JPS6032524A - 直流送電系統構成

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は直流送電の系統構成に係シ、特に、大地を帰路
とする双極直流送電系統の構成に関する。

〔発明の背景〕

大容量の直流送電系統として、第１図に示すように大地
を帰路とする双極送電系統が最も一般的である。

この系統構成では、たとえばＣＵ連系や、パシフィック
・インタータイなどに採用されているように、系統の運
用に柔軟性をもたせるため第２図に示す帰線転流遮断器
が利用される。以下にこの構成での系統運用を示す。

中　双極運転を大地帰路の片極運転にする。送電線路地
絡などで事故極を停止し、健全極を一時的に大地帰路で
運転する場合、逆変換器のバイパスペアを通じて健全極
の電流が地絡点に流れ続ける。

送電線路４が地絡したと仮定する開閉装置２は、常時１
開”で運転し、前述した健全極７から事故極６のバイパ
スベアを通じて流れ続ける電流を、開閉装置１を開放す
ることにより遮断する。健全極７の電流は開閉装置１’
　、：１通じて大地に流れ、運転を継続できる。

（１１）大地帰路運転を本線帰路運転にする。（１）で
大地帰路運転になった状態から、事故極６な停止し、送
電線路４を健全極７の帰路導体として使用したい場合、
開閉装置２及び断路器１４を投入し開閉装置３を開放す
る。

ＧｉＤ　本線帰路運転を双極運転にする。開閉装置３を
投入し、開閉装置２を開放して大地帰路運転とし、開閉
装置１を投入して変換器６ｔ−起動し双極運転にする。

このように、要求される運転モードに応じて４台の開閉
装置及び２台の断路器を動作させて運転状態を変更し、
柔軟な運転を可能にしている。ここで、４台の開閉装置
１〜３を帰線転流遮断器と呼ぶ。

しかし、この構成では、片端子当シ４台の帰線転流遮断
器と２台の断路器を複雑に連動して運転する必要があシ
、信頼性、経済性ともに好ましくない。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、帰線転流遮断器の構成を簡単化して少
ない帰線転流遮断器で柔軟な系統運用を可能にする直流
送電系統構成を提供するにある。

［発明の概要〕本発明は帰線転流遮断器を３台組合わせて、要求される
すべての運転モードに対応するものである。

〔発明の実施例〕以下本発明の実施例を図によって説明する。

第３図は系統構成を示す。双極をガす％換器６゜７は、
帰線転流遮断器１６を介してそれぞれの低圧側端子が接
続されている。帰線転流遮断器１６と変換器６との接続
部分および帰線転流遮断器１６と変換器７との接続部分
は、それぞれ帰線転流遮断器１７．１８を介して接地さ
れている。

前述の説明と同様、直流送電線路４を故障線路変換器６
を故障極として運用を説明する。

（１）双極運転を大地帰路の片極運転にする。変換器６
，７に並列接続されている断路器１９．２０は常時“開
”で、帰線転流遮断器１６．１７ｉ開放する。健全極７
の電流は帰線転流遮断器１８を介して大地に流れる。

（１１）大地帰路運転を本線帰路運転にする。断路器１
９を投入し帰線転流遮断器１６を投入し、更に帰線転流
遮断器１７．１Ｅｌ開放する。変換器６を点検する場合
には、図示していない変換器６の両端にある断路器を開
放して行う。

（ｉｉｌ　）　本線帰路運転を双極運転にする。帰線転
流遮断器１８を投入、帰線転流遮断器１６ｉ開放、断路
器１９ｔ−開放、帰線転流遮断器１７ｆｔ投入する。

帰線転流遮断器１６は常時“開”１閉”いずれでも運転
可能である。

このようにして、第３図の系統構成は第２図の系統構成
と同一機能を満足する。

〔発明の効果〕

以上のように本発明は、帰線転流遮断器を片端子歯９３
台で運転できるので経済性に優れ、また接地線を二重化
できるので信頼性に優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は大地を帰路とする双極直流送電系統の回路図、
第２図は従来の系統構成の要部回路図、第３図は本発明
の一実施例による系統構成の要部回路図である。

【特許請求の範囲】