
無水塩化メチレン301の混合物に0℃でクロロトリメ
チルシラン25.4m(0,20m mol)を滴下し
、実施例と同様に処理して1−トリメチルシロキシ−2
−メチルプロパンを84%の収率で得た( 1)1) 
108〜112℃)。
(15) 1−トリメチルシロキシ−2−メチルプロパン1.46
11 (10m mol)を無水塩化メチレン5I/に
溶解し、−78℃でジエチルアミンサルファートリフル
オライド1.34諺J(llmmol)をゆつくシ滴下
し、滴下終了後−78℃で5分間攪拌し、−10℃で2
0時間靜濾した。室温で無水ジグライム5 tieを加
えた後低温で蒸留した。19 F NMR分析の結果、
生成物はイソブチルフルオライド約9596、転位生成
物のt−ブチルフルオライド約5チからなっていた。
比較例3 イソブチルアルコール0.923.!i’ (10mm
o1)を使用し、実施例2の方法で直接ジエチルアミノ
サルファートリフルオライドでフッ素化を行った。生成
物はインブチルフルオライド約49チ、t−ブチルフル
オライド約21優、イソブチン約30%からなっていた
実施例3(アルカノールのフッ素化) 12−メチル−1,2−)リゾカンジオール2.30.
9 (10mmo1) 、無水ピリジン4,8゜(16
) su(60mmol)、および無水塩化メチレン5゜1
の混合物に0℃でクロロトリメチルシラン5.08m6
(40mmo1)を滴下し、実施例1と同様の方法で処
理して粗生成物を得、これをカラムクロマトグラフィー
(フロリジル担体、ヘキサン/エタノール=50/1)
で精製し2,13−ビス(トリメチルシロキシ)−2−
メチル−トリデカンを無色の液体として3.68 II
(収率98%)得た。
2.13−ビス(トリメチルシロキシ)−2−メチル−
トリデカン375譜(1m mol)の無水塩化メチレ
ン5dの溶液に一78℃でジエチルアミンサルファート
リフルオライド0.122g/(1mmol)をゆつく
如滴下した。滴下終了後、−78℃で10分間攪拌し、
−10℃で20時間靜濾した。反応混合物を氷冷した飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液10dに注ぎ、エーテル1
0dで3回抽出した。エーテル層を乾燥濃縮後、カラム
クロマトグラフィー(フロリジル担体、ベンゼン/ヘキ
サン=1/40)で精(17) 製シた結果、13−フルオロ−2−メチル−2−トリメ
チルシロキシトリデカン152岬(収率50チ)を得た
このフッ素化物304町(0,1m mol)のTHF
 溶液(0,s d )にテトラブチルアンモニウムフ
ルオライドのIMT’HF溶液0.5d (0,50m
 mo’l )を0℃で加え、室温で一夜間攪拌した後
低沸点成分を除去し、酢酸エチルと飽和硫酸アンモニウ
ム水溶液を加えた。水層を酢酸エチルで抽出し、全酢酸
エチル層を洗浄乾燥し、精製シて2−ヒドロキシ−2−
メチル−13−フルオロトリデカン22.4〜を得た。
比較例4 12−メチル−1,12−)リゾカンジオール230〜
(l m mob )を使用し、実施例3の方法を使用
して直接ジエチルアミノチルファートリフルオライドで
フッ素化した。数種の反応生成物か生成し、その内の2
−ヒドロキシ−2−メチル−13−フルオロトリデカン
は数−未満であった。
(18) 実施例4(プロスタグランジンのフッ素化)PGF、α
メチルエステル184 W (0,50mmo1)。
イミダゾール102岬(1,,5om加o1)、ジメチ
ルホルムアミド2.011LI3の混合物にt−ブチル
ジメチルクロリド83町(0,55m mol、 )の
ジメチルホルムアミド(、1,0He )溶液を0℃で
滴下した。猿温で一夜間攪拌[7、エーテル希釈後、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、有機層を水
、飽和食塩水で洗浄し2、乾燥濃縮後カラムクロマトf
%lによppGytαメチルエステル15−t−ブチル
ジメチルシリルエーテルを205町(収率85チ)を得
た。
上記PGF2αメチルエステル15−t−ブチルジメチ
ルシリルエーテル160ダ(0,33mmol)を前述
の実施例と同様に塩化メチレン3耐中、クロロトリメチ
ルシラン0.1 rxl (1,32mmol)/ピリ
ジン0.16m1(1,98mmoコ、)で処理し、カ
ラムクロマト精製後、PGF2αメチルエステル9.1
1−ビス(トリメチルシリル)−15−1−ブチルジメ
チルシリルエーテルを収率94(19) −で得た。
上記PGF2αメチルエステル9111−ビス(トリメ
チルシリル)−15−t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル62.6町(0,1m mol)の無水塩化メチレン
溶液(0,5iu)に−78℃でピペリジノサルファー
トリフル第2イド12,2/’ l (0,12m m
ol)をV) ツ< F) 滴下り、 k o−10℃
で一夜間反応させ、反応混合物を無水エーテルで希釈後
、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注いだ。エーテル層
を乾燥、濃縮後カラムクロマドグ2フイー(フロリジル
担体、ヘキサン/エーテル=20/1)で精製し、11
−デオキシ−11−フルオロ−PGF、αメチルエステ
ル9−)’Jメチルシリルー15−t−ブチルジメチル
シリルエーテルを23.4〜(収率42%)得た。
(19F−NMR(ODOI、)δ165(dxm))
上記フッ素化物10”j’(0,018mmol)のT
HPm液(0,2rxl )にテトラブチルアンモニウ
ムフロリドのIMTHF溶液0.1m1(0,10mm
ol)(20) を0℃で加え、室温で一夜間攪拌する。低沸点成分を減
圧除去し、酢酸エチルと飽和硫酸アンモニウム水溶液を
加える。水層を5回酢酸エチルで抽出し、集めた酢酸エ
チル層を飽和食塩水で洗浄した。乾燥、濃縮後カラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル担体、ヘキサン/酢酸エ
チル−3/1)で精製し、純粋な11−デオキシ−11
−フルオロ−PGF、αメチルエステルを6、4111
jl (ilK率97チ)得た。
実施例5(グロスタグランジンのフッ素化)5.6−ジ
ヒドロ−ツーヒドロキシ−PGF2αメチルエステル1
1.15−ビス(ジメチル−を−ブチル)シリルエーテ
ル205■(0,336mm01)の塩化メチレン溶液
(8ml)に−40℃でトリメチルシリルジエチルアミ
ド490μ!(2,59mmo1)を滴下し同条件下で
20時間攪拌した。これを氷冷した飽和炭酸氷菓ナトリ
ウム水溶液(20au)に注ぎ、水層をエチルエーテル
(10m)で2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾(21) 燥後、低沸点成分を減圧除去すると、5.6−デヒトロ
ー7−トリメチルシロキシーPGII’1αメチルエス
テル11.15−ビス(ジメチル−t−ブチル)シリル
エーテルが無色の粘稠な液体として得られた(収t23
0 ■+収率はぼ100ts)。
上記生成物を無水塩化メチレン(2ml3)に溶解し、
この溶液に0℃でトリエチルシリルジエチルアミド32
8μl (1,34m mol)、次いでトリエチルシ
リルクロリド20μj(0,134mmol)を滴下し
た。30分間同条件で攪拌後、エチルエーテル(ioy
)、次いで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10gJ)
を加えた。水層をエチルエーテル(10au)で2回抽
出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、低沸点成分を減圧除去することによp収
率約95チで5.6−ジヒドロ−ツートリメチルシルキ
シ−PGII’2αメチルエステル11.15−ビス(
ジメチル−t−ブチル)シリル9−トリエチルシリルエ
ーテルヲ得り。
(22) ” O−NMR(ODO]4 、TMS 、ppm )
 : δ61.5((3−7)。
72.5(0−11)、73.2(0−15)、77.
2(0−9)上記生成物140■(0,18mmol 
)の1.1.2− ) り クロロ−1,2,2−トリ
フルオロエタン(以下R−113とい会)溶液(21)
に−10℃でジエチルアミノザルファトリフルオリド(
DAST)のIMR−113溶液(0,27ml 、 
0.27mmol) を滴下し、−10°〜−5℃で1
7時間攪拌した。無水エーテルで希釈した後、氷冷した
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注いだ。エーテル層を
飽和食塩水で洗滌し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、
減圧濃縮した。残渣をフロリジルカラムクロマトグラフ
ィー(ベンゼン)により精製し、純粋な7−フルオロ−
5,6−ゾヒドローPGM2αメチルエステル11.1
5−ビス(ジメチル−t−ブチル)シリル9−トリエチ
ルシリルエーテルを得た(6011119.収率53チ
)。
’ H−NMR(ODOI3. TMS 、 ppm 
) :δ5.17(IH。
am 、 J=48Hg 、 OHF )(23) 実施例6(プロスタグランジンのフッ素化)5.6−ジ
ヒドロ−ツーヒドロキシ−PGF2αメチルエステル1
1.15−ビス(ジメチル−七−ブチル)シリルエーテ
ル500 ”%+ (0,82mmol)の塩化メチレ
ン溶液(8g#)に0℃でピリジン1.66m/ (2
0,54m mob )つづいてトリメチルクロロシラ
ン690 /J l (4,11m mol)を滴下し
、同条件下で一夜間攪拌した。これを氷冷した飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液(30+wl)に注ぎ、水層をエ
ーテルで2回抽出した。有機層を硫酸銅水溶液、飽和食
塩水で洗滌し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後低沸点成
分を減圧除去すると5.6−ゾヒドロー7−トリメチル
シロキシーPG?2αメチルエステル11.15−ビス
(ジメチル−t−ブチル)シリル−9−トリメチルシリ
ルエーテルが無色の粘稠な液体として得られた(収i:
610町、収率はぼ100チ)。
上記生成物159〜(0,217mmol )の無水R
−113溶液(3gl)に−15℃でジエチルアミノサ
ルファトリフ聾オリド40μl(0,326(24) m mol)を滴下し、−夜間同条件下で攪拌した。
無水エーテルで希釈後氷冷した飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液に注いだ。エーテル層を飽和食塩水で洗滌し、硫
酸マグネシウムで乾燥した後減圧濃縮した。生成物を7
0リジルカラムクロマトグラフイー゛(ベンゼン)によ
り精製し、純粋な7−フルオロ−5,6−ゾヒドローP
GF、αメチルエステル11.15−ビス(ジメチル−
七−ブチル)シリル9−トリメチルシリルエーテルを得
た(74■、収率52チ) : l H−IJMRδ5
.15(IH+am、、y=48Hz、ORE’)実施
例7(グロスタグランジンのフッ素化)5.6−ジヒド
ロ−ツーヒドロキシ−15−シフロベンチルーPGF2
αメチルエステル11.15−ビス(ジメチル−t−ブ
チル)シリルエーテル205〜(0,336mmo1)
の塩化メチレン溶液(8gJ)に0℃でトリメチルシリ
ルジエチルアミド490μj(2,59mmo1)を滴
下し、室温下で20時間攪拌した。これを氷冷した飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液(20d)に注ぎ、(25) 水層をエチルエーテル(10mJ)で2回抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗′浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、低沸点成分を減圧除去すると、5.6−ジヒド
ロ−7,9−ビス(トリメチルシロキシ)−15−シク
ロベンチルーPGFIαメチルエステル11.15−ビ
ス(ジメチル−t−プチル)シリルエーテルが無色の粘
稠な液体として得られた(収量240q 、収率95%
)。
’ H−NMR(ODO13、TMEI 、ppm) 
:δ3.60〜4.18(31,m、−0HO8i) 
、4.35〜4.60(IHlm。
Cミ0−0HOS1)、5.30〜5.50(2■1m
、0H=OH)上記生成物のR−113溶液をピベリジ
ノサルファートリフルオリド(58μl 、 0.58
mmol)のR−txaly)の混合物に一30℃で満
々加えた。−10〜−15℃で20時間攪拌したのち、
先と同様の処理を行なって7−フルオロ−5,6−デヒ
ドロ−15−シクロペンチル−PG’F、αメチルエス
テル11.15−ビス(ジメチル−1−ブチルシリル)
9−トリメチルシリルエーテルを得た(118■、60
チ)。
(26) 1H−NMR(ODOII 、 TMS 、 ppm 
)δ5.09(IH。
tm 、J=50H2、OHF ) 代理人 内1) 明 代理人 萩原晃− (27) 88−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 炭素原子に結合したトリメチルシロキシ基を有す
    る有機化合一をアミノサルファーフルオライド系フッ素
    化剤でフッ素化し、該トリメチルシロキシ基をフッ素原
    子に置換することを特徴とするフッ素化方法。 2、 アルコール性水酸基を有する有機化合物の紋アル
    コール性水酸基をトリメチルシロキシ−基に変換し、次
    いでアミノサルファーフルオライド系フッ素化剤でフッ
    素化して該トリメチルシロキシ基をフナ素原子に置換す
    ることを特徴とするアルコール性水酸基を有する有機化
    合物の該アルコール性水酸基を選択的にフッ素原子に変
    換する方法。
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