JPS6031699B2 - 自己接着ラベルを貼付する手動の器具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は支持ストリップに取り付けた自己接着ラベルを
出す、すなわち、貼付する手動の器具に係り、この器具
にはラベルを常に１枚づつ送るため支持ストリップを段
階的に引き出す送り機構が装備され、この送り機構はま
わ切こ支持ストリップが巻かれ且つ一端部がハウジング
の１つの壁に固定したジャーナルを中心として回転可能
な巻き芯を備えている。

手動のこの種のラベル貼付器具の１つが米国特許第４０
５３３４５号明細書に記載されている。

この手動の貼付器具では、巻き芯は貼付器具に接続でき
る一端部が開放しているハウジングに装着されている。
巻き芯は、摩擦ディスクを介して支持ストリップを緊張
した状態で巻き芯に巻いて保持するよう駆動される。ラ
ベル支持ストリップの送りが終了したが巻き芯がまた摩
擦ディスクすなわちホイールにより駆動されている時、
摩擦ディスク駆動装置はすべりクラッチとして作用する
。前記米国特許の手動の貼付器具は、巻いた支持ストリ
ップを巻き芯から取り外すのが不便であるという欠点を
有している。

巻き芯のハウジングが巻き芯に巻かれるストリップのロ
ールよりあまり大きくならないので、巻いた支持ストリ
ップを巻き芯から取り外すためのストリップの端部を把
持することは容易ではない。本発明の目的は、巻き芯の
まわりに支持ストリップを巻き終った後に、該ストリッ
プを容易に取り外せるようにしたラベル貼付器具を提供
することにある。

本発明においては、支持ストリップをその供給部から引
き出すための機構が、当該貼付器具のハウジングの１つ
の壁に取り付けるれた円筒状外周菌を有するボスであっ
て、中心軸線を中心に回転可能とされるとともに同軸線
方向では実質的に動かないようにされたボスと、該ボス
上に上記軸線方向及び円周方向で可動なるように取り付
けられ、ボスにより上記軸線のまわりで回鯛駆動されて
、まわりに支持ストリップを巻き付けて、該ストリップ
の引き出し作用を行うようになされた円筒状の巻き芯と
を有し、ボスの外表面には溝が設けられ、該溝は当該ボ
スの上記１つの壁から離れた自由端部側から同壁に近い
池端部側に向うに従い、当該巻き芯が回転駆動される方
向に対して後方に向けて傾斜されており、また、巻き芯
の内孔の壁には上記溝と摺動可能に係合される突起が設
けられていることを特徴とする。

この貼付器具においては、支持ストリップを引き出すた
めにボスの溝から巻き芯の突起を介して巻き芯に回転駆
動力をかけると支持ストリップには張力がかかり、これ
により突起（従って、その巻き芯）が溝に沿って当該貼
付器具のハウジングの上記１つの壁に向けて（従って、
ハウジングの内部に向けて）動くような力を受け、該巻
き芯がハウジング内部の正しい位置に保持されるが、引
き出し作業が完了すれば上記の如き張力はかからず、巻
き芯を軸線方向で動かしてボスから容易に引き出すこと
ができ、従って支持ストリップは巻き芯から容易に取り
外せる。

溝と突起とを、上記とは逆に、溝を巻き芯の内孔壁面に
、また、突起をボスの外表面上に設けることができる。

この場合、溝は当該巻き芯の上記ハウジングの１つの壁
から離れた外方端部側から該１つの壁に近い内方端部側
に向うに従い、当該巻き芯の回転駆動方向に対して前方
に向けて傾斜される。この場合も、上記の場合と同様に
ストリップの引き出し作業中は巻き芯が貼付器具の内部
に適正に保持されるが、該作業の終了後はポスから容易
に取り外せる。なお、上記２つの場合において、溝の端
部にストッパ部村を設け、巻き芯をボスから取り外す方
向で所定距離だけ軸線方向で動かしたときに突起が溝の
ストッパに係合して、該溝から抜け出ないようにするこ
とができる。

このようにすれば、巻き芯を貼付器具ハウジング内部の
設定位置から外方の位置に動かして巻き付けた支持スト
リップを取り外し易くすることができ、しかも、巻き芯
は常にボスと係合しているので、ストッパがない場合の
ようにボスから外して、その後どこかに置き忘れるとい
うような廃れない。以下に添付図面を参照して本発明の
−実施例を詳細に説明する。

第１図に示した貼付器具を使用することにより、支持ス
トリップ２に順次に取り付けた自己接着ラベル１は、容
器３内に配置されたラベル供給リールから加圧ローラー
４が配置されているラベル出し位置にまでに運動する間
、印刷ユニット５により印刷され、また、支持ストリッ
プ２は間欠的に回転せしめられる巻き芯６によりラベル
１をはがすため偏向装置７のまわりを段階的に引っぱら
れる。

偏向装置７では、支持ストリップ２は約１８００にわた
り偏向せしめられ、従って、自己接着ラベルは自己の硬
さのため支持ストリップ２からはがされ配布位置に進む
。大部分が支持ストリップからはがされ且つ配布位置に
ある印刷されたラベルーは、加圧ローラー４か別の加圧
装置によりラベルを貼付される物体または部品に貼付で
きる。ラベルを印刷しまた間欠的に送るために必要な器
具の部品はハウジング内に配置される。

このハウジングは把手９を備え、この把手に向け手動レ
バー１０が戻いまねの作用にごからいピボツト運動せし
められることができる。手動レバー１０が内方にピボッ
ト運動することにより、印刷ユニット５は印刷ベッドに
向け運動せしめられる。手動レバー１０が反対方向にピ
ボット運動すると、巻き芯は、たとえば、ピニオンにか
み合っているラックとフリーホイール・クラッチとによ
り引出し方向にある角度にわたり回転せしめられる。巻
き芯６は、一端に半径方向外方に伸びるフランジー３を
備える円筒状またはドラム状とされており一端部がハウ
ジングの１つの壁８に固定されているジャーナル１を中
心として回転可能である。第５図に詳細に示してあるよ
うに、巻き芯６を駆動する円筒状のボス１２がジャーナ
ル１１に装着され、巻き芯はこのボス上で軸線方向に変
位できるよう保持されている。第２図、第３図および第
６図に示しているように、巻き芯６は２つの駆動突起１
４とボス１２上の（回転軸線に対してそれぞれ斜めに延
びている）２つの溝１５とを介してハプすなわちボス１
２に接続されており、駆動ボス１２が支持ストリップ２
の張力の下にある巻き芯６を、ジャーナル１１が固定さ
れているハウジングの壁８に向かう方向に変位させるよ
うにしている。

斜めに延びている溝１５は、巻かれる支持ストリップ２
の張力と共働して巻き芯すなわち巻きドラム６が常にハ
ウジング内に保持されるようにする効果を有する。溝１
５は回転軸線に平行に延びているボス１２の表面上の線
（すなわち、ボスの円筒状外表面の母線）に対して、ハ
ウジングの壁８から離れた側のボスの自由端部側から同
壁８に近いボスの池端部側に向うに従い、ストリップ巻
取方向とは反対方向すなわち後方に斜めに延びている。

母線に対する溝の傾斜角度は約１５ｏとされている。巻
き芯６がボス１２から抜け出ないように、溝１５の外万
端部はストッパ部１５のジャーナル１１の自由機に向い
た端部はストッパ部材１８により閉じられている。スト
ッパ部材１８の外向きの表面は面取りされ、従って、送
り込み面取り表面１９が形成され、この面取り表面１９
は巻き芯６かボス１２の弾性変形により巻き芯６が押し
進められるようにする。第３図と第４図とに示してある
ように、スロット３０がストッパ部村１８の両側に設け
られ、従って、溝１５の外方端部は弾性的舌状部に配置
されることになる。

この舌状部は巻き芯６がその駆動突起１４でボス１２上
に押されると、たとえば、１なし、し２肌だけ半径方向
に内方に押される。第１図と第５図とに示してあるよう
に、支持ストリップ２のロールを便利にほどくため、比
較的大きい閉口１７がハウジングの壁８に向かい合って
いるハウジングの壁１６に設けてあり、巻き芯６がこの
閉口１７を通りハウジングから抜き出せるようにする。

支持ストリップ２の端部が偏向装置７を通り過ぎると、
すなわち、張力が支持ストリップ２に最早や作用しなく
なると、巻き芯６は駆動突起１４がストッパ部材１８に
衝合するようになるまでジャーナル１１の自由端にまで
変位せしめられることができる。この位置において、巻
き芯６の大部分は第６図に破線で示してあるようにハウ
ジングから突出する。巻き芯６がこの位置にあると、貼
付器具をある角度に保持することにより、巻かれた支持
ストリップ２が自動的にたとえば、暦かご内にほどかれ
るようになる。第６図に示してあるように、巻き芯６に
は差込みスリット２０が形成され、このスリット２０‘
こは支持ストリップ２の先端部を差し込める。

支持ストリップ２の先端部は、巻取り方向と反対方向に
向けてスリット２０内に差し込まれ、ストリップの最初
の巻部分がこの差込み部分の先端部分に当接してドラム
６との間に締め付けるようにする。支持ストリップの先
端部を差し込みやすいようにするため、スリット２川ま
入口漏斗２２を形成するため差込み側が広くなっている
。巻芯６の外壁に示した矢印２１は差欠み方向を示す。

本発明の貼付器具では、巻芯６の回転角度は、各送りす
なわち前進毎に１枚のラベルが配布位置に正確に保持さ
れまた別の１枚のラベルが同機に正確に印刷位置に保持
されるよう制御される。

使用されるラベルには、送り機構を制御するため、隣接
したラベルの前綾部間の間隔に正確に一致する間隔をあ
げて設けた緑部の凹所が設けてある。凹所は感知部材す
なわち突起により機械的に走査される。凹所に係合する
感知部材は、巻き芯６の運動を、配布位置に移動される
ラベルが所定の位置に達すると直ちに巻き芯６の駆動が
制御可能なクラッチにより中断されるよう制御する。支
持ストリップのロールの直径は、巻いた支持ストリップ
の巻数に伴い変化するので、巻き芯６の回転角度は、既
に巻かれた支持ストリップのロールの直径が大であれば
ある程小さくする必要がある。

この理由のため、フリーホイール・クラッチの結合位相
は、ラベル１が支持ストリップ２に張り付く間隔に応じ
て制御される。手動レバー１０が内方にピボット運動す
ることにより印刷ユニット５が印刷ベッドに衝合するよ
うピボット運動せしめられるか、または、印刷ユニット
５と手動レバー１０とが戻いまねにより当初の位置にピ
ボット運動せしめられる時にでも、ピニオン２３が巻き
芯６に係合するようにできる。第５図に示してあるよう
に、ピニオン２３は歯付きセグメントの構造にしてあり
、駆動ボス２４上に配置され、この駆動ボス２４はボス
１２が装着されているジャーナル１１に装着されている
。

ボス１２は、巻き芯６を支持し、ボス１２の斜めに延び
ている溝１５に係合している駆動突起１４を介して該巻
き芯６に接続されている。ハウジングの壁８に固定した
ジャーナル１１と、駆動ボス２４と、被駆動ボス１２と
、コイルばね２５により形成されたフリーホイールクラ
ッチと、コイルばね２６によって形成された逆転止め錠
と制御ケージ２７とは主として巻き芯６内に配置されて
いる。制御ラッチすなわち爪２８は、駆動ボス２４とそ
れに接続されたコイルばね２５とが駆動方向に回転する
とコイルばね２５に負荷がかけられ、従って直径が小さ
くなり直ちにボス１２に係合するように制御ケージ２７
に作用する。

もし制御ラッチすなわち爪２８が制御ケージ２７から引
き上げられると、コイルとまねはその直径が大きくなり
駆動ボス２４とボス１２との間の係合が絶たれるように
してゆるめられる。そのようになるとコイルばね２５は
駆動ポス２４が駆動方向に回転せしめられる時だけ、駆
動ボス２４とボス１２との間を接続する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ラベルの支持ストリップ用の本発明の巻き機
構を備えた貼付器具の側面図；第２図は巻き芯と巻き芯
を駆動するボスとの斜視図；第３図は駆動ボスと巻き芯
との正面図；第４図は駆動ボスの側面図；第５図は巻き
芯と、ボスと駆動部品と断面図；第６図は巻き芯の側面
図である。 ＦＩＧ．ｌＦＩＧ．２ ＦＩＧ．３ ＦＩＧ・ム ＦＩＧ．５ ＦＩＧ．６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 支持ストリツプ上に張り付けられた自己接着ラベル
   を常に１枚づつ送り出すため支持ストリツプを段階的に
   引き出す機構が設けてある手動のラベル貼付器具におい
   て、上記引出機構が、 当該貼付器具のハウジングの１
   つの壁８に取り付けられた円筒状外周面を有するボス１
   ２であつて、中心軸線を中心に回転可能とされるととも
   に同軸線方向では実質的に動かないようにされたボス１
   ２と； 該ボス上に上記軸線方向及び円周方向で可動な
   るように取り付けられ、ボスにより上記軸線のまわりで
   回転駆動されて、まわりに支持ストリツプを巻き付けて
   、該スリツプの上記引き出し作用を行うようになされた
   円筒状の巻き芯６と、を有し、 ボスの外表面には溝１
   ５が設けられ、該溝は当該ボスの上記１つの壁８から離
   れた自由端部側から同壁８に近い他端都側に向うように
   従い、当該巻き芯が回転駆動される方向に対して後方に
   向けて傾斜されており、また、巻き芯の内孔の壁には上
   記溝と摺動可能に係合される突起が設けられていること
   を特徴とする自己接着ラベルを貼付する手動の器具。 ２ 溝１５が、ボス１２の外表面上に該ボスの中心軸線
   に平行な線に対し１０°ないし３０°の角度で延びてい
   る特許請求の範囲第１項の器具。 ３ ２つの溝１５が互いにボスの外表面の直径方向で反
   対側に設けられ、これらの溝に係合する２つの突起１４
   が巻き芯６の内孔の壁上に設けてある特許請求の範囲第
   １項若しくは第２項の器具。 ４ ボスの自由端部側にある溝１５の端部に、上記突起
   が該端部から抜け出るのを防ぐストツパ部材１８が設け
   てある特許請求の範囲第３項の器具。 ５ ストツパ部材１８が、半径方向内方に弾性変形可能
   のボス１２の個所に配置されている特許請求の範囲第４
   項の器具。 ６ ストツパ部材１８が軸線方向において外側に差込み
   斜面１９を備えている特許請求の範囲第５項の器具。 ７ 支持ストリツプ上に張り付けられた自己接着ラベル
   を常に１枚づつ送り出すため支持ストリツプを段階的に
   引き出す機構が設けられてある手動のラベル貼付器具に
   おいて、上記引出機構が、当該貼付器具のハウジングの
   １つの壁８に取り付けられた円筒状外周面を有するボス
   １２であつた、中心軸線を中心に回転可能とされるとと
   もに同軸線方向では実質的に動かないようにされたボス
   １２と； 該ボス上に上記軸線方向及び円周方向で可動
   なるように取り付けられ、ボスにより上記軸線のまわり
   で回転駆動されて、まわりに支持ストリツプを巻き付け
   て、支持ストリツプの上記引き出し作用を行うための円
   筒状の巻き芯６と、を有し、 巻き芯６の内孔の壁には
   溝が設けられ、該溝は当該巻き芯の上記１つの壁８から
   離れた外方端部側から同壁８に近い内方端部側に向うに
   従い、当該巻き芯が回転駆動される方向に対して前方に
   向けて傾斜されており、また、ボスには上記溝と摺動可
   能に係合される突起が設けられていることを特徴とする
   自己接着ラベルを貼付する手動の器具。 ８ 溝１５が、巻き芯６の内孔の壁上の上記中心軸線に
   対し１０°ないし３０°の角度で延びている特許請求の
   範囲第７項の器具。 ９ ２つの溝１５が互いに巻き芯６の内孔壁の直径方向
   で反対側に設けられ、これらの溝に係合する２つの突起
   １４がボスの外表面上に設けてある特許請求の範囲第７
   項若しくは第８項のいづずれかに記載の器具。 １０ 巻き芯の内方端部側にある溝１５の端部に、上記
   突起が該端部から抜け出るのを防ぐストツパ部材１８が
   設けてある特許請求の範囲第９項の器具。 １１ ストツパ部材１８が軸線方向において内側に差込
   み斜面１９をを備えている特許請求の範囲第１０項の器
   具。