JPS6031527B2

JPS6031527B2 - フイルタプレスの液受装置

Info

Publication number: JPS6031527B2
Application number: JP57218844A
Authority: JP
Inventors: 徹也栗田; 晴夫浜崎; 淳片岡
Original assignee: Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1982-12-13
Filing date: 1982-12-13
Publication date: 1985-07-23
Also published as: JPS59109214A

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明は、原液を炉澄と炉液とに分離して回収するフィ
ルタプレスに関し、より詳細には、フィルタプレスの炉
過時、炉板間から漏洩滴下する炉液を受け取ってこれを
回収する液受装置に関するものである。

従来技術従来より知られているこの種の液受装置の１つは以下の
如き構成となっている。

すなわち、炉板の下方両側にかつフィルタプレスの長手
方向沿いに一対のレールを設けると共に、議しール上に
複数枚の液受皿を設けており、この液受皿を炉過時には
炉板の下方、すなわちレールの液受城に位置せしめる一
方、炉板開枠時に上記波受城から、炉板の下方から外れ
た位置、すなわち退避城に上記しール沿いに移動せしめ
るようになっている。

そして、上記複数枚の液受皿は退避城において、上下方
向に積み重ねた状態で退避せしめられた構成となってい
る。このように、退避域に液受皿を上下方向に積み重ね
れば、各液受皿を拡げた状態で退避させる場合に比べて
、フィルタプレスの長手方向の退避空間を小さくできる
利点を有する。

ところが、この方式においても少なくとも退避域でフィ
ルタプレスの長手方向に沿う液受皿の板中の寸法が必要
となる。

これは、特に、小型のフィルタプレスにおいて、フィル
タプレス全体をより小型化することを妨げる一因ともな
っており、退避空間のより小さなものが要請されていた
。発明の目的本発明の目的は、上記要請に答えるもので
あって、液受部村の退避空間をフィルタプレスの長手方
向においてより小さくすることができるフィルタプレス
の液受装置を提供することにある。

発明の構成本発明に係るフィルタプレスの液受装置は、
炉坂下方両側にかつフィルタプレスの長手方向沿いに、
内側レールと外側レールとよりなる粗レールを夫々設け
、該粗レール上にかつ粗レール沿いに複数の液受部村を
前後動自在に支持し、該液受部材を液受城から退避域に
渡って上記組レール上を前後に移動させる駆動装置を設
けてなるものであって、上記組レールのうち外側レール
は上記液受部材の液受城から退避城に渡って伸長してい
る一方、上記内側レールは大略液受部材の液受域に伸長
しており、また、上記各液受部材は、その両側部の前側
に外側レールに支持された外ローラを、また、その後側
に内側レールに支持された内ローラを夫々備え、上記液
受部材は、その液受城においては、相対的に後側に位置
する上記部材の前緑部がこれに隣接する前側の部材の後
綾部上に順次重ね合わされた状態で上記一対の組レール
に支持される一方、その退避城においては、上記部材の
一対の外。

−うのみで上記外側レールに吊下げ支持されるようにし
たことを特徴とする。実施例以下、図示の実施例に基づいて本発明を具体的に説明す
る。

第１図において、１，２は基礎床面３上に立設した前、
後部スタンド、４，・・・，４は前、後部スタンド１，
２間に渡した一対の側ビーム５，５間に前後方向にスラ
イド自在に懸架された炉板、６は後部スタンド２に設置
した油圧シリンダ装置７により前後方向に駆動される可
動板で、可動板６の前進で炉板４，・・・，４を前部ス
タンドー側に締付けた状態で炉過を行ない、炉過終了後
、可動板６を後退させ、炉板４，・・・，４を一定の間
隔に関枠することにより、炉布により捕獲した炉燈ケー
スをフィルタプレス下部の基礎床面３に凹設したケーキ
回収ビット（図示せず）内に落下させて回収する。

上言己淀過時において、炉板間から滴下する洩液を回収
すべ〈、炉板４，…，４下方の空間１川こ設けられたの
が、液受装置９である。

この液受装置９は、第２図に示すように、炉板下方両側
にフィルタプレスの長手方向沿いに夫々並設された粗レ
ール１２と、該組レール１２上に前後動自在に支持され
た複数の液受部材１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄと、
該液受部材１３ａ，・・・，１３ｄを液受城Ａから退避
城Ｂに渡って上記題しール上を前後に移動させる駆動装
置１８とから大略構成されている。

上記組レール１２は、断面１型のレール本体１２ａの内
側に、外側レール１４と、該外側レール１４よりも一段
下方に下げた内側レール１５とを設けたものである。

この外側レール１４は、各液受皿１３の液受城Ａから退
避城Ｂに渡って伸長しており、退避域Ｂにおいてレール
上部を功欠し、て係止部１４ａを形成している。また、
上記内側レール１５は、各液受皿１３の大略液受域Ｂに
伸長しており、退避城側端緑に、下方にわん曲した曲部
１５ａを設けている。一方、上記液受皿１３は、粗レー
ル１２に沿う各液受皿１３の縦の長さの合計寸法が綿付
状態の炉板４，・・・，４の厚みの合計寸法よりも長く
なっており、かつ各液受皿１３の機の長さは、各炉板４
の中寸法よりも長くなった長方形状の箱体である。

この各液受皿１３の両側部には、その前側に上記外側レ
ール１４，１４上に支持された一対の外ローラ１６，１
６を備え、またその後側に上記内側レール１５，１５上
に支持された一対の内ローラー７，１７を備えている。
このように、高さの異なる外側レール１４，１４及び内
側レール１５，１５上に内・外ローラー７，１７；１６
，１６を夫々支持することにより、各液受皿全体が後方
下向きに傾斜させて各液受皿１３に受け合った洩液を集
めやすくし、各液受皿１３の後端角部底面に設けた洩液
排出管１９から、一方の組レール１２の内側に設けた洩
液回収樋２０内に回収するようにしている。さらに、各
液受皿１３の各外ローラ１６の軸１６ａとこれに隣接す
る液受皿１３の各外ローラー６の軸１６ａとを細２２で
連結して、最前位置の液受皿１３ａを前方向に移動させ
ると他の液受皿１３が上記紐２２の展張により順次に液
受城Ａに配置されるようにしている。この液受皿１３は
、液受域Ａにおいては、相対的に後側に位置する上記液
受皿１３の前綾部がこれに隣接する液受皿１３の後緑部
上に順次重ね合わされた状態で上記一対の細レール１２
，１２に支持されるようにしている。なお、各液受皿１
３の外ローラ１６，１６の一方には、外側レール１４を
挟みつけるようにフランジ部を備えて、各液受皿１３の
横方向への移動を規制している。一方、上記駆動装置１
８は、後部スタンド下部に支持した可逆モータ２１と、
上記各組レール１２の外側面に、スブロケット２４，２
４でチェーン２３を張設している。

このチェーン２３には、液受皿１３の数と同数の当接板
２５が突設されており、チェーン２３の駆動により上記
当て板２５を各液受皿１３の各外ローラ１６の軸１６ａ
に当接し、各液受皿１３を後方に移動させるようにして
いると共に、最前位置の当援板２５を最前位置の液受皿
１３ａの外ローラ１６の軸１６ａに固定し、チェーン２
３の駆動により、上記最前位置の液受皿１３ａが常時、
駆動されるようにしている。次に、上記構成に係る液受
装置９の作動について説明する。

第１，２図に示すように、締付、枕態の炉板４，・・・
，４下方に、液受皿１３が、液受城Ａにおいて重なり合
った状態で一対の粗レール１２，１２に支持されたとき
に、炉板間から滴下する洩液を回収する。一方、液受皿
１３を退避城Ｂに退避させるときには、可逆モータ２１
を駆動してチェーン２３を同期回動させる。

このチェーン２３の回動により最前位置の当綾板２５に
固定された最前位置の液受皿１３ａを後方向に後退させ
ると共に、残りの各当接板２５を各液受皿１３の外ロー
ラ１６の軸１６ａに当接して、略同期して各液受皿１３
を後退させる。そして、各液受皿１３の内ロール１７，
１７を、第３図に示すように、内側レール１６，１５の
曲部１５ａ，１５ａの案内で該内側レール１５，１５の
支持を無くし、外ローラ１７，１７のみにより各液受皿
１３を外側レール１４，１４に上下方向沿いに吊下げ支
持し、外側レール１４の係止部１４ａに外ローラ１６を
係止させ、関枠状態の炉板４，・・・，４下方以外の退
避城Ｂに液受皿１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄを退避
させる。したがって、炉板４，・・・，４が閥枠される
と、炉澄が何ら支障なく回収ビットに落下・回収される
。さらに、再び、液受皿１３を炉板下方に配置するとき
には、上記可逆モータ２１を逆駆動してチェーン２３を
逆回動させる。

そして、チェーン２３に設けた最前位置の当援板２５を
介して最前位置の液受皿１３ａが前方向に前進させられ
る。このとき、退避城Ｂで内側レール１５，１５から外
れた各液受皿１３の内ローラ１７，１７は、内側レール
１６，１６の曲部１５ａ，１５ａにおいて、再び内側レ
ール上に復帰し、以後、外ローフ１６，１６とともに各
液受皿１３を円滑に前進させる。この最前位置の液受皿
１３ａの前進に伴い、これと紐２２，２２で相互に連結
された後側の液受皿１３ｂが上記紐２２，２２の辰張に
より前方向に引張り駆動され、この液受皿１３ｂも前進
する。以後、残りの液受皿１３ｃ，１３ｄも同様に前進
させられて、第１，２図に示すように縦付状態の炉板４
，・・・，４下方に配置される。なお、本発明は本実施
例に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施
できる。例えば、各組レール１２において内側レール１
５と外側レール１４に段差を設けず、もしくは一本の平
滑面を有するレールとし、液受皿１３の外ローラ１６と
内ローラー７との径を異ならせることにより、液受皿１
３を傾斜させるようにしてもよい。また、液受部村を液
受皿１３に限定することなく、板状のものとしてもよく
、その枚数、大きさ、形状等も任意でよい。また、各液
受皿１３の内ローラ１７及び外ローラ１６の数は任意で
よい。また、駆動装置１８としては、チェーン２３の代
わりにベルト、ロープ等を用いたり、もしくは各液受皿
１３に直接設けたりしてもよい。また、隣接する液受皿
１３，１３の外ローラー６，１６の麹１６ａ，１６ａ間
に設けた細２２は、チェーンやベルト等としてもよい。
この細２２の連結箇所も外ローラ１６，１６の軸１６ａ
，１６ａ間に限定されない。発明の効果本発明は、液受部村が、その移動時には内ローラと外ロ
ーラで組レール上を前後動する一方、退避城では外ロー
ラで組レールの外側レールに吊下げ支持し、液受部材の
退避空間を大略談部材の厚みと部材個数の積に寸法構成
したので、液受部材の退避域における退避空間をフィル
タプレスの長手方向において非常に小さくすることがで
きるとともに、１つ１つの液受部材が独立しているので
用途に応じて枚数を増減させたり、大きさの異なるもの
に交換したりすることができるうえに、各液受部村の液
受皿から退避域への移動が円滑に行うことができ、かつ
構造も簡単で安価に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例に係る液受装置を備えたフィ
ルタプレスの側面図、第２図は第１図の液受装置を示す
斜視図、第３図は上記液受装置の作動を示す説明図であ
る。４・・・・・・炉板、９・・・・・・液受装置、１２・
・・・・・組レール、１３・…・・液受部材、１４・・
・・・・外側レール、１５……内側レール、１６……外
ロール、１７……内ローラ、１８・・・・・・駆動装置
。第１図第３図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

１濾板下方両側にかつフイルタプレスの長手方向沿い
に、内側レールと外側レールとよりなる組レールを夫々
設け、該組レール上にかつ組レール沿いに複数の液受部
材を前後動自在に支持し、該液受部材を液受域から退避
域に渡つて上記組レール上を前後に移動させる駆動装置
を設けてなるフイルタプレスの液受装置であつて、上
記組レールのうち外側レールは上記液受部材の液受域か
ら退避域に渡つて伸長している一方、上記内側レールは
大略液受部材の液受域に伸長しており、上記各液受部材
は、その両側部の前側に外側レールに支持された外ロー
ラを、また、その後側に外側レールに支持された内ロー
ラを夫々備えると共に、上記部材の液受域においては、
相対的に後側に位置する上記部材の前縁部がこれに隣接
する前側の部材の後縁部上に順次重ね合わされた状態で
上記一対の組レールに支持される一方、上記部材の退避
域においては、上記部材の一対の外ローラのみで上記外
側レールに吊下げられた状態で支持されるようにしたこ
とを特徴とするフイルタプレスの液受装置。